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#西暦2017年の出来事
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sskyt · 10 months
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『「呪術」の呪縛』下巻の読書ノート
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江川純一・久保田浩編『「呪術」の呪縛』(下)リトン、2017年。
第一部 呪術概念の再検討
鶴岡賀雄「「呪術」の魅力:「永遠のオルタナティブ」の来歴と可能性についての試論」
 「マギア」を人類学的・宗教学的分析概念としてではなく西欧精神史の構成要素として見て、古代ギリシアから、中世神学、ルネサンス、近世キリスト教、現代芸術に至るまで、マギアの位置づけを跡づける。  そこでは、マギアがつねに、公共宗教や哲学といった正統的な知や生き方に対して、劣位に置かれた人々による代替行為として位置づけられる。しかし、この民衆の低級知は正統知でないがゆえに、かえってそれを批判的に超える超高級知ともなりうるものであった。  近世神秘神学における神的/悪魔的/自然的という三分法が、人類学・宗教学における宗教/呪術/科学の三区分に改鋳されていったのではないか、という指摘はなるほどなあと感じ。また、世間的・民衆的な低級知たるマギアがつねに物を介するというのも、フェティッシュとの関係で興味深い。  「神秘主義」概念の検討については別稿に譲るとされているが、その「別稿」とはこれですね。→ 鶴岡賀雄「「神秘主義」概念の歴史と現状」『東京大学宗教学年報』vol. 34、東京大学文学部宗教学研究室、2017年、pp. 1–24。 https://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/records/47687#  なお、本論文の中で、サラマンカ大学の学士アマドール・デ・ベラスコが持っていたグリモワール(魔術の指南書)をめぐる事件の話が出てくるが、最近、魔術のことを考えすぎて、先日、江川さんから「grimoireとは魔術書のことなんですよ」と教えてもらう夢を見た。 山崎亮「社会学年報学派の呪術論素描」
 ユベールとモースの「呪術論」は混乱に満ちた論文であり、その一因として呪術のアポリア(呪術は私的なものであるが、社会的な性格ももつ)が挙げられる。この混乱を理論的に整理したのがデュルケームの聖理論であるが、ユベールとモースは納得していなかった。 江川純一「「magia」とは何か:デ・マルティーノと、呪術の認識論」
 イタリア宗教史学におけるマジーア概念を、特にエルネスト・デ・マルティーノの『呪術的世界』とその後の転回にしたがって明らかにする。宗教学において一般的に、「呪術」は「宗教」のネガとして語られがちだが、宗教史学はこの対比・対立を認めない。  デ・マルティーノは『呪術的世界』において、呪術的世界は「自分の魂の喪失の危機とそこからの解放」という実存のドラマによって根拠づけられるとして肯定的に評価したが、この世界を歴史的時代であるとしたがゆえに、進化主義的宗教論と見分けがつかなくなってしまった。  「呪術的心性と原始的心性を混同している」という師ペッタッツォーニらの批判を受け、デ・マルティーノは後年、「呪術的世界」という想定を取り下げ、神話ー儀礼の結合物としての「呪術ー宗教現象」を探究するようになる。  注にある、「今後、20世紀の宗教学思想を振り返るときには、ペッタッツォーニ、デ・マルティーノ、エリアーデのトライアングルによる、神話ー儀礼的技術としての「呪術ー宗教」の考察が軸となるであろう」という指摘が興味深い。
 なお、A. C. ハッドンが報告したボルネオのトゥリク族の男の話(ある男は鉤形の石を頑なに手放そうとしなかった、その石は魂が自分の身体を去るのを引き留めているのだという)がラトゥールのファクティッシュのようで面白い。
第二部 事例研究:古代~中世
渡辺和子「メソポタミアにおける「祈祷呪術」と誓約:「宗教」と「呪術」と「法」」
 なかなか論争的ですごい論文であった。一言ではまとめづらいが、アッシリアの『エサルハドン王位継承誓約文書』(ESOD)の構成や文法を分析することで、誓約と儀礼、「言うこと」と「すること」の宗教的な結びつきを考察する。  アッシリア学者の重鎮オッペンハイムは、西洋人として祈りと儀礼が結びつくことに耐えられず、「メソポタミア宗教」は書かれるべきではない、とまで言う。また、ESODの誓約と儀礼という形式こそが、契約(誓約)宗教としての一神教の成立と後のキリスト教の成立にも影響を与えたという。
高井啓介「その声はどこから来るのか:腹話術の魔術性についての考察」
 叙述がトリッキーで面白い。腹話術が古代の神学者たちによって魔術として扱われ、近代に脱魔術化していった過程が示される。旧約聖書サムエル記上の「降霊術」がギリシア語に翻訳される際にἐγγαστρίμυθος(腹話術)と訳されたために腹話術の魔術化が始まった。  降霊術が腹話術と見なされることで、腹話術師は腹の中に悪霊をもつことになり、霊媒は魔女扱いされるようになる。しかし、腹話術の魔術性を否定し、単なるトリックだとしたのが、『百科全書』で数学に関する項目を多く書いているジャンバプティスト・ドゥ・ラ・シャペルの『腹話術』であった。
山本伸一「カバラーにおける神名の技法と魔術の境界」
 ユダヤ教のカバラーにおいて、正当な呪術と禁じられた魔術の境界は不分明である。このことを15世紀のカバラー文学、ルネサンスの自然魔術の影響下のカバラー、18世紀のエムデン=アイベシュッツ論争という3つの事例に即して考える。  15世紀スペインのカバラー文学の共通点は、主人公であるカバリストが終末とメシア来臨を促すために悪魔を追放しようと立ち上がるも、悪魔に騙されて取り逃がしてしまい、逆に魔術に手を染めた悪人として非難される、という物語。中2っぽいというか、『進撃の巨人』(デビルマン)フォーマットだなと。 青木健「ゾロアスター教神官マゴスの呪術師イメージ:バビロニア文化の影響と呪術師イメージの由来」
 マゴスには「呪術師」「神秘主義の達人」「放蕩」といったイメージが付与されるが、ゾロアスター教の神官の職能を検討してみると、実態は王朝に仕える官僚であり、吉凶暦や蛇占いといった副業の方がイメージの形成要因となったと考えられる。  青木健『古代オリエントの宗教』は、渡辺論文の注で、紀元前2世紀から13世紀までのオリエントの宗教史を扱うものなので、「書名と内容が一致していない」と批判されていた。 毛利晶「古代ローマにおける凱旋の儀式:トリウンプスに関する最近の研究動向を中心に」
 ローマで戦争で勝利を収めた将軍が行う凱旋の儀式トリウンプス(triumphus)。そこでユピテルの扮装をする凱旋将軍の役割は神か王か。近年の論争を踏まえて、著者は元々ユピテルの儀式であったものが後に将軍自身を讃える儀式へと変化していったと推測する。  凱旋式挙行の要件が、①命令権(imperium)、②鳥占権(auspicium)、③軍隊指揮(ductus)、④幸運(felicitas)の4つだったというのが、統治(王)・呪術(宗教)・軍事の三権が一人に集中しているようで興味深い。 野口孝之「近代ドイツ・オカルティズムの「学問」における「魔術」」
 19世紀後半から20世紀初頭に��開されたオカルティズムにおける「魔術」の位置づけを、キーゼヴェッター、エスターライヒ、シュティルナーという3人の思想を中心に検討する。  ドイツの代表的なスピリチュアリスト、カール・ドゥ・プレルの概念das transzendentale Subjektを「超越的主体」と訳しているけど、「超越論的主観」では。このドゥ・プレルの理論を援用するキーゼヴェッターはオカルティズムをGeheimwissenschaftと呼び、先人としてスウェーデンボルグを挙げている。  ちなみに、スウェーデンボルクを批判したカントの『視霊者の夢』の第一部第二章のタイトルはgeheime Philosophie(オカルト哲学)である。
寺戸淳子「「呪術ではない」祭儀:「秘義」としての聖体拝領」
 大変勉強になった。キリスト教の「聖体拝領(聖餐)」「実体変化」「神秘的肢体」といったややこしい話を基本的なところから丁寧に教えてくれるので、これらの神学的議論に関心がある人におすすめの入門的論文。  12世紀に「実体変化」の教理が確立したのと同時に、「神秘的肢体」(Corpus mysticum)論も確立していった。Corpus mysticumは元々、食べる方の「聖体」を意味していたが、秘義的ニュアンスがよろしくないため、それまで「教会」を意味していた「キリストの体」Corpus Christiと呼ばれるようになった。  12世紀に「実体変化」の教理が確立したのと同時に、「神秘的肢体」(Corpus mysticum)論も確立していった。Corpus mysticumは元々、食べる方の「聖体」を意味していたが、秘義的ニュアンスがよろしくないため、それまで「教会」を意味していた「キリストの体」Corpus Christiと呼ばれるようになった。  逆に、教会はCorpus mysticumと呼ばれるようになった。つまり、聖体と教会の呼び方が入れ替わったのである。この教会を指す「神秘的肢体」がやがて法人のような擬制的人格一般を指すようになっていった。カントーロヴィチぽいなと思ったら、カントーロヴィチが参照されていた。 佐藤清子「19世紀合衆国における回心と「呪術」:チャールズ・G・フィニーの新手法擁護論とその批判を中心として」
 きわめて明晰な論文。19世紀アメリカの第二次大覚醒の時代を代表する牧師フィニーは「新手法」と呼ばれる礼拝方式を導入して革新をもたらしたが、それは回心を意図的・合理的に促す手法であり、限りなく呪術に接近していく。  フィニーはスコットランド啓蒙思想の影響の下、自然法則の学習・応用という方法論を採用し、自らの回心の方法を「科学」あるいは「哲学」であると称した。他方で、呪術・宗教・科学の三区分で知られるフレイザーもまた、同じくスコットランド啓蒙の思潮に影響を受けていることは興味深い。  フレイザーは呪術を稚拙な科学であるとしたが、もし仮に「回心」を心理学的な技術によって達成できるようになったとしたら、それは科学なのか呪術なのか。実は科学と呪術の区別は、その知識や技術の程度の差異によるのではないのではないか。  フィニーの「祈り」についての議論も面白い。回心は聖霊の働きによるが、人間は聖霊をコントロールできないがゆえに、回心も究極的には神に委ねられている。しかし、フィニーは回心と聖霊の間に「祈り」という人間の行為を介入させる。とはいえ、人間は祈りによって神を操作できるわけではない。  フィニーによれば、祈りはそもそも聖霊の働きによって可能になるのだから、祈ることができること自体がそれが叶えられる可能性があることの証拠となる、という。ここには、祈りのアポリア(祈りは効果があるならば、祈りにはならず、効果がないならば、祈る必要がない)を解く鍵があるように思われる。 久保田浩「近代ドイツにおける「奇術=魔術」:奇術とスピリチュアリズムの関係に見る〈秘められてあるもの〉の意味論」
 19世紀ドイツで機械仕掛けの奇術を行う奇術師は、トリックを説明(klaeren)可能なものとしながら、それを驚嘆すべきものとして提示する者であり、スピリチュアリストの種明かし(erklaeren)をして詐欺を暴く啓蒙(Aufklaerung)の意義も担っていた。  奇術師がスピリチュアリストを科学的に暴いたり、宮廷からお墨付きを得た「宮廷奇術師」が登場したりと、『鋼の錬金術師』が好きな人にお薦めしたい論文。スピリチュアリストが、奇術師は本人も気づいていないけれど実は霊媒であり、本人が奇術だと思っているのも霊媒現象なのだと主張する話が面白い。
井上まどか「ロシアにおける呪術概念の検討」
 前半が現代ロシアの事典や概説書における「呪術」概念の分析、後半が16世紀に編纂された『百章』における「呪術」の用法について。「準備的覚え書き以上のものではなく」という著者の言葉通りの文章であった。  『金枝篇』の著者名が「D. D. フレイザー」となっていて、目を疑った(ロシアだとJもGもDなんですか)。それ以外にも本書は誤植が非常に多い印象。上巻目次のタイトルからして既に間違っている。
西村明「呪術としてのキリスト教受容:ミクロネシア・ポンペイ島を中心に」
 最終章でいよいよ真打ち「マナ」登場。ミクロネシアのポンペイ島における宣教でキーワードとなった「マナマン」から、マジックワードとしての「マナ」概念の歴史的形成の議論へ。  まず、宣教師は植民地主義的視点で現地の宗教的・呪術的実践を裁断するが、しかし、その視線は一方向的なものではなく、現地民もまた、自分たちの価値体系の中にキリスト教を位置づけて理解する。ポンペイ島で、二つの異なる価値体系を通訳した概念が「マナマン」であった、という話が面白い。  さらに後半、この「マナマン」(ミクロネシア)と同族語である「マナ」(メラネシア・ポリネシア)という概念が辿った数奇な運命が論じられるが、これも面白い。  「マナ」とはそもそも、コドリントンが『メラネシア人』(1891)において初めて学術的議論に導入した語で、その後、超自然的力を指す普遍的な概念として人類学・宗教学で多用されていった。しかし、コドリントンが現地調査したモタ島とバンクス諸島は、当時、ポリネシア人と宣教師の影響を受けていた。  メラネシアの「マナ」が形容詞や動詞としての含意があったのに、ポリネシアでは名詞として用いられた。メラネシアの宣教師たちは先にポリネシア語に通じていたために、「マナ」を名詞的に理解してしまった。こうして、コドリントンがやってきた頃には、既にバイアスのかった「マナ」となっていたのだ。  このように、「マナ」とは、ポリネシアとメラネシア、現地民と宣教師、そして世界各地の多様な宗教間といった、異質な価値体系を通訳=通約する概念として強力な力をもつようになっていったのである。異質な体系の間の界面に生じる通約的概念という意味では、「フェティッシュ」にも似ているように思う。
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azure358 · 1 year
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【※閲覧注意】 AIに小説書かせる実験中2
※最先端の試み第二弾
※AI小説注意
※…物書きとして、此の作品群は気持ちが悪いので、後で消すかもしれません。
…。
[[MORE]]
※元文
嶺厳は罦傑の事が、嫌いで嫌いで仕方がない。だが、その感情を表に出すことはしないのだが。「…まぁ、良いだろう。俺も御前が死ぬところなど見たくはないからな。」
「…ほぉ、それはありがたいことだなぁ。…で、あの娘(未来から来た嶺厳の娘)にはどう言い訳するつもりだ?」
「…何の事だ?」
嶺厳 フルネームは宗嶺厳。未来から来た実の娘が現れた時に罦傑が「オマエの娘と絶対俺結婚する!!!!」などと言い出したので頭を抱えている。一人称 俺。
罦傑 フルネーム:鄧罦傑。未来から来た嶺厳の娘と結婚するのが夢である。職業は、自分で飼育調教した毒蛇を使って敵を暗殺する暗殺者。一人称 俺。
※ChatGPTくんに描いて貰った(※一部加筆修正済)。
「ああ、そういうことか?まあ、まだ時間があるから考えておこう。」と嶺厳は答えた。
「なるほど、了解した。それにしても、オマエも娘さんには似ているんだな。顔や仕草が似ているな。」と罦傑は言った。
嶺厳は苦笑しながら「そうか?俺には娘とは似ているところがあまり感じられないがな」と言った。
「そうかな?俺にはよく似ているように思える。」と罦傑は言い返した。
嶺厳は「まあ、それはそれとして、娘にはあまり手出しはしないで欲しい。そして、結婚のことはもう少し考えてからにしてくれないか??」と言った。
すると、罦傑は「まあ一応は了解した。でも、娘さんと会うたびに、結婚のことを考えてしまうんだ」と言った。
嶺厳はため息をつきながら、「そうか…。でも、未来から来た俺の娘はまだ若いんだから、結婚するまでにはもう少し時間があるだろう。それに、俺たちの関係も考えてくれ。お互いが家族だから、娘と結婚することは難しいだろう」と言った。
罦傑は「それは分かっているぜ。でも、どうしてもオマエの娘さんと結婚したいんだ。でも、まずは娘さんとデートしてみることにするよ。その上で、もう一度考えてみるからな。」と言った。
嶺厳は、罦傑の言葉を聞いて、少し安心した。娘が現れたことで、自分たちの関係が少し複雑になってしまったが、何とか解決できると思った。
…。
※元文
この小説の続き書いて
「…見て見て!姉様に買って貰ったの!!」
幼い頃から、七瀬は、ほくとに、度々、中々値の張る物を買って貰って居た。
然し、其れ等は、ほくとが、『後々七瀬を抹消する』…と言う、予定調和への罪滅ぼしの為にして居た事だった。
以下、キャラクター補足
ほくと 元々は優しいお姉さんだが、古武術を習得したストイックな格闘家である。兄である本家筋のカイリを抹殺する事を分家筋の父から潜在意識に命じられ、その為に生きる。
七瀬 カイリとほくとの妹で、活発で明るい少女。棒術が得意。姉が出奔した後に自らも姉と兄を見つけるべく旅に出る。いつか、平凡に兄と姉が殺し合いをやめてその二人と一緒に暮らせる日を夢見る。
※ChatGPT君に書いて貰いました。一部修正あり。
