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#ぼくの迎春準備
tabibagel · 1 year
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先月の終わり頃、なんとなくeBayを眺めてたら小さな小さな陶器のフランクリンと遭遇。チャーリーブラウンの親友で、学校の席で言うとペパーミントパティの前でシュローダーのうしろの席の彼ね。ガレットデロワのフェーヴにちょうど良さそうな大きさだし国際郵便代込みで3ユーロくらいだったので購入。ひと月かかって本日パリから丸亀に到着しました。la mie CALINEってなんだろと思ってググったらチェーンのサンドウィッチ屋さんみたいで、おそらくそこのノベリティかなと。年内に届いて良かった。1月が楽しみだ。 #ぼくの迎春準備 https://www.instagram.com/p/CmtrOtjPDmJ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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toxgo · 1 year
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Meet Brad Pitt
「ブラッド・ピットはお好きですか?」
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晴子さんよろしくな質問。僕は山王戦を迎える花道よりも早く、「大好きです」と即答できる自信がありますし、もちろん嘘じゃないっす。もしも海外のムービースターに1人だけ会えるよと言われたら、僕はブラピに会いたい。
いや、、やっぱりちょっと悩ませて下さい笑 ぱっと思い付くだけでも、ゴズ兄やキアヌやイーサン・ホークにも会ってみたい。でも、そんな願いが万が一叶うのであればブラピは間違いなくベスト3。
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僕の友人の中で、物理的に誰よりもブラピに近づいた男こと徳利さん。羨ましい。羨ましすぎる。さらにこの写真の好きなポイントは、徳利さんのキティちゃんTee。そして、ブラピがサングラスをOFFしてる位置です。
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ブラピの顔と名前が僕の中で一致し始めたのは、97年頃に流れていたEDWINのCM。一度聴くと忘れないブラピの声とあの♫503〜の歌。それから時は流れ、初めてスクリーンで彼を見たのは2001年に公開された「OCEAN’S ELEVEN」でした。
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坊主でも長髪でも、髭があろうがなかろうが、ヤングな時も、中年時代も、今年で還暦を迎えようが、どの時代でも僕らを魅了し続ける存在のブラピ。
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皆さんはブラピが出演した映画だと何が好きですか?この質問には一つだけ縛りを付けますね。「FIGHT CLUB」と「SE7EN」は殿堂入りすぎるので、この2作品は除外です。
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僕は「BABEL」や「ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD」かな。あとは、ほぼ出演していないと言っても過言ではないけども、ジャンキーな役をブラピが演じたところに価値があり、脚本と監督が最強タッグの「TRUE ROMANCE」や、この作品がブラピの出世作だと思う方も多い、ロバート・レッドフォード監督の「A RIVER RUNS THROUGH IT」も好きだな。
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でも、今回はもう1つのお気に入りである「MEET JOE BLACK : ジョー・ブラックをよろしく」について。
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物語は死神と社長令嬢のラブストーリー。最初の衝撃はいきなり訪れます。冒頭でブラピは交通事故に遭い、死んでしまいます。
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ヒロインのスーザンと初めてコーヒーショップで出会ったその冒頭シーンは今なお語り継がれる名シーン。当時のブラピのイケメンさは言うまでもなく抜群。それに加えて、女性に対する絶妙な距離の詰め方やウィットに富んだ会話術なんかは、現在進行形でシングル男子が身に付けたいナチュラルさ。
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その後、人間の生活を体験したい死神がブラピの体を乗っ取ります。ここでのポイントは肉体だけであり、記憶や性格などの内面は死神には引き継がれてないということ。
この死神ことジョー・ブラック(以下:ジョー)は一代にして財を成した実業家であるウィリアム・ビル・パリッシュ(以下:ビル)の知性やカリスマ性に興味を持ち、近くで観察してみたいとビルの家にやってきます。
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ビルには2人の娘がおり、その1人があのコーヒーショップで登場したスーザン。あの名シーンの時に、名前や連絡先を聞いておけばよかったと、心残りがあるスーザンにとっては衝撃的な再会。
でも、ジョーにはその記憶がないので初めましてな状態。そもそも、ジョーがビルの前に実体として現れたのは、観察も1つの理由ですが、ビルの余命が残り僅かだったから。寿命を操れる死神らしいチートな能力を振り翳し、ビルの余生を少し伸ばしてあげます。その代わりに、ビルの側で人間の生活を送らせてもらうのが交換条件でした。
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でも、ジョーに1つ誤算が生じます。それは、スーザンに恋をしてしまったこと。初めはなかなか噛み合わなかった2人。しかし、ジョーは人間の生活に少しずつ慣れ始めるのに比例して、完全にスーザンラブ。そしてスーザンも確実にジョーに惹かれ始めるのです。
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お互いに距離がグッと近づいてきたある日。ビルの人生最後の日は、彼の誕生日に決まります。誕生日パーティーの最中に、ジョーはビルにスーザンとこれからも一緒に居たいと告げます。しかし、ビルはそれを心良く思わず首を縦に振りません。そりゃそうです。死神と愛娘が付き合うなんて。でも、ここでビルは、ジョーに出会った時に言われた言葉を上手く引用して、愛するとは?何かと力説します。
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ビルの力説が全く響かないジョーはスーザンの気持ちを確かめるべく、パーティー会場で彼女を探します。これが結果的にスーザンとジョーの最後の会話。
女性の勘といいますか、何となく会話の流れから別れを予感してしまうスーザン。その予感と合わせてスーザンが1番に語り出した思い出は、死神のジョーがずっと知らないままの記憶だったあのコーヒーショップでの出会い。その時にジョーは気付かせれます。コピーはオリジナルに勝てないと。
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ジョーがキタサンブラックばりな漢の引き際を見せて迎えるクライマックス。ここからのラストシーンは好き嫌いがはっきりと分かれるはず。なのでラストについてはあれこれ書きません。
1つだけ言うのであれば、この映画はファンタジーです。要はクライマックスのその後をあれこれ考えてはダメ。それは御伽話と同じです。このラストは現実的にありえねーって思う人はもちろん多いはず。でも、ありえなくていいんです。
僕は映画って、その作品の世界観にどれだけ自身の経験や願望を重ね合わせることが出来たかが好きの大きさに繋がると思ってますが、アクションやサスペンスの類の作品にはその物差しを使う事はあまりありません。では、ファンタジーはどうでしょうか? そこを踏まえてもう一度お伝えします。「MEET JOE BLACK」は限りなく現実世界に近いファンタジーなのです。
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約3時間の大作映画ですが、全く退屈を感じさせない脚本と俳優陣。要所要所のサブストーリーや、名優アンソニー・ホプキンスの紹介がごっそりと抜けてしまいましたが、それは余白としてまだ見たことないよって方は、是非そこもお楽しみ下さい。
今から25年前の98年公開の「MEET JOE BLACK」。21世紀の足音がすぐそこまで聞こえはじめ、僕にとってのインターネットや携帯電話が日常になるちょっと前の時代。それは劇中の時間軸も同じくらい。
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誰かに会うには直で行かなきゃだし、待ち合わせの連絡なんかは今よりも絶対にリスペクトが必須。昔と比べすぎるのもあれですが、何事も簡単につながることができる今よりも確実にめんどくささが勝る。でも、それらの事柄が絶対に暖かい時代だった。
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ジョーとほんのり重なる経験談として小話を1つ。僕の人生で、初めて彼女が出来たのは中2の時。お相手は1つ年上で少しやんちゃな竹原先輩。付き合いはじめにもらったのはノートの切れ端。もちろんデスノートではなく、そこには先輩ん家の電話番号。嬉しくてたまらなかったのも束の間、先輩にお兄さんがいることを知ります。そのお兄さんは、フッド界隈ではなかなかのワル。もし、電話をかけて、それを兄ちゃんが取ってしまったら。そんな思春期よろしくな悩みが邪魔をしてしまい、14歳の僕は先輩ん家に家電するのを完全にチキってました。
でも、いよいよ決心がついたある日。ヤンキーってそもそも家にあんまり居なくない?や、仮に居たとして、家の電話が鳴っても自ら受話器を取らないでしょ!と、勝手過ぎかつ失礼な妄想を頭いっぱいに広げて準備万端。テレフォンカードを握りしめいざ向かう先は、実家から秒のセブンにあった公衆電話。そこからダイヤルしたあのドキドキとアナログ感。思春期+恐怖+恋心が入り混じり、替えがきかないこの経験を僕は生涯忘れることはないでしょう。
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簡単に連絡がとれてすぐに会える現代。会う前には、その人の何やかんやが調べればすぐに分かってしまう。先入観とは時に恐ろしく、相手に対して作ったイメージを、なかなか崩してくれない。他者との距離が近くなり、何事も便利になりすぎてしまった反面で、人付き合いが窮屈に感じたり、生きにくくなったなと考える場面は多くないですか?そして、人や洋服やその他色んな物事をひっくるめての"好き"が離れてしまうスピードは増すばかりだと思う。
これからが今よりもそうなってはヤダしつまらない。無理に周りに合わせなくていい。だって、自分の好きがブレなければ、この先はそれにもっと夢中になるしかない時を費やせるはずだから。「MEET JOE BLACK」は恋愛ストーリーがメイン。でも、年始に改めて鑑賞し見終わった後には、懐かしさを踏まえつつそれをちょっと思い返したり、"好き"であり続ける大切さをふと考えちゃいました。
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と、最後はブラピから脱線しましたが、大好きな「MEET JOE BLACK」から着想を得たTOXGOオリジナルアイテムを作りました。
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「ジョー・ブラックをよろしく」 の劇中で1番印象的なアイテムとは? それは間違いなく満場一致でピーナッツバターです。そして、ただのピーナッツバターでダメです。アメリカの老舗メーカー"Laura Scudder's"メイドじゃないといけません。
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ジョーが人間界で初めて口にした食べ物がこの"Laura Scudder's"のピーナッツバター。それ以来この味の虜になり、人間界を離れる最後の最後まで口にしたい(正確には舐めたい)と願ったフェイバリットアイテム。
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タイトルのJoe Brackを「Brad Pitt」に置き換えました。これは映画に対するリスペクトと、冒頭に述べた、ブラピに会いたいという想いのダブルミーニング。そして、Laura Scudder'sの昔のパッケージに採用されていたピースフルなブルーバードを隣にあしらいました。
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使用したボディは90sデッドストックのF.O.L。ほぼコットン100素材でいい塩梅のヘビーウェイト。ボクシーなシルエットとリブのテンションも抜群です。そして、発見時は真っ白だったこちらのボディを今回のテーマに合わせてピーナッツバター色に染めました。デッドストックの良さをあえて無くした贅沢なボディです。
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僕の思い付いたアイデアをGOROさんがグラフィックにしてくれて、TATSUOさんが発見してきたヴィンテージボディにそれを刺繍でONしたTOXGOオリジナルです。
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MBP CREWNECK
Size : L / XL / XXL
¥14300 (tax-in)
※染める工程で全体的に縮んでいます。ノーウォッシュ時よりも着丈すっきりシルエット。Lサイズは女の子にもオススメです。XXLサイズは生粋のユーザーの方には、ちょっぴり物足りないかもしれません。
※3.3の12:00から店頭先行で販売します。
※オンラインは3.4の20:00にアップします。
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届け。ブラピ好きに。
NARI
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juznimono · 11 months
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プロ野球を観た
日本がWBCに沸いた今春、我が家にもWBC旋風が吹き荒れていた。近藤選手の応援歌が好きだなあなどと思っていたら世間は日ハム時代の方を使うべきだという意見が主流だったようでちょっと凹んだ思い出がある
それから季節は過ぎても野球へのフワっとした興味は続き、観戦に行ってみたい気持ちは日に日に高まっていった。立地を考えて甲子園か京セラに絞る。甲子園周辺はこれまでも結構縁があったため、今回はオリックスの試合に決めた。よく連絡を取る友人がオリックスファンだったのも大きかった。舞台バンド漫画の話しかしない私が、急に野球を見たいのでついてきてくれとのたもうたのだから不審に思っただろうが、友人は快諾してくれた。一瞬友人カップルの観戦デートに混ざる可能性が出てなんだか面白くて話に乗ったものの、正気に戻った彼女が別日程をとってくれた。水差し女にならなくてよかった
(余談なんですが、物心つかない頃に千葉に観戦に行ったことはあります。「里崎!里崎!」とコールしたことしか覚えていない。確かキャッチャー。知っている野球選手を里崎選手一本で押し通していたら野球ファンの周囲の人間はみんな曖昧な笑みを浮かべてきました。何?)
