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#読書感想文
b-dama · 9 months
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最果タヒさんの「好き」の因数分解
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雑誌fuggeの中で連載されていて、ずっと気になっていましたが、偶然図書館で見つけてラッキーでした。
著者のタヒさんの今までの人生で受けてきた衝撃が伝わってきて、この人面白い方だなって素直に思えました。
タヒさんの文章はどれも鮮度が高く、今までの考え方が更新されていくような感覚に陥りました。
どの文章も、納得するし、なるほど!てなるし、私は引用して誰かに言いたくなりました。
体感的な文章で好きです。
特に「好き」で生きてきている若者が今は多いので生き方なり感性なり気持ちがフィットするはず…
今の若者なら誰でも刺さる文章が沢山書かれています。
もっと沢山の若者に知って欲しい!
紹介したい文章は沢山ありますが、今回は「ゆらゆら帝国」からほんのちょっと↓
『悩み事がなかった私は、自分でもめっちゃ感情の起伏が激しい人間で、傷付きやすいのだと知った。
でもほとんど人と接していなかったから傷つく機会がなくてなくて、放置された感性は、しかし書くことでなんとか錆びずに済んでいた。
私にはだから不安がありました。
なんかもっとコミュニケーションとかして、人間ドラマとか始めるべきでは、と。
そのほうが良いものが作れるのではないか、という気の迷いを否定してくれるのがゆらゆら帝国の音楽だった。』
私はこの本でBLANKEY JET CITYを知って、よつばと!に興味が湧きました。
タモリさんの文章は本当に面白いです。
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kyouyounoaruhito · 7 days
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ヤング向けの本もあなどれない!
『スマホアプリはなぜ無料?10代からのマーケティング入門』松本健太郎
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私はこれまでに、経済を勉強しようと『大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる』などの大人が手にとるような入門書を読んできました。 YouTubeなどでも、経済の解説をしてくれる動画などが出ていて、わかりやすいと言えばわかりやすいですが、自分に落とし込むのに少し苦戦・・・。 そこで、ヤング向けの本の方がスッと理解することができるかも!と、今回の本を選んでみました。
この本は中学生~高校生向けに書かれた本のようですが、20代の私にとってちょうど良いレベルの解説本だったなと思います。 実際に普段使っているサービスを例に、経済やマーケティングについて学ぶことができます。 タイトルにある通り、TikTokやInstagramなどのSNSスマホアプリがどのように利益を得ているのかや、スターバックスの仕組みなどが例に挙げられています。 今までなんとなくで理解していたお金や社会の流れがしっかり言語化されており、しかも説明が噛み砕かれていてとても身近で分かりやすいので、スッと頭に入ってきました。 読み終えた後、自身が本から得た知識や内容を問われたときに、自分ですぐに説明することもできそうなくらい分かりやすい。 メルカリを使っている人は、この本を読むことで値段設定の仕方など、実践的に知識を活用することができるかもしれません
フワッと経済やマーケティングを理解していたけれど、人に聞かれた時に明確に答えることができなかったという人には、かなりこの本おすすめです。 入門書としてはピッタリだと思います。
ヤング向けの本を読むのにそこまで抵抗はなかったけれど、今まで特に注目していたわけでもなかったので、今回の読書はかなり有意義でした。 理解するのに頭を使わないといけない本を読むより、頑張らなくてもスッと頭に入ってくる本を読んだ方が、私にとってはとても良かった! これを読んだ上で、もう一度『大学4年間の経済学が10時間でざっと学べる』を読んでみたら、さらに理解が深まるかもしれません。 これからは積極的に、ヤング向けも読んでいこうかな。
ヤング向けの本、あなどれない!!
