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#誠品生活日本橋
ari0921 · 3 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)2月5日(月曜日)
   通巻第8118号
 孫子を読まずして政治を語る勿れ。派閥解体、政治資金浄化????
  吉田松陰の代表作は、じつは孫子の研究書(『孫子評註』)だった
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 自民党の派閥解消を聞いて、日本の政治家は政治の本質を理解していないことに唖然となった。派閥はまつりごとのダイナミズムを形成する。パワーの源泉である。それを自ら解体するのだから、政治は星雲状態となる。となると欣喜雀躍するのは中国である。国内政治にあっては、その「代理人」たちである。
 孫子が言っているではないか。「謀を伐ち、交を伐つ」(=敵の戦略を見抜き、敵戦力を内訌させ、可能なら敵の一部を取り込め、それが戦争の上策である)。そうすれば、闘わずして勝てる、と。
 高杉晋作も久坂玄瑞も、松下村塾で吉田松陰の孫子の講議を受けた。松陰亡き後の門下生だった乃木希典は、師の残した『孫子評註』の私家版を自費出版し、脚注もつけて明治天皇に内奏したほど、心酔していた。世にいう松陰の代表作はその辞世とともに有名な『講孟余話』と『留魂録』だが、現代人はすっぽりと『孫子評註』を忘れた。これは江戸時代の孫子研究の集大成である(『吉田松陰全集』第五巻に収録)。
松陰は山鹿素行を師と仰ぐ兵法家から出発している。毛利長州藩の軍事顧問だったのである。
 
もとより江戸の学問は官学が朱子学とは言え、新井白石も山鹿素行も荻生徂徠も山崎闇斎も、幕末の佐久間象山も西郷隆盛も孫子は読んだ。しかし江戸時代の二百数十年、太平の眠りにあったため、武士には、読んでもその合理的で非情な戦法に馴染めなかった。
その謀(はかりごと)優先という戦闘方式は、日本人の美意識とあまりに乖離が大きく、多くの日本人は楠正成の忠誠、赤穂浪士らの忠義に感動しても、孫子を座右の書とはしなかった。
明治以後、西洋の学問として地政学が日本に這入り込み、クラウゼウィッツは森鴎外が翻訳した。戦後をふくめてマキャベリ、マハンが愛読され、しかし誤読された。吉田松陰の兵法書はいつしか古書店からも消えた。
しかし戦前の指導者にとっては必読文献だった。
 
 吉田松陰が基本テキストとしたのは魏の曹操が編纂した『魏武註孫子』で、考証学の大家といわれた清の孫星衍編集の平津館叢書版を用いた。そのうえで兵学の師、山鹿素行の『孫子諺義』を参考にしている。
もともと孫子は木簡、竹簡に書かれて、原文は散逸し、多くの逸文があるが、魏の曹操がまとめたものが現代までテキストとなってきた。
 ▼孫子だって倫理を説いているのだが。。。
 孫子はモラルを軽視、無視した謀略の指南書かと言えば、そうではない。『天』と『道』を説き、『地』『将』『法』を説く。
 孫子には道徳倫理と権謀術策との絶妙な力学関係で成り立っているのである。
 戦争にあたり天候、とくに陰陽、寒暖差、時期が重要とするのが『天』である。『地』は遠交近攻の基本、地形の剣呑、道は平坦か崖道か、広いか狭いかという地理的条件の考察である。戦場の選択、相手の軍事拠点の位置、その地勢的な特徴などである。
『将』はいうまでもなく将軍の器量、資質、素養、リーダーシップである。『法』とは軍の編成と将官の職能、そして管理、管轄、運営のノウハウである。『道』はモラル、倫理のことだが、孫子は具体的に「道」を論じなかった。
日本の兵学者は、この「道」に重点を置いた。このポイントが孫子と日本の兵学書との顕著な相違点である。
 「兵は詭道なり」と孫子は書いた。
従来の通説は卑怯でも構わないから奇襲、欺し、脅し、攪乱、陽動作戦などで敵を欺き、欺して闘う(不正な)行為だと強調されてきた。ところが、江戸の知性と言われた荻生徂徠は「敵の理解を超える奇抜さ、法則には則らない千変万化の戦い方だ」と解釈した。
 吉田松陰は正しき道にこだわり、倫理を重んじたために最終的には武士として正しい遣り方をなすべきとしてはいるが、それでいて「敵に勝って強を増す」とうい孫子の遣り方を兵法の奥義と評価しているのである。
 つまり「兵隊の食糧、敵の兵器を奪い、そのうえで敵戦力の兵士を用いれば敵の総合力を減殺させるばかりか、疲弊させ、味方は強さを増せる」。ゆえに最高の戦闘方法だとし、これなら持久戦にも耐えうる、とした。
 江戸幕府を倒した戊辰戦争では、まさにそういう展開だった。
 「孫子曰く。凡そ兵を用いるの法は、国を全うするを上と為し、国を破るは之れに次ぐ。軍を全うするを上と為し、軍を破るは之れに次ぐ。旅を全うすると上と為し、旅を破るは之れに次ぐ。卒を全うするを上と為し、卒を破るは之に次ぐ。伍を全うするを上と為し、伍を破るは之れに次ぐ」
 つまり謀を以て敵を破るのが上策、軍自作戦での価値は中策、直接の軍事戦闘は下策だと言っている。
 ▼台湾統一を上策、中策、下策のシミュレーションで考えてみる
 孫子の末裔たちの国を支配する中国共産党の台湾統一戦略を、上策、中策、下策で推測してみよう。
 上策とは武力行使をしないで、台湾を降伏させることであり、なにしろTSMCをそのまま飲みこむのだと豪語しているのだから、威圧、心理的圧力を用いる。
 議会は親中派の国民党が多数派となって議長は統一論を説く韓国瑜となった。
宣伝と情報戦で、その手段がSNSに溢れるフェイク情報、また台湾のメディアを駆使した情報操作である。この作戦で台湾には中国共産党の代理人がごろごろ、中国の情報工作員が掃いて捨てるほどうようよしている。軍の中にも中国のスパイが這入り込んで機密を北京へ流している。
軍事占領されるくらいなら降伏しようという政治家はいないが、話し合いによる「平和統一」がよいとする意見が台湾の世論で目立つ。危険な兆候だろう。平和的統一の次に何が起きたか? 南モンゴル、ウイグル、チベットの悲劇をみよ。
 中策は武力的威嚇から局地的な武力行使である。
台湾政治を揺さぶり、気がつけば統一派が多いという状態を固定化し、軍を進めても抵抗が少なく、意外と容易に台湾をのみ込める作戦で、その示威行動が台湾海峡への軍艦覇権や海上封鎖の演習、領空の偵察活動などで台湾人の心理を麻痺させること。また台湾産農作物を輸入禁止したりする経済戦争も手段として駆使している。すでに金門では廈門と橋をかけるプロジェクトが本格化して居る。
 下策が実際の戦争であり、この場合、アメリカのハイテク武器供与が拡大するるだろうし、国際世論は中国批判。つまりロシアの孤立化のような状況となり、また台湾軍は練度が高く、一方で人民解放軍は士気が低いから、中国は苦戦し、長期戦となる。
 中国へのサプライチェーンは、台湾も同様だが、寸断され、また兵站が脆弱であり、じつは長期戦となると、中国軍に勝ち目はない。だからこそ習近平は強がりばかりを放言し、実際には何もしない。軍に進撃を命じたら、司令官が「クーデターのチャンス」とばかり牙をむくかも知れないという不安がある。
下策であること、多大な犠牲を懼れずに戦争に打って出ると孫子を学んだはずの指導者が決断するだろうか?
 ▼孫子がもっとも重要視したのはスパイの活用だった
  『孫子』は以下に陣形、地勢、用兵、戦闘方法などをこまかく述べ、最終章が「用間(スパイ編)」である。敵を知らず己を知らざれば百戦すべて危うし」と孫子は言った。スパイには五種あるとして孫子は言う。
『故に間を用うるに五有り。因間有り。内間有り。反間有り。死間有り。生間有り。五間倶に起こりて、其の道を知ること莫し、是を神紀と謂う。人君の宝なり』
 「因間」は敵の民間人を使う。「内間」は敵の官吏。「反間」は二重スパイ。「死間」は本物に見せかけた偽情報で敵を欺し、そのためには死をいとわない「生間」は敵地に潜伏し、その国民になりすまし「草」となって大事な情報をもたらす。
 いまの日本の政財官界に中国のスパイがうようよ居る。直截に中国礼賛する手合いは減ったが、間接的に中国の利益に繋がる言動を展開する財界人、言論人、とくに大手メディアの『中国代理人』は逐一、名前をあげる必要もないだろう。
 アメリカは孔子学院を閉鎖し『千人計画』に拘わってきたアメリカ人と中国の工作員を割り出した。さらに技術を盗む産業スパイの取り締まりを強化した。スパイ防止法がない「普通の国」でもない日本には何も為す術がない。
 (十年前の拙著『悪の孫子学』<ビジネス社>です ↓)
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gupaooooon · 9 months
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NoBarbenheimer
今回の件、原爆投下/原水爆をミーム化/ネタ化する動きの加速に対して。フェミニズムな作品であることがとても楽しみだったバービーの……“公式アカウント”が乗っかっていたという事実。そのショックについて。自分も抗議を送ったりTwitter/Tumblrでタグを使ったひとりですが、
「日本のみ」が被爆国ではないし、「日本人とされれる人々のみ」が被爆被害者ではない。
凡ゆる国と地域で被爆被害があり、凡ゆる国や地域の人々が、被害者が、世界中にいること。
“戦争被爆国”としての日本においては、戦時下で、軍国主義/差別主義の中で更に更にマイノリティとして虐げられた人々が、植民地支配/強制連行による被害者や、捕虜として収容されていた人々が、沢山、犠牲になっているし、その後も苦しみ続けている。日本/政府による迫害と差別に晒されている。その存在が、事実が、歴史が、蔑ろにされ続けている。
原爆/原水爆の犠牲者が、被害者が、いまも、世界で、さまざまな場所で、苦しみ続けていること。その歴史について。
それらを踏みにじるような言葉も、それらについて誤った認識を与える言葉も、Twitter上では多く(差別主義者/ネトウヨ/極右なども、バービーという作品そのものとそこにあるフェミニズムや多様性に対する一方的な揶揄/叩きや、韓国へのデマ/ヘイトや、他の悲惨な歴史や事件を更にミームにして茶化し出すという……醜悪な最低最悪な行いをぶち撒けながら、この抗議タグをTwitter上で利用してきていることもあり、)かなり蔓延してきてるようなので。
Twitterで今回自分がRTさせて頂いた……さまざまな方々が紹介していた記事やアーカイブ/今までTwitter上で自分がRTしてきたり引用してきたりした記事なども、自分用と兼ねて、いくつか、改めて、此方にも引用してみます。
また、再度、強調したいのですが、
日本は、今なお、戦争責任/加害の歴史に向き合おうとしない。戦争の責任と記録と歴史を忘却し、捻じ曲げようとする歴史修正主義が、まさにいま、どんどん勢いを増し続けている現状。核廃絶について背を向けるばかりか、核武装について“柔軟な議論”などとほざいて嬉々として語り出す連中が、差別主義者の糞どもが、万年与党であること。
そこを無視することこそ、恐ろしいことで、忘れてはならないこと。(これもほんと繰り返しだが、この現状だからこそ、戦争/核を軽視しないための抗議の責任があること、強調したい)
・日本だけではない、被爆国
「核兵器を開発するためには実験が必要です。1945年、アメリカのニューメキシコ州で世界で初めての核実験が行われてから、これまで2,050回以上の核実験が行われきました。
アメリカはネバダ砂漠や太平洋でロシアはカザフスタンや北極海で、イギリスはオーストラリアや太平洋の島国で、フランスはアルジェリアや南太平洋の仏領ポリネシア・タヒチで中国は新疆ウイグル自治区で実施しました。ワシントンやモスクワなどの大都市から遠く離れ、多くの場合は植民地や先住民族の暮らしている土地でした。(川崎 哲「核兵器はなくせる」、岩波ジュニア新書、2018)」
・Hiroshima and Nagasaki: A Multilingual Bibliography
「ABOUT US: The Aim of Our Project
In 2014, a year before the 70th anniversary of the atomic bombings of Hiroshima and Nagasaki, we started our survey and research into the multilingual publication of atomic bomb literature. Our goal is to make a comprehensive survey into the process of worldwide acknowledgment of Hiroshima and Nagasaki for 70 years.」
・外国人戦争犠牲者追悼核廃絶人類不戦碑
「この戦争の末期、長崎では数次にわたる米軍の空襲、潜水艦攻撃、そして八月九日の原爆 によって七万余の日本人、数千の朝鮮人、中国人労働者、華僑、留学生、連合軍捕虜(イギ リス、アメリカ、オーストラリア、オランダ、インドネシア等)が犠牲となった。
特に浦上刑務所のあった隣接する丘では、三十二名の中国人、十三名の朝鮮人が、日本人 受刑者とともに爆死し、また香焼や幸町の捕虜収容所では、被爆前に病気や事故などによ って数百名の連合軍兵士が死亡した」
「碑の建立に力を注いだのは、戦時中に収容所の職員だった田島治太夫さん(九九年死去)。一緒に運動した鎌田信子さん(72)は「日本人だけでなく、多くの外国人が犠牲になったことを知ってもらいたい」と語る。」(2005/07/15 掲載記事)
・被爆2世、女性として直面した複合差別 ――「韓国のヒロシマ」陜川から
「2023年2月7日、被爆者の援護を定めた法の対象外となっているのは不当だとして、被爆2世が国を訴えていた裁判の判決が広島地裁で言い渡された。「不当な差別とは評価できない」などとして、原告の訴えは棄却された。被爆2世に対しては、厚生労働省が定めた要綱に基づく健康診断が実施されているものの、がん検診はそこに含まれず、各種手当の交付なども受けられない。」
「原爆被害に加え、それ以前からの植民地支配に翻弄されてきた韓国人被爆者の次世代も、「線引きの外側」に置かれ、公的な支えを受けられずに生きてきた。」
・80歳を過ぎて語り始めた被爆体験――福島へ手渡したい思いとは
「切明さんの話は、「あの日」から始まるのではなく、軍都「廣島」の話から始まる。
「広島は今、平和を守ることや、核兵器廃絶を掲げていますが、77年前までは軍国主義の街でした」
切明さんが国民学校2年生の時、満州事変が起きる。広島城の周辺には陸軍の師団が置かれており、宇品港は中国大陸や、その後の東南アジアの国々侵略のための出発港だった。」
・「存在しない」とされた残留放射線、内部被ばくの被害を認めない政府
「こうした政府の態度の根底にあるのは、残留放射線による内部被ばくの否定だ。放射性物質を体内に取り込む危険性から目を背ける、その姿勢の源流を知るためには、日米の歴史を紐解く必要がある。
『原水爆時代〈上〉―現代史の証言』(今堀誠二)や 『核の戦後史:Q&Aで学ぶ原爆・原発・被ばくの真実』(木村朗、高橋博子)でも示されているが、原爆投下から1ヵ月後、マンハッタン計画の副責任者であるトーマス・ファーレル氏は、下記のような声明を発表したとされる。
「広島・長崎では、死ぬべきものは死んでしまい、9月上旬において、原爆放射能の余燼ために苦しんでいる者は皆無だ」
残留放射能が存在しないとした理由について記者からの質問を受け、ファーレル氏は「相当の高度で爆発させた」ことを挙げていた。
なぜこうした声明を出すに至ったのか。『核の戦���史』の他、『封印されたヒロシマ・ナガサキ』などの著者でもある奈良大学の高橋博子教授は、占領を円滑に進める必要がある米国側の意図を指摘する。
「声明には、原爆投下が国際法違反であることを否定し、広島を取材した連合国軍記者による報道を打ち消す狙いがあったと思われます」 」
「 「日本政府は核兵器の残酷さや非人道性を訴えるどころか、その“威力”を重視し、原爆攻撃をした米国と一緒になって、核兵器の有効性を世界に向けて訴えてきたといえます。核の“パワー”の肯定的イメージを拡散してきた、世界に対する責任は重いと思います」 」
・«さもしいといって下さいますな» 福田須磨子さんの思い 原爆を背負って(30)
「 《何も彼(か)も いやになりました 原子野に屹立(きつりつ)する巨大な平和像 それはいい それはいいけど そのお金で何とかならなかったかしら “石の像は食えぬし腹の足しにならぬ” さもしいといって下さいますな 原爆後十年をぎりぎりに生きる 被災者の偽らぬ心境です》
 1955年8月、被爆詩人・福田須磨子さん=74年に52歳で死去=が詠んだ詩「ひとりごと」です。須磨子さんは23歳のとき、爆心地から1・8キロ地点で被爆。高熱や脱毛など後遺症に苦しみ、紅斑症にもかかります。身体的、精神的苦痛と生活苦にさいなまれる日々…。3千万円の巨費を投じて造られた平和祈念像を見て、この詩を詠みました。」
・問われる空襲被害者の戦後補償
この記事は2020年放送のNHKスペシャル「忘れられた戦後補償」を下地にした2021年放送のクローズアップ現代の記事です。もとのNHKスペシャルを記事化したページは……もう削除されてしまい、この別番組の記事しか残っていない状況です。
被爆被害とは違った話なのですが、日本が戦後も、ずっと、いかに、国内外問わず、戦争責任に向き合っていない国であるか。民間人/市民を切り捨て、権力者/軍部を優遇してきたか。それがわかりやすい記事のひとつとして、引用します。
以下はNHKスペシャルの特集記事から当時引用した文面です。
「大将経験者の遺族には、戦犯であっても、兵の6.5倍の補償を実施。閣僚経験者に対しては、現在の貨幣価値で年1000万円前後が支払われていた。その一方で、旧植民地出身の将兵は、恩給の対象から外された。」
「国家が総動員体制で遂行し、破滅への道をたどった日本の戦争。犠牲となった民間人は80万人。戦後、国家補償を求めた民間被害者の訴えは一貫して退けられてきた。」
「ドイツやイタリアと違い、軍と民の格差が時代とともに拡大していった日本の戦後補償」
