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流行スタイルはもちろん、似合わせカットやデザインカラー、ヘアアレンジも得意です。可愛くキレイになってもらいたい!そんな想いをもって丁寧に施術させて頂いています。どんな些細なことでも相談して下さい。女性から見る視点でアドバイスさせて頂きます。
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いつもご覧いただきありがとうございます。 やっぱり艶かなと思ってます。 白髪ぼかしで髪質改善してマイナス5歳を目指してみませんか? ↑↑↑ ご予約はプロフィール欄の【予約する】よりよろしくお願いします。 📲 ・ 2023年のテーマ✋ 「ちょっとアガル瞬間を〜」 美容室に来て綺麗になるのは勿論ですが、非現実な時間をゆっくり過ごしていただきたく思います。そして家に帰ってからの髪を扱う時にいつもと違う「ちょっとアガル瞬間を」感じていただきたく思います Menu Price💴 ♦️脱白髪染め♦️ 【髪質改善白髪ぼかしリタッチ】 8,800円 【髪質改善白髪ぼかしリタッチ➕カット】 14,300円 【髪質改善白髪ぼかし全頭カラー】 11,000円 【髪質改善白髪ぼかし全頭カラー➕カット】 16,500円 超ロング(胸下)+1,100円 ✨全て指名料込みのお値段になっております。✨ ・ ・ 👀白髪ぼかしについて👀 興味を持っていただきありがとうございます。 とても自信を持ってお勧めできるmenu【他とは違う白髪ぼかし】になります。 ちょっと簡単に説明とこだわりを ・ ❶白髪ぼかしとは・・・ 白髪染め剤とブリーチ剤を使わず、ファッションカラー(赤みを消す)剤のみを使用して行います。 白髪を黒髪に寄せる染め方を白髪染めと言い、黒髪を白髪が染まる透明感に近ずける染め方を白髪ぼかしとしています。 ・ ❷ダメージについて 優先順位に、1に白髪を目立たなくする2にダメージをおさえる、3にデザインというように優しいご提案を心がけています。 ・ ❸艶 大人女性が好むものとしてツヤツヤにします。トリートメント成分の高いカラー剤を使用します✨ ・ ❹手触り最高 白髪染め特有のゴワゴワとした手触りからバイバイ。1回の白髪ぼかしで9割近い方が実感👍 ・ ❺退色後の色がいい 時間が経ち毛先の色が抜けた後の色が赤みがなく更に透明感ある毛先に㊙️ ✨365日綺麗にいて欲しい✨ 【こだわり】 皆様に関わる美容師として「365日綺麗な髪」を責任持ってデザインしています。 私が手を入れた翌日から常に綺麗で周りから褒められるヘアスタイルを目指しています。 「simple is best」で再現性の高い、朝自分でスタイリングした瞬間に感じる違和感を楽しんでいただきたいです。 ✂️カット✂️ カットへも特別な拘りがあります。 アップしてるスタイルはロングのみで統一しておりますが、実はショートのお客様が多いのはここだけの話🤫 一ヶ月二ヶ月先もスタイルが崩れないこだわりのカットを是非!! 髪に関する正しい知識からご提案する 皆様がもし、今よりもさらに綺麗な髪、艶のある髪、透明感のある髪を目指すのであれば 正しい髪に関する知識が必要不可欠です。 正しい知識を得て、正しい方法で扱ってあげるだけで大丈夫なんです。 皆様のための「綺麗の助っ人役」として。 ・ 是非一緒に白髪や普段のお手入れの悩みを解決しましょう😄👍 ・ 😱ヘナカラーされてる方はカラーが染まらないのでご予約の際はご注意ください!! カラートリートメントに関しても同じく色が入らないものもございます。一度相談してください。 ・ ・ ⚠️プロフィール下のURLより【指名して予約する】をタップし、クーポンを選び、スケジュールより希望の時間よりご予約ください。もし✖️になってても直接Instagramのダイレクトメッセージよりご連絡頂けましたらご案内する事も出来ますのでお気軽にお問い合わせください。 是非お得なクーポンをご活用下さいませ🙆♂️ ・ それでは皆さん快適なヘアーライフを🥰 @three.__official ・ ---------------✂︎----------------------------- #白髪ぼかし#40代ヘアースタイル #30代ヘアースタイル #大阪#北浜#美容室#TOKIOトリートメント#髪質改#脱白髪染め#エイジング#白髪染め#大阪美容室#明るい白髪染め#ゼロテク#頭皮につけない白髪染め#大阪白髪ぼかし#大阪脱白髪染め #50代ファッション #40代ファッション #30代ファッション #大人女性美容室#大人女性ヘアスタイル#大人女性ヘアカタログ#大人女性ヘアアレンジ#大人女性美容師#オトナ女子ヘアスタイル#頭浸浴#アンチエイジングヘア#40代女性美容室#50代女性美容室 (Three北浜) https://www.instagram.com/p/CqZ4YkprOV2/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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白髪ぼかしハイライトとは!?
白髪ぼかしにはいろいろなやり方がありますが、今回はハイライトでボカす方法です!
白髪ぼかしハイライトとは!?
こちらの写真のように、ホイルを使って
3ミリくらいのメッシュをたくさん入れます!
だいたい、ホイル40枚〜入れます!
このように、細かいメッシュがたくさん入ります!
まずは、メッシュと白髪とつなげて目立たなくします。
ブリーチは基本的にケアブリーチを使い
髪質やダメージに合わせてパワーコントロールします。
そのメッシュが入ったベースの上から
なるべく明るめのカラーをします。
そうすることで、白髪染めでは白と黒で目立ってしまっていた
コントラストが弱くなり、目立ちにくくなります。
根本が伸びてきた時に、白髪とハイライトがつながって
どっちかわからなくなってボカせます。
白髪を黒髪に戻すことはできないので、
あくまでもボカしてわかりにくくする技術です。…
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白髪ぼかし3回目!
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𝕝𝕟𝕤𝕥𝕒𝕘𝕣𝕒𝕞をご覧の皆様 おはこんばんちわ~‼️ #ウシロノヘアカタ #ヨコノヘアカタ 今回は計画的に明るくしていく ショートスタイルです。 初来店時は結構しっかり暗めの カラーをさせていただいたのですが 白髪との向き合い方の話で 暗めに染めた時のコントラストを 気にしていては… いつまでも気になって しかもだんだん早く気になる ようになってくる💦 いたちごっこのような感じに。 髪色に制限があるとなかなか 一気に明るくは難しいので 長期的計画で明るくしていく カラーの頻度を減らし、頭皮を いたわり、健康な髪を育てる プロジェクト‼️ #健髪育プロジェクト 名前は今勝手につけました��� これに、ご賛同の皆様は これからのヘアカラーを 年単位で計画していきましょう。 それではまた次の投稿で See you NEXT Time👍 僕の中の髪型を決める際に 重要視する3大ポイントは☝️ ①やりたいかやりたくないか ②似合うか似合わないか ③オシャレかオシャレじゃないか * この投稿を見たあなたの髪を切るのは… オレかオレ以外か…は違うか(笑) ♚ 今、目の前の担当している お客様にとって何がBESTなのか🧐⁉️ 四六時中考える服部です。 よろしくお願いします🙇♂️ * ヘアを自分史上最高にカワイクして 毎日ハッピーな毎日を 僕と一緒に始めませんか…💓 ✩ たくさんのお客様のヘアパートナーに なりたい!! ✯ ✩ #僕のセブンルール 【レディ編】 【ユウイチの7⃣ルール】 1⃣髪の生え方や癖を見る 2⃣頭の骨格を感じる 3⃣顔立ちを見る 4️⃣鏡越しに表情などをみる 5⃣前髪、顔周りは特に丁寧に仕上げる 6⃣椅子を回して360度のシルエットチェック 7⃣『僕の目をみて』と正面から質感チェック ★ ☆ △夢中になってるアプリのアカウントI.D. ▼Instagram:69_top_of_creator_96 ♢Tik Tok:6_hairdresser_9 ⿴ZEPETO:3XD7F6 ⿻YouTube:服部裕一のゆうチャンネル フォローしてくれたら飛んで喜ぶ。 ⿸ 【Hair menu】 cut…4500 color:retouch…5800 fulllengthcolor…8000~ doublecolor…15700~ medicalcolor…7300~ pointbleach…3600~ perm…9900~ medicalperm…16500~ pointperm…4000~ treatment…3000~ headspa…5000~ ※料金は税別+長さにより変わります。 ♡ヘアスタイル創りのコンセプト↓ ♥髪は作物、頭皮は畑、カットは剪定。 ♡ #名古屋 #名東区 #名古屋カフェ #名古屋美容師 #zele一社 #madeinゆういち #名古屋のyoutuber美容師 #毛束つまみがちな人 #僕にしか出来ないヘア #大人ショート #徐々に明るく #耳かけショート #ゆくゆくは脱白髪染め #ハンドブロー仕上げ #こだわりのえりあし #オルチャンヘア #perm #be容師 #レア髪 #認知されたい #いいねコメントフォロー待ってます #頭は丸い #髪は動いてこそ美しい #ホットペッパービューティー ✩ ZELE一社( ✧Д✧) カッ @69_top_of_creator_96 愛知県名古屋市名東区一社1-87 ユウトクビル2階 ☏052-709-4100 営業時間 平日*土曜日 10:00~19:00 日曜*祝日 9:00~17:00 今までイメージ通りの髪型になったことのない方😫 自分に似合う髪型が分からない方🧐 ぜひお気軽にDMでご相談下さい👍 #服部裕一 ✩ お電話予約の際は あなたの綺麗を叶える魔法の合言葉は 『服部さんのインスタを見た!』ですよ。 特典があるかもしれませんよ。 ✩ トップのリンクから ホットペッパーのWeb予約出来ます!! おかげさまで口コミ高評価増えてます。 ありがとうございます。 (Itsushiya, Meito-ku) https://www.instagram.com/p/CpFVdYBvflV/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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カレンチャン-WORK-
ウマ娘 プリティダービーより
Cerberus Project フレンチドール様のガレージキット カレンチャン
製作工程まとめです。
トレフェスオンライン12にて購入
出戻りでガレキをやり始め(といっても美少女ガレキは今作で人生6体目)た為トレフェスオンライン自体初でした。いい時代になったものです。
早速仮組
いくつか埋めた気泡はあるものの微細気泡もなくパーティングラインもそこまででした。
もうカワイイ
台座は100均フォトスタンドにそれっぽいフェルトを敷いてます。
面相
いつものリキテックスソフトを使用
下描きが馴染む気がするのでプライマー→クリアコート後に目を描いてサフレス塗装
ただオーバーコートを吹きすぎてまつ毛が消えすぎたので後に修正してます。
髪
キャラデザの原画とゲーム内で微妙に違うのと(ゲーム内は赤が強め?)寒色と暖色の間といえばいいのかこれが微妙な色で寒色系の銀髪好きの自分は大苦戦。
FGプラチナブロンドから立ち上げた結果
まぁ黄色い
流石にドボンしてベースにラスキウスの亜麻色を使用したものがこちら
ラスキウス使っとけばなんとかなるのでは?
