Tumgik
#ふせんノート
hiromisroom · 2 years
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今月受けるTOEICのテスト勉強中! 気持ちは焦るんだけど、TOEICの公式問題集を開くと眠気が襲ってきます💧 午後からはさらに気合入れて頑張るぞー💪 ☑︎金の文法🆕 ☑︎でる1000【6周目】 ☑︎金のフレーズ ☑︎ディクテーション ☑︎英語日記 #英語学習 #studygram #studytips #studygrammer #studynote #studying #studymotivation #英語勉強中の人と繋がりたい #studyplanner #studyplanning #金フレ #英語の勉強 #英語勉強 #英語ノート #英語 #ふせんノート #大人の勉強垢 #勉強机 #勉強垢 #手帳 #ロルバーン 💟💟💟💟💟💟💟💟💟💟💟💟💟 お勉強の合間におススメのちょこっと作業! 気分転換に文具メーカー 呉竹(@kuretakejapan )さんからご提供いただきました「レトロな紙で遊ぶ簡単クラフトキット」でポチ袋を作りました! めちゃくちゃ楽しい❤️ おススメ!! ポチ袋ってちょっとした時に使えるから、梅雨でお天気の悪い日に作っておくと良いと思います! 何に使うか考えるのも楽しそう! テンプレートはずーっと使えるので、手持ちの折り紙や包装紙で大量生産しようと思います! PR @kuretakejapan #ポチ袋  #紙好き #cardmaking # 文房具好き #ものづくりでひといき #クラフトキット #トリドリベース #呉竹 https://www.instagram.com/p/CeZ6sIOJrk5/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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xx86 · 4 months
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2023年、成熟、焦点、デトックス
フラペチーノは甘ったるいし、飲み会の次の日は二日酔いで丸一日潰す。今まで使っていたスキンケア用品では肌がカッサカサに乾燥するし、痣は治りにくい。私はそういった自分の変化ひとつひとつを大人になったなあと噛み締め愛おしく思っている。勲章のようなもの。
食の好みや似合う服がシンプルになると洗練されていっているような気持ちで気分が良い。山で迎える朝の空気のようだ。むかしのように無茶ができない体になっていくのも自分を大切に扱えるようになるのでとても良いと思っている。衰えて動かなくなる前に、今から体だけには気をつけてトレーニングとメンテナンスをして行きたい。8020運動みたいなもの。
大人も子供もやってみたけど俄然大人派だ。大人サイコー大人バンザイ。学生時代もそれなりに楽しくて大人になることに怯えたりしたけど、社会に出てから1度も学生時代に戻りたいと思わないほど大人の方が何倍も楽しい。そりゃそうだよな、大人の方がいいもんだから子供の期間より何倍も長いんだろう。
大人は好きだけ遊び、好きなだけ夜更かしできる。好きな人とだけ遊べる。夏にクリスマスパーティやれるし、毎日パーティドレスを着て過ごしても怒られない。ほんとうに平和で自由でほっとする。
私は営業をしていた時、ほかの営業同様とても嘘つきだった。年齢を偽り、感情を偽り、物の値段を偽った。それが悪だとは思わなかったし、今も思っていない。営業というのは嘘つきか、戦略的な正直者しかできないと思っている。
でも私は偽るうちに何がほんとか分からなくなった。自分が何が好きで、何に傷つき、何を目指しているのか、本音と建前がマーブル模様になって全く読めないのだ。特に物心ついた時から親の顔色を伺い、親の望むいい子を演じていたのも相まって、フィルターを通さず自分の感情を表に出すということが苦手だった。自分で発する言葉は自分が絶対聞くからこそ気をつけなければいけないというけれどまさしくそれで、私は心の奥底に秘めた真実よりも適当に口から出た嘘を信じてしまうようになったのだ。
この2年間、私はずっと自分と対峙してきた。何が好きで、何が嫌いなのか。何が大事で、何を捨てたいのか。いつ喜びを感じ、いつ苦しくなるのか。手帳やノートに丁寧に書き連ねたり、思いのまま支離滅裂な言葉で書き殴ったりして、ようやく自分の輪郭が見えた。初めて自分と目が合った。
おかげで生まれて初めてダメになる前に休むということが出来るようになった。無理をしないでがんばるとと言うのは矛盾、無理=がんばる。たかが1日休んだところで何も変わらない、ならば今つらいことから逃げずに真正面から向き合って解決出来た方がずっといい。そう思ってきた。それは確かに結構でかっこいいけど過去の自分に言いたい。私、そんなにメンタル強くないだろ。
理想を追い求めるのはすばらしいし、理想の自分になりきるのも良いと思う。でも現実の自分と乖離しすぎていれば首が絞まる。ずっと息苦しかったのはなりたい自分像を背負いすぎていたからだと思う。
私はどう生きたいのか自問自答した時、真っ先に出てきたのは息ができるようになりたい、だった。かっこよくキラキラしてなくても良いから、朝まで目覚めずぐっすり眠りにつきたい。ごはんを食べる事に疲れて何度も中断しながら食事をするのもやめたい。休みの日は朝から晩まで布団の中で過ごすのをやめたいし、時にバカみたいに衝動買いをしてストレス発散するのをやめたい。
かっこつけなくなったら世界がずっと色鮮やかに見えるようになった。夏の空の青さや秋の街路樹の色づきに何度も息を飲んだ。ここ数年私はどの季節の景色も灰色に見えていたとその時気づいた。
だけれど全て、そんなに簡単なことではなく突然ふっとしにたいと息が詰まることも何度もあった。今もある。なぜかはわからない。なぜしにたいのか考えると途端に自分の輪郭がかげろうみたいに揺れる。明るいということはその分影が色濃くうつるということを何度も実感した。
でも結局、デトックスみたいなものだと思う。毒を出しているからこそ、あぶくのようにしにたいが浮かび上がる。苦しくて、目の前が真っ暗になるけれど、完全に毒から開放されるまで何度ももがき苦しむかもしれないけれど、いつの間にかまた景色がすべて灰色になるかもしれないけれど、どんな感情であれ蓋をせず素直に感じていきたい。
色々ある。色々あるけど私は2024年とりあえずスキンケアをがんばりたい。肌の状態が悪すぎる。あとサルートの上下4万超える完全予約の下着も欲しいし、DIANAで今年の1月に買ったキラキラのハイヒールも冬のうちにたくさん履きたい。部屋の掃除にハマって以来整理整頓できているのも維持したい。
綺麗事だけで生きていかなくても動機が不純でもなんでもいい。私は私を大事にまた1年、年を越えたい。
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jpn-langblr · 1 year
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四月 ・ 文房具
April - Stationery
物差し ・ ものさし ・ ruler
付箋紙 ・ ふせんし ・ sticky note
万年筆 ・ まんねんふで ・ まんねんひつ ・ fountain pen
消しゴム ・ けしゴム ・ (rubber) eraser
芯 ・ しん ・ pencil lead
シャープペン ・ mechanical pencil; eversharp pen
墨 ・ すみ ・ ink
ノート ・ notebook
ハイライトマーカー ・ highlighter
① 墨痕倫理 ・ ぼっこんりんり
筆で書いたものが、生き生きとしてみずみずしいさま。A work of calligraphy being written in bold and vivid strokes.
② 舞文曲筆 ・ ぶぶんきょくひつ
いたずらに言辞をもてあそび、事実を曲げて書くこと。 Twisting the truth through one's writing.