(しかしNHKの戦争責任を問う特集関係の読みやすいWEB記事や記録は……数年しか残さない、消されてしまうし。オンデマンド配信に全て入る訳ではないようだしで。戦争の真実シリーズの731部隊の特集の書籍化は何年も延期が続き、今年やっと……出版されそう……?である現状(何かしらの検閲を受けていないかが、不安である)、本当に不気味で、最悪だ)
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tutai-k · 4 months
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2023年が終わるらしい
2023年のはじまりは、3月から転職も決まっていたし、持病の悪化による日常生活への不安もあったので、2月いっぱいまで休職した。 療養もかねて尾道に一週間滞在したが、出発の日に地元が大雪ですっころび、カメラのレンズを破壊するという暗黒の始まりを告げるなど、つらいことがたくさんあった。 2月も、結局、休養することがないまま、次の職の仕事をずっとしていた。どこかで休みたいと思いながら、全く休めないまま、2023年が終わりそうだ。 意外だったのは、誰の力も金銭的援助も借りずに十年近くひとりでやってきたこと、というのは、なんだかんだ「使える」ということだった。通用するんだ、これが。というおどろきは大きかった。手応えがあったとか、結果が出たとか、そういう意味ではなく、するっと不安なくやっていける。いままでやってきた、他人の顔色をうかがい、他人の動作に合わせて平均的に働くというのとは違った。積んできたものが、無駄にならない機会に巡り会えてよかったと思う。 休みたいと思いながら、休めないでここまで来たし、年始の休みも8日まであるけど、いろいろと休めないことが多い。雇用契約のある労働は休みだが、個人的な仕事はいくらでもあるし、なんなら山積みになっている。九日間で終わるのだろうか…と思いながら一日目をもう半日終えてしまった。(2024年のしいたけ占いには、おまえはだいたい気づいたら働きまくっていて休んでない、みたいなことが書かれていてちょっと悲しかった)
毎年毎年、何を年間のまとめに書いていただろうかと思うわけで、今年も悩んでいるわけだが、全然答えが出ない。とりあえず、読んだ本とか作った本をまとめていたような気がするから、それをやる。
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★作った本★ 1月 『山梔の處女たち』 pixivのいつだったかの百合文芸で佳作をもらったオメガバース百合「首輪とロマンス」、恋愛/性愛から離れたところで手を取り合う少女たちの魔法学園小説「魔女の選択」収録の短編集。Kindle版は、いつだったかのKino-Kuni文学賞で大賞をもらった滅び行く漁村の女二人の物語「迎え火」も収録している。
5月 『けものと船乗り』 現代物、というか、現実世界の不均衡や理不尽に焦点を当てたものがたりを多く書いてきたな、という自覚もあり、あと「幻想文学はもう書かないんですか」とたくさん声をかけてもらったりもしたので、ひさしぶりに幻想文学らしい幻想文学を。 全ての船を沈めてしまうけものが棲むという「島」を望む岬でまちのひとたちにこれまた「けもの」と呼ばれている存在が、船乗りを拾って海へこぎ出そうとするお話。 『ヤールルカ』 写真家の女の短い物語。撮ること/撮られることの暴力を考えているので、そのこととかを中心に、これは短い物語だったが、もう少し長く書けたらいいなと思ってちょっとず���書いてる。ひとつ、暴力的な経験を「してしまった」ので、それも書けるか…とすごくいやな気持ちになりながら思っており、だが、これは書くことでしか報復も抗議もできないという思いがあるので、この物語とは2024年以降きちんと向き合いたいと思う。
9月 『ゆけ、この広い広い大通りを』 日々詩編集室から出た本。二児の子持ちの専業主婦・バイクと音楽がすきなトランスの女性・都会で働けなくなったフェミニスト、三人の同級生が「地元」でささやかな試みをするお話。 「ちがいのある人がともに過ごせる共有地をつくる」をコンセプトにしている団体を母体にもつ出版社から出る本だったので、いろいろ考えたし、思っていた以上にいままで読んでくれていたひと以外のひとに受け取ってもらえてよかった。自分が持つ切実な課題とかもたくさん載せた物語だったので、ベストをつくしたし、2023年のベストだと思う。この物語に全力をつくしていたので、2023年は、ヨモツヘグイニナでは大きめの物語は作らなかった。 この本は、ヨモツヘグイニナの通販の他に、本屋lighthouseさんとか、シカクさんとか、mychairbooksさんとか、日々詩編集室とかでも買えるので、お気に入りの書店さんで買ってもらえるとうれしい。 『いづくにか、遠き道より』 再録短編集。たくさんたまっていたのでつくった。2014年に書いた小説とかをおそるおそる読み返したら、思っていた以上に「小説」だったのでほっとした。
11月 『アルバトロスの語りの果てへ』 売れない作家のノイと、そのパートナーで人気役者のターが、アルバトロスの繁殖ボランティアに参加するお話。 物語を自分自身が語るとき、そこには当然自分も含まれている物語のこともあるし、そうでないこともある。だけど、埒外にあっても内にあっても、ひとは、語ったり語られたりせずとも、勝手に他者に物語を見いだし、それを消費してゆく構造がある。『山梔の處女』収録の「魔女の選択」によく似た内面を持つ物語だと思うが、他者のふるまいや言動に「物語」を見いだすとき、「なにを見ているか」に自覚的になりたいよね…というようなことを考えながら書いていた。
12月 『浜辺の村の大みそか』 日々詩編集室で出た小さい本。『浜辺の村でだれかと暮らせば』の番外編みたいなやつ。いまから日和と八尋がやったような大晦日をわたしも過ごします。
★読んだ本とか観た映画そのほか★ 色々読んだけど、印象深かったものについて。 『銀河英雄伝説』全巻 銀英伝のコンセプトバーやカフェにいくので読んだ。相変わらずめちゃくちゃおもしろい。 『豊穣の海』全4巻 来年参加する八束さんのアンソロジー父親の死体を棄てに行くやつの資料(?)イメージをつかむのに読んだ。今西が金閣寺のように燃えて、それを本多が眺めている(『暁の寺』)がよかった。あと、大人になって読み返してみると松枝清顕……「全部おまえが悪いじゃん!」ってなるのがおもしろかった。勲に対しては共感するところも多かったし、あいかわらず『天人五衰』が一番好き。 『雨の島』 今年の1月1日に読み終えてた。呉明益の本、『歩道橋の魔術師』も読みたいんだけど、未訳のチョウチョのなんとか…?が読みたい。 『苦海浄土』 ネイチャーライティングをやろうとすると必ず出てくる石牟礼道子、の代表作。水俣へ3月と10月といくことになったし、石牟礼道子を筆頭に水俣関係の本をとてもたくさん読めた一年だった。とてもよかった。来年は『水俣病を旅する』『苦海浄土』(全3巻)を読みたい。 『アフターヘブン』 八束さんの本。めちゃくちゃよかった。 『フィリックス・エヴァー・アフター』 すっごくおもしろくて、何度でも読み返したい! 『鋼鉄紅女』 最高だった……「地獄へようこそ……」って武則天が宣言したところから、もう一気に読んだ。家父長制と、男女の二人の「ペア」というかたちに反旗を翻す最高のSF小説。 『私と夫と夫の彼氏』 2023年で読んだ中で、一番一番おもしろかった漫画!11巻が待ち遠しい! 『琥珀の夢で酔いましょう』 この漫画もめっちゃおもしろかった~! 『父の時代、私の時代』 堀内誠一の自伝的エッセイ。「ウッチェロ!!!!!!!」澁澤龍彦・瀬田貞二との思い出を添えて。めちゃくちゃ古本価格高騰していたので文庫で出してくれてありがとう! 『ガザに地下鉄が走る日』 ずっと読みたかったけど、なかなか読めずにいて(岡真理さんの本は『記憶/物語』を2020年に読み、もう一度これも今年再読した)やっと読む。見過ごしてしまわないように、何が出来るかを考え続け、アクションを取る、できることをやるしかないんだけど、「人間が人間として生活するということ」が、誰にでもある世界にたどり着きたい。 本だと、吉田育未さんの翻訳作品を井上彼方さん/紅坂紫さん編集の『結晶するプリズム』で知り、『聖なる証』『星のせいにして』を読む。めちゃくちゃおもしろかった!年越し読書本は『イエルバブエナ』。「このひとが翻訳している本ならぜったいおもしろい!」という翻訳者さんに出会えたのがうれしかった。 映画もいろいろみたけどとくに『バービー』『his』『ゲゲゲの謎 鬼太郎誕生』がよかったな~。結局体力がなくて窓際のトットちゃんを見に行けなかったのがちょっとさみしい。 さいたま文学館で開催されていた澁澤龍彦の展示にはいけた。パンケーキも食べた。 12/24にITOプロジェクトの『高丘親王航海記』を見に行く。それについてのくわしいことは静かなインターネットに書いた。
★旅行★ 「今年はいろんなところへ行ったんじゃないですか?」と言われたけど実はあんまり行ってなかったりする(さみしい) 1月 尾道 ライターズインレジデンス尾道でまたみはらし亭に滞在する。だいたい伊勢うどん食べてた。 3月 水俣 はじめて水俣へ。というか九州自体がはじめて。いろんなひとに出会い、いろんなことを学び、いろんなおいしいものを食べた。『常世の船を漕ぎて』を水俣病歴史考証館で買った。 5月 東京 行ったという記憶しかない。なにしたっけ…?なにもしてないのか…もしかして…。 9月 大阪 銀英伝のバー「海鷲」へ行く。ロイエンタールの透けてる板を買った。文フリ大阪も行った。 10月 東京 銀英伝のカフェ「イゼルローンフォートレス」へ行く。かおりさんと会う。ながいことSNS上ではお付き合いがあるのに生身で会うのは初めてで、だけど「すっぱいものきらいだもんね」とか長年付き合ってきた人間同士の会話ができてとてもおもしろかった。次の日は吉祥寺や多磨へいき、緑色のインコとオナガを見る。 水俣 ふたたび水俣へ。熊本市内も立ち寄ったが、土砂降りだったので熊本大学と、橙書店へ行く。島尾ミホと石牟礼道子の対談集というめちゃつよBOOKを買った!めちゃくちゃ楽しかった。 11月 文フリ東京。ヒマラヤ鍋を食べる。次の日は埼玉文学館へ。武蔵野うどんに衝撃を受ける。
★来年の予定とか★ 1月14日に文フリ京都。辰年なので澁澤龍彦のコラージュみたいな『兎島にて』という本をだします。こういう物語で「兎」って単語がでると、誰か特定の人をみんな思い浮かべると思うんですけど、その特定の人は卯年のわたしです。他の誰でもありません。 3月までに出さないといけない原稿がめっちゃいっぱいあるので頑張ってます。 オープンにしてるのは八束さんの家父長制アンソロだけだけど、そのほかもまた媒体に載るなどしたらお知らせします。 やりたいことは、三宅島・舳倉島・天売島、この三つのどれかの島にいきたい!2023年は労働が忙しすぎてぜんぜん鳥写に行くことがなかった(かなしい)一年になっちゃったから、2024年はちゃんと鳥写したいです。 あと、日々詩編集室から『ゆけ、この広い広い大通りを』もでたことだし、もうちょっと小説を書いて発表する幅みたいなものをひろげたいかなと思っている。つらいことがたくさんありすぎたから、アンソロは主催も参加もいやだったけど、そういうのとか……あと、書いたらお金がもらえるタイプの原稿とかも、書ける媒体があるのなら書いていこうかと思っている。 これはずっとそうなんだけど、賃労働をしながらほかにわたしの体力で「できる」ことが「小説を書く」ことしかなかったので……。タイミングや機会があれば、頑張ってみようと思っている。
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itokawa-noe · 7 months
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「叫び」を執筆した経緯について
私の書いたSF掌編「叫び」が、第3回かぐやSFコンテストにて審査員特別賞を受賞しました。
私にとって、かぐやSFコンテストで最終候補に残ること、もしくはKaguya Planetに作品が掲載されることは、ひとつの大きな目標でした。それを上回る結果に驚きつつ、喜びを噛みしめています。
大賞を受賞された暴力と破滅の運び手さん(「マジック・ボール」推し作品でした!)、読者賞を受賞された牧野大寧さん、おめでとうございます。
他の候補作も素晴らしいものばかりで、この10作で最終レースを走れて幸せでした。『新月2』でまたご一緒できることが、光栄で、恐ろしいです。
***
以下の文章は、「叫び」を執筆した経緯について書いたものです。
いったん送り出した作品については、あまりコメントしないようにしています。作品の陰から糸川という人間が顔を出したところで、ノイズになることはあっても、プラスに作用することはない、余計なことはしゃべらず黙っとこ、という考えです。
今回、例外的にやってみようかな、という気になったのは、過去の二度のかぐやSFコンテストの際に、最終候補作の著者の幾人かが思考の過程をブログなどで明かしてくださったことを思いだしたからでした。それらの文章に、その向こうに覗く生身の人間のすがたに、技術面においても精神面においても、大いに助けられてきた。その一つひとつをふりかえっていたら、自分もなにか��いておきたくなりました。
長くなりますが、よろしければお付き合いください。
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・テーマ「未来のスポーツ」への率直な感想:
お題発表を受けての率直な感想は「むり」でした。
スポーツは苦手です。興味も、あるかないかで言えば、ありません。
なんとか書けるかもしれないのは、経験のある水泳、持久走、バスケットボール?
あるいは(ここ数年の自分の関心事項のひとつが「人間以外の生き物との共生」なので)動物が関わる流鏑馬、乗馬、競馬、ドッグレースあたりならば、興味が持てるかもしれない。
そんなところからネタ出しをはじめたのですが、良い案が浮かばず、足踏み状態がつづきました。
ちなみに、オリジナルの競技を作ることについては、考えもしませんでした。4,000字の尺のなかにルール説明から競技シーンまでを収めるのは技術的に不可能だと思ったからです。この難題に果敢に挑んだ作品のひとつ「城南小学校運動会午後の部『マルチバース借り物競走』」の読者賞受賞は、嬉しく、気持ちのよいものでした。
ーーー
・「かぐやSFコンテスト」という場をふまえて:
「私たちは、”世界の人々に読まれる”という前提でSF小説を書いてもらうこと(略)で、日本のSFを更に前進させていきたいと考えています。」
コンテストのステートメントにあったこの言葉を、私は以下のように解釈しました。
「もしも世界中のひとと対話ができるなら、なにについて話したい?」
わくわくする問いかけです。遠くを見ようとすることで視野が広がり、ふだんの自分には書けないものが書けるような気がしてきます。
伝えたい、とか、訴えたい、とかではなくて、意見を交換し、語りに耳を傾けあい、それぞれの日常に戻ってからも考えつづけたい。そんな、私たちみんなにとって大切な話題ってなんだろう?
ただ、これに拘りすぎると、おそらく作品が押しつけがましくなってしまいます。
あまり意識せず、だけどふんわりと頭の片隅に漂わせておく。そのていどに留め、モチーフやテーマを探しつづけました。
ーーー
・はじめに書こうとした話:
デザインド・アスリート(競技をするために遺伝子操作で作り出された強化人間の意。造語)の女子短距離走選手が、事故によって心身に傷を負う。乗馬療法を受けるために訪れた牧場で、彼女は、今は存在しない競馬という競技のために作られた、サラブレッドという種の馬と出会う。役目を失い絶滅危惧種となったサラブレッドと交流するなかで、その姿に自分自身を重ねるようになり……
という話を考えていました。
ざっと書き、捨てました。
これじゃ、馬が人間を描くための道具になっている。
ーーー
・馬を描くなら馬の話を:
人間を描くための道具として、馬を使いたくない。そう思ったのは、私が日頃から人間中心主義を居心地悪く感じているからです。馬を出すならば馬の話を書こう。そう決めて、最初の案はボツにしました。
でも「今は存在しない競馬という競技」という切り口は、悪くないかも。その世界の競馬は、どうしてなくなったのだろう?
答えを探しつつ調べものをしてゆくうちに、徐々に「叫び」の原型が定まってゆきました。
人間を描くための道具として馬を使いたくないと書きましたが、馬を描いたことで人間の話にもなるのは、大いにありです。
結果的にはそういう話が書けたのではないかと思っており、また、感想のなかにもその部分を汲み取ってくださったものをみかけ、ありがたいなあ……と頭を下げました。
ーーー
・馬をどう描くか:
おおまかな形が定まってからも、考えることは尽きませんでした。
もっとも大きく、かつ根本的な悩みは、「馬と人間の関係」や「馬(をはじめとする動物)の倫理」というテーマの難しさでした。
この複雑で繊細な問題を、資料から得た知識しか持たない自分に扱えるだろうか。馬の関わる産業と文化を、覚悟をもったうえで馬とともに生きている人たちを、ただ雑に批判することになってしまわないだろうか。
また、語るための言葉をもたない相手の声を都合よく捏造して「代弁」するのは、暴力的な行為でもあります。
馬という、おそらく人間とはまったく異なる形をした心をもつ存在を、人間に寄せた形で描くことが、このテーマを扱う上で最適な方法だとも思われない。
にも関わらず書かずにいられなかったのは、改めて資料にあたればあたるほど、前々から気になっていた馬と人間の関係の不均衡性から、いよいよ目を逸らすことができなくなっていったからです。
人間とともに走ることを愛し、競走馬として生きることに幸福を感じる馬も、もちろんいるでしょう。
けれど、かれらの陰ではデビューに至らなかった馬や引退した馬がモノのように処分されている。その数は、日本だけでも年間七千頭と言われています。競走馬として脚光を浴びた馬であっても、レース中や調教中の怪我が原因で安楽死させられるケースは跡を絶ちません。過酷な日々を通じて身体に蓄積してゆく負担の大きさゆえに、寿命も短くなる傾向にある。
この状況を「そういうもの」として見過ごしていいのか?