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ishiduca · 30 days
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 とくに町人、悪所を書かせたとき、この人の右に出る者は何人いるだろうか。まるで、暖簾の向こうで見てきたようまちの風情を描く。たいした筆力だ。ただただ恐れ入る。  大団円を迎えるまで、地味なシーンに時間を掛ける。それには理由があるし、そこがいい。何かが起こった後の話しなので、基本、何も起こらない。こうだったああだったということになる。でも、前に進むことだけが今を生きるということなのだろうか。振り返りを続けることでかえって今が明瞭になることもあるのではないか。そうして見えてくる今とは、なぜ、こうした今があるのか、という理解が進んだ今であり、「腑に落ちる今」を手にいれるということだ。  アイデアの勝利、発想がすべてと言われるかも知れない。しかし、読者として、ジリジリとした時間を江戸の風の中て過ごさせてもらったことに感謝したいし、そうして読者を信じて筆を進めた胆力を讃えずにはいられない。
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jinseihagetekara · 1 month
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『二度と食べたくない甘いもの』井上荒野
期待を全くしていなかったけども、読んでみたら面白かった
むしろ期待してなかったからかもしれない。
一番最初の話は個人的にはなんの魅力もない作品だったが、他は分かりやすく理解しやすい情緒が書かれていて良かった。
特に「自伝」と「犬」が良かっただろうか。婚姻という秩序と恋の相反性をよく描いていたと思う。男にも分かりやすい女の心理であったし。
「自伝」は墓に入れても良いかなぁ。最後の一文が印象的だ。恋との折り合いの付け方とその理屈が分かりやすい。
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mori-mori-chan · 6 months
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読書感想文37
リアルワールド/桐野夏生
※ネタバレを含みます
これはあくまで主観ですが、『OUT』といい『東京島』といいこの人の作品は極上の人物設定と序盤のキレは素晴らしいのに中盤以降が「えっなんでそうなる……?」と失速するイメージがあります。今作はというと……はい、こちらもそうでした。
読むにあたっては刊行が2006年であることを頭に入れる必要があるかと思います。日本最初のスマホは2008年のiPhoneですしTwitterも同様のタイミングです。つまりこの作中での"携帯電話"はまだメールと電話以外の機能はシンプルな、純粋な通信道具のひとつなのです。そして2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)以外のめぼしいSNSも存在しておりません。時代を鑑みてお読みください。
内容自体は割としょうもない(くだらないとかそういうニュアンスではなく複雑でも難解でもない、というニュアンスです)というかわかりやすいというか、母親殺しを犯した男子高校生の逃走劇とそれに伴い破綻していく女子の青春と友情が描かれています。主要登場人物は高3女子4人+高3男子の計5人で、各々が自分しか知らない&そして友人には見せたくない/見せられない姿と、友人達の前で見せる偽りの姿を持っています。友達の友達とは微妙にうまくやれなかったり、未成年で生活力がない故に日々の暮らしを守るために身内の汚点に目を瞑ったり……高校生だった時の記憶を思い返して、心の傷がチクリと痛む方もいるのではないでしょうか。とはいえ自分が高3の頃は本当に何も考えていなくて悩みすらないくらい頭が空っぽだったので、皆複雑に考えすぎでは?と思う部分もありましたが……。
現在は18歳=成人ですが、高3というと賭博の類はNGですし肉体的にはほぼ大人と同じであってもまだ子供、という印象です。自身の過去を振り返った時、当時の自分は社会に出ておらず学校という狭い世界でしか生きていない為に視野が狭かったな、と感じます。今だったら一笑に付すような出来事でも眠れないくらい苦しんだり……経験不足による選択肢の少なさよ。あと、まぁ、お金の無さ故に親等自分よりお金を持っている人、自分を養ってくれる人に屈せざるを得ない悔しさや不快感も抱えていたかと思います。自分の場合は家庭環境がアレだったのもありますが、学生で親の援助なしに一人で生きていくのはかなり難しいので、皆家庭に不満があれども嫌々ながら従っていますよね。あと、社会に出たことがないからこその無謀さや謎の自信があった気もします。数年後には社会の波にぼっこぼこに打ちのめされるわけですが、学生のうちはその身分によって甘やかされますからね……社会を知らないが故の無垢さと無知さは学生のうちにしか抱えていられないですからね!