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pudknocker · 11 months
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ちなみに私は、もの凄く「忘れ物」の多い子供でした。中学の頃にはノートも教科書も2学期以降は毎日忘れてた。弁当もよく忘れた。小学6年の時には制服さえ「忘れ」て、毎日ジャージで学校に通った。 でもそれは「取りに帰れ!」と言われても取って来ようがない「忘れ物」でした。家にないのだから。 正直に「教科書は親に捨てられました」と言えば、教師は親に連絡する。親は教師には「そんなの嘘、言い訳してるだけ」と言い、子供には「親に恥をかかせやがって!」と暴力をふるう。だから、本当のことを言わず、自分が忘れたことにしてその場を怒られることでやり過ごそうとする子供もいます。
教師の視点から児童虐待を見極める「児童の忘れ物」 - Togetter
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mm0924 · 2 months
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February of Mei Nagano. 2月。ショートケーキはどうやっても倒してしまう人間です…と言えたら不器用で可愛い女の子を演じられたのかもしれないけど、ショートケーキは最後まで倒さずに綺麗に食べられる人間です。フルーツがたくさん乗っているケーキは下の土台とフルーツをきちんと同じ分量で食べられる自信があるし、オペラケーキみたいな長方形で安定している形のケーキならお皿の上にスポンジが1つも残らないくらい綺麗に食べられる自信がある。だけど、ケーキの箱に入ったお持ち帰りのケーキを上手に持って帰る自信はまるでない。ケーキって味はもちろんだけどそれ以上に見た目だと思うんです。箱に入ったケーキをそーっと綺麗なままで持って帰ったつもりなのに、帰ったらいつの間にかケーキは歪んでいて、そんなケーキの存在をながのだけが見て、食べて、なかったことになるんです。ううん、なかったことにするんです。だってきっとそれはこのケーキが本来想定されていた〝食べられ方〟ではないから。ながのの思い込みかもしれないけれど、このケーキを作った人が届けたかった形ではないから。きっと誰よりも〝形〟に〝見た目〟に囚われていると、悲しくもがな感じることがあります。〝感情〟1つでさえその場で現れた感情を如何にして何%で表現する��かを考えてしまうし、友達以上恋人未満のもどかしい関係があったとしたら形の見え方の正解を求めてしまう。曖昧で〝今〟が楽しければいいと思う反面、自分の中で区切られている何かに全てを分類しなきゃ気が済まないんだろうな、と自分の性格を客観視しています。A型の取り扱い説明書みたいになってますけど、ながのAB型です。一言でいうと(「AB型」「性格」「一言」検索)あっさりさっぱりした性格、だそうです。うん、間違いではない、むしろ大正解。だけど、ながのが持って帰ったちょっと歪んだケーキを一緒に笑って「美味しいね」って食べてくれる人にはできればずっと隣にいてほしいと、ながのの中のさっぱりしていない部分で思っています。ケーキを持って帰るのはあくまでもながの。一緒に持って帰ろう、は違うんです。…なんてややこしい子なんだ、と思われていることでしょう。でもこんなややこしいながのにそうやって上手に距離を作ってくれて、ながのが上手くケーキを持って帰れるように手助けしてくれる人が近くにいてくれるんだもん。幸せ者です。ショートケーキ、ロールケーキ、チーズケーキ…きらきら輝くショーケース。さて、今日は何のケーキをテイクアウトしよう。 日々生きているだけで、色々なことがある。言っていないこと、言えなかったこと、言いたかったこと、あえて言わなかったこと、我慢したこと、我慢できなかったこと、泣きたかったこと、泣いてしまったこと…きっとたくさんあると思うんです。〝人〟の〝生〟き様について。生きる意味を考えない人もいるし、考えすぎてしまう人もいるし、考えないようにしてる人もいるし、意味なんてないと考えている人もいるし、生きながら探し続けている人もいる。日々生きているだけで起こる〝色々なこと〟のせいで、このままふらっと消えちゃおうかなと思う瞬間や衝動は大人になるにつれて増えたけれど、そんな時「人生なんて、あともうちょっと頑張ろうの繰り返しなんだよ!」といういつかの誰かの言葉を思い出します。そして〝あともうちょっと〟について考えて、絶望したり希望を見出したりするんです。きっとこれから先の人生、それの繰り返しで大丈夫になったり大丈夫じゃなくなったりするんだとしたら、生きていくことって心細すぎる。1人じゃとても抱えきれないとも思ってしまう。大丈夫じゃなくなる直前までは誰かに頼ることができるけど、本当に大丈夫じゃなくなってしまったらもう1人でうずくまることしかできなくて、そんな状態に慣れてしまうんです。ながのにもそんな時期があったし、これからもあるかもしれない。だから、元気の無い状態に慣れてしまわないように、元気になれそうなことは積極的に摂取していきたい。例えば、雨の日にお気に入りの傘を差してみたり、いつもより少し大きな声で「いただきます」と言ってみたり、家を出る前には姿見の前でくるっとターンしちゃったりなんかして…小さいけれど元気になれそうなことをかき集めていたら、気付いたら大きな元気玉になっていたりするものなのよ。ふふ、得意なんです、小さな元気を見つけるの。小さな元気をかき集めて「あれ?もしかしたら凄い元気かもしれない」そんな錯覚をしながら生きていけたら、それが希望になるんじゃないかと思ったりします。生きる意味なんてないかもしれないし、意味がないことに意味があるのかもしれないし、この世界を去る瞬間にしか分からないことなのかもしれないけれど、いつか「このために生まれたのか!」と思えるときがあるかもしれないし…まだよく分からないけれど、分からないからもう少しここで生きてみようと思う。あともうちょっと頑張ろう。 お仕事!今月は伊右衛門やアイシティの新CMや、「Ray」の表紙や「BARFOUT!」の紙面に出していただきました。また、今年もミラノで開催されたPRADAのショー『PRADA FW 24』に出席させていただきました。PRADAのアイテムはどれも可愛くて、年々パワーアップしています…!そして、現在放送中のドラマ『君が心をくれたから』のノベライズが発売決定となりました。小説にはドラマ本編の内容に加えてドラマには出てこないオリジナル短編小説も収録されています…というのはXの投稿にも書かせていただいたので、ここを読んでくれた方にだけ特別にもう少し教えちゃうと、オリジナル短編小説は宇山さん書下ろしで『クリスマスと小さな二文字』というタイトル、高校生の雨ちゃんが「太陽さん」から「太陽くん」と呼ぶまでの物語です。好きな人の呼び方を変えるってどういうことだと思いますか?ながのの考えもちょこっと小説で知れちゃいます。1巻は雨ちゃん視点の短編となっていますが、2巻は太陽くん視点で別エピソードになる予定(宇山さんが締め切りに追われているのを目撃しました)なので、是非ノベライズもご一読ください。ドラマはもう8話の放送を終え残りあと3話、〝逢原雨〟として精一杯生きたいと思います。
3月のながののイチオシソングは声にならないよさんの『死にたい夜のBGM』。何度聴いても単刀直入だなと思う歌詞だけど、辛くてどうしようもなくなった時、この曲がもう一度ながのの目の前に出てきてくれるんだと思う。
君の笑顔が曇ったこと僕が気づかない訳ないでしょ? 君の瞳がにじんだこと僕が気づかない訳ないでしょ?
そう言って口下手なながのから言葉を引き出してくれる、大好きな人へ。MVに出てくるノートに書かれた「・仮面をかぶっている自分→私とは?」、泣いていないふりをして静かに涙を拭いて、連絡のこないスマホはただの鉄の塊にしか見えなくて、パソコンを開いて文章を書こうと思うけど何も出てこなくて、だけどあなたと話している時間だけは全部忘れてころっと笑顔になれちゃう。死にたい夜のBGMはいつもあなたの声で、気づかない訳ないってわかってて「どうしたの?」と尋ねてくれる優しさに甘えて温かさに包まれて安心して、頼りっぱなしで甘えっぱなしでたくさん我慢させてる。これはめいの力不足。2分5秒から始まる手拍子に背中を押されて前を向けた。気持ちを原点に戻して。あなたがあなたらしくいられるように、辛くてどうしようもなくなった時、死にたい夜のBGMがめいの声になったらいいのにとそんな欲張りなことを願う。あなたの幸せの形を選ぶのはあなたしかいないけれど、めいの幸せの形には間違いなくあなたが存在します。もっと知れますように、もっと知ってもらえますように。上手に気持ちを伝えるのは苦手だ��ど、1つだけ。もしまた生まれ変われるなら、次も絶対出会いたい。 Tumblrの更新が回を増すごとに綴る文章の題材、内容、言葉選びに不安を抱えているながのですが、「紅茶入れてからゆっくり読みたくて」とか「毎月の壮大なタンブラー好きだよ」と言ってくださる方々のおかげ(本当にありがとうございます。)で毎度自己肯定感は上がりっぱなしで調子に乗って後書までつらつらと書き進めている今日この頃です。こうして毎月文章を書いていると〝うっかり言っちゃったこと〟より〝それでも言わなかったこと〟にその人の本質があると思える時があるんです。きっとそれって〝生まれつき持っていた感情〟よりも〝生まれてから育てた意志〟に興味があるからだと思います。ながのがTumblrに綴る言葉は陰も陽も、ながのの意志が伴って発信している言葉。発信した言葉の裏にはいつも〝それでも言わなかったこと〟が付きまといます。生まれつき持っていた感情に流されて、言わないでいいことまで言ってしまうとか、言いやすいから強く言いすぎてしまうとか、そうやって相手への気遣いを疎かにして、無意識に一緒にいられる毎日が当たり前だと思ってしまっていて、そんな怠惰の積み重ねで関係って崩れていくんです。関係って水みたいで、零したものにこだわって掬いなおそうとしても元に戻すのは難しいから、これからまた少しずつ注いでいく必要があるんだと思う。グラスが割れないうちに。自由に書きたいことを書きたいだけ書いためいの月記、最後まで読んで下さりありがとうございました。 3月のながのめいもよろしくお願いします︎︎︎︎︎︎☺︎
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suma10ra · 4 months
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2024/01/12
業務に追われている、と書くのも飽きた。
ふと、小学生の頃にA4サイズのノートに手書きでせっせと小説を書いていたことを思い出した。私は授業をきちんと聞き、かつ内容を面白いと思っている子供だったので、勉強はきちんとしながら、休み時間にシャーペンを走り回らせていた。登場人物は『るろうに剣心』を薄めて抽出したようなキャラクターで、ラムちゃんを更に電波系にしたような方言を発させ、肝心の話は支離滅裂・尻切れ蜻蛉・要素を詰め込みすぎて筋なんてもう見えないような酷いものだったと思うけど、同級生にも読ませていたし、読まれることを恥とも思っていなかった。小学校の卒業アルバムには「あの小説を書き続けていつか見せてねー!」というコメントだってある。でも、前述の通りめちゃくちゃな仕上がりだから話が破綻して途中で書くのをやめてしまった。あの小説(A4ノート三冊分くらいある)は、今どこにあるんだろう?