私には、そうは思えませんでした。
馬と言語によるコミュニケーションをとることが現実的に不可能である以上、その「声」は想像することしかできません。それは代弁と紙一重の危うい行為であり、どこまでいってもエゴの域を越えられない。それでもなお、そういった試みがまったく存在しないよりは、マシなのではないか。少なくとも私自身は、一度作中で扱った問題に対して無関心でいられなくなる。ひとりの人間を変えることができるのであれば、その物語は、書くに値する。
こういった思考のすえ、「叫び」を書くことに決めました。
「叫び」は、馬と人間の対話の、単にひとつの可能性にすぎません。まだまだ、もっともっと、他の可能性も見てみたいです。作品としても、作品の外でも。この掌編がそのための呼び水となるのであれば、本望です。
ーーー
以上が、私が「叫び」を書くに至った経緯です。
「未来のスポーツ」というお題と真っ向から向きあったというよりは、テーマを足がかりに自分の書きたいものを書いた。それが率直な実感です。
このお題がなければ書けなかったものが書けたし、今の自分にできることを全力でやりきった。その点では満足していました。
でも、これじゃ受賞は無理だな、とも思いました。大賞や読者賞にふさわしいのは、もっと正面から未来のスポーツを描いた作品です。
だったら、「最終候補入り」は?
それならば、ひょっとしたら、あり得るかもしれない。
ふたを開けてみるまではわかりませんが、なんとなく、応募作には人間の競技者を主人公とするものが多いのではないかな、という気がしていました。
もしも最終候補に残った作品がぜんぶ人間の話だったら?
それよりも、9人の人間にまじって馬が1頭走ってる眺めのほうが、なんかよくない?
そんな光景が見たくない?
最終候補作が発表される前の数日は、そんなことをぶつぶつ言って、自分を奮い立たせていました。
が、いざ「叫び」が選ばれたと知ると、やってきたのは驚きでした。
ひとしきり騒いだあとで、じーんとしました。
あれを? 選んでくださったのですか? 未来のスポーツというテーマで? 本当に?
審査員方々の懐の深さに打たれ、清々しい敗北を喫したような、おかしな気分になりました。
それだけで十分に嬉しく、ありがたかったのに。まさか審査員特別賞という賞までいただけるだなんて。
審査員を務められた磯上竜也さん、井上彼方さん、岸谷薄荷さん、佐伯真洋さんは、いずれも作品や活動を通じて一方的に存じ上げている方でした。読み手としてだけではなく、人としても信頼できる方々。優しく誠実であろうとするがゆえの、シビアな目をお持ちの方々。そのようにお見受けしていたため、この4人に作品を読んでもらうのか……と思うと、わくわくするのと同じぐらい、胃が痛くなったものです。
選評を読む際は、緊張しました。
すべて読み終えてから、手紙みたいだ、と思いました。全力で書いた手紙に、全力のお返事をいただいた。そんな感覚です。
尽くしてくださった言葉から、「未来?」と戸惑い「スポーツ?」と疑問符を浮かべつつも、作品の声に耳を澄ませるようにして読んでくださったことが窺い知れ、「叫び」の肩をたたいてやりたくなりました。よかったねえ、こんなに真剣に、大切に読んでもらえて、お前は幸せものだねえ、と。
また、期間中の感想にはレギュレーション違反を避けるために反応できませんでしたが、みつけられたものはすべてスクショを撮り、何度も何度も読み返しています。
審査員のみなさん、読者のみなさん、読んでくださり、感想を言葉にしてくださって、本当にありがとうございました。
受賞はこのうえなく幸せなことです。
が、終わってしまえば、これもまた、ひとつの通過点にすぎません。
『新月』では何を書こうかと、今はそれで頭がいっぱいで、すでに胃がキリキリしはじめています。
ーーー
最後に。
冒頭にも書いたとおり、私にとって、かぐやSFコンテストで最終選考に残ること、もしくはKaguya Planetに作品が掲載されることは、ひとつの大きな目標でした。
Kaguyaにこだわる理由はたくさんあります。
そのうちのひとつが、Kaguyaは物語の力に対して自覚的な人たちが集まる場所だから、です。
SFには未来を引っぱってくる力がある。そのSFのための場を作る人たちと、そこに集う人たちの多くが「誰の足も踏まない」という意識を共有していることに、大きな希望を感じています。
その一員でありつづけられるよう、いっそう精進いたします。間違えることだらけの未熟な人間ですが、これからも見守っていただけますと嬉しいです。
ーーー
〈補足〉
作中にマヌエラという人物が登場します。説明不足で伝わらない部分があったようですが、私は彼女を女性として書きました。(「マヌエラ」は、女性に多くみられる名前だと認識しています)マヌエラとエバは、レズビアンのカップルです。
SFを書く際は、現実の社会にふつうに存在しているのに透明化されがちな人たちを「なんの必然性もなく」登場させるよう心がけています。善良でもなければ悲運を背負わされるわけでもない、ただふつうに生活していてふつうに恋愛をしてふつうに破局したのであろうふつうのカップルとして、二人を描きました。
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koihahikari · 2 years
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公開直前!大ヒット祈願イベントを実施しました
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4人の大学生が「恋」の定義を巡って大論争を繰り広げる文科系哲学恋愛映画『恋の光』の公開を前に、“恋愛成就の神社”として人気の東京大神宮(東京・飯田橋)にて大ヒット祈願イベントが開催。神尾楓珠さん、西野七瀬さん、平祐奈さん、馬場ふみかさんが出席し、境内で大ヒット祈願の祈祷を受け、その後、トークセッションが行われた。
4人はそれぞれが演じたキャラクターをイメージした浴衣姿で登場! 神尾さんは浴衣に加え、演じた西条のビジュアルに寄せてメガネも着用しての出席となったが「今日は丸眼鏡だけど、本編では四角なので、そこも面白いかなと思います」とアピール。主要キャストの4人全員が集うのは撮影以来、約1年ぶりとなったが、神尾さんは「みんな(1年前と)雰囲気が全然違うので新鮮な感じですね。映画の中では4人で集まることがなかったので、西条としてはドキドキしますね」と笑顔で語った。
完成した映画について、神尾さんは「映画を観ているというより、小説を読んでいるような感覚。会話のテンポや出てくるワードも文学的で、観終わって清々しい気持ちになるなと思いました。今までの恋愛映画にない作品だなと思います」と手応えを口にした。
西野さんは「景色がすごくキレイで、“夏感”が伝わってきました。4人の登場人物たちがその中にいるのを俯瞰で見られて、奇妙な珍しい関係性をのぞき見しているような感覚で楽しかったです。これまで自分の姿をスクリーンで見ることに慣れていなかったんですけど、この映画で初めてちゃんと自分を1人の登場人物として見ることができて、純粋に楽しめました」と充実した表情で語った。
馬場さんも「私も自分の映画をなかなか客観的に見れないんですけど、この映画は一応お客さんとして見れて『この映画面白い!』とシンプルに思えました。会話のテンポをみなさんにも楽しんでいただけると思います」とうなずく。
平さんは、オール岡山ロケで行われた撮影を振り返り「“晴れの国”でどこに行ってもキレイでしたが、映像になるとすごく美しく、淡い色で“青春映画”という感じがしました。そこでキャラクターの個性が際立って活き活きしていて、クスっと笑えるところもあったし、脚本で読んだ時よりも、映画を観終わってさらに『面白い!』と思いました」と満面の笑みを浮かべた。
恋する女性が光って視えてしまうがゆえに、それを煩わしく思い、恋を遠ざけて生きてきた西条(神尾)、素直に自分の気持ちを打ち明けられない北代(西野)、恋とは何かを探求する東雲(平)、他人の彼氏を奪いたくなってしまう宿木(馬場)という個性あふれるキャラクター達が登場する本作だが、キャスト陣それぞれ、自分は誰に近いと思うか?と尋ねると、驚くことに神尾さん、西野さん、馬場さんはまさかの「宿木」という回答で、平さんひとりだけが「北代」という意外な状況に…。
神尾さんはその真意について「消去法なんですけど、(自分は)全然、西条ではないんです。東雲ほど純粋な気持ちで恋を知りたいと思っているわけでもないし、北代は『好き』という気持ちがありつつも、一歩引いて周りを優先するけど、それは僕はできないなと思う。どちらかというと、自分の気持ちに素直に『好き』と言う宿木に近いのかな…?」と説明。
西野さんは神尾さんの言葉に「ほとんど一緒」と深くうなずき、「宿木ほど積極的に行けるかというと、私はそうでもないので、憧れもあると思います。うらやましいですね。普通は、恋人がいたらあきらめるのが一般的だけど、むしろ燃える…(笑)。『この人、すごいカッコいいな』って思っちゃいます」と語る。
馬場さんは、「私は他人の彼氏がほしくなったことは一度もないけど(笑)」と前置きし「恋って考えてするもんじゃないというスタンスでいるのが宿木。そこは私もそうだなと思います。恋って感覚的なもので、言葉にできるものじゃないし、『好き』と思ったらそれはもう恋だと思います」と宿木の恋への向き合い方に同調する。
そんな3人を尻目に平さんは、「北代さんです」と答えつつも「(3人の答えが)意外でした…。ちょっとわかんなくなりました」と困惑した様子。「(自身に)積極性はないので、気になっても一歩引いちゃっている感じが北代かなと思いました」と分析する。
一方、女性陣から見て西条はどういう存在であり、どこに魅力があると思うか?と尋ねると、西条の幼なじみである北代を演じた西野さんは「(西条を想っている)北代も、どういうところが好きかとかは言ってないんですよね。一緒にいるうちに何となく好きになったのかな?一緒にいる時間の居心地の良さ――相性がいいんじゃないかな?性別を気にせず、友達のように接することができるし、あとはイジりがいがあると思います(笑)」と指摘する。
一方の平さんは、「誠実なところ。真面目ですごく素直だったりもしますし。あとはギャップ?現代にいなさそうな“不思議くん”みたいなところ?」と意外な魅力を掘り下げる。
馬場さんも、「ちょっと変なので、一緒にいたら面白いなとは思いますし、なんだかんだ『イヤ』とか言いつつ、付き合ってくれるんですよね。断ったけど来てくれる、意外と優しいところがある」と変人ぶりと意外な優しさに一票!
女性陣の答えにうなずきつつ、神尾さんは「やっぱり誠実というのが近いのかな?ちゃんとそれぞれと最後まで向き合って、最終的に自分で決めるんですよね。おざなりにしないで向き合うというのは、意外とできないし、女性に対して苦手意識がありつつ、ちゃんと向き合うというのはえらいなと思います」とその魅力について語った。
イベントの最後に神尾さんは本作について「今までにない、不思議な感覚になる映画です。4人の会話を聞きながら、自分にとって恋って何なんだろう?と考えていただけたらと思います」と呼びかけた。
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0613magazine · 1 year
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200801 Vogue Japan
世界が恋するBTSが見つめる未来〜独占インタビュー。
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今やアジアのみならず、世界で最も愛されているボーイズグループBTSを『VOGUE JAPAN』が独占撮影およびインタビュー! 7月に発売された新作アルバムのことはもちろん、ファンへの思い、そして将来の希望などについて聞きました。
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2013年にデビューしてから7年間、BTSが築き上げた実績は、そのとてつもない数字が物語っている。再生回数1億回を突破したミュージックビデオは計24本。2018年5月に発表したアルバム『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』、2018年8月に発表したリパッケージアルバム『LOVE YOURSELF 結 'Answer'』がともに米ビルボードで1位を記録。2018年、アルバム売上が世界2位のアーティストに選定された。2018年夏、ソウルからスタートしたワールドツアー“BTS WORLD TOUR LOVE YOURSELF”は、北米15回公演、ヨーロッパ7回公演すべてのチケット完売を記録。
頂点を極めたメンバーたちは爽やかで謙虚。 
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そんな圧倒的な業績を達成した7人のメンバーは、近づいてみると、礼儀正しい青年たちだ。彼らが登場する本誌8月号のテーマは「Luxury(ラグジュアリー)」。そこで、メンバーが考える「Luxury」について聞いてみたところ、答えは実にさまざまだった。  
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リーダーのRM(25歳)は落ち着いた口調でこう答えてくれた。「日常のささやかな瞬間を楽しんでいると自覚することが、最高のLuxuryだと思います。例えば、朝起きてすぐに植木に水をやる瞬間。どれほど平和で楽しいかを実感するときです」。
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「自分にさまざまな投資をし、いろいろな経験をしています」と、多彩な才能を持ち合わせているSUGA(27歳)。
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「誰かと心から触れ合えた瞬間ほど、胸がいっぱいになるときはありません。両親と食事をしながら交わす些細な会話や、僕を一番応援してくれる親しい友達と電話で話したり、そしてファンの皆さんと分かち合う日課。そんな心温まる出会いからインスピレーションやポジティブなエネルギーをもらっています。それが僕にとっては最高のLuxuryです」と、少年美あふれるV(24歳)が目を輝かせる。 
 性格もルックスも個性あふれるメンバーたちだが、ステージに上がるとそのパワーは一つとなってスパークする。
世界を舞台に、世界基準を変えた7人。 
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BTSの影響力は音楽活動だけに留まらず、社会的に、また芸術的にも広がった。2018年、UNICEF(国際連合児童基金)招聘の会合では、スピーチを通して「自分の声を見つけ、自分を愛そう」というメッセージを伝えた。そして、BTSの哲学とメッセージを共有するグローバル現代美術プロジェクト「CONNECT, BTS」では、アートと大衆をつなぐ架け橋になった。 
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BTSを通して全世界の音楽ファンは、K-POPの新しい世界はもちろん、価値体系の変化を目の当たりにした。友達のように気兼ねなく触れ合っていたかと思えば、ステージに上がると、カリスマ性にあふれる最高のダンスパフォーマンスを披露し、EDM、ヒップホップ等、今一番ホットなサウンドが一つになったダンスミュージックを完璧なスキルでこなすアーティスト。 
一方、欧米ではちょうど人種の多様性を享受するコンテンツが広く愛され、BTSの世界的な人気はそんな時代の世相を反映。と同時に、価値体系の変化、その出発点でもあったと言える。 例えばこれまで、アジアから欧米に進出し成功するには、英語で歌わなければと言われていた。インタビューにはRMが率先して流暢な英語で答えるが、BTSの楽曲の歌詞はほとんどが韓国語だ。
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「韓国の文化と、ありのままの僕たちを応援して関心を持ってくださることに感謝の気持ちでいっぱいです」と、自作のソロ曲「約束」では楽曲の深い世界観とハイトーンボイスで魅了したJIMIN(24歳)。
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ファンコミュニティ内では韓国語を学べるコンテンツもある。「僕たちがきっかけで韓国語を勉強するようになったと聞きました。とても不思議でありがたいです」と穏やかさと芯の強さを併せ持つ最年長のJIN(27歳)。
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「世界はとても広くて、とても狭いという相反する考えを持つようになりました。いろいろなことに感激するより、ここソウルで一生懸命、僕たちの音楽とパフォーマンスを磨き上げ、誠意を持って前進すること、それが一番、世界的なことではないでしょうか」(RM)
待望の日本アルバムに寄せるメンバーたちの期待。
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7月15日に日本で4枚目のアルバムとなる『MAP OF THE SOUL :7 〜 THE JOURNEY 〜』がリリースされた。2013年6月の韓国デビュー以来、7年間の喜びや苦悩、成功や試練を経て成長する“7人の旅の地図”がテーマとなっている。リード曲「Stay Gold」と、JUNG KOOKがプロデュースし、作曲に携わった「Your eyes tell」の2曲が新たに収録される。
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「自分が手掛けた曲にはいつもどこかに悔いが残るのですが、皆さんがこの曲を好きになってくれたらうれしいです」と、歌もダンスもパーフェクトな末っ子JUNG KOOK(22歳)は語った。  世界に韓国語の歌を届けている彼らだが、日本で発売されるアルバムには日本語の曲も収録される。 
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「同じ曲でも、オリジナルバージョンと日本語バージョンで魅力が違います。それぞれの言葉が持つ語感によるものもあれば、日本語バージョンとして新しくレコーディングしたことで新たにニュアンスが加わったものもあります。そこに集中して聴いていただけると、より興味深く今回のアルバムを楽しめますよ!」とムードメーカーのJ-HOPE(26歳)が笑顔で語る。
彼らがリリースする楽曲やミュージックビデオには、掘れば掘るほど楽しめる工夫が凝らされている。そんな完成度の高い作品が、世界のファンから音楽専門ジャーナリストまでを魅了するのではないだろうか。
予期せぬ事態に直面しつつも、前向きに躍進。 
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ただ、新型コロナウイルスの感染拡大により、春に開催予定だったソウル公演や北米公演が延期やキャンセルになるなど、BTSの活動も変更を余儀なくされた。 
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「これまで当然だと思っていたことを新しく感じるようになりました。ツアーの真っ最中は、今どの都市にいるのかもわからないほどに疲れて、自分の体がいつまで耐えられるだろうかと思うこともあります。でも、今回の事態を経た後は、もう一度、以前と同じ状況にぶち当たっても、仕事に臨めることの大切さを強く感じ、その瞬間をもっと満喫しようとするはずです」(SUGA)。
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「仕事に没頭するうちにその大切さを忘れて生きていた気がします。改めて振り返ってみると、仕事は僕の人生においてとても大事な原動力だということに気づかされました」(J-HOPE)。
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「自分をさらによい人間に成長させるために、ボクシングやギターなどをもう一度始めました。これからの自分の仕事のために、少し違ったアプローチをする努力をしています」(JUNG KOOK) 
 今や世界的なスターとして爆発的な人気を得たBTSだが、アーティストとしてターニングポイントとなった時期や曲はあるのか、聞いてみた。
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 「ターニングポイントはたくさんあったと思います。中でも一番記憶に残っている瞬間は、2015年の『I NEED U』が収録されたアルバム『花様年華 pt.1』をリリースしたことです。この曲があったから、僕が思い描いた夢のメンバー、そしてファンの皆さんのことを改めて考えるきっかけになりました」(JIMIN)。
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「2016年の『FIRE』が決定的な曲だと思います。『FIRE』のおかげでBTSとしての気持ちを新たにすることができました」(JIN)  
ファンと一緒に成長し、寄り添うメンバーたち。 
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抑圧された10代の心を代弁するヒップホップグループとして誕生したBTSが、『花様年華』シリーズから儚い青春の美しさを描いて人気を確固たるものに押し上げたできごとは、ファンにとっても大切な伝説のひとコマとなっているようだ。 最後に、7人でデビュー7周年を迎えたBTSが5年後、または10年後について、どんな世界を想像しているかを尋ねてみた。 
「年を重ねた分、内面がもっと成長して、素敵な人になっていたらうれしいです」(JUNG KOOK)。「5年後? 想像もできませんが、また違ったすごい世界が広がっているのかもしれませんね!」(SUGA)。「世の中は目まぐるしく変わっていて、5年後と言われても、はるか遠くのことのように思えます。10年前、スマートフォンがなくてはならない存在になっているとは、誰が想像できたでしょう(笑)」(J-HOPE)。「世界は驚くほど変わっていると思います。そのときも今のように、一緒に会って過ごすことができるなら、それ以上、望むことはないです」(JIN)。「どんな場所で、どんな姿で、どんな音楽をやっているか、全く想像できず、実は頭の中でずっと気になっています」(JIMIN)。
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「今と同じように、常に自分自身に挑戦する姿を見せて、ARMY(BTSファン)と一緒に年を重ねていけたらうれしいですね」(V)。
そして、リーダーのRMはこう言った。「5年前を振り返ってみると、BTSが注目され、活発な活動を繰り広げ始めた頃。そのときは、5年後に今のような姿になるとは全く予想できなかった。同じように、今から5年後の姿は想像することすら難しい(笑)。ただ、今のまま、元気に一緒に活動できたらうれしいですね。小さい希望だけど、それで十分です。そして今度はグラミー賞を受賞できたらうれしいです!!」 
若者の気持ちをリアルに表現し、詞と音楽とダンスで世界のミュージックシーンに風穴を開けた韓国の7人組。その未来は未知数だが、無限の可能性を秘めている。彼らが度々口にするように、近い将来、まずはグラミー賞を取るのかもしれない。
Profile JIMIN 1995年10月13日生まれ。「(自由時間があると)ソファに横になってテレビを観ています。あとは、歌の練習や運動をして過ごしています」。シャツ ¥105,000  パンツ ¥84,000  シューズ ¥95,000  ロゴループタイ ¥28,000(すべて予定価格)/すべてPRADA(プラダ クライアントサービス)  その他/スタイリスト私物