他の作例より寒色寄りな気もしますがゲーム内はこれくらいの印象なのでこれでよしとしました。
さらにゲーム内で特徴的なハイライトもマスキングで塗り分け
脚 赤タイツの塗装は初めてでしたが中々いい感じ
太ももと一緒に全体を肌色で塗った後マスキング後クリアレッドを重ね塗り、シャドウはクリアパープルで 最後にクリアイエローをオーバーコート
勝負服等
シャドウにココアブラウンを吹いた後フィニッシャーズのクリアブラックで調整(茶系なので助かります)
艶消し前はかなり濃淡を出せたと思いましたが艶消しで仕上げるとあっさりめに
今回の反省は今後の参考にします。 やはり黒は難しい。
フリル含め勝負服自体の白はナッツホワイトベースで暖色寄りに仕上げてます。
ストライプ柄も初でした。 これもなかなか難しい。
途切れた細い線は面相筆でちまちま修正しました。
今作の難所 金色の装飾部分
フチはマスキング、正面の細かい部分は4アーティストマーカーにて筆塗り。
シルバーに近い上品な金にしたかったのでEXゴールドを使用、マーカーも金と銀を混ぜて近い色にした上で塗ってます。
ペチコート(スカート裏)こちらも難所
そのまま接着しても見えずらい部分ではあるのですがスカートを着脱仕様にするとやはり見られる部分の為一応合わせ目消しを行いました。 もはや気分の問題。
塗装後の作業なので気を使います。
ところどころ筆入れ、修正を行なって組み付けたら…
完成!
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Persona 3 Club Book Strega pages scan and transcription.
ストレガ
Strega
主人公たち特別課外活動部の行く手に現れる謎の3人組。同じペルソナ使い ながらあくまで敵対する彼らもまた、彼ら自身の信念でその限られた力を振るっている。
復讐代行屋 Strega
港区全域
自らをストレガと名乗る3人組の表向きの顔は、「復讐依頼サイト」に書き込みされた内容を受けて、自ら手を下せない依頼人の代わりに復讐を果たすことだ。人知れず所持する武器を手に、彼らは裏社会を渡り歩いている。
3人はいずれもかつて幾月が、ペルソナ能力者開発のためにグループ内部にすら秘密裏に進めてきた研究の被験者だ。非合法の人体実験で多くの子どもたちが命を落とすなか、幸運にも生き永らえて能力を開花させたものの、悲惨な実態を目の当たりにして研究所から逃亡し、身を寄せ合って生きてきた。
ペルソナ能力の発現と引き換えに心身に過剰の負担を負う彼らは、制御剤の力を以ってすら長くは生きられない。生命としてのルールを逸脱した運命に魅入られ、彼らは刹那的な衝動にのみ突き動かされて生きている。
たった3人だけで影時間に生きてきた彼ら。宵も享楽を求めて夜の街を笑う。
タカヤ Takaya
凶行の担い手
ストレガの実質的リーダー。3人の中では推定年齢が一番高く、研究所から逃亡した当初から指導的立場に立っている。刹那的・虚無的な思考が強く、自分にも他者にもあらゆる物事への執着の愚かさを説く。復讐代行屋として銃の引き金を引くときも、自分の享楽はもちろんだが、相手の生にしがみつく無様な姿を浄化してやろうという思いがあるようだ。
かつて同列の研究対象であったタルタロスは、忌まわしい邪悪なものではなく、甘美な悪夢をもたらす近しいものだと考えており、ペルソナ使いの存在はもまた、タルタロスあってのものだとしている。そのため真意を知らずタルタロス破壊を目指す主人公たちの存在は、愚かな人間がシャドウの恐怖に怯えることへの嘲笑も込めて、抹殺すべきものだと捉えている。
主人公たちの働きではからずも滅びそのものである二ュクスの復活が秒読み段階に入ると、自ら二ュクスの代弁者を名乗り、滅びと破壊の思想で扇動する。
タカヤの救世主思想
• あなたが自覚している悪意と、相手が感じている悪意とは無関係⋯ 人はみな、聞きたいように聞き、信じたい事だけ信じるものです。(6月22日影時間・裏通り)
• 聞けば、人々を守るための、“善なる戦い” だとか。ですが⋯ 今夜はそれをやめて頂きに来ました。(8月6日影時間・防空壕跡)
• 時の限られたこの体⋯力を失ってまで生き永らえるなど無意味⋯ ならば、 私の生きた証⋯ この地に立てるのみ!(11月3日影時間・ムーンライトブリッジ)
• 分かっていますね⋯? 君には “居場所” など無い⋯ 私たちと来る以外にはね。君もよく知っている筈だ⋯ 怖いのは死ぬ事なんかじゃない。(11月21日深夜・辰巳記念病院)
• フ⋯亡霊などではありませんよ⋯ 生に “執着” などしなかった我々を、運命はそれでも “生かした”⋯ 私は “選ばれた” のです。(11月22日影時間・タルタロス)
自分たちの思想こそが浄化された世界を作ると信じるストレガのリーダー。痩せこけた体に長い髪、色素の薄い瞳という憂世離れした姿。
欲深き自称メシア
ほぼ同年代のはずのストレガですがタカヤは見るからに老け顔。不精ヒゲを剃って髪を切ったらかっこいいのに。
ジン Jin
知性派の爆弾魔
タカヤの右腕を務める少年。自作の爆弾を持ち歩き、武器として使用している。
社会から隔絶された自分たちだけのコミュニティの中で生きているストレガは、物資の調達の大半を影時間を利用した略奪行為によってまかなっているが、その指揮を担うのがブレーンであるジン。特別課外活動部を脱退してからの荒垣に接触し、ペルソナ能力抑制のための制御剤を提供することになったのも、ジンの情報収集能力あってのことである。またネットでは同名のハンドルネームで知られており、その知名度と情報操作のノウハウが、ニュクス教を一気に広げることを可能にした。
つねにともに生きてきたタカヤを崇拝しているが、それゆえに狂気の思想に囚われる彼を、命を捨てていさめようとする。
物議を醸す髪の構造がよくわかる右からの一枚。身につけているものひとつひとつにもこだわりが感じられます。
ストレガ一家を支える苦労人な屋台骨
実際的な生活能力の欠如したストレガを支える一番の常識人。資金調達から食事の世話まですべてを担う関西弁のミリタリーマニア。
ジンの毎晩大変なんだから
• お前を恨んどるヤツがおんねや。でもって、“復讐” を頼まれとる。(6月22日影時間・裏通り)
• お前らには “個人” の目的しかあらへん。どいつも本音はその為に戦っとる。お前らの正義は、それを正当化する為のただの “言い訳” や。そんなんは “善” や ない⋯ ただの “偽善” や。そんなもんに邪魔されとうない。(8月6日影時間・防空壕跡)
• 破れかぶれは、あかん! ⋯すんません。でもこれは⋯ あなたが言うてくれた言葉です。(11月3日影時間・ムーンライトブリッジ)
• やめときや、タカヤ⋯ アンタには先がある! ここで無理したって⋯意味 あらへん! (11月22日影時間・タルタロス)
チドリ Chidori
手斧の魔女
白いドレスに身を包んだ、虚ろな表情の少女。ストレガのひとりとしてタカヤやジンと行動を共にし、ぺルソナ能力のひとつである索敵能力でふたりのサポートを行なうが、ふたりとともに戦いの場で力を振るうことは少ない。
感情表現に乏しく、とくに喜びや悲しみを表に現すことはほどんどない。それは幾月の下で受けた過酷な人体実験や、逃亡後の寄る辺のない生活によって後天的に身に付けた自衛の手段。また彼女は自身のペルソナを通して、あらゆる生き物に命を分け与えることができるが、これも自分の人生にはすぐ先に死が見えているという揺るぎない事実ゆえ、生きることに対してまったく執着を持たなくなった結果の悲しい力だ。しかしそれでも、ふたりが手を下す殺戮現場に決して目をやろうとしないのは、運命をゆがめて与えられる死への、本能的な嫌悪感を抱いているからかもしれない。
生を放棄した飛べない小鳥
可憐な容姿に似合わず手斧を振るって戦う少女。気の向かない相手とは一切会話せず、自分のペルソナだけを拠りどころに生きている。
冷めた目線はチドリのトレードマーク。豪奢なドレスは彼女の趣味なのか、ジンのお仕着せなのか。
あんたには関係ない私の言葉
• チドリよ。私の名前。順平が訊いたんでしょ? あの絵⋯もうすぐできるから。私の描いたものは、私にしか分からない。でもそんなに見たきゃ⋯来れば? (8月31日昼・ポートアイランド駅前)