「ありがとう!!姉様!!」
七瀬は大喜びで、ほくとが買ってくれた新しい棒術の武器を見て、感謝の気持ちで胸が一杯になった。
ほくとは微笑んで、七瀬の喜びに満ちた顔を見つめた。しかし、その微笑みには、何か不穏なものがあった。彼女はひそかに、七瀬を抹殺する予定があることを思い出した。
「これは、貴女のために買ったわけではないわよ。ただ、適切な武器を使っている姿を見たかっただけだから。」
「そ、そうなの?でも、私、こんなに嬉しいんだよ?」
七瀬は、ほくとの言葉に少し不安を感じながらも、嬉しさに打ち震えていた。しかし、彼女は自分の夢を諦めるつもりはなかった。七瀬は、兄と姉が互いに殺し合うことをやめさせ、一緒に暮らすことを願っていた。
その後、七瀬はほくとの訓練を受けながら、自分の技を磨いていった。彼女は、棒術の才能を開花させ、自分の道を歩んでいくことを決意した。
一方、ほくとは、自分の使命を果たすために、カイリを抹殺するために動き出していた。しかし、七瀬はそれを知らずに、彼女と一緒に旅を続けた。
ある日、ほくとがカイリと対峙した時、彼女は自分自身の思いを見つめ直した。彼女は、七瀬に対する愛情が抹殺命令を上書きしていたことに気づいた。そして、彼女はカイリを殺すことを拒否した。
その後、ほくとは抹殺命令を破棄し、七瀬とカイリと共に暮らすことを決意した。七瀬は、自分の夢が叶ったことに感謝し、兄と姉と一緒に幸せな時間を過ごした。
七瀬は、自分の才能と努力によって、兄と姉を和解させることができた。彼女は、自分自身の成長と兄姉の和解を通して、自分が何を成し遂げられるかを知り、人生の方向性を見出した。
それから数年が経ち、七瀬は自分自身の道を歩み続けていた。彼女は、棒術の師範になり、多くの弟子を育てた。また、自分自身も更なる高みを目指して、日々鍛錬を続けた。
そして、ある日、彼女は自分が目指すべきものを見つけた。それは、人々を守るために闘うことだった。彼女は、自分の技術を用いて、弱者や被害者を救うことができることを悟った。
七瀬は、自分の棒術を駆使して、暴力団や犯罪者(シャドルー)等から人々を守り、社会貢献をすることを決意した。彼女は、自分自身の人生における目的を見出し、そのために歩き続けることを決めた。
そして、彼女は自分の力を信じ、多くの人々を守ることに成功した。彼女の功績は、多くの人々に知れ渡り、彼女は数々の賞や表彰を受けた。
七瀬は、自分が目指すべき道を見つけ、それを歩み続けることで自己実現を果たした。彼女は、自分自身の力を信じ、自分自身を成し遂げることができたのである。
そして、彼女の周りには多くの人々が集まり、彼女の影響力はどんどん拡大していった。彼女は、自分自身の成長が、自分の周りの人々の成長にも繋がることを実感した。
彼女は、自分自身の目的を見出し、自分自身を信じることで、人生を豊かにすることができたのである。
…。
※元文
この小説の続き書いて
蒼傑は弓の名手であり、その腕前は、数十km先の的をも当て得る程である。嶺厳も射撃の命中率(エイム)は良く、FPSゲームをやらせると、百戦七十勝位であった。勘違いしてはならない。FPSゲームの腕前は此の位と言う事だ。
さて、蒼傑がFPSゲームでの協力プレイを嶺厳と罦傑に持ち掛ける。
以下、キャラクターと時代背景について補足
時代設定 西暦2017年
蒼傑 本来は、ユーラシア大陸一の弓使いだが、最近、銃器に興味を持った。中国系の若者(二十代半ば)である。アサルトライフルを使う。
嶺厳 フルネームは宗嶺厳で、黒髪の長いおさげが特徴的な無慈悲で冷酷な美少年である。年齢は十代半ばと思われる。蒼傑とはすごく違い、銃器には中々詳しい。
罦傑 フルネームは鄧罦傑。紅い長髪とド派手な服装をした美丈夫である。年齢は二十代前半だと思われる。職業は毒ヘビ使い及び暗殺者で、銃器に凄まじく詳しい。
…。
※Chat GTPに書いて貰った(※一部加筆修正あり)。
蒼傑は、嶺厳と罦傑に向かって言った。「お前達、FPSゲームをやったことがあるか?」
嶺厳は冷静に答えた。「やったことはあるよ。。あまり得意な方では無いがな。」
罦傑は少し笑いながら答えた。「俺は、FPSゲームが大好きだ。蒼傑、一緒にやろうぜ!」
蒼傑はニッコリと笑いながら言った。「じゃあ、俺達三人で協力プレイをやってみるとするか。それなりに難易度を上げた上でな。」
嶺厳と罦傑も同じように、蒼傑と一緒に協力プレイを始めた。
彼らは、FPSゲームの中で、敵と戦いながら進んでいく。蒼傑はアサルトライフルを使いながら、嶺厳はスナイパーライフルを、罦傑はサブマシンガンを操り、それぞれの武器を駆使して敵を倒していく。
時には、彼らはチームワークを発揮し、相手を囮にして敵を挟撃したり、カバーしながら進軍したりする。
時には、一人がピンチに陥った時には、残りの二人が助けに入ることで、チーム全体が生き残ることができた。
そして、彼らは何度も失敗を経験しながらも、最終的には難関を乗り越え、勝利を手に入れた。
蒼傑は満足そうに笑いながら、「やっぱり、協力プレイは楽しいな。」と言った。
嶺厳も、微笑みながら「確かに、一人で黙々とやるよりも、お前たちとやるほうが、面白いな。」と答えた。
罦傑は、まだ興奮が冷めやらぬ様子で、「また、やろうぜ!俺達は、最強のチームだろ!?」と言った。
彼らは、次に何をするかまだ決めていなかったが、とりあえず、今日の協力プレイに満足していた。
彼らは、異なるスキルを持ち合わせているが、お互いに尊敬し、チームワークを発揮して、目標を
…。
※以下、別版。
蒼傑は嶺厳と罦傑に向かって、少し楽し気に言った。「今度の週末、俺たち三人でFPSゲームをやろう。」
嶺厳は眉をひそめながら、蒼傑に問いかけた。「FPSって何だ?」
「First Person Shooterの略だ。銃を持って戦うゲームのことを言う。最近の流行りなんだ。」と蒼傑が教えた。
「ああ、そういうことか?」と嶺厳が頷いた。「でも、そんなゲームをやって、一体、何が面白いんだ?」
「協力プレイすれば面白い。ミッションを一緒にクリアするゲームだ。」と蒼傑が説明した。
罦傑はにやりと笑いながら言った。「FPSゲームは得意だぜ。どんなミッションでもクリアする自信があるよ俺には。」
嶺厳は蒼傑に向かって言った。「それなら、俺もやってみるか」
「そうだな。それじゃあ、次の週末にでもやるか?」と蒼傑が提案した。
其処で嶺厳が提案する。
「…ならば、蒼傑、其のソフトを持って、俺の屋敷に来い。」
そして、三人は約束を交わし、次の週末に嶺厳の屋敷でFPSゲームをプレイすることになった。
当日、三人は嶺厳の自室に集まり、ゲームを始めた。蒼傑がリーダーとなり、嶺厳と罦傑がフォローする形で、チームワークを発揮しながらミッションに挑んでいった。
最初のミッションは簡単だったが、次第に難易度が上がり、敵��攻撃が激しくなっていった。しかし、三人はお互いの得意分野を生かしながら、うまく敵を倒していった。
嶺厳は銃器の知識を活かし、正確なエイムで敵を倒す役割を担当し、罦傑はトラップや罠を使い、敵を惑わせることに成功していた。一方、蒼傑は長距離から矢を射ることで、敵を制圧していた(※加筆修正者注:弓矢も使えるゲームみたいですね)。
数時間にわたる戦闘の末、三人はついにミッションをクリアした。汗だくになりながら、三人は交互にハグを交わした。
嶺厳は少し満足気に言った。「面白かったな。またやろう。」
罦傑もうなずきながら、「次はもっと難しいミッションに挑戦しようぜ」と提案した。
…。
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itocaci · 5 months
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online shop "for cold season" update / Book Fair から1冊 「大阪的」
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こんばんは。
さて、今月の営業スタート。
つまり2024年の営業スタートから、今月の営業終わりの期間。
急遽、ブックフェアということで、本のイベントをさせて頂いている。
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その中の1冊。
「コーヒーと一冊 大阪的」江弘毅 / 津村記久子 著 ミシマ社 (2017)
ミシマ社は、気軽に読めるのに、面白い視点の本が多かったりして、僕もこれまで数冊読んできた。
なので、ついつい手を伸ばしてしまう。
ちょっと冒頭だけチラッと読んでみた。
冒頭から共感の持てるお話があったのだけど、大阪って結局東京の真似事をしている。
筆者は大阪全体を指してそのようにお話をしていたけど、僕が拠点を置く「キタ」と呼ばれるエリアは本当にその通りだと思っている。
しかも少し厳しいお話をすると、真似事の劣化版というか。笑
真似すらできていないような。
僕からすると「キタ」と呼ばれるエリアは、オリジナルなきイメージのコピーの果て。
もはやシュミラークル都市なのだ。
現在開発の進む旧JR貨物跡地だって、本当に申し訳ないのだけど、個性は感じられないし、またビルを建てるのかぁ。お腹いっぱいだなぁなんて思ってしまう。
おそらく、完成した街の空撮を海外の人に見せても大阪らしさを感じることはないだろう。
例えば、これが「恵比寿」ですと海外の人に空撮を見せて話しても信じてもらえるのではないかとすら思っている。
せっかく大阪駅を出て、最初に見る大阪の風景がこれかぁ。
なんて想像するだけで、ちょっと勿体無いなぁなんて思ってしまう。
50年後を想像したときに、何が残るのだろうか。
万博公園とまではいかないけど、芝生と木、そして今回の万博に合わせて第二の太陽の塔のような存在を作れば。
大阪駅から出たらまずそのモニュメントが目に入る。
きっとそれは一つの観光資源として50年先も輝いているのではないだろうか。
少なくとも、今建てているビルよりは価値のある景観が生まれたのではないかと心底思うのだ。
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話は変わるが、先日、数年ぶりに動物園前に行ってきた。
たかが電車で15分程度の距離なのに、本当に足を伸ばさないエリアだ。
駅は綺麗になっているのだけど、外に出るとやっぱりそこは普段僕が活動するエリアには無い街の光景が広がっていた。
コンビニの横には未だに灰皿が設置されて、多くの方がそこでタバコを吸って、喧嘩もあって、警察が対応していて。笑
本当��たまたまかもしれないけど、なんか強烈なカルチャーショックを受けた。
まあ、流石にこの街を拠点にするにはなかなかと難しいなんて思ったりしてしまったけど。
刺激に満ち溢れた街であることはたかが数分で理解ができる。
先日、東京から来た若いアーティストの方に、「"西成"って面白いんですか。"you tube"でよく見るんで」と聞かれた。
僕含めて、外から大阪を捉えた時に、どうもあの世界というのはエンタメの要素として刺激に満ちているらしい。笑
僕は生まれは大阪じゃないし、なんか大阪らしさって何かと言われるとルーツがない以上、僕が説明しても浅はかな言葉にしかならない。
しかも、「ミナミ」や「新世界」なんか行くと、圧倒的に落ち着かないというか、街に馴染めない。笑
なんだかんだ、シュミラークル都市「キタ」の気持ち悪さが心地良いのかもしれない。
でも、やっぱり都市の景観というのは、街の将来を考える上でとても重要ではないかと思うのだ。
それはただ、お金をかけて綺麗にしていくことではない。
街の記憶やその土地の人の記憶を取り込み、活かす。
冒頭しかチラッと見ていないけど、そんな大阪ってなんだろうってことを考えるきっかけになるような1冊なんじゃ無いかと。
筆者自身が大阪にいて、そんな大阪に個性がないなんてお話から始めているけど。
この先、どんな展開になって、大阪を捉えていくのか。
あくまでも大阪をテーマに扱っているけど、日本のどの街にも繋がるようなお話があったりするのではないか。
そんな想像をしている。
ちなみに、この本、コーヒーと一冊というシリーズ作品の11作目。
寒い日も続くし、暖かなコーヒーでも飲みながら大阪の街のことを思ってページを捲ってみるのはいかがだろうか。
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話が脱線した上長くなってしまったけど、まずは明日からの営業予定のお知らせだ。
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【1/15(月) 〜 1/21(土) 営業予定】
1/15 (月) 13:00 〜 20:00
1/16 (火) 13:00 〜 20:00
1/17 (水) お休み
1/18 (木) 15:00 〜 20:00 ※
1/19 (金) 15:00 〜 20:00 ※
1/20 (土) 15:00 〜 20:00 ※
1/21 (日) 13:00 〜 20:00
※ 1/18(木)、1/19(金)、1/20(土)は15時からの営業となります。
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めちゃくちゃ本題までに時間がかかってしまいすみません。
しかも、本題は大してお伝えすることも少ないのですが。
先日オンラインショップを更新した。
現在暦では"小寒"。
そして次は来週末から"大寒"。
"大寒"は2/3までで、2/4からは暦で春を迎える。
"小寒"の始まりを「寒の入り」
”大寒”の終わりを「寒の明け」
そしてこの間の約1ヶ月を「寒の内」
と言うのだ。
とにかく全てに「寒い」と言う文字が含まれていて、めちゃくちゃ寒さのキツくなる季節ということだ。
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ということで、アウターであったり、マフラーであったり、アームウォーマーであったり。
厳しい季節を少しでも暖かく過ごすためのアイテムをピックしてみた。
期間は2/3まで。(当店の秋冬営業は1/27が最終となり、2/3までお休みとなります。なので、1/27以降の注文に関しては、発送が2/4以降となります。)
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まあ、2月も3月も十分に活躍するアイテムばかりなので、まだまだ遅くはありません。
気になっているアイテム。
この期間にぜひチェックしてみてはいかがだろう。
なおオンラインショップは下記からご覧いただける。
それでは次回もお楽しみに。
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gonotoki · 8 months
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155年前
 明治元年は、西暦1868年10月23日になります。今からちょうど155年前のことです。この年は、薩摩・長州・土佐を中心とした新政府軍と旧幕府・奥羽越列藩同盟等が戦った戊辰戦争(西暦1868年1月27日~1869年6月27日)の最中にありました。この内戦は、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに、会津若松城(鶴ヶ城)の攻防戦などを経て、箱館戦争で終結しました。
 福島県石川町は、戊辰戦争の激戦地であった福島県南部の白河に近い地にあります。今から5年前は、戊辰戦争から150年の節目の年でした。福島県内でも様々な関連行事があり、石川町でも2017年に歴史民俗資料館の倉庫から、『慶應四戊申日記』というこの貴重な資料が見つかったということです。
 一昨日の10月21日、福島県歴史資料館友の会講座が福島県文化センターでありました。石川町立歴史民俗資料館の佐原崇彦氏(元教師)が、『慶應四戊申日記』~”わが家に薩摩兵が来た!”遭遇した庄屋の体験記~ と題して講演されました。友の会員でなくても参加自由ということで聴講してきました。この講演は、3年前に開催されることになってましたが、新型コロナの影響で延び延びになっていたものです。
 この『慶應四戊申日記』を書きとめていたのは、松浦孝右衛門(1818年~1890年)。文政元年に釜子村(旧東村、現白河市)に生まれ、天保10年頃に山白石村(現浅川村)の庄屋である松浦家に婿入りした人物です。なお、慶應4年は、明治になる前の西暦1868年にあたります。
 松浦孝右衛門は、毎日、行書体の筆字で日常の様子を和紙に綴っていました。筆まめな方です。慶應4年6月26日(旧暦)、「松浦家に薩摩藩有川金之進、古川玄輔という武士が二人、その家来三人、その他駆り出されたであろう近隣村からの人足が四、五人やってきました。・・・」
 佐原崇彦氏は、同僚の方とともに、癖のある行書体で書かれたこの『慶應四戊申日記』を苦労して現代語意訳され、『慶應四戊申日記』~”わが家に薩摩兵が来た!”遭遇した庄屋の体験記~ として出版されています。ご興味のある方は、石川町立歴史民俗資料館にお問い合わせください。
 この講演を聴いて、私の高祖父と同年代の人物が、日常や非日常の出来事をこのような日記として残していることに驚きを禁じえませんでした。155年の時間などないように、今、目の前にいる人のように感じることができます。佐原氏が準備してくれた貴重な配布資料をこれからじっくり拝読させていただきます。この講演会を企画された福島県歴史資料館友の会のみなさまに感謝申し上げます。
 