中学生に上がってからも、小説を書いていた。ガラケーにぽちぽち文字を打ち込んでは、友人にメールで送っていた。まさに文字通りの携帯小説である。その頃はケータイ小説が爆発的に流行って、映画化したりしていた。同級生の女の子たちは授業そっちのけで教科書に文庫本を挟んで夢中で読んでいた。私も夢中で読んだ一人で、かなりの数を読んだ。「これなら私でも書けるなぁ」と思う作品もたくさんあって、そういう感想と友人からの評価を原料に、親に見せられないような小っ恥ずかしい恋愛小説をちまちま錬成し続けた。完成した作品は一つもなか��た。当時のメールを見返せるものなら見返してみたい。小学生の時に書いた話はある程度なぞれるのに、この頃の話はどんな内容だったのか、一切思い出せない。
小学生の時も中学生の時も、私には「完結させる」ということができず、話は変な方向に膨らんで横道に逸れて獣道どころではない道を辿って、収拾がつかなくなってほっぽり投げてしまった。普通に才能がない。でも最近、また何か書きたいなーと思うことがある。大人になった今、今度こそは自分に負けずめげずしょげず泣かず、時間がかかってもいいから、完成させてみたい。少しずつ書き始めてみようと思う。
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nigi-ri-gin-tama · 7 months
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不思議な話 七人の頭 !  私がまだ学生の頃のお話です、私の兄が名古屋の某大学の山岳部に所属していました。 初冬の御嶽山で、冬山合宿が始まりました。学業の都合でまず三人がテントを担いで出発しました。最初は順調でしたが、次第に天気が崩れてきて吹雪になりました、そして一人の部員が行方不明となりました。大騒ぎとなりました、名古屋の各大学の山岳部が捜索隊を派遣して大捜索が始まります。しかし御嶽山は山麓が広大で、なかなか発見できません。厳冬期が近くなり、一旦捜索は打ち切り、春を待って再開する事に決まりました。遭難した部員は兄の1つ先輩で、下宿も隣の部屋同士で大親友だったそうです。(私も兄の下宿で一度会いました、大柄でやさしそうな方でした) 休みの間でも春に向けて捜索計画をバタバタしていた兄の元に、先輩のお母さんから連絡が入ります。心痛をみかねた知り合いが霊能者を紹介するので会ってみないかという事になり、つきましては学校で仲良かった兄にも同席して欲しいと。半信半疑で大学ノートを片手に、現場に行ったそうです。いざ行ってみると、見た目は全く普通の主婦のオバサンが出てきたそうです、兄は騙されるもんか!と身構えたそうですが、最初の一言で本物だ! と確信したようです。それは「7つの頭がみえます、そのうち1つは黒い、残念ながら息子さんは亡くなっています」だったそうです。兄曰く、発生当時の新聞等報道には、三人パーティーの一人が遭難としか書かれてなく、実際は七人パーティーの先発隊として三人先に登った事は山岳部の部員しか知り得ない事だからです。そこからはあふれる涙涙でグシャグシャになり、先輩が母親にあやまっている言葉をただ聞いていたそうです。しばらくして山岳部の話になって、山で酒飲んてみんなで歌っていた、卑猥な替え歌の数々を二人で泣きながら合唱したそうです。(ここで又確信) この時は、どこに居るのか本人にも分からなくて捜索の手がかりにはなりません。  年が明けて、そろそろ捜索再開の前にもお会いして、何処に居るのか聞いたところ、今度は具体的に「からだが半分冷めたい、片方の目は水の中、片方は森が見えてる」との答え。そして見つかりますか?と聞くと、殿下(兄のあだ名)お前が俺を見つけるよ。と 春になって、捜索開始で兄たちの捜索隊は目星をつけた沢筋中心に探しました、何日か経って小さな滝をザイルで降りた所で発見。丸い岩に引っかかって裸で半分水に浸かっていたそうです(現場写真を見せてくれました)。合掌
それまで霊能者の類は、まったく信じていませんでしたが。この時以来、人は死んでも何らかの念は残っていて、しばらくは共鳴できる人には解るのではないかと想うようになりました。 墓参りや、事故の報道にも手を合わせる様になりました。
オマケ話 先輩との会合の合間に兄が聞いたそうです、先輩僕は結婚できますか? と。 曰く、「大丈夫だよ、可愛い嫁さんもらって幸せになるよ」とニコニコ顔で話します。 先輩は優しい人なんです、兄はまだ独身です。
メメントモリ
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kkagneta2 · 7 months
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まだここ見てる人いるんかな?
別に続きを書いている訳ではなく、久しぶりに詩帆ちゃんのことを思い出してたら降ってきたネタを書き留めました。
いまいち時間が取れなくて書けなくてすみません。でもたまにこうやって吐き出さないと精神衛生上良くないので(全然まとまってないけど)打ってたりはします。
まぁ何にせよ見てくれている人が居れば幸いです。
実は詩帆は知っていた。
事は今から10年も昔の話だ。当時4歳だった彼女にとって幼稚園は小さなものだった。昔から歳を同じくする子たちとは頭1つ2つ飛び抜けて大きかった彼女は、幼稚園入学当初からすでに机の上に立っているような背の高さであった。
「まぁ、大きいですね~」
なんて送り迎えのお母さん方には言われたけれども、自分の子供の大きさに絶対の自信を持つ保護者からは、なんだか羨望というか嫉妬、―――女の子なのに息子を胸の下に完璧に置いてしまうような彼女を、まぁ謂わば目の敵にするような表情で言われた時は流石に申し訳無いような気持ちになりはした。
私だけどうしてこんなに大きくなったんだろう。
よく分からない彼女は部屋の隅で他の子を見ながらこんなことを思ったものである。
そんな彼女に母親は見かねて光昭の母親に助けを求めた。
「光昭くんって今身長何センチ? 140センチ? ちょうどいいんだけど、ちょっと頼みたいことが…」
母親の作戦はこうであった。同学年の子よりも頭1つ2つ大きいなら、それと同じくらいの背の子を、―――例えそれが5歳上の子でも、―――紹介して詩帆と遊ばせればいいのではないかと。
互いに歳を知らせずに遊ばせれば、お互いに4歳の、―――光昭にとっては酷だが、―――子として接するのではないかと。
「光昭、今日はお母さんたち大事な話があるからあっちの子と遊びなさい。これを持って行って」
と女の子が好きそうなぬいぐるみを渡された彼は、よろしくねと言う詩帆の母の後ろに居るあどけない女の子を見て、ああ、この子と遊べばいいのか、はいはい、と思ったそうな。
さて、彼女の部屋へと行った彼であったが、なぜか距離感を詰めて接してくる詩帆に心臓をバクバクと言わせていた。それは彼女が、もはや誰とも似つかないとびっきりの美少女だったということもあるが、それ以上に彼はまだ他人を好きになったことが無いことが関係しているのである。おそらくこれが彼にとって初めての恋であったろう。そんな彼女に、もう互いの体温すら感じられるほどの距離で話しかけられるのである。
「うん、うん…」
完璧にリードする予定だった彼であったが、出鼻を挫かれて向こうの女の子に、―――しかも5歳も下の女の子に主導権を握られ、そして自分は恋心を抱きつつある。
―――これで、小学3年生の男の子が喋れようか。
だが、詩帆はそんな彼にお構いなしに接して行く。
「ねぇねぇ、これ、わたしのたからものなんだよ」
と、小物入れにはぴったりな、綺麗な装丁の箱を開けて綺麗な石を取り出して、嬉しそうな顔をしながら光昭と一緒に眺める詩帆。
彼女は滅多にこういう顔をしないのである。
それもそうなのである。彼女にとっては初めての自分と目線を同じくする相手なのである。
「いーでしょー。これはね、あめじすとといってね…」
と言って、石の名前と蘊蓄を手の上にそれを載せて喋る詩帆。彼も石は多少なりとも知っている。
「ああ、これはね…」
と負けじと詩帆に応戦する。
しかしまぁ、光昭はドキドキしっぱなしであった。それは詩帆の一挙手一投足が、どういうわけか彼にはたまらない宝物のように思えたからであった。
彼にはもはや彼女が髪をかき分ける仕草すら魅力的に見えたのである。
だが光昭はある違和感に引っかかりつつあった。隣に居るのは詩帆という名の美少女。背はだいたい自分と同じくらいだし、喋り方も、知識量もだいたい自分と同じくらい。だがどうして? この違和感は一体何なんだろう?
そう思って光昭は現状を確認しつつ詩帆の全身を下から頭のてっぺんまでも見、今この部屋を包んでいる空気、………いや、甘いいい匂いなんだけど、それと大事なものがあるはずの机の上を見て、やっぱり違和感がする…
この子、行動はやたら幼いし、やたら舌っ足らずだし、ランドセルは部屋には見当たらないし、机の上にはノートも教科書もない。
そう思ったとき、光昭はガーンとうなじら辺を岩で殴られるような感覚に襲われた。えっ、いや、そんなことは、………
いや、まさかな、………
―――詩帆は、小学生じゃない?………
そうは思ったが、息のかかる位置に居る詩帆、見たこともない綺麗な顔かたちの詩帆、いつまでも聞いていたくなるような声の詩帆、なんだかいい匂いもしてきて、頭がクラクラと揺れるような感覚に、
そんな状態が5時間は続いたろう。もう何を話したのか
そして最後に、
「みつあきくんせがたかいねAー、せいくらべしよっ」
と詩帆が提案してきた。そしてガバっと抱きついてきた。
光昭は驚いて現状を把握するのに手一杯であったが、詩帆の方は自分の頭の上から光昭の方へ手をスライドさせて背を測っている。
「うーん、よくわからないな~………」
何度もそうやっていたが、やっぱり分からないらしい。
そこで光昭は気づいた。詩帆の顔が、目が、各パーツが、自分よりも少し高いことに………
うっ、と思ったけれども、彼は彼女に勧められるがまま壁に掛けられている簡単な160センチまでのメジャーへと足を運んだ。
なぜなら小学生かも怪しい女の子に負けるはずがないから。
まずは光昭が先の簡単なメジャーに背を当てた。………1センチでも4月から伸びていますように!!
………
詩帆が光昭の身長を読み上げる………
「141せんち! すごーい!! おおきーい! 