友人がチョイスしてくれた観戦日は、女子をターゲットにした「織姫デー」(七夕とかじゃないんだ)という日だった。公式サイトを中心に事前情報や観戦マナーなどを仕入れるにつれてこの織姫デー、なんだか凄そうだというのがわかってきた。 イケメン投票で選ばれた選手がアイドルさながらにこちらを見つめる画像と黄色いネットの声は、最初にイメージしていたプロ野球のイメージとかけ離れていて驚いた。 野球を盛り上げるために色んな種類のプロが頑張っているのが感じられて、観戦前から「プロ野球、すげ~~」と感服���っぱなしだった。友人との共通の後輩に似た選手がいたので彼を推しと定めて(どの界隈でもとりあえず誰が好きかをなんとなく設定しておくと楽しさが倍増するタイプなので)当日に向けて姫になりきるべく色々と楽しく準備した。しかし来る当日朝、愛車のボンネットが熱々になって私は待ち合わせに2時間遅刻し、すべての準備を台無しにしてドーム前に半泣きでたどり着いた。ハンカチも、渡したかったお土産も忘れた。最悪の滑り出しだ。普通に心配してくれた優しすぎる友人に連れられていざ京セラドームへ
私はアイドルにもスポーツにも疎いため初めてのドームとの邂逅で、お上りさんのように大感動してしまった。 ドームでっかすぎる!巨大な水色のどら焼きみたいな摩訶不思議な建物。宇宙人が乗り捨てていったUFOですよと言われると、信じられないにしてもそういうコンセプトなのかなぁと思ってしまう。調べると自分が生まれる前に完成していたらしい。恥ずかしい
駅からドームの中まですごい盛況ぶりで、アイドルに扮したイケメン選手ののぼり(!?)が立っており、観客を出迎えてくれた。普段どんな比率なのかはわからないが確かに女性も多く見受けられた。友人のチケット発券を待つ間におじさん達が選手の批評をしたり、制服の学生達や、両チームのユニフォームを着た子達が楽しそうにしているのを見た。いいなぁ~。 事前に見た球場飯やグッズが気になっていたが、冷やかす気が起きないほどどの店も賑わっていた。友人曰く京セラの球場飯は微妙らしい
ドーム内へ続く入り口から見えたのはマウンドではなく対岸の客席だった。想像より遙か遠くに米粒大の人間がぎっしりと並んでいて、遠近感がめちゃめちゃになって混乱した。えっこんなに広いの・・・・・・?!なんというかハリーポッターのハーマイオニーのビーズバッグの中がめっちゃデカい魔法みたいだった。遅刻してきたのにずっと京セラの外観と内観に興奮している私を友人はどう思っただろうか。
チケットを片手に友人は内野席をずんずん進んでいく。5500円ならこの辺かな?の予想をぶっちぎって前へ進んでいき、選手の背番号が易々と見えるようなものすごいところで着席した。5500円で、この近さ。舞台ならこうはいかない。収容人数と飲食で収益を上げているのだろう。しかも選手達もちゃんと食べていけるお給料の仕組みになってるのが完成されてる。ありがたい
子どもが待つグラウンドに選手がやって来た。ものすごく遠い距離でボールを回している。めっちゃ速い。生で観るまでこんなに大きな規模感でやっているとは知り得なかった。ライオンちゃんがこの日のゲストでやってきていて一気にごきげんよう感が増す場内。そういえばなんか良い匂いがする柔軟剤を入り口で貰った
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空きっ腹に入れたビールが午前に車がぶち壊れたことを気持ちよく忘れさせてくれたところで試合が始まった。友人が横から解説を添えてくれるが周りの音にかき消されて聞こえなかったので、確かにデートで来たら自然と距離が縮まるかもなぁとか考えながらぼーっと観ていたら山﨑選手が先頭打者に打たれて一気に試合に引き戻された。つくりものではないのでうかうかしてたら二度と同じ瞬間は見られないのだ
「相手の下位打線の時とかにご飯を買えば良いよ」と言われていたが、どちらの攻撃も面白くてずっと座席から離れられなかった。あと横浜の応援歌がめちゃくちゃ良くて、体が勝手に動いてしまった。不勉強なもので一つ一つのプレーを事細かに記憶したり記録するのは出来なくてアホの感想になってしまうけれど、全部に一喜一憂して楽しかった。打って喜び打たれて関節が白く浮き出るほど手を握りしめたり、あとトンネルエラーも見られたし、謎のドッカン投球(申告敬遠だそうだ)もあった。打たれて「わ゛ーーー😵!!!」と叫んだ声がバシッと決まった好守備に「わ゛ーーーっ~~🫣🥹😙😙!?」に変化したり。
そして生まれて初めてホームランを拝むこともできた。斜め上をまっすぐヒューンとボールが渡っていったのが今も忘れられない。訳のわからない言葉を口走りながら跳びはね、ぐちゃぐちゃのハイタッチをした。もっと周りの喜び方を観察したり森選手に賛辞を送るべきだったのに、すべてがそっちのけになってしまうほど興奮した。森選手はなんと2本もホームランを打ち、2本目も我を忘れてしまった。もうホームランを前に冷静さを保つことは無理なんだと思う。友人も今まで聞いたことがない声でなにか叫んでいた
試合はオリックスが勝利した。スターターキットのような試合だった。友人はほっとしていた。私の初観戦が充実したものになるか気をもんでくれていたようだ。ありがたい。あとお土産でめっちゃ美味しい韓国海苔のおやつと可愛いおちょこと北海道ラーメンをくれた。神。 私もオリックスが勝ってくれて良かった。小賢しい私は遅刻と勝利で±トータルプラスになっただろうと踏んですっかり調子こきに戻って意気揚々と祝杯をあげに居酒屋に向かったのだ。選手の皆さんがもぎ取った勝利がこんな浅ましい操作に使われて申し訳ない。素晴らしい試合をありがとうございました
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プレー以外でも退屈させない工夫がそこかしこに見られて、総合エンタメですやんと思った。球団アイドルの女の子に手を振られてガチ照れした。たっぷり3時間を楽しみ尽くした休日だった 。奇跡的に1枚だけとれた1789が中止でしょげていたところに野球選手にジェンヌと通ずるものを感じてツボが刺激された。同時に宝塚も観た感じ。あ~オリックスバファローズ♪の歌と中川選手の応援歌(好みで覚えやすかった)をハミングしながら帰った
今度はオペラグラスを持って行きたい。ピッチャーの手がどうなってるのか観察したい。ユニフォームのズボンってどんな素材なんだろう。めっちゃ伸びそう
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ミリしらならぬ1試合観戦後のミリしりを書いていたけど似てる人コーナーになったので消しました。
私が事前に注目しようとしていた太田選手は怪我で出場できなかったようです。太田選手がまた治癒されたら絶対見に行きたいと思います
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tutai-k · 1 year
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『魔女の選択』試し読み(『山梔の處女たち』収録
2023年1月15日(日)に開催の文学フリマ京都にて刊行予定の書物『山梔の處女たち』の通販予約を開始しました。
BASEよりご注文いただけます。 122ページ/B6版/フルカラーカバー/1300円 BASEのクーポンが12/16~18までご利用いただけます。 クーポンコード「base10xmas」入力で、20%オフになりますので、ぜひご利用ください。
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電子書籍版をご希望の方はこちらへどうぞ。
表紙の写真は、高校時代からの友人мärさんです。
収録作『魔女の選択』の試し読みを掲載します。
��  1
 オド魔法女学院は早春、卒業旅行を控えていた。行き先はカリクシュマンテ。オド魔法女学院最初の卒業生にして、はじめて女性で万象にえらばれ司となったマトゥーヤが、卒業試験のおりに学院の裏森と門をつないだ異界である。 「いま、いそがしいってわかってるよね」  教員室の窓からうんざりした顔を出しているのは三年生の担任のウタ。外には、エプロンを身につけたふくよかな女がひとり。野薔薇を一輪、ウタに差し出している。 「知ってる。だからきた。俗世の労働からさらってやろうと思って」  野薔薇は受け取ったものの、ウタの顔は渋い。 「あいにく、わたしはこの賃労働が気に入っているので、理の司にして大魔女マトゥーヤの迎えはおことわりするわ」 「なぜ。手をこんなに荒らして。紙ばかりさわっているからだ」  マトゥーヤと呼ばれた女は丸っこい両手で、野薔薇を受け取ったウタの手を包む。 「わたしのところへおいで、働かなくていい。あなたの大好きな本を好きなだけ読み、詩を書き、寝たいときに寝て、起きたくない朝は起きなくていい。なにもしなくていいんだよ、わたしには司の不労所得がある」 「その言いかた、いちいち癪にさわるわね。詩作は楽しいし、読書は人生の糧だけど、教員の仕事はわたしには大事な生きがいなの。帰ってちょうだい。卒業旅行の用意で忙しいんだから」 「つれないねえ」マトゥーヤはしらじらしくため息をつく。「わたしだって卒業旅行の準備のために呼ばれているっていうのに」 「だったらさっさと学院長室へいきなさいよ」  年に一度、この学院の卒業生たるマトゥーヤは卒業旅行のために招聘される。カリクシュマンテは、マトゥーヤだけが門をひらくことができる異界だった。 「まあ、門ならもう開き終えたんだけどね」 「学院長先生への挨拶は?」 「表敬訪問ならいましている、われらがオド魔法女学院のウタ先生に」 「わたしにしてどうするのよ」 「学院長の話は長くてあくびが出るよ、大昔から」  マトゥーヤは肩をすくめて、ぺろりと舌を出した。マトゥーヤとウタがこの学院の生徒だったころから学院長は変わっておらず、当時もいまも、講話はうんざりするほど長かった。 「マトゥーヤは仕事を終えた。もう帰ってもいいはずだ。あなたを連れて、ね」 「わたしは三年生の担任よ。いなくてどうするの」 「教師がいなくとも、旅行はできる。そう異界を調整しておいた。教師なんていないほうが生徒たちも楽しめるよ」 「もしものことがあるかもしれない。――あなたは忘れているかもしれないけど、十八歳はまだこどもよ」 「使い魔をえらんだんだろう。ならば立派な魔法使いさ。自分のことは自分で決められる。生涯のパートナーを、もうえらんだんだから」  その台詞にウタはさらに顔をしかめた。 オド魔法女学院の卒業試験は、各自で門を開き異界へゆき、使い魔を獲得することが卒業要件だ。使い魔は魔法使いにとっては必要不可欠な存在で、持たずに社会に出ることはできない。  ウタのクラスは、全員が使い魔を獲得し、卒業要件をきっちりと満たしていた。  それなのに、使い魔、とマトゥーヤが発したときにウタが表情をけわしくしたのには理由がある。 「どうしたの?」マトゥーヤは首をかしげたが、ウタが問題の核心を話してしまうまえに、次の台詞を次いだ。「わたしがえらんだ使い魔はオーガだった。ブタがブタをえらんだと担任は笑った」 「あの担任は最悪だったわ」 「あなただけが笑わなかったね」  ほんとうは、ウタは頭を抱えたい。なにもかもぶちまけてしまって、逃げ出したいと思っている。 「生徒がどんな使い魔をえらんでも、笑ったり否定したりしないのが教員の誠実さだ」  マトゥーヤが低く、厳しい声でつぶやいた。  そんなことは、門外漢である理の司に説かれなくても、教師なんだからウタはじゅうぶん、わかっている。わかっていてもなお、ため息をつき、頭を抱え、ときに否定の言葉が口をつきそうになってしまう。毎日毎日、それにたえている。  オド魔法女学院の卒業要件はただひとつ、自力で使い魔を獲得すること。そして、その使い魔がどんなものであったとしても、獲得したのならば、卒業を認めねばならない。もちろん、卒業要件を満たした生徒は、卒業旅行へゆく権利もある。卒業旅行は、みんなが楽しみにしている。――特定の生徒だけを参加させないとか、参加に特別な措置をとる、なんてことは、できないのだ。  それでも。 「ねえ」  古くからの友人――この学び舎でともに魔法を学び、使い魔をえらび、卒業旅行へいった学友に、ウタが重い口を開いて相談事を持ちかけようとする。  マトゥーヤはふっと軽く笑った。揶揄するようにも、悩みを聞くのを拒絶するようにも思われた。 「花が咲いたらまたくるよ」 「こなくていい。会いたくなったらこっちからいくから」  重い相談を口にせずにすんだ安堵と、言えなかったことによる消化不良で、ウタの声は親しさを欠いていた。 「転移術の天才は、ここから理の庭まで瞬時に飛べるものね。夜這いはいつでも歓迎だよ」 「花はありがとう。おなじ卒業旅行にいったものとして、今季の生徒たちの旅行も、つつがなく終わることを祈っておいてちょうだい」 「つれないねえ。もちろん、後輩たちの旅行が楽しい思い出になることは祈っているよ」  マトゥーヤはついと宙に指をすべらせる。 「司とは不便な身分だよ。万象の許可がなければ、第十三階級……最下層の魔法しか使えないんだから」  あらわれた箒に横向きに座ると、空に舞う。エプロンの裾がぱたぱたとはためく。 「ウタ。あなたは魔法を封印されていないんだ。得意の転移術で庭に遊びにきてくれ。――いきたくなったら、と言うばかりで、一度もきてくれたことがないじゃないか。マトゥーヤはさみしいよ。……素敵な卒業旅行を!」  箒に乗ったマトゥーヤの姿が見えなくなるまえに、ウタは窓をぴしゃりと閉める。自席にもどろうとするのを、新任の教員がじっと見ている。 「なに? 本物よ」 「本物って……」  好奇のまなざしに、ウタは答えをやる。 「あの女こそ、世界ではじめて女性で万象にえらばれた大魔女マトゥーヤ」 「どうしてウタ先生にお花をくれるんですか」 「わたしと同級生なの。司なんてみんなご大層に言うけれど理と井戸端談義をしていればいいだけの無職よ。働いてるわたしたちのほうがえらいわ」  ウタは自席に着き、卒業旅行の心得を書き出していく。例年のものを、今年は流用できなかった。 「……そうですか?」  新任の教員はきょとんとしている。彼女もオド魔法女学院の卒業生だ。大先輩たる理の司マトゥーヤには並々ならぬ憧れを育んでいる。  十五年まえの卒業旅行の前夜のことだ。教員たちが開いた異界の門にいたずらをして、マトゥーヤがカリクシュマンテに門をつなぎなおしたのは。たくさん魔法石がほしい、とウタが強く望んだのが原因だ。カリクシュマンテは、だれにも発見されていない異界で、手つかずの魔法石の森があった。そんなところを見つけ出すことのできるマトゥーヤは、当時から規格外の魔法使いだった。 「そうよ」 「それ、ウタ先生だから言えるから、額面通りに受け取っちゃだめよ」と、横から別の教員が口を挟む。「ウタ先生、同級生なのよ。それもずっと仲良しで、大親友」  毎年この時期に同僚たちとするやりとりだ。学生時代から、マトゥーヤと親しくしていたのは事実だが。 「腐れ縁なだけ」 「それにしては熱心なお誘いだったじゃない」 「大魔女マトゥーヤにさらわれたら働かなくていいし、好きにできるし、最高じゃない」  教務だけでなく、事務方の雑務にも日々忙殺されている教員たちはうんうんとうなづきあう。 「わたしは教員が好きなので」  ウタはため息をつく。――と同時にチャイムが鳴った。次の授業は卒業旅行を心待ちにしている生徒たちに、今日はその説明と、予行演習。教室では目をかがやかせた生徒たちが待っている。 「トミューラさんのことだって、投げ出してしまえるのよ」  いつかは出ると思っていたが、その名が話題にのぼるとウタの気持ちも重くなる。 「トミューラは自分の意思で使い魔をえらんだまでです」  なるべく平静を装って跳ねかえすが、教員室の全員がトミューラの名が出た瞬間からこの雑談に耳をそばだてている。 「でも、それがサキュバスだなんて」 「親友のモモさんの使い魔は、ユニコーンなのに。――このふたりを連れて卒業旅行だなんて」  ガタン、とウタは席を立つ。 「教室へいきます。授業開始のチャイム、もう鳴りましたよ」  あわてて次の授業の用意をする同僚たちを横目に、ウタは早足で教室へむかった。
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ikix-goldberg · 21 days
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ゴールドベルク変奏曲映像化計画
—————
Aria.
こういう人生を生きた人がいる.この変奏曲はこの主題を語ることで終始一貫している.しかし,ここに描かれる人生は一般的なものである.ゆえに,その人生を生きた人は存在しない.なぜなら,人はある時期において一般的な人生から外れてしまうからである.したがって,ある程度一般的な時期を生きた人には,この変奏曲の中に必ず共感する旋律が存在すると思う.また同時に,その中を生きられなかったために,憧れを伴う旋律も必ず存在するだろう.つまり,この変奏曲は一般的な人生におけるすべての美しさを網羅しているゆえに,完全に一般的な人生を生きられないすべての人を惹きつけるのである.
#1
この上昇と希望の躍動,すなわち1人の人の誕生.これから始まる偉大な人生への祝福である.
#2
探索を始め辺りを眺め出した様子.好奇心からくる疑問符とまだよく知らない世界に対する無垢な心が表れる.
#3
自分で歩行できるようになり,時折躓きながらも,発達する心を自分の誇りとし始めている.
#4
子供時代を生産的に過ごしている.次々課される学校の授業,宿題,部活をこなし,堅実な希望を抱けるまでに成長する.
#5
とにかく思い煩いがちな思春期から青年期が忙しなく過ぎていく.むらのある思いに鋭い悩みが入り混じり,ばたばたと過ぎ去る.
#6
大学に入り,穏やかな気持ちで学問や文化を楽しむ.素敵な友人に恵まれ,読書やカフェの楽しみを知る.