• 命より、作戦が大事ってこと? 死ぬ事って、普通の人には一番の恐怖なんでしょ? ⋯ 違うの? (9月5日影時間・巌戸台分寮屋上)
• ⋯言っとくけど、心配してくれなんて、言ってないから。あんたの勝手な早合点でしょ。(9月8日昼・辰巳記念病院)
• なにそれ⋯ なんで、そんな顔してるの? 死ぬなんて怖くないのに⋯ 死なんて、あした目が覚めないってだけ⋯ ただそれだけじゃないの。(9月10日昼・辰巳記念病院)
• そう⋯アイツのせいよ⋯ アイツが近づいて来てから、私、毎日、苦しくて⋯ 死ぬのが⋯怖くなって⋯ (11月21日深夜・辰巳記念病院)
• 順平と一緒に居ると、怖くなかったものが、なんでも怖くなる⋯ 無くすのが怖い⋯ 死ぬのだって怖い⋯ 一緒の時間が終わっちゃうのが⋯怖い⋯ だから、私⋯ (11月22日影時間・タルタロス)
「チドリ補正」の入った超ナイスガイな順平とともに。幸せになって欲しいカップルNo.1。
順平との出会いと「生きること」
敵同士としての立場にありながらも献身的に尽くす順平と出会って、チドリは少しずつ生きることの意味を知る。けれどそれは自分自身の死の認識と同義。ずっと忘れていた死ぬことの恐怖におののきながら、それでも彼女は愛する彼に生きて欲しいと願った。
頬を染めたグラマラスなチドリの魅力に、すっかり鼻の下が伸ぎ切った順平がキュート。がんばれヒゲ男くん!
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雨にとらわれて
誠弥くんは、私の肩に咬みつくような口づけをして、荒っぽく動きながら、しがみつくみたいに抱きしめてくる。まだ男性として未完成で、丸みの残る軆と低くなりきっていない声、匂いも甘い。
私もそんな彼を腕に包みながら、じかに背中に触れているたたみに、湿った髪を流している。
窓の向こうでは、まだ雨が降っている。冬の冷気が染みこんだ雨だった。その雨に濡れて、軆を温めて、私は恋人の弟であるこの子と軆を重ねている。
こんなこと、この子の助けにはならないのに。
激しい雨音が、このアパートのリビングを世界から切り離している。誠弥くんの息遣いが耳たぶに触れて、私に微熱をうつしていく。
私は睫毛を伏せ、今だけ、と思った。
そう、今だけ、これでこの子の気が済むのなら。
──長かった残暑が明け、ほんのひととき、季節が秋に彩られた。街路樹の銀杏が、アスファルトをひらりとひるがえっていく。秋晴れは青く澄み、頬をすべっていく風は心地よい涼しさをはらむ。もうすぐ十一月になるから、秋の味覚や夜長の虫の声は、いつのまにか過ぎ去ってしまったけれど。
家電メーカーのコールセンターで働く私は、仕事を終えると、恋人の圭弥のアパートにおもむいて夕食を作る。
圭弥は同じメーカーの実店舗でバイトリーダーをしている男の子だ。知り合った切っかけは、本社と店舗の交流会。私は短大を出て、圭弥は高卒から働いていて、年齢は同じ二十二歳だ。
おとうさんはいない、おかあさんは留守がちの家庭で育った圭弥は、私の手料理を喜んで食べてくれる。圭弥には誠弥くんという中学二年生の弟がいるけど、彼も私の料理を無言でだけど、いつも平らげてくれた。
その日は雨模様だった。スーパーで急いで献立の材料を買うと、赤い傘をさして圭弥の部屋に急ぐ。雨雫に湿った肩をはらい、ドアフォンを押した。
こうすると、いつも誠弥くんが無表情にドアを開けてくれるのだけど、今日は反応がない。どうしたのかな、と思いつつ、合鍵はもらっているので、それで部屋にあがった。雨音が響く中で耳を澄ましても、誰かがいる物音はしない。
時刻は十八時をまわっている。学校はとっくに終わっている時間だ。誠弥くん、どうしたのだろう。気にかかりつつも、私はエプロンをまとって夕食の支度を始めた。
香ばしい秋鮭のホイル焼き。甘いさつまいものそぼろ煮。白いごはんと、豆腐とわかめのお味噌汁。
ひととおり完成した夕食を味見していたとき、玄関で物音がした。振り返った私は、目を見開く。
学ランを着た誠弥くんだったのだけど、髪にも服にも泥が絡みつき、疲れ切った面持ちをしていたのだ。
私は慌てて「どうしたの」と玄関に駆け寄る。しかし、誠弥くんは私をちらりとしただけで、「何でもない」と吐き捨てるように言った。間近で見ると、肩や脇腹に靴底の痕がある。
「誠弥くん──」
誠弥くんは何も言わずに私を押しのけ、自分の部屋に入っていった。昔は圭弥と誠弥くんの部屋だったらしいけど、今は圭弥は誠弥くんに部屋を譲り、自分はリビングで生活している。
私は誠弥くんの顔を思い出し、顔には何もなかったけど、と思う。蹴られた痕。暴力。……イジメ? 安易な発想かもしれないけれど、そんな考えがぐるぐるよぎって、勝手に不安になる。
翌日になっても、対応が終わって電話を切ったあと、ふと誠弥くんのことが思い出されて、心配になった。
圭弥は、知っているのだろうか。言ったほうがいいのかな。昨夜の夕食時には、何となく誠弥くんの視線に圧を感じて、何も言えなかったけれど。
十月最後の週末、私はオフなのでお昼から圭弥の部屋に向かった。店舗勤務の圭弥は、週末はほとんど休めない。だから、誠弥くんの昼食を用意するように頼まれている。圭弥にも、腕によりをかけて夕食を作る。
誠弥くんはいつも部屋にいて、「ごはん食べる?」と声をかけてやっと部屋を出てきて、ふたりなのが気まずそうだけど、やっぱり私の料理を平らげる。けれど、その日何となくドアフォンで知らせることなく合鍵で部屋に入った私は、誠弥くんがキッチンの引き出しを開けているところに遭遇した。
その手は、封筒をつかんでいた。私が食材に出したお金は、圭弥がそこに忍びこませて返してくれるのが、暗黙の了解だった。そのときに使っている封筒を、誠弥くんが開いている。
「何、してるの」
私がこわばった声で言うと、「違う」と誠弥くんは声変わりしきっていない声で言った。
「持ってこいって……でも僕、一万円なんて持ってないし、」
「圭弥が働いて稼いだお金なのに、」
「そんなこと知ってる! じゃあ何だよ、にいさんは一万円くれんのかよ。あいつらに渡す一万円をよこせとか、……言うのかよ」
「………、それでも、」
「あんたに分かるかよっ。くそっ」
誠弥くんは引き出しに封筒を投げこみ、閉じることもせずに自分の部屋に入っていった。私は当惑しつつ、引き出しを閉じる。
『あいつら』。やはり誠弥くんはイジメを受けているのか。それも、恐喝されるようなイジメを。それはもうイジメじゃなくて犯罪か。
どうしよう。さすがに何かしてあげないといけない。けれど、ここで私の一万円を貸して、当座をしのぐのは解決ではない。
そのあと、誠弥くんのぶんの昼食は作ったけど、声をかけても出てこないどころか返事もなかった。圭弥が帰宅した夕食時もそうで、「ごめんな、気むずかしい奴で」と言われて私は首を横に振る。圭弥はさくっと牛肉のコロッケを頬張ったあと、「とうさんがいた頃はよかったんだけど」と哀しそうに微笑んだ。
「おとうさん」
「その頃は、かあさんも家にいてくれたし──かあさんも、とうさんが死んだのを受け入れられないから、この部屋にあんまり寄りつかないんだと思うんだ」
「……うん」
「分かってても、子供にはそれは寂しいんだよな。とうさんがいないから、せめてかあさんの愛情が俺にも誠弥にも必要なのに」
「そう、だね」
「こんなぎすぎすした家じゃなかったんだ。とうさんが生きてた頃は、家の中はほんとに優しかった」
圭弥はシーザードレッシングをかけ、プチトマトと千切りのキャベツを食べる。
誠弥くんも、おとうさんがいれば頼りになる人がいて、救われていたのだろうか。傷つけられた心身を打ち明け、受けて入れてもらって、甘えて泣くこともできていたのだろうか。
それからすぐ十一月に入って、秋が冬にうつろいかけて、冷たい雨の日が続いた。
また誠弥くんが帰宅していない日、もしやと心配していると、案の定、誠弥くんはぼろぼろのすがたで帰ってきた。「���丈夫!?」と玄関に走り寄っても、誠弥くんは何も言わずにスニーカーを脱いで、私のかたわらをすりぬけようとする。
「ねえ、圭弥に言ったほうが──」
「言うな!!」
鋭い口調に、びくんと口をつぐむ。誠弥くんは、いらいらした視線を持て余すようにして、目を床に伏せた。