J-HOPE 1994年2月18日生まれ。「(自由時間があると)音楽を聴いたり、ご飯を食べたり、寝たり(笑)……。主に家にいます」。シャツ ¥120,000  バミューダショーツ ¥68,000  ソックス ¥23,000  シューズ ¥83,000(参考色)  ロゴループタイ ¥28,000(すべて予定価格)/すべてPRADA(プラダ クライアントサービス)  その他/スタイリスト私物
RM 1994年9月12日生まれ。「(自由時間があると)最近は運動をしたり、本を読んだり、動画コンテンツを見たりしながら過ごしています。もちろん、曲作りもしています」。ライトジャケット ¥380,000  シャツ 参考商品  バミューダショーツ ¥114,000  ソックス ¥23,000  シューズ ¥115,000  ロゴループタイ ¥28,000(すべて予定価格)/すべてPRADA(プラダ クライアントサービス)  その他/スタイリスト私物
V 1995年12月30日生まれ。「(自由時間があると)Weverseをします。また、音楽を聴いたり、映画を観たり、曲作りをしています」。ジャケット ¥258,000  シャツ 参考商品  パンツ ¥90,000  シューズ ¥90,000(すべて予定価格)/すべてPRADA(プラダ クライアントサービス)
JIN 1992年12月4日生まれ。「(自由時間があると)ゲームをしたり、寝たりしています」。ジャケット 参考商品  シャツ 参考商品  パンツ ¥90,000(参考色)  ソックス ¥23,000  シューズ ¥72,000(すべて予定価格)/すべてPRADA(プラダ クライアントサービス)
SUGA 1993年3月9日生まれ。「(自由時間があると)最近はさまざまな挑戦をしています。さまざまな分野の勉強も一生懸命しています」。シャツ ¥105,000  パンツ ¥84,000  ソックス ¥23,000  シューズ ¥76,000  ロゴループタイ ¥28,000(すべて予定価格)/すべてPRADA(プラダ クライアントサービス)  その他/スタイリスト私物
JUNG KOOK 1997年9月1日生まれ。「(自由時間があると)最近は、普段できなかったことをもう一度習っています」。ライトジャケット 参考商品  シャツ 参考商品  バミューダショーツ ¥68,000  ソックス ¥23,000  シューズ ¥115,000(すべて予定価格)/すべてPRADA(プラダ クライアントサービス)  その他/スタイリスト私物
Scans from Jun 2020 Magazine
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English Translation
Seven years after debuting in 2013, the achievements BTS have accumulated are told through tremendous figures. 24 of their music videos have surpassed 100 million views. The album LOVE YOURSELF TEAR announced in May 2018 and LOVE YOURSELF ANSWER announced in August 2018 both ranked in 1st in the Billboard charts. Their album sales put them as the second best-selling artist in the world in 2018. The world tour that started in Seoul in summer of 2018 had 15 shows in North America and 7 shows in Europe, all sold out.
Even after reaching such heights, the members are refreshing and humble. Upon approaching the seven members that had achieved such tremendous feats, they turned out to be well-mannered young men. The theme of the August Issue they’re featuring in is Luxury, so they were asked about what they considered a luxury. Their answers truly varied a lot.
Leader RM answered this in a calm tone: RM: Being aware of how the smallest moments in daily life can be enjoyable is the greatest luxury, I believe. For example, watering my plants the first thing in the morning. I can feel how peaceful and joyful I feel at that moment.
SG: To be able to invest in yourself and experience many things. SUGA, who has a diverse range of talents, said.
V: There’s nothing that fills my heart more than being able to interact with someone with sincerity. Chatting about trivial things over a meal with my parents, talking to my closest friends over the phone, and being able to share my day with the fans. I receive inspiration and positive energy from such heartwarming moments. That is the greatest luxury to me. V said with his eyes shining with youthful beauty.
The members all have their own individual personality, appearances, and characteristics, but when they go on the stage their power combines into a single spark.
With the world as their stage, these seven people changed the standards of the world. BTS’s impact is not just musical – their influence extends to society and the arts as well. They were invited to the UNICEF General Assembly in 2018 where they gave a speech with the message of “Love Yourself, Speak Yourself.” They also combined their philosophy and message with global contemporary art in CONNECT BTS, a bridge that connected art and continents.
Through BTS, music fans around the world are witnessing a new era of K-POP and the change of existing values. They are artists that interact freely with fans in a friendly manner before going on stage to show the ultimate, charismatic dance performance. EDM, hip-hop all the hottest sounds come together to create dance and music perfected by their skills Meanwhile, the west is currently in a state where multicultural content is widely received and loved: BTS’ worldwide popularity is testament to that state of society. At the same time, the change of values could be said to have originated from that.
For example, it was said that success in the west only came about by singing in English. RM leads nterviews with his fluent English, but BTS’ song lyrics are almost entirely Korean.
JM: We’re so grateful there’s interest in the culture of Korea and that we’re supported for being ourselves. said Jimin, whose charming high-tone voice depicted a profound world in his self-composed solo song, Promise. There is even content in the fan community to learn Korean.
J: We’ve heard of people who started learning Korean because of us. It’s a very strange feeling, but we’re grateful Jin, the eldest possessing both a strong core and gentleness, said.
RM: I’ve started to consider the world as somewhere that is both very big, yet at the same time very small. Rather than being deeply affected by everything, we polish our music and performance here in Seoul, to the best of our abilities. I believe moving forward with sincerity is the best thing we can do for the world.”
The expectations of the members as their long-awaited Japanese album approaches. The fourth Japanese album MAP OF THE SOUL 7 JOURNEY will be released on July 15. The theme is the journey of seven people since their debut in June 2013 – seven years of joy and pain, trials and tribulations, success and growth. Lead song Stay Gold and a second song produced by Jungkook titled Your Eyes Tell are newly recorded.
JK: I always have lingering regrets about the songs I make myself, but I hope that everyone will like this song. Jungkook, the maknae perfect at singing and dancing, said.
BTS deliver songs in Korean to the world, but on Japanese albums the songs are recorded in Japanese.
JH: Even if they’re the same song, the original version and Japanese version both have their own charms. There are different nuances in the words of different languages, and newly recording the Japanese version means something new is added to the song as well. If you listen carefully for those nuances, I’m sure you’ll be able to enjoy the album even more! The mood-maker j-hope said with a smile. In the songs and music videos of BTS, there are many intricate details to be enjoyed the deeper you go. Such perfected works have charmed not only fans around the world, but music industry journalists too.
Despite facing an unexpected situation, they push forward positively. However, due to the spread of the COVID-19 pandemic, the Seoul and North American concerts planned for spring have been cancelled or postponed. BTS’ plans were forcefully changed.
SG: I started seeing the things I took for granted until now in a new light. Normally in the middle of tours, l’d be so tired I’d have no idea what city I was even in, wondering how much longer my body would hold out. But after the circumstances this time, even if I were placed in a similar situation to before I’ve realised how important it is to face my work and enjoy the moment to the fullest.
JH: Being immersed in work all the time has made me forget the importance of that. Looking back on it now, I realise how much of my work is my driving force in life.
JK: In order to develop myself into a better person, I started learning things like boxing and guitar again. I’m going to work hard and take a different approach towards my job.
The current BTS are superstars that have achieved explosive worldwide popularity, so we asked them if there was a particular time period or song that was their turning point.
JM: I believe there were many turning points. Among them, the one I consider most memorable would be when we released HYYH Pt. 1 in 2015 with the title song I NEED U. This song was what spurred me into reconsidering the dream I had pictured with the members and fans.
J: I think the song FIRE from 2016 was a definite turning point. It was thanks to this song that I was able to refresh how I felt as a part of BTS.
Growing with the fans, the members grow closer. Born as a hip-hop group that spoke on the behalf of oppressed teenagers, the HYYH series that depicted the fleeting beauty of youth boosted and cemented their popularity is a fan favourite of their many legendary moments.
Finally, we asked the now-seven-year-old BTS what they imagine the world will be like in five or ten years' time.
JK: l’d be happy if I matured more on the inside and became a great person as I gain years
SG: Five years' time? I can’t picture it at all, but I’m sure it’ll be another wonderful world!
JH: The world changes dizzyingly fast, so five years sounds like a lifetime away. Who would have imagined smartphones would become such an essential item ten years ago? (laughs)
J: I think the world changes in surprising ways. There’s nothing I want more than for us to be able to meet each other and spend time together just like now.
JM: Where will we be, what will we look like, what kind of music will we be doing? I can’t imagine it at all…. It’s actually something I’ve always wondered about myself.
V: Just like now, I’d like to be able to keep challenging myself and show that side of me to ARMY, who I hope will grow old with us.
Finally, the leader RM said this: RM: Looking back on five years ago, BTS was just starting to gain momentum in activities Back then, we would never have been able to imagine our current selves in five years' time. Similarly, it’s difficult to imagine what we’ll look like in another five years. (laughs) But I’d be happy if we could continue as we are right now, happily and healthily. It’s a small wish, but it’s more than enough. And I hope we can win a Grammys next time!
The seven-membered Korean group expressing the realistic feelings of youth and breathing new life into the music scene through their lyrics, melodies, and dance. Their future is unknown but holds countless possibilities. Like they occasionally mention themselves, a Grammy award mav be possible for them in the near future.
2018/09 – First appearance on The Tonight Show Starring Jimmy Fallon. Spoke about their dream to attend the Grammys someday.
2020/01 – Attended the Grammys as the first Korean artists to perform on stage. Collaboration with Lil Nas X.
2020/02 – Performed their new song ON at New York’s Grand Central Station for The Tonight Show.
2020/03 – Participated in James Corden’s remote music program Homefest by performing Boy With Luv.
2020/02 – Appeared in The Late Late Show’s extremely popular corner, Carpool Karaoke.