#7
恋人に出会う.最初は2人で楽しい時間だったが,その相手のあるところに心が奪われてしまう.どうしたものかと恋の悩みを抱える.
#8
告白はうまくいき,怒涛のようにお付き合いが順調に進む.将来の約束を果たすべく,学業や就業を意識し,努力を重ねる.
#9
夜空に月や星が照らす海岸で,婚約を申し込み,2人は愛を誓う.
#10
結婚に向けて,仕事に精を出し,資金を貯め,将来の計画を前向きに話し合う.困難が予想されることも,2人で解決していくことを確認し合う.
#11
世の中が移り変わっていくのに応じて,2人の生活も移ろっていく.忙しさに任せて仕事が新たに与えられ,それに応えてこなしていく日々を過ごす.
#12
結婚に踏み切る.家を借り,同居を始める.新しい生活を一歩ずつ力強く踏み締める.計画を着実に実行し堅実な人生の基礎を築いていく.ふと感じた疑問も,世の中の道理に思いを馳せることで理解し納得していく.
#13
結婚後の2人きりのデート.新しい家族を持つ相談を始める.子供の将来を考えに考える中で,互いの愛と魅力と信頼を再確認し合う.その後,不安な夜を2人で愛し合う.艶かしい身体が交錯する.それは悲しみを伴う行為だが,流れる繊細な涙が印象に焼きつく.
#14
懐妊の知らせで対応に追われる.喜ぶ暇もなくあちこちの世話でおおわらわ.家に子供を迎える準備を進める.
#15
妊娠中の不安,不意の痛みの訴え,生理の変化に夫も不安になる.この時の涙は2人の間の愛の結びつきであり,その確実性の証明である.
#16
無事に健康な赤ちゃんを出産し,第二ステージの始まりが告げられた.全てが新しくなり,家庭が喜びに包���れる.早速動き回る赤ちゃん.再びおおわらわ.
#17
流れるように子育てが始まる.あちこちに行っては泣き,世話をする者としてついていくだけで精一杯.大変だが楽しく嬉しい.
#18
子供が歩けるようになった.まだ足取りはおぼつかないが,それらしい歩みを始めた.2人は1人の人生を産んだのだ.
#19
子供がすくすく成長していく.学校でもすいすい勉強を進め,友人を作り,次第に親の手を離れて自立していく.
#20
子供が思春期に入り,怒涛の時代を送る.将来への希望に向けて大人への準備を始める.
#21
突然,親の病気の知らせが来る.どうやらそう長くないらしい.子供の成長を喜んでいただけに,人生とは何かと思い始め,人生の終わりを意識し始める.
#22
子供が大学に合格し1人暮らしを始める.両親である2人も子供が離れた生活に切り替わる.蔭ながら応援する気持ちを語り合う.
#23
2人の仕事が脂が乗り始め,責任が大きい立場へと出世していく.時々逃げたくて泣き出したくなる日もあるが,再び忙しさの中に埋もれてしまう.
#24
ふとこれまでの人生を振り返り,趣味を見つける.自分で好きなように楽しめる時間はいいものだ.自分をゆっくり見つめる大切さを知る.
#25
親が亡くなった.悲しみに包まれる.近しい人では初めての体験だからだ.頬を伝う涙が輝く.人はいつか死ぬことを思い知り,命の意味を問うてみるが,その本態は悲しみなのではという気がしてくる.なんと儚く美しいことか.
#26
職業人生も終盤を迎え,引退に向け仕事の仕上げの時期に入る.目まぐるしく変わる社会状況や,その要求に対応していく.
#27
退職し,第二の人生を歩み始める.現役時代��経験を活かして動き回る.時折今までの生き方を反省するが,今があることが感謝に変わる.
#28
いよいよ人生の締めくくりを自覚する.資産や持ち物を身辺整理し,つつがなく死を迎えられる用意を行う.
#29
子供が結婚し,新たな門出を祝福する.2人にとっても人生の終幕が華麗に彩られた.
#30
家族で記念映像を撮る.子供夫婦も孫をもうけ,5人で映る.人生の総決算.終わりよければ全て良し.私たち2人は確かに意味のある人生を生き切った.
Aria.
突然の痛みで入院し,手術するも助からず,そのまま天へ召される.家族は悲しんでくれて,それぞれ感謝の涙を浮かべる.1人の人生がこれで終わったが,愛し抜いた1人の人と産み育てた子供がそばにいてくれた.静かな最期だった.
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itomedetashi · 1 month
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照りもせず曇りもはてぬ春の夜の 朧月夜にしくものぞなき(源氏物語) . 日中の野辺の花の賑やかさとはうらはらに、夜の湿気をおびた空にぼんやりと浮かぶ月のこの世ならざる美しさ。春の風情ですね。その黄色い花が散る頃には季節は初夏に入っている山吹。早足にすぎ行く春を惜しみながら。二十四節気では「穀雨」を迎えました。こちらではそろそろ田植えの準備。野をみどりに染める百穀春雨。さあ、種まきの季節です。 . <お知らせ> ・蒔き時を迎えた藍の種、小鮒草の種。5月蒔きの綿の種(和綿、茶綿、緑綿、赤綿、洋綿白)ともお早目のご準備を。草木染めや綿の実をぜひ身近にお楽しみください。ヤフー支店では2つ以上ご購入で1つあたり何と200円引きとなる「草花をめでる券(クーポン)」を配布中です。たくさん種を蒔いて頂きたく、ぜひご活用ください。和綿白はもう残りわずかです。 . ・家庭菜園で挑戦できる「自然薯栽培セット」残り1セットのみ販売中です。4mの畝1本立てられればOKです。写真付きの栽培説明とご不明な点はサポートいたします。 . ・行者にんにくは春苗の予約受付を締め切りました。現在は秋苗(10月下旬~11月上旬発送)、精選種(9月発送)の予約受付を開始しています。後継者不足で、残念ながらいずれ絶えてしまうであろう在来種。常備菜にしているアシリパさんもきっと顔をしかめてその行く末を心配しています。応援頂けますと嬉しいです。 . ・彼岸花(曼珠沙華)の球根、枸杞(くこ)の苗、茗荷(みょうが)、蕗(ふき)の根株(いずれも5月発送)を予約受中です。在来の蕗は毎年2~3月に野趣あふれるふきのとう摘みが楽しめます。ぜひお庭に植えてみてください。 . ・春、夏、秋蒔き野菜の「自然のタネ」をヤフー支店にて販売中です。日本の風土にあった元気な在来種、固定種。ぜひ今年の家庭菜園で育てて、味わってみてください。 . メデタシ種苗本店 https://www.tane4u.com/ メデタシ種苗ヤフー店 https://store.shopping.yahoo.co.jp/itomedetashi/ . どうぞよろしくお願いいたします。 .
穀雨 #二十四節気 #源氏物語 #光る君へ
山吹
メデタシ種苗 #ていねいな暮らし #家庭菜園 #種 #苗 #種芋 #伝統品種
綿の種 #和綿 #茶綿 #緑綿 #赤綿 #藍の種 #小鮒草の種 #草木染め #彼岸花の球根 #自然薯栽培セット #行者にんにくの苗 #ギョウジャニンニクの苗 #金カム #枸杞の苗木 #茗荷の苗 #ふきの苗 #自然のタネ #在来種
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thanatochu · 1 month
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Hydrangea
綾子主ほのぼの日常編 黒い森を抜けたあと、の続き
春の終わりに、出会ったばかりの僕たちが共同生活を始めてしばらく経った。 今ではもう梅雨の季節で毎日雨が降ったり止んだり、じめじめとしたお天気が続く。樹さんに頼んで乾燥機買ってもらえて良かった。 樹さんは割と子煩悩というか叔父馬鹿なところがあって、甥っ子の快適な生活のためなら金と労力は惜しまないと豪語する。 僕としてはそんなに甘やかしちゃ駄目だよとブレーキ役のパターンが多くなってるんだけど、多紀を甘やかしたいのは正直とてもよく分かるので結局甘々な僕たちを多紀本人が諌めてくるという構図。 多紀はこの春から転校して近所の小学校2年生になった。 最初は内気なのもあってポツンとしていたようだけど、僕らと暮らすようになってから笑顔も増えて友達も出来たらしい。お勉強も頑張っていると連絡帳にも書いてあった。 僕は表向き、樹さんたちの遠縁ということにしてもらっている。みんな苗字がバラバラでも辻褄が合うように。ごく普通のママとパパがいる家庭ではないと、多紀が変な噂を立てられないように外面は良くしておくに越したことはない。 同級生のママさんやPTA、ご近所付き合いまで僕が一手に引き受けているけど、若い女の子たちとの会話とはまた違ったスキルが要求されるので、慣れるまで大変だ。 実のところ僕は2009年どころかもっと先の未来のことまで知っているので、2000年代初頭に生きる人たちと話しているとジェネレーションギャップみたいな気分になっちゃうことがよくある。うっかりSDGsが、とか言わないようにしないと。 でも皆さん基本的に良い人たちだ。近所には緑も多い公園があり、曜日によって種類の変わる安売りセールのスーパーと、閑静な住宅街で広々とした居住スペース。子供を育てる生活環境としては今のところ何の問題もなく満足している。 最初にこの環境を整えてくれていた樹さんには頭が上がらない。 多紀の父方の親戚連中に随分とご立腹の様子で、その頃の多紀を見たらそれは無理もないだろうなと推測する。 親戚たらい回しの放置されっぱなし、愛情のお水を貰えずに干涸びて。そんな環境で育ったら他人に期待しなくなるのは当たり前だ。 巌戸台に越してきたばかりの、舞い散る桜も空の青も、綺麗なものを何も映していないような君の灰色に霞んだ瞳を思い出す。 どうでもいいなんて言わせない。そのために僕らは家族になったんだ。
そろそろ多紀が学校から帰ってくる時間だ。 僕は樹さんと多紀が選んでくれた黒のデニム生地のエプロンを締め直して、おやつ作りに取り掛かる。 蒸し暑くなってきたからゼリーとか涼しげなのも良いなあ、なんて考えながら定番のホットケーキだ。休日の朝ご飯にはじゃがいもをすり下ろしたパンケーキが好評だったけど、今回はおやつなのでメープルシロップとバターを多めに。 「ただいまー」 焼き上がったいいタイミングで玄関のドアが開いた。 「おかえり。今日も楽しかった?」 「うん。今度ね、遠足があるみたい。おべんと作ってくれる?」 「へえ!いいねえ〜頑張ってお弁当さん作っちゃうよ」 おやつがあるから手洗ってね、と言うと多紀は素直にランドセルを置いて洗面所に向かった。 冷たい牛乳と一緒にホットケーキを並べると、戻ってきた彼が「いいにおい」と顔をふんわり綻ばせる。もう、うちの子すっごく可愛い。 僕の分は最初に焼いた、あんまり上手い焼き色にならなかった1枚でカフェオレと。やっぱり皆で選びに行ったランチョンマットは色違いの豚さんだ。 「ジュジュの分ある?」 「あるよ、ちゃんと作ってあるから大丈夫」 ジュジュとは樹さんのことだ。音読みで、じゅ。 教えてもらった時は微笑ましいなと思ったけど、最初に言い始めたのは樹さんのお姉さんなんだそうだ。つまり多紀の亡くなったお母さん。 ひと回り近く歳の離れたしっかり者のお姉さんだったそうで、もう姉というより母親が2人いるみたいだったと樹さんが溜息を吐いていた。 「ジュジュ今日も帰り遅いのかなあ。おしごと大変なのかな」 「夏休み取れるように今から頑張ってるんだって。お祖父ちゃんち行くんだもんね」 「うん!」 学校が夏休みになって樹さんも纏まった休みが取れたら、実家のお祖父さんとお祖母さんに会いに行こうと計画している。 長閑な田舎に遊びに行く夏休み、なんて絵日記が捗る子供らしいイベントだ。 多紀は小さい頃に会っただけで記憶も曖昧だけど、電話ではよく話しているので2人に早く会いたいと毎日とても待ち遠しそうだ。 こんな時に、そういえば向こうの多紀もお爺さんお婆さんが好きだったな、なんて考えたりする。文吉さんにクリームパンをポケットに捩じ込まれたと満更でもなさそうに僕に半分くれたことがあって、くすりと思い出し笑いが漏れた。 とても懐かしいし君に会いたいなとは思うけど、その彼を堂々と迎えに行くために此処に来たんだ。ホットケーキを咀嚼して感��的になってしまった気分を振り払った。
遠足はどこに行くの?お弁当は何食べたい?などと話しながら夕飯を2人で済ませ、お風呂上がりに水分補給していると樹さんがようやく帰宅した。 「あー、つっかれた…」 「ジュジュ、おかえり」 疲労と空腹でよろけている叔父さんを玄関まで多紀がお出迎えする。手には飲みかけの乳酸菌飲料が入ったコップだ。 「ただいま〜。良いもん飲んでるな。ひと口くれよ」 「ええ〜。ひとくちって言ってジュジュいっぱい飲むんだもん」 「この前は喉乾いてて、つい。悪かったよ。それとジュジュじゃなくてたつきって呼べ」 パジャマ姿の甥っ子をハグして謝りながらも文句を言う。 こうしていると本当に雰囲気が似ている叔父と甥だなと思う。樹さんのほうが少し癖っ毛で毛先が跳ねているけど、2人とも青みがかった艶やかな黒髪だ。僕も黒髪だけど、色味が違う。 樹さんはよく見るとアメジストみたいな瞳の色をしていて、仕事中は外しているけど左の耳にピアス穴がある。 多紀と違うところといえば、叔父さんの方が男の色気があるところかな。多紀はもっと中性的だし。 これで大手企業にお勤めなんて、かなりモテるんだろうなあ…とぼんやり思うけど今のところお付き合いしている恋人さんはいなそうだ。普段はできる限り早く帰宅するし、仕事と甥っ子に全振りしている。 そんな叔父さんに渋々ながらも結局自分の飲み物をひと口あげている多紀は偉いなあ、と家族の考え事をしながら樹さんのご飯の支度をした。 「玄関の紫陽花、綺麗だな。買ってきたのか?」 シューズボックスの上に置いた花瓶を見たのだろう、ネクタイを外しながら樹さんが訊いてくる。 「ご近所の榊さんのお庭にたくさん咲いたからって、お裾分けしてもらったんだ」 色とりどり、形も豊富な紫陽花をお世話するの上手ですねって正直に感想を述べたら、少し切ってあげると品の良い老婦人が花束にしてくれた。 バラや百合みたいな派手さはないけど、今の時期しか嗅げない匂い。梅雨も悪くないなって思えて結構好きなんだ。 ドライフラワーにしても綺麗なのよ、とその人は笑っていた。 「ぼくもあじさい好きだよ。雨の雫が似合うよね。あっ、でも遠足の日は晴れて欲しいなあ」 「遠足があるのか。そりゃ雨じゃちょっと残念だもんな」 席に座って、いただきますとお箸を手に取りながら樹さんが頷く。 「近くなったらてるてる坊主作ろうね。すごく大きいのと、小さいのたくさん作るのどっちがいい?」 「小さいのいっぱい!」 「ふふ。布の端切れもいっぱいあるからカラフルなの作ろう」 そんな話をしているともう夜の9時を回っていた。いけない、多紀の寝る時間だ。 「歯磨いて寝る準備出来た?じゃあ昨日の続きから少し絵本読もうか」 「うん、歯みがいた。ばっちり!」 「樹さん、食べ終わったら食器は水につけておいて。お疲れなんだから早くお風呂入って寝てね」 「ふぁい」 夕飯のチキンソテーとおやつのホットケーキを頬張りながら樹さんが返事をする。 「たつきもおやすみなさーい」 「ん、おやすみ」 挨拶のあと子供部屋へと入る。樹さんが用意した多紀の部屋は愛に溢れていて、子供用らしく可愛いパステル色で揃えられた壁紙やラグ、家具と小物に至るまで趣味がいい。おもちゃも温かみのある木が多く使われていて、こういうのお値段結構するんだろうなと思う。 多紀をベッドで待っていたのは小さめのクマちゃん。樹さんが買ってくれたぬいぐるみで、キャメル色の毛並みに水色のリボンを首に巻いている。 多紀はいつも枕元で座っているクマちゃんと、その下に畳んであった柔らかく肌触りのいい木綿のタオルケットを抱きしめる。 青と黄色のチェック柄で、両親と住んでいた昔から愛用している所謂セキュリティブランケットだ。 それらに囲まれてふかふかのお布団に入り、少し絵本を読み聞かせるとすぐに多紀はうとうとし始める。 以前までは寝つきが悪かったようなので、精神的に安定してきたなら何よりだ。 しっかり眠ったのを確認して掛け布団を整えて、僕はキッチンへと戻った。丁度お風呂上がりの樹さんがタオルで髪の毛を拭きながらテレビのリモコンを操作している。 僕が温かいほうじ茶を淹れてテレビ前のテーブルに置くと、「お、ありがと」と笑ってひと口啜った。 樹さんは家ではお茶とコーヒーばかりだ。仕事の付き合い程度にはお酒を飲むけど、プライベートまで飲むほど好きでもないそうだ。 僕もお酒は飲めないのでちょっと親近感。もう半月くらいすると、多紀と一緒に漬けた梅ジュースが飲み頃になるから楽しみなんだ。 「多紀は今日も元気だったか?」 「うん。ジュジュの分のホットケーキはあるの?って心配してた」 「ははっ。無かったら半分くれる気かな」 多分ね、と相槌を打ったら樹さんはしみじみと優しいなあと呟いた。 「さてと。俺もメールチェックして早めに寝るかな。ごちそーさま」 「お疲れさま。おやすみなさい」 樹さんが自室に入る足音を聞きながら残りの洗い物を片付けて、自分も休む。 当然ここでも毎晩影時間はある。多紀が象徴化しないのはもちろんだけど、樹さんもペルソナ使いだからか、それとも適性の問題か、普通に棺桶にならずに寝ている。それでも影時間のことは認識していない。 一応シャドウが2人に悪さをしないように、いつ多紀が影時間に目覚めてパニックを起こしても対処できるように周囲の気配を見守っているつもりだけど、現時点ではそんな心配もいらないようだった。