 ―――こんどはわたしのばんね!」
と、光昭は先程まで自分が背筋を合わせていた場所に、詩帆の背中が当たるのを確認した。
そして彼女の身長を読み上げた。
と同時に得体の知れない恐怖が頭の中で爆発した。
―――自分より背が高い。
光昭の手はもうガタガタと揺れていた。
「どうしたのー? てがすごくふるえてるよ?」
「あ、ああ、ごめん。えっとね………ちょっと、待ってね………」
もう光昭は涙目で詩帆の顔すら見えなかった。
「えっとね、………1、…144センチ…」
喉の奥から絞り出すかのように彼は言った。
負けた………
「んふふー、みつあきくんよりたかーい!」
膝を崩しそうになる彼を他所に、詩帆は嬉しそうに手を広げてジャンプをした。
光昭の記憶は残念ながらここで途切れているが、その後糸が切れたように項垂れる彼に詩帆はなんとか彼を立たせて、反応の薄い彼を相手に
ちょっと悪いことをしてしまったと反省しているが、自分と同じくらいの背の男の子と遊べたのだから今となってはいい思い出である。
それが5つも上のお兄さんだったとは知らなかったけれども…
そして今、すっかりと小さくなった光昭と、膝を曲げに曲げて肩の高さを揃えつつ、それでもこっちの威圧感か遠慮しているのかどうか知らないが、微妙に距離のある彼に引っ付いて手の上にあるもう豆粒大の石を見る。
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oka-akina · 7 months
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棕櫚の姫
 そのコンクリートの塀を城壁と呼んでいた。広い広い敷地を囲って、高さもあり、壁の上には有刺鉄線が張り巡らされいかめしい。書道教室の行き帰りにいつも通る道で、城壁の作る影は湿っていた。苔が生え、蟻や蜘蛛が這っていた。蟻を目で追い、歩いていると、足元がぼこんぼこん鳴った。壁とはちがう色のコンクリートで蓋がされており暗渠だった。かつて川だったところにかけられた蓋で、ところどころ揺れる。城壁だなんて巨大に感じていたのはわたしが小さかったためだろう。
 城壁の内側は二階建ての細長い建物で、庭が広いのでぽつんとして見える。クリーム色の壁がくすんでいた。そんなに豪華な建物ではないのでかえって城だった。余計な華美は避け、質素に屹立している。ほんとうの城はこうでなくっちゃと納得し、庭の芝生がかなり禿げていてそういう滅びの気配も城だと思った。どうやらどこか大学か会社の寮であるらしく、何々寮という文字が見えた。といっても、城門はめだたないつくりで奥まったところにありそっちへ行くのはこわかった。どんな寮だか、どんな人が住んでいるのか、ちゃんと見たことはなかった。
 わたしが見ていたのは壁と棕梠シュロだった。お城の庭には一本だけ、背の高い棕梠の木があった。灰色の壁の向こうですっくと伸びている。壁よりも建物よりも高く、ぼさぼさの幹が風にしなっている。棕梠という名を知ったのはもっとあとで、わたしはあれはヤシの木だと思っていた。あの揺れ方は南国だなあと、南国のことを知らないのに感心していた。雪の降りそうな寒い低い雲の日でも、冷たい風に手の甲が痒くても、壁の向こうのヤシの木だけ南の島で、お城の中だから当然だと思った。壁の外から見上げる葉はいつも影になり、動物の毛みたいにぎゅっと密集して見えた。
 この木の下にどんな人が住んでいるのだろう。なんとなく、人魚姫の姉たちを想像した。絵本の話、もっとわたしが小さかったころの話。母が、人魚姫の姉たちが泳ぎ回るページを開いて、「この中だったら誰が好き?」とわたしに選ばせた。深い意味はなかったと思うが——人魚の姉たちは色とりどりで、きっとわたしに色の名前を言わせたかった——、わたしは青い髪のお姉さんを指した。彼女の髪の毛はそんなに長くないがAラインにふわふわ広がっていて、ひたいに垂らしたアクセサリーが大人っぽく、いちばん素敵だと思った。そうして青い髪の人魚はその一ページだけの登場で、人魚姫に短刀を渡すシーンにはいなかった。それもよかった。きっと海の底で静かに悲しんだ。悲しみはするが彼女にはその後の人生があり、死なない。青い髪の姉についてわたしは幾度も想像した。棕梠のお城にいる誰かを想像すると、彼女になった。
 やがて暗渠の町からは引越して、わたしは川に挟まれた町に住むことになった。両親が離婚し、母と二人の家になり、近くに祖母と伯母が住んでいてちょくちょく行き来した。蓋のない、どころか、おおきなおおきな川で河川敷もだだっ広い。二つの川はカーブし、町はレモンの形をしている。アーケードの商店街があり暗渠の町よりだいぶ騒がしい町だったが、学校は小さかった。わたしの学年はそれまで三十九人で、わたしが引っ越してきたことにより四十人になり、あなたのおかげで一クラスだったのが二クラスになったのだと春休み明けの転校初日に先生に言われ、自分が福音なのか災厄なのかわからなかった。
 新学期早々ずっと休んでいる子がいて、盲腸で入院しているとのことだった。クラスみんなでお見舞いの手紙を書きましょうと先生が言った。色画用紙が配られ、一人一通、工夫してメッセージカードを作るよう言われ、まだ一度も会ったことがないのにわたしも書くんですかと先生に尋ねたら、「みんなクラスの仲間でしょう」とたしなめられた。でも知らないんだよな、となりのクラスの子たちは書かないのかな、わたしが来なければひとつのクラスだったのにな……と思った。
 どうせ知らない人に書くのなら棕梠のお城にいるはずの彼女、青い髪の人魚に宛てて書きたかった。棕梠のお城の人魚たちには足があり、城壁の外では完璧に人間のふりができる。王子に恋をせず生き続け、芝生の上を駆けたり寝そべったり、真夜中、お城の中でだけ人魚に戻る。庭に水をまいて海にするかもしれない。そうか、だから芝が禿げていた。棕梠の葉ずれの音を聞きながら足の使い方を練習し、人魚の下半身がいらなくなったらお城——寮から出て行く。でも彼女たちは人間のふりも人魚でいることも好きだから、のらりくらりお城に住みつづけ、出て行かない。棕梠はどんどん伸びてゆき、葉の重さで腰が曲がる。青い髪の彼女はぼさぼさの幹をやさしく撫でてくれる。それなら手紙を書けるのだ。書けるか? わたしはなにを書くだろう?
 たとえばいつも棕梠を見上げていたこと。黒い葉。風。書道教室は畳の部屋で薄暗かったこと。流しの水がいつも細く、冷たくて、お湯は出ず、わたしは手についた墨汁をきれいに落とせなかった。黒く染まった指先をきつく握って、すれちがう人たちから隠した。なぜ隠さなければと思ったのか、わたしがあらゆる視線をおそれていたためだが、そそりたつ棕梠にはぜんぶばれている気がした。人魚を見守る南の島の木は、わたしのことだって知っていたはずだ。墨汁はいつも風呂で落とした。浴槽で足を伸ばし、そのころにはもう一人で風呂に入るようになっていた。墨の溶けた湯だからほんとうは透明ではない、目に見えない黒色の混じった湯なのだと思った。そういうことを書く。書いた。学校から帰ってきて便箋につづり、糊をなめて封をした。でもこれでは、わたしが思っていることを書いただけで、受け取る相手、青い髪の彼女に向けてなにか発信しているわけではないなとも思った。
 盲腸のクラスメイトには、画用紙を切ったり貼ったりして「飛び出すカード」を作り、おだいじにとか当たり障りのないことを書いた。
 レモンの町では書道教室に通わなかった。伯母はフラダンス教室の先生をやっており、招かれたので何度か見学したが、自分にはできる気がしなかった��で(踊るのは恥ずかしい)、見学しただけだった。伯母はフラをやるからこまかいウェーブの髪がすごく長くて、想像の人魚よりも長かった。教室はおばあさんが多く、ハイビスカスの造花がたくさん飾ってあり、でもヤシの木はなかった。
 盲腸のクラスメイトとは友だちになれた。退院してすぐ話しかけられ、飛び出すカードすごくかわいかった、どんな子が転校してきたのだろうと楽しみだったと言われ、わたしはちょっと申し訳なく思った。
 だからというわけではないがかなり仲良くなった。すみれちゃんという名前で、しばしば自分の名前をSMILEと書いた。たとえば授業中に回ってくる手紙、ノートの切れ端にぎっしり書かれたいろいろの最後にSMILEとあり、それは署名だけども、受け取ったわたしには「笑って!」というメッセージにも見え、わたしはすみれちゃんの手紙がけっこう好きだった。
 きのうみた夢とか、好きな音楽とか、誰々が雑誌のインタビューでこう言っていた、ラジオでこんな話をしていた、いますごく眠い、親とケンカしてすげえムカついてる、そういう日記みたいな手紙で、いや日記でもないようないろいろで、思っていることを書くだけでもちゃんと手紙になることを知った。わたしが手紙を読むときすみれちゃんはもう眠くないし、すげえムカついた気持ちもいくらかおさまっている。その時差こそが手紙の肝だと思った。
 手紙ではたまにシリアスな悩みも吐露され、そういうときはSMILEの下に「読んだら燃やして」と強い筆跡で書かれていた。わたしはすみれちゃんの手紙を一度も燃やしたことはなかった。うちにはマッチもライターもなく燃やし方がわからなかったためで、ガスコンロで火をつけるのもこわかった。父親がいたらライターがあったろうか。ないな。たばこは吸わなかった。うちに小さな火がないのは父とは関係ない。父にはときどき会った。父も暗渠の町から引っ越したので暗渠の町に行くことはなくなった。
 中学に入り、すみれちゃんの家が建て替えすることになった。古い家をぜんぶ取り壊すからラクガキしていいよということになり、友だち何人かで誘われた。すでに家具はぜんぶ運び出されからっぽになった家の壁や床だ。油性マジックとか書道の墨汁とかカラースプレーとか、みんなでいろいろ持ってきて、こんなことは初めてだったから最初わたしたちはおそるおそるペンを握ったが、だんだんマンガの絵を描いたり好きな歌詞を書いたり、家じゅう思い思いにラクガキした。腕をぜんぶ伸ばし、肩がもげるくらい大きなマルを描いてみた。マルの中に顔も描いた。すみれちゃんの妹が壁いっぱいの巨大な相合傘を描いた。片側に自分の名前、もう片側はいろんな人の名前で、芸能人もマンガのキャラクターもあったがやがて尽きたのか、後半は「優しい人」「うそをつかない人」「趣味が合う人」と理想を並べていた。すみれちゃんは最後、床に大きく「ありがとう」「SMILE」と書き、このラクガキは家への手紙だったのかと思った。