「にいさんには、分かんないよ。あんたみたいな彼女もいて、いつも『頑張ってるね』って褒められて……僕ばっかり、出来損ないだ」
「そんなこと、」
「じゃあ、僕とやれんのかよ」
急に睨みつけられて、私はまた口ごもってしまう。「口ばっかりじゃないか」と誠弥くんは疲れたように毒づいた。
「はけ口になる気もないくせに」
そして、顔を背けると誠弥くんは部屋に行ってしまった。
はけ口、って。いや、誠弥くんは学校で「はけ口」にされているのだ。だとしたら、誠弥くんにも吐き出す場所が必要なのだろうか。それを性衝動で発散したいというのなら、私があの子と寝れば、せめてもの癒やしになれる──?
仕事中もそんなことを考えて、問い合わせ内容を聞き違えてお客様をひどく怒らせてしまった。落ちこみながら、その日も赤い傘をさして、圭弥と誠弥くんの部屋に向かう。
吐く息が白いほど雨が冷たい。アパートへの一本道に入ったとき、前方を黒い学ランの男の子が歩いているのに気づいた。傘もささず、ずぶ濡れになって、とぼとぼと歩いている。
「誠弥くん」
思わず声をかけながら駆け寄ると、誠弥くんは振り返る。雨で髪も顔も服もびっしょりだけど、目の中が赤く潤んでいて、泣いているとすぐに分かった。しかし私はそれには触れず、「風邪ひくから」とかすかに震えている誠弥くんを傘に入れる。誠弥くんは拒絶せず、前髪からぽたぽた雫を落としながら、うつむいた。
傘の下でひとつの影になって、私たちは一緒に部屋に帰った。家並みが雨脚に霞み、轟々と雨音が鼓膜を圧している。誠弥くんの横顔を見て、この子の笑顔って見たことないなあと思った。
部屋にたどりつくと、私はすぐにお風呂にお湯を溜めた。誠弥くんは暗い表情で突っ立っている。まもなくお風呂が沸くと、「すぐ入ってあったまって」と誠弥くんの肩を優しくうながす。すると、誠弥くんは私を見上げて小さな声で言った。
「一緒に入って」
「えっ」
「……あんたも濡れてるし」
「私は、」
「嫌なの?」
私は狼狽えたものの、ここで拒絶するのも誠弥くんを傷つける気がして、「分かった」とぎこちなくうなずいた。洗面所で、お互い無言のまま自分の服を脱ぐ。
誠弥くんの軆を直視できないし、誠弥くんも私から目をそらしている。それでも誠弥くんは私の手を引いて浴室に踏みこんだ。
軆を流してから、温まるために一緒に湯船に浸かる。ひとりで浸かる狭い浴槽だから、絡みあうように私と誠弥くんの肢体が触れ合う。
雨の音が響き渡る。交わす言葉はない。でも、相手の息遣いに耳を澄ましている。
そのうち引きあうように軆が近づき、急に、誠弥くんが私の腰を引き寄せた。乳房に顔をうずめ、初めて、甘えるようにしがみついてくる。
ずっと、すりガラスの窓に当たって砕ける雨粒を見ていた。そんな私の軆を、誠弥くんはむさぼるように抱いた。私の中に入ってきて、波紋を起こしながら深く突き上げ、かろうじて私の体内でなく水中に吐き出す。
でも、私は圭弥の恋人なのだ。だから、誠弥くんのそばにいることはできない。つながったけど、つながってはいけない。私と誠弥くんは、どうやってもつながれない。
触れちゃダメ。
触れさせてもダメ。
なのに、浴室を上がっても私たちは軆を合わせた。激しい雨の中でかたちを崩し、ひとつになってしまうみたいに。でもお互いの心に手は届かないから、ひとつにはなれない。
ああ、私は誠弥くんに何もできないんだ。
雨はやまない。やむ気配もない。けして結ばれない私の軆を求めながら、誠弥くんはひとりだ。
倦むことなく窓ガラスを殴る雨を私は眺める。この秋雨が過ぎ去れば、いよいよ冬だ。そうなれば、雨はやむだろう。
しかし、この子は、いつまでやまない雨の中、ひとりなのだろうか。
このままでは、その心に降りしきる雨はみぞれになり、神経を刺すように傷つけるのに──誠弥くんは、心を穿たれ、熱に浮かされ、雨にとらわれたまま、ひとり彷徨っている。
FIN
【SPECIAL THANKS】
止まぬ雨 ひとり/杉野淳子
『解放心章』収録
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長々と「ゴーストワールド」考
私がテリー・ツワイゴフ監督の映画「ゴーストワールド」と出会ったのは、2000年代中盤のことだった。映画館ではなく、ツタヤでDVDを借りて実家のリビングで観た。コロナ禍によってビデオ・DVDレンタル屋としてのツタヤが街から消えた今になって振り返ると、あの日からずいぶん遠くに来てしまったことを実感する。
映画冒頭、アップテンポなジャズが流れ出し、こぶしの利いた男性シンガーの声が重なる。「シャンフェケシャンフゥ」--何語だか分からないが、気分を高揚させる陽気なグルーヴ。しかし、映像はアメリカ郊外の白いマンションで、音楽の古めかしさと不釣り合いな印象を与える。
カメラはマンションの外から窓の中を捉えつつ、右へと移動する。それぞれの窓の向こうにいる住人たちが部屋でくつろいだり食事をしたりといった光景がいくつか展開された後、濃いオレンジの壁紙の部屋が映し出される。部屋の中央で、黒縁眼鏡をかけたぽっちゃりめの女の子が、黒髪のボブを振り乱して踊っている。傍らには昔ながらのレコードプレーヤー。そこから大音量で流れる「シャンフェケシャンフウ」--アメリカにおけるサブカル眼鏡女子の強烈な自己主張は、無機質な郊外の光景へのレジスタンスのようだ。
細かい台詞やキャラクターは忘れてしまっても、このシーンだけは鮮烈に頭に残っている。この映画が何を描こうとしているのか、冒頭を観ただけで分かった。自分の世界を持っている人間の素晴らしさと痛々しさ。そんな存在を愛おしむ監督の眼差し。
2時間弱の物語の中では、高校を卒業したものの進路が決まらない主人公イーニドが迷走に迷走を重ねる。そして、彼女が何かを成し遂げるようなラストも用意されていない。
ありがちなティーンエイジャー文化に埋没する無個性なクラスメイトや郊外の退屈な人々を馬鹿にしている割に自分自身もぱっとしないイーニドの姿は痛々しいが、十代の自分にも確かにそんな一面があったことが思い出され、いたたまれない気持ちになる。それでも、映画を見終えた私の心には温かい余韻が残った。監督が最後までイーニドに寄り添い続けていることが伝わってきたか��。
2023年下旬、何の気なしに見ていたX(旧twitter)で、ゴーストワールドのリバイバル上映を知った。絶対に行かなければと思った。あの名作と、映画館で出会い直したい。
上映が始まって約1ヶ月後の2024年1月、再開発によって円山町から宮下に移転したBunkamuraル・シネマの座席で、私はイーニドたちと再開することになった。
改めて観てみると、最初に観た時の感動が蘇ったシーンもあれば、初見では気付かなかった要素が見つかったシーンもあり、希有な鑑賞体験になった。
これ以降、個人的に気になった部分を列挙してみる。
自由という試練
物語の序盤で、主人公イーニドと幼馴染みのレベッカは、揃って高校を卒業する。式が終わると、イーニドとレベッカは会場から走り出て、卒業生が被る伝統の角帽を脱ぎ、校舎に中指を突き立てる。二人とも大学には進学せず就職もしないので、これからは受けたくない授業を受ける必要もなく、大人として自分の道を選ぶことができる。スクールカースト上のポジションに惑わされることもない。
しかし、コーヒーのチェーン店で働きながら親元を離れて暮らすためアパートを探し始めるレベッカとは対照的に、イーニドは将来のビジョンを持てないまま高校の補講に通い、髪を派手な色に染めてみたり、映画館のアルバイトを一日でクビになったりしている。ルームシェアをする約束を果たす気があるのかとレベッカに問い詰められれば「自立、自立って馬鹿みたい」と滅茶苦茶な言葉を返して怒らせ、家に帰ってからベッドで泣く。イーニドは自由を満喫するどころか、自由を持て余しているように見えた。
高校生の頃は、学校の教員たちが決めたルールに従い、与えられたタスクをクリアすることが求められていた。経済的に親に頼っている分、親や家族というしがらみもある。大人の介入を避けられない年代にいるうちは、人生の問題を大人のせいにすることもそれなりに妥当だ。
しかし、高校を卒業してしまえば、もう人生の諸問題を安易に大人のせいにできない。複雑な家庭の事情に悩まされていても、「もう働ける年齢なんだから、お金を貯めて家を出ればいいんじゃない?」と言われてしまう。