肉体は元気でしたいことも欲しいものも山ほどあっても、資本力の無さや生活力の低さからから何もできないそういうわけで、人生の中でほんの一瞬でしかない十代後半は皆様もそれなりに屈折していたりしたのではないでしょうか。
全8章から構成されており、章によって視点が変わります。1章の主人公であり実質物語の主人公でもあるトシこと十四子の隣人、トシがこっそりミミズと呼んでいる隣家の少年が母親を殺害したことから一見仲良しのように見えた4人の女子高生達の日常は狂い始め、破滅へ向かっていきます。この4人、友達の友達とは別に対して仲良しではないあの感じが楽しめる距離感です!
結論から言うと仲良しグループ4人のうち2人は死にます。ミミズの母親殺しも重大な出来事ではあったのですが、この作品で筆者が突き付けてくるのはミミズの人としての汚い本性や殺意の強さ等ではなく、人の抱える多面性とその複雑さなのかな……と感じました。私の受け取り方が余りにも陳腐で恐縮ですが、そういう部分もあるのかなくらいにお受け取りください。性同一性障害に悩み病死した母親の影を抱えながら生きているユウザンなんかは特にわかりやすく描かれています。……今気づいたんですが内容と直接関係ない部分で語りすぎましたので、ここから真面目に書いていきます。
4人の少女達はミミズに自信の抱える闇やこうであってほしいと思う希望等を勝手に投影していきます。自分と同じ「母親殺しの罪を背負う者」として勝手に共感し善意を押し付ける者もいれば、努力を放棄した唾棄すべき存在だと認識する者もあり。しかし当の本人は矮小で情けなく、自分本位の我儘なクソガキでしかなくて……善意を押し付けた者は、結果的にミミズの好みではなかったことから無視され、最終的には憧れていた友人に自殺された上に遺書も書いてもらえませんでした(地味にきついな……)。
正直自分にはそこまでハマらなかったな、というのが事実です。というのも4人のうちの1人が興味本位からミミズの逃避行に同行し、これまた結果的に命を落とすのですが彼女の思考が良く理解できなかったからです。そりゃ他人のことを100%理解できる筈なんてないんですが、「何故そんなばかなことを」を思わせられっ放しだったので……いや、この軽薄さこそが彼女のキャラなので正解なのか、ううん?
正直今だったらX(旧Twitter)があるので作中の事件なんて1日で全国へ拡散、からの下手したら逮捕でしょうし、何より携帯電話の持つ機能と価値がインフレ起こしてますからね(おいそれと他人に貸したりできません)。うーん、興味のある方はどうぞ。
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abaaaaba-blog · 8 months
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2023年9月18日 月曜日 敬老の日
今は14時04分です。
この三連休は、文庫2冊読了したのと。
ナノブロックを一つ完成させました。
最近読んだ本の感想を書きます。
知らずにネタバレしているといけないので。
↓ クリックで読めるようにします。
📕 『変身』 東野圭吾
脳の世界のお話。
自分の知らないうちに施された、大手術。
命が助かったといえど。
主人公が終始理不尽な目に遭っているお話。
科学の進歩のために……。
こんな目に遭うのが変身後の主人公でなければ、最後まで読み進める気力が失せていたかもしれない。
主人公と、主人公以外がめちゃくちゃにバトるお話。
最後に読者に脳死判定について問いかけているところが印象的だった。
📕 『怪物』 脚本:坂元裕二、監督:是枝裕和、著:佐野晶
小説というよりかは、台本?
誰が、どういう場所で、どういう台詞を言ったのか。
誰が、どういう行動をとったのか。
ということが、羅列してある本だった。
「映画を観る時間はないけれど、中身は気になる、知りたい。
あらすじやレビューだけじゃないところから知りたい」という方向けなのかな?
最後の場面は興味深く、どんな映像なのか。
そこだけ確認したくなった。
📕
レビュー終わり。
次は何を読もうかな?