 あとになってGoogleマップで暗渠の町を見たら棕梠のお城はなくなっていた。見つけられなかっただけかもしれないが、区画整理にひっかかったのか、暗渠の道もないように見えた。お城を取り壊すさい誰か壁にラクガキしたろうか。しなかったろう。だからすみれちゃんの家はとても幸運だったろう。そうして道の形が変わっても、地面の下にかつて川だった跡は残っているとも思った。
 あのとき人魚に宛てて書いた手紙が、このあいだ本棚のすきまから出てきて、なにを書いたかだいたいおぼえていた。恥ずかしいなと思いつつ封を開けたら、しかし便箋は白紙だった。文字はどこかに消えてしまったのか、書いたというのはわたしの思い込みだったのか、ぜったい後者なんだけど、後者なんだけど……と思う。すみれちゃんはマスカラを塗るとき、ビューラーをライターの火であたためる。小さな火を持っている。
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ペーパーウェルというネットプリントの企画に参加します。
セブンイレブン【24438044】 10/8 23:59まで
ファミマ・ローソン【DA5W82BGB9】 10/9 16時ごろまで
これは4年くらい前に書いたやつ。読んだことある人もいるかもしれない(覚えていてくださる方がいたらうれしい)。
今回のペーパーウェルのテーマが「時間」だったので、時間のことを考えながら書いた小説にしました。いやどこらへんが?って感じなんだけど、自分の中では…。過去のことを語るときの距離感、時間の長さとか流れを探りたかったというか。
つい最近読んだ川上弘美のインタビュー記事ですが、「年をとって記憶がいっぱい自分の中に貯まっているせいか、ある時期から、一瞬にフォーカスして書くよりも時間の流れを書くことが多くなってきた」とあって、なるほどなあと思いました。そして「でもコロナのもとで生活しながら小説を書いていると、なぜだか自然に、今この瞬間にフォーカスした書き方に回帰していくことになりました」と続き、とても興味深かった。
『群像』のweb記事で、「物語るために遠ざかり、小説全体であらわしていく」という題の鴻巣友希子との対談です。
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m12gatsu · 1 year
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無題
挙式で引用した詩の全文です。
噴火口のあとともいふべき、山のいただきの、さまで大きからぬ湖。
あたり圍む鬱蒼たる森。
森と湖との間ほぼ一町あまり、ゆるやかなる傾斜となり、青篠密生す。
青篠の盡くるところ、幅三四間、白くこまかき砂地となり、渚に及ぶ。
その砂地に一人寢の天幕を立てて暫く暮し度い。
ペンとノートと、
愛好する書籍。
堅牢なる釣洋燈、
精良な飮料、食料。
石楠木咲き、
郭公、啼く。
誰一人知人に會はないで
ふところの心配なしに、
東京中の街から街を歩き、
うまいといふものを飮み、且つ食つて廻り度い。
遠く望む噴火山のいただきのかすかな煙のやうに、
腹這つて覗く噴火口の底のうなりの樣に、
そして、千年も萬年も呼吸を續ける歌が詠み度い。
遠く、遠く突き出た岬のはな、
右も、左も、まん前もすべて浪、浪、
僅かに自分のしりへに陸が續く。
そんなところに、いつまでも、立つてゐたい。
いつでも立ち上つて手を洗へるやう、
手近なところに清水を引いた、
書齋が造り度い。
咲き、散り、
咲き、散る
とりどりの花のすがたを、
まばたきもせずに見てゐたい。
萌えては枯れ、
枯れては落つる、
落葉樹の葉のすがたをも、
また。
山と山とが相迫り、
迫り迫つて
其處にかすかな水が生れる。
岩には苔、
苔には花、
花から花の下を、
傳ひ、滴り、
やがては相寄つて
岩のはなから落つる
一すぢの絲のやうな
まつしろな瀧を、
ひねもす見て暮し度い。
いつでも、
ほほゑみを、
眼に、
こころに、
やどしてゐたい。
自分のうしろ姿が、
いつでも見えてるやうに
生き度い。
窓といふ
窓をあけ放つても、
蚊や
蟲の
入つて來ない、
夏はないかなア。
日本國中の
港といふ港に、
泊まつて歩き度い。
死火山、
活火山、
火山から
火山の、
裾野から、
裾野を
天幕を擔いで、
寢て歩きたい。
日本國中にある
樹のすがたと、
その名を、
知りたい。
おもふ時に、
おもふものが、
飮みたい。
欲しい時に、
燐寸よ、
あつて呉れ。
煙草の味が、
いつでも
うまくて呉れ。
或る時に
可愛いいやうに、
妻と
子が、
可愛いいと
いい。
おもふ時に
降り
おもふ時に
晴れて呉れ。
眼が覺めたら
枕もとに、
かならず
新聞が
來てるといい。
庭の畑の
野菜に、
どうか、
蟲よ、
附かんで呉れ。
麦酒が
いつも、
冷えてると、
いい。
若山牧水『空想と願望』
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hiromisroom · 1 year
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ハッピーハロウィン🎃 この前から復活した「でる1000」 いつも同じ問題を間違えてしっかり理解したと思ってもまた間違える… でも本当に本当に少しずつですが正解率は上がってます✨ (問題の答え覚えちゃった説😭) ☑︎金フレ ☑︎ディクテーション ☑︎英語日記 ☑︎でる1000 #英語学習 #studygram #studytips #TOEIC勉強法 #studygrammer #studynote #studying #studymotivation #toeic勉強 #studyplanning #英語の勉強 #iPad勉強法 #英語勉強 #英語ノート #英語 #ふせんノート #大人の勉強垢 #勉強机 #勉強垢 #手帳 #ロルバーン #rollbahn 今日も頑張ります💪 🎃🎃🎃🎃🎃🎃🎃🎃🎃🎃🎃🎃🎃 今日の読書『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ』 「すぐやる」ってどうしてこんなに難しいんだろう? そんな人への「すぐやる」スイッチ���方箋のような本です。 即行動できる処方箋がたくさん! かんき出版様(@kankipublishing )ご提供です📘 PR @kankipublishing #やる気に頼らずすぐやる人になる37のコツ #おすすめ本 #かんき出版 #本のある暮らし #本紹介 #働くママ #やる気がでない #働くパパ https://www.instagram.com/p/CkW0b9nBFy0/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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shunya-wisteria · 1 year
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雨男のベストバイ 2022
晴れ男のすなるベストバイといふものを、雨男もしてみむとて、するなり。
2022年も終わりということで、今年買って良かったものをとりとめなく綴ってみた。
日常生活関連
無印良品 2通りにたためる 折りたたみ傘 | 無印良品
雨男のお守りであり、必需品。
酷使しすぎた結果、これまで使っていた傘の骨が折れてしまったため、かわりを探して良さそうだなと思い購入した2段式の折りたたみ傘。
2段式のものは久々に使いましたが、骨を伸ばした状態のまま通常の長傘のように閉じられる点が、降ったり止んだりを繰り返すシチュエーションに出会しがちな雨男には嬉しいポイントでした。(オートで開く3段式と違い、開く際は骨を一度手で伸ばしきらないといけない手間はかかりますが、それ以上にメリットの方が大きい)
また、お店に入る際等に閉じるのが煩わしく、傘立てにも立てにくいので扱いに困りがちでしたがこの子のような2段式であれば簡単に閉じることが可能。かつその時点では長傘とほぼ同じ形態なので、傘立てにも楽々ささる。しばらく傘を開く必要がなくタイミングで折り畳めば鞄にしまえるサイズに。付属の傘袋は伸ばした状態、折り畳んだ状態のどちらでも使えて便利。
今年は旅行の道中、土砂降りにあう機会も多かったので、大活躍の一品でした。
2段式故に折り畳んだ際の長さがちょっと長くて鞄の収まりが悪い点と、ちょっとお値段お高めなのだけがイマイチポイント。
トワイニング オレンジ アールグレイ 10P×6箱
週の半分のテレワーク生活を支えるお供。
コーヒーよりもティー派なので、秋から冬にかけてはティーバッグの紅茶を大量消費。いろいろ試して、トワイニングのバラエティパックに含まれていたこのオレンジアールグレイが気に入ったものの、なかなかスーパー等で見つけられず。。。(アールグレイやレディグレイはよくあるけれど)、amazonでまとめ買い。
お仕事のお供等、単品で飲むケースでは、フルーツフレーバーのようにプラスアルファ要素のある紅茶がお気に入り。
オレンジの爽やかな香りが鼻と喉を潤して、日々の仕事をがんばる。
ガジェット関連
ThinkPad X1 Carbon Gen 10
言わずもがな、今年買った最高額品、おニューのノートPC。
大体6年に1度くらいの周期でPCを買い替えていますが、今回 2016年導入のvaio s11からの乗り換え。ThinkPad X200s→vaio s11ときて、またThinkPadに戻ってきました。
薄くて軽く堅牢性に優れ、しっとりとした触り心地のボディ、頬擦りしたくなるくらいですが、皮脂汚れがすごく目立つ素材なので我慢。第12世代Intel Core i7、メモリ32GBのウキウキスペック、docker on WSL2でのコーディングも、LightroomでのRaw現像も、すごく快適。画面比率が16:10の戻ったディスプレイ、薄型PCとは思えない打ち心地のよいキーボードも見逃せないポイント。大満足!!