遠足は今週末の金曜日。天気予報では雨の確率は50%といったところで、今日帰ってきたら多紀と一緒にてるてる坊主を作ろうと約束していた。 本日のおやつはいちごババロアが冷蔵庫に冷えている。お湯と牛乳で作れるもので簡単で美味しい。 布団乾燥機を稼働させながら夕飯の下拵えまで終わったところで、多紀がまだ帰ってこないことに首を傾げた。 奥様方が小学生にも子供用PHSを持たせようか、まだ早いか話題に上がっていたのを思い出す。いざという時に連絡がつく安心感は重要だ。 小雨の降る窓の外を眺め、エントランスまで様子を見に行こうかとヤキモキしていたら多紀が帰ってきた。 「ただいまー」 「あっおかえり。ちょっと遅かったね?何かあったの」 「うん。リサちゃんちでね、子犬が生まれたって聞いたから触らせてもらいにいったの」 レインコートを脱いで傘立ての横にある壁のフックに引っ掛けながら、多紀が早口で説明してくれる。 ふわふわの触り心地を思い出したのか「これぐらいでね、茶色くて」と両手で抱える真似をしながら、かわいかった〜なんて笑うから、心配していた僕のほうまで笑顔になる。 中型犬より大きめの体で、毛が長くフサフサした母犬だと言っていたので数ヶ月もすれば子犬もすぐに大きくなるんだろう。 「りょーじも今度いっしょに見に行こう?」 「うん、僕も出来れば抱っこしてみたいな」 おやつの後にお裁縫道具と端切れを出してきて、てるてる坊主作りに取り掛かった。 そのまま吊るすと頭の重さでひっくり返っちゃうからどうしようか、と2人で相談して体の部分に重りを仕込めばいいんじゃない?という結論に至った。 多紀にビー玉を提供してもらって、いくつか綿と一緒に袋詰めして端切れを縫い合わせたマントの中に仕込んだら、顔を描いて首にリボンを取り付ける。 「ジュジュと、りょーじと、ぼくと、じいじとばあばね」 5体のカラフルなパッチワークてるてるが出来上がり、カーテンレールに並んで吊るされた様子はなかなか可愛い。 「これで金曜日は晴れるね」 「うん!」 「樹さんが帰ってきたら見てもらおう」 「どれがジュジュか分かるかなあ」 「きっと分かるよ、多紀がみんなの顔描いたんだもん」 多紀とは逆に、今日は少し早く帰宅した樹さんが感心したようにカーテンレールを眺める。 「へえ。随分イケメンに描いてくれたな」 「だってジュジュいけめんでしょ」 「望月だってイケメンだろうけど。タレ目と吊り目の違いか?」 樹さんのてるてる坊主はキリッとした印象で、ピアスも忘れずに描かれている。僕の顔はぐりぐりした目の横にホクロが描いてある。ちゃんと黄色いマフラーも多紀が首に巻いてくれた。 久しぶりに皆揃って夕飯を食べながらリサちゃんちの子犬の話になった。 「多紀は犬が好きか。うちの実家にも白い雑種の、ももがいるぞ。覚えてるか?」 「…いぬ?お鼻がピンクの子?ジュジュが撮った写真があった」 「そうそう。もう今年10歳だからおばあちゃんだけどな。まだまだ元気だって聞いてるから夏休みに会えるよ」 「うん。ぼくのこと覚えてるといいな」 「ももちゃんかあ。僕も仲良くなれるかな」 野生の本能なのか、動物全般に僕はあんまり好かれない。そもそも近くに寄り付かないし、威嚇される時もある。怯えさせないようにしたいんだけど。 僕と眼を合わせられるコロマルくんの度胸はすごかったなあ、なんて記憶の中の白い犬を思い浮かべた。 「飼いたいなら…うちでも飼えるんだぞ。ここのマンション中型犬までなら大丈夫だし。猫だっていいけど」 「えっ。…ええと、そっか。でも、もうちょっとちゃんと考えてみる…」 多紀は最初に分かりやすく目を輝かせたけれど、ぐっと踏み止まって大人みたいな対応をした。確かに命を預かる責任が生じることだ。 「ああ。よく考えて、どんなことが必要か勉強しておこう。そうすればきっと出会うのに相応しい時に会えるよ。こういうのも縁だからな」 叔父さんに頭を撫でられて、多紀は嬉しそうに頷いた。
ついに遠足当日。朝のお天気は薄曇りで、念の為の折り畳み傘だけで済みそう。 お弁当は前日から練習してみたけど微妙なヒーホーくんキャラ弁。まだこの時代には100円ショップを探してもそれほど種類豊富なお弁当グッズが売ってないので、ちょっと苦戦した。 海苔とスライスチーズでフロストの顔を作り、体はミニハンバーグ。彩り重視で卵焼きにウィンナー、ブロッコリーとミニトマト。仕上げに保冷剤代わりの、冷凍にした小さいゼリーを添えて。 小さめのおにぎりを2つ入れたら準備完了だ。出来栄えは食べる時のお楽しみね、と多紀には言ってある。 おやつは多紀の好きなお菓子と水筒には麦茶。これだけで小さな体には結構な荷物だ。 「忘れ物はないかな?」 「えーと、うん。みんな入ってる」 「よしよし。じゃあ気をつけていってらっしゃい」 「うん。いってきます」 多紀が靴を履いていると洗面所から樹さんが慌てて玄関までやって来た。 「待て。俺にいってきますのチューは?」 「チューなんていつもしてないよ」 呆れながら多紀は膝をついて屈んだ樹さんにハグをしてあげる。ぽんぽん、とリュックを背負った背中を叩いて樹さんが「楽しんでこいよ」と笑った。 笑い返して頷いた多紀を送り出すと樹さんが身支度に戻る。僕は彼にトーストとコーヒーを用意して、後はお弁当の残りおかずで朝ごはんとする。 「てるてる坊主のご利益があったな」 「そうだね。帰りまで保てばいいけど」 照ってはいないが朝から土砂降り、なんてことにならないだけ御の字だ。 たくさん作った分の効果があったのかな。
金曜日はお肉セールの日。豚コマと鶏挽肉を買ったスーパーの帰り道に「望月くん」と声を掛けられた。声がした生垣の方を見ると、先日の紫陽花の老婦人が手招きしている。 「榊さん。こんにちは、先日は綺麗な紫陽花ありがとうございました」 「いえいえ、どういたしまして。それでね、今日も良かったらなんだけど」 今度はやや小さく、もこもことした可愛い白色の紫陽花をくれた。 「紫陽花の花言葉は移り気なんて言われるけど、てまりの種類には家族や団欒なんていうのもあるの。白い紫陽花は寛容とか一途な愛情。色や形で様々な花言葉があるのも魅力ね」 「そうなんですね…家族か。うちにぴったりです」 「でしょう?それとね、これはお裾分けなんだけど。ちょっと時期はズレちゃったけど美味しいものは変わらないわ」 渡された紙袋の中を見ると柏餅だ。葉っぱが緑のと茶色いのがあって、中身の餡が違うのだそうだ。こし餡と味噌餡。どっちも美味しそう。 「わあ、今年の端午の節句はもう終わっちゃってて、お祝いできなかったので嬉しいです。ありがとうございます」 「よく行く和菓子屋さんのなんだけど、まだ柏餅売ってたから買って来ちゃった。多紀ちゃんによろしくね」 ぺこり、とお辞儀し合ってまた歩き出す。我が家はみんな甘いもの好きだから、洋菓子和菓子関係なく喜ぶ。 空を見上げると雲は厚いものの、まだ雨は降らなそうだ。多紀が遠足から帰ってきたら柏餅でおやつにしよう、なんて考えながら家路を急いだ。
貰った白い紫陽花は壁際のキッチンカウンターに飾った。花瓶も可愛らしく小ぶりな桜色にして、部屋も明るくなったようで見ていると和む。 「ただいまー」 玄関が開く音のあと、すぐ元気な声が続いた。 「おかえり。遠足どうだった?」 「楽しかったけど、ちょっとバス酔っちゃった」 「あれ。酔い止め効かなかったかな」 「帰りは平気だったよ」 「そっか。良かった」 話しながら多紀がリュックからゴソゴソと取り出したのは空のお弁当箱と水筒。それからやっぱり全部空になったお菓子袋。 「おべんと、ごちそうさまでした。みんながねー、すごいってほめてくれた」 「おお!ひとまず安心したけど、個人的にはクオリティがいまいちなので…次に頑張るね」 「そなの?上手だし、おいしかったよ」 「…うちの子って、なんて良い子なんだろ」 首を傾げる愛くるしさにぎゅーっと抱き締めると「わかったわかった」と腕をぽんぽん叩いてあしらわれる。さっさと抜け出した多紀は手を洗いに行ってしまった。 真似してるのか無自覚か、仕種が叔父さんに似てきたなあ。 「お皿のね、絵付けたいけんしてきた。焼いてから学校に送ってくれるんだって」 「へー!なに描いたの?」 「ひみつ!」 笑いながらリビングへ入って、てるてる坊主に「雨ふらなかったよ、ありがとう」なんてお礼を言ってる。それから白い紫陽花に気づいて顔を近づけた。 「あれ?新しいのだ。きれいだね」 「さっき買い物帰りに榊さんに会ってね、また貰ったの。それと多紀にって柏餅も貰ったよ」 「かしわもち!こどもの日に食べるやつだ」 「みんなで住み始めたの大型連休過ぎてたから、お祝いしそびれてたよね。お祝いといえばお誕生日も!来年は盛大にやろう。ケーキ作っちゃおう」 「うん。その前に2人のたんじょうびだと思うけど…ジュジュは夏生まれだって言ってた。りょーじは?」 「僕?うーん僕は…秋生まれかなあ?」 正直、誕生日も歳もよく分からない。どこから数えたらいいのかも曖昧だ。 強いて言うなら、君にファルロスとしてお別れを言った朝の、次の日なのかなと思っている。そこから今の僕が形成された。もう随分昔のことみたいだけど。 「じゃあ、きせつが変わるたびにお祝いできるね。ケーキぼくも手伝う!」 にこにこ笑った多紀が、はたと思い出したように紫陽花を見上げた。 「あじさいのおばあちゃんにお礼したいな」 「そうだね。一緒にお菓子か何か作って持って行こう。ケーキの予行練習でもいいよ」 またひとつ、数日先、1年後までの約束と楽しみが増えた。こんなことの積み重ねで幸せが作られていくんだろうな。 柏餅は、こし餡と味噌餡どっちにする?と訊いたら迷うことなく「どっちも!」と答えるところは子供らしいというより多紀らしい、と笑ってしまったけど。 「ジュジュに半分ずつあげるの。どっちも食べたいでしょ」 「そうだねえ。樹さんも両方食べたかったーってなるよねえ」 樹さんがまた喜んじゃうなあ、と子供特有の猫っ毛でサラサラの髪の毛を撫でた。 柏餅を食べながら、教わった紫陽花の花言葉について話し合う。多紀は興味を持った様子で、今度学校の図書館でお花の図鑑を借りてくると言っていた。 まんまるで、人の心を和ませる。そんな世界一の団欒が作っていけたら良いなあ。 ささやかで壮大なことを願いながらエプロンを付け、夕食の準備に取り掛かった。
このお話の時代考証というか、どこまで詳細にやったらいいのか悩みまして、結論。 ファンタジーミレニアムにすることにしました。この時代にまだそれ無いじゃない…? とか色々挙げればキリがないのと、この望月さんは全部体験はしていなくとも 令和まで知識として知ってるという未来人っぽさを醸し出してもらおう!という…。 チートなハウスキーパーというより所帯染みた専業主夫になってますが 子主さんにいろんな体験をさせてあげたいものです。 叔父さんはマキちゃんと友達以上恋人未満のいい感じになってて欲しい もうお前ら早く付き合っちゃえよ!(願望)
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irodoru60sw · 3 months
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2024/3/11
「新作と今後のこと」
新作のコサージュ&プチフールたちはさっぱりフレッシュな春色が揃いました。
今年は個人的にミントグリーン系を推していて、自然と手に取るのはそんな色ばかり。トレンドカラーはどうなのか分かりませんが、自分が好きだと感じるものを直感的に選びたいと思っています。
素材遊びが楽しいプチフール(画像4段目)も可能性はまだまだ尽きません。ブローチまたはチョーカー・ネックレスにて準備中です。
いよいよ13日(水)よりお披露目いたします。
博多での出店がもう遠い昔のように感じるのが不思議。半年ぶりの西宮、気持ち新たに迎えたいと思います。
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3月13日(水)~3月19日(火)
at 西宮阪急2階 アクセサリーイベント
10:00~20:00(最終日は19時閉場)
※作家が毎日店頭に立ちます
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モロッコ製のかごバッグが手に入りました。
5,6年ほど前からいくつか制作してきたirodoru-のかごバッグ、覚えているでしょうか?今年は久しぶりに制作予定です。どんなデザインにしようかなあ♪
4月末まで出店がほぼ隔週で続きます。仕事のお話をいただけるのは大変ありがたいことなので、あとは体調だけ気を付けながら、無理せず丁寧にこなしていこうと思います。(実は昨年は救急車騒動があったので^^;)
そして5月には今年もアトリエでのイベントを企画してお���ます。展示販売会に加えて、今回は初めての試みがあります。こちらはまた改めてお知らせいたしますので、どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。
アトリエ入居からもう15年なのです。
そろそろ自分の役目や今後についても考え始める時期でしょうか。世の中色々ありますが、ひとまずものを作る身として、意味のある日々を送れるようにと願います。
→2024年のスケジュール (←5月まで更新)
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ichinichi-okure · 3 months
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2024.2.29thu_tokyo
2/29 うるう年 展示前の1日は大体深夜から
来週から台湾でのイベントに参加してその次の週は毎年になっている京都での展示だ ちょっと詰め込んだなと思うけどたまにはしゃかりきしてみよう と詰め込んだ でもちょっと今焦っている やばい
私は絵を描くときに捗るのはどうしても深夜で夫も街も寝静まった深夜が自分にとってのゴールデンタイム 急にやる気がでる このやる気を日中に出すことはできないのかと何度か試したが どうしても無理そうなのでもうやめることにしたのだ
朝は夫のお弁当とご飯 最低限の家事だけをして 犬の散歩 その他は途方も無いあても無いことをぼんやり考えたり お弁当の残りの昼飯 厳密にいうと昨日の夕食の残りを食べ コーヒーを飲んだり そのうち眠くなって あぁ今日 日記があるから活動するぞと意気込んでたが あたたかい生き物を抱っこしてると 同じように眠ってしまった またやってしまった。。
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あまりにも何もない1日を過ごしているので コロナの時に台湾に行って自粛した経験を少し
台湾での初めての個展の時 世界中がコロナになった とても楽しみにしていたから悔しすぎて 何とかして行けないかな と調べてみたら 展覧会はビザがあればいけるかもとのことで 台北駐日経済文化代表処に連絡することにしてみた
毎日電話をかけ続けるが 何日も繋がらない状況 もう諦めようとした時に何とか繋がる 口頭でのみで必要書類をダダっと伝えられ 約束の時間が決まる  ここで何かひとつでも不備があるとビザは降りない なんと恐ろしいシステム 本当にひやひやした この時ほどせわしく動いた自分はその後みていない
無事ビザは下りたが飛行機はJALしか運行しておらず さらに台湾は規制が厳しかったため乗っている人は本当にわずか  ベテランぽいキャビンアテンダントさんが  どの席も自由に使ってくださいねー!とテンション高く言うので 乗っていた人はみんな一人一列を使ってほぼ寝転んだ状態で台湾へ 特殊な時間にみんなハイなテンションだった
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●本当にガラガラ
公共機関は使えないので 体中を消毒され高級な専用タクシーに乗り 台中へ ギャラリーの宿に着きそこから二週間の隔離 空港でSIMを買ったので教えてもらったウーバーとギャラリーのスタッフからの差し入れと カセットコンロで時々自炊しながら生活 手洗いのバスタオルの洗濯が一番大変だった 脱水と言う苦行
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●台湾の自粛中に配布されたもの
しっかり電話番号にGPSを紐付けされていたので絶対に出ることはできないし 楽しみが めし になっていたのでウーバーで台湾ご飯を食べまくり(とても太った) 展示準備をしながら 毎日ひたすらいろんなことを考えた 世界に自分しかいないような感覚だった 孤独だけどとても自由でもあった あれ楽しい?