JIMIN Born 1995/10/13. “When I have free time, I lie on the sofa and watch TV. I also practice singing and exercise.” Shirt 105k, Pants 84k, Shoes 95k, Logo Loop Tie 28k (AIl JPY RRP)/AIl PRADA / Others stylist-owned
J-HOPE Born 1994/02/18. “When I have free time, I listen to music, eat, sleep… (laughs) I mostly stay at home.” Shirt 120k, Bermuda Shorts 68k, Socks 23k, Shoes 83k (sample colour) Logo Loop Tie 28k (AIl JPY RRP) / AIl PRADA / Others stylist-owned
RM Born 1994/09/12. “When I have free time, I’ve recently been working out, reading, watching videos. Of course, I write songs too.” Light Jacket 380k, Shirt (sample item), Bermuda Shorts 114k, Socks 23k, Shoes 115k, Logo Loop Tie 28k (AIl JPY RRP) / AIl PRADA / Others stylist-owned
V Born 1995/12/30. “When I have free time, I’m on Weverse. I also listen to music, watch movies, write songs.” Jacket 258k, Shirt (sample item), Pants 90k, Shoes 90k (AIl JPY RRP) / AIl PRADA
JIN Born 1992/12/04. “When I have free time, I play games and sleep.” Jacket (sample item) Shirt (sample item), Pants 90k (sample colour), Socks 23k, Shoes 72k (AIl JPY RRP) / All PRADA
SUGA Born 1993/03/09. “When I have free time, I’ve been taking on new challenges lately. I’m studying my hardest in all sorts of subjects.” Shirt 105k, Pants 84k. Socks 23k, Shoes 76k Logo Loop Tie 28k (AIl JPY RRP) / AIl PRADA / Others stylist-owned
JUNG KOOK Born 1997/09/01. “When I have free time, I’ve been learning things I couldn’t learn properly all over again.” Light Jacket (sample item), Shirt (sample item), Bermuda Shorts 68k, Socks 23k, Shoes 115k (AIl JPY RRP) / All PRADA / Others stylist-owned
Source: Vogue Japan Scans by: @kocchi English translation by: @kocchi
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oka-akina · 1 year
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1222-29らへんに考えたこと
 日記でもないんだけど朝読み返したら5000字くらいあって、こういうのはいつも書くだけ書いてtumblrには載せないんだけど、こういうのがメモ帳にいっ…ぱい溜まっているのでたまには載せておこうかなあと思った。夜書いた段階ではなんか暗いなと思ったけど朝読んだらそうでもない気もした。わたしの気分というのはとてもあやふやで、そんなもんだろうと思った。
ーーーーーー
 ブックセラピーの企画にお誘いいただいた。ブックセラピーとは悩みに本を”処方”するというものだそうで、渋谷○○書店のスタッフ・リレキショウタさんがBOOPY(ブッピィ)というサイトをやっているとのこと。サイトに寄せられた悩み事についてそれならばこんな本がおすすめですよと選書し、本の紹介記事を書くのだそう。  わたしは性格が歪んでおり非常に意地悪なので、わたしのような者に悩みを相談してはいけないと思います…、そもそも文章を書くのが上手いわけではないので小説ではない文章を書ける気がしません…(じゃあ小説は書けてんのかっていうとわかんないんだけど、べつに文章上手くなくても小説は小説になりうる(なっちゃう)し、そもそもわたしの小説はわたしが勝手に書いているものなので文章の巧拙とはべつのところにある)。何度かお話を伺うたび、わたしはそのようにお断りしていたんだけども、12/22にお店番をしていた際、なんか話の流れでとりあえず年末までにひとつ(ふたつ?)記事を書くことになった。  ぜったいに向いてないと思います、とても無理です、書けません、ライター仕事は承っていませんとはっきりきっぱり言いすぎてたぶん冗談みたいに聞こえたんだと思う。そして○○書店でかなりお世話になっている方なので文章を書いてくれと言われるとなんかこう書こうかなあという気になってしまった…のか?  これは小説だとほんとにそうで、同人誌のアンソロだと、主催の方をよく知らなかったりアンソロのコンセプトがよくわからなかったりでも、依頼されるとうれしくて書いちゃう。何か作品を読んでくださった方から小説を書いてくれと依頼されると、ほんとにとてもうれしい。二つ返事で書く。わたしは性格が歪んでおり非常に意地悪だけどとてもちょろいのだ…。そしてそれが無責任だし軽薄な態度だとも思う。でもほんとに、小説書いてって言われるとパーッとうれしくなってしまう。で、今回のこれは小説ではない。
 今回、わたしは記事をひとつ書くのかふたつ書くのか? わからない。口約束なのではっきりしなかった。とりあえずひとつ書いた。書いた後は自分のtumblrだったりペーパーだったり自由にしてよいということで了承いただいた。けっこういろいろ譲歩してもらっている。けれどもなお、ほんとに書くのかという気分だったし、非常に苦しんで書いた。  小説ではないからか? わからない。どうしてわたしに依頼してくださったのかもよくわからない。悩み相談というのはちゃんとそういう訓練を受けた人、資格を持っている人がやった方がいいんではないのか。あえてそうではないところに価値や意義を見出す企画であることは説明され、言わんとしていることはなんとなくわかったものの、わかったものの…。悩み相談を受けた人がかえってダメージを受けてしまうってことはありそうだよなあと思った。またこういうブックセラピーというものが、皆保険制度のない国から始まったものとのことで、そのあたりも考えたいことがたくさんあるなと思った(保険制度を話題に出すならわたしは慎重になる)。  そしてこの「悩み」というのが、ほんとにこういう悩みの人がいるのかどうかわからないというのがわたしにとって蜘蛛の糸のようにつきまとい、たぶんここに苦しんだ。「悩み」はBOOPYのサイトで募集しているが、それをそのまま載せるとは限らず(さっきの「悩み相談を受けた人がかえってダメージを受けてしまう」というあたりに配慮していると思われる)、サイトが始まったばかりということもあり、架空の悩みである場合もあるらしい。  架空の悩みって言い方はよくないか。よくある悩み事的なものをインターネットでサーチしたというようなことを言っていたので、そのような悩みを抱えている人はいることはいるのだろう。でもその人が何か本を紹介してほしいと思っているわけではないだろう。同じような悩みを抱えている人が記事を読んだときに何かしらふうんとはなるのかもしれない(そういう悩みのシェア、その意義についても伺った)。でももしかして今書いているこれは独り相撲なのかもと思うとやや虚しい気持ちにはなった。  いやまあこういうのは本の紹介がメインであって、悩み自体はお題的な建前かもしれない。サイトの趣旨をお話いただいたとき、本好きが活躍できる未来をつくりたいとおっしゃっていたから。  いやわたしは「本好き」なのか? 小説を読んだり書いたりを日々やっていて、たぶん好きだと思うけど、本好きかっていうとどうだろう…。好きな本は小説に���らずたくさんあり、それなりに買ってる方なのかなと思うけど(自分の収入とのバランス、ほかの支出と比べるとそれなりに好んで買っている方だとは思う…という話。でも蔵書量や積読を誇るタイプではないな〜)、それをもってして「本好き」か? 本ってだけだと何を指しているかよくわかんないよなあといろいろ屈託があり、「本好き」とカテゴライズされることに抵抗がある。  いやほんと、そういうのも含めてわたしがマジレスしちゃっているだけかもしれない。サンプル的に何か書けば何かしら何かになるのかもしれない。誰も読まなくてもわたしが文章を書く練習にはなる。それはそう。まあ文章を書く練習なら毎日小説を書いているんですけども…。ほんと、そんなにいろいろ気にかかることがあるんならやんなきゃいいでしょって感じかもしれないんですが、いやわたしはできねえって何度も言っていて、でも話の流れで書くことになっている。不思議なことに。  そしてこのように書いてみるとものすごく愚痴みたいに見えるので我ながら驚いているんだけど、わたしは苦しんで文章を書くのがそんなにイヤではなくて…。記事自体は非常に楽しんで書いている。苦しんでいるとの楽しんでいるのとは同時に起き得る。これ長いことわたしの小説とかtumblrを読んでくださっている方には伝わると思うんだけど…。
ーーーーーー
 サイトをひととおり読み、記事を書いてみた。そもそものところで「こういう気分のときにこういう本」というのがあんまりよくわからないので難しかった。毎日なにかしら読んでいるけども、それって自分の気持ちに合わせて本を選んでいるわけではないよなと思った。  たとえばわたしは呉明益の『自転車泥棒』という小説をおととし読んで、すごく好きだと思った。日本橋の誠品書店を初めて覗いて、せっかくだからと台湾の作家コーナーを眺めていて、なんとなく手に取った本。帯の、「この小説は「なつかしい」という感傷のためではなく、自分が経験していない時代とやり直しのできぬ人生への敬意によって書かれた」という文言に惹かれた。あと手持ちのお金が少なくて文庫本を中心に眺めていたというのもある…。  じゃあ、本を手に取ったとき自分の気分がどうだったかというのはあんまり関係ないように思う。面白そうだな、読みたいなと思うとき、わたしは白紙になっている…というのもちょっとちがうか…。「私」がないことはない、あることはあるけども、「私」を中心に据えて何か読もうとはしていない。あとこの『自転車泥棒』ってそこそこ分厚いので、一気に読むものではなく、日々のいろんな気分を御しながら読んでいたと思う。元気な日もあったしイライラしている日もあった。わたしの日々の波風が、「ぼく」の家族の歴史は「盗まれた自転車」に始まるという長い物語——まずは「ぼく」の祖父が生まれた年まで遡り、自転車をめぐって台湾の中華商場から戦時中のビルマ、日本、ウンベルト・エーコの創作論…とさまざまな旅をする——と一緒にあるということ。自分の生活に長い物語が入り込むようでもあるし、生活から離れたところにある物語の中にフッとワープするようでもあるし。どうとでもいえちゃいそうでもある。  文芸だけでなくいわゆる人文書でもそうだと思う。何か知りたいことや調べたいことがあるから本を手に取るとも限らず、なんとなくこのテーマに関心があるとか、ふと目を惹かれたとかで、思わぬ興味が広がったり学びを得たりする。『動くものはすべて殺せ アメリカ兵はベトナムで何をしたか』を読んだわたしの動機はなんだったっけ。  またこれはどちらかというと随筆の部類だと思うけど、古い岩波新書の『釣りの科学』を手に取ったのがなんでなのかこれもぜんぜん思い出せないが、好きな本で何度も読み返している。大学の教授を退いた筆者が科学的視点で語る釣りの話。魚の生態や釣りの仕掛け、釣り方など。わたしはまったく釣りをしないし1969年に書かれたものなのでこの本でわかる新事実のようなものはあんまりない気がするけども、語りの端正さや優しい感じに落ち着く。釣りそのものではなく、何か態度のようなものを学んだ気がしている。「釣り」とか「海洋生物」とか「生き物」とか「科学」といったタグづけとはおそらくべつのところに、わたしの気分や得たものがある。  じゃあ気分にあわせて本を選ぶというのが嘘だと訴えたいのかというと、べつにそういうわけではなくて…。企画を否定したいわけではない。気分から本を選ぶこともあることはあるし、そしておそらくは人に伝える切り口としてそれがわかりやすいというのはあるんだろうなあと思うし。ブックセラピーに限らず、書店のPOPとかでも見かける。「〜〜なあなたにおすすめ」とか。ちょっとマッチングアプリっぽいのかな。なんとなくお膳立てされてる気がするのかな。「人に伝える切り口としてそれがわかりやすい」、そういうある種の茶番がありそれにのるということ。これには気分やコンディションが大いに影響しそうだ。
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 ともかくだ、「4年付き合っていた彼と別れて立ち直れない、結婚まで考えていたのに、、、/30代・女性/会社員」という悩みを与えられ、わたしは本を選んだ。  最初パッと思いついたのは『海をあげる』(上間陽子 著)。なんでだよって感じだけど(『海をあげる』は沖縄に横たわる暴力の話だ)、冒頭の「美味しいごはん」という話が、著者が前夫に不倫されたときの話で、著者の友人たちの励ましのことなどを思い出したので…。読んだ人はわかると思うんだけど。そしてわたしは最初にこれを読んだとき、自分にはこういう友人っていないな〜!と思った。卑屈になっているわけではないんだけど、いないな〜!と思った…のを思い出し、やめといた。  この「30代・女性/会社員」という方がほんとにいるのかわからない。もし恋人との別れという内容で「30代・女性/会社員」という属性を作り出したのだとしたら、そこに偏見はないかというのも気になった。わたしはとても疑り深い…し、どうせ茶番なのだとしたら「あるある」をやる姿勢みたいなのは、そりゃまあ気になる。これは小説を書いているときもすごく思う。じゃあ小説にしようと思った。何か好きな小説、今年読んでああ好きだと思った小説からひとつ選ぼうと思った。  12/29の店番で原稿を提出した。これがそのまま使われるのか直しが入るのかなんだかわからないけども、ともかく1400字くらい書いて出した。1月半ばくらいにサイトをリニューアルするとこのことだった。たぶんそれより前に、このtumblrに載せるとかフリーペーパーとかにしようかなあと思っている。  前回の日記にも書いたけど、赤澤玉奈さんの展示で、悩みを語りそれを石にドローイングしてもらうというのがあった。それをやってもらったときにこの記事のことはもうあった。わたしが本を紹介するよりこっちのほうがいいよなと思った。そして、わたしの話を聞いてくださったときの赤澤さんの感じ、受け止めてくれたという感じが、わたしには無理そうだなあと改めて思った。  ややこしい性格をしているのは自覚している。わたしのような者が文章を書くことが、なにかしらいいことになるように、サイトに掲載することでわたしの活動や作品にもつながるように、いろいろ気を遣ってくださっているのはほんとにもうよくわかった。けども…と言いたいことがいろいろあって、もうちょっと考えます。どうしてわたしはこの善意にパッとのれないんだろう。  ついでにもいっこ書いておくけど、こないだ神保町のシェア型書店で買い物したとき、運営の方とちょっとお話したのね。わたしは渋谷○○書店で棚をやっていますと名乗って、お店によってだいぶ雰囲気がちがいますねみたいな話をしたの。そしたら話の流れで「渋谷のあそこはキラキラしてますもんね」って言われ…。あ〜〜やっぱ出版って権威どまんなかよな…こういうところで元気いっぱいなのはやっぱアカデミックな男の人なんだよな…と思った。ってかわたしがその店に参加してるっつってんのに面と向かって「キラキラ」って形容すんのは、さすがに喧嘩売ってねえか?   いやわかるよ、たしかにまあこのとおりわたしは「本好き」みたいな語にものすごく屈託があり、そういったところから始めようとしているこういうブックセラピーのような企画にもかなり疑問をもっているけども…。でもそこに何かつっこみを入れようとするときに、なんかこうすごく権威的な感じになっちゃうのはやっぱイヤなんだよな…。と思った。ほんとにわたしはどうしたいんだろう。こういうことをtumblrに長々書いてしまうのもほんとにどうなんだとは思うけど、わたしの日記を読む人はそんなにいない(これは謙遜ではなくほんとにそんなにおおぜいいない)ので、書き残しておく。こういう、実際どれくらい影響力があるのかってことをなんとなく判断した上でまあほぼないっしょとやる…というのは日々いろいろあって、おそらくブックセラピーのサイトについてもそういう判断がなされており、わたしは杓子定規的、儀礼的に予防線をはりまくる感じよりはこっちのほうがいいと思うので、結局は懸念にすぎないかも…とかも思う。  いまこの長い日記(?)を書きながら、独り相撲的ということと、本を選び、読むことについて、あっと思ったことがあった…んだけどすぐ消えてしまった。なんだっけな。たぶんもうちょっと考えたら何かわかりそうな気がする。
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shu-sumie · 2 years
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✨You tube『ゴリちゃんねる』へ 出演させて頂きました 【You tubeリンク】 https://youtu.be/LbmsOBxweuo (*)インスタはURL有効にならないので、プロフィールのストーリーズのリンクから飛んでください🙇‍♂️🙏 または、You tubeで『ゴリちゃんねる』で検索 @gorichan_club @katsuhikoigawa 井川克彦様は、市議会議員としても活躍 You tubeは、 ノア・グローバルコーポレーション株式会社にて撮影頂きました。 以前私もここでお世話になっておりました☺️ 井川由美子様が学院長を務めております @igawayumiko 実は実は...井川様に近況報告も兼ねて挨拶へ伺ったところ、 「今日時間ある?You tube撮ろうか」との流れになり 「え?いいんですか?」 と二つ返事☺️ 撮影担当の赤坂様に撮影頂きました。 また、井川様ことゴリさんのトークが最高です❗️ 楽しく撮れました✨ 是非ご覧ください🙇‍♂️ https://youtu.be/LbmsOBxweuo ノア・グローバルコーポレーション様を少しだけ紹介します 英会話スクールノア外語学院の運営を手掛ける会社 子供から大人まで幅広く英会話を教育・指導し、多くの方々海外へと飛び、活躍されています。 児童英語教育の第一人者仲田利津子先生 が提唱するMATメソッド認定の学校です。現在では、佐野校、足利校があり、 オンラインレッスンも採用 外国人のクオリティの高いレッスンが受けられる学校です✨ 今回You tubeで、ゴリさんと 主に墨絵アーティストとしての活動内容、活動実績、作品について、 これからのこと...などなど トークしてきました😊 実際動画見るとかなり楽しいです♪ 恐らくこの動画見ると、 「なるほど!だからか‼️」と発見できるものがあると思います。 是非ご覧ください😊🙏🙏🙏 ↓↓↓ https://youtu.be/LbmsOBxweuo (*)インスタの方は、ストーリーズから入ってください🙇‍♂️ 井川克彦様、井川由美子様 この度はご機会くださり誠にありがとうございました🙇‍♂️ 素晴らしい内容のYou tubeとなりました 【撮影・編集】 ノア・グローバルコーポレーション株式会社 オンライン事業部 赤坂璃子様 ●下記You tube内でも紹介● ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 🌟❶大阪イベントについて 9/10(土)開催 大阪心斎橋Imagine&Designにて開催 元HSBC証券会社社長 立澤様( @kenichi_tatsuzawa )企画のイベント型アート個展 これまでの展覧会の常識を大きく超えた展覧会 トークショー、墨絵パフォーマンス、作品鑑賞会・写真撮影の3部構成。是非ご参加ください🙇‍♂️ 参加希望はDMお願いします🤲 🌟❷イベントでは、お茶のマルキョウ様の作ったオリジナルプレゼントを用意 来場者のみお渡しします ( @cha_marukyou ) 公式サイト www.marukyou.shop 🌟❸創業200年以上続く老舗提灯・人形専門店の人形のわたや様のコラボ提灯アートも展示します 1点ものの繊細な作品を是非ご覧ください🙇‍♂️ ( @watayaningyo ) 公式サイト www.wataya-online.com 荒川颼公式サイト www.shusumie.com ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ #東京でイベント開催 #大阪でイベント開催 #筆を使わない墨絵師 #墨絵師 #墨絵 #sumie #ハンドドローイング #handdrawing #日本を代表する墨絵師 #墨絵アーティスト #書道好きな人と繋がりたい #画家さんと繋がりたい #飛墨 #hisumi #唯一無二の墨絵師 #唯一無二の墨絵アーティスト #しゅう墨絵 #shusumie #生きる墨絵 #UNESCO #世界遺産 #ステップアート鑑賞会 #ライブパフォーマンス #墨ノ祭 #人形のわたや #鳳凰 #phoenix #不死鳥 #白銀の鳳凰 #silverphoenix https://www.instagram.com/p/ChyLS7UvFXw/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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pix-ied · 1 month
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2024年 WishListの振り返り(3months)
なんと3ヵ月で7個だけ!つまりこれから楽しみがたくさんあるということですね?
wishlistは手帳に貼る
台湾に行く
アジアのビーチリゾートに行く
香港ディズニーに行く
ニューヨークに行く
ヨーロッパに行く
スターアライアンスの航空会社の飛行機に乗る
5連休以上を取る
水着を着る
腹筋を鍛える
夏のワンピースを買う
ソフトエレガントに似合う服を買う
長めの髪にパーマをかける
ハイライトとシャドウを勉強する
ブルベに似合うリップやアイシャドウを買ってみる(本当にブルベか確かめる)
冬のワンピースを買う
元気に挨拶する
ジムに月6回行く
新NISA始める
ideco始める
税理士の簿記論に合格する
行く国の映画を観る
行く国の小説を読む
新書を読む
日本橋の誠品書店で本を買って読む
地方のミニシアターに行く
地方の本屋で本を買う
小さなSCの本屋さんで海外小説を買う
大人の塗り絵をする
劇場公開される台湾映画を全部観る
劇場公開されるディズニー映画を全部観る
ディズニーシーに行く
ディズニーランドに行く
『百年の孤独』の文庫が発売されたら買う
司馬遼太郎を読む
『春の雪』を読む
ノンフィクションを読む
直木賞の作品を読む
ブッカー賞の作品を読む
旧約聖書を読む
fuzkueに行く
美術館に行く
現代アートを見る
洋館に行く
観劇する
プラネタリウムに行く
デートをする
整体に行く
サウナで整う
温泉に行く
読書ステイをする
映画ステイをする
Netflixで映画を毎月1本は観る
ディズニー+でマルチバース・サーガのドラマを観て追いつく
足裏メンテナンスをする
保湿する
地元の大学の図書館のカードを作る
有料自習室を開拓する
ノー残業デーを月2回作る
なんとか在宅勤務をする
転職サイトに登録する
副業できるスキルを考える
職場の最寄りのビストロを開拓する
スパイスカレーを作る
スープを作る
魚料理を作る
台湾カステラ作る
ナシレマッを食べる
カルグクスを食べる
分厚いサムギョプサルを食べる
ミートボールスパゲッティを食べる
パフェを食べる
ハッピーアワーに行く
billsに行く
夏の夕暮れを眺めながらお酒を飲む
HUBに行く
筆記具を新調する
人を褒める
雑談をする
リーダーシップやマネジメントに関する本を読む
後輩と毎日会話する
発音理論を勉強してみる
英語の文法を勉強する
読書会に参加する
友達を作る
ママしてる友達に美味しいものコンシェルジュする
ランバンの香水買う
香水をつける
マニキュアを塗る
脱毛終わらせる
美容医療にチャレンジする
フィルム写真の練習をする(特にピント)
デジタル一眼を持って出掛ける
平日睡眠時間6時間を切らない
語学留学する
スペインに行く
南米に行く
大学で勉強する
批評を書く
優雅な生活で復讐をする
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【坂本龍一監督追悼 定期演奏会2024】3月31日(日)サントリーホールにて全日程終了いたしました。
2024年の定期演奏会も残すところ1回のみとなりました。 ここサントリーホールは2022年3月に、今から思えば坂本龍一監督との最後の共演のステージとなってしまいました。 舞台裏には世界の名だたるオーケストラのステッカーに混じり、坂本監督が当時のホルン田嶋キャプテンと一緒に手を添え貼りつけたTYOロゴステッカー(長嶋りかこさんデザイン)が輝いています。
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見つかりましたか?
