(短評)映画『ブレット・トレイン』
(引用元)
『ブレット・トレイン』(2022年、米国、原題:Bullet Train)
運の悪い殺し屋が列車内の簡単なミッション中に延々と他の殺し屋に狙われて、なかなか下車できないお話🚅
軽快なテンポ感と列車内の工夫を凝らしたアクション、複数人物視点を活かした語りが面白い‼️いろいろ軽いので、味わい深いわけではないですが、素直に楽しい映画です👍
原作小説が大好きなので、予告見たときからかなりヒヤヒヤしてましたが、思ったよりは小説の良いところは残ってて安心しました😅
死の余韻や運と巡り合わせに対する感覚など全体に軽いノリなのが僕自身はイマイチでした💧ただ楽しいエンタメ映画という意味ではこのノリに振り切って良いと思います👍
変な日本描写は思ったより気になりませんが、ヤクザのボスまで白人にするのはやめて欲しかったな😓
ブラット・ピットのカジュアルで良い感じに老けて見た目がこのキャラには結構ハマってると感じました👌あとやはり真田広之は見事です‼️
あとあの飲み物視点の映像はとても印象的で面白かった🚰
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TEDにて
スティーブン・ジョンソン:音楽がもたらしたコンピューターの発明
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
必要は発明の母なんですよね?・・・そうとも限りません。
コンピューターのような最も大きな変化を生み出すことになるアイデアやテクノロジーの中には、必要から生まれたのではなく、子供の音遊びの奇妙な喜びから生まれたものが沢山あるとスティーブン・ジョンソンは言います。
発明の歴史を描く彼のひき付けられる解説に耳を傾けましょう。人々が大きな喜びを得ているところに未来が見えることが分かるでしょう。
4万3千年ほど、若いホラアナグマが、現在のスロベニアの北西端にある丘陵で死にました。その千年後。マンモスが、ドイツ南部で死にました。さらに、数百年後。そこから遠くないところでシロエリハゲワシが死にました。
この動物たちが、どうやって死んだのかはほとんど分かっていませんが、時代も場所もバラバラなこの異なる動物たちは、特筆すべきある運命を共有しています。死後に、その骨を使って人間の手でフルートが作られたのです。
考えてみてください。
自分が4万年前の洞穴人だったとします。火の作り方を覚え、狩りに使う、シンプルな道具を作り、冬の寒さをしのぐために動物の皮から服を作ることを学びました。
その次に、何を発明しようと思いますか?フルートという役に立たない空気の振動を生み出す道具を発明するなんて、馬鹿げたことに見えますが、それがまさに我々の祖先がしたことでした。
そして、これは発明の歴史においてたびたび起きていることなんです。
人々が、発明をするのは、合理的に生きるためだったり、子供に食べさせるためだったり、隣の村を征服するためだったりします。しかし、同じくらい頻繁に単に楽しいからという理由で、新しいアイデアが世に生み出されているのです。
そして、奇妙なのは、楽しいにはしてもしょうもないものにしか見えないそういった発明が、たびたび、科学や政治や社会システムに重大な変化を引き起こしていることです。カルチャーとも言われます。
現代における最も重要な発明であろうプログラム可能なコンピューターを例にとってみましょう。よく聞く説明は、コンピューターは、軍事技術から生まれたというものです。
初期のコンピューターの多くは、戦時の暗号解読やロケット弾道計算用に設計されたからです。しかし、実際には、現代のコンピューターの起原はみんなが思っているよりもずっと楽しく音楽的でさえあるのです。
フルートの原理は、筒に空気を送って音を鳴らすというものですが、そこから最初のオルガンが2千年以上前に作られることになりました。
小さなレバーを指で押したときに音が出るようにするという素晴らしいアイデアを誰かが思いつき、最初の鍵盤が発明されました。
鍵盤は、オルガンからクラビコード、ハープシコード、ピアノへと進化していきましたが、19世紀の中頃になって鍵盤で音の代わりに文字を打つというアイデアに多くの発明家がたどり着きました。
実際、最初のタイプライターは「書くためのハープシコード」と呼ばれていたんです。フルートと音楽は、さらに大きな発明へと繋がりました。
千年ほど前。イスラム・ルネサンスの最盛期にバグダードに住む3兄弟が、自動オルガンを設計し「自奏器」と名付けました。
それは、巨大なオルゴールのようなものでした。このオルガンは回転する円筒に配置したピンの指示で、様々な曲を演奏させることができました。