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eosdesign · 1 year
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※注:すっごい #バカっぽいオチ があります🤣👍❌ w#書評 #読書感想 . ネットで見かけたり #インスタの書評 なんかを見て、図書館で借りてみたいな~...と思った本は、忘れない様に直ぐGoogleKeepにメモっておくんだけどサ... . AmazonのCEOジェフ・ベソス氏が常に持ち歩いている?!ってほど推しているらしい「 #日の名残り 」という本🤔💭 . ほうほう、そうか”日の名残り”か...と...🤔 . 図書館の蔵書検索で検索して出来きたので借りてみたこの本...📖 . 装丁をパッと見た分には、ん?和服?時代小説?!...ナンデ?!?!...とは😅💦⁉️なったのですが... . 今 #木更津市立図書館 は改装中で、長期閉館前に慌ててメモした本を一気に借りて来たのではあるのだけど...💦 . イザ!...読んでみると...📖 . ...ん~...どゆこと?...ジェフ・ベソス?...んんん?..🤔💭💭💭 . と... . どう考えても...まぁ、高橋英樹氏が出て来そうな...😅💦 . #江戸時代 の浪人と町人が織りなす #ハートウォーム 💕な #ホッコリ #人情ドラマ ...なんですけど...😁👍⁉️⁉️⁉️ . これが、ベソス氏の?激推し?!なのか?!?!...と...⁉️⁉️⁉️⁉️ . 半分くらい読んだところで、流石にこれはオカシイ...と🤔💭 . (まぁ、フツーに #時代小説 として、読みやすいし面白くもあったので、スイスイ読んじゃいましたが...🤣👍) . ググってみたら... . 「日の名残り」というタイトルは合ってはいるものの . チガウ本だった...😑😑😑☠️☠️☠️ . ...もうね...アフォかと...😇 . 今、図書館が改装中でオンラインも使えないんだけど... . たしか、目的とする方の本は無かったように思う... . トホホホ💦 . . . #藤原緋沙子 #小説 #慌てすぎ #読書 #図書館 #読書感想文#いや読書感想文になってない w (Kisarazu, Chiba) https://www.instagram.com/p/Co88i4trO6R/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kamakurah-review · 1 year
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芥川賞「荒地の家族」レビュー|kamakurah @kamakurah #note #読書感想文 https://note.com/kamakurah/n/n65000703be31 https://www.instagram.com/p/CojJNPVrnSg/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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miochan-bookmovie · 1 year
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アン・タイラー著・小川高義訳 『この道の先に、いつもの赤毛』 /Anne Tyler "Redhead by the side of the road"
コンピューターの便利屋をしながら一人暮らす43歳のマイカという男性が主人公。主人公が自分と年代も性別も違う人物だからなのか、穏やかでゆったりとした文章のおかげなのか、静かな気持ちで読めた。マイカの日常は常にきっちりと決まったルーティンで作られている。しかし、自分を父親ではないかと疑う一人の大学生の青年によって「いつも通り」の日常に揺らぎが起こる。私はマイカよりもマイカの恋人キャスのほうが共感できた。マイカの恋人からすると、マイカは自分で思っているよりも神経質で融通が利かず、ちょっと冷たいところがある。マイカ自身はそうでもないと思っている…。物語を通して、驚くイベントはない。しかし、日々を生きる人々の間の少しのずれや行き違いが描かれていて、自分を省みようという気分にさせられた。また、マイカとかつての恋人との間で起こった寂しいすれ違いはリアルで、大切な人との向き合い方を思い直させてくれる。
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The main character is Maika, who is a man of forty-three, lives alone while working as a computer handyman. He is different from me in age and sex and the text of this book is calm and loose, so I could read it without upsetting my mind. Maika's daily life is made by his neat routing. However, a man appears in front of him and he doubts Maika is his father. I felt empathy with Maika's lover Cass rather than Maika. From Cass's point of view, Maika is more nervous, inflexible and insensitive than he thinks. In this story, there is no surprising event. Tyler writes people's little discrepancy in their daily life. Especially, the cross-purposes between Maika and his ex-girl friend are real for me. I thought I should reconsider how to come face to face with my precious people.