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●台湾のウーバーは個人店のものも沢山あるので本当に楽しい あとバイクだから温かいのがいい
起きては熱を測り警察の方にライン(時々寝坊して怒られる日本人) 展示の準備 ウーバー youtube ラジオ 家族や友達と電話 また物思いにふける その繰り返し
隔離期間中ちょうど誕生日も迎えたので ギャラリースタッフがエレベーターを駆使し 無人でスタバのケーキを届けてくれた スタバのケーキうまっ と初めて食べるスタバのケーキに感動したことを覚えている
隔離期間を終え外に出ると 見えるもの全てがキラキラして見えた 一人が平気な自分だけど二週間外に出れないのはさすがに限界が来ていた
搬入された作品をみて ギャラリーの一心くん葉ちゃんに心からありがとうと言う言葉が出た なぜか涙が出た 自由って素晴らしいのな 深夜で店はやってなくファミマでビールを買いにいく(台湾のファミマは全家・チュェンジャーっていいます) もう何やっても楽しかった ウーバーも差し入れもありがたかったけど 自分で選ぶ、買いにいく。出かけるって楽しい
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この時折角だからと三ヶ月台湾にいたのだが 外国人もほとんどいなくって珍しいから色々な人に話しかけられたり誘ってもらったり そのおかげでとてもとても濃厚な時間を過ごした
友達もできて実家の旧正月のバーベキューに参加し泊まったりと 台湾にいると日本にいるより随分積極的な自分にいつも驚く
台湾はいつのまにか自分にとっては第三の故郷になった もう台湾に行くと ただいまーという気持ちになる
その後何度も台湾に行ったけど コロナの時の経験はやっぱり一番印象に残っている
普通の会社員だった自分が なぜか今絵を描いて 台湾に行ったり 他府県に行ったり まだそのことが今もとても不思議で楽しい 最初どうだったけな 不思議に思いながら マイペースに活動を続けている 東京に住んでいることもまだ不思議な気持ちまだ抜けないけど
それにしても最近の私は本当こもりすぎてるな 活動的にならねばとこの時を思い出しながら  呪いの人形みたいなってきた髪の毛も切りに行かないと
うん、もうちょっと外に出ようと思います。春だなぁ
-プロフィール- yuktamura 東京 イラストレーター https://www.instagram.com/yuktamura/
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shintani24 · 4 months
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2024年2月11日
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3800円ラーメンも…ニセコの海外客バブル 人材確保へ時給も高騰で“出稼ぎ”も(テレ朝news 『サンデーステーション2月11日』より)
今、中国などでは「春節」の大型連休真っ只中。日本を訪れる中国人観光客を取材すると意外な目的地が見えてきました。
■「流氷ツアー」「早咲きの桜」中国人観光客に異変
きょう11日、静岡県河津町。間もなく満開を迎える河津桜を見に多くの人が訪れていました。
桜をスマホで撮影しているのは中国・広州から来日したという3人家族。土産物にも興味津々…
中国広州から来た家族 「私が好きなおやつなんです。日本のおやつが大好きなんですよ」
でも一体なぜ、ここに来たのか聞いてみると…
中国広州から来た家族 「(SNSで見て)わたしが思った景色と全く同じでした。(ここは)人気だけど混みすぎてなくていい中国の景勝地は大変混んでいるからね」
10日から始まった中国の旧正月・春節。延べ90億人が移動すると言われていますが、日本に来る中国人観光客は…コロナ前には戻っていません。上海から来たこちらの男性に聞いてみると…
上海から来た家族 「外国旅行する人はコロナ前より少なくなりました。特に団体旅行が減りました。個人旅行が好きな私にとってはいいことです。北海道に行きます。砕氷船に乗って流氷を見に行きます。」
この日、男性は家族と共に北海道へ…
上海から来た家族 「紋別に着きました。流氷が漂う地域です。これから砕氷船に乗ります。」
流氷の中を突き進む砕氷船に乗りこみ、いざ出発。夕陽の中を進む船。幻想的な風景が広がります。
上海から来た家族 「北海道の雄大さとワイルドな一面を見ました。とても良かったです。北海道は3回目ですが、また来て色々な季節の魅力を楽しみたいです。」
札幌雪まつりは、この日が最終日。大谷選手と愛犬デコピンの雪像は大人気で、多くの人がカメラに収めていました。函館朝市にも、活気が戻ってきました。
坂詰怜記者 「この場所すごい人ですね。函館朝市のイカの釣り堀なんですが、ぐるーっと取り囲むように50人ぐらいが行列を作っています。」
店員 「春節と重なって3連休ですよね、日本人も外国人もたくさん来てきのうからにぎわっている。私たちも久々ににぎわいを味わっています。」
■3800円のラーメンも…ニセコで“海外客バブル”
国内屈指のスキーリゾートとして、近年、海外の富裕層から熱い視線が注がれているニセコエリア。
佐々木一真アナウンサー 「こちらはニセコエリアの駅なんですけど、こちらのタクシーは足立ナンバーですね」
ニセコになぜか東京のタクシーが…。実は去年12月、ニセコ町と地元のハイヤー協会などが連携し、東京などから車両と運転手を派遣する実証実験を始めました。ニセコの道を走ったことがない運転手は…
札幌から来たタクシー運転手 「アプリで降車地とかを設定しているので、英語をしゃべれなくても仕事には全然支障ないです」
外国人を中心に利用者は増え、今や一日平均180件以上あるといいます。
佐々木一真アナウンサー 「北海道ニセコエリアにあるスキー場です。リフト乗り場はご覧の行列となっています。ほとんどが外国人観光客の方でして日本語が聞こえてこないほどです」
香港からの旅行客 「パウダースノーがあるから来ています。最近来たのはクリスマスで1年に3回来ています」
佐々木一真アナウンサー 「こちらはスキー場にあるレストランですが、カツカレーは1つ2400円で販売されています」
醤油やみそラーメンは1900円。かにラーメンはその倍の3800円。それでも外国人は…
アメリカからの旅行客 「日本円が安いので(このポテトを)余分に買い増した。ここは安いと思います。とてもうれしいです。」
一方、2400円のハンバーガーを食べている日本人は���
札幌からのスキー客 「高いですよね!倍以上の相場だと思うので。旅行に来た気分で割り切って食べています」
なぜここまで価格が上がったのか…スキー場の担当者は…
ニセコHANAZONOリゾート 上原子次郎ゼネラルマネージャー 「もちろん食材費ですとか燃料費の高騰もありますけど、人件費(の高騰)もあって(時給)2000円を超えている職種もありますね。札幌市内で同じ人を雇うより何10%も費用はかかっていると思います」
実は今、ニセコでは、現地で働く人材の獲得競争が起きていました。
青森県から働きに来た 坂野真由美さん(37)「待遇に関しては、このホテル内できちんと食事や衣食住がついているのですごく助かっています」
佐賀県から働きに来た 於保由理華さん(27)「すごく良くしていただいて、しっかり住む所も管理されているのでありがたいなと思います」
ニセコエリアにあるこちらのホテル。3月までの繁忙期を乗り切るため、期間限定で働くスタッフに手厚い待遇をしているといいます。
トリフィートホテル&ポッド ニセコ 高橋寛 支配人 「こちらのお部屋ですけども、お客様にご提供はしているのですが、この時期は派遣スタッフの方にもご利用いただいています。他のホテルも当然人を確保しなきゃいけないわけですので、差別化をはかる意味では、やはり待遇面にしっかりサポートしていきたいと思っております」
それだけではありません、当然 給与についても…
高橋 支配人 「働く方の募集の費用ですね、(時給)100円から200円上げております」
派遣会社に支払う時給は、去年より引き上げ、現在1800円から2000円だといいます。このホテルでは、去年夏から人材獲得の準備を始めた結果、今シーズンは11人のスタッフを採用することができました。
高橋 支配人 「稼働率に関しましては、この期間(春節)だけ数字で見ると高くなってますね」
スタッフが確保できたことで、連日ほぼ満室が続いているということです。
高橋 支配人 「働く方がいなくては、当然ご利用いただく方というのは増えませんので、まずはしっかりと働く方をサポートしてお客様に喜んでいただける施設にしたいと思っております」
去年11月からニセコに働きに来ている25歳の男性。外国人のルームメートと会社の寮で暮らしています。
千葉県出身の男性(25)「日中はレンタルショップでスキーとかスノーボードの貸し出しをやっていて、夜空いている時間で日本食レストランで働いています。本業(レンタルショップ)の方が時給1600円で、夜の日本食レストランの時給が1800円。時給1800円は、東京とかで探しても見つからないと思うので」
ニセコで働く一番の理由は、高い時給です。
千葉県出身の男性(25)「どこか高いところがあったら、他は上げないと、そこは人が来なくなってしまうので、来年になったら、時給2000円の求人がもっと出てくるかなと思ってるので」
仕事の合間に大好きなスノボを楽しめたり英語の語学力が自然と身につくのも、ニセコへ毎年来る理由だといいます。
千葉県出身の男性(25)「やっぱり外国人の方が住み込みだったり、観光で来てくれるおかげで冬の間、街が盛り上がって、たくさん働けてたくさん稼げる。これが外国人いなかったらこういうふうにはなっていないだろうなと思います。」
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ごみの山、住民途方に 「いつ片付け終わるのか」 4市町で59年分・能登地震(時事通信)
能登半島地震では多くの家屋が損壊し、解体などで出る災害ごみは、石川県の推計で244万トンに上る。
被災地の全市町に仮置き場が設置されたが、地震で車が壊れたり、遠方に避難したりして片付けに着手できない人も多い。特に被害の大きかった半島北部の4市町では、通常のごみ排出量の59年分に相当するといい、住民は途方に暮れている。
同県能登町では5日、被災自治体で最後に仮置き場が設置され、ごみを持ち込む車で渋滞が発生した。木くずや瓦を捨てに来た女性(75)は「きょう来るのは2回目。ようやくごみを出せてうれしい。また来るつもり」と話した。
1万棟以上の建物が全半壊したとみられる珠洲市では1日に設置されたものの、1週間以上たっても乗り入れる車はまばらだ。市の担当者は「(震度6強を観測した)昨年5月の地震と比べて少ない。道路状況が悪く、ごみを持ち込めない人も多いのでは」と推測する。
市内では倒壊したまま手付かずの家屋も目立ち、道路脇にはがれきが山のように積み上がっている。壊れたテレビなどを持って来た男性(65)は「まだまだ捨てる物がたくさんある。人の手を借りないと半年ぐらいかかりそうだ」とこぼした。
輪島市は市民の負担を減らすため、委託業者が民家の前に置かれたごみを回収する方式を採用した。漆塗り職人の男性(60)は、長距離バスで避難先の金沢市から自宅兼店舗の片付けに来たが、「帰りのバスの時間もあり、1日3~4時間しか作業できない。週末にまた来るが、いつ終わるのか」と頭を抱えた。
県は仮置き場の増設や、建物の公費解体を進めるなどし、2025年度中の処理完了を目指している。
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itocaci · 5 months
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online shop "小寒" update 〜 年始のささやかな行事にまつわる苦い思い出
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こんばんは。
さて、暦では今日から"小寒"を迎えた。
あと1ヶ月もすれば暦では春を迎えるのだけど、冬の本番はこれから。
実際に、小寒から立春の前日、つまり大寒の最終日までを「寒の内」と呼び、厳しい寒さの続く時期とされる。
天気予報を見ると、昨年の寒波に比べるとまだまだ過ごしやすい日も多いけど、月曜はかなり気温も下がりそうだ。
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さて、年始もひと段落つき、徐々に仕事や学校も始まる頃。
とはいえ、明日は七草粥を食べたり、鏡開きがあったり、十日戎にどんど焼き。
正月は終わっても、ささやかな祝い事や行事が続く時期でもある。
そんな季節なのだけど、幼い頃の僕にとっては、この時期の神事やイベントはどれも苦い思い出が勝る。
まず、一番に思い出される辛い思い出の一つに、どんど焼きがある。
これは地方によって呼び方が変わるようなので、もしかすると聞き馴染みのないかもいらっしゃるかもしれない。
ちなみに、僕の地元ではどんど焼きのことを三九郎と呼んでいた。
小学生の頃だと、様々な地区行事があって、それに参加したものだけど、僕はこの三九郎の準備が年間を通じて最も嫌だった。
年明け、冬休みの最終日の午後、寒い中地区を歩いて回って、正月に飾ったしめ縄や門松、書初めなどを各家庭から集めて、それで櫓を組む。
冬休みが1日減ったような損をした気分になると同時に、大抵雪がちらつくような天気の悪い日というイメージが強い。(これは僕がこの行事が嫌すぎて、勝手にイメージを作り上げているだけかもしれないけど。)
組んだ櫓に火をつけて燃やすのだけど、しめ縄や門松の神様を煙に乗せて見送る神事だそうだ。
この時期が近づくと、街のスーパーには柳の木が売られ、その柳の木の枝に繭玉と呼ばれる餅をつけて、燃える櫓に近づき餅を焼く。
この時の煙が目に染みるし、繭玉も煙臭くて、正直美味しいと思ったこともない。
今は会場も変わったのかもしれないけど、僕が幼い頃は、近所の田んぼで開催されていた。
長野の冬は、連日氷点下まで気温が下がるので、夜に地面は凍り、昼になると火があたりそれが溶けてぐちゃぐちゃになる。
そんな足元も悪い中で、煙に燻されて、餅を焼く行事のどこか楽しいものか。
今思っても辛い思い出しか思い出せない。笑
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このお祭りそのものは全国各地で開催されているそうだけど、大学に出てからというもの、この光景をほとんど見たことがない。
地元にいた頃には、あちらこちらでこの櫓を見かけたものだが。
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そして2つ目が年明けの行事に厄祓いがある。
我が家は新年、年明けに毎年決まったお寺に厄除け祈願をしに行っていた。
これも冬の凍てつく寒さの中、お堂で数十分正座をして祈祷を聞くという、正直かなり僕にとってはハードなイベントだ。
これはまあ、僕の家に限ったお話なので、他の方との共有は難しいかもしれないけど、毎年1月半ばの日曜の午後。
この厄祓いの祈祷に連れてかれていたのだけど、今でもこれには参加したいと思わない。笑
そして、3つ目。
明日その日を迎える七草粥だ。
各家庭で味付けも変わるし、お客様と話していると好きだという方もいる。