この装置に別の曲を弾かせたかったら、円筒を異なる符号のものに入れ替えるだけでよかったのです。これはその種のものとして最初のものでした。つまり、プログラム可能だったのです。
概念として、これは大きな飛躍でした。
この発明によって、初めてハードウェアとソフトウェアというものを考えられるようになりました。
そのような強力な概念をもたらしたのは、戦争や征服のための道具ではなく、必要なものですらありませんでした。機械が音楽を奏でるのを眺めるという奇妙な愉しみから偶然もたらされたのです。
プログラム可能な機械というアイデアは、もっぱら音楽によって、700年もの間。生き続けました。
1700年代に音楽を奏でる機械は、パリの上流階級のおもちゃになりました。同様の符号化された円筒を使って、大芸人は、自動人形の動きを制御していました。初期のロボットです。
そのようなロボットで最も有名だったのが、他でもない自動フルート吹き人形で、フランスの優れた発明家ジャック・ド・ヴォーカンソンにより設計されました。
ヴォーカンソンは、演奏ロボットを設計していて別のアイデアを思いつきました。
快い音色を奏でるよう機械をプログラムできるなら、布に素敵な模様を織り出すようにプログラムすることだってできるのでは?
円筒上のピンで音符を表現する代わりに違った色の織り糸を表すのです。新しい模様の織物がほしければ、新しい筒をプログラムすればいいのです。これは、最初のプログラム可能な織機でした。
そのような円筒は作るのに時間がかかり、高価でした(開発初期は全て同様です)が、半世紀後に、別のフランス人発明家のジャカールが、金属の円筒の代わりに紙のパンチカードを使うという素晴らしいアイデアを思いつきます。
紙は、ずっと安く装置のプログラムの方法として、ずっと柔軟性がありました(このように大量生産されて価格が低廉します)
このパンチカードが、ビクトリア朝時代の発明家チャールズ・バベッジにインスピレーションを与え、解析機関を作らせることになります。
イギリスのルーカス職についていたチャールズ・バベッジです。バベッジ自身は、18世紀末に生まれ、非常に有名な数学者でした。ケンブリッジ大学でニュートンと同じポストを占めていました。
今は、スティーブン・ホーキングがやっています。2018年に亡くなってしまいました。
最初の真にプログラム可能なコンピューターです。
パンチカードは、1970年代までプログラマーによって使われていました。だから、考えて欲しいんです。
現代のコンピューターを可能にしたものは何だったのかと。軍事的応用というのは、歴史上重要な要素ですが、コンピューターの発明には、他の生産性のまったくない要素も必要でした!!
オルゴール、おもちゃのフルート吹き人形、ハープシコードの鍵盤、織物の色とりどりの模様。これは、まだ話の小さな一部でしかありません。遊びから生まれた世界を変えたアイデアやテクノロジーはたくさんあるんです。
他の生産性のまったくない要素から美術館。ゴム。確率論。保険業。まだまだあります。
盲目的に必要が発明の母とは、限らないのです。遊び心というのは、本質的に探索的であり、身の回りの世界に新たな可能性を見つけようとします。
この見つけようとするということが、単なる愉しみや娯楽として始まったものが、大いなる発明に繋がる理由なんです。
このことは、学校での子供達への教え方や職場でイノベーションを促すためのヒントになると思いますが、遊びや喜びをこのように捉えることは、また次に来るものが何か察知する手がかりにもなります。
1750年に生きていて、19世紀や20世紀の社会に訪れる大きな変化が何か思い描くとしたらどうでしょう?
自動制御機械にコンピューター、人工知能。パリの上流階級を愉しませていたプログラム可能なフルート吹き人形は、当時の他の何よりも大きなヒントだったことでしょう。
まじめな用途のないただの娯楽にしか見えませんが、それは、世界を変える技術革命の兆しだったのです。
人々が最も愉しんでいる場に未来を見ることができるんです。
つまり、世の中何が起こるか誰にもわかりませんということでもあります。
こういう新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との
戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!
<おすすめサイト>
バーニー・クラウス:自然界からの交響曲
マット・ルッソ:宇宙の音を探る音楽の旅
ジョン・グラハム=カミング:かつて存在しなかった最高のコンピューター
デビッド・バーン:いかにして建築が音楽を進化させたか!