東京近郊に前泊した団員よりひと足早く会場入りして、設営などのお手伝いをしてくれる、今回のツアーのステージング・チームです。
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ありがとう。女子5人に男子2人で、「TYOのNewJeansにKinKi Kids」あたりでどうですかね。
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こちら男子7人組は「TYOのSEVENTEEN(セブチ)を箱推しする事務局岡田さん」で!
ゲネプロ前の挨拶、注意事項です。
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わたしは、生前坂本監督は自分のことを「猛烈な晴れ男だ」だと自称されていましたが、まさかの計らい、追悼の最終公演が3月の観測記録史上の最高温度予想にまでなるとは思わなかった(実際、28度まで上がりました)。最高のホールで、感謝の気持ちを持って、TYO観測史上最高の演奏を、会場のみなさん、ライブビューイングの氷見市のみなさん、坂本監督へ届けましょう、というようなことを言いました。
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東京公演には、今年の2月の福島市での合同練習会に参加してくださった松田理奈さんが、「ぜひみんなと演奏したい」と同じステージに乗っていただけるスペシャルなゲストとしてご出演となりました。しかも、まさに後方から応援のように。団員にとっての好刺激でしかありません。恐縮至極ありがとうございます。
ゲネプロが終わり、第9期の卒団式では、18名の団員の名前を読み上げました。ヴァイオリン菊地彩花さん、山﨑優子さん、渡邉真浩さん、鈴木南々瀬さん、小田知紀くん、戸野部百香さん、千葉隆史くん、コントラバス丹野裕理くん、小針奈々さん、フルート野口菜々水さん、オーボエ菅野怜美さん、クラリネット渡邊理沙子さん、中山優貴さん、ホルン千田捺月さん、田嶋詩織さん、トロンボーン橋本幸歩さん、パーカッション浅野 海輝さん、三浦 瑞穂さん。うち9名が1期からのメンバーです。青春の約半分を東北ユースオーケストラで過ごしてくれたかと思うと感慨深いものがあります。
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コロナ禍でリアルに卒団式ができなかった6期と7期の卒団生の名前もステージで紹介できて良かったです。今回のOBOGとして乗ってくれた16人からは事務局スタッフに花のプレゼント、さらに現役団員からは寄せ書きのプレゼントをいただきました。この時点ですでに涙腺がにじんでおりました。
続けて、全員で毎年恒例の丸尾隆一カメラマンによる集合記念撮影となりました。
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せっかくのサントリーホールのステージですからね。
今回の本番メンバー全員から海津洸太キャプテンへの感謝の寄せ書きを菊野奏良くんが代表してプレゼントです。
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後ろのカメラは、4月に放送のNHKのETV特番チームです。
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今期で卒団してしまうコンミス渡邉真浩さんと、ゲスト奏者のソリスト、成田達輝さんのツーショット。
TYOの一人手芸部である駒井心響さんからは事務局スタッフ一人一人に造花をいただきました。キラキラネームの「ここね」さん、ありがとう。
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福島事務局の竹田学さんには、似顔絵ならぬ似顔折り紙を。そういえば今年の直前合宿初日は竹田さんの指導からはじまったのでした。10日ほど前の出来事ですが、もう1ヶ月くらい経っている気がします。 右に映り込んでいるのは、写真撮影大好きのスーパーサウンドエンジニア、録音のオノセイゲンさん。
そのセイゲンさんが、理事の塩崎恭久さん、「TYOのシュークリームおじさん」荒川祐二さん(実は定期演奏会の配りパンフの楽曲解説執筆者)とブラジル=ポルトガル語について語っておられたので、思わず声をかけました。
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このオジサン三人組は、もちろん「TYOのYMO」です!
今日も舞台裏には坂本龍一監督の遺影が。
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この肖像を通り過ぎる際、軽く会釈する団員(新高校一年生)の姿が心に残りましたが、シャッターは押しませんでした。
さて、開場前のホールのロビーです。
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はじめての定期演奏会で「ラプソディー・イン・ブルー」を共演してくださった山下洋輔さん。その山下さんがアンコールで坂本監督とアドリブ合戦を繰り広げられた記憶が鮮烈な『ETUDE』編曲者の狭間美穂さんから豪勢なお花を頂戴していました。ありがとうございます。そして、毎年協賛してくださっているJA共済さんからは応援のボードに、みんなの意気込みを書いた寄せ書きを展示していました。
こちらはOGのボランティア手伝い、二人組。
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曽我さんと芦名(姉)さんが来てくれました。「TYOの阿佐ヶ谷姉妹」でお願いします。
こちらはTYOオリジナル商品を販売するチーム、4人組。
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えー、「TYOのももいろクローバーZ」で! おかげさまで高額の防災セットも書籍『響け、希望の音〜東北ユースオーケストラからはじまる未来〜』も完売になりました。お買い上げありがとうございました。
開演の14時が近づいて、今日の影アナ隊が集合してきました。
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右から佐藤栞南さん、叶幸多郎くん、海津キャプテン、市川真名さん、丸山周くん(スタッフTデザイナー)です。
舞台袖が賑やかになってきました。
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坂本龍一監督は、音楽を楽しむ大切さを団員に教えてくださいました。追悼公演ですが、これでいいのだ。
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司会の渡辺真理さんまで、嬉々として巻き込まれておられます。
上手では、坂本龍一ピアノへのオマージュほとばしる音を奏でていただいている中野翔太さんを囲んで。
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TYOのヤングな波に飲まれてくださり誠にありがとうございます!
さて開演。
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緊張気味のマエストロを写真撮影で和ませようと試みました。
本番がはじまると、ステージ写真をこっそり撮るのは難しいサントリーホール。今日も休憩前のオリジナル商品の生コマーシャル役三人、TYOのMISAMOが。司会の真理さんに、元団員のNHK密着型ディレクター菊地さんも業務中にピースしてるけど、大丈夫か、ま、そういう業務か。
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もちろん、CDはまだまだ売っています、書籍も電子書籍で買えます。ともに活動資金になりますゆえ、ぜひお買い求めを〜。
まだ2部が残る、休憩中なんですが。
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成田さんへの寄せ書き色紙の贈呈があった模様です。
もはやトランペットよりも自撮り棒を手にしている印象のOB中村教諭。
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今回の演奏会ツアーで団員が撮った写真の総枚数はいかほどか。坂本監督との思い出とともに、みんなの一生の宝物ができたのではないでしょうか。
このサイトのシステム上、ひとつの投稿に30枚までしか写真をアップできないもので、時間は早送りに。
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ホール満員で埋まる観客のみなさんからの拍手喝采を受け、全員が立ち上がるカーテンコールです。あちら、こちらに、涙、涙、涙。
マエストロを囲む、みなさま、本当にありがとうございました!
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吉永小百合さんは、毎年団員から贈られる寄せ書きを楽しみにしてくださっているそうで、
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手に取り、待ちきれないとばかりに文字を追われております。
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プレゼンターの海津キャプテンと。
おかげさまで沢山のメディアに報道していただけました。一部ご紹介します。 「吉永小百合 坂本龍一さんを哀悼「神は意地悪」追悼演奏会に出演し涙」(デイリースポーツ) 吉永小百合 天国の坂本龍一さん思い涙 追悼演奏会で詩を朗読「届いたと思います」(スポニチ) 吉永小百合、盟友・坂本龍一さん思い涙 「あんなに早く天国に迎え入れられたのはすごく悔しい」(中日スポーツ) 吉永小百合、涙 坂本龍一さんに捧げる朗読 「神さまは意地悪」 東北ユースオーケストラ演奏会で(スポーツ報知) 教え受けた坂本龍一さんを追悼、東北の被災地楽団が演奏会 震災の鎮魂曲も(産経ニュース) 坂本龍一さん監督務めた東北ユースオーケストラ追悼演奏会で吉永小百合が涙「坂本さんがいる」(日刊スポーツ) 坂本龍一さん結成のユースオケ、追悼演奏会 吉永小百合さんが詩朗読(毎日新聞) 坂本龍一さん鎮魂の演奏会 教え受けた被災地オーケストラ(47News) 坂本龍一さん鎮魂の演奏会 教え受けた被災地団員が演奏、吉永小百合も出演(サンスポ) 坂本龍一さん立ち上げの東北ユースオーケストラ視聴会 氷見市(NHKオンライン) 能登半島地震から1日で3カ月…東日本大震災きっかけに発足した楽団が演奏会 氷見市でライブビューイング(FNNプライムオンライン) 復興の祈り氷見に響く 東北ユースオケ公演生中継 富山、石川の800人拍手(47News) こちらは、長尺8分ほどの動画ニュース 吉永小百合が坂本龍一追悼コンサートで盟友に捧げる詩を“涙の朗読”(テレ朝ニュース) 東日本から能登の被災地へエール 坂本龍一さんの楽団がつなぐ(朝日新聞デジタル)
追加で、長尺10分弱ほどの動画ニュースです。 坂本龍一さん追悼コンサート キャプテンは演奏中に涙 「それも音楽ということで」(日テレニュース)
この東京公演は、東北ユースオーケストラが「いつまでも支援される側ではなく、支援する側にもなる」、その第一歩でもありました。
コンサートの冒頭、小学校3年生の時に気仙沼で被災した三浦瑞穂さんが、氷見市芸術文化館でのライブビューイングに訪れた800人の観衆のみなさんに向けて、自らの体験をもとに励ましのメッセージを送るにあたって言い淀んだ瞬間がありました。津波に飲み込まる難を逃れ、九死に一生を得た自分が「生きていていいのだろうか」と悩み、自らを責め続けた三浦さんが、東北ユースオーケストラでの活動を通じて、「自分も生きていいんだ」と思えるようになった。その自分がはたして能登半島地震で被災した方々を元気づけるような言葉を発するようなことができるのだろうかという逡巡、自分の言葉が押し付けになっていやしないだろうかという「ためらい」であるように受け止めました。今後、たとえ支援する側になったとしても、この「ためらい」の気持ちは大切だぞとも感じました。坂本龍一監督なら、この慎み深い姿勢には共感されるのでは、とも。
本番の演奏で、三浦さんはいつものように拍子木を打ち、透き通った、まっすぐな音をサントリーホールに響かせてくれました。きっと富山県、石川県のみなさんにも、その音は確実に届いたはずです。
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晴れやかな表情でサントリーホールを後にする5人に混じって、明日から新社会人の三浦瑞穂さん、次の「拍子木スト」の指名、教育もお願いします!
おかげさまで東北ユースオーケストラ 坂本監督追悼 演奏会2024は、無事終了いたしました。
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カーテンコールの中、スクリーンに映し出された言葉は、 「坂本監督、これからも私たちを見ていてください」
ツアー中、自撮り棒を巧みに操っていたOBの中村祐登はカトリック系の小学校の教諭であり、敬虔なクリスチャンなのでありますが、本番中の降り番のタイミングで近づいてきて、「知ってました? 今日31日はイースターなんですよ」「そうか、今日は坂本監督復活祭か」
来年も3月に311を思い返し、坂本龍一監督を偲んで、みんなで集う、音の祭りが開催できますよう。
最後にご支援のお願いをさせてください。 こちらは、寄付プラットフォームのSyncableのサイトより、そして今年の2月からはYahoo! ネット募金でT-ポイントでもご寄付いただけるようになりました。
引き続き東北ユースオーケストラへの応援、支援をよろしくお願いいたします。
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lastturn71 · 2 months
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岩城滉一 26年ぶり主演 映画『ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春』 ささやかに生きる男の第二の人生を熱演!共演に宮崎美子 高月彩良 田山涼成など演技派俳優も出演
人生は、今この瞬間も、誰もが輝いている
岩城滉一が26年ぶりの映画主演で愛妻を看取った男の第二の人生を熱演! 本作の主演は、これまで年齢を感じさせないワイルドなイメージが強かった岩城滉一。 1997年に公開した『なにわ忠臣蔵』以来、約26年ぶりに映画で主演を務めます。岩城が演じるのは、ごく普通に暮らし定年を向かえた71歳になる福山健二。認知症だった愛妻を看取り、刻々と近づく人生の最期を意識し始めていたが、自身の物忘れに不安を覚え始め市のコミュニティクラブへ参加することを決意。さらには、ずっと苦手だった水泳に挑戦するなど、新たな一歩を踏み出していきます。
岩城は今回の出演に関し「プロットを読んで『残りの人生をどう過ごして行くか?』という問いかけに、とても興味を覚えお引き受けしました。」と語っています。さらに本作について「やはり、同世代の方々には観て頂きたいと思いますね。70才を過ぎても一日一日を楽しくしっかりと生きていく。先を明るく見ていく事はとても大切なことですから。」と話しています。
共演には岩城演じる健二を置いて亡くなってしまう認知症を患っていた愛妻・福山佳代役に、優しい演技で魅了し、歌手としても活躍している宮崎美子。宮崎は「この映画は残された旦那様の理想形です。良いお友達を見つけるなど、人はいつでも、何歳になっても、誰かと、何かで関わらないと生きていけないものだと、それが出来たとき、人生の「ラストターン」が上手く決まるのではないかなと思います。」と役柄を通して感じ取った作品への思いを語っています。また健二が通う水泳教室の講師・岸本香里役を圧倒的な演技力でドラマ、舞台と出演が続く女優・高月彩良が演じています。
高月は岩城との共演について、「ワイルドでパワフルな方なので、撮影現場は常に明るく、共にさせて頂いた時間は、華やかで刺激のある毎日でした。」と有意義な撮影期間だったと振り返っています。
さらに健二を色々なところに引っ張っていく、社交的な友人・橋本勉役の田山涼成をはじめ、淵上泰史、西尾まり、三浦誠己、貫地谷しほりら実力派の面々も出演し、温かな人間賛歌の日々を演じました。   定年後の新しい人生を踏み出していく。日本公開を前に世界で賞賛の声! 監督・脚本を務めた久万真路監督は、数多くの監督の下で助監督を経て、映画『うちの執事が言うことには』で長編映画監督デビュー。その後はNetflix オリジナルドラマ「火花」( 7・8 話)や、人気テレビドラマ「ワカコ酒」(TX)等を手掛けています。完全オリジナルの脚本となる本作は定年後の新しい人生を踏み出していくというテーマを描いており、久万監督は「年齢を重ね、経験値は上がっている筈なのに、新しいものについていけないからと、振り落とされてしまう。
今の高齢者達に明るい未来が見えないのであれば、後に続く我々はどうなってしまうのか。そろそろ年寄の仲間入りする身となり、何とかもがけないものだろうか。そんな気持ちでこのシナリオを書き始めました。」と自身の思いがきっかけとなったと語っています。 そんな本作は日本公開を前にオランダで開催された実写映画・アニメ・ドキュメンタリーなど映像作品を中心に様々な日本文化を紹介する祭典「カメラジャパン・フェスティバル2023」にて、いち早く上映され、上映後には現地の観客、メディアから暖かい拍手が巻き起こりました。
また映画を鑑賞した現地のメディアからは「本作はこれまでに作られた同じ焦点の日本映画とは一線を画す、非常に洗練された創造的なコンセプトに従って創られていた」と称賛の声が届いています。
人生100年時代、新時代のグランド・ジェネレーション世代に贈る、自分の姿勢一つで、今この瞬間も輝けることを思い出させてくれる、二度目の青春映画『ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春』にご注目ください!