自分の進路を選び、やるべきことを見極めて着実に実行することは、何をすべきなのか指示してくる人間に「やりたくない!」と反抗することよりもはるかに難しい。与えられた自由を乗りこなすだけの自分を確立できていないイーニドの戸惑いと迷走は、滑稽でありながらも、既視感があってひりひりする。
シスターフッドの曲がり角
この映画には、イーニドとレベッカのシスターフッド物語という側面もある。十代を同じ街で過ごし、お互いの恋愛事情も知り尽くしている二人が、高校卒業という節目を境に少しずつ噛み合わなくなってゆく過程が切ない。二人とも、相手を大切に思う気持ちを失ったわけでは決してない。それでも、環境の変化が二人の違いを鮮明にし、今まで通りではいられなくなる。
イーニドもレベッカも、世界をシニカルに見ている点は共通している。派手に遊んでいたクラスメイトが交通事故で身体障害を負ってから改心し、卒業式のスピーチで命の尊さを語っていたことに対して「人間そんなに簡単に変われるわけない」と陰で批判したり、卒業パーティーでも弾けたりせずぼそぼそ喋っていたりと、どこかひねくれた態度で生きている。世の中が用意する感情のフォーマットに素直に乗っからない低温な二人の間には、確かな仲間意識が見て取れた。
しかし卒業を契機に、二人の関係はぎくしゃくし始める。
イーニドは仮に卒業できたものの、落第した美術の単位を取得するため補講に出なければならない。スムーズに卒業したレベッカはカフェのチェーン店で働き始め、アルバイトではあるが社会に居場所を得る。卒業したばかりの頃はイーニドと一緒にダイナーに行き、新聞の尋ね人欄に出ていた連絡先にいたずら電話をするといった行動にも付き合っていたレベッカだったが、アルバイトも続かずルームシェアの部屋探しにも消極的なイーニドに徐々に愛想を尽かす。イーニドが中年男性シーモアとの関係を隠していたことが、さらに二人の距離を広げてしまう。
イーニドは古いレコードを集めるのが好きで、一癖あるファッションを身に纏い、多少野暮ったい部分はあるにしても自分の世界を持っている。バイト先でも、上司の指示に違和感を覚えれば分かりやすく態度で示す。表面的にはリベラルな国を装いつつ水面下では依然として差別が行われているアメリカ社会に対しても、批判的な眼差しを向けている。
しかし、それを表現した自分のアート作品が炎上した際、イーニドは作品を批判する人々に対して展示の意義を説明せず、展覧会の会場に姿を見せることすらしなかった。どんなに鋭い感性があっても、表現する者としての責任を全うする姿勢のないイーニドは、アーティストにはなれないだろう。黒縁眼鏡の媚びない「おもしれー女」ではあってもカリスマになる素質はなく、かといってマジョリティ的な価値観への転向もできないイーニドの中途半端さは、何とも残念である。
一方レベッカは、シニカルな部分もありつつ、現実と折り合いを付けて生きてゆけるキャラクターだ。店に来たイーニドに客への不満を漏らしながらも、上司に嫌味を言ってクビになったりすることはない。経済的に自立して実家を出るという目標に向かって、地に足の着いた努力ができる。
そして、レベッカは白人で、イーニドより顔が整っている。二人がパーティーに行くと、男性たちはユダヤ系のイーニドに興味を示さず、レベッカにばかり声を掛ける。
どう考えても、社会で上手くやってゆけるのはレベッカの方なのだ。
卒業を契機に、高校という環境の中ではそれほど目立たなかった二人の差が浮き彫りになる。置いて行かれた気持ちになるイーニドと、現実に向き合う意欲が感じられないイーニドに苛立つレベッカ。どちらが悪いわけでもないのに、高校の時と同じ関係ではいられない。絶交するわけではないけれど、何となく離れてゆく。
人生のフェーズに応じて深く関わる人が変わってゆくのはよくあることだし、どうにもならない。それでも、楽しかった長電話が気まずい時間に変わったり、昔だったら隠さなかったことを隠すようになる二人を見ていると、人生のほろ苦い部分を突きつけられるようで、胸が締めつけられる。
シーモア:大人になりきらないという選択肢
冴えない中年男性シーモアは、この映画におけるヒーローでありアンチヒーローだ。平日は会社員だが、休日は音楽・レコード・アンティークオタクとして自分の世界に耽溺し、友達も似たような同性のオタクばかり。せっかくライブハウスで女性が隣に座っても、音楽の蘊蓄を語って引かれる。そのくせ「運命の出会い」への憧れをこじらせている。自分の世界を持っている人間の素晴らしさと痛々しさを、これでもかと体現しているキャラクターだ。
イーニドとシーモアの出会いは、イーニドのいたずら電話がきっかけだった。新聞の尋ね人欄を読んでいたイーニドは、バスで少し会話をした緑のワンピースの女性にまた会いたいと呼びかける男性の投書を発見し、この気持ち悪いメッセージの発信者を見てやろうと、緑のワンピースの女性を装って電話をかける。会う約束を取り付け、待ち合わせの場所に友達と共に向かうと、呼び出されたシーモアがやって来る。
待ちぼうけを食らうシーモアを陰で笑いものにするイーニドだったが、別の日に街で偶然見かけたシーモアを尾行して、彼がレコードオタクであることを知り興味を持つようになる。シーモアのマンションで開かれたガレージセールで、イーニドはシーモアが売りに出した中古のレコードを買い、会話を交わし、徐々に距離を縮めてゆく。
シーモアが自宅でレコードオタクの集まりを開いた日、イーニドはシーモアの部屋に入る機会を得、彼のコレクションと生き様に驚嘆する。
恐らくイーニドは、シーモアという存在から、アーティストやクリエーターにはなれなくても自分らしさを手放さずに生きられると学んだ。たとえ恋愛のときめきが去ったとしても、シーモアの残像はイーニドの中に残り、社会と折り合いを付けられない彼女の行く先をささやかに照らすのではないだろうか。
(そして、シーモアの姿が、一応仕事や勉学などで社会と折り合いを付けながらも、家庭を持たず読書や映画鑑賞や執筆に明け暮れる独身中年の自分と重なる。その生き様が誰かの未来を照らしたりすることはあるのだろうか。もちろん作家として誰かの人生に言葉で貢献するのが一番の目標ではあるものの、映画を観た後、最低限シーモアになれたらいいなという気持ちになった。初見の時と感情移入するキャラクターが変わるというのは、なかなか新鮮な体験。)
矛盾を抱えたアメリカ社会への言及
最初に観た時はイーニドや一癖あるキャラクターたちが織り成す人間模様にしか目が行かなかったが、二度目の鑑賞では、画面の端々に映り込むアメリカ社会への皮肉もいくつか拾うことができた。
ライブハウスのシーンに、ブルースに影響を受けたと思われる白人のボーイズバンドが登場する。ヴォーカルは「朝から晩までcotton(綿花)を摘む毎日さ」みたいな歌を熱唱する。確かにブルースにありがちな歌詞だ。しかし、綿花を摘む労働をさせられていたのは主に黒人であり、白人は黒人をこき使う側だったはず。労働者の心の拠り所として作られたブルースという文化を、ブルジョワである白人が無神経に簒奪しているという皮肉な現実が、この短い場面にそっと描かれている。
また、イーニドとレベッカが一緒にパーティーに行くとレベッカばかりが男性に声を掛けられる件には既に触れたが、声を掛けてくる男性はほぼ白人だ。アジア系の男性や黒人男性などがレベッカをナンパすることはない。たまたま二人の住む街が白人の多い地域という設定なのかもしれないが、このようなキャスティングが決まった背景には、制度上の人種差別がなくなっても人種によるヒエラルキーが社会に残っているという監督の認識があるのではないかと感じた。
そして、個人商店がチェーン店に取って代わられ、住宅地が画一的なマンションで占められ、街が少しずつ個性を失ってゆく描写もある。レベッカが働くカフェ(ロゴがスターバックス風)やイーニドがバイトをクビになるシネコン内の飲食店は、無個性なチェーン店そのものだ。モノやサービスが画一的になり、雇用や労働のスタイルも画一的になり、マニュアル通りに動けない人間が排除される世界へのささやかな批判が、様々なシーンの片隅にそっと隠されている。
この映画は、十代の葛藤を単なる自意識の問題として片付けず、矛盾だらけで個性を受け入れない社会にも責任があると言ってくれていた。改めて、監督や制作者たちのティーンエイジャーに対する温かい眼差しを感じた。
