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#黒木瞳さんは可愛い
hironoriyamazaki · 2 years
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行ってきました! 【#ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2022】 7/29(金)〜31(日)の3日間 熱い楽しい時間を過ごしました! 今回、山崎は【札幌国際短編映画祭】メンバーとして参加!! 3年ぶりの夕張現地開催となった今回。 山崎が前回伺った時は冬の開催でした。 その時には映画に携わる人たちの「優しさ」と「熱意」が 【冬の夕張】を暖かく包んでくれていた事を覚えています。 今回は全国的にめちゃくちゃに暑い中での開催。 北海道夕張もめちゃくちゃ暑かったです。 #きっと涼しい方だったんだろうけどそれでも30度超え 夏ってやはりみんな楽しくポジティブになれますよね。 ワクワクしますよね。 #夏の魔力 そんな中開催された【映画祭】 !! 上映は冷房の無い体育館!! 暗幕に覆われた体育館!! めちゃくちゃ暑かった!! #熱風を送る扇風機が頑張っていた だけど、やはり映画というものは 素晴らしく、 ここに集まっている人達は全員が映画好き。 良い映画を見た後のみんなの満足感。 そして、その制作者や出演者との交流。 今回の開催場所は元高校だった建物で、期間中ほぼそこに篭りっきり。 映画好きしか居ない場所・建物での3日間はとても刺激的で有意義でした。 是非、多くの映画好きにも知ってもらいたい! 1日目に上映された 【線香花火】 地元と女性と人の強さと優しさが伝わる映画。 #黒木瞳さんは可愛い 2日目の朝に上映された 【雨降って、ジ・エンド。】 とても良い映画でした!! #古川琴音さんは可愛い その次の上映【ファーストミッション】も 素晴らしく熱いパワフルな映画! #加藤雅也さんはかっこいい そして、#島田伊智郎監督 の 【 #消えない虹 】 楽しみにしていた映画!観れました!! 心に身体に脳に「ズドン!」と来る映画。 今のところ、東京でしか上映がありませんが、 これは是非、北海道でも上映してもらいたい! 島田伊智郎監督とは、今までに何度も北海道でお仕事をご一緒させていただいている戦友。 是非、また北海道で熱い映画を作りましょう! その為にもみんな要チェックです! これは近い未来に実現します。させます。 北海道の皆さん準備していてください。 ここ北海道で 映画祭を続けていくというのはとても大変なこと。 だけど、参加した人はみんな願う。 「来年もまた夕張に帰って来たい。」 そして地元の人が言ってくれる。 「#おかえり」と。「またね、行ってらっしゃい」と。 山崎は来年も参加したいと強く思う映画祭でした。 だから来年は山崎の大好きなみんなにも参加してもらいたいと思います。 一緒に参加するツアーを組もうかな? 行きたい人〜?? #ちなみに毎晩遅くまで飲みます そして、この想いや感動は 10月に開催される【札幌国際短編映画祭】でも味わいたい! 地元開催。 そこには映画好きの人達が集まる。 映画好きのお祭り。 #札幌国際短編映画祭2022 (Sapporo Short Fest 2022) SSF2022 会期:10月7日(金)から10日(月・祝) オンライン:21日(金)から11/6(日)までの予定 #SSF2022 #熱い映画好きリレー 今回、夕張に参加出来なかった皆様、 10月の札幌で熱く共感して、上手い酒を飲みましょう♪♪ —————————— 北海道から全国・世界へ 優秀・有能な才能を繋げ、発信するYouTube短編動画チャンネル 【D Movie】の運営をしております。 山崎大昇です。 https://www.youtube.com/channel/UCKq_OAIoO3pLAQrWnj8Wjjg/videos 是非チャンネル登録をよろしくお願いします。 収益化出来ればまた新たな才能で新たな短編動画を制作します! (夕張 合宿の宿ひまわり) https://www.instagram.com/p/CgvchWsJIXC/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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chaukachawan · 4 months
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三十一×十七
いや誰が雰囲気イケメンタウロスと恋に落ちてそうやねん
こんにちは。らびです🐰
役者紹介をします!