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tutai-k · 1 year
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表現するという暴力、記録するという誠実
4月22~24日のあいだ、水俣へ旅をした。 水俣という土地のことを、わたしは石牟礼道子の『苦海浄土』『椿の海の記』『魂の秘境から』、この三冊の本でしか知らない。石牟礼道子を読もうと思ったのも「水俣」という地に興味があってではなかった。ネイチャーライティングやエコクリティシズムに興味があり、それらの本を読むと必ずと言っていいほど、石牟礼道子の名を目にした。だから読んだ。それはソローの『森の生活』を読むようなもので(『森の生活』は、あまりにおじさんの愚痴がひどくて耐えられなくて上巻を読んで挫折した。なんなんだ、最近の若い者はイリアスも読んでないとかいいだすの……わたしは中学生の時に読んだけど意味がわかんなかったよ)『椿の海の記』を読んだとき、そこに特別な感情はなかった。次に、と手を伸ばした『苦海浄土』、ここで、「水俣」という土地が、わたしの前に肉感をともなって立ち現れた。いや、わたしの足下に地盤がせり上がってきた、とでも言うべきかも知れない。 そこが足をつけて歩くことのできる土地であり、人が生きる土地であり、――文明に引き裂かれた土地である、という「足下」に気づいたのである。
水俣という土地を旅して経験したことは、無数にある。そしてそれは、旅を終えて一週間で言語化できるような体験ではなく――水俣という土地に「水俣病」という人間による厄災が降りかかった知識を得て、それを糧にわたしに何らかの変化があった、と理由付けすることもできるのだが、その知識を通り越したところに、この旅での経験や得たものはあったと思う――それをこの日記というかたちに落とし込むのか(ここに書き記すというのはわたしとしては難しいと思っている)、創作物としてなにかひとつ作品をつくるのか、それはまだ未知数だ。 友人に連れて行ってもらったヘドロで汚染されてしまった海を埋め立てて作られたエコパークで、不知火海を望んでいくつもたたずむ魂石、その魂石の話が印象的だった。 曰く、 「みんな最初は、何かを作ろうという形や目的があって石を掘り始めるんだけど、硬くて削るのは大変で、削っているあいだに何も考えられなくなって無心で彫り続けることになる」 ここにたたずむ魂石は、祈りや追悼のため、に作られ佇立してるものだろう。祈りや追悼、自分自身の葛藤に折り合いをつけるため……さまざまな意図や目的、目標とするかたちがあって彫り始める。それでも、彫っているとき、祈りや追悼・葛藤すら忘れてしまって彫ることになる……。わたしはそう解釈をした。 わたしは小説という表現技法を持つ人間だ。自分自身の感情や知識、経験を、小説という形状にこね上げる仕事をしている。この水俣の旅でも、得たものを「還す」には、言語による表現で輪郭を描くしかないのだが、「ものを作る」という行動には目的が伴ってしまう。わたしはまだ利己的で、この経験を自分の創作の糧にしたいという欲がある、石を彫るような無心さを未だ持たず、「わたし」にこだわっている。 それはなにも水俣を旅した、という経験だけではない。いままで行った多くの旅先、これまでした貴重な体験、読書、美術品の鑑賞、果ては野鳥の観察まで、わたしは「わたし」の糧として、それらを見ている、そしてそこから創作をしている。 湧き上がってくる創作意欲というのは利己的なもので、「無心さ」をわたしはいまだ持ち得ていない。フィードバックは必要だ。だけど、わたしはまだ、「わたし」のためにしか、この経験を書けない。 丸い、勾玉のような魂石に触れた。それは一見すると、どんなかたちにも見えたし、どんなかたちにも見えなかった。この魂石を彫ったひとは無心だった。そのことを、あの手のひらに感じたやわらかい丸みとともに思う。
「表現すること」を多く感じた旅だった。 友人は最初、水俣に行ったとき、「道に落ちたミカンの写真しか撮れなかった」と言っていた。 水俣市立水俣病資料館では、膨大な数の写真を見た。壁一面に貼られた遺影が印象的だった。水俣と言う土地や水俣病の歴史をわたしに丁寧に話してくれた友人は、何度も何度も「写真」について語った。 写真に撮られる患者、水俣病の象徴として撮影される橋、ドキュメンタリー映像で演出される手。そして、水俣の住人でチッソの労働者でもあった鬼塚巌さんの「写真」。鬼塚さんは、写真が趣味で、最初はそんなつもりもなくただ水俣の風景や生き物の写真を撮っていたそうだ。それが、労働争議や水俣病の写真を撮るように……。 鬼塚さんについての話はとても印象的だった。そして、水俣と「写真(カメラ)」の関係の、言葉を選んでも選びきれない葛藤。簡単には言葉にはできないが、写真は「撮ること」が主体になってしまう表現物だ。いや、表現物というのは表現を「する側」に主体性があるのは当たり前のことなのだが、写真という表現形式において、表現を「される側」……被写体、というのは、実はかなり置いてけぼりになっているんじゃないのかと思う。 「撮られる」という暴力、「記録される」という暴力、それは一方的にやってきて、一瞬を切り取って「見せたいもの」「を」「しか」「見せない」。そして鑑賞する側も、その「見せたいものをしか見せられていない」状態の中で、「見たいもの」「を」「見る」。多重の選択がある、撮影者・鑑賞者のまえで、被写体は無防備だ。 水俣市立水俣病資料館では、写真撮影は禁じられていない。だが、その撮影した写真は、私的な使用にのみ許可されている。SNSなどに投稿したりすることは禁じられている。「撮る」こと、その写真を「保持」すること、その良心・誠実にまなざしがむけられていた。
水俣の旅について、書きたいことは多々ある。 そのなかで、わたしは多分「撮ること・撮られること」という部分に、自分自身が表現する人間だからとてもつよく関心を持つのだと思う。 何度も言うが、旅で得たものについて、言語化はまだ先のことになりそうだ。ただ、「表現すること」について考えたこと、考え・苦しんだことだけは、いま、このやわらかい感覚のときに、綴ってしまいたいと思った。
緒方正人さんの『常世の舟を漕ぎて』を、相思社で購入した。今日読了した。日月丸の航海を語る友人の声を、何度も何度も思い出す。 緒方正人さんも、書中の語りで幾度も「表現」という言葉を使っていた。
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ilotheoe · 3 months
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風中殘燭?重病不起的《少年SUNDAY》
文:Negator
  相信一直以來,各位都有聽過日本的少年漫畫周刊有所謂的「三大誌」。「三大誌」分別指是集英社的《週刊少年JUMP》、小學館的《少年SUNDAY》、講談社的《週刊MAGAZINE》。為何稱呼他們為三大誌呢?雖然應該很多人都知道,不過還是說明一下。原因他們從八十年代開始,都一直維持過百萬的發行量,同時又是同一領域中的競爭對手。後來到了日本出版業最高峰的九十年代中期,三本雜誌的發行量分別為:《JUMP》六百多萬、《MAGAZINE》的四百萬、《SUNDAY》三百多萬,三本加起上來過千萬,而當時日本人口才一億多一點,因此粗略計算的話,當時約每十個日本人,就有一個會買周刊漫畫來看!所以這年代這三本周刊和他們的出版社都可說風光至極。
早已不再存在的所謂「三大誌」
 不過時移世易,現在「三大誌」其實早已經不存在,原因便是《SUNDAY》一早就退出了百萬發行量之列,如果還把衰退到此這地步的《SUNDAY》還稱作「三大誌」之一,實在是太過屈就其他兩位,於是現在只剩下「二巨頭」。不過其實這也只是近兩年發生的事,原本2006年左右《SUNDAY》的發行量還能維持在百萬上下的,但到前兩年已經跌至93.5萬部,現在更只有68.4萬部(2010年3月最新數字),所以難聽說一句現在《SUNDAY》已經和「公稱50萬部」的《少年CHAPMION》同一等級。
百萬漫畫誌仍然有三本?
 但雖說《SUNDAY》掉了下來,不過日本的漫畫誌現在仍然有三本擁有過百萬發行量。前兩名自然不用說,而第三名說出來不少人一定會很多人嚇一跳──《月刊コロコロコミック》,中文版就是《快樂龍》。這本雜誌是小學館於七十年代末期創刊的少年向漫畫誌,一直都是中堅份子,但當然要和從七十年代末開創戀愛喜劇熱潮後,便風光到2000年的《SUNDAY》相比一直都是陰影人,不過可別以為他上面的作品香港少人認識就是雜魚──其實日本版《快樂龍》在08年時發行量已經達93.2萬部,而現在不用說當然已經超越《SUNDAY》,擁有100.1萬部發行量,位居漫畫誌銷量第三位的百萬雜誌之一。不過因為它是月刊,所以還只是二巨頭而已,畢竟主流世界仍然是以周刊為中心旋轉,況且他是月刊那麼和周刊比也要除以四才公平。
非戰之罪?數字會說話
 當然畢竟大環境改變了,整體市場萎縮造成發行量大跌也非戰之罪,三家大型漫畫出版社仍能賺到蠅頭小利的就只有集英社而已,就連最會賺錢和炒作的《少年JUMP》都是3百多萬發行量,只是全盛期的一半。《MAGAZINE》方面則是157萬,不過再糟都是黃金九十年代的一半到四成左右,所以如果要筆者說的話,《SUNDAY》還真是難看了點──原本就敬居末席,但下跌卻是最厲害的一個,這慘狀已經不是單用「整體市場萎縮」便可以解釋過去。雖說《SUNDAY》傳統方針就是慢熱,因此本誌銷量一直都較低,而且原本出版漫畫就是靠單本行來賺錢的,所以的確不能單是用發行量來嘲笑《SUNDAY》不好賣,但始終數字會說話──根據小學館公開的財務報告,他們已連續兩個財務年度共虧蝕差不多一百億日元。可能有留意日方新聞的人會反問筆者:講談社這兩年來蝕的錢不是比小學館多嗎?但看整體數字的話會發現講談社的營業額仍然是比小學館多10億左右(與集英社相差也是10億左右),即事實上他們的漫畫還是賣得比小學館的好(有說講談社虧損原因是房地產投資的問題,但這方面找不到詳細資料),換句話說只是節流的問題。因此不管從他們的「前龍頭」雜誌的發行量或整間公司來看,小學館都是正在衰退,而原因不用說自然就是經營不善。
不是《SUNDAY》獨憔悴
 當然說小學館的生死興亡都由一本《SUNDAY》主宰的確太誇張,但講他們沒責任也絕對說不過去的。月前ORICON就公佈了2010年上半年度漫畫銷量(計算方式是每本單行本獨立),佔地最多的不用說當然集英社,前二十位中《JUMP》的漫畫就佔了十三本。雖然講談社方面,《MAGAZINE》的作品到了三十名左右才看得見《FAIRY TAIL》和《×××HOLiC》,但同社的《交響情人夢》則是頭十名內的前列份子,而《おおきく振りかぶって》和《浪客行》仍在五十名內有一席之地。相反小學館方面原本《犬夜叉》也是銷量排行榜的前列常客,但可惜年前已經完結而高橋留美子的新作亦仍未有足夠時間建立人氣,於是現在就只剩下《名偵探柯南》(第67卷,17位)和《結界師》(27卷,50���)而已。其實有此結果,回想來也是理所當然的──這十年來多少部暢銷漫畫你能數得出來是小學館出版的?連《SUNDAY》上的作品也這樣,小學館的其他漫畫有多慘自然不在話下。
小學館的怪異經營方針
 如果要討論《SUNDAY》或小學館有甚麼問題,其實只要把他們經營模式與其他兩個競爭對手作比較就很容易得出結論。人人都知道賣漫畫是賺不了大錢的,要食大茶飯就是多媒體化,這方面相比起《SUNDAY》不管是《JUMP》或《MAGAZINE》都積極很多,後兩者的分別是《JUMP》走動畫化,而《MAGAZINE》則因為明知這方面鬥不過《JUMP》,於是就偏向日劇/實寫化方面來發展作品,但不管如何這兩本雜誌上面都有很多作品都是為了能夠改編而開始企劃的。故且不論這做法的好不好,筆者也不是要歌頌商業主義,但畢竟賺不到錢就一定沒戲唱,還談甚麼理想或優質漫畫。
對待作品的態度
 當然《SUNDAY》上改編過的作品都不少,不過如果拿它們拿去和本誌的作品對比,就會發現一個很奇怪的現象──不知為何有些中堅的長期連載,單行本銷量不差又有穩定的讀者群(否則不會連載那麼久吧),但說到改編永遠沒他們的份。例如結成正美的《牧馬奇緣》是連載六年以上,26本單行本的長篇作,竟然沒有改編過。較多人認識的藤田和日郎的《潮與虎》共33本單行本也只有數集OVA,後來的《魔偶》更加是完全空氣,但相信它們連載的當時,沒有人會認為這兩部漫畫人氣不夠吧(順帶一提,他現在的《月光條例》看來也大概是無望動畫化的)。老人不說,新世代的漫畫家也有藤崎聖人的《WILDLIFE》,好歹也是出了27本單行本的長篇,竟然才只有2集實寫版(原預定3集)的日劇化計劃。雖說多媒體化的改編需要多方面的配合,也要電視台願意投資才能成事,而且這些作品的現有讀者群能否支撐收視率也是疑問,可是在改編後才大賣的作品根本就比比皆是,因此漫畫受不受歡迎,能不能炒作得起來,事實上最大的因素還取決於出版社願意給多少支持的。明明擁有有高質素的漫畫和已建立固定死忠讀者群的中堅漫畫家,小學館卻不去為積極地為他們開發市場。更有甚之的是不知為何《烈火之炎》、《MARS》這類「《JUMP》系戰鬥漫畫」的劣質仿製品卻能夠相繼動畫化,如藤田和日郎這類長期默默耕耘中堅份子,雖說的確沒有青山、高橋、安達充的叫座力,但故事穩定單行本銷量又不是不見得人,可是《SUNDAY》卻寧願把動畫化的機會給予一些稀疏平常的新人作品。當然這怪異情況近年有點改善,但過去失去太多,已經追不回來了。
 《SUNDAY》除了有不願意炒熱作品的問題外,他們也有不願意腰斬作品的問題,一些看不到未來發展性而且又不好賣的漫畫卻可一直連載。最經典的例子便是久米田康治的《妄想改造人改藏》,寧願一直放牛吃草都不願意引刀一快,就讓久米田歹戲拖棚,而這戲還要是不賣錢的。雖然不是叫你應該像《JUMP》一樣老是十回完,但是總得給空間讓新人出頭吧? 像是《MAGAZINE》願意給五期單行本份量讓新人盡力,不行再給兩期份量腰斬也是一個方法,但《SUNDAY》就好像一開始連載,就會雜誌上生萬年根似的,身陳代謝率這麼低,會腐爛也是理所當然。
對待漫畫家的態度
 接下來這個問題,也得先說說《JUMP》和《MAGAZINE》方面。《JUMP》對待漫畫家多殘酷不用多說明,絕對的跟紅頂白主義,管你《星矢》、《劍心》、《通靈王》賺過多少錢,新作不行也是刀不留手,但另一方面他們卻會十分努力地為漫畫家爭取應得的東西──錢,只要有一定成績(有說是總銷量過百萬)便有機會動畫化,而對暢銷中的漫畫家更不用說,四個字:「奉如神明」。《MAGAZINE》方面則相反地以編輯為中心,培育他們成為原作者,因為畢竟編輯才是公司的正式員工,而漫畫家是可以隨時替其他出版社畫連載的「合作伙伴」。
 而《SUNDAY》這方面與《JUMP》相似都是漫畫家為中心,但問題就出在這裡了。第一,保障不到漫畫家發達,上面也說過漫畫家最賺的就是改編的版稅,而在《SUNDAY》畫漫畫就算能夠長期連載和有穩定銷量,也不是一定能夠吃到這個餅。第二,保障不到漫畫家的基本生活,《SUNDAY》連載的稿費出手低是冠絕業界已經是人所共知的,而很久以前就有一個傳聞,說有新人漫畫想增加稿費,但卻被《SUNDAY》編輯部以「連高橋留美子這種大前輩的稿費也是收這價位,你憑甚麼要求稿費比她高」為理由拒絕──問題是高橋可是百萬長者呀!對新人來說單行本又賣得不多,能吃的就是稿費而已。當然傳聞聽聽就算,但要講實在的也有《機神追女攻略》的若木民喜說過:「為《SUNDAY》連載了9年,連1日元的稿費也沒加過」,所謂沒功勞也有苦勞啊。
還有未來嗎?