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monthly-ambigram · 9 months
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2023-9月号
アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。 詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/Frog96
◆今月のお題は「日本史」です◆
今月は参加者の皆様に「日本史」のお題でアンビグラムを制作していただいております。  日本の歴史をめぐる逆さ文字の数々をご覧ください。
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「空白の4世紀」回転型:douse氏
西暦266年から413年までの147年間のこと。この147年間の飛躍的な文化的進歩について文字的な史料も考古学上の発見も乏しく、大きなミステリーになっているとのこと。
絶妙な省略がされていますがノートへの走り書き風にすることで自然に見せています。
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「天皇」回転型:いんふぃにてぃ氏
「天皇」の称号が使われ始めたのは7世紀ごろといわれていますが、皇室の起源は紀元前660年ころの神武天皇までさかのぼります。
エンブレムのようなデザインがカッコイイです。
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「梅花歌三十二首并序」回転型:mishima氏
奈良時代に成立したといわれる「万葉集」より。「令和」は万葉集五巻 「梅花の歌三十二首并せて序」の詩序に由来するそうです。
明朝体の力を生かした大胆な字形の解釈が見所です。
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「日ノ丸/日本」振動型:kawahar氏
日本の国旗は日ノ丸ですが、白地に赤丸の由来は源平合戦の結果が影響しているとも言われています。
うまく分解できるものですね。とても面白い発見です。
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「公家」回転型:peanuts氏
朝廷に仕える貴族・上級官人の総称。鎌倉時代以降、「武家」に対して「公家」という呼び方ができました。
とても大胆な解釈をしていますね。規則的な字画配置によりロゴとしての魅力が高まっていると思います。
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「平家物語」図地反転回転型:オルドビス紀氏
鎌倉時代に成立したとされる日本の軍記物語。
作者が初めてツイートしたアンビグラムがこの作品でしたが非常に衝撃を受けました。傑作です。
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「夜討強盗謀綸旨」回転重畳型:螺旋氏
「建武年間記」に収録されている文である「二条河原の落書」の一節。
きれいな作字で統一感があり、読みやすくて素晴らしいです。
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「譜代/外様」鏡像型:Σ氏
1600年の関ヶ原の戦い以前から徳川家の家臣だったのが譜代大名、それ以外が外様大名と出自の違いを表しています。
角度をつけることで90度(+鏡像)回転の対応関係にある文字同士を単純な鏡像に落とし込む、氏お得意のテクニックです。
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「鎖国」 図地反転鏡像型:いとうさとし氏
江戸時代の外交制限などの政策のことですが実情は諸説あるようです。
上下鏡像(水平軸対称)の図地反転対応です。作者の いとうさとし氏は日本語の図地反転アンビグラム(ネガポ字)における最大の功労者です。
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「厩戸王とは?/聖徳太子」 回転共存型:兼吉共心堂氏
様々な伝説とともに虚構説も複数唱えられているようです。600年頃に活躍した人物ではありますが、現在に至る後世にわたって大きな影響を与え続けています。
「厩戸王とは?」を180°回転させると「聖徳太子」と読めるアンビグラムです。このようにある文字を回転させると別の読みになるデザインはアンビグラムの醍醐味です。「書」としてかっこいいです。
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「黑船来航」 図地反転型:いとうさとし氏
ペリー率いる艦船4隻が日本に来航した事件。幕末の始まりです。
黑/来、船/航、で図地反転アンビグラムになっています。字を観察すると同じ区画から「舟」を2つ切り出していたり 「灬」を巧みに設計するなど 本作は図地反転アンビグラムの良いお手本になっています。
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「散切り頭」回転型:ヨウヘイ氏
明治初期の文明開化の象徴。1871年(明治2年)の「散髪脱刀令」から2年後の1873に明治天皇が断髪し、庶民の間でもちょんまげ離れが進んでいったといわれています。
配置の工夫で字画がうまくやりくりされています。解読が楽しいです。
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「明治維新」 図地反転回転型:いとうさとし氏
幕末から明治時代初期の日本において行われた一連の近代化改革のこと。諸説ありますがおおむね明治20年ごろまでに完了していたとされます。
明/治、維/新、の180度回転+図地反転対応です。複雑な字形を極めて上手く切り分けていてとても読みやすいです。
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「二千円札発行」鏡像型:.38氏
二千円札は2000年に発行されましたが現在は沖縄以外ではほとんど流通していない不遇の紙幣となってしまっている模様。
円形配置により自然に角度を変えていくことで自然に読めるようになっているのが素晴らしいテクニックです。
 最後に私の作品を。
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「律令制」回転型:igatoxin
日本では7世紀後期から10世紀頃まで実施されたとされます。
日本史がお題のアンビグラム祭、いかがでしたでしょう。空白の4世紀から二千円札発行まで 日本史をめぐる機知に富んだカラクリ文字が集まり私自身とても眼福でした。 お忙しい中 御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。
さて次回のお題は『ヒーロー』です。締切は9/30、発行は10/8の予定です。それでは皆様 来月またお会いしましょう。
——————————–index——————————————
2023年 1月{フリー}   2月{TV}        3月{クイズ}        4月{健康}   5月{回文}    6月{本}               7月{神話}   8月{ジャングル}
※これ以前のindexはこちら→《index:2017年~》
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アイルランド島の南に位置するコーク県の更に西側、北大西洋に突き出すように伸びるいくつかの半島、そのうちにベアラ半島(Beara Peninsula)がある。
一般的な観光ツアーなどから外れがちなエリアと言われる理由は、細い道が多く観光バスが入り込めない場所が比較的多かったり、SNSにアップロードして「いいね!」がたくさんつくようなきらきらした町並みが正直あまり無かったりするのが原因だが、アイルランドの気候をそっくりに投影したような、無骨で、気まぐれな、フォークロアが色濃く残る。
そのうちのひとつがベアラ半島の北西の突端にある岩、ハグ・オブ・ベアラ(Hag of Beara)。
日本語に直訳すると「ベアラのお婆さん」なのだけれど、この ‘Hag’ という単語が老婆を指してアイルランドの民話や神話に頻出することから、単純な「お婆さん」という意味よりも日本語でいう山姥の「姥」の漢字が含んでるニュアンスのような意味かなと思う。
別名をカーリアハ・ベアラ(Cailleach Bhéara)とも呼ばれる岩が、キルキャサリン(Kilcatherine)の岬、クーラ湾(Coulagh Bay)に面し、海を見つめてその丘の上に佇む。
カーリアハ(Cailleach)はアイルランドの民話・神話において記録の残っている最も古い存在のひとりであり、古くは西暦900年頃に書かれた詩に彼女の名前がある。
10世紀頃に書かれた記述にあるのは「彼女は50人の里子をベアラ半島に持ち、7つの若さの時期を経て、すべての夫が老衰で彼女のもとを去り、彼女の孫やひ孫は民族や種族を超えた」というもの。
要するに、遠い過去の世代から生き延びてきた老婆という描写が、民間伝承の中に見られるのである。
西ミュンスター地域の言い伝えでは、カーリアハ・ベアラはコーク州のベアラ半島との結びつきが強く、いくつかの先史時代のモニュメント、自然景観、そして冬の季節が彼女と関連付けられている。
アイルランドの人々の中でアイルランド南西部は古くからあの世、特に死者の世界と結びついており、そこに住む老婆という発想は、そうした陰鬱なイメージと土地の女神の負の側面が結びついたものだと思われる。
コークの中心街からベアラ半島に入り、ヒーリーパス(Healy Pass)を通り抜けると、苔の這った岩場と草原がどこまでも続き、たまに見かけるのは羊の群れ、日向に集まる牛、もうずっと前に朽ちたであろう石造りの家。冬はさぞもの寂しい土地であろうことを想像すると、過去の人々がこの土地から死を想起したのもわかる。
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ベアラ半島、アイルランド全土、マン島、スコットランドに散見する彼女にまつわる民話やモニュメントの中で、特に有名なのが先に述べたキルキャサリン岬にある岩だ。
地域にはこのような伝承が残っている。
カーリアハは、キルキャサリンとその周辺の集落でキリスト教を説教した神父の聖コウティッグヘアン(Saint St. Caithighearn)を脅威に感じていました。
ある日、カーリアハは食べ物を集めたあと、キルキャサリンに戻り、眠っている神父を見つけました。彼女は静かに神父に近づき、聖書を奪い逃げたのです。
それを見ていた近くに住む足の不自由な人がコウティッグヘアンに向かって叫び、飛び起きた彼はカーリアハを追いかけました。
彼がカーリアハを捕らえ、聖書を取り返したその場所で、彼女は石になりました。
そして今日まで、彼女は石の姿のままです。
聖パトリックによって5世紀にイギリスからアイルランドにもたらされ、急速にその教区を広げていったカトリック。
正史の上ではアイルランド固有の価値観であったケルトの土着信仰を否定せず、積極的にキリスト教教義にそれを織り込んでいったとされるその新勢力から、聖書を奪おうとし、それに失敗して辺境で石に変えられた土着の神。
アイルランドにおけるキリスト教と、もともとそこに「在った」ものとのパワーバランスと、少なからずの葛藤が発生していたことがこの物語から推し量れるのではないだろうか。
カーリアハは多くの文献や伝承において、醜く年老いた自身の姿を黒いローブで包む、多くの人が「魔女」という単語を聞いて思い浮かべるその姿のステロタイプのように描かれる。
しかし、ハグ・オブ・ベアラを訪れると、いつでもその岩の上には小石、花、コイン、メダルなどの小さな供え物がいくつもある。彼女(その岩)に供物をすると、願いが叶えられると考えられているからだ。
(ちなみに先の伝承で語られる聖コウティッグヘアンの教会は既に廃教会になっており、外壁と墓地だけが残る 参考リンク: https://goo.gl/maps/5ZgfBBJiThBj4rkk9)
不吉で惨めな姿として描かれ、丘の上で激しい冬の雨や海風にさらされてもなお、人々の畏敬の対象であり続けるその姿は、土地における「追いやられた存在」へのリスペクトと共存の表象であるように思える。
アイルランドからユーラシア大陸を挟み約9600km離れた日本には「鬼首」という地名が存在する。
現在では温泉地として知られるその町の名前は、坂上田村麻呂が東北に先住していた集団である蝦夷を討伐しに京都から遠征し、蝦夷の首長を斬首した際にその首が飛んで行った先であることに由来するという伝説がある。
蝦夷はアラハバキ族と同一の集団であると考えられているが、鬼首周辺のエリアには今でもアラハバキの名のつく神社が残り、集落の信仰対象となっている。
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歴史上の出来事が地名として残り、そこで確かに起きていたかもしれない事実の欠片が民話として今もなお人々の中に生きている。
自らを追いやり石に変えた存在が海を越えてやって来た、その波を見つめて、何も言わず、微動だにせず、ハグ・オブ・ベアラは今日も丘に佇んでいる。
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参考文献
Christine Zucchelli, Sacred Stones of Ireland Paperback(Cork, 2016)
Daithi O Hogain, Myth, Legend, and Romance: An Encyclopaedia of Irish Folk Tradition(London, 1990) 
Eithne Massey, LEGENDARY IRELAND(Dublin, 2017)
Kate Corkery, CORK FOLK TALES(Dublin, 2017)
Martin Verling, Beara Woman Talking: Folklore from the Beara Peninsula Paperback (Cork, 2003)
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tecchaso1988 · 2 years
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#読書 #いままで起きたことこれから起きること #高城剛 ⁡ 「歴史を支配する時代の大波×人生を支配する自分の周期」このかけ違いを間違えなければどんな波にも乗れる。 ⁡ まさか人生のメンター高城剛さんからこの手の内容の本が出るとは! ⁡ 誕生日鑑定でも見える世界線、これからさらに深めたい視座もこの視点。 ⁡ 運命に負けない人生をつくる誕生日鑑定へ 真理を目指します。 ⁡ ⁡ #読書メモ ⁡ テクノロジーが進化し、社会の姿は大きく変わっているが、人間そのものは昔からほとんど変わっていない。そのため人は同じことを繰り返しており、それが社会の循環をもたらしている。人間だけではなく、万物に周期が存在する。物理学、天文学、歴史学、地政学、社会経済学、政治学、気象学、それぞれの分野の専門家がサイクルの存在を指摘している。 ⁡ 人は周期によって支配されている。周期は生物が生き抜くための機能としてある。波に乗れずにリズムを持った周期、サイクルを見失ってしまったとき、人や社会は不調に陥る。 ⁡ 時代の大波を知り、自分の波を知れ。 ⁡ 「出来事には不思議なサイクルがある。ある世代には多くが与えられ、ある世代は期待され、またある世代は歴史を感じる出来事がある。」ルーズベルト大統領 ⁡ 1日、1ヶ月、1年という単位は天空の動き、自然に基づいたサイクル。これに対し、一週間を7日とするう「週」はユダヤ教に人工的につく��れたサイクル。 ⁡ 中国から広まり、アジア全般で用いられる「農歴」としての「二十四節気」は2016年にユネスコ無形文化遺産に認定された。 これが最も自然のサイクルに準じている。現代社会で表層的に語られる花粉症や五月病は、農歴のような自然サイクルに近い暦に沿った生活をしていない、つまり不自然なサイクルの中で生きていることに起因する。利便性に溺れ、本来の自然の暦を失った弊害は計り知れない。 東洋で古代から用いられている陰陽五行、そこから派生した干支、風水は二十四節気に基づく。 ⁡ 風水が唱える9年、20年、60年、180年サイクル。 80年周期で歴史を分析したフォース・ターニング。 50年周期で変化するアメリカの社会と経済。 800年周期で歴史を捉える文明法則史学。 覇権国家の250年サイクル。 ⁡ 2000年を境に文明の衰退サイクルは東西文明の立場が逆転の流れに向かっている。 アメリカ、EUの相対的地位は低くなり、当面、中国、インドを筆頭に東側諸国が優位に立つのがこれまでの歴史の大局から見たこの後の未来。2025年以降、この流れは加速、下降局面に入ると複数の学者は指摘する。 ⁡ 大きな宇宙のサイクルから見れば、2030年代予測されているのが地球の急激な寒冷化。 ⁡ 男性は7年、女性は8年周期で体が変化する。 ⁡ ソ連崩壊を言い当てたエマニュエル・トッドはアメリカの覇権は徐々に失われ、完全崩壊を2050年だと予測する。 ⁡ 人口が減ると経済力が弱まり、国家の存続が危うくなる。GDPランキングトップ10の中で2017年時点でインドを除く他の国は人口減少局面に入っていた。オックスフォード人口問題研究所は「人口減少によって消滅する最初の国は韓国になる」と発表。その速度は年々加速している。 ⁡ CIAは米国は内戦の初期段階にあると考えている。2021年1月6日連邦議会議事堂乱��事件の86%はCEOを含むビジネスオーナー、医師、弁護士、建築家、会計士などホワイトカラーの善良な米国人だったことが判明。過激派グループに所属していたのはわずか14%だった。多くはワシントンに行ってこの暴動を実行したときに失うものがある人たちだった。今、彼らがアメリカを分断させようとしている。 ⁡ 反乱分子は陰謀論者ではなく、通常のマス・メディアの情報を見ている人たち。 ⁡ バイデン大統領の移民政策は、祖先の代からアメリカに住んでいた人々の政治力を低下させ、第三世界から新たにやってきたアメリカ人の割合を劇的に増やすこと。つまり、伝統的なアメリカ人を、遠くの国から来た”より従順な人々”に置き換えること。トランプ前大統領は在任中にこれを阻止するために「メキシコ国境の壁」を建設した。 ⁡ 米国と欧州は壊れ、あらゆるものが多極へ向かう。衰退する米国が、中国に覇権国の座を明け渡すような予測を頻繁に見かけるが、実際は覇権国の多極化になると思われる。米中対立こそ20世紀的概念で、実際は各国内戦の時代に突入したと考えた方が良い。 ⁡ 現在起きているグレート・リプレースメント(大転換)の大波は、ローマ帝国を崩壊に向かわせたゲルマン民族の大移動に匹敵する。 これにより、あたゆるものが多極化へと向かう。その代表的なものの1つが新しい基軸通貨の登場と、通貨そのものの多層化。いま、考えなければならないのは、暗号通貨ではなく、「基軸通貨2.0」と「通貨冷戦」がもたらす世界だ。(大事な内容なので詳細はここには書かない) ⁡ 波に乗るか、飲まれるかは、何億年も変わらない自然の摂理と何千年も変わらない人間の欲望の歯車の重なり合い。また、重なりがズレたときに起きるサイクル現象だから。 ⁡ 古代人は、なぜサイクルを見出そうとしたのか?それには、リスク管理や混沌からの脱出という必要性があったからに他ならない。 https://www.instagram.com/p/CiHfAOqLdjA/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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ari0921 · 4 years
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「日本学術会議と中国科学技術協会」協力の陰に中国ハイテク国家戦略「中国製造2025」
遠藤誉 | 中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授、理学博士
10/9(金) 19:01
 日本学術会議の新会員候補6人の任命拒否が問題となっている。本稿ではその可否よりも、日本学術会議が覚書を結んでいる中国科学技術協会の正体を明確にし、習近平の狙いが潜んでいることに関して注意を喚起したい。
◆2015年、日本学術会議は中国科学技術協会と覚書を交わした
  日本学術会議のHPをご覧になると、そこに国際活動というバナーがあり、それをクリックし、さらに「その他の二国間交流」を辿っていくと、「中国科学技術協会との協力覚書署名式」というのがある。そこには
  ――平成27年9月7日、中国科学技術協会(中国・北京)において、大西隆日本学術会議会長と韓啓徳中国科学技術協会会長との間で、両機関における協力の促進を図ることを目的とした覚書が締結されました。
と書いてある。
 平成27年は西暦で2015年だ。
 この2015年に中国で何が起きたのかを見てみよう。
◆2015年、中国ハイテク国家戦略「中国製造2025」発布
 2015年は中国のハイテク国家戦略「中国製造2025」が発布された年だ。
 習近平は2012年11月に第18回党大会で中共中央総書記に選ばれると、すぐさま「中国のハイテク産業を緊急に促進させよ!」という号令を出して、その年の年末から2013年の年明けにかけて、中国工程院の院士たちを中心に諮問委員会を立ち上げた。
 中国工程院というのは国務院(中国政府)直属のアカデミーの一つで、中国科学院から分離独立したものである。中国にはほかに中国社会科学院や中国医学院、中国農学院など、多くのアカデミーがある。「院士」というのは「学士、修士、博士」などの教育機関におけるアカデミックな称号とは別系列の、中国の学問界で最高の学術的権威のある称号である。
 2013年、中国工程院の院士たちを中心に最高レベルの頭脳が集まり、「中国製造2025」の基本枠を構築した。2013年末にその答申を受けて中国政府の関係者が実行可能性や予算などを検討し、互いに討議を繰り返した末に、2015年5月、李克強国務院総理が発表したのがハイテク国家戦略「中国製造2025」である。
 それまでの組み立てプラットフォーム国家から抜け出して、半導体製造や宇宙開発あるいは5GやAIによる軍事技術も含めた「スマート化」を図ることなどが目的だ。
 米中覇権競争時代がやってくるのは目に見えていたので、アメリカに追いつき追い越さなければ中国が滅びる。だから「中華民族の偉大なる復興」を目指し、国家運命を賭けて漕ぎ出したのが「中国製造2025」だった(詳細は拙著『「中国製造2025」の衝撃  習近平はいま何を目論んでいるのか』)。
 もちろん「中国製造2025」では「軍民融合」も謳われており、そのためには国家直轄でない民間の科学技術団体も統合していく必要があった。
◆2013年、中国工程院と中国科学技術協会が提携
 習近平が国家主席に選ばれた2013年3月15日、中国工程院は中国科学技術協会と戦略的提携枠組み合意書の調印式を開いた。中国科学技術協会は430万人ほどの会員を擁する科学技術者の民間組織だ。
 自分が国家主席に選ばれた日に「中国工程院と中国科学技術協会の提携」を発表するというのは、習近平の「中国製造2025」完遂への決意のほどを窺(うかが)わせる。
 逆に言えば、この提携は中国のハイテク国家戦略「中国製造2025」を完遂するための一環であったということが言える。
 アメリカと対立する可能性が大きければ、国家戦略的に先ず惹きつけておかなければならないのは日本だ。日本経済は減衰しても、日本にはまだ高い技術力がある。十分に利用できると中国は考えていた。
 こうして、2015年9月に日本学術会議と協力するための覚書を結んだのである。
 実にきれいな時系列が出来上がっているではないか。
 中国の国家戦略の流れの中に、「日本学術会議と中国科学技術協会の覚書」がピッタリはまり込んでいるのが鮮明に見えてきたものと思う。
◆中国工程院と軍事科学院との人的交流と情報交換
 2017年9月、中国人民解放軍・軍事科学院はその傘下に国防工程研究院を新設した。軍事科学院は中央軍事委員会および中国人民解放軍の管轄下にあるアカデミーである。
 問題は、中国工程院と軍事科学院国防工程研究院の主要な研究員(教授)(中には院士)は、互いに人的交流が盛んで、中には兼任している者もいることだ。その結果、研究成果に関する情報交換も盛んとなっている。
 ということは、日本学術会議が中国科学技術協会と連携しているなら、それは中国工程院と連携していることになり、最終的には軍事科学院・国防工程研究院と提携していることにつながるということである。
 日本の一部のメディア(あるいは国会議員)は、中国工程院が国防部の管轄下にあるなどと書いていたり発言したりしているのを散見するが、それは間違いだ。
 国防部というのは国務院の中の中央行政の一つに過ぎず、ほとんど力を持っていない。そんな末端の管轄下にあるのではなくて、中国工程院は国務院直轄だし、軍事科学院は中央軍事委員会の直轄下にある。そのトップにいるのは習近平・中央軍事委員会主席である。
◆日本学術会議と中国科学技術協会との人的交流
 自民党の某国会議員の発言(ツイッター)に、日本学術会議は中国の「千人計画」とタイアップしているようなことが書いてあったが、日本学術会議のHPを見る限り、そういうことは書いていない。中国には今「千人計画」どころか「万人計画」もあるので、そのような細かなことを突っついて「どこに書いてあるんですか?」という反撃材料を提供するのは賢明ではないだろう。
 それよりも冒頭に例示した「その他の二国間交流」の中の「中国科学技術協会との協力覚書署名式」の説明文の下にあるPDFをクリックして頂くと、そこに概ね以下のような文言がある。
  ――両機関は、本覚書の範囲内で推薦された研究者を、通常の慣行に従って受入れ、研究プログラムの調整や、現地サポートの対応を行う。
 すなわち「日本学術会議と中国科学技術協会」は「必要に応じて推薦された研究者を受け入れる」ことが可能なように作られている。 
 そして2013年3月15日の提携書で、中国工程院もまた、中国科学技術協会と「科学技術サービス・人材育成などの面で提携を深化する」と謳っているのだ。
◆日本学術会議は政府から独立した機関なのか?
 日本学術会議は菅総理による任命拒否に対して「学問の自由が侵された」と主張しているようだが、日本学術会議は日本政府が毎年10億円以上の経費を注ぎ込んで運営されている機関だ。会員が自腹で会費を支払って成り立っている「政府とはいかなる関係もない、独立した学会」とは違う。国民の税金で「食わせてもらっている組織」ではないのだろうか?
 もちろん学問の自由は絶対に保障されなければならないし、発言の自由も民主主義国家の大原則として保障されていなければならない。
 しかし、国民の税金で生きている以上、一定程度の日本政府による監督権は働くのが自然ではないのだろうか。つまり「日本国民による監督」が必要だということだ。
 国民がいちいち「私たちの税金が正しく使われているか否か」を直接監督する訳にはいかないので、選挙で選ばれた国会議員に委託する以外にない。任命権が総理にあるとすれば、ある意味、総理に委任するしかないことになる。
 だからこそ、菅総理や内閣関係者は、「総合的俯瞰的に判断した結果」などという「禅問答」のような訳の分からない弁明をせ��に、むしろ明確に「国民の誰にでも分かる言葉」で毅然として説明すべきだろう。
 そうすれば、むしろ、日本学術会議の在り方を根本から考え直すことができる。その意味では菅総理は、国民に「考える」ための良いチャンスを与えてくれたという解釈もできよう。
 日本人の多くは、自民党の二階幹事長を筆頭として、中国の「シャープパワー」にやられてしまっており、魔法をかけられているので、自分が「中国の操り人形」になっていることさえ自覚できないでいる。
 日本国民よ、「現実を直視しようではないか」と言いたい。
 知識層も、高い思考力を持っているはずなので、どうか中国の老獪な戦略とシャープパワーに気が付いて欲しいと切望する。
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xf-2 · 4 years
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日本学術会議の新会員候補6人の任命拒否が問題となっている。本稿ではその可否よりも、日本学術会議が覚書を結んでいる中国科学技術協会の正体を明確にし、習近平の狙いが潜んでいることに関して注意を喚起したい。
◆2015年、日本学術会議は中国科学技術協会と覚書を交わした
  日本学術会議のHPをご覧になると、そこに国際活動というバナーがあり、それをクリックし、さらに「その他の二国間交流」を辿っていくと、「中国科学技術協会との協力覚書署名式」というのがある。そこには
  ――平成27年9月7日、中国科学技術協会(中国・北京)において、大西隆日本学術会議会長と韓啓徳中国科学技術協会会長との間で、両機関における協力の促進を図ることを目的とした覚書が締結されました。
と書いてある。
 平成27年は西暦で2015年だ。
 この2015年に中国で何が起きたのかを見てみよう。
◆2015年、中国ハイテク国家戦略「中国製造2025」発布
 2015年は中国のハイテク国家戦略「中国製造2025」が発布された年だ。
 習近平は2012年11月に第18回党大会で中共中央総書記に選ばれると、すぐさま「中国のハイテク産業を緊急に促進させよ!」という号令を出して、その年の年末から2013年の年明けにかけて、中国工程院の院士たちを中心に諮問委員会を立ち上げた。
 中国工程院というのは国務院(中国政府)直属のアカデミーの一つで、中国科学院から分離独立したものである。中国にはほかに中国社会科学院や中国医学院、中国農学院など、多くのアカデミーがある。「院士」というのは「学士、修士、博士」などの教育機関におけるアカデミックな称号とは別系列の、中国の学問界で最高の学術的権威のある称号である。
 2013年、中国工程院の院士たちを中心に最高レベルの頭脳が集まり、「中国製造2025」の基本枠を構築した。2013年末にその答申を受けて中国政府の関係者が実行可能性や予算などを検討し、互いに討議を繰り返した末に、2015年5月、李克強国務院総理が発表したのがハイテク国家戦略「中国製造2025」である。
 それまでの組み立てプラットフォーム国家から抜け出して、半導体製造や宇宙開発あるいは5GやAIによる軍事技術も含めた「スマート化」を図ることなどが目的だ。
 米中覇権競争時代がやってくるのは目に見えていたので、アメリカに追いつき追い越さなければ中国が滅びる。だから「中華民族の偉大なる復興」を目指し、国家運命を賭けて漕ぎ出したのが「中国製造2025」だった(詳細は拙著『「中国製造2025」の衝撃  習近平はいま何を目論んでいるのか』)。
 もちろん「中国製造2025」では「軍民融合」も謳われており、そのためには国家直轄でない民間の科学技術団体も統合していく必要があった。
◆2013年、中国工程院と中国科学技術協会が提携
 習近平が国家主席に選ばれた2013年3月15日、中国工程院は中国科学技術協会と戦略的提携枠組み合意書の調印式を開いた。中国科学技術協会は430万人ほどの会員を擁する科学技術者の民間組織だ。
 自分が国家主席に選ばれた日に「中国工程院と中国科学技術協会の提携」を発表するというのは、習近平の「中国製造2025」完遂への決意のほどを窺(うかが)わせる。
 逆に言えば、この提携は中国のハイテク国家戦略「中国製造2025」を完遂するための一環であったということが言える。
 アメリカと対立する可能性が大きければ、国家戦略的に先ず惹きつけておかなければならないのは日本だ。日本経済は減衰しても、日本にはまだ高い技術力がある。十分に利用できると中国は考えていた。
 こうして、2015年9月に日本学術会議と協力するための覚書を結んだのである。
 実にきれいな時系列が出来上がっているではないか。
 中国の国家戦略の流れの中に、「日本学術会議と中国科学技術協会の覚書」がピッタリはまり込んでいるのが鮮明に見えてきたものと思う。
◆中国工程院と軍事科学院との人的交流と情報交換
 2017年9月、中国人民解放軍・軍事科学院はその傘下に国防工程研究院を新設した。軍事科学院は中央軍事委員会および中国人民解放軍の管轄下にあるアカデミーである。
 問題は、中国工程院と軍事科学院国防工程研究院の主要な研究員(教授)(中には院士)は、互いに人的交流が盛んで、中には兼任している者もいることだ。その結果、研究成果に関する情報交換も盛んとなっている。
 ということは、日本学術会議が中国科学技術協会と連携しているなら、それは中国工程院と連携していることになり、最終的には軍事科学院・国防工程研究院と提携していることにつながるということである。
 日本の一部のメディア(あるいは国会議員)は、中国工程院が国防部の管轄下にあるなどと書いていたり発言したりしているのを散見するが、それは間違いだ。
 国防部というのは国務院の中の中央行政の一つに過ぎず、ほとんど力を持っていない。そんな末端の管轄下にあるのではなくて、中国工程院は国務院直轄だし、軍事科学院は中央軍事委員会の直轄下にある。そのトップにいるのは習近平・中央軍事委員会主席である。
◆日本学術会議と中国科学技術協会との人的交流
 自民党の某国会議員の発言(ツイッター)に、日本学術会議は中国の「千人計画」とタイアップしているようなことが書いてあったが、日本学術会議のHPを見る限り、そういうことは書いていない。中国には今「千人計画」どころか「万人計画」もあるので、そのような細かなことを突っついて「どこに書いてあるんですか?」という反撃材料を提供するのは賢明ではないだろう。
 それよりも冒頭に例示した「その他の二国間交流」の中の「中国科学技術協会との協力覚書署名式」の説明文の下にあるPDFをクリックして頂くと、そこに概ね以下のような文言がある。
  ――両機関は、本覚書の範囲内で推薦された研究者を、通常の慣行に従って受入れ、研究プログラムの調整や、現地サポートの対応を行う。
 すなわち「日本学術会議と中国科学技術協会」は「必要に応じて推薦された研究者を受け入れる」ことが可能なように作られている。 
 そして2013年3月15日の提携書で、中国工程院もまた、中国科学技術協会と「科学技術サービス・人材育成などの面で提携を深化する」と謳っているのだ。
◆日本学術会議は政府から独立した機関なのか?