今回はみんなに歌を詠んでみました。
……”詠み聞かせの人”ってコト⁉️⁉️
見えているか真の姿がその影がつぶらな瞳の奥の猛虎が/縦縞コリー
優美さと強さを備えたその声に あ、そうだ。ささやかな童心を足そう/あろハム権左衛門
板の上 アンプじゃ足りない爆発力 あの空だって近く感じる/衿君
たとえばそう、そこが世紀末だとしても東南西北染まるあおいろ/海泥波波美
この人は千人います いやほんと、だって舞台の上で見てきた/苔丸
さつまいも:可愛い君が好きなもの 世界を救う?それは君もね/冊まいむ
観客は決して飽きることのない彼女の動き、表情を見る/ミル鍋
わたしには言語化出来ない凛とした芯ある姿に名前つけてよ/大福小餅 
天竺の踊り子かと思ったのはその姿が牡丹みたいで/中森ダリア
やたら重い木箱抱えた幕裏で やれやれしゃーない俺の出番か/帝京魂
モノクロの世界の少しの差し色が機械じかけじゃなくてよかった/黒井白子
チャレンジのあの目覚まし時計の様な存在感と懐かしさと/しょこら
数ヶ月舞台に立たずとも変わらないはずの魅力見せていつか/紫仏瑠唯
中国語”ウォーアイニー”しか知らないけど もっと知りたいそれは確かで/まろん
テキストを入力したら出力後文字化けしていた、そんな感覚/テキストを入力
スイートピーには毒がある そんな風に痺れるその声姿かたちに/園堂香莉
あの桜の木の下にはChatGPTが埋まっているらしいよ/近未来ミイラ
いくつか隠し要素とかがあったりするんですが今ここで解説するのは野暮ですね。聞いてくれたら全然言うんですけどね。ネタバレにもなっちゃうし新人公演が終わった後にでもこっそり追記しましょうか
……まぁきっと気付いてくれるよね❗️ねっ、ハム太郎❗️
>ゴンザエモンッ❗️
いやあろハムの方かい
もうすぐ幕が上がります。始まるということは終わるということです。
一瞬一瞬を大切にしたいね
35期のみんなへ
ビッグラブ
ほな!
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kennak · 7 months
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 11日発売の「週刊文春」(文藝春秋)記事は、宝塚歌劇団の宙組トップスター・真風涼帆(まかぜすずほ)が、宙組トップ娘役だった星風まどか(現花組トップ娘役)に侮蔑的な言葉を浴びせるなど陰湿なイジメを行っていたと報じた。宝塚歌劇団をめぐっては昨年12月発売の「文春」記事で、演出家・原田諒氏がトップスターや演出助手だった女性スタッフらにハラスメント行為を行っていたと報じられ、原田氏が退団するという出来事が起きたばかりだったが、たて続けに不祥事が発覚する宝塚歌劇団の内部で今、何が起こっているのだろうか――。  一昨年の2021年に創立100周年を迎えた宝塚歌劇団は、「タカラジェンヌ」と呼ばれる劇団員が全員女性で、彼女たちが男役・女役を務め、花組・月組・雪組・星組・宙組の計5組と専科で構成されることが大きな特徴。歴代のトップスター、トップ娘役からは大地真央、黒木瞳、天海祐希、真矢ミキをはじめ今も第一線で活躍する女優が数多く生まれるなど、芸能界の貴重な人材育成機関としての顔も持つ。 「組それぞれカラーや特徴があり、公演も組ごとで行われる。たとえば宙組は真風涼帆のスタイルに象徴されるとおり、ステージでは長身のトップスターをはじめ男役たちがスリムなスーツを着こなす姿が印象的。また、月組は『芝居の月組』といわれ、女優の大地真央、黒木瞳、涼風真世、天海祐希、真琴つばさ、紫吹淳らを輩出してきた。ちなみに黒木はトップスターではなくトップ娘役だったが、トップスターとトップ娘役のコンビ内には厳しい上下関係があり、年次も基本的にはトップスターのほうが上。