とはいえ、イマイチポイント(事前の口コミで知っていたわけですが)。
排熱機構があまり強いとは言えず、CPUがパワーを出しきれていない&左側1/3くらいから比較的熱い点が気になる。いまはまだCPUパワーを求めることをそれほどしていないので熱々頻度は低いものの、この先 数年経ちOSやアプリが求めるリソースが増えていった際にどうなるか……
あとやっぱりSDカードリーダーは付いていて欲しかったなぁ。
Anker 735 Charger (GaNPrime 65W)
CIO L字型 柔らかいシリコンケーブル C to C(Type-C/USB-C)
X1 Carbonの充電用に購入。あえてイマイチポイントには書きませんでしたが、付属のACアダプタが昔ながらのやや大きめのものなので、それに変わるものとして購入。今のところ何ら問題なく使用中、本体の熱もそんなに気にならないです。
充電器本体もCIO製品に揃えようかと思いましたが、表面のシボ加工が個人的に好きではなく、Ankerの艶消しの表面加工のほうがThinkPadと一緒に持ち歩くには合う気がしたので、こちらをセレクトしました。
エレコム クリーニングクロス 超極細繊維 Mサイズ クリーナー
たかがクリーニングクロス、されどクリーニングクロス。超極細繊維で細かいホコリもからめとる。ふつうはなかなか拾いきれない、静電気でくっつくディスプレイ面のホコリもゴッソリ。1枚持っていて損のない一品でした。
終わりに
今年はPCの乗り換えというイベントはありつつも、それを除くと比較的 大人しい散財だったな、とAmazonとヨドバシ、マップカメラの注文履歴を見ながら振り返る今日この頃(もちろんPC乗り換えは数年に1度の大イベント & 大出費で、心のときめきはひとしおですがね)。
散財引当金を貯めて、2023年もまた楽しく散在したいな。
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supertvkidharaso · 8 days
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全部ノート
思ったこととか、観た映画のチケットとか、とにかく残したいと思ったことなんでも記録する「全部ノート」をつけてるんですが、ふと目についたページをみんなに見せたいと思ったのでご紹介します☆
左上から時計回りで!
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①2023年4月、初任給で買ったnori enomotoのバッグ(jeudi soir/white)のレシート🧾nori enomotoかわいくてずっと欲しかったので念願叶ってうれしかった〜〜!しかし!Gジャンでめちゃくちゃ汚してしまい、もうタンスの中の伝説となってしまいました。
②ちのちゃん(中高のお友達で、ガラスの作品を作ってる)の展示に行った時にもらった名刺📇ちのちゃんのインスタのID、インスタのIDの中でいちばんすき、gmail_icloud
③三井と2023年のGWで北陸旅行行ったんだけど、そん時行った魚津埋没林博物館のガチャガチャに入ってた紙
④2019年、つまり大学一年生のGWでナコとスーシャンと行った逗子映画祭のチケット
これ楽しかったな、海鮮丼食べてビーチバレーみたいなのして超ご機嫌♪で、いざ映画始まってみたらなんかフランスのナゾアニメ映画みたいなんはじまって、しばらくしてスーシャンが「これはずっとこの調子で続くの?」つってきて笑った その後わたしが「もうこれみたくない。」つって早々に映画祭を後にして、どっかのサイゼに入った
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①いつどこでやったか覚えてないおみくじ、大吉
②初任給の給与明細💰
③さっきの北陸旅行で、石川県羽咋の「コスモアイル羽咋」っていう宇宙科学博物館に行ったんだけど(ホンモノの宇宙船があるんだよ!めちゃくちゃ楽しかった)
なんとわたしは、トイレに財布を忘れ、しかももう羽咋には戻れない段階だったので、おうちに郵送で送ってもらった。
そんときわたしの財布を包んでた紙に貼ってあった羽咋の切手がかわいくて珍しくて、このノートに貼った 羽咋って地名がそもそもかわいい
④2023年1月、おばあちゃんからのお誕生日お祝いお小遣いに添えられたメッセージ
わたしは父方の祖母に「そーちゃん」と呼ばれています てかちっちゃいころはそーちゃんてよばれてた そうすけくんかよ
この全部ノートは2020年12月からつけているのでもちろんほかにもいろいろ記録があって、「お笑いファンを学生芸人にハマらせるライブ2(2021.03.09)」のステッカーとか、金子が当日間に合ってなかったけどちゃんとあとから提出させた3年の三田祭の時の色紙のメッセージとか、「死ね」とか「負けない」とかも記録されています!
やっぱ記録するの好き
今は毎日続けることに重きを置いてるから日記はiPhoneのメモに移行したんだけど、チケットとかは今も貼ってる。
個人的な活動すぎて、あんまり人に見せたことなかったんだけどいいでしょーこれ
わたしの城だよ
みんなの城も見せてー
ばいびー
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toxgo · 1 year
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Meet Brad Pitt
「ブラッド・ピットはお好きですか?」
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晴子さんよろしくな質問。僕は山王戦を迎える花道よりも早く、「大好きです」と即答できる自信がありますし、もちろん嘘じゃないっす。もしも海外のムービースターに1人だけ会えるよと言われたら、僕はブラピに会いたい。
いや、、やっぱりちょっと悩ませて下さい笑 ぱっと思い付くだけでも、ゴズ兄やキアヌやイーサン・ホークにも会ってみたい。でも、そんな願いが万が一叶うのであればブラピは間違いなくベスト3。
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僕の友人の中で、物理的に誰よりもブラピに近づいた男こと徳利さん。羨ましい。羨ましすぎる。さらにこの写真の好きなポイントは、徳利さんのキティちゃんTee。そして、ブラピがサングラスをOFFしてる位置です。
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ブラピの顔と名前が僕の中で一致し始めたのは、97年頃に流れていたEDWINのCM。一度聴くと忘れないブラピの声とあの♫503〜の歌。それから時は流れ、初めてスクリーンで彼を見たのは2001年に公開された「OCEAN’S ELEVEN」でした。
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坊主でも長髪でも、髭があろうがなかろうが、ヤングな時も、中年時代も、今年で還暦を迎えようが、どの時代でも僕らを魅了し続ける存在のブラピ。
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皆さんはブラピが出演した映画だと何が好きですか?この質問には一つだけ縛りを付けますね。「FIGHT CLUB」と「SE7EN」は殿堂入りすぎるので、この2作品は除外です。
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僕は「BABEL」や「ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD」かな。あとは、ほぼ出演していないと言っても過言ではないけども、ジャンキーな役をブラピが演じたところに価値があり、脚本と監督が最強タッグの「TRUE ROMANCE」や、この作品がブラピの出世作だと思う方も多い、ロバート・レッドフォード監督の「A RIVER RUNS THROUGH IT」も好きだな。
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でも、今回はもう1つのお気に入りである「MEET JOE BLACK : ジョー・ブラックをよろしく」について。
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物語は死神と社長令嬢のラブストーリー。最初の衝撃はいきなり訪れます。冒頭でブラピは交通事故に遭い、死��でしまいます。
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ヒロインのスーザンと初めてコーヒーショップで出会ったその冒頭シーンは今なお語り継がれる名シーン。当時のブラピのイケメンさは言うまでもなく抜群。それに加えて、女性に対する絶妙な距離の詰め方やウィットに富んだ会話術なんかは、現在進行形でシングル男子が身に付けたいナチュラルさ。
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その後、人間の生活を体験したい死神がブラピの体を乗っ取ります。ここでのポイントは肉体だけであり、記憶や性格などの内面は死神には引き継がれてないということ。
この死神ことジョー・ブラック(以下:ジョー)は一代にして財を成した実業家であるウィリアム・ビル・パリッシュ(以下:ビル)の知性やカリスマ性に興味を持ち、近くで観察してみたいとビルの家にやってきます。
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ビルには2人の娘がおり、その1人があのコーヒーショップで登場したスーザン。あの名シーンの時に、名前や連絡先を聞いておけばよかったと、心残りがあるスーザンにとっては衝撃的な再会。
でも、ジョーにはその記憶がないので初めましてな状態。そもそも、ジョーがビルの前に実体として現れたのは、観察も1つの理由ですが、ビルの余命が残り僅かだったから。寿命を操れる死神らしいチートな能力を振り翳し、ビルの余生を少し伸ばしてあげます。その代わりに、ビルの側で人間の生活を送らせてもらうのが交換条件でした。
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でも、ジョーに1つ誤算が生じます。それは、スーザンに恋をしてしまったこと。初めはなかなか噛み合わなかった2人。しかし、ジョーは人間の生活に少しずつ慣れ始めるのに比例して、完全にスーザンラブ。そしてスーザンも確実にジョーに惹かれ始めるのです。
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お互いに距離がグッと近づいてきたある日。ビルの人生最後の日は、彼の誕生日に決まります。誕生日パーティーの最中に、ジョーはビルにスーザンとこれからも一緒に居たいと告げます。しかし、ビルはそれを心良く思わず首を縦に振りません。そりゃそうです。死神と愛娘が付き合うなんて。でも、ここでビルは、ジョーに出会った時に言われた言葉を上手く引用して、愛するとは?何かと力説します。
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ビルの力説が全く響かないジョーはスーザンの気持ちを確かめるべく、パーティー会場で彼女を探します。これが結果的にスーザンとジョーの最後の会話。
女性の勘といいますか、何となく会話の流れから別れを予感してしまうスーザン。その予感と合わせてスーザンが1番に語り出した思い出は、死神のジョーがずっと知らないままの記憶だったあのコーヒーショップでの出会い。その時にジョーは気付かせれます。コピーはオリジナルに勝てないと。