 日本学術会議は菅総理による任命拒否に対して「学問の自由が侵された」と主張しているようだが、日本学術会議は日本政府が毎年10億円以上の経費を注ぎ込んで運営されている機関だ。会員が自腹で会費を支払って成り立っている「政府とはいかなる関係もない、独立した学会」とは違う。国民の税金で「食わせてもらっている組織」ではないのだろうか?
 もちろん学問の自由は絶対に保障されなければならないし、発言の自由も民主主義国家の大原則として保障されていなければならない。
 しかし、国民の税金で生きている以上、一定程度の日本政府による監督権は働くのが自然ではないのだろうか。つまり「日本国民による監督」が必要だということだ。
 国民がいちいち「私たちの税金が正しく使われているか否か」を直接監督する訳にはいかないので、選挙で選ばれた国会議員に委託する以外にない。任命権が総理にあるとすれば、ある意味、総理に委任するしかないことになる。
 だからこそ、菅総理や内閣関係者は、「総合的俯瞰的に判断した結果」などという「禅問答」のような訳の分からない弁明をせずに、むしろ明確に「国民の誰にでも分かる言葉」で毅然として説明すべきだろう。
 そうすれば、むしろ、日本学術会議の在り方を根本から考え直すことができる。その意味では菅総理は、国民に「考える」ための良いチャンスを与えてくれたという解釈もできよう。
 日本人の多くは、自民党の二階幹事長を筆頭として、中国の「シャープパワー」にやら���てしまっており、魔法をかけられているので、自分が「中国の操り人形」になっていることさえ自覚できないでいる。
 日本国民よ、「現実を直視しようではないか」と言いたい。
 知識層も、高い思考力を持っているはずなので、どうか中国の老獪な戦略とシャープパワーに気が付いて欲しいと切望する。
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herbiemikeadamski · 5 years
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(^_^)/おはよー(^▽^)ゴザイマース(^_^) . . 4月8日(月) 赤口(乙亥) 旧暦 3/4 月齢 2.8 年始から98日目(閏年では99日目)にあたり、年末まではあと267日です。 . . 朝は希望に起き、昼は努力に生き、夜は感謝に眠りましょう(^_-)-☆ 睡眠は明日を迎える為の未来へのスタートですY(^^)ピース! でお馴染みのRascalでございます。 . せっかく暖かくなったのに水を差す様な冷たい朝の月曜日。 週明けって怠いのに辛いですよね。。。_| ̄|○..(^o^;) . 日中は止むそうなのですが夜には再び雨になるそうなので 今日は一日中寒い感じじゃないでしょうか?{{(>∇<)}}サムッ . 今日一日どなた様もお体ご自愛なさってお過ごし下さいませ(^^ゞ “本日もご安全に参りましょう(^^)v” . . ■今日は何の日■ #佳桜忌(ケイオウキ)  アイドル歌手の岡田有希子の忌日。  1967年8月22日に生まれた佐藤佳代(本名)は、 1986年4月8日アイドル岡田有希子として所属していた事務所の屋上から飛び降り、わずか18年と数ヶ月の短い生涯を終えた。  本名の「佐藤佳代」と、桜の花が満開の時期である事に因み、「佳桜忌」(けいおうき)と呼ばれている。  2017年には生誕50年で2018年には三十三回忌を迎えた。    .  #タイヤの日  日本自動車タイヤ協会が、春の全国交通安全運動が行われる4月と、タイヤをイメージした8日を組み合わせて、この日を記念日としました。 . #花祭り(潅仏会,仏生会,浴仏会)  釈���が旧暦の4月8日に生まれたという伝承から釈迦の降誕を祝して行う法会。  東アジア一帯で祝われるが、新暦4月8日に祝うのは日本のみで関西では月遅れの5月8日に行われます。 . #ロータスデー  映画『手塚治虫のブッダ赤い砂漠よ!美しく』を手がける東映株式会社が制定。  ロータス(蓮)は泥の中で美しく咲き、その姿が仏の叡智や慈悲の象徴とされる花。 . #ヴィーナスの日  1820年、エーゲ海のメロス島で耕作中の農夫が畑の中からヴィーナス像を発掘し翌年にパリのルーブル美術館が収蔵しました。  「ミロのヴィーナス」として知られており、紀元前100年頃に作られたとされています。 . #出発の日  新生活のスタートの時期に合わせ、忙しく乱れがちな生活のリズムを整えるために、朝食を摂ることを提案する味の素株式会社が制定。  日付は新年度のスタートの時期であり、4と8で「出発(しゅっぱつ)」と読む語呂合わせから。 . #清流の日・小川の日  京都府八幡市の山中宗一氏が制定。  小学生から大学生までの学年ごとの成長を清流に例え、その流れは小川であってもたゆまぬ努力により進んでいくことを称えるとともに、大人社会が快く迎える日とするのが目的。  日付は4月のこの時期が入学や新学年の始まりとなることが多いため。 . #指圧の日  正しい指圧の普及をとうして、人々の健康に貢献しようと特定非営利活動法人日本指圧協会が制定。 . #美容鍼灸の日  一般財団法人・日本美容鍼灸マッサージ協会が制定。 . #森町(しんまち)の日  環境共生、地域共生、多世代共生を掲げる「箕面森町」をアピールしようと箕面森町建設推進協議会が制定。 . #シーバの日  ペットフードなどの輸入・販売を行うマース ジャパン リミテッドが制定。 . #ベビーリーフ記念日  兵庫県神戸市に本社を置き、1994年9月4日に関西国際空港が開港したときにベビーリーフを日本にはじめて輸入をしたエム・ヴイ・エム商事株式会社が制定。 . #小ネタの日  地域のビジネスニュース、カルチャーニュースなどを配信する情報サイトによるネットワーク「みんなの経済新聞ネットワーク」が制定。 . #芝の日  校庭や園庭、市街地の公園などの芝生化を進めている一般社団法人長野県造園建設業協会が制定。 . #白肌の日  日本を代表する化粧品メーカーの株式会社コーセーが制定。 . #貝の日  渥美半島にある愛知県田原市の渥美商工会が制定。  「貝」の字を上下に分けると「目」と「八」になり、「目」を90度横にすると「四」と似ていることから。 . #炭酸水の日  純水でていねいに作り、スッキリした飲み口で人気の「おいしい炭酸水」などを製造販売するサッポロ飲料株式会社が制定。 . #シワ対策の日. . #ドモホルンリンクル 「しわキレイ」の日. . #シンハービールの日. . #木曽路「すきやきの日」. . #シャボン(せっけん)の香りの日. . #ホヤの日. . #忠犬ハチ公の日. . #参考書の日. . #椿寿忌(虚子忌). . #世界ロマの日. . #歯ブラシ交換デー(毎月8日). . #信州地酒で乾杯の日(毎月8日). . #生パスタの日(毎月7,8日). . . ■今日のつぶやき■ #会うのは別れのはじめ . . #1993年4月8日 #吉井香奈恵 (#よしいかなえ) 【#歌手】 〔#大阪府〕 《#9nine (#ナイン)》 . . (Minato-ku, Tokyo, Japan) https://www.instagram.com/p/Bv-P5DcA4mfNCQsoEofflTPrhNO5d3TAE3md1Q0/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1bbfuuz1cr06z
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konakajima · 3 years
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自己紹介
私の名前は中島コウ。棚瀬海軍の元下士官です。現在は予備下士官として棚瀬市満野町にある艦娘振興会で事務のお仕事を仰せつかっております。はい、元艦娘です。あまり詳しいことを書いて問題になるのも申し訳ないので、通常国内で許されている部分や講演会などでお話しする部分だけを記します。
名前…中島コウ
本名です。日本とは違って、棚瀬では片仮名の名前が多いのです。
年齢…23歳
72��…西暦1997年生まれです。夏生まれなのでコウと名付けられました。
出身地…棚瀬群島棚瀬県万沢郡夏島村
万沢軍港の沖合24kmにある夏島という島で生まれ育ちました。人口14,300人の小さな島です。
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▲夏島の浜辺。夏島の子供は海と共に育つと言っても過言ではありません。(2016年3月 夏島村相賀浜)
経歴
2004年4月 夏島村立夏島尋常小学校入学。漁師の娘だったので身体は丈夫な方でしたが、本などを読むことが好きでした。
2010年3月 尋常小学校卒業。先生からは学費不要の第一女子高等師範学校の予科部を勧められましたが実家に余裕がなく、夏島村役場で道路課の事務員に就きました。
2011年12月 在郷軍人会の小沢さんが自宅にやってきて艦娘候補生に志願しないかと誘われました。迷っていましたが何故か課長にまで話が伝わっていて志願することになりました。「受かるはずがない」と思っていたのに、ある日出勤したら「退職届」を渡され「おめでとう」と言われました。何の感慨もなく艦娘候補生に受かったことを知りました。
2012年6月 万沢海兵団入団。海軍三等水兵。厳しく、また慣れない環境で大変でしたが、水泳だけは得意で、都会から来た子の課業後の特訓に付き合っていたので「姉さん」と呼ばれていました。
2012年8月 万沢海兵団修了。海上歩兵学校(艦娘学校)初等科入校。海軍二等水兵。ここで初めて艤装に触りました。初めは海に立つという未知の世界に戸惑い、転んでばかりでしたが教官の艦娘に助けられながら感覚を掴んでいきました。
2013年6月 艦娘学校修了。海軍一等水兵。駆逐艦籍に編入。南船県芝内郡の橋上港にあった橋上警備艦隊に着任しました。橋上は故郷の島を思わせる場所で、部隊の規模も小さかったので和やかな雰囲気が特徴でした。
2014年1月 海軍上等水兵。
2015年6月 艦娘学校中等科入校。初等科時代の座学の成績がよかったので艦隊司令官の推薦で入校しました。
2015年8月 海上歩兵学校中等科修了。海軍水兵長に昇進し巡洋艦籍および万沢第2水雷戦隊編入。規模も任務も橋上とは比較にならないほどではありましたが、先輩たちの指導でなんとか順応しました。
2015年12月 橋上警備艦隊時代の司令官の紹介で知り合った方と結婚。
2017年6月 二等兵曹。
2018年2月 子供を授かったため陸勤を命じられ万沢鎮守府用地道路部勤務。
2018年8月 出産のため休暇。
2019年3月 予備兵籍編入。海軍予備一等兵曹。
こうして私は14歳で海軍に入隊し、約6年10ヶ月在隊していました。結婚と出産を機に予備兵籍に入りましたが、艦娘として海を駆けた日々は今でも私の中で大切な思い出として残っています。娘も2歳となり、いろいろな言葉を覚えて、またこれからも成長していくのでしょう。尋常小学校を卒業した時、一女高師へ進んでいたら今とはまた違う未来があったかもしれませんが、私は艦娘になって良かったので悔いはありません。しかしこの子には自分の未来は自分で選んで欲しいと思います。
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c3oyama · 4 years
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11/9 119番の日 誕生日/ #遥くらら #キャサリンヘップバーン #梅沢富美男 #野口英世 #石田えり #佐川満男 #えなりかずき #ペギー葉山 誕生日 1818年 ツルゲーネフ(露・作家) 1868年 マリー・ドレスラー(女優) 1876年 野口英世(細菌学者) 1903年 吉田秀雄(経営者) 1909年 キャサリン・ヘップバーン(女優)  1933年 ペギー葉山(歌手)2017年4月12日(83歳没) 1939年 佐川満男(歌手・俳優) 1944年 庄司敏江(漫才師) 1945年 ルノー・ベルレー(俳優) 1950年 梅沢富美男(俳優) 1955年 遥くらら(女優) 1960年 石田えり(女優) 1974年 加瀬亮(俳優) 1974年 中村栄美子(女優) 1984年 えなりかずき(タレント) 誕生花・誕生石 誕生花は からたち、花言葉は“思い出” 誕生石は 琥珀(amber)、宝石言葉は“誰よりもやさしく” 119番の日 消防庁が1987(昭和62)年に制定。 電話番号119に因んで。 この日から1週間は「秋の全国火災予防運動」が行われる。 換気の日 日本電機工業会が1987(昭和62)年に制定。 「いい(11)くう(9)き」の語呂合せ。 最近の住宅はアルミサッシの普及等で気密性が高く十分な換気が行われないので、室内の換気を見直してもらうことが目的である。 太陽暦採用記念日 1872(明治5)年のこの日、明治政府が、それまでの太陽太陰暦(旧暦)をやめて太陽暦(新暦)を採用するという詔書を布告し、明治5年12月2日の翌日を明治6年1月1日とすることになった。 ベルリンの壁崩壊の日 1989(平成元)年、ドイツ・西ベルリンを囲んでいた「ベルリンの壁」が取り壊された。 東西ドイツの統一や東欧の国々の民主化、冷戦の終結のきっかけとなった。 また、1938年のこの日にはナチスによるユダヤ人襲撃事件「水晶の夜」があり、1918年には帝政が廃止された。 独立記念日 [カンボジア] 1953年のこの日、カンボジアがフランスから独立した。 歴史・出来事 1190年 源頼朝、後白河法皇と会見。権大納言・右近衛大将に 1872年 太陽暦を採用 1888年 切り裂きジャック事件 1938年 ドイツでユダヤ人の組織的迫害が始まる 1945年 日本自由党結成 1963年 横須賀線鶴見で二重衝突事故。死者161人、重軽傷者120人 1963年 三池三井鉱の爆発事故 死者458人 1965年 ニューヨーク大停電。継電機のコンピュータの故障が原因 #今日は何の日 #パーソナルカラー #カラードレープ #カラーパレット #こんにちは #色見本 #PCCS #ドレープ120色 #パーソナルカラー用品 #テストドレープ #C³ #色のみかた #シーキューブ (パーソナルカラー用品ドレープ、見本帳,PCCSのご用命はc3(シーキューブ)) https://www.instagram.com/p/CHWKarhgUY2/?igshid=1rc4ut5y8h1hg
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tak4hir0 · 4 years