それが影響しているのかどうかは定かではないが、退団後に人気女優として息長く活躍するOGにはトップスター経験者が多い印象。  また、団員は5年目までは宝塚歌劇団の正社員という扱いで、給料やボーナス、退職金も支払われるというのは日本の劇団では珍しく、これも大きな特徴といえる」(宝塚歌劇団に詳しい週刊誌記者) トップスターとトップ娘役の関係性  その宝塚歌劇団には今、試練が訪れている。今月に入り、関係者から新型コロナウイルス感染者が出た影響ですでに花組、星組、宙組の公演が中止に追い込まれるという不運に見舞われるなか、前述のとおり内部の不祥事がたて続けに発覚し、宝塚ブランドが失墜しかねない事態に陥っているのだ。 「劇場の最寄り駅である宝塚駅では、先輩が乗ろうとする電車に後輩は乗らずに『お見送り』をしたり、宝塚線の線路沿いでは先輩が乗っていると思われる電車が通るだけで後輩が立ち止まって礼をしたり、宝塚音楽学校では上級生と下級生が班をつくって校舎の隅々まで完璧に掃除をするといった『鉄の掟』が有名だが、今ではそうしたルールはかなり緩和されている模様。それでも上下関係が厳しいのは確かだが、トップスターとトップ娘役の関係性というのは、コンビによってまちまち。  トップスターは相手役のトップ娘役の指導係の役割も担うので、基本的には明確な上下関係が存在するが、大地真央と黒木瞳のように熱い師弟愛で結ばれているケースや、特に最近では友だち関係に近かいケース、逆に真風と星風のように険悪なケースもあると聞く。トップスターの性格や考え方による部分が大きいが、歌劇団に所属するタカラジェンヌは総勢で約400人おり、各組のトップスターはおおむね3~5年で交代していくので、一概に『こう』というのはいえない。もっとも、真風の例はかなりレアといえるだろう。稽古中などに大勢の劇団員やスタッフがいる前でトップスターがトップ娘役を叱るというのは珍しくはないが、真風のように容姿を批判したり演技ができないと言い出すような凄惨なイジメは聞いたことがない」(同) 渦巻く嫉妬  そんな団員・スタッフたちが鉄壁の絆で結ばれているかにみえる宝塚歌劇団で、なぜイジメやハラスメントが起きているのだろうか。『自己正当化という病』の著者で精神科医の片田珠美氏はいう。 「宝塚もそうですが、一般に閉鎖的な空間ほど不祥事が起きやすいのです。しかも、私自身も中学生の頃に『ベルばら』ブームを経験した影響で、宝塚に憧れていましたが、このように憧憬や羨望の対象になっている組織では、理不尽な仕打ちを受けても告発をためらう傾向が強くなります。なぜかといえば、その組織に入ることができ、所属していること自体にブランド価値がありますので、自分が排除されることへの恐怖ゆえに、声を上げにくいからです。  ですから、最近宝塚の不祥事が『文春』によって立て続けに報じられていますが、必ずしもここ数年でとくに増えたというわけではないと思います。以前から同様の不祥事はあったものの、誰も声を上げることができなかっただけではないでしょうか。  しかも、宝塚は『女の園』で同性の集まりですから、どうしても嫉妬が渦巻きやすくなります。おまけに、男役トップスター、あるいはトップ娘役の座を目指してしのぎを削る世界なので、嫉妬の炎が燃え上がるのは当然でしょう。上級生が、自分の立場を脅かしかねない下級生に嫉妬を抱き、陰湿ないじめを繰り返すことがあったとしても不思議ではありません。  今回の報道で引っかかるのは、男役トップスターの真風涼帆さんが自分の相手役だったトップ娘役の星風まどかさんをいじめていたという点です。真風さんは男役で、星風さんは娘役ですから、普通に考えると星風さんが真風さんの立場を脅かす存在とはいえません。