ラストシーンをどう解釈するのか
ネタバレになるので詳細は伏せるが、この映画のラストシーンは比喩的で、どう受け止めるのが正解なのか分からない。イーニドの人生に希望の光が差すことはなく、かといって大きな絶望が訪れることもなく、自分を命がけで守ってくれた人の思い出を胸に強く生きることを誓うみたいな展開にもならない。とにかく、分かりやすいメッセージのある終わり方ではないのだ。
(映画館を出た後にエレベーターで乗り合わせた若いカップルも、やはりラストの解釈が難しいという会話をしていた。)
私自身は、このラストを、イーニドが他力本願な自分から卒業することをようやく決意したという意味に捉えている。
これまでのイーニドは、心細くなれば友人のレベッカやジョシュを呼び出し、映画の中盤以降ではシーモアにも絡んでいた。人生に行き詰まれば、誰かを頼って気を紛らわす。偶発的に何かが起こって道が開けないかな、みたいな感覚で生きているような印象だった。
��かし、物語の終盤で、一時はイーニドにとってヒーローだったシーモアが、突然遠のく。レベッカとも既に疎遠になっているイーニド。そして、不思議なラストシーン。イーニドは、私たちに背中を向けている。
イーニドは、自分を導いてくれるヒーローも、どう生きるべきか教えてくれる天使も、どこにもいないということに気付いたのではないだろうか。
人間は最終的には孤独で、自分の人生は自分で切り拓いてゆくしかない。ラストシーンのイーニドからは、彼女が紆余曲折の果てに辿り着いた人生の真理が滲んでいるように思える。
そして、イーニドの後ろ姿は、スクリーンのこちら側にいる私たちに対しても「自分の人生は自分で切り拓いてゆくしかないよ」と語りかけている気がする。どう生きるべきか、映画に教えて貰おうなんて思うなよ。自分で行動して、傷ついたり恥をかいたりしながら、自力で見つけるんだ。
以上が私なりの解釈だが、違う見方もあるのかもしれない。他の人の批評も検索してみたい。
おわりに
Bunkamuraル・シネマでの「ゴーストワールド」上映は明日で終わる。しかし、各地の名画座での上映はまだ続くようだ。これからも沢山の人がイーニドたちに出会うことを想像すると、自然と笑いがこみ上げる。
イーニドの冴えない青春は、観た人の心に何をもたらすのか。
これを読んで少しでも気になった方は、是非スクリーンで、ラストシーンまで見届けてください。
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流行スタイルはもちろん、似合わせカットやデザインカラー、ヘアアレンジも得意です。可愛くキレイになってもらいたい!そんな想いをもって丁寧に施術させて頂いています。どんな些細なことでも相談して下さい。女性から見る視点でアドバイスさせて頂きます。
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いつもご覧いただきありがとうございます。 4月の日程です。 まだまだご予約空きがございますのでよろしくお願いします。 ↑↑↑ ご予約はプロフィール欄の【予約する】よりよろしくお願いします。 📲 ・ 2023年のテーマ✋ 「ちょっとアガル瞬間を〜」 美容室に来て綺麗になるのは勿論ですが、非現実な時間をゆっくり過ごしていただきたく思います。そして家に帰ってからの髪を扱う時にいつもと違う「ちょっとアガル瞬間を」感じていただきたく思います Menu Price💴 ♦️脱白髪染め♦️ 【髪質改善白髪ぼかしリタッチ】 8,800円 【髪質改善白髪ぼかしリタッチ➕カット】 14,300円 【髪質改善白髪ぼかし全頭カラー】 11,000円 【髪質改善白髪ぼかし全頭カラー➕カット】 16,500円 超ロング(胸下)+1,100円 ✨全て指名料込みのお値段になっております。✨ ・ ・ 👀白髪ぼかしについて👀 興味を持っていただきありがとうございます。 とても自信を持ってお勧めできるmenu【他とは違う白髪ぼかし】になります。 ちょっと簡単に説明とこだわりを ・ ❶白髪ぼかしとは・・・ 白髪染め剤とブリーチ剤を使わず、ファッションカラー(赤みを消す)剤のみを使用して行います。 白髪を黒髪に寄せる染め方を白髪染めと言い、黒髪を白髪が染まる透明感に近ずける染め方を白髪ぼかしとしています。 ・ ❷ダメージについて 優先順位に、1に白髪を目立たなくする2にダメージをおさえる、3にデザインというように優しいご提案を心がけています。 ・ ❸艶 大人女性が好むものとしてツヤツヤにします。トリートメント成分の高いカラー剤を使用します✨ ・ ❹手触り最高 白髪染め特有のゴワゴワとした手触りからバイバイ。1回の白髪ぼかしで9割近い方が実感👍 ・ ❺退色後の色がいい 時間が経ち毛先の色が抜けた後の色が赤みがなく更に透明感ある毛先に㊙️ ✨365日綺麗にいて欲しい✨ 【こだわり】 皆様に関わる美容師として「365日綺麗な髪」を責任持ってデザインしています。 私が手を入れた翌日から常に綺麗で周りから褒められるヘアスタイルを目指しています。 「simple is best」で再現性の高い、朝自分でスタイリングした瞬間に感じる違和感を楽しんでいただきたいです。 ✂️カット✂️ カットへも特別な拘りがあります。 アップしてるスタイルはロングのみで統一しておりますが、実はショートのお客様が多いのはここだけの話🤫 一ヶ月二ヶ月先もスタイルが崩れないこだわりのカットを是非!! 髪に関する正しい知識からご提案する 皆様がもし、今よりもさらに綺麗な髪、艶のある髪、透明感のある髪を目指すのであれば 正しい髪に関する知識が必要不可欠です。 正しい知識を得て、正しい方法で扱ってあげるだけで大丈夫なんです。 皆様のための「綺麗の助っ人役」として。 ・ 是非一緒に白髪や普段のお手入れの悩みを解決しましょう😄👍 ・ 😱ヘナカラーされてる方はカラーが染まらないのでご予約の際はご注意ください!! カラートリートメントに関しても同じく色が入らないものもございます。一度相談してください。 ・ ・ ⚠️プロフィール下のURLより【指名して予約する】をタップし、クーポンを選び、スケジュールより希望の時間よりご予約ください。もし✖️になってても直接Instagramのダイレクトメッセージよりご連絡頂けましたらご案内する事も出来ますのでお気軽にお問い合わせください。 是非お得なクーポンをご活用下さいませ🙆♂️ ・ それでは皆さん快適なヘアーライフを🥰 @three.__official ・ ---------------✂︎----------------------------- #白髪ぼかし#40代ヘアースタイル #30代ヘアースタイル #大阪#北浜#美容室#TOKIOトリートメント#髪質改#脱白髪染め#エイジング#白髪染め#大阪美容室#明るい白髪染め#ゼロテク#頭皮につけない白髪染め#大阪白髪ぼかし#大阪脱白髪染め #50代ファッション #40代ファッション #30代ファッション #大人女性美容室#大人女性ヘアスタイル#大人女性ヘアカタログ#大人女性ヘアアレンジ#大人女性美容師#オトナ女子ヘアスタイル#頭浸浴#アンチエイジングヘア#40代女性美容室#50代女性美容室 (Three北浜) https://www.instagram.com/p/CqWoEP3PSCI/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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最近白泉堂のマンガparkというアプリで「ぼくの地球を守って」を読んでる。なんかセーラームーンの元ネタになったとか聞いて前から気になってて。最初はふーん…て感じで全くハマってなかったんだけども、マンガparkでは1日に10話ぐらいまとめて読めるから、世界観にハマった。これは確かに前世を信じる戦士症候群とか生まれるわ。
主人公のありすが植物と会話できるの羨ましいなあとか思う。マンションのベランダにたくさんの植物植えてるのも羨ましい…まあ私はあんま園芸には興味ないんだけどもね。実際憧れてこういう庭園を作ったとしても、花の世話とか多分面倒で普通に枯らせてしまうと思う。