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人工知能はムーアの法則の何十倍も早いペースで成長している ムーアの法則は本来「集積回路上のトランジスタ数が1.5年ごとに2倍になる」という傾向を指した法則です。このムーアの法則の5倍から100倍のペースで人工知能(AI)は進歩していると、GeForce Experienceの立ち上げに携わった元NVIDIAのエンジニアであるジェームス・ワン氏が報告しています。 AI Training Costs Are Improving at 50x the Speed of Moore’s Law https://ark-invest.com/analyst-research/ai-training/ 2010~2020年にかけて、AIのトレーニングモデルに費やされるコンピューターの演算処理能力は急激に増加しています。以下のグラフは縦軸が演算処理能力で、「Petaflop/Days」は1日当たり1秒間に4兆回の演算を行うことを意味します。横軸は西暦です。 1958年にパーセプトロンが登場して以来、2010年頃まで演算処理能力は2年ごとに倍増していました。 しかし、2010年から2020年の処理能力は、以下のグラフに示されるように1年ごとにおよそ10倍ずつ、ムーアの法則の5倍以上の速度で成長しているとワン氏は述べています。 GoogleのAlphaGo ZeroやテスラのAutopilotなどのように、大手企業は長期的な投資収益率を期待してAI開発に膨大な予算を投入しており、自社でディープラーニングを行い、大学と共同で研究開発を進めています。 さらに、AIにおけるディープラーニングの訓練コストが毎年10分の1に下がっていることも重要なポイントであるとワン氏は指摘。例えば、2017年頃にはResNet-50のような画像認識ネットワークをパブリッククラウド上で訓練するには約1000ドル(約10万8000円)必要でしたが、2019年には必要なコストが約10ドル(約1080円)にまで下がっています。以下のグラフは縦軸がコスト、横軸が年月で、各点は旧世代のNVIDIA GPUを指すLegacy GPU(黒)、NVIDIAのVolta GPU(青)、GoogleのCloud TPU(赤)です。 2017~2019年までのコストの低下傾向が維持されれば、2020年中にはコスト約1ドル(約108円)まで下がる可能性があるとも考えられますが、ワン氏は「このグラフの予測を信頼することはできない」とコメントしました。 また、以下のグラフは縦軸がコスト、横軸が年月を表しています。およそ10億枚の画像を分類するためのコストは、2017年には約1万ドル(約108万円)かかっていたにも関わらず、2020年にはわずか0.03ドル(約3円)ほどにまで低下しました。 ディープラーニングに関するコストの変化率をムーアの法則と比較すると、ムーアの法則の10~100倍で変化しているとワン氏は主張しています。急激なコストの低下を可能にしたのはハードウェアとソフトウェア両方でのブレイクスルーで、2017~2020年の間にICチップやシステム設計の技術が格段に進化し、ディープラーニング専用のハードウェアも登場しています。 以下のグラフはスタンフォード大学のベンチマークにより算出されたNVIDIA Teslaのハードウェアおよびソフトウェアの性能評価で、縦軸がパフォーマンスの向上率、横軸に書かれているのはNVIDIA Teslaのバージョン名です。下図の左のグラフを見ると、Tesla K80と比較してTesla V100の性能が約16倍も向上していることが分かります。 また、Tesla V100においてディープラーニングのフレームワークであるTensorFlowとPyTorchと新しいトレーニング方法を組み合わせることで、下の右図でソフトウェア性能が約8倍向上したことが報告されています。 一方で、ハードウェアのコストは低下しておらず、数年にわたり高額のままであるとワン氏は指摘。例えば、NVIDIAのデータセンター向けGPUの価格は、過去3世代を比較すると価格が3倍に高騰しています。Amazon Web Servicesは2017年にNVIDIAのTesla V100を導入して以来、サービスの価格は一定のままです。 また、ワン氏はAIの技術がこのまま向上すれば、世界の株式市場におけるAI関連企業の時価総額も大幅に向上すると主張しています。以下は情報技術(黒)、インターネット(青)、人工知能およびディープラーニング(緑)関連企業の時価総額を表したグラフ。縦軸は世界の株式市場に占める割合、横軸は西暦を表しています。2019年の時点では、AIは世界の株式市場において時価総額は約1兆ドル(約107兆円)程度ですが、2037年までには30兆ドル(約321兆円)にまで規模を拡大し、インターネット関連企業よりも高い時価総額になるとワン氏は推測しています。 ワン氏は、AIの演算処理能力向上やディープラーニングのコスト低下のペース、株式市場における時価総額を踏まえて、「AIはまだ発展途上にあり、おそらく数十年間は持続的に成長するだろう」と予測しました。 ・関連記事 「AI」と「機械学習」は何がどのように違うのか?をわかりやすく解説するとこうなる - GIGAZINE 人工知能(AI)は意識を持つようになるのか?を神経科学者が解説 - GIGAZINE 人工知能やロボットが社会を変える将来、人間はどのように社会を捉えて生きるべきなのか? - GIGAZINE 「ムーアの法則」に替わる新時代のハードウェア性能進歩を予言する「ネーヴンの法則」とは? - GIGAZINE 「ムーアの法則はもう限界」とiPhoneにチップを提供する半導体大手TSMCの会長が発言 - GIGAZINE 2020年07月07日 06時00分00秒 in ソフトウェア,   ハードウェア,   サイエンス, Posted by log1m_mn You can read the machine translated English article here.
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shinjihi · 7 years
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2017年7月10日 加計学園問題審議 全文書き起こし 青山繁晴委員 「自由民主党・こころの青山繁晴です。えー、党利党略のためでなく、ただ国益のためにこそ、不肖ながら質問いたします。よろしくお願い申し上げます(一礼)。  はじめに、九州をまたしても襲った豪雨災害で、犠牲になられた方々とご遺族に、魂から哀悼の意をお伝えしたいと思います。  えー、さて、加戸守行・前愛媛県知事、前川喜平・前文科事務次官におかれましては、参考人としてお出でいただきまして、ありがとうございます(一礼)。お二人は同じ文科省で、加戸さんの方が先輩でいらっしゃるということですから、お名前を先にお呼びいたしました。  えー、質問に入ります。現在の日本では、鳥インフルエンザ、口蹄疫、そしてBSE、狂牛病という深刻な新しい危機が生まれています。鳥インフルエンザは、鳥から鳥にだけ伝染していた状態は、たとえば中国ではすでに終わり、鳥からヒトへ、さらにヒトからヒトへと伝染する、恐るべき事態に進展し、死者も出ております。えー、これは鳥インフルのウイルスが、突然変異を繰り返して、感染力を高めている証拠です。日本においても、高病原性鳥インフルエンザがヒトにまで広がる事態に、常に備えねばなりません。また牛や豚などの口蹄疫は、宮崎県ですでに大発生し、畜産農家に一時は壊滅的な被害を与えました。これもウイルスです。狂牛病もすでに北海道、千葉、神奈川、熊本で発症しています。マスメディアが忘れたかのように報道しないため、危機意識が薄れていることこそむしろ、大問題です。不肖私はもともと民間で危機管理の実務に長く携わって国会に来ました。この動物由来のウイルスを、ウイルスによる人類の新しい危機から国民を守ることが、政府と国会のどれほど神聖な任務か、よく理解しております。  その観点から、いわゆる加���学園をめぐる問題が、取り沙汰されるずっと以前から、民間の専門家のはしくれとして、自治体や政府と連携すべきは連携しつつ、動物ウイルスを扱う獣医師の不足に、私も直面してきました。農水省によれば、全国3万9000人の獣医師のうち、ペット関連の医師の方々が39%と最も多くて、家畜の防疫や○○○(カイロ?)などを担う公務員獣医師はわずか9%です。えー、今日質問するにあたりまして農水省に改めて問い合わせてみますと、以下のような回答でありました。産業動物獣医師、これはたとえばいま申したウイルスなどに対応できる獣医師です、産業動物獣医師については、十分に確保できていない地域があることから、獣医学生に対して、地元に就職することを条件に、学資を貸与している。えー、このような地域は、産業動物獣医師の確保が困難だと言えます、という回答でした。そして、こうした学資の貸与は、愛媛県では、9件あります。全国で3番目に多くなっています。東京にはこうした貸与は一切ありません。農水省の政府参考人であります小川良介審議官、これで間違いないか、それだけを簡潔にお答え願えますか」 農林水産省・小川大臣官房審議官 「お答え申し上げます。ただいまご指摘の獣医学生等に対して就学資金を貸与する事業でございますが、平成28年度には全国で16地域が事業を実施するなか、愛媛県の計画は9人で、全国で3番目に多くなっているところでございます」 青山繁晴委員 「えー、前川参考人にお尋ねします。えー、あなた様におかれては、日本に獣医師の不足がないから、愛媛県今治市に加計学園���、新たに獣医師学部をつくることは、行政をゆがめることであるという趣旨で発言されていると思いますが、この、いま申し上げた実態はご存知なのでしょうか(議場ざわ)」 前川喜平参考人(前文科事務次官) 「えー、違います。あのー、えー、獣医学部の新設について、一律に申請を受け付けないという、ま、これは告示があるわけでございますが、その告示に対して特例を設けるかどうか、あるいは告示の撤廃を考えるかどうか、獣医学部の入学定員について、えー、定員管理をするというポリシーを捨てるか捨てないか、これは政策論議をすべき問題でありまして、それは、ま、国家戦略特区を舞台として議論することもできるでしょうし、あるいは一般論として議論することもできます。で、この規制緩和をすべきかどうかという問題と、その規制緩和の結果として、加計学園に獣医学部の新設を認めるかどうかという問題とは、これは次元の違うことでございまして、私がゆがめられたと、いうふうに思っている部分というのは、規制緩和の結果として、加計学園だけに獣医学部の新設が認められるに至ったプロセスであります。そのその部分が問題であるし、不公平な部分があるんじゃないか、また不透明な部分があるんではないか、そこの解明が必要だというふうに考えてるところでございます」 青山繁晴委員 「正直いま、前川参考人のおっしゃったことは、ま、僕の予想した通りなんですね。で、この件については、もう少しあとに改めてご質問いたします。で、いま、加戸参考人におかれては、自治体の最前線でこの獣医師不足に直面してこられました。えー、どのような実態でしょうか。また、前川参考人の先ほどのご答弁、お答えをどのようにお聞きになりましたでしょうか」 加戸守行参考人(前・愛媛県知事) 「お答えいたします。まずあの、参考人でお呼びいただいたことに心から感謝申し上げます。もう、10年前に、愛媛県知事として、今治に獣医学部の誘致を、当時は構造改革特区の名のもとに、申請した当時のことを思い返しまして、鼻も引っ掛けていただけなかったこの問題が、こんなに多くの関心を、10年後に持っていただいてるということに、不思議な感じがいたしております。  当時、愛媛県知事として、たくさんの仕事を預かりながら、県民の生命、身体、財産、畜産業の振興、食品衛生、その他で、一番苦労しましたのが、鳥インフルエンザ、あるいは口蹄疫の、四国への上陸の阻止、あるいは、BSEの問題の、日本への波及の阻止、言うなれば四国という、小さな、島ではありますけれども、こういった感染症対策として、一番防御が可能な、地域という意識もございましたし、そしてアメリカが、この問題で狂牛病の体験を受けて、先端切って国策として、これからはライフサイエンスと感染症対策をベースとした、獣医学の教育の充実ということで、大幅な獣医学部の入学者の増加、そして3つの獣医科大学の新設という形で、懸命に取り組んでいる姿を、横で見ながら、なんと日本は関心を持っていただけない国なんだと。私は少なくとも10年前に、愛媛県民の、そして今治地域の、夢と希望と関心を託して、チャレンジいたしました。厚い岩盤規制で、はね返されはね返され、やっと国際(国家?)戦略特区という枠の中で、実現を見るようになった。いま本当にそれを喜んでもおります。  先ほどの、話がございました、(前川氏の)行政がゆがめられたという発言は、私に言わせますと、少なくとも、獣医学部の問題で、強烈な岩盤規制のために、10年間、我慢させられてきた、岩盤にドリルで、国家戦略特区が穴を開けていただいたと、いうことで、ゆがめられた行政が正されたというのが、正しい発言ではないのかなと、私は思います(議場ざわ)」 青山繁晴委員 「はい。あの、前川参考人と加戸参考人のお話は、ま、見事に食い違ってるわけですけども、その経緯につきましては、もう一度、申します。この1問あとに、お問いかけします。いまの獣医師の問題について、えー、もう一点だけ、ご質問、お二人にいたします。  これまでの獣医師養成には別の問題もあります。実は現在、930名の定員でありますけれども、1200名まで、水増し入学が行われています。これで需要が均衡してると、もしも文科省が判断してるんであれば、この点からも、おかしいのではないでしょうか。これは23%もの水増し入学が横行してるってことでありますから。実は現場の方々に、現場の方々にずいぶん尋ねていきました。そうしますと、たとえば教室に入りきれない学生が廊下にあふれて、ま、授業を一種、見学してる、覗き込んでるって実態もある。一番大切な実習も、実は背後から覗くだけという、状態が、これ、大学によって変わりますけれども、起きてる所がかなりあると。  で、文科省は現在、大学の定員超過の是正に取り組んでいる、とも聞きました。文科省に聞きました。ただ、もしも獣医学部の水増しが正されれば、年間270名、なんとほぼ4分の1もの新しい世代の獣医師が減ることになります。えー、これは獣医師の教育が現状の学校では十分でないという証拠でもあり、獣医師養成の学校が足りないという証左ではないでしょうか。前川参考人、この点については、ご見解いかがでしょうか」 前川喜平参考人(前文科事務次官) 「ま、私立大学の定員超過の是正をどうするか、ということは一般的な問題としてあると思います。これは私学助成をどのように活用するかというようなことも含めまして、えー、検討する必要がある問題であろうと思いますが、ただこのー、獣医師の需要がどのぐらいあるのか、それに対してどのくらいの、獣医学部の、入学定員が望ましいのか、これはやはり政策的に考え、また、あのー、おー、定員管理を、政策的に行っていくと、いうことが当面、えー、正しい方法だろうと思ってまして、ま、いっぺんにこれを撤廃するということは、望ましくないだろうと、私は個人的に思っております。  ただ、その獣医師に関してましてもですね、もし、その、今後養成を増やす必要があるというのであればですね、それはまだ確認されたことではございませんが、もし、今後、獣医師の養成を増やす必要があると、言うのであればですね、それは、既存の大学の定員を増やすという方法もあるわけでありますし、既存の大学には、十分なスタッフが揃っている場合もありますし、さらに十分なその、定員、その、教官組織をですね、さらに充実させるということもあると思います。まっさらに新しく、獣医学部をつくる方が、よほど困難でありまして、その教員をどこから連れてくるかという問題は非常に、難しい問題のはずであります。既存の大学から、その新しい学部に、教員を連れてくるのであれば、既存の大学の教員組織が弱体化いたします。そこをどうするのかという問題ございますから、単に、養成数を増やすということであれば、あー、通常はですね、既存の大学の定員を増やす方が、よりコストのかからない方法であります。で、実際、医師についてはそういう方法をとって、供給数を減らして、いるわけであります。そういった選択も含めて、政策的に考えるべき問題であるというふうに考えます(加戸知事が苦笑しながら頭をさかんに横に振っている。NHK中継より)」 青山繁晴委員 「はい。