第一、真風さんは175センチと高身長のうえ端正な顔立ちであり、圧倒的な人気を誇っていますから、嫉妬する必要などないように思います。もっとも、それでも生まれてしまうのが嫉妬の怖いところで、星風さんの若さや歌唱力に嫉妬したのかもしれません。  もう1つ考えられるのは、真風さんが同じようないじめを過去に受けていた可能性です。真風さんは、星風さんを幹部部屋に呼び出し、反省するよう1時間の正座を命じたと『文春』で報じられましたが、真風さん自身も同様の仕打ちを上級生から受けたことがあったのかもしれません。宝塚には『軍隊並み』と称されるほど厳しい上下関係があり、上級生の言葉は絶対ということですから、真風さんが同じように正座させられたことがあった可能性は十分考えられます。  こういう場合、『自分も上級生からされたのだから、同じことを下級生にしてもいい』と自己正当化しやすくなります。また、『攻撃者との同一視』というメカニズムが働くことも少なくありません。  これは、自分の胸中に不安や恐怖、怒りや無力感などをかき立てた人物の攻撃を模倣し、自身が攻撃者の立場に立つことによって、屈辱的な体験を乗り越えようとする防衛メカニズムです。フロイトの娘、アンナ・フロイトが見出しました。  このメカニズムは、さまざまな場面で働きます。たとえば、学校の運動部で『鍛えるため』という名目で先輩からいじめに近い過酷なしごきを受けた人が、自分が先輩の立場になったとたん、今度は後輩に同じことを繰り返します。同様のことは職場でも起こります。お局様から陰湿な嫌がらせを受けた女性社員が、今度は女性の新入社員に同様の嫌がらせをするようになるわけです。   この『攻撃者との同一視』が宝塚では起きやすいように見えます。しかも、『舞台を素晴らしいものにするため』という口実があれば、正当化されやすいでしょう。ですから、同様の不祥事は実はいくらでもあり、今後も声を上げる人がいれば、表に出てくるのではないでしょうか」  ちなみに当サイトは今回、複数の宝塚歌劇団元関係者や日頃からメディアを通じて宝塚に関する情報を発信している人々に取材を申し込んだが、軒並み拒否されてしまった。 「全国紙をはじめ主要メディア各社には宝塚の担当記者がいるほど、メディアとのつながりは深い。日本中に数多くの熱心な宝塚ファンがおり、宝塚はメディアにとっても強力なコンテンツの一つと化していることから友好な関係を築いている。さらに、宝塚関連の書籍や雑誌の特集なども多く、宝塚の元関係者であったり強いパイプを持っていたりすれば、それだけでいろいろな仕事につながるという人もおり、意外にも宝塚批判というのはタブー視されている面がある」(前出・週刊誌記者) (文=編集部、協力=片田珠美/精神科医)
宝塚歌劇団ブランド失墜、トップスターが凄惨イジメ、文春報道…不祥事生む組織体質 | ビジネスジャーナル
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blue-aotan · 2 years
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女神属性について考える
ハロー(-ω-)/2022.8.31
ドラマ「石子と羽男」が面白くて、有村架純ちゃんの魅力に今更ながら気づいたので← 有村架純ちゃん祭りを開催しておりましたあおです
前は可愛いと思わなかったんですよね。でも石子さんを見てからはようやくこの方の魅力に気づき(失礼)、素朴にはみえるんだけども根底にある魅力を感じ(だいぶ失礼)、世間が可愛いという理由がようやくわかった気がしました(まじで何様)
イメージ的にはおとなしそうに見えていたのだけれど、芯のある強い女性の一面をみて(役柄かもしれないが)かっこいいと思いました^^ 一見おとなしそうな人が隠し持つ素顔… やっぱり芯のある強い女性に私は憧れます。