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ジョーがキタサンブラックばりな漢の引き際を見せて迎えるクライマックス。ここからのラストシーンは好き嫌いがはっきりと分かれるはず。なのでラストについてはあれこれ書きません。
1つだけ言うのであれば、この映画はファンタジーです。要はクライマックスのその後をあれこれ考えてはダメ。それは御伽話と同じです。このラストは現実的にありえねーって思う人はもちろん多いはず。でも、ありえなくていいんです。
僕は映画って、その作品の世界観にどれだけ自身の経験や願望を重ね合わせることが出来たかが好きの大きさに繋がると思ってますが、アクションやサスペンスの類の作品にはその物差しを使う事はあまりありません。では、ファンタジーはどうでしょうか? そこを踏まえてもう一度お伝えします。「MEET JOE BLACK」は限りなく現実世界に近いファンタジーなのです。
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約3時間の大作映画ですが、全く退屈を感じさせない脚本と俳優陣。要所要所のサブストーリーや、名優アンソニー・ホプキンスの紹介がごっそりと抜けてしまいましたが、それは余白としてまだ見たことないよって方は、是非そこもお楽しみ下さい。
今から25年前の98年公開の「MEET JOE BLACK」。21世紀の足音がすぐそこまで聞こえはじめ、僕にとってのインターネットや携帯電話が日常になるちょっと前の時代。それは劇中の時間軸も同じくらい。
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誰かに会うには直で行かなきゃだし、待ち合わせの連絡なんかは今よりも絶対にリスペクトが必須。昔と比べすぎるのもあれですが、何事も簡単につながることができる今よりも確実にめんどくささが勝る。でも、それらの事柄が絶対に暖かい時代だった。
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ジョーとほんのり重なる経験談として小話を1つ。僕の人生で、初めて彼女が出来たのは中2の時。お相手は1つ年上で少しやんちゃな竹原先輩。付き合いはじめにもらったのはノートの切れ端。もちろんデスノートではなく、そこには先輩ん家の電話番号。嬉しくてたまらなかったのも束の間、先輩にお兄さんがいることを知ります。そのお兄さんは、フッド界隈ではなかなかのワル。もし、電話をかけて、それを兄ちゃんが取ってしまったら。そんな思春期よろしくな悩みが邪魔をしてしまい、14歳の僕は先輩ん家に家電するのを完全にチキってました。
でも、いよいよ決心がついたある日。ヤンキーってそもそも家にあんまり居なくない?や、仮に居たとして、家の電話が鳴っても自ら受話器を取らないでしょ!と、勝手過ぎかつ失礼な妄想を頭いっぱいに広げて準備万端。テレフォンカードを握りしめいざ向かう先は、実家から秒のセブンにあった公衆電話。そこからダイヤルしたあのドキドキとアナログ感。思春期+恐怖+恋心が入り混じり、替えがきかないこの経験を僕は生涯忘れることはないでしょう。
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簡単に連絡がとれてすぐに会える現代。会う前には、その人の何やかんやが調べればすぐに分かってしまう。先入観とは時に恐ろしく、相手に対して作ったイメージを、なかなか崩してくれない。他者との距離が近くなり、何事も便利になりすぎてしまった反面で、人付き合いが窮屈に感じたり、生きにくくなったなと考える場面は多くないですか?そして、人や洋服やその他色んな物事をひっくるめての"好き"が離れてしまうスピードは増すばかりだと思う。
これからが今よりもそうなってはヤダしつまらない。無理に周りに合わせなくていい。だって、自分の好きがブレなければ、この先はそれにもっと夢中になるしかない時を費やせるはずだから。「MEET JOE BLACK」は恋愛ストーリーがメイン。でも、年始に改めて鑑賞し見終わった後には、懐かしさを踏まえつつそれをちょっと思い返したり、"好き"であり続ける大切さをふと考えちゃいました。
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と、最後はブラピから脱線しましたが、大好きな「MEET JOE BLACK」から着想を得たTOXGOオリジナルアイテムを作りました。
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「ジョー・ブラックをよろしく」 の劇中で1番印象的なアイテムとは? それは間違いなく満場一致でピーナッツバターです。そして、ただのピーナッツバターでダメです。アメリカの老舗メーカー"Laura Scudder's"メイドじゃないといけません。
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ジョーが人間界で初めて口にした食べ物がこの"Laura Scudder's"のピーナッツバター。それ以来この味の虜になり、人間界を離れる最後の最後まで口にしたい(正確には舐めたい)と願ったフェイバリットアイテム。
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タイトルのJoe Brackを「Brad Pitt」に置き換えました。これは映画に対するリスペクトと、冒頭に述べた、ブラピに会いたいという想いのダブルミーニング。そして、Laura Scudder'sの昔のパッケージに採用されていたピースフルなブルーバードを隣にあしらいました。
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使用したボディは90sデッドストックのF.O.L。ほぼコットン100素材でいい塩梅のヘビーウェイト。ボクシーなシルエットとリブのテンションも抜群です。そして、発見時は真っ白だったこちらのボディを今回のテーマに合わせてピーナッツバター色に染めました。デッドストックの良さをあえて無くした贅沢なボディです。
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僕の思い付いたアイデアをGOROさんがグラフィックにしてくれて、TATSUOさんが発見してきたヴィンテージボディにそれを刺繍でONしたTOXGOオリジナルです。
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MBP CREWNECK
Size : L / XL / XXL
¥14300 (tax-in)
※染める工程で全体的に縮んでいます。ノーウォッシュ時よりも着丈すっきりシルエット。Lサイズは女の子にもオススメです。XXLサイズは生粋のユーザーの方には、ちょっぴり物足りないかもしれません。
※3.3の12:00から店頭先行で販売します。
※オンラインは3.4の20:00にアップします。
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届け。ブラピ好きに。
NARI
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manganjiiji · 1 month
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片付いてる部屋になんか興味ない
私が今みたいのは本!本!本!本の中身!誰が何を書いているか!何が書かれているか!もうそれだけ!という気持ちになったので本棚とその前に積み上げられたものたちをドガシャアとひっくりかえして、それなりに片付いていた部屋をどんがらがっしゃんした。まあ1箇所に寄せて固めていただけのものだし、これを機に一度広げた本や同人誌やグッズを整理したほうがいい。
12時半に家を出て21時半に帰宅。もうほとんど電車に乗っているような一日だった。疲れた。前半は気圧の下降がきつく、今日絶対家で寝ておいた方がよかったなと思ったが、なんとか1時間半かけてほぼ多摩まで行き(間違えて各停に乗りまくった)用事を済ませて次は埼玉の大宮にある病院へ。待合室に人がどわっといて、酸素が薄い…?と思いながら、流れているジブリのオルゴールを聞いて脳内でタイトル当てをしているうちに座ったまま寝ていた。15時半からの予約で、はっと目を覚ましたら17時をすぎていたが、まだ呼ばれていなかった。眠れてよかったと思う。気圧も上昇に転じたのか、体が結構軽くなっていた。診察では先生に冬季うつのようなものがあったのかも?先週から徐々に家事ができるようになり、無気力感が抜けました〜って報告したら、躁転(軽躁)かもしれないから気をつけてね、いきなりいろいろしちゃダメだよ、と釘を刺され、バイトもまだ増やさないように。と言われ、人足りないと聞いて、元々の希望である週4にしてもらったところだったので、ヤベッと思った。「はい!」と元気よく返事をしたが、時すでに遅し、バイトは増やしてしまいました。4月はかなり慎重に生きねばならないなと感じた。ジャズの教室が始まるのはいいとして、ジム通いは尚早かもしれない。3月はなんだかんだで人と会う機会が多かったので、4月はこれ以上予定を入れないように注意する。4月の予定は、ミュージカル「VIOLET」鑑賞、ハリーポッタースタジオツアーfeat.水中めがね∞、そして何より4/15からの、あんスタの大型合同イベントとやら……である……。どのくらいの何が来るんだ。俺はどうすればいいんだ。どれだけの金と時間を使えばいいんだ?何も分からない。4月のイベントが来るまでに、今抱えている燐一のネタは小説にしてしまおうと思ったが、全然間に合わない気がする。とにかく毎日をできるだけ健康に過ごして無理はせず、おとなしく小説を書いていこうと思う。書きたいいちばんデカいネタは、去年の3/21にノートにまとめてあって、そこからまったくぶれていないので、一年以上同じネタで脳内で萌えている自分すごいなと思った。今書こうとしているのはもっとサクッとするっと読めるR18です。何のひねりもない気がする。もう少しなにか特色のあるエピソードを入れたい。こんな直球でいいのか?という気がする。でもまあ、二次創作なんか何回同じこと書いてもいいし、テーマ性なんかなくてもいいし、とにかく好きなシーン書けばいいと私は思っているので、当たり前のことをていねいに。みたいに書く練習をしてもいいのかもしれない。いやでも、流石にもう一捻り欲しいか。(ループ)
先日、友人の卒業を社会人達で祝った。私の他ふたりは歴戦の企業戦士というか個人事業主というかとにかく強い働きマンたちである。私は全然働いてないマンなので、そんなことがあるんだな〜と2人の話をおもしろく聞いた。東京ステーションホテルのハイティーを予約して、面白いほどに全てが美味だった。ハイティーの前に、私の希望で、東京都美術館の印象派展(モネからアメリカへ)へ。期待値が高すぎたため、そこまで満足度がハイパー高いという訳ではなかったが、じゅうぶん楽しかった。印象派について、戸外制作ということを初めて知った。なるほど。アメリカではやはりニューイングランドの風景というのは、なにかアメリカ人たちに郷愁となるものを含むことがあるようだと感じた。自分が幼少期の舗装されていない土の道を見ている時のような感覚が絵にあった。印象派の明るい色彩はやはり好みだと思った。光というものがみんな好きだし、私もその例に漏れず。夜、ワインをみんなで飲んでいる時(私はパイナップルジュース)、なんと友人から快方の連絡が。その友人が繋いだ4人と言っても過言ではないメンバーで集まっていたので、やはり彼女には何かが見えているのか、とざわついた。「写真を送ってあげよう」ということでホテルの方に撮ってもらった記念写真を送ったら、メッセージを送る度に人間の顔面が帰ってきてびっくりする、心臓に悪い、というようなことを言われた。まったくもう。別にいいじゃないですか。全員の了承は取れているのだし。私が友人に対していつも反抗的だということが話題に上がったが、まあそう、本当に反抗的で可愛くない幼稚な友人で悪かったね!とよく思う。私は���人のことを嫌いになることはないので、結局のところ、快方の連絡を受けて、涙ぐんでしまった。ひとまず、数年にわたる生命の危機は脱したのではないかと思われた。