でも僕はこの青臭いお粥が昔から苦手だ。
僕の家はシンプルにお粥に七草を入れて塩で食べるスタイル。
昨年、久しぶりに作ってみたけど、大人になっても苦手なままだった。
とはいえ、多分、僕は明日は七草粥を作るのだけど。
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思い返すと、小寒の頃に行う行事にはどれも良い思い出がない。笑
でもまあ、あの頃を思い返すと、どれも可愛らしい思い出として蘇ってきて、懐かしさは感じるのだけど。
時代が変わり、行事の形も変わってきた昨今。
まだ三九郎は行われているのだろうか。
うちの母は意外とこういった行事にはマメで、きちんと参加するようなタイプなのだけど、いまだに繭玉を作っていっているのだろうか。
そおゆうところは、本当に素敵だと思っている。笑
今度会った時に聞いてみようと思う。
そんな感じで、細やかなイベントが各地で行われる頃。
今回はそんな祝い事やイベントを思って、装いにもちょっと華を添えるようなイメージでアイテムをピックしてみた。
嫌で辛い思いでも多いけど、こうして長年続く風習には興味があったり。
側から見ている分には微笑ましかったり。
今回はそんな懐かしさやその頃の苦い思い出を思い返しながら、でもそんな日々を装いでちょっと楽しく過ごせるように。
そんな気持ちでアイテムをピックしてみたので、ぜひご覧になってみてほしい。
それでは次回もお楽しみに。
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popeye--softtennis · 5 months
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新年あけましておめでとうございます🎉2024年もよろしくお願い致します❗
謹賀新年🎍新年あけましておめでとうございます❗
POPEYEソフトテニスです😊
〜POPEYEソフトテニスとは〜  ・平均年齢:28歳  ・男女比 :5:5  ・テニス歴:平均6年間程度(中高部活経験者多め)  ・活動場所:新宿区、杉並区、港区など
といった社会人が”楽しくたまにガチで”ソフトテニスをすることをモットーにしているサークルです👍
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2024年になりましたね🐲
今年も昨年に負けないくらい活動していきます💪
いきなりこの記事を読んだ方からすると、
昨年はどれくらい活動したんだ・・?
と気になるかもしれません🤔
そんな今回は、POPEYEソフトテニスの2023年の活動実績をご紹介します❗
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まず最初に当サークルの活動内容は以下になります。
・通常練習(土日)🎾
・平日練習🎾
・1日練習🎾
・合宿🚗💨
・その他テニス以外の遊び🎡
ソフトテニスサークルなので、練習はもちろん❗
それ以外にも、メンバー同士が交流する機会として合宿やテニス以外の遊びを定期的に行っております😁。
※これらは全員強制参加とかでは一切なく、参加したい人が参加したいときだけ参加するものとなっております👍
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では一つ一つご紹介していきます❗
・通常練習(土日)
 44回
 ほぼ毎週1回練習🎾してました😊
 毎度初参加の方がいて、毎度新鮮な気持ちで活動できました👍
 よく聞かれるのですが、
 初参加の人は基本的に一人参加の人が多く、
 友達同士で参加している人もちらほらとなります(^^)
 ※POPEYEソフトテニスに参加した一日はこちら
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※乱打とか自由に打つことはもちろんやりますが・・
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※前衛・後衛の基礎練習を行ったりもします😊
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※練習中参加者同士話すシーンが多いためか、毎度練習🎾終わるころには、初参加?何回もきてない?っていう方もいます(゚д゚)!
・平日練習🎾
 12回
 土日だけでは打ちたりない❗というメンバーのためというよりは、
 シフト制で土日だと日程があわないよ❗というメンバー向けに開催👍
 昨年の後半から2回/月🎾程度でやってました😊
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※シフト制の人からすると休み、土日休みの方からすると仕事終わりにテニスをするという爽快感🍃が最高です😊
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※この動画は、POPEYEソフトテニスの公式Instagramで公開してます🎥
・1日練習🔥
 5回
 8時間ぶっ通しでテニスをやる会🎾
 翌日筋肉痛になるメンバー🙈が多いですが、一日が終わったときの達成感がたまりません❗
 こちらは今年もっともっとやっていきたいですね❗
 ※1日練習の様子はこちら
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※一日(8時間)ということもあり、普段できない大会と同じ7ゲームとかやったりします👍
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※この動画は、POPEYEソフトテニスの公式Instagramで公開してます🎥
・合宿🌸
 2回
 テニスを2日間ぶっ通しでやるイベント🔥
 テニス🎾だけでなく、夜の宴会🍻も醍醐味😊
 2023年からコロナが緩和された感があったので、
 2回に増やしました❗
 ※合宿の様子はこちら
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※2023年は春、夏やりました❗
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※遠方に行ってテニス🎾をするのは、旅行と一緒でワクワクします( ^ω^)ワクワク
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※何よりみんなで食事の準備をするのも楽しいです🍴
・暴(忘)年会🎾🍻
 1回
 忘年会🍻に、テニスの練習🎾を混ぜた当サークルのイベント😊
 「そりゃ1回でしょ❗」とツッコまれますが・・笑
 一年を楽しく笑って過ごせた🤣と実感できる回になります❗
 ※暴年会の様子はこちら
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※楽しく一年を終わりたいはずなのに、頭をかしげるようなプレーをするメンバーもいました😁
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※2023年は初めてインドアコートでテニスをしましたが、メンバー全員テンションがあがってましたね😊
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※2023年の暴年会飲みの部はスペースを借りて、飲み食いしました😊
 スペースで準備しているメンバーは先んじて、0次会を・・・ニンマリ
・テニス以外の遊び|スノボー🏂
 4回
 当サークルのメンバーは、ソフトテニス以外のスポーツも好きなメンバーが多いです❗
 その中でもスノボー🏂(一部スキー🎿)は結構人気です😊
 冬になるとテニスはそっちのけで、山にこもるメンバーもいます笑
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※リフトの後ろ姿っていい感じですよね・・❗シミジミ
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※テニスよりスノボー派のメンバーもちらほら・・
・テニス以外の遊び|ディズニー🎡
 4回
 当サークルのメンバーは、ディズニーが好きなメンバーが多いです❗  ディズニーランド🎡はもちろんですが、  ディズニー関連で何かしらイベントがあったら、  好きなメンバーで行ってたりします❗
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※ポップコーンが好きすぎメンバーが多く、いつもポップコーンだらけになります🌽
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※みんな大好きイッツ・ア・スモールワールド🎎
 休止に何度かあい、悲しい想いもちらほら・・
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※シンデレラ城🏰の写真はどこから撮る📷のがいいか、よくメンバー間で議論します笑
上記はほんの一部ですが、テニス以外の活動ではこちらの記事にまとめてますので、
よろしければ御覧ください👀
※当サークルのテニス以外の活動はこちら
なかなか活動しましたね(`・ω・´)
今年はこれに負けないようにしっかり活動していきます🔥
もしこちらの活動にご興味を持たれた方は、
ぜひ一緒に活動しましょう❗
POPEYEソフトテニスでは、一緒にソフトテニスを楽しめるメンバーを募集してます✋
▼POPEYEソフトテニスについて
・平均年齢:28歳
・男女比 :5:5
・テニス歴:平均6年間程度(中高部活経験者多め)
・活動場所:新宿区、杉並区、港区など
・メンバー:幅広いポジションの方を募集してます!
※久しぶりにソフトテニスをしたい方、運動不足を解消されたい方大歓迎です❗️
▼メンバー募集条件
・男女不問/中学部活3年以上経験者
・協調性のある方
 ※ブランクありの方大歓迎です!
★禁止事項☆
・宗教 / ネットワークビジネス勧誘、またそれに関わる方🚫
・その他メンバーに迷惑をかけるような振る舞い / 営業活動💼
・他社会人サークル/クラブへの勧誘🙅
・大会出場ペア探し目的での参加❌
メンバーにはインターハイ🎾・国体選手💪などもおりますが、
気軽😜に楽しみ、たまにガチ😡で楽しんで活動しておりますので、
ぜひぜひご連絡ください❗
▼メール📨でのお問い合わせはこちら
▼各種SNS📲でもお問い合わせできます
https://linktr.ee/popeye.softtennis
▼POPEYEソフトテニスお問い合わせフォーム
https://popeyesofttennis.wixsite.com/welcome/contact
みなさまのご参加🎾お待ちしてます🤗
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mntzk3na · 5 months
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12月29日。世間は新しい年を迎える準備でそわそわしている時期。こんな真冬の12月でも、温かくて幸せな日があるんだということを教えてくれた日。今年で27回目の誕生日。さなにとっては、初めての誕生日を迎えました。みんなからたくさんのお祝いALT、画像メッセージ、手書きメッセージ、ヘッダーに居させてくれて、ありがとうございました。一つ一つ大切に抱き締めさせてください。胸を張って言えます、今日は世界で一番の幸せ者です。年末の誕生日って忘れがちやなってマイナスなイメージを持ってた���ど、ちょうど一年の終わり頃やし一年を振り返られるということに気づいたので、ここを読んでくれたあなたには、今から「さなの一年を長文で振り返ろうTumblr」を捧げます。なんでやねん!ってツッコミは無しで(笑)。温かい目で読んでくれたら嬉しいです。
みんなにとって春はどんな季節?出会い?別れ?自分は、「好き」が分からなくなった季節。強要される時間と毎日何度も好きを伝え合い、自分の中の「好き」の価値が低くなっていく日々。あなたのことが好きなのに、好きって思ったときに伝えるのはだめかな?その人のことが好き。好きなのに、そのとき好きやなって思ってなくても好きって言う。やから、好きが分からなくなりました。そのまま逃げるように消えた自分を追いかけることもなく、すぐに他の人を作りそばに居れば誰でも良かったその相手とは縁を切りました。今年は別れの季節になりました。桜とともに散ろうと思ったけれど、新たな一歩を踏み出すことを決めました。今いるこの場所が、さなの居場所です。
ジメジメした梅雨時期はいつの間にか終わり、蒸し暑い日が続いて何度もアイスを溶かした季節。どれくらい暑かったかと言うと、蝉の鳴き声を聞き飽きたってくらい。頭が回らなくてぼーっとすることもあったけれどここに来るのが楽しみになっていた。素敵な出会いに恵まれて一つ一つ大切な思い出を作ることができました。ありがとう。気になっていたスタバの期間限定メニュー、やっと見つけたブルガリアアイス、CASにお邪魔したり、もっと言葉を交わしたくて思い切って数年ぶりのkakaoもダウンロード。エアコンの効いた部屋でダラダラとお話したね。変化もあったけれど、変化も安泰に変わっていった季節でした。
真っ赤な景色も、落ち葉の掠れた音も、独特な銀杏の匂いも、今年はなんだかあまり感じられなかった季節。それもこれも残暑のせい。秋って微妙やって言う人もいるけどあなたはどう思いますか。短いからこそ良かったりもするし、服装に困る気もする。三年ぶりにある場所に行き、活力が湧いてきたりもしました。kakaoはこの頃から電話という形に変わっていって。マイペースな自分にとって、リアルタイムで交わす言葉たちは新鮮で悪くないなと思いました。一緒に話してくれたあなたへ、ありがとう。私生活で若干もたもたしていたけど、人は脆くなければ這い上がれないなあと感じた季節でした。
さなは冬が一番好きです。あったかいココアの湯気。コンポタとか、温泉とかの湯気が好き。冷たくて空気の澄んだこの時期にしか現れなくて、儚く見えるから。透明になっていくそれはどこへ行くのか教えてくれない���液体となった湯気は、蒸発して水蒸気になる。水蒸気は空気を含む。ということは、消えたのではなく空気中に隠れているだけなんだよね。安心した。見えなくてもそこに存在しているのであればそれだけで充分だよ。ちゃんと捕まえるから君はここに居てね。寒くてどうしようもなくても、冬に呼ばれたさなは、ここから始めていこうと思いました。本当に目まぐるしい一年だったけれどありがとうございました。
再スタートを決めた自分にとって、来年はどんな年になるのか今からわくわくしています。こんな日やから来年の抱負を聞かれることが多いねんけど、「風邪を早く治すこと」と「もっとみんなと言葉を交わすこと」を目標に一年過ごしていきたいです。やっぱりさなにとってこの世界にいる以上、言葉は大事にしていきたいな。良いも悪いも、ポケットから言葉を探し出して伝えていく。そんな感覚で綴っていきたいです。誰かにとってはなんでもない12月29日でも、みんなのおかげで幸せになれる12月29日は、さなにとって大切な日です。カウントダウンして待っててくれたあなたも、あ!って思い出してくれたあなたも。頭の片隅に「さなの誕生日」が思い浮かんでくれただけで、それだけで嬉しいです。素敵な一日をありがとうございました。あなたの誕生日も楽しみにしていてね。
고마웠습니다.