私が憧れて好きな女性芸能人は、山口もえさん、安めぐみさん、乙葉さんなんですよね。 穏やかな話し方、おっとりとして癒し系、笑顔が素敵☺ 私の中で「女神」と属される人種です←
この話は今までしたことはないと思いますが、私の人生でもこの女神属性の人間に出会ったことは2度しかありません。 そして現在はそのお二人と関わりはございません。
職場で出会ったその女神達は今はどこで何をしているかもわかりませんが、今でも心の中でお慕いしております。 そして元気に幸せな生活を送ってくれていたらいいなと思います。
このクソババーとかこの無神経ヤローとか文句言いだしたら止まらない現実世界で← そんな中でもこの人は絶対に人を傷つけない人だ、人の気持ちを考えて言葉を選んでいる人だ、心の痛みがわかる人だ…と思える人はそう多くはいません。
でもとても希少ですがそんな女神様達は実在するので、そのことを希望として生きていけてますww 癒し系の人って人によって定義も違うと思うし、感じ方も違うと思うけれど雰囲気が優しくて棘のない人が安心します。 世界の優しい人達、存在してくれてありがとう← (いきなり雑
てなことで祭りの感想です
「フォルトゥナの瞳」
人の死期が見える瞳を持った主人公の神木くんが、架純ちゃんと出会いその瞳を持って生まれた訳とか自分がどう生きたいかみたいな部分に向き合っていく中で、架純ちゃんの死期が近いことがわかりその運命を変えようとする話です。
結末は大体救って死ぬよねー、って誰もがわかると思います← でもそれだけで終わらなかったんだけど。 私としては正直その真実はいらないかもしれないなーと思ったw
だけど架純ちゃんも救おうとして別の行動してたって事なんだよねー。でもその行動ですら運命だったの?ってちょっと矛盾も感じる内容ではあったけれど、二人には幸せになってほしかっただけに悲しかったです。
「コーヒーが冷めないうちに」
とあるカフェのとある席でコーヒーを淹れてもらうと、過去へ戻ることができるのですがその噂を聞きつけて過去に戻りたいお客さんがやってきて展開される人間ドラマと、架純ちゃんの心のしこり解消物語です。
過去に戻って過去の人物と話したりはできるんだけど起きてしまったことは変えられないとか、コーヒーが冷めるまでの間しか戻れないこと、冷める前にコーヒーを飲み干してしまわないといけないこととか色んなルールがあります。
起きてしまったことは変わらないけど、未来は変わるんですよね。ポジティブになれる映画でした。
「僕だけがいない街」
これは漫画で読んだことがあったのかな…犯人とか知ってたんだよね← タイトル通りですよね。主人公がいなくなることでしか周りの人達を救えない悲しい結末です。
「アイアムアヒーロー」
架純ちゃんが禰豆子だったww寝る前にこの映画みてて、汚すぎて気分悪くなって一旦やめたのよね← グロいし気持ち悪かったです。私、耐性あるはずなのに邦画のグロいのはダメっぽいw 無類のゾンビ映画好きの私ですが、このアイアムアヒーローは邦画ゾンビ系映画としてはかなり頑張っていた方だと思いました😂
結構怖かったし緊迫感もありました。あと突然ゾンビに転化する人達の奇声とかが怖かったw
ぽんこつ主人公がゾンビを撃ちまくってヒーローになる話です。 ちょっと主人公にイライラしましたが← まさみちゃんもかっこよかったし帳消しですw
「何者」
これはねー、主人公がかなり冷めてて人の文句ばっか言ってる映画でしたw SNSの裏アカウントで他人の文句ばっか言ってるんだけど、自分に重ねると観るのもしんどくなるかもしれない映画です。