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lifeissushi1998 · 1 year
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【 読後感 君のクイズ 】 2023/01/08
小川哲さんの君のクイズ読み終えてんけど、これクイズプレイヤー目線のクイズ番組を捉える感覚、終始楽しかった
最後は主人公と一緒に拍子抜けしたし裏切られたし納得と感心?も。
小説自体が長くないからこそ、
序盤あっという間に物語に引き込まれたスピード感そのままに、クイズ番組を見てる時みたいな臨場感の中ずんずん読み進められたし、
なによりクイズが自分が思っていた何倍も緻密で競技性が高くて、生きていて、生活に散在していて、その人(クイズを答える人、作った人)の人生であるかって事を丁寧に教えてもらった感じ、
今更クイズの奥深さに気付けてすごい新鮮やった。
(テレビ番組の闇と合理性、現金さにも。)
クイズ部部長担をしてたり前からQuizKnockが好きなのもあってクイズ番組やYouTubeは人並みにはしっかり見てきたつもりやったけど、クイズプレイヤーと視聴者のクイズの見方や感じ方にこんなにも違いがあったと知って驚いた
自分の知らんかった世界やけど、文章や言葉が難しすぎんから、読みやすすぎて、面白すぎる
それでもこの作家さんの本職はクイズプレイヤーじゃないねんから小説家ってすごい
自担が出てるクイズ番組はいつも必死に見てるけど更にいろんな見方ができるようになってそうでわくわくしてる。
し、新年1冊目にこの本を読めて良かったと思える程に、また今年もいっぱい小説読みたい欲まで高めてもらいました
またあなたがきっかけよ、阿部くんありがとう
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akitayu-create-blog · 2 years
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河野裕著『いなくなれ、群青』読了。
読書ノートを書きました。
*あらすじ*
失くしたものは何か。心を穿つ青春ミステリ。
11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っすぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎……。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。
想像もしなかった真実に脳を揺さぶられました。
今まで読んできた物語のどの主人公とも違うタイプの七草。
主人公よりも主人公らしく動き回るヒロイン真辺由宇。
私の知っている物語の登場人物というのは、主人公だとかヒロインだとか敵だとかライバルだとか、とにかく与えられた役柄に沿った性格や言動を描かれるものだけれど、この物語はそういう感じがまったくありません。
ただ人として、他の登場人物と話して、行動して、現実にもいそうな解像度の高い会話を繰り広げる彼ら。
それなのにとても単調で音読でもしているようなセリフの書き方が印象的で、初めて読んだときにはそのちぐはぐさが痛烈に印象に残りました。
衝撃的な真相に結びつく物語の謎も相まって、登場人物が非常に魅力的に描かれています。
実はこの本を読むのは数度目なのですが、購入当初は続編が気になって仕方ありませんでした。
シリーズが完結した今では、著者の他の作品『昨日星を探した言い訳』や『君の名前の横顔』も読んでみたいと思っています。
現在未完結で続いている『さよならの言い方なんて知らない。』も今作とはタイプの違う主人公が面白くておすすめです。
https://www.instagram.com/p/ChABRcYp7s-/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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b-dama · 1 month
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読書の春
作家青山七恵さんが好きです。
「風」に衝撃を受けて10年
「みがわり」は途中までしか読んでいません。
返却した次の週には誰かに借りられていました。
今は「はぐれんぼう」を読んでいます。
面白いです。
著者の感性を伝える言葉が素晴らしく良い。
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kyouyounoaruhito · 8 days