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itomedetashi · 2 months
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春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、すこしあかりて、紫だちたる雲のほそくたなびきたる(枕草子) . 澄んだ空をキャンバスに満開の花桃の色がとても綺麗です。日中の気温も上がり、気持ちも前へ前へと駆け出すように。二十四節気では「春分」に入りました。花の香をのせた風がとどく、種まきの季節です。 . <お知らせ> ・まだまだ雪深い中標津の行者にんにく名人が育てた「行者にんにく苗」は春苗(4月末~5月上旬発送)を予約受付中です。4年生の経年茎(N-1)は植えてすぐ出る葉をもう食用にできます。アシリパさんの常備菜として金カムファンの皆さまからも熱視線。ベランダのプランターでも栽培できます。予約は3月末で〆切ますので、お急ぎください。 . ・そろそろ蒔き時を迎える藍の種、小鮒草の種。5月蒔きの綿の種(和綿、茶綿、緑綿、赤綿、洋綿白)ともお早目のご準備を。お庭に植えて気軽に草木染めや綿の実をお楽しみください。ヤフー支店では2つ以上ご購入で1つあたり何と200円引きとなる「草花をめでる券(クーポン)」を配布中です。たくさん種を蒔いて頂きたく、ぜひご活用ください。和綿白はもう残りわずかです。 . ・家庭菜園で挑戦できる「自然薯栽培セット」を販売中です。4mの畝1本立てられればOKです。写真付きの栽培説明とご不明な点はサポートいたします。 . ・彼岸花(曼珠沙華)の球根、枸杞(くこ)の苗、茗荷(みょうが)、蕗(ふき)の根株(いずれも5月発送)を予約受中です。在来の蕗は毎年2~3月に野趣あふれるふきのとう摘みが楽しめます。ぜひお庭に植えてみてください。 . ・春、夏、秋蒔き野菜の「自然のタネ」をヤフー支店にて販売中です。日本の風土にあった元気な在来種、固定種。ぜひ今年の家庭菜園で育てて、味わってみてください。 . メデタシ種苗本店 https://www.tane4u.com/ メデタシ種苗ヤフー店 https://store.shopping.yahoo.co.jp/itomedetashi/ . どうぞよろしくお願いいたします。 .
春分 #二十四節気 #枕草子
花桃
メデタシ種苗 #ていねいな暮らし #家庭菜園 #種 #苗 #種芋 #伝統品種
綿の種 #和綿 #茶綿 #緑綿 #赤綿 #藍の種 #小鮒草の種 #草木染め #彼岸花の球根 #自然薯栽培セット #自然薯の種芋 #行者にんにくの苗 #ギョウジャニンニクの苗 #金カム #枸杞の苗木 #茗荷の苗 #ふきの苗 #自然のタネ #在来種
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knockout1207 · 5 months
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【UTR≡CHT】 2番線から蟻地獄へ
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『生き止まり』2番線の考察。
(※電車の2番線ということを前提に)
英語だと2番線は「track number 2」と書くことが出来ます。
「Pessimist」の収録楽曲の2番目は「Hex」です。
Hexは魔女や呪いの意味の他に、16進数の意味もあります。
ここからヒントを得て「track number 2」の『2』を2進数に変換すると『010』になりました。
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“ライプニッツ『ライプニッツ著作集 10 中国学・地質学・普遍学』下村寅太郎ほか 監修、工作舎、1991年、p12。”
⬆️ライプニッツによる八卦(易)と二進法の比較した表を見て『☵(坎)』を導き出すことが出来ました。
韓国の太極旗に付いている右上のマークが坎ですね。
韓国では月を表しているのだとか……。
坎(かん)とは
“原義は「外陽にして中は陰」。外側に陰柔の卦があるが、内部は陽剛である。「中に何かがある」と捉え、水・陥・豕(猪/豚)・耳・秘密・姦計・色情・専門性・交渉・冷静・重病・中男(次男)などを象徴する。方位としては北を示す(地支では子と一致)。実際の占断で坎の卦がでると病勢は重症か、かなりの困難を考えなければいけない。”
“伏羲先天八卦における次序は六であり、方位は四正卦の一つで西(酉)に配される。”
占いの易(えき)と駅(えき)をかけているんですね。
(これら道教の思想は今後「ぼくたちのおはなし」の「♪賽の目」と関連してくるかもしれません。)
また、坎の漢字は易の八卦以外にも「あな。くぼみ。あなに落ちる」「なやむ。くるしむ」という意味があります。
箱の外側は見栄えが良くても、中身は悩みや苦しみで満たされているのかもしれません。
2番線=穴だとすると蟻地獄で待ち合わせして、捕食後、成長してカゲロウになって飛んでいったのかもしれません。
でもカゲロウは鳴かないので歌いません。
虫のままでは「♪歌い 飛ぼう」歌詞は当てはまらないので、既に鳥に食べられて、鳥と一体になってから「歌った」ということなのでしょう。
では、カゲロウを食べた鳥がこの後、どのような連鎖を迎えるかは考えるまでもなさそうです。
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🐈‍⬛🫧
九星気学でも坎宮に入ると運気が低迷するといわれています。
一番底。
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Hexの冒頭の黒板に描かれていた曼荼羅のような模様は九星の魔法陣であり、2番線の待ち合わせ場所だったんですね。
だから後半、突如地面に開いた穴に(飛んで)落ちて(陥って)いくと……。
2024年は八白土星さんが北の位置に入るので、2025年の準備期間として色々用意しておいたら良いと思います。
穴の中にいるわけですから、慎重に行動しましょう。
ユトレヒトさんは2023年生まれなので五黄土星です。
2024年(立春から)は人脈に恵まれる良い一年になると思います。
そもそも五黄土星は一番星が強いので、どこの方位にいても大体大丈夫だと思いますよ。
腐らせる性質があるので、発酵食品をいっぱい食べましょう。
あと、前にUTR≡CHTのロゴの≡が曇りだと書いたのですが、九星の乾(けん)も該当するのかもしれません。
乾はライプニッツの比較表の10進数の7(2進数だと111)が該当します。
進数は0から数えるので、0を1として数えると8になります。
気象記号≡(霧)と意味を併せて考えると
UTR八雲CHTと読めるかもしれません。
八雲といえば岡山・鳥取・島根を運行する特別急行列車ですね。
“やくもは、西日本旅客鉄道(JR西日本)が岡山駅 - 出雲市駅間を山陽本線・伯備線・山陰本線経由で運行している特別急行列車である。”
出雲市駅の2番乗り場から上り松江・米子・鳥取・岡山方面に行きますね。
おそらく島根から上りでどこかに行こうとしてるんでしょう。
出雲大社をはじめとした神社では神事に大麻が使用されているので、それも加味した方がいいかもしれません。
(神事用の大麻栽培も隠れ蓑みたいな問題になってましたね……)
(大麻栽培から逃げ出そうとしてる?🤔)
ユトレヒトさんをプロデュースされてる方は『坎』の象意を兼ね備えている出雲族の人かもしれませんね。
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⬆️割と本気でこんな感じの人かもしれません。
お大事に。
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lienguistics · 7 months
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裏表
2023.09.30
章1
撮らせてもらった僅かな彼の写真の中には、一緒に過ごせた日々が色褪せないまま残っていた。特に懐かしく思いを馳せさせるのが、信号待ちをしていたときだった。目が合ったとき、噛み殺そうとしたのにクスッと笑わずにはいられなかった私に「何だ?」と彼は眉をつり上げながら聞いた。
「別に何でもないよ」とあどけなく言い返したが、納得させることができなかったのは目つきで察した。 「 俺の影で涼しむために寄ってきたんだろ?」 「まあ、確かにそんなメリットもあるけど、なんでそう思うの?」 「お前の顔にできた影が不自然だったから」
ふふっと笑い返しながら携帯を取り出して構えたら、写真を撮れないように彼に手でカメラを塞がれた。
「なんでぇ〜」と口を尖らせる私に彼は「汗かいてるし、疲れた顔してるし」とぼやいて拒んだ。 「それでも、私にとってはどうしたって可愛いと思うのよ」と私はそっと呟いたら、彼が徐々に気を許してくるのに気づいた。
照れ笑いと優しい眼差しでこちらを眺めてくる。 夕方の日差しに包まれる輪郭が柔らかく輝いている。 茶色くふわふわの巻き毛がボサボサになってしまい、日光で背後から照らされ、薄茶色やきつね色に毛先を彩り、ポカポカと暖かい焚き火のイメージが蘇る。
通りを横断しながら、私は一瞬肩越しに振り返って彼の表情をまた一目見ようとして「楽しんでるの?」と聞いてみた。
「君のそばにいるだけで幸せだよ」
如何にも素敵な写真なんだ。
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章2
立ち去ってからもう2週間以上経ったのに、彼の名残りがまだ私のアパートに撒き散らされている。自分の所持品に限ってはいつも通りに整えているが、彼との過ごした日々によって増えたものは、どこに収めたらいいのか考えて決める気になれなく、そのまま残る。時間が経つにつれて、自分の常識や判断力も変わってきたことを悟った。
スキンケア用品のサンプルセットは、すでに様々な言語の著書をいっぱい抱えている本棚の端に乗せられるのがおかしいどころか、あっさりと拾い上げられるので便利のよくて相応しいじゃない。
ある美容化粧品店の表札を見かけた瞬間に、私は「あっ」としか発せず出し抜けにその店に向けて雑踏の潮をすり抜け出した。
「おススメしてもらった銘柄だから実際にどんな魅力があるのか気になったんだ」と説明しても、彼は別にこんなところに興味がないと推定してしまい、とりあえず好奇心を満足させるためにさっさと見回してすぐ出ようと自分に言い聞かせた。
だが、知らないうちに彼はビアードオイルやクリームを手にして「いい匂いするし、肌触りも気に入ったし、後で買おうかな」とぶつぶつ独り言したのが聞こえた。
彼から少し離れて、エッセンスやセラムの棚に近づいて、諸々な商品にゆるりと目を通して、シャンプーやコンディショナーまで視線を向けたとき、店員さんに「よかったら、サンプルを差し上げましょうか」と提供された。
「あっ、ほ、本当いいんですか」とどもったが、店員さんが頷いてから、「じゃあ、お願いします」と私は返して、受け入れるしかなかった。
えっ?当時の彼にすぐ一つ渡すのを忘れてしまったからといって、この二つを果てしなく保たなければならないわけではない上に、同居人の一人と一緒に暮らしているので、せめて一つをあげてもいいって?なんて非常識な提案。
ガラステーブルの片端を飾っているのが花輪のレイ。天命ゆえに冬を春に向き合わせたと言わんばかりに、ピンクと水色が僅かに交流する花壇は殺風景な凍った湖の縁に降臨して根付き出した。当該の性格が絡み合っていると仄めかすように。
ダウンタウンでぶらぶらしていたとき、ハワイをテーマにした居酒屋に行こうと気まぐれに決断をして、入店する前に歓迎の一環としてスタッフにレイをかけてもらった。
献立を見据えながら、「何を注文するの?」と彼に聞かれたら「うーん、パイナップルのスムージーとかなんとか…かな。そっちは?」と答えた。 「マイタイ飲んでみようと思うけど…とにかく、空席を見つけてくれない?」 「おおっ、いいよ」
一回りしてから「そこのテーブルで大丈夫だと思うよ」と提案するために合流したとき、私がお酒に弱いと知っている彼はさっき言った通りの飲み物をすでに手にしていて、テーブルまで案内してもらうのを待っていたようだ。
「えっ?!いいの??」と慌てて聞いたが、「普通はかわりばんこに払うんだろうし」という正論で立ち止まって屈した。 「とりあえず、飲んでみない?酒の味が思ったより弱いから君も耐えられるかも」と彼は言いながらガラスを渡してくれたが、私が一口飲んでみたなり、「弱いどころか…結構味わえるじゃん!」という愚痴を溢して舌をすばやく出した。 「あ、そう?」 「ほら、私のを飲んでみぃ〜」 「俺のよりもうまいね」 「飲み干すな!」
レイをかけるとかゆいし、どこかに置いて自分にかけない方がいいんじゃない。それに萎まない花束と見做すのが妥当なの。
食卓の上で同居人の植物に付き合っているのがペロペロキャンディの一本。元々は二本だったが、好奇心と口寂しさに負けてしまったんだ。こんなお菓子をどこの店でも買えるのは一目瞭然だが、不憫な褒美として、ゲームセンターで楽しく過ごせた時間の象徴で、ダンスダンスレボリューションで心ゆくまで精一杯勢いよく踊った証明だった。
歌の知識で私の方が有利だったはずなのに、動きがぎこちないせいで何回も彼に負けた。むしろ、まるでそもそも負けなかったかように感じるほどゲームにすっかりと夢中になってしまったのは、さも10年以上ぶりに遊ぶのがさすがだね。
ロリポップはどうだったって?まあ、案の定、結構平凡で、食べたことを微塵も後悔していないよ。ちょっとでも片付けたと見做させられるかな。
こちらを未練がましいと決めつけるとしたら、どうせなら両成敗ということにしようか。
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章3
積み重ねたレシートをより分けたら、まるで束の間だけでも過去に遡ることができるかような感じがして、懐かしい雰囲気がひとしきり漂ってきて、余韻に浸れずにはいられない。
と、君へのメッセージをうっかりと送ってしまった。そんな恥ずかしいことを自分の胸にしまっておいたらよかったかな。
ちなみに、今回の方が俺たちに関心を向けてる人って多かったんだね?君は本当に何も気づかなかったって?