裏アカウントで愚痴ツイートってする必要あるのか私にはわからないけど。そんなことはしなくても、他人の愚痴ばかり言ってる自分がいるのは真実なので←あれ?これ私のこと?ってなった← その部分がばれた時に人は何を感じるのか、みたいな。 就活うまくいかなくて自分に絶望する若者達が生々しく描かれているけど、私の中では割と普通だと思っていて見ていて安心しました←
結局30代でもうまく生きていない人間もいるし、自分に絶望する姿すら美しいというか。 他人事だからこそそう思えているのかもしれないけどね。
本音を言わずに生きていく人、本音を言って生きていく人、そのバランスを調節しながら皆生きていると思うけど。
自分らしくとは? 生き方どーする? みたいなことを考えたい人には何か残る映画かもしれません。
私には「で?」という感想しか残りませんでした←ひでえ 努力している人はそれだけですごいと思うし、輝いてると思う。
今のところ祭りの感想はこれくらいです。 それと
「アップグレード」
という洋画も観ました。
超ハイテク技術の世界で、自動運転が普通になりつつ社会。 ある日、自動運転のシステムにエラーが起き事故を起こしてしまうんだけどその後襲撃に遭い妻を射殺され、主人公も脊髄を破壊され全身麻痺状態になっていまいます。
そして高度技術を開発している男性が、虫みたいなチップを頸椎部分に入れればその虫が脳の信号を全身に送ることができてまた前の生活に戻れるけどこの研究は極秘なので口外しないと約束するなら秘密裏に手術するけどどーする?と持ち掛けられます。
主人公は妻を殺した犯人を自ら捕まえるためにもその提案を受け手術をします。 その虫がね、話せるし意志があるんですよね。 そこで勝手に体を動かす許可を取って、惨いやり方で悪党を殺したりします。結構グロかったです。
なぜ妻は殺されたのか、黒幕は誰なのかってことになると思うけどその辺はもうありきたりで (なーーんだ) というがっかりな結末でした。 そのあとレビューを調べたら結構高評価だったので「?」となりましたよね←
話は変わってゲーム話!略してげーばなー!← ペルソナ5を進行中なのですが、今はようやく半分くらいまできたと思います。この時点で46時間経過… あと46時間…おぅ… 長い(笑)
でもストーリーは本当面白いです。 みんな心の弱さと向き合って、自分を受け入れて前へ進もうとしている、前を向こうとしている努力がいいと思います。 特に双葉ちゃんの話なんかは、うんうんと頷けたり笑えたり。 押し入れから飛び出てどうぞお宝盗んでくださいと両手を広げてたシーンは笑いました😂 可愛いw
キャラのそれぞれの個性をお互いに尊重し合う関係が良き。 あとはペルソナシリーズ通して主人公が一番かっこいい← プレイヤーが没入する為なのか主人公が一番個性が薄く作られているんですよね。そこがポイントだと思うし、寡黙で自己主張が弱めな部分も私は好き。
キャラ薄いんだけど皆が慕って集まってくれるし、一番頼りにされているし、各キャラとの関係性はプレイヤーによってある程度は自由に構築できるので面白いよね。
薄いのに浮くこともなく不自然なチームでもなく、うまくまとまってるキャラ設定がいいと思いました。 あと46時間がんばれ私←
最後に、最近Youtubeの広告増えてませんか? プレミアムへ入れよって圧力なのかなんなのか知らないけど、めちゃくちゃ広告が合間で増えてその度に待たないといけないストレスや広告だけ音量でかすぎてイラっとしたりするのでかなりの嫌悪感があります。
かといってプレミアムに入るつもりもないですが、テレビ離れの次はSNS離れが起き、その次はYoutube離れがいつか発症してしまうのかなと思ったり思わなかったり。
月額1180円ていうのもすごく高く感じる… 毎月そのお金払うくらいなら毎月映画館へ行った方がいいと思うし、毎月ゲオで5本レンタルする方がいい←
広告がオフできるのはかなりいいかもね~ お金が