いま前川参考人がおっしゃったのを、謙虚にお伺いしましたけれども、要は、既存の体制、の強化でありたい。で、それがもしできるならいいんですけれども、それだったら、いまの水増しのような事態が、この獣医師養成機関はみんな志を持ってやってるわけですから、起きるはずがないと思います。ま、そのうえで、もう一度、いまの件について、加戸参考人はいかがでしょうか」 加戸守行参考人(前・愛媛県知事) 「特区の申請をしてから、何回も門前払いを食らいました。いろいろな方策で模索しましたが、一番強い反対は、日本獣医師会でありました。ま、当時、直接の接触はございませんでしたけど、、ホームページでは、専務理事が、まあ、今治の、獣医学部新設に関して、えー、ケチョンケチョンの論陣を張ってられました。で、まー、その、中でも、要するに、要請はちゃんとするから、余分なことをするなっていうのが基本であります。  で、当時から私が大変疑問に思いましたのは、まず、獣医師の要請が、私は、こういう言葉を使いましたけれども、箱根の関所から東を関東と言ってました。箱根の関所から東で、8割の入学定員があり、箱根の関所から西の方では、2割の入学定員しかなくて、しかも、私学は、水増し入学はしますから、実際は、養成される獣医師の数は、箱根の関所から東は、80数パーセント、場合によっては90%近くが、そちらの○○○○。で、空白区は、四国であります。獣医師が確保できない。県知事として、いろんな対応をしても、とにかく、たとえば、地方公務員は、競争試験が原則ですけれども、獣医師はもう、無試験でもいいから、どうぞどうぞと言っても、来ていただけない。で、獣医師会の反対は何かと言ったら、処遇しないからだと。じゃあ、愛媛県だけは、あるいは四国は、獣医師の給与体系を、国家公務員の獣医師よりも、上回る体系を作ることができるのか。それは、じゃあ、獣医師が充足された時は給料を下げるのかと。給料の問題は、愛媛は給料が安いから行かないんだよとか、奨学金を出さないから行かないんだよと。全部東京へ来たら、養成して帰すからと、そういうことでいいのかなってことがひとつ。  それから、新しい学部はできないという、それも反対されながら見てました。でも、自分達はどうであったのかと申し上げると大変恐縮ですけれども、大学教授の定員は、10年前と今日と、変わらないままで、アメリカは必死にやってるのに、据え置いたままで、新しいのはつくるなつくるなと。で、今回のケースにしましても、はるかに多い獣医学の教官をつくって、感染症対策なり、あるいは、ライフサイエンスなり、あるいは動物実験による投薬の研究なりと、幅広い学問をやるスタッフを揃えようと思っても、それにブレーキをかけるっていうのが、私には理解できない。それならば自分達で、なぜこの10年の間に、アメリカに遅れないように、スタッフを揃えないんですかと。いまのままで置いておいて、今治にはつくるなつくるなって言う。これはあまりにもひどいではないかっていうのが、私の思いでありました。  少し時間をちょうだいしてよろしければ、私の知事の任期の終わりの方に、民主党政権が誕生して、自民党じゃできないわ、私たちがやると言って、頑張ってくれました。対応不可の門前払いから、実現に向けての検討とレベルアップしました。ああよかったね、で、私は次の知事にバトンタッチしました。ところが自民党政権に返り咲いても、何も動いていない。何もしないでいて、ただ、今治だけにブレーキをかける。それが、既得権益の擁護団体なのかと、いう、悔しい思いを抱えながら、参ってまいりました。  そして国家戦略特区で取り上げられ、私も昔取った杵柄(きねづか)で、いま今治市の商工会議所の特別顧問という形で、この応援団の一員として、参加しております。それを眺めながら、大切なことは、欧米に後(ご)した、先端サイエンスと、感染症対策と、封じ込めと、私たち日本人の生命がかかる、この問題を、欧米に遅れないような、獣医師を養成しなけりゃならないことに、手を加えないでおいて、今治はだめ今治はだめ、加計ありきと、言うのは、何でかなと思います。  私は、加計ありきではありません。加計学園がたまたま、愛媛県会議員の、今治選出の議員と、加計学園の事務局長がお友達であったから、この話がつながってきて、飛びつきました(��場ざわ)。これもだめなんでしょうか。お友達であれば全てだめなのか。そんな思いで眺めながら、今日やっと、思いの一端はこの場を借りて、申し上げさせていただきました(議場ざわ)」 青山繁晴委員 「あの、加戸参考人におかれては、旧文部省で官房長まで務められたお方で、先ほど申しました通り、前川参考人の先輩でもいらっしゃいます。ま、文科省、あるいは旧文部省が守ってきた既得権益、規制の壁と、それから自治体、特に地域の方々、そして危機に備えなきゃいけない務め、そういうことが、実はやっぱり、齟齬を来していたということが、率直に、ご自分を誇らずに、お話になられたと思います。さ、そのうえで、先ほど前川次官から、加計ありきが問題じゃないかって趣旨のこともおっしゃいましたので、えー、時間がだんだん少なくなりますけれども、このお話、このご質問、いたしたいと思います。  というのは、経緯です。えー、愛媛県の今治市に加計学園の岡山理科大学獣医学部を新設することについては、ま、今日の審議でもさまざまな文書、が議題になりましたけれども、省内のメモというのは普段から、僕も政治記者の時代からよく存じ上げております、あふれているということ。で、そういうことに依拠するよりも、閣議決定や、あるいは国家戦略決定をめぐる議事録、公に公開されているものを丹念に調べていけば、えー、これ私の個人見解ですけれども、経緯は非常にはっきりしていると考えています。  まず文科省は、先ほど前川参考人がおっしゃった告示、これを西暦2003年に最初に、この件について出しております。で、この告示というのが、実は今日の部屋にいらっしゃる方はご存知であっても、一般国民は非常になじみが薄いものであって、法律でも政令でも省令でもなくて、いわば役所が出す、一種の、ま、命令というのは言いすぎかもしれませんけれども、相当な力を持ってるものを、役所が実は出すことができると。そういうものが存在してること自体、実はマスメディア、僕は元記者なので、えー、この告示のチェックまで正直やったことないです。ということは国民の方々がこの告示の実態に触れるのは、関係者になった時だけですね。  で、したがって、この告示にまず注目せざるをえないんですけれども、その告示によって、これまさしく前川参考人がおっしゃったとおり、獣医師などの大学新設を事実上差し止める、告示が、2003年に出されました。えー、これは公平のために言っておくと、獣医師だけではなくて、お医者さま、歯医者さま、獣医師の方々、そして船員の方々、この4種についてですけれども、そういう差し止めが行われたわけです。で、この、ごめんなさい、2003年の告示の前からこういう姿勢だったですけれども、告示で改めて確認したということですから、そのために獣医師の大学学部は、半世紀の間、実に新設されていないわけです。  これに対して、いま加戸参考人がおっしゃった通り、愛媛県と今治市が共同で獣医学部を誘致し、加計学園だけがこれに応じたのが、告示の3年後の2007年です。ですから加戸参考人は、10年の苦闘と。苦闘というお言葉ではありませんでしたけどもそういう趣旨でおっしゃったのは非常に正確な、時系列をおっしゃってます。その後8年間にわたって、加計学園だけではなくて、ここにいらっしゃるまさしく加戸さん、当時の愛媛県知事ら自治体の働きかけがあって、では、新しい需要があることなど、4つの条件を満たせば、国家戦略特区の中に獣医師の学校をつくって良しと、いう閣議決定がなされた。これが、一昨年の、2015年の6月30日です。  で、この前年には、この特化戦略特区の基本方針がやはり閣議決定されていて、だから、どんな方も読むことができます。その中に、こういう趣旨があります。えー、これは先ほど、山本大臣(地方創生担当大臣)がおっしゃったことでもあると思いますけれども、あ、答弁は必要ないですが、えー、ある省庁が規制の緩和を困難とする場合には、その正当な理由を説明するのを義務とすると。これを、ま、難しい言葉だと、挙証責任と言ってるわけですけれども、そういう趣旨が盛り込まれました。そのために先ほど申しました4条件に基づいて文科省は、新しい需要が獣医師にあるのかないのか、2015年度末、えー、つまり、去年の3月31日までに説明する責任が実質的に生まれました。ところが文科省は、年度末までにそれができなかった。で、それを見てなのか、そこで新たに京都産業大学が名乗りを上げました。つまりちょうどその頃、2016年の3月です。  しかし政府、この場合は安倍政権は、これをもって文科省のいわば敗北とはせずに、半年延ばして、2016年9月16日に、国家戦略特区ワーキンググループのヒアリングを行いました。この席で、文科省の課長補佐の方は、こうおっしゃった。新しい需要があるかないかという挙証責任は、大学、これ言葉補ってますけど、大学や学部を新設したいという側にあると。これちょっと言葉を補いましたけども、要するに文科省にないってことをおっしゃったわけです。えー、ところがワーキンググループ側に、今日たとえば衆議院で、参考人でいらっしゃった原(英史)さんなどが、いや、文科省にあると。原さんの言葉、正確に言うと、逆さまになってると。むしろ挙証責任があるのは文科省の方なのに、逆さまに言ってるってことをおっしゃって(議場ざわ)、この、議事録を、どなたでも読めますから議事録を見ていただくと、このあとに文科省の反論は一切ないんです。ね。で、したがって、議論はそこで決着してしまっている。で、なぜ挙証責任が文科省にあるかといえば、これは大学や学部新設の許認可はすべて文科省が握っているからです。文科省も、それが分かっているから反論しなくて、いわば決着してるわけです。もう一回申します。これ僕の推測とか、勝手な組み立てで申してるんじゃなくて、こういうものを、メディアも読み込んでいけば、本当は分かることです。  で、この文科省が、いつも話題、問題になる総理の意向があるという内部文書、前川参考人のご答弁におかれても、これがメモであるという趣旨は、感じられますが、これを作成したのは、この決着した、事実上決着したわずか10日後のことです。2016年9月26日のことです。すなわち、課長級の交渉、この場合、ま、直接は課長補佐ですけど、クラスで言うとだいたい課長級の交渉で決着してしまったことに、改めて内閣総理大臣が口を出すというのは、およそ行政の現場にいる人からしたら、信じられないことです。これ実は、あの、外務省、防衛省に至るまで、僕の記者時代の知り合い全部に聞いていきましたけど、一人もそんなことはありませんと、ね、いうことで、どうして国会でこういう議論になるんでしょうか(ヤジが飛ぶ)という疑問がむしろ僕に提示されました。  で、これはすなわち、ここは僕の推測ですよ、フェアに申しておきますが、文科省の内部向けに、敗北、したことであっても、それは総理のご意向だから仕方ないでしょうという内部向け、に弁明する文書だったと見るのが、一番真っ当な解釈ではないでしょうか(議場ざわ)。  で、この解釈が当たっているかどうかは別にして、現実に動いたのが、日本獣医師会です。先ほど加戸参考人がおっしゃった。獣医師会の蔵内勇夫会長は、最近、西日本新聞のインタビューに答えて、こうおっしゃってます。規制緩和が決まった後は、つまりこの、ワーキンググループのヒアリングで事実上決着したってことを、当事者の獣医師会が一番、痛切にお感じになったわけですから、規制緩和が決まったあとは、確かに1校にして下さいと、せめて1校にして下さいと、お願いしましたと。新設が回避できないなら、せめて1校に限るべきだと思ったからですと。これもどうぞ、インタビューの、もとを確かめて下さい。  で、これを受けて、この年、まさしくこの年の11月秋になって新規参入の、京都産業大学が、次回以降に期待をつなぐ形で、えー、これも、すみません、お名前申せませんが、京都産業大学、あの、取材に応じてないようですけれども、僕の知り合いに確認しましたら、今回だめでも次回以降、期待できるっていうことで、無理をせずに、ここ矛を収めましたと。ね。但し、これは非公式な発言ですから、あの、信憑性は確認できません。で、個人の発言ですから分かりませんが、しかし、皆さんお聞きになってどうですか。これごく真っ当な話ですよね(「そうだよ」と声が飛ぶ)。はい(議場ざわざわ。「分かりやすいよ」と声が飛ぶ)。  そして、その京都産業大学の撤退を、直接受ける形じゃないと思いますけど、翌年、つまり今年の1月に、加計学園が、特区事業者に認定されたわけです。えー、そして、獣医師会の強い希望、そしてこれ、僕は自由民主党のために質問してるんじゃありませんから、国益のために質問してますから申しますが(議場ざわ)、獣医師会による自由民主党を含めた政��への働きかけによって、1校に絞られた時に、もしも去年に、初めて参入した(のが)、京都産業大学になっていれば、それこそ何があったのか、大変な問題になったんではないでしょうか。逆に言えば、京都産業大学が、今回については断念なさったのは、獣医師会の、強い働きかけがあったことも、一因ではないかと考えられます。これが、正直、公開された文書を何度も何度も読み返し、隅々まで全部調べたら、この経緯しかないんです(議場ざわ)。  この経緯について、前川参考人にお尋ねします。ちょっと失礼な、物言いになることは許して下さい。そもそもこういった経緯について、現職の時に、こうやって国会にお出でになるような時の前に、詳細にご存知だったでしょうか」 前川喜平参考人(前文科事務次官) 「えー、ま、私が、まあ、現職で文部科学省で仕事をしてるなかでもですね、見えない部分がたくさんございました。どうして30年4月開学が、大前提なのかですね。ここについては、合理的な説明はどこにもございませんでして、結局は官邸の最高レベルが言っていること、あるいは総理のご意向であるというような説明しかなかったと、いうようなことがございまして、これはあの、内閣府の方で、ご説明いただかなければならない部分だろうと思いますけれども、文部科学省からはあずかり知らぬ部分はたくさんございますので、私が承知していないことは多々ございます。しかし、えー、その、日本最高戦略改訂2015でですね、えー、平成27年の6月に閣議決定された4条件てのがございます。これはやはり閣議決定でございますから、閣議決定である以上、政府部内にあるものは、何省であれ、何府であれですね、あるいは、特区諮問会議であれですね、これは内閣の一員として守らなければならないものだと思っています。で、この閣議決定の中でですね、4つの条件があるわけでありまして、文部科学省としてはこの4つの条件をやはり満たす必要があるということをずっと、ま、こだわったわけでありまして。  えー、その第一は、現在の提案主体による、既存の獣医師養成でない構想が具体化すること。で、これは今治市からそういう構想が出てくることを想定していたわけであります。で、今治市から確かに何らかの物は出てまいりました。これに対して文部科学省側は何と言ったか。あの、ワーキンググループの、おー、議事録をお読みいただければ分かりますけれども、文部科学省はそのひとつひとつにつきましてですね、えー、これは、既存の大学でできている、すでに取り組まれていることであると、ということを言っとります。で、それに対して、何ら反応はなかったわけであります。ですから、この、文部科学省としてはですね、この4条件に照らして、えー、この、今治市から出てきた提案は、この条件を満たすものではないと、いうことを主張はしておるわけでありますけれども、そこから先の議論になってないわけであります。そこからあとは、もう、とにかく、決めると。