今日は病院の後、スタバに寄って本を次々開いていたら二時間たっていてびっくりした。高橋哲哉『デリダ』、フロム『愛するということ』、水沢なお『うみみたい』をそれぞれ読んで、なんだかそれぞれの内容が呼応しているような気がした。私はいつも乱読だが、だいたい中身は同じようなものを読んでいるので、3冊合わせて1冊を読んでいるようなものだな、と感じた。最果タヒ『落雷はすべてキス』は、今日はひらけなかった。井戸川射子『共に明るい』の続きも読みたいなと思った。それから本棚をひっくり返して、年末から2月にかけて買った本がざんざか出てきて、やべ、この辺も読まなきゃな〜というのと、3年くらい積読している本もいくつか読みたいなと思い、新しく積み直した(?)。頭の中に文字や概念や情景を入れるのは楽しい。しかしかなりぐったりしてしまう。『侍女の物語』もかなり真面目に読んでいたのに途中で止めてしまっている。そんなことを言ったら、全ての本を途中で止めているのだが。毎日10分でも読んで、それを10年続けて、とにかく続けることだな、と誰かのツイートを見て深く頷いた。
2024.3.23
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benibame · 2 months
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アルバム「rush to you」映像制作メイキング
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2024年2月18日に投稿された「【GUMI】アルバム「rush to you」【アレンジメドレー】」の映像を担当・制作しました。そのメイキングになります。技術的にあまり役立つことは書いていないのであしからず。
動画はこちら
①主題の決定と構想・準備
2023年12月頃に運営から声をかけていただき、音MAD合作「ラブコメ合作」のメドレー単品動画の映像を担当することとなりました。
自分は映像を作る際に結構時間がかかるタイプであり、通常の動画でも1~2か月はかかってしまいます。実写となるとさらに長く、以前作成した音MDM天告知動画では4か月近く作り続けていました。今回の動画の投稿予定日は2月半ば。なかなかスケジュールに余裕がなく個人的にも冬は仕事の繁忙期であり完成させられるか不安はありました。しかし引き受けた以上はベストなものを作りたいですし、むしろ追い込まれている状況ほどいいものができる(経験則)ので、毎日コツコツと作っていました。
映像の主題としてはラブコメという合作テーマから「女子中学生のデコレーションノート」を主役に置きました。しかし僕は女子でもなければ中学生でもない。そんなカワイイものが作れるのだろうか…困った…。
なのでピンタレストでそれっぽい写真を参考にしつつ、100均や雑貨店でデコシールやステッカーを買いそろえノートをどう構成していくか考えていきました。
本当は題材となるアニメにちなんだノートのつくりにしたかったのですが、アニメを履修する時間と余裕がほとんどなかったためノートの構成自体は汎用性のあるものにし、要所で関連のあるオブジェクトを混ぜる、というスタイルにしました。本編制作で忙しい中でもオブジェクトやキーワードを教えてくださった参加者さんたちに感謝です。
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メドレーの流れが朝→午後→夕方→夜→翌朝という時間の流れを意図しているという運営の考えを最大限に表現するため、静止画を中心としながらも時間経過という動きを見せるにはどうすればよいか考えた結果、日差しとライトで時間を表現するという方法に落ち着きました。この動画の主役はあくまでメドレー(音楽)であり、過度な動きを出して目立つのはふさわしくないと思い、静かだけど飽きない程度に動きがある作風を模索していきました。
また、とても悩んだのが本編映像の見せ方です。基本的にこういったメドレー単品動画は本編映像を流すのが一般的ですが、今回はノートに貼ったポラロイド風写真で本編を見せるという演出上、写真に映像を流すのは違和感が生じてしまいます。例えばここにスマホを置いて、そこに本編映像を流すのであれば違和感はないのですが、今回はアナログ・手作り感を重視していたため電子機器は雰囲気に合いませんでした。悩んだ結果、本編の映像を切り取ってポラロイド風写真にするということになりました。最終的には参加者の方々に提出してもらった画像を使用し、本編にない場面なども写真として使っていますが、これはこれで新しいアイディアだと思いました。別に本編の場面を必ず使わなければいけない決まりはありませんし、斬新であったと気に入ってます。
②デコレーションノートの作成
この動画の制作時間における9割はノート作りに費やしました。なにせ主役の扱いであり、雰囲気を最も左右するものと予想していたため、時間をかけて丁寧に作っていきました。先述の通り女子中学生が作ったという設定ではありますが、それ以前に曲名や本編画像が明確に伝わらなければなりませんので、いい塩梅を探りつつ悩みながら1ページ1ページ作っていました。
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下準備としてカワイイ系のシールや素材を買いそろえ、それを組み合わせてページを構成させています。どんなアニメの雰囲気にも応用が利くように、ほとんどのページでは当たり障りのない構成を基本としています。作成手順は以下の通り
1.下地部分にテクスチャを貼る(ルーズリーフ・地図等)
2.曲名・写真の貼付場所を大まかに決める
3.シールや素材を貼り雰囲気を作っていく
4.写真を貼り、マスキングテープで飾り付け
5.タイトルを作成。手書きだったり切り抜きだったり印刷だったり
この時点では写真はすべて真っ青のブルーバックを印刷したもので、後で編集で画像を組み込もうと考えていました。本編映像がまだ完成していなかったための苦肉の策でしたが、これが後にめんどくさいことになってしまいます。
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ノート作りは非常に地味でちまちました作業が続くものですが、こういう時間が一番楽しいと感じる自分にとっては時間を忘れて没頭できるものでした。貼ったシールの上にまたシールを重ね貼りしていく乱雑さ、整然のなさが主題と合っていると思い意図的にゴチャゴチャした作りにしています。後先考えずにペタペタとシールを貼るの、なんだか中学生っぽいような気がします。
最終的に本編の合作が2月14日に投稿され、その本編から写真に使用する場面を選んだので撮影ギリギリまでノートを作り続けていました。余裕のないスケジュールは覚悟していましたが割と冷や汗が出る感じでした。
③撮影・編集について
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撮影は投稿の前々日に行いました。上記の告知は出ていましたが、なんとこの告知が出た時点ではまだ撮影の開始すらできていませんでした。ちなみにこの画像は雰囲気を確認するために仮撮影した際になんとなく撮ったものであり、そんなにしっかりと告知用として撮影したものではありませんでした。
撮影が遅れた要因として、ポラロイド風写真に組み込む予定だった画像の選定に手間取ったことと、ブルーバックに合成することが上手くいかなかったためです。結局、使用画像を実際に印刷して貼り直す方法に切り替えたため撮影にあまり余裕がありませんでした。
合作本編が完成したらすぐに各場面を切り出し、使用するシーンを運営や各パート担当者に確認をしてもらい、実際に印刷して貼り付ける作業をしました。かなり時間がなく焦っていたのですが、多くの人に迅速に対応してもらったおかげでなんとか間に合いました。本編が完成して打ち上げムードだったdiscordサーバーの会議にめちゃくちゃ焦ってる僕が乱入してくるの、はたから見ると結構面白かったんじゃないかと思います。(正直余裕がなかった)
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撮影をしたのは投稿前々日の金曜日。運よく朝から快晴だったため早速撮影を始めました。撮影用の特殊な機材などは持っていないのでタイミングのいいときに一気に撮影するしかありません。机上にノートや小物を置いてセットを作り、ちまちまと撮影していきました。全部で3回ほど繰り返し、撮影自体は1~2時間程度で終了しました。
撮影が終わったらさっさと編集です。撮影時にカメラの画面ではバッチリに思えてもモニターで見るとなんか違うな…ってことは普通にあるので、早く確認してダメなら再撮影に臨む必要があります。今回は時間的余裕がなかったのでそこらへんは迅速に行動していました。
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編集自体はわりとシンプルなもので、音楽に合わせて写真をスライドショーするような感覚です。全体を通してそこまで動きがあるわけではないので、そのままでは映像としてあまり面白いものではありません。なので先述の通り時間経過を表すものとして日差し・ライトの演出や、ただようホコリなどを後付けで加える処理をしています。
日差しは単純に写真コンポジションを複製し輝度・明度を上げ、マスクで窓の形にしたうえで動かしているだけです。ホコリもParticularで作成したもので、過度に目立たないようにしています。あくまでメドレー(楽曲)が主役の動画なので、主張が激しくならず、かつ見ていて変化を読み取れる程度の映像を目指しています。
朝→昼→夕方→夜→翌朝という時間経過も色調補正でなんとかしました。絵コンテ時点では実際にその時間に撮影した映像を組み込もうと考えていましたが最終的には一つの流れにしています。
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(時間経過のイメージとして制作したもの)
時間によって日差しも微妙に色が違ったりしますが、勉強してみると非常に奥が深い分野であり一朝一夕には表現できないような沼でした。朝の青みがかった影や月夜のぼんやりとした影。ここらへんをリアルに再現するにはまだ勉強が必要です。今後頑張ります。
④おわりに
まず合作本編が映像・音声共にとても高い完成度であり、それが少しずつ出来上がっていく様子を遠くから眺めているうちにやる気とプレッシャーが高まっていったのをよく覚えています。自分にできる表現を模索しながら映像を作っていくことは悩みの連続であり苦しく、だからこそ楽しいものでありました。機会をくれた運営の方々や参加者さんたちに感謝いたします。
⑤参考にした作品
【メドレー単品】のんのんびより こらぼれーしょん! のんすとっぷ
アレンジメドレー「いろはかるた」(蛇組)
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