あと前髪パッツンの中性的な錦織一成ていう子も好き。なんか最近はこういう髪型もリバイバルして多いけど、私が子供の頃に流行って憧れてたイケメンの髪型て感じで良い。よっぽど顔が良くて雰囲気のある似合う人じゃないとあかん髪型だと思うけど。
なんかマンガの影響で毛先ぱっつんにしたくて毛先自分で切り揃えてみた。結構真っ直ぐになったと思う。切れ毛があるから定期的に自分で毛先揃えてるけど、しっかり揃えると気持ちいいね。美容院でやってもらうべきなんやろうけど、とりあえず自力でそれなりに真っ直ぐにできてよかった。毛先にブリーチ3回ぐらいしてるところはほぼ無くなったかも。胸下ぐらいの長さが乳首隠れるくらいになった。今年は日本の美容院でちゃんとカラーするつもりやからこれでしばらく放置しとこ。
アラフォーのおばちゃんになってから初見で読んでるから、90年代前半頃の世紀末感を懐かしく思い出したり、もはや歴史としてかなり冷静に分析しながら読めるけど、世間知らずの子供の頃これ読んでたらめちゃくちゃ感化されてたと思う。
https://ja.wikipedia.org/wiki/戦士症候群
これ読むと当時の雰囲気が垣間見れて面白い。目覚めた戦士の募集が何気にアイデア豊富。ほんまネットのなかった時代の厨二病はレベルが違うわ。現代の厨二病はそれなりに現実的というか、ちょっと大袈裟で痛い人程度で済んでて、世の中そういうこともありえるんだろうな、程度。ていうか、こんな症候群あるの自体わりと最近知ったんだよな。不思議。幼少期大好きだったセーラームーンもある意味転生ものだし、ごっこ遊びとかしてたけども、なんかこれはこれ、って感じだった。当時レイアースとかも流行ってて、どれもそれなりにハマってたから、どちらかというとマンガの登場人物みたいになりたいというより、こんなかわいい絵を描けるようになりたい!という気持ちが強かったかも。
まあ実際、戦士とか姫なんてかなりハードモードやと思う。ドイツで知り合ったロシア人の男友達(当時18歳)が兵役2回も行かされて、ロシアが大嫌いで、ロシア人であることも恥じるほどだったんよなあ。兵役でそんだけハードやから、やっぱ実際の戦士って大変。大怪我したり、死ぬのなんて当たり前の世界やし。セーラームーンとか子供の頃うさぎには泣いてないでしっかりしろよとか思ってたけど、そりゃ中学生の女の子が時間関係なく突然戦いに行かなきゃいけないなんて、泣きたくもなるわ。自分が中学の時なんてそんな心配もなく、何の力もない一般人の同級生にちょっと虐められただけでめちゃくちゃ悩んでた訳だから、今考えるとめちゃくちゃ気楽なモンやわ。セーラームーンの敵とか絵だから美化されてるけども実際見た目だけでトラウマになる化け物だらけやし、なんの害もない身体障害者を見ただけでビビってしまっていたような中学時代の私にはとても無理。
あと姫は一見イージーモードだと思うだろうけど、眞子さまとかあんなに嫌がってて今もう一般人でNYに住んでるのにあんなに写真撮られて追いかけ回されて、そりゃ一生お金には困らんやろうけど、目立ちたくなくても目立って現地の日本人に色々言われてしまうし、そこらの芸能人以上にプライベート皆無で生まれてから死ぬまでなんかやらかしたら全部報道されて、ってめちゃくちゃ大変やと思う。それならそこそこ金持ちの家で生まれてプライベート充実した人生の方がよっぽどイージーモードだわ。オタサーの姫とかもバカにされがちだけどほんとそのくらいの規模の姫が一番幸せだわ。
あとコメント欄では玉蘭が嫌われてて、紫苑に人気があるんだけども、紫苑レベルのハードモードな人生の読者がどのくらいいることやら。脱北者とか、日本に難民として亡命してきて毎日差別されてる外国人レベルじゃないと釣り合わないような。こんなマンガを読んでその世界観に浸れる余裕のある人はどちらかといえば恵まれている玉蘭側の人間ばかりなんだと思う。
今日はデトロイト川沿いの公園でカーニバルやってた。ロバートの幼馴染のブルーノはこのカーニバルに毎年行ってるらしい。ブルーノはロバートと同じく長年独身で30代になっても40代になってもこういう子供向けのカーニバルを満喫するような人間だったらしい。ロバートによるとブルーノには子供時代がろくになかったとか。親がイタリア系移民で児童労働が悪いことだという認識はなく、スポーツして遊ぶとかめちゃくちゃ嫌がったらしい。なので子供時代は常に畑仕事の手伝い。児童労働といえば「ロミオの青い空」のイメージ。あれもイタリアが舞台だったよな。でも時代は児童労働が問題視され義務教育が始まる以前の1800年代だったと思われる。半世紀前のイタリア人にまだその価値観が残っていたのが何気に衝撃的。
移動遊園地という感じだろうけども、日本の夜店に雰囲気が似ている。景品に国の個性が出ていて面白い。ポケモンのプリンだけが何故か大量に置かれている。ピカチュウじゃないんや…とか思うけど。あとバスケのユニフォームが景品というのもスポーツ好きな人の多いカナダらしいチョイス。日本だと遊園地といえばユニバかディズニーで大人も楽しめるって感じだけども、移動遊園地は流石に大人になるとそんなに楽しめるもんでもない。簡単に解体できるから安全性が怖いし、子供が行きたい言っても危ないからと反対するかも。
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✂︎バッサリ断髪式✂︎ 季節の変わり目、新しいヘアスタイルに切り替えていきませんか✨ 新しい自分で飛び出していきましょう🚀 #オブヘア表参道 #表参道美容室 #表参道 #青山 #原宿 #脱白髪染めカラー #縮毛矯正 #fashion #パーマ #デジパー #デジタルパーマ #酸性縮毛矯正 #髪質改善 #毛髪強化 #酸性ストレートパーマ #ストレートパーマ #ソーエンストレート #地毛風ストレート #キクリントリートメント #くせ毛 #ツヤ髪 #艶髪 #美髪 #30代ヘアスタイル #20代ヘアスタイル #ボブ #バッサリカット #表参道髪質改善 #表参道グルメ (Ofhair omotesando(オブヘアー 表参道)) https://www.instagram.com/p/ChPOJyHPoK6/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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あのクラクションで世界は (1777字)
世界の終わりのようなクラクションが鳴り響く。
世界が終わる合図のような、世界を力ずくで終わらせにかかるような、世界そのものの断末魔のような。
あるいは世界の産声のような。
非現実的な音量のクラクション。
その音は確かに世界にひびを入れたのだと思う。
あのクラクションの前後で世界は少し変わってしまった。
私のコートの色はもうちょっと品の良いブラウンだった気がするし、彼女の髪はもう少しゆるやかに波打っていた気がする。
真夜中の都市は明るいけれど、それぞれの光はさっきよりも孤立していた。
結局のところ私たちは一人一人でしかない。
結局のところ。
「結局のところ孤独って何だろう」と私はきいた。
「戦術的撤退。あるいはスパリゾートハワイアンズ」 と彼女は答える。「単なるその言い換えにすぎない」
「孤独が?」
「孤独が」
クラクションが鳴る前の彼女だったら、はたしてそんな言い方をしただろうか。
私の耳には、まださっきの残響がやまない。
二人で信号待ちをしていると、彼女が身じろぎをした。コートを脱ごうとしているのだ。前をはだけると、それだけで白い胸もとがあらわになる。こんなに寒いのに。
「べつに寒くない」 と彼女は言った。「寒がりだなんて思わないで。汗、かいてるんだから」
彼女はコートをすっかり脱いでしまう。黒いビキニ。生々しい水着の女の子は、つめたい夜の都市に驚くほどなじまない。それゆえ彼女のための都市だという言い方すらできそうだった。神話的事実というやつは、たぶんこんな夜に生まれてしまう。
彼女の黒い水着は夜と同化して、彼女の白い肌は光を反射している。まるで水着と体が逆方向に進もうとしているみたいに。
彼女の髪はいつしか黒く、いまや瞳も真っ黒だった。
その部分は夜に少しずつ溶けだしていく。
これは誰だ?