4条件は満たしたと。誰かが決めてしまったと。ま、そういうことでありましてですね。文部科学省として、その、ワーキンググループで、満たしていないという主張はしていることは、お読みになれば分かります(議場ざわ)。  で、これをもって、その、挙証責任うんぬんと言われるのはおかしい話でございますが、あの、まず、その政府内での議論のなかで、どちらが先に、その必要性を述べるかと。これは確かに、議論の順番として挙証責任をまずどちらに負わせるかということあるかもしれませんが、その結果としてですね、内閣府が勝った、文科省が負けた、だから国民に対しては、これをやるんだと説明すると。これでは国民に対する説明にはなりません。この挙証責任の在処(ありか)ということと、国民に対する説明責任とはまったく別物でありまして、国民に対する説明責任はやはり、政府一体として負わなければならないわけでありまして(ヤジ)、えー、挙証責任があって、その議論に負けたから、文部科学省が説明するんだと、こういう議論にはならないはずであります」 青山繁晴委員 「あの、僕は骨のところで、前川さんという人をなるべく信用したいんですけど、いまのお話は非常に不可思議な話で、まずあの、全体としておっしゃってるのは、いま僕が申し上げた、経緯について全部ご存知ないっていうのが伝わ���てきました。そうはおっしゃってませんけれども。ご存知であればご存知だとおっしゃるはずです。それから、その、たとえば挙証責任を持つということと、国民に説明するってことは別だとおっしゃいましたが、これ別だったら民主主義は終わりです(「そうだ」と声が飛ぶ)。はい。何のためにこの審議やってるのかも分かりません。  それから、挙証責任ってことを、むしろ、こう話を、こういう言葉使いたくないけど、すり替えておっしゃったのはいまの前川さんの方であって(議場ざわ)。ね。だからそういうことは、その、何かの志を持って、いまお話しされてるんであれば、なるべく避けていただきたいと思います。  で、そのうえで、時間も迫ってきますから、この件もやっぱり加戸参考人にお考えをお聞きします。どうぞ」 加戸守行参考人(前・愛媛県知事) 「えー、私の古巣でありますけれども、やはりあの、文科省も、時代の進展、国際的な潮流を考え、これでいいのかということは常に、自問自答しなければならないと思っております。私自身が今回の問題にタッチして、それがはね返され、年月が経過する度に、当時同時並行で、たとえば、薬学部、これが医薬分業がありまして、いっぺんに入学定員が6000…、5000数百…、6000人近く増えました。大学の数も、えー、2倍近く増えました。でも、そのことに関して、需要ではどうだ、供給でどうだ、挙証責任がどうだと、誰も問題にされていなかったと思います。で、いま、何が起きてるかというと、今後何万人という、薬剤師の過剰供与、それをどうするかっていうのは深刻な問題だということになってる。かたや、獣医学部はびた一文だめです、そして、挙証責任がありますとか、私は関係しておりませんでしたけど、論議を聞きながら思いますのは、少なくとも私の知る限り、提案した時点から、東京の私学の獣医学部は、45人とか50人とか50数人の、教授陣容のままで、時代の進展に対応しないまま、今日に来ております。その中で、今治で計画してる獣医学部は、72人の教授陣容で、ライフサイエンスもやります、臨死…、感染症対策もやりますと、さまざまな形での、もちろんそれは、既得のたとえば医学部の一分野で、何かやられてるかもしれませんけど、そういう意欲を持って取り組もうとしてるのに、その、何と言うんですか、いびりばあさんじゃありませんが、薬学部ならどんどんつくってもいいけれども、獣医学部はびた一文だめだって、こんなことが、いったいこの、国際化の時代に、欧米に遅れていけない時代に、ありうるんだろうかというのが、私の思いで、参りました。屁理屈はいいんです。  ただ、それからもうひとつ感想を述べさせていただきますと、私は霞ヶ関で30数年生活いたしました。省庁間折衝というのはあります。自分の思いを、省を代表して、激しい言葉も使い、場合によっては虎の威を借る狐のような発言もあり、でも事柄が決着したあとは、酒を酌み交わして、そして、お互いの、ああ、あんたもきつい言葉を使ったねと言いながら、決まったことに向かっての次の政策へ向かって行く。これが、霞ヶ関の文化でした。今回は霞ヶ関の文化が感じられません。時代が変わったんでしょうか。少なくとも、日本国民にとって、時代の潮流のなかで、どこが何を求めているのか、それに対応するにはどうすればいいのかを、考えることであって、私は本質の議論がされないままに、こんな形で、獣医学部がおもちゃになっていることに、甚だ、残念に思います」 青山繁晴委員 「はい。時間はあと6分になったんですけれども、えー、前川参考人が、文科省の不正な天下り事件に関わられて、お辞めになったことはまあ、公然たる事実であります。で、この天下りの実態について、この日本記者クラブで、前川参考人が6月23日に、記者会見なさった時に、自分はその詳しい実態を知らなかったと、いうことを、その、お話になってます。で、これは正直、あの、僕は大変、驚きを持って、その記者会見を拝見しました。動画でも、記録でも拝見したんですけれども。  これが事実だったら事務次官の責任放棄か、怠慢、と言わざるをえませんし、事実でないんだったら、天下りあっせんの、そもそも違法につい…、違法性について、認識が足りないんではないかと、いう根本問題につながりかねないと思います。えー、時間、何とか作って、前川さんにちゃんとお答えいただきますけれども、たとえば獣医師会の倉内会長は、この医師会内のエッセイで、何を書かれていらっしゃるかというと、既存の獣医師の改善待遇、に、意を砕かれていると。そのためにも獣医師が増えることには反対すると、直接的には獣医師増に、つながる学校の増設には反対する意志、これエッセイで明確にお書きになっています。この獣医師養成の機関を含めて学校の許認可権はすべて、文科省にあるわけです。だから学校は天下りの文科官僚を受け入れ、文科官僚は次官以下が、学校への天下りを法を犯してでも進めたから、前川参考人におかれても、この問題で辞任なさったわけです。  えー、この獣医師会に見られるような、これも、獣医師の方が全部そうだとは僕はとても思えません。しかし会としては、既存の学校だけを守ろうとする姿勢と、天下り問題は密接につながってるんではありませんか。すなわちこれは、既得権益を、政・官・財・民、もうとにかくありとあらゆる所が一体で守ろうとする日本の闇につながっているんではないでしょうか。学校の設置許可も、良い学校が残っていくと良き競争に任せないで、既存の学校をとにかく守る、妥当な規制緩和であっても、やらないという姿勢が、現在の文部科学省ではないでしょうか。その懸念を、今日の審議でも大変感じました。  あと4分あります。すみません、前川参考人、できれば加戸参考人と、2分ずつ割っていただいて、えー、すみません、簡潔にですが、前川参考人のご見解をどうぞ」 前川喜平参考人(前文科事務次官) 「えー、この国家戦略特区における、今治市における、獣医学部設置の問題、この問題をめぐる議論とですね、この、いわゆる天下り、再就職規制違反に係る問題と、これは結び付けて議論をするのはやはりおかしいと思います。ま、仮に結び付けるのであればですね、えー、具体的な事例は、木曽理事の問題です。木曽理事は確かに、私の先輩でですね、えー、内閣府官房参与をしたうえで、えー、内閣官房参与の身分を持ったまま、あー、加計学園の理事になっておられまして、その2つの肩書きを持った状態の時に私のとこにお出でになりまして、えー、まあ、加計学園の獣医学部の新設に向けてですね、働きかけをされたと。こういう、その、OBによる現役に対する働きかけこそがですね、やはり、いわゆる天下り問題の弊害の、ひとつの端的な例だと思っておりますが、私はこの木曽理事の働きかけにつきましては、それをもって、何らかの政策判断に影響させるということは、いたしませんでした。ま、その事実だけは、あー、担当から伝えましたけれども、それをもってですね、何か、その、忖度をするとかですね、便宜を図るとかですね、審査を甘くするとか、態度を軟化させるとか、そういったことはすべきでないと思っておりましたし、実際にそういうことにはなっておりません。この天下り問題と、この、おー、獣医学部をめぐる問題とをですね、結び付けて議論をするのは誤りだと思います」 青山繁晴委員 「いや、僕は結び付けなればいけないと思っています。そこが一番違うところですが、前川さん、最後に、加計さんの話をいただく前に、一言だけ申せばですね、文科省はこのほど、文部科学白書を発表しました。その冒頭の3ページに異例な言葉が入っていて、組織的な天下りの問題について、省をあげて猛省する。そして国民に謝罪して、3人の事務次官経験者は、すなわち、前川さん、あなたを含めてです、あっせんの構造づくりや、運用に関わっていた責任を、極めて重く受け止め、停職相当の評価としたと。そういうふうにお書きになってるわけです。この、後輩の方々が苦しんで書かれた、この文章を、いまのご答弁は、これちょっと裏切ってるんじゃないかと思いました。  すみません、あと1分になりましたが、加戸さん、どうぞ。よろしくお願いします」 加戸守行参考人(前・愛媛県知事) 「ありがとうございます。若干感情が高ぶって、思いの丈を申し上げすぎました。ただひとつだけ、触れていなかったことがございます。さまざまなことがございましたけれども、眺めながら。6月13日の国家戦略会議、諮問会議の民間有識者の委員の方々が記者会見をされて、私は人に知らされて、インターネットの、えー、あの、中継ではなくて、何て言うんですかね、あ、YouTube、YouTubeで1時間半、拝見させていただいて、感激しました。特に、今回の規制緩和に関して、心に一点の曇りもなく、やったということで、これが、今回の、大きな事件の、結論だったんだろうなと。これが国民に、知ってもらうべき重要なことなんだなと、私は思いました。  たくさん、いままで私のとこに取材が、ありましたけれども、都合のいいことはカットされて、私の申し上げたいことは、取り上げていただいた、メディアは、極めて少なかったことを、残念に思いますけど、あのYouTubeが、すべてを語り尽くしているんではないかなと、思います」 青山繁晴委員 「ありがとうございました。終わります。」
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chibi-akiakira · 7 years
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どっとはっくのゔぉりゅーむ4やっておくれよおおおお
▼.huck//G.U.とは? 2,006年発売の .hack//G.U. から11年。
Vol.1『再誕』・Vol.2『君想フ声』・Vol.3『歩くような速さで』とゲーム展開されてきた .huck//G.U.シリーズ。 本作は『リアルとThe World』2つの世界を分けて展開されるRPGである。 画期的なシナリオは発売当時、大きな反響を産んだ。
▼世界観は? プレイヤーは、物語の主人公『ハセヲ』となり物語を進めていく。 『リアル』では『The World』の情報収集、『リアル』での登場キャラクターとメールのやり取りが出来る他 ネットニュースなどを楽しむことが出来る。 一方『The World』は、完全なるファンタジーオンラインゲームの世界。 本作では『リアル』と『The World』の2つの世界を体験することが出来る
▼システム面は? 上記でも触れたが、『リアル』ではPC画面がメインのインターフェイスとなっており 主だって情報収集、他キャラクターとのメールのやり取り、時事ニュースの閲覧などが可能になっている。 掲示板の閲覧などは出来るが、残念ながらプレイヤーが自由に書き込んだりは出来ない。 主人公はあくまで『ハセヲ』なのだ。
『The World』では我々もプレイしたことがあるだろうオンラインゲームがベースとなっている。 ログインする事により、.huck//G.U.のメインストーリーを進める他 様々なサブクエスト、仲間を誘ってのダンジョン攻略など、『リアル』を忘れプレイすることが出来る。
ストーリーの進行時にダンジョンやフィールドなどのエリアを生成できる『ワード』を 手に入れ、この『ワード』を組み合わせる事により、レベル上げに適したエリアや 金策に特化したエリアを攻略して回ることも出来るのだ。 戦闘はエンカウント式ではないので、ある程度戦闘を回避しながらのプレイも可能である。
▼戦闘システムは? .huck//G.U.シリーズの戦闘は2つに別れている。
まず、通常戦闘は『ハセヲ』を操り、アクションゲームのような仕様となっている。 各ボタンに所定の『アーツ』(固有技)をセットし、流れるように打ち込むことも可能だ。 『ハセヲ』以外に戦闘に参加できるのは二人までで、大まかな指示にしたがって行動をとるAI式となっている。
ストーリーを進める事によって『ハセヲ』のメインウエポンが追加されていくので 様々な『アーツ』を駆使すること��より、ド派手な演出を追求することも楽しい要素となっている。 魅せる戦闘マニア延髄だ。
そして、メインストーリー上で発生する『憑依(アバター)バトル』では 通常の戦闘とは全く違い、まるでシューティングゲームのようであり 慣れた頃には『憑依(アバター)バトル』が楽しみで仕方なくなっていること間違いなしである。
▼過去エピソードの変更点 新作エピソード、Vol.4『あるいは世界を紡ぐ蛇たちの見る夢』が発売されるにあたって 過去のVol.1から3までがリマスターされ収録されている。
戦闘バランスも大幅に修正され、今回初登場の『チートモード』では その名の通り、登場キャラクターが最強状態でプレイを始めることが出来るので 過去作品のイベントシーンだけじっくり観たい人にもオススメだ。 Vol.4を始める前に復習がてらに遊んでみては如何だろうか。
▼どこが面白い? ストーリーは一本道ではあるが、サブイベントとして登場キャラクターとの『親交度』を上げる いわばギャルゲー要素も盛り込まれている。 ところがこの『親交度』 同性キャラクターにも設定されており 上げて上げて上げすぎると大変なことになるのもまた一興である。 真実はその目で確かめて欲しい。
その他、本来は真面目なイベントムービーなのにセリフが改ざんされ 腹筋を確実に仕留めに掛かってくる『パロディーモード』も特別収録されている。 開発元のユーモアセンスが盛り込まれた『おふざけ』にも作品愛を感じることが出来る。 真実はその目で確かめて欲しい…ところだが、こちらはあくまで『パロディ』であることをお忘れなく。
▼どんな人におすすめ? 過去の.huck//G.U.シリーズをやり込んだプレイヤーはもちろんの事 これから始めてみようという『初心者』にもおすすめ出来る。 vol.1の西暦設定がなんと2017年、今現在なのだ。 11年前に設定・構成されたオンラインゲームが、今現在のオンラインゲームと比べ なんら遜色もない事を、そして『ハセヲ』の最後の答えをぜひ体験してほしい。
っていうのを書き連ねたんだけど、 ネタバレ禁止などいろいろでボツになりました。 ストーリーちょっとぐらいかいてもええやん… 「ハセヲがアトリをおもいくそビンタしてふざけんな!!!って言ったシーンが大好きです!!!!」 「アトリがだれも私を見てくれない!こんなに頑張ってるのに!って発狂したシーンはマジ無理マジ無理マジ無理マジ無理連呼しすぎていっきに疲労がたまりました!!!!!!!!」 って!!!!
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