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医学部生ってすごい
『悩め医学生』中山裕次郎
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泣くな研修医シリーズの第5作目。
私は1作目の『泣くな研修医』から読んでいます。
このシリーズは、お医者さんの葛藤や成長が描かれている物語で、今作の『悩め医学生』では、主人公の医学部時代の様子が描かれていました。 読みながら、医学部ってこんな感じなのかなぁと想像を膨らませることができて、なかなか面白かったです。
一般の大学生に比べると、学ぶことの精神的・肉体的負担が桁違いで、世の中のお医者さんはみんなこれを経験しているのかと思うと、畏敬の念に堪えません。 ただ、一口に医者と言っても、人間性は十人十色。 私がこれまで接してきたお医者さんは、優しくて細かいところまで気にかけてくれる人ばかりでしたが、高圧的だったりきちんと話を聞いてくれなかったりする先生も多いと聞きます。 医学部で同じ経験をして、どれだけ辛いことをこなしていても、人間性は偏らないのがなんだか不思議だと思いながら読み進めていました。
主人公の通っていた学校は、鹿児島にある大学の医学部。 私は生まれも育ちも東京なので、作中の地方の雰囲気に関する描写が興味深かったです。 鹿児島の日差しは「暑い」ではなく「痛い」なのか・・・など。
医学部には年齢や出身がさまざまな同級生が出てきますが、東京から来た同級生がすごくおしゃれな人のように描かれていました。 確かにその登場人物はオシャレな人間なんだろうなと思いますが、実際東京にいるからと言って垢抜けるわけでもなく、芋っぽい東京人も沢山います。 東京は人口が多い分、垢抜けている人の数も芋っぽい人の数も多いのだ!笑
第5作のエピローグが、第1作に繋がっていて、『悩め医学生』を読んだ後に『泣くな研修医』が読み返したくなる作りは、なかなか好みでした。
シリーズの第6作目の『外科医、島へ』もすでに発売されていますが、まだそちらは読んでいないのです・・・。 続編も気になるので、今度本屋で探してみようかなと思っています。
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⁡ 【いよいよAmazonで販売開始!今週金曜日、7月8日19時〜22時】 ⁡ 僕の初の著書、 『10代のバイブル』 ⁡ がいよいよAmazonで販売可能になります! https://amzn.to/3a97Mpk Amazonで 10代のバイブル で検索。もしくはこちらのストーリーでURLをつけておきます! ⁡ 2019年の10月に執筆の話を受けてから、2年と8ヶ月・・・色々ありましたがようやくここまでこぎづけることができました! この本を自分の分身として、形あるものとして色々な方に見てほしいと思っていますので、是非お手にとって頂ければ嬉しいです! ⁡ また、もし・・・ 「買ってやるか・・・!」 と思って下さっている方がおりましたら、 ⁡ ⁡ ・7月8日(金)の19時〜22時 ⁡ ⁡ を目安ご購入して頂けると本当に有難いです・・・! ⁡ なぜかというと、購入するタイミングによって、Amazonのランキングの上位に載る事ができる可能性もあり、そうすると一人でも多くの方の目に入る可能性が高くなるからです。 ⁡ ⁡ 既に100冊ほど、学校に寄贈予定にはなっていますが、私としてもできる事を全部してベストセラーに挑戦したいと思っています🔥 ⁡ 7月5日時点では、哲学の部門で4741位。 「え?そんな順位で1位なんてムリムリ!!」 そうかもしれません・・・ でも、無理だと思う挑戦もやってみなきゃわからない! こんな凡人でも、やってみたら、もしかしたら、何か達成できるかもしれない! ⁡ ⁡ 是非、 ・7月8日(金)の19時〜22時 ⁡ ⁡ よろしくお願いします。 ⁡ 既に販売をさせてもらった、前売りをお持ちの方は是非レビューも超大歓迎です!(Amazon版は少し写真を増やしたり差し替えたりもしたので、2冊目も違った視点で楽しめること間違いなし!!) ⁡ ⁡ また、もし購入した本を僕がこれから行く学校にプレゼントしたい!という方がもしいたら、コメント欄に欲しいものリストのURLをつけておくので、そこでギフト設定にしてもらい、名前を記入してもらえれば、 ⁡ 協賛 『〜様』 と私の方で本の最後のページに記入して、これから僕が直接行く学校に寄贈させて頂きます!もしかしたらその1冊が、誰かの人生を変えるきっかけになるかも・・・!そんな想いで僕もたくさんの子ども達に届けられるように力を尽くしていきます! ⁡ ⁡ それでは、最後になりましたが・・・ ⁡ ・7月8日の19時〜22時 ⁡ どうぞどうぞ、清き1クリックをよろしくお願いいたします!