さっきまでと同じ女か?
「みんながみんな、桂馬や飛車の動かし方を知っているという前提で世界が進むのには、もううんざりしてるんだ」 と水着の彼女は言った。「一度も将棋の駒にふれることなく死ぬ女だっているというのに」
「まあねえ」 と私は曖昧な返事をする。
「あのさあ」 彼女の目つきが鋭くなった。「歌っても良い?」
べつに良いけど……と私が許可を出す前に彼女は歌い出した。
この夜、彼女が放ったすべての言葉を歌詞にして。
不気味なくらいに陽気なメロディ。鼻にかかった小さな声。一度も将棋の駒にふれることなく死ぬ女だっているというのに。信号の色が変わって、私たちはその色に染まる。
私は桂馬や飛車の動かし方を知っているだろうか。それを学んだことがあっただろうか。そのルールは、あの常識はずれのクラクションが鳴る前と今とで同じだろうか。
彼女の口から漏れる歌の一音一音が、憂鬱なスキャンダルのように私の血液を揺らした。
横断歩道を渡るあいだにも、一歩ごとに彼女が夜の闇に消えそうな気がして、私は怖くなり、思わず彼女の手を取った。そのときに二人の靴が見えた。
私の靴はベージュ。彼女の靴は黒い。
どちらも高いヒールで、体は地面から遠かった。
何もかもがそのせいかもしれない。
彼女は全身にうっすら汗をかいている。手も湿っていて熱い。正確に彼女の吐いたぶんの息だけが白くて、魔法みたいだと思う。彼女の体を私のコートに包んでしまいたいと思う。私もビキニを着ていたら良かったのに。水着の肌に、彼女の汗ばんだ肌をくっつけてみたい。
世界の終わりみたいなクラクションがまた鳴り響いた。
身も凍るような鋭さで、無慈悲なまでにうるさく、絶命しそうなほど長い。
クラクション。
世界が裂けはじめる。裂け目から誰かがのぞいている。暗い目つきの誰か。それは彼女の中身だったものかもしれないし、これから彼女になるもの、かもしれない。
誰でもよかった、
とか、
誰でもいい、
とか、
そういう暴力的な気持ち。
そういう気持ちに飲み込まれそうになる。
頭痛がする。目の奥が痛い。気分が暗い。
彼女はまだ歌い続けている。
「戦術的撤退。あるいはスパリゾートハワイアンズ。日没の残り火。壊滅的な土曜日。溶ける氷の分子挙動。悲惨なユーモア。不協和音のギターリフ」
か細い歌声。陰気なメロディ。
すべてをかき消すようなクラクションの音は、歌の背後でずっと鳴り止まない。古いクラブミュージックの記憶のように。
私は彼女から手を離して、自分の両耳をふさいだ。
彼女には何も聞こえていないみたいだ。
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旧統一教会のダミー会社へ健康食品を納入している製造業者が、筆者の取材に初めて口を開き、内情の一端を話した。
「うちが健康食品を卸すようになって、十数年になります。ある日、突然電話がかかってきて『おたくに製造を頼みたい』と言われました。正直、不審に感じましたが、そのあとすぐにスーツ姿の男性2人がやってきて、話がまとまりました。もちろん、彼らは統一教会だなんて言わないし、そのときは、私も想像だにしませんでした」(製造業者、以下同)
まずは3tの受注からスタート。その後、毎年のように増産し、現在は、当初の生産量の4倍を超えているという。
「カネ払いは決して悪くなく、毎回きっちり精算してくれます。先方の対応も、感じがいいです」
製造業者は、会社から研修も依頼されたという。商品の使用法や特徴を説明するためだ。
「参加するのは4~5人だと思って、軽い気持ちで引き受けたら、とんでもない。なんと50人もいたんです。聴講者は全員女性で、おまけに20代の若い女性ばかりで、ビックリでしました。
女性たちは、男性が運転するマイクロバス数台に分乗してやってきました。班長らしき男性から、しっかり説明を聞くように指示され、真剣にメモを取る女性もいました」
研修は計3回、おこなわれた。女性たちは誰もが礼儀正しく、身だしなみも整っていた。髪を染めている人などはおらず、多くがスッピン。全員が男性幹部の指示に素直に従い、私語も交わさなかったという。
「3回とも顔ぶれが違うんです。よくこんなに若い子が集まるもんだ、と思いました。やがて、彼女たちが統一教会の信者で、“マイクロ隊” の売り子だとわかってきました。なぜわかったかというと、彼女たちはうちが卸した商品を、私の親戚や知り合いの家にまで販売していたからです」
“マイクロ隊” とは、若い女性信者の売り子たちがマイクロバスで移動することから、いつしか呼ばれるようになった名前だ。女性信者たちは、特定の場所で全員、降ろされ、そこから一定の範囲を手分けし、戸別訪問して商品を売り歩く。夕方になると、再び降ろされた場所に集合して、バスに乗って帰る。
“マイクロ隊”について、北海道大学の櫻井義秀教授と大阪公立大の中西尋子研究員による研究書『統一教会』では、こう説明されている。
「マイクロはマイクロバスの略称だが、実際はハイ・クラスの一〇人乗りバンを改造した車に六、七名の信者を乗せて訪問販売部隊として全国を行脚する。後部座席三列分の椅子を倒してその上にカーペットを貼ったベニヤ板を敷き、フラットな空間を作る。昼間はそこに座って移動し、夜間は寝袋を使って鰯の缶詰よ���しく頭と足を互い違いにして寝る」
この会社は、関東北部の中核都市にある。社屋は一見するとアパート風で、住宅地にあるため、営業活動をしている雰囲気はまったくない。ここで女性信者たちは共同生活をおこない、早朝からマイクロバスで出かけて、夕方に戻ってくるという日々を送っている。
同社は、筆者の取材に旧統一教会との関係を否定したが、旧統一教会を長らく取材してきたジャーナリストの鈴木エイト氏が、見解を述べる。
「この会社を直接は知りませんが、登記情報を見ると典型的な事業内容ですね。マイクロ隊を操る旧統一教会系の会社といっていいでしょう。
20代で旧統一教会系のマイクロ隊に入り、脱会した女性信者を知っていますが、かわいそうなことに、今も足に後遺症があるんですよ。わずかな昼食休憩を除き、1日に何十kmも歩かされる。それで足の骨がすり減り、歩けなくなるような若い女性が多いんです。本当にひどいことをするなと思いますね。
訪問販売は教会の資金稼ぎのためにおこなわれますが、同時にマインドコントロールの一環でもあります。信者の洗脳を“再凍結”、つまり解けないように強化する目的です。睡眠時間と休憩を最小限に切り詰め、労働力として酷使することで、信者たちに考える時間を与えず、稼ぐことが神の救いであると教え込むのです。結果、自分たちは正しい信仰をおこなっている、と信じて疑わなくなります」
【旧統一教会】女性信者が訪問販売をおこなう「マイクロ隊」の実態を取引業者が初告白(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
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