だってさ、あるときなんか、商店街で見て回りながら、店員さんに「何かお探しですか?」と質問されて、俺は「丈91センチのズボンが店内にありますか?ウェブサイトで見かけたんですが、自分で履いてみたかったので…」と説明したのに、戻ってきた店員さんが「誠に申し訳ございませんが、そのサイズが店内にございません。ひょっとしたら、オンライン限りに在庫があるかも知れませんが」と君に正面切って相談したんだ。俺より頭一つ以上背が低い君の方がさすがにそんな長さに合ってると言わんばかりに。
笑いながら、次の店に俺の袖を掴んで引きずって行った。ハワイ風の服ばかりに囲まれて、漆黒でガバガバなパーカーや濃紺のコンバーススニーカーちをからだじゅう身につけた君とため色のシャーツをしわくちゃなジーンズと合わせた俺は、一目瞭然でわかる場違いな雰囲気を受け入れきれないうちに、君があれよあれよという間に近付いてきた店員さんと喋り始めた。
えっ?俺たちはオアフ島に行く予定があるって?確かに夜のイベントとかなんとか行ったら、こんなふうに厚手の生地の方がいいし、お洒落な色も選んだなぁ… あっ、おい!調子乗りすぎじゃない?カクテルのガラスの模様も?何、その生意気な目つき…
旅行が数日だけと言ってしまった君は、「もったいないわ〜」と疑問を抱く店員さんに直面したらどうする?
少しでも休みを取らせてもらうように許可を得る過程が大変だっただけではなく、二人とも働いていて一緒に同時に休めるため、両方のスケジュールを調整することに取り組んだが、結局なんとかできたと真剣に言い逃れるお前、えらいじゃないか!
すでにアロハシャツを4枚持っている俺を試着室まで店員さんは案内してくれたが、君が辿るのを躊躇ったのに気づいたので、「廊下の突き当たりが二人で入ることができるほど広いですよ」と声かけた。君は俺に面食らった眼差しでちらっと見たが、やっと向かってきた。背後にドアを閉めた後に「お前、本当に信じられない」と俺が苦笑いして、自分でまったく抜き出さなかったシャツを羽織ってみた。
この経験でどんなスタイルや模様や色と似合うのかてっきりとわかってきたに違いない。
「晩ご飯は何を作ろうか」と悩んでいた君に「パスタだったらどう?」と提案したら、咄嗟に「じゃあ、頼むよ!うわぁ〜、料理してくれる人がいるのって最高!めっちゃラッキーだわ」と大はしゃぎで歓声を上げられて「えっ、ちょっと!料理してあげるって言ったわけではないよ」と拒むに拒めなかった。 おせっかい焼きの君がニンニクと野菜を切るのを許したが、食後に皿洗いにも手をつける前に俺はすぐ自分で洗い始めたのに、食卓を雑巾で拭く姿が横目で見えたきっかけで「疲れた?」と声かけた。 君は首を横に振った。「ううん、別に」 「そう?」 「晩ご飯の献立を考えて決めた上に、準備とか料理をきちんと果たしたのはあんただから、私の方が本当に楽なの」 一瞬の間を置いてから「いつかこんな風に一緒に暮したらどうだろう」と思いつきをぽつんと漏らした。 「本当に一緒に暮らすことを検討してる?」 「君ならいけると思うけど」 「お前は野菜が嫌いだから、八百屋に行ったらどうする?別々に買ったり払ったりするの?だって、私はね、野菜をそんなにあっさりと手放さないよ」 「食べれる野菜もあるけど!理想的には二人でお金を少しずつ出し合って、欲しいものを揃えて買おうと思ってたんだ」と言ったら、納得させることができた。「まあ、確かに、そんなことは恋人とか家族との生活みたいだけど、お前なら…」 「もうずーっと付き合ってる感じじゃない?私たちってさ、幼馴染から恋人に実際になれたら、都合のよくない?」とそっと笑った。 「30歳になっても未だ独身だったら、とにかく結婚しよう…とかなんとか?」 「おおっ、ロマンティックじゃん〜 じゃあ、あと6年だね」 「5年じゃない?6年間待つしかなかったらしょうがないけどぉ」 「 私は29歳に、お前は31歳になる年に決めるとしても、条件が特に一つあって、即ち、夫婦別姓にしたいって。私は博士を取得できたら、お前が博士で私は単純にお前と結婚してるという誤解のないようにね」 「いいよ。ハイフンが付いた名字もいけるかな?」 「んー、それはもうちょっと考えないと〜」 「まあ、5年間あって余裕だね」
最後の夜に「死んで永遠に会えなくなるわけではないから、泣く理由なんて何もないよ」と慰めようとしたのに、君の目に涙が湧き溢れていたのを見てから、涙を親指でスイスイと拭って、頰をひとしきりそっと撫でていた。
「遠く離れた場所に引っ越しても、お願いだから訪問してくれると約束してね。必ず空港に迎えに行くよ」
本当に、一ヶ月間も滞在しても、構うどころか、嬉しい。 君がすすり泣きながら体を震わせるのを鎮めるためにぎゅっと抱き締めようとしたが、俺もべそかいてきたんだ。
「泣くなって言ってたんだろう、アホ」とぶつぶつ言いながら、自分の頰からも涙をぬぐった。
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章4
オフィスに迎えに来てもらってアパートに帰ってからすぐにお互いに抱きしめ合おうとした。最初は両腕を彼の腰に巻きつけると、自分の顔が直接に胸に埋まったので、代わりに肩越しに回すためにつま先で立とうとしたが、私は長い時間そのままバランスを保つことができなかった。彼もずっと身を屈めるのは無理だったので、結局腰に私の脚を巻きつけて、私を一気に優しく持ち上げた。
「よっしょ!これでいいかな?」と彼はそっと笑った。 「重くない?」と私は眉を顰めながら聞いた。 「かなり軽いよ」 「ふーん」と勘繰るような表現で口を尖らせた。
目を逸らさず、鼻先をくっつけて、すりすりしてきた。
「ここまで来てくれて本当に嬉しいの」と私は囁いた。 「めっちゃ会いたかったよ」
「君に最も幸せになって欲しいし、いつも応援してるけど、そんなに幸せにしてあげることができる人って俺じゃない」と彼に言われたときに最初は面食らったが、一瞬の間を置いて我に返ってから「うん、自分自身の気持ちを抑え込むよりちゃんと伝えたり、相手の感情もよく理解したり、相当に対応したり、またはせめて誤解があったら前向きに積極的に話し合ったりすることができる人の方と気が合うよね」と頷いた。「だって、ここ一ヶ月間お前に言うに言えなかったことあるの。会話が静まった咄嗟に、お前は他の他愛のないことで気が紛れるから、こっちはゆっくりと切り出せる余裕がなかったし」 「ん?」 「ね、お前にいきなり電話した夜、覚えてる?結構遅かったから、そろそろ寝ないと、ってお前に言われたもん」 「ああ、覚えてるよ。めっちゃ眠かったんだ」と彼はそっと笑った。 「当時は、まあ、今でも、すごく言いづらくて喋り方が毎回ぎこちなくなってしまうけど、なんだろう、お前に電話かける数時間前に父にも電話してひとしきり最近の出来事についてやり取りして、母が父と絶交したのは二ヶ月前だと初めて聞いた。原因は散々愚かだったが、…母は私が大学院の代わりに就職活動に目を向けると聞いたとき、ひどく落胆してきて、私にまた大学院に申し込むように言い聞かせてくれとすぐに父に訴えようとしたが、『うちの娘にもうそんなことを言い付けられない 』と父に反対された。再話でこの部分でおそらく父に庇ってもらえていいねって思ってるんだろう?当時の私もそう思ったが、父はその舌の根も乾かないうちに、ろくでもないと見做す生物学の学士号で私が就職活できないと最初に諭そうとしたのに、結局父の主観を理解できるようになるまで何目の面接にも落ち続ける私を傍観するしかないとも吐き捨てた。その警告に従わなかったゆえの自業自得だと言わんばかりに。両親の落胆に圧倒されたから、気が紛れるために、お前に話してみようと思ってたのに…その瞬間にどれほど死にたかったのか口にすることができなかった」 「君がそんな気持ちを抱いてたって言ったらよかったのに。俺はたまに上手く慰めることができないのが他のことに気を取られているからだけど」 「大抵自分自身で処理した方がマシだというタイプにしては、さすがだよ」
困るときに友達に相談する私と、縁のない人からの視点や意見は無益だと思っている彼が、ずっとこのままにしては言った通りに幸せにしてくれない。一人は過酷に厳しい監視で絶え間なく見据えてくれる両親、もう一人はよそよそしい断続的に不在の両親から産まれ育たれたのが、あがり症のかまってちゃんと孤高の気取り屋の二人となってきた。
いきなりに「天然ボケ」と言い放たれた瞬間に、「で?」と私が言い返すところだったが、彼は私の首に顔を埋め込んできて「で、可憐」ともごもご打ち明けた。
「俺のタイプは… クール系女子かな?」と言われたとき、ああ、確かにその「クール系」というのは「可愛いだけ」の私に当てはまらないのが、なぜそもそも腑に落ちなかったんだろう?両方のアピールができると私は自慢に思ってしまったから。
幼い頃から完璧ではないと愛に値しないと教え込まれた私は、サイコホラーの深刻で不気味な執筆で自殺などの話題を読むことにより、自分の自殺念慮を理解してもらえて安堵感を感じさせる。仕事で手術を焦点にするのは、頭が良くないとしても、せめて手際よくなるまで練習できると自分に思い込んでいる。即ち、自尊心を誰でも否めないほどまで徐々につけるということ。
その一方、なぜ彼がラブコメやテイラー・スイフトにすごく目がないのか決して理解できない。首を傾げて「魅力ってどこだったっけ?」と素直に聞くと「素敵なところはどこでもあるから、美術を見る目がなくてもったいない」と窘められてしまう。少なくとも「救い難いロマンチスト」と彼が自称することによりの自覚で少し許せる。
彼は若いときから自立しなければならなかったのが、自分だけではなく妹たちのお世話する責任も負うようにさせられ、自分のことを考える余裕がなかった。交際ではやっと気を許して自分らしくしてくるたびに、すぐにガラッと当時の恋人に振られたのは追い討ちをかけるじゃないか。 両方とも無条件に愛されたいという皮肉なんて。
背後から急にぎゅっとされたとき、私は肩越しに「ん?」と振り返った。 「今まで本当にありがとう」 「なぁに〜、その真剣な口調?」 「いつもお世話になりました」 「おお、丁寧語を使ってまでか」 「本気で言ってるよ!俺のために君がする些細なこと、俺が毛布を充分に持つかどうか見定めるために角からこっそりと覗いたり、外食に行くときに紹介してくれた食事がほとんど俺の口に合ったりするって、全部認めてるよ」 「友達だから当然でしょ」とにっこりと笑いかけた。 「それもあるけど、お前が特に優しくて俺にとって本当に大切なんだ」
彼に抱いてもらったままに「正直にいうと、ここ一年間半ぐらい私たちは少しずつ絶交してくる感じがするの。私をだしにしてお前はひっきりなし��容赦なく冗談を作って大笑いしてるから、まるで時間が経つにつれて私のことがどんどん嫌いになっていくのかように、本当に訪れてきてくれたくなかったではないかと勘ぐらずにはいられなかった」と私はおどおどと打ち明けた。 「俺はただ普通の友達に会うためにも、自分の心地良い家を出るわけではないよ、ましてや六時間運転することなんて。現在にお前と一緒にいるのは、心底から会いたかったんだ」 「と私に言い聞かせようとしてるけど、理解と納得できないのは私を酷く馬鹿にする所謂冗談を連発するところなの!」 「���ち解ければ打ち解けるほど本音を自由に引き出して冗談がますます激しくなってくるけど、俺が言ってた間抜けな事を、お前は真面目に受け取ると思わなかった」
というわけで、建前はほとんど無関心だと見做すほど内向的で冷静沈着だが、本音はふざけてばかりいるというのは、両方とも主観を露にしないじゃない。
「何回も同じいわゆる冗談を繰り返したら、本気で言ってると考えてくるのは不合理ではないの」 「じゃあ、これから君と話したら、そんな冗談はちょっとでも控えるように心がかけていけるけど、本当の自分はいつもふざけたりからかったりしがちだし、誰のためにも自分を変えないよ」 「では、心ゆくまでたっぷりとふざけることができないと、完膚なきまで自分らしく生きることもできないのは、厳密にいうと、お互いに相性が合わないじゃない」 「そうとも言えるけど…議論すると、相互理解まで徹底的に話し合ったら大丈夫なはずだと思うよ」
彼は正面切って認めないが、ごく稀に気が緩むと、心の裏を見透かせるようにその少ない規範に基づくことができる。真夜中に空気が澄んできたときに、カップが半分しか入ってなくなって、私たちを囲まった虚空を懺悔室にした。 「怖いよ、付き合う相手を選び間違うのって」 「… 誰かを愛したことあるの?」 「ある」と彼は頷いて「永遠に一緒に暮らすのを仮にも考えてきたほど恋してた」ともぽつんと呟いた。 「何が起こったの?」 「手遅れになるまで心を開かなくて話さなかったのはすごく後悔しているんだ」 …が、矛盾的には心を開くと、自分自身を完膚なきまで拒否される機会も与えるので、そもそも自分のことを表さない方がいい、と暗黙的にわかってきた。 「だから、今度こそ、疑問を微塵も抱きたくない」 「そんなに紛れもなく納得させるまでかなり時間かかりそうじゃない?」 「また間違えたくない、むしろ、また間違えるわけにはいかない」
なのに「ね、一緒に暮らしたら、ウサギを飼える?子供の頃から俺はずーっとウサギが欲しかったよ!」と彼は軽々に提案したときもあった。 「私はジャンガリアンハムスターが欲しいの」 「うわっ、それもなんて可愛い!」 「だろー!」 「じゃあ、二匹とも飼おう!」 「オッケ〜、猫も二匹しよう。一匹だけだったら寂しいから」 「まったく同感」 「じゃあ、アパートを借りたら部屋はいくつ?」 「1部屋でいいかな」 「ほほう、やんわりと断りたいと思います。お前は他の友達とビデオゲームをすると、夜遅いだけではなく、みんなめっちゃくちゃうるせぇ!私が大切な睡眠を妨げられるなんてまっぴらだよ」ときっぱりと拒否した。 「おおっ、確かに…ちなみに、お前の台所の現状はダメだよ」 「何だって!」 「鉄製フライパンはおろか果物ナイフ以外は持ってない!」 「三徳包丁を一本持ってるし、今までずっとなんとかできたし、それ以外には必要ではないという証明になるじゃないか。それより、逆にお前は超便利な泡立て器とかゴムベラも持ってるわけではないし」と私は生意気にあかんべをした。 「そう。だからお前は俺の厨房に入ったらまったく場違いな気がするけど、俺たちの別々の調理道具を一つの台所で組み合わせたら、徹底的に完璧な台所になるよ」 「もう高齢の夫婦のように間抜けなことについて口論してるなんて」と私はため息して首を左右に振りながら、彼は肩をすくめてニコニコした。
「で、私のこと本当にどう思ってるの?」私はひたすら問いかけてみたとき、彼の唇から流した答えを頑張って把握しようとしたのに、まるで私の体が透明なのかようにすんなりと通り抜け、何も聞き取れなくて済んだ。
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二人とも未練がましいというのは間違いないんだが、相互的だというわけではないね。
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