決戦は金曜日🔥 次回の投稿では、ランキング1位になった投稿をお見せできますように・・・! ⁡ また、作成にあたり、たくさんの方からサポートを受けて完成しました。 写真やデザインなど、制作にご協力頂きました皆様、ありがとうございました🙏 カバー写真 @reiko.y_ カバー編集 @kirara.hoshi 写真 @aimi.1230.wildflower @kenji_mori @masawarp @masashi_ohtsu_photography @masanoguchi @masataka_chiba @misato.www @Phyo han Thwin @triangle_ny @shokasatie @___taigakunii___ @tokiokuniyoshi @soh_odori ⁡ ⁡ #10代のバイブル #出版 #ベストセラー #図書 #学校図書館 #小学校図書館  #中学校図書館 #10代 #ランキング1位 #公共図書館 #読書感想文 #図書館協会 #図書室 #寄贈 #Amazon #アマゾン #七月八日 #7月8日 https://www.instagram.com/p/CfnCQqcPQqh/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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jinseihagetekara · 1 month
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『二度と食べたくない甘いもの』井上荒野
期待を全くしていなかったけども、読んでみたら面白かった
むしろ期待してなかったからかもしれない。
一番最初の話は個人的にはなんの魅力もない作品だったが、他は分かりやすく理解しやすい情緒が書かれていて良かった。
特に「自伝」と「犬」が良かっただろうか。婚姻という秩序と恋の相反性をよく描いていたと思う。男にも分かりやすい女の心理であったし。
「自伝」は墓に入れても良いかなぁ。最後の一文が印象的だ。恋との折り合いの付け方とその理屈が分かりやすい。
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mori-mori-chan · 10 months
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読書感想文31
殺す風/マーガレット・ミラー
※ネタバレを含みます
これまでに読んだ海外の文学作品で特に心に残っているものはスティーヴン・キングの『スタンド・バイ・ミー』とテリー・ホワイトの『真夜中の相棒』なんですが、早い話、原文の良さに加え訳者のセンスが自分に合って��たのが大きいように感じます。名文で、かつ訳がどんなに正確であっても、テンポが悪かったりして作品を楽しめなければそれはもう駄文と捉えられても仕方がないのです。そういう意味では前半がすごく……自分には読みにくかったです……。
姓名が海外の人のもの、かつ登場人物がぼちぼち多い時点で自分には厳しいであろうことは予測していたのですが……ファーストネーム呼びとラストネーム呼びが混合されていることで、脳が記憶の照合に疲れたのかもしれません。登場人物が日本人の名前な��多分大丈夫かと思うのですが……(私の脳では日本以外だとアジア圏であっても覚えられないかと)。
序盤は上記の理由で読み進めるのにものすごく苦労したわけですが、訳者との相性も良くなかったのかも、という気も。海外ドラマ特有の濃く長い台詞回しが続き、ちょっとぐったりしつつも、登場人物の一人・ロンの遺体が見つかってからは面白かったです。ロンは友人グループと別荘での魚釣りに参加する予定だったのですが何の連絡もなしに消息不明となり、皆訝しんでいたのです。そこへ唐突な遺体発見ときたので、自殺か他殺か等友人達は大混乱、ロンの前妻まで巻き込み人間関係はどんどんカオスに。
事件は凄腕の刑事や探偵等ではなく、友人グループの一人・チュリーが足を使っての調査でひとつひとつ謎を解くことで解決に向かっていきます。オチに関しては、ただただそう来たか~と。予想の斜め上の斜め上を行っていました。冗談抜きにこの展開を予想できた方はいたのでしょうか?結末に至ってはめちゃくちゃ後味が悪くて、最高でした。個人的にはこれくらい苦い方が気持ちいいですね。
選んだ相手によって人生が狂ったことがある方、又は狂いそうな方は是非。
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