 前兩年「雷句誠事件」而相繼爆出了小學館的編輯賤待漫畫家一事,相信很多人也有所耳聞。明明是靠漫畫家吃飯,卻不把漫畫家當人看,自己的編輯又沒有《MAGAZINE》的原作實力和《JUMP》的炒作能力,又不把漫畫家當人,試問如果你是漫畫家,要如何在《SUNDAY》上看到希望?無怪乎《JUMP》「腰斬不留手、作品不給完」的惡名昭著,但新人們卻仍然前仆後繼寧願命喪其鍘刀之下,也不想為《SUNDAY》賣命,而《JUMP》也樂得慢慢揀卒。就算有新人不喜歡《JUMP》制度也好,也很自然地寧願選擇方針較自由和編輯支援較多的《MAGAZINE》也不是《SUNDAY》,於是便演變成現在漫畫家青黃不接的狀況。
 而且原本就找不到人才了,卻連近十年的新人中難得一個能生金蛋的雷句誠都趕走。更糟糕的是上面提到被一直放牛的久米田,跳槽到《MAGAZINE》後的《絕望先生》卻像被變魔術般捧紅,這更證明《SUNDAY》的編輯的多缺乏企劃和發掘漫畫家才能的能力。這情況下,試問假設你是《SUNDAY》上半紅不黑的老牌漫畫家,假設哪天和編輯鬧翻了你又跳不跳槽呢?沒有有才能的新人出現,長年耕耘的中堅作品又當成空氣,最終就演變成現在只能吃自家大師級漫畫家的老本,會賺到錢才怪。更何況當連高橋、青山、安達充的叫座力大不如前,新一代讀者又不買他們帳的現在,形象更因為醜聞而賠了個清光,真不知要多少年才能復活……當然在這之前小學館會不會先自己倒下來,又是另一回事了。
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helloharuo-diary-2023 · 3 months
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例えるなら
Wednesday 5 February 2014
御殿場は昨夜から雪が降っていた様だ。茶畑庵から東名御殿場までの道中をハルオは、慎重に車の運転をした。いつもより1本遅いバスに乗る。以前は6:20発のバスが始発だったが昨年30分繰り上がり最近はその始発を選んでいた。目的の時間より余裕を持って動くことは東名を利用する必須条件だからだ。しかし東名が混んでいなければ早すぎる時間に新宿に着いてしまう。試しに今日は元に戻したという訳だ。時間つぶしに結局どこかの店でお茶をすることになるのが嫌だった。ハルオは、ケチ!いやいや倹約を心がけているのだ。今週末に控えた都知事選。ニュースやFacebook上で各候補者の活発な支援情報をよく見る。ハルオは、もう東京都民ではないので選挙権がないが誰に当選してもらいたいか?の希望は持っている。 学校に着いた。今日は、2回目の合同プレゼンの日。隣に座った講師の方が○○○候補者のチラシを持っていた。やはり今朝方街頭配布で受け取ったらしい。「○○○さんには、副知事になってもらいたいな」と言っていたのが印象的だった。○○○さんには選挙前で申し訳ない気がするがその案はいいかもしれないとハルオも同感した。
合同プレゼンの授業が始まった。生徒たちは一人ずつ卒業制作をプレゼンして行く。ハルオは、前回同様教室前面のスクリーンに打ちし出される作品を三脚に取り付けたデジカメで撮っていた。生徒たちは作品制作が完成したからプレゼンをしているのだけれど未完成作品が多い。しかしアイディアは千差万別で目を見張るものがある。ある生徒の作品がプレゼンされた。その作品そのものはサブカルチャーを切り取った素晴らしいドキュメントだったがその生徒のプレゼンの有り様が腑に落ちなかった。ハルオは、少し憤りも感じていた。それは例えるなら、、、レストランで美味しい、素晴らしい料理を提供してもらった。その店の料理人がテーブルにやって来て料理の説明した。すると料理人は表情も変えず料理の説明も早々に終える。お客は表し抜けをする。何故この食材を使い、何故この料理作る気になったのか?何故料理したか?と問う。でも全く真剣に説明してくれない。する気もない、考えてもいない様に見えた。そして「この料理が美味しいから食べて〜!」という喜びなり自慢なり主張も表さない。その料理人の笑顔のない有り様はお客であるハルオを幻滅させ後味が悪いものになった。料理人は、食材への感謝の気持ちも見せなかった。
ハルオは、その生徒にこの例えと同様の内容を生徒に質問したが真摯な答を得ることは出来なかった。他にもプレゼンは何人も続いた。ある女生徒は終始ヘラヘラと意味不明なプレゼンした。それにも落胆した。先ほどの生徒は男子生徒たちとおしゃべりを始めて、仕舞いには寝こけてしまった。ハルオの気持ちは伝わらなかった様だ。プレゼンの最後さすがに他の講師、職員の先生方もその生徒に失礼だと注意した。自分のクラスの生徒でこんな不真面目な態度は見たことがないが合同授業となると同じ学校内でも学生の質に大きな差が出る。少林寺拳法の開祖、宗道臣の言葉を思い出す。「人、人、人、すべては人の質にある」と。写真に対する価値観は個々違えどもモノを創るということは"嬉しいことも悲しいことも引っ括めて創ることだ"とハルオは思っているから落胆は大きかった。
授業が終わりハルオは、その場を逃げる様に学校を立ち去った。正直辛かった。 そしてオフィスに向かった。オフィスに着くとUさんとOさんがいたのでこの学校での出来事を聞いてもらった。オフィスに来る前、話そうか否か躊躇はあったが聞いてもらう方が精神衛生的に良かった。Uさんはハルオの気持ちを理解してくれた様だった。それは友人としての優しさもあった。Oさんは別な見解を言った。どちらにしても胸に詰まったやるせない気持ちを聞いてもらうことがハルオには必要だった。
3時半、歯医者に行く為にハルオはUさんとオフィスを出て水道橋駅から総武線に乗った。Uさんは別な用件があり途中の駅で降りてハルオはその後吉祥寺駅まで移動し井の頭線に乗り換えて三鷹台駅まで。先週治療した歯の具合をチェックする診察で、特に問題がなかったので短時間で終った。ハルオは、その後新宿駅へと移動した。早く静岡に帰りたかったがタイミング悪く新宿駅に着いてから次のバスまで約30分待たなければならなかった。駅前では都知事選の候補者が演説していた。ハルオは、演説を聞くことにした。その演説者の演説は誠実で丁寧で好感が持てた。ハルオは思った。「これが僕の求める演説(プレゼン)だ。下手でもいいんだ、気持ちを、心を見せて欲しいんだ」
5時半のバスに乗ったハルオは、iPadで古い映画をYouTubeで観た。山中貞雄監督作品「人情紙風船」1937年(昭和12年)この映画は、時代劇(恐らく江戸時代)で山中貞雄監督が27歳の時の遺作で彼は28歳で戦病死したとネットで判った。とてつもなく良く出来た脚本でラストシーンは悲劇だが痛快で面白かった。人情とは=『人間らしい感情、人に対する思いやりや慈しむ感情』だ。映画の舞台である江戸時代にせよ映画が制作された昭和初期の時代にせよどの時代でも人情の薄い人間はいる。どうしてだろう?昨今でもコミュニケーションの希薄やら人間同志の感情の触れ合いが無くなったと言われるが今に始まったことではないのだと改めて思った。ハルオは、更にあの歌も思い出した。鶴田浩二の♬『傷だらけの人生』。この歌にはセリフがある。「今の世の中右も左も真っ暗闇じゃあござんせんか」以前この歌をYouTubeで観た時「この曲が流行ってた頃(1970年昭和45年)の日本だって真っ暗闇だったじゃないか?」とかいうコメントがあったのを覚えている。皮肉も込められていて確かにごもっともな話だった。誰もが今と昔を比較し昔は良かったと懐かしむ傾向がいつの時代でも普遍的にあるんだ。
東名御殿場のバス停を降りて駐車場に行く。辺りは雪景色。ハルオの車のフロントガラスは寒さで凍り付いていた。ハルオは、車内に用意してある解氷剤のスプレー缶を持っているので難は逃れた。そして出口を出る前に���機運転として広い駐車場を一回りしてみた。すると外国人が自分の車の凍結したフロントガラスをスクレーパーで削っていた。ハルオは、その外国人に英語で声をかけて解氷剤のスプレー缶を渡した。「その解氷剤のスプレー缶は、後1回分くらいしかないあなたにあげると」外国人は、日本語と英語でお礼をハルオに言った。
「人、人、人、すべては人の質にある」
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遺骨、酸初、初夏、夏至、我博、臨床、先客、那波区、東海、雲海、雲水、初楽、飼養、規律、滅法、頑丈、撃破化、内板、飼養、機咲州、分癖、蛾妙、頌栄、丼爆発、濃彩、恋欠、名瀬、徒歩機、歌詞役、素市、癌滅、元凶、願文、文座、同發、長門、至極、極美、呵責、端午、併合、奈落、底癖、幕府、某尺、尊式、検疫、未除、路側、柑橘、脂溶、瑛人、冠水、豪材、剤枠、土岐、駄泊、検尺、漏洩、破裂無言、任期、崩説、全滅、壊滅、開幕、統帥、頭数、水湿、冠水、抹消、網滅、馬脚、財冠水、風隙、来妙、勤学、餞別、名判、名盤、観客、衆院、才覚、無能、果餓死、損初、波脈、釋迦、損失、片脚、那古、可物、筋層、真骨、存廃、破格、名湯、今季、写楽、苦況、罪責、孫覇、全滅、今父、奈落、旋盤、秒読、読破、名物、貨客、泉質、随想、滅却、監理、素質、遡行、文滅、菜根、無端、庄屋、破壊、客率、合併、豪式、続発、泣塔、透析、頑迷、場脈、野張、船室、乾物、吐瀉分裂、戒行、噛砕、爾、晩別、海苔、西明、縁月、花月、独歩の大蛇、再発、納言、遺言、残債、背角、破壊、忠膵癌、統帥、馬車、下劣、火災、乱尺、毒妙、縫製、貨坂城、歳発、富低落、菜初、命式、山賊、海剤、激武者、瓦礫、破水、分裂、賀露、屠畜、能月、見激、破壊、破戒、採石、屈託、門別、皆来、家来、千四、我楽、夏楽、無慈悲、壊滅、破棄、損勤学、外鰓、長水、瑛人、永久、旋律、斑紋、財年、場滅、甘露、舐めけり、真靭、察作、論祭、乾裂、薩長、泣塔、室見、川縁、岩石、言後、荷火災、防爆、鋒鋩、体制、貨車、顎脚、刺客、坐楽、損益、脳系、文才、分合、合壁、啓発、萌姫、島内、監修、真木、合理、独房、雑居、紋発、乱射、雑念、五輪、三振、欄居、托鉢、紋腹、画狂、欠年、射殺、殺傷、脳初、目車、濫用、懸念、學年、身者、卓越、餓死、軟卵、場者、童空、我作、滅法、涅槃、抹殺、怒気、燃焼、略奪、宰相、馬腹、刳発、南山、活発、沙羅、割腹、殺戮、循環、奈良、菜道、紗脚、残雑、颯和、和歌、東風、南富、背面、焼却、四季、同發、博羅、無償、透明、明闇、雲海、陶酔、溺愛、泊雑、湖畔、花車、小雑、蘭風、雑魚寝、逆発、罵詈、検遇、明細、鳥羽、無数、飾西、涼感、割烹、面月、略発、明暗、御覧、絶滅、名者、焼却、野版、絶筆、数界、洒落、羈絆、四索、敏捷、旋律、脚絆、安行、軽安、難産、伊賀、消滅、生滅、巡数、水災、万華、論発、処住、崇拝、年月、画鋲、我流、剣率、草庵、律年、雑魚、規約、貨車、蒸発、重大、錯乱、蓮妙、奈良、坐楽、延宝、財年、爆発、龍翔、日向、塁側、席園、座札、風評、財年、何発、旋律、画狂、論券、戦法、尊師、大概、二者、那波、麺期、演説、合邦、放射、雑律、貨客、選別、燕順、考慮、試薬初、財源、富、符号、井原、若榴、清涼、無數、才覚、絶望、奈落、奔放、有識、台東、詮索、懸念、病状、設楽、宴客、怠慢、時期、同部、弁解、冊立、立案、前略、妄動、侮蔑、廃絶、間髪、図解、経略、発泡、者発、立案、滅鬼、自利、論酒、桜蘭、五月雨、垓年、処理、短髪、散乱、絶滅、命日、庵客、実庵、龍翔、派閥、同盟、連峰、焼殺、勝中、割裂、残虐、故事、量発、敗残、花夢里、面月、原氏、雑考、推理、焼殺、膵癌、導風、千脚、砂漠、漁師、活滅、放射、洋蘭、舞妓、邪武、涅槃、毛髪、白藍、他式、民会、参謀、廃車、逆発、峻峰、桜蘭、殺戮、銘客、随分、刺死、脳犯、我版、論旨、無垢、血潮、風泊、益城、拝観、舘察、懺悔、空隙、髭白、模試、散乱、投射、破滅、壊滅、下痢、他殺、改札、寿司、葉式、魔雑、渾身、等式、命日、安泰、白藍、良志久、中須、掻敷、北方、監視、血式、血流、詐欺、加刷、販社、壊滅、坐楽、白那、苫小牧、欄物、演説、開脚、摩擦、欠史、宰相、掻敷、飾西、近隣、可能、刺自虐、崑崙、独歩、良案、隔絶、菜作、妄動、犬歯、核別、概要、立案、破格、殺戮、良案、快絶、防止、那古、風別、焼安泰、独庵、囲炉裏、壊滅、外傷、刃角、視覚、耳鼻、下顎骨、子孫、剥奪、憂鬱、優越、液状、先端、焼子孫、兵法、那波、安楽、最短、数式、絶句、庵杭、雅樂、動乱、者妙、垓年、独初、前報、奈落、数道、弓道、拝観、俯瞰、散乱、男爵、害面、炎上、抹殺、破棄、分別、額欄、学雑、宴客、体面、村落、柿区、害初、告発、欄式、体罰、侮蔑、浄光、情動、差額、君子、何発、兵式、童子、飾西、各滅、我札、審議、半旗、普遍、動脈、外傷、無償、木別、別格、名皿部、京脚、破棄、試薬、絶滅、学札、清涼、爆発、組織、壊滅、ここに、名もなき詩を、記す。風水、万別、他国、先式、続発、非力、産別、嘉門、神興、撃易、弊社、紋別、座泊、画狂、式典、胞子、画力、座敷、学舎、論別、閉域、爆風、万歩、博識、残忍、非道、望岳、死骸、残骸、符合、壊滅、匍匐、弄舌癖、死者、分別、砂漠、白藍、模写、服役、奈落、忖度、符尾、同盟、田式、左派、具癖、退役、蛇路、素白、昆北、北摂、写経、文武、択液、図解、挫折、根塊、道厳、視野別、奈落、鳥羽、グリシャ・イ��ーガー、粗利、惨殺、学癖、優遇、陶器、場作、土壌、粉砕、餓鬼、草履、羅列、門泊、戸癖、山系、学閥、座枠、忠膵癌、視野別、脳族、監視、佐伯、釋迦、敏捷、遇歴、佐渡、名張、紀伊市、名刺、干瓢、夏至、楽節、蘇遇、列挙、間髪、風脚、滅法、呪水、遇説、死骸、爆発、山荘、塀楽、茗荷、谷底、愚者、妄動、還魂、色別、最座、雑載、論客、名足、死期、近隣、名張、迷鳥、呑水、飛脚、晩別、獄卒、殺傷、視覚、乱脈、鉱毒、財閥、漢詩、死語、諸富、能生、那波、合理、血中、根菜、明初、鹿楽、宮札、度劇、臥風、粋玄、我馬、洞察、今季、爾脈、羅猿、激園、葉激、風車、風格、道明、激案、合祀、坐楽、土地油、力別、焼殺、年配、念波、郭式、遊戯、富部区、奈脈、落札、合祀、寒白、都山、額札、風雷、運説、害名、亡命、闘劇、羅沙莉、砂利、夢中、淘汰、噴水、楽章、農場、葉激、際泊、手裏、合併、模等部、トラップ、落着、御身、学習、零、概要、各初、千四、何匹、笘篠、熊本、京駅、東葛、土量、腹水、活潑、酢酸、数語、隠語、漢語、俗語、羽子、豚皮、刃角、醪、能登、半年、餓鬼、泣塔、用紙、喜悦、山荘、元相、炭層、破裂、腹水、薔薇、該当、懐石、討滅、報復、船室、壊滅、回族、先負、嗚咽、暁闇の、立ち居所、餞別、乾式、財閥、独居、乱立、差脈、桜蘭、龍風、抹殺、虐案、某尺、無銭、漏洩、北方領土、白山、脱却、幻滅、御身、私利私欲、支離滅裂、分解、体壁、脈、落札、合祀、寒白、都山、額札、風雷、運説、害名、亡命、闘劇、羅沙莉、砂利、夢中、淘汰、噴水、楽章、農場、葉激、際泊、手裏、合併、模等部、トラップ、落着、御身、学習、零、概要、各初、千四、何匹、笘篠、熊本、京駅、東葛、土量、腹水、活潑、酢酸、数語、隠語、漢語、俗語、羽子、豚皮、刃角、醪、能登、半年、餓鬼、泣塔、用紙、喜悦、山荘、元相、炭層、破裂、腹水、薔薇、該当、土脈、桜蘭、郎乱、乱立、派閥、別癖、恩給、泣き所、弁別、達者、異口同音、残骸、紛争、薔薇、下界、雑石、雑草、破戒、今滅、梵論、乱発、人脈、壊滅、孤独、格律、戦法、破戒、残席、独居、毒僕、媒概念、突破、山乱発、合癖、塹壕、場技、極楽、動脈、破裂、残債、防壁、額道央、奈良市の独歩、下界残滓、泣き顎脚、朗唱、草庵、場滅、乖離、鋭利、破戒、幕府、網羅、乱脈、千部、土場、契合、月夕、東美、番號、虎破戒、在留、恥辱、嗚咽、完封、摩擦、何百、操船、無限、開発、同尺、金蔵寺、誤字、脱却、老廃、滅法、涅槃、脱却、鯉散乱、立哨、安保、発足、撃退、学別、憎悪、破裂無痕、磁石、咀嚼、郎名、簿記、道具雨、壊滅、下落、吐瀉、文別、銘文、安胎、譲歩、剛性、剣率、社販、薙刀、喝滅、解釈、村風、罵詈雑言、旋風、末脚、模索、村立、開村、撃退、激癖、元祖、明智用、到来、孟冬、藻石、端午の贅室、癌客、到来、未知道具雨、寒風、最壁、豪族、現代、開脚、諸富、下火、海日、殺傷、摩擦、喃楽、続落、解脱、無毒、名毒、戒脈、心脈、低層、破棄、罵詈、深海、琴別府、誠、生楽、養生、制裁、完封、排泄、虐殺、南京、妄撮、豚平、八食、豪鬼、実積、回避、答弁、弁論、徘徊、妄説、怒気、波言後、節楽、未開、投射、体者、破滅、損保、名水、諸味、透析、灰毛、界外、土偶、忌避、遺品、万別、噛砕、剣率、戒行、一脚、快哉、提訴、復刻、現世、来世、混成、吐瀉、場滅、経絡、身洋蘭、舞踏、近発、遊戯、男爵、最上、最適、破裂、改名、痕跡、戸杓、分髪、笠木、路地、戳脚、快晴、野会、対岸、彼岸、眞田、有事、紀伊路、八朔、減殺、盗撮、無札、無賃、無宿、龍梅、塩梅、海抜、田式、土産、端的、発端、背側、陣営、戒脈、母子、摩擦、錯覚、展開、星屑、砂鉄、鋼鉄、破滅、懐石、桟橋、古事記、戸杓、媒概、豚鶏、墓椎名、顎舌骨筋、豚海、砂漠、放射、解説、海月、蜜月、満期、万橋、反響、雑摺、油脂、巧妙、
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iseilio-blog · 3 months
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