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(短評)映画『チャチャ・リアル・スムース』
(引用元)
『チャチャ・リアル・スムース』(2022年、米国)
偶然パーティ会場で出会った自閉症少女&その母親との交流から始まる大卒フリーター青年の物語‼️
若さゆえの行き過ぎた自意識、歳を取ることで狭まる可能性、そう言った大人へのステップで生じる痛々しくほろ苦い事象を、コミカルかつ繊細に描く素敵な映画です🥲
冒頭、幼少期の主人公が大人のお姉さんに惚れてしまう場面、ここで完全に掴まれました💨まだ幼いころのピュアな恋心と失敗を上手に描いてて好きな場面でした‼️
全体に他者との微妙な距離感や繊細な心の機微を表現するのがうまいです👍若干綺麗に描き過ぎですが、ラストの顛末も良い着地だと思います❤️
美しさと不安定さを兼ね備えたダコタ・ジョンソンの演技が良いです‼️こんな女性、惚れてしまう😓
自閉症の役を本当に自閉症の役者が演じているのも特筆すべき点で、素晴らしい試みだ思います👍
センシティブなことも描かれますが、軽く流さず、そこまで重くならず、とてもバランス感あるコメディ😆
ウディ・アレンばりに脚本、監督、主演の全てをこなすクーパー・レイフ氏‼️
なんとまだ25歳の新人🙄
わ、若い💨
しかも長編映画2作目でこのクオリティですか・・・ビビるなぁ
今後の活躍が非常に楽しみです👍
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米国映画「The Grapes of Wrath(怒りの葡萄)」(1940)
原作:John Ernst Steinbeck
監督:ジョン・フォード
脚本:ナナリー・ジョンソン
出演:ヘンリー・フォンダ、ジェーン・ダーウェル、ジョン・キャラダイン、他
僕の中で、死ぬまでに一度は見なくてはいけない映画の1本であったアメリカ文学を代表する作品「The Grapes of Wrath」。
自然の猛威と不条理な資本主義に対する直接的な告発作品ともいえるこの映画を正月に、BSの放送大学で放送大学の教授による詳細な解説と共に放送されることを知って早速テレビの前に・・。
1930年代末、アメリカ中西部を襲った干ばつをきっかけに、農業の機械化を進める資本家と貧困小作農民との軋轢を描いた映画。
主人公トム・ジョードとその家族のオクラホマにある農場はダストボール(砂嵐)によって耕作不能に。
彼らは、家財すべてを売り払いそのお金で買った古い中古車に乗り込み、移住先のカリフォルニアを目しルート66を辿る旅に出るが、年老いて病気がちな祖父や祖母はアリゾナ砂漠やロッキー山脈越えに耐えることができず命を落とし、従妹もあまりの過酷さに途中逃亡。
苦難の末、辿り着いた楽園カリフォルニアは大恐慌と機械化農業のために土地を失って職を求める多くのオクラホマ農民で溢れかえり、夢も希望も大きく打ち砕かれる・・。
彼ら移住者は、地元民から蔑まれながら貧民キャンプを転々とし、地主の言い値の超低賃金で、日雇い労働をするほかなかった。
やがて彼ら小作農民の不満と怒りは頂点に達し、一つの大事件が起こる・・。
最後の最後まで息子のことを想うママ・ジョードが泣けるし、最後にママ・ジョードが呟く「先の者が後にまわり、後の者が先頭になる」という新約聖書の言葉に胸が詰まる。
豊饒な「約束の地」であるカリフォルニアを目指すところは、旧約聖書のエクソダス「出エジプト記」をモチーフに、タイトルの「The Grapes of Wrath(怒りの葡萄)」は、ヨハネの黙示録の題材からとられたもので、神の怒りによって踏み潰される葡萄(人間)のことと解釈されています。
原作者のジョン・スタインベックはこの小説で1940年にピューリッツァー賞を受賞し、「The Grapes of Wrath(怒りの葡萄)」の総発売数は全世界で約1500万冊に。
この映画はアカデミー賞の監督賞、助演女優賞(ジェーン・ダーウェル)を受賞。
彼は、1962年にノーベル文学賞も受賞しましたが、受賞理由も本作の作品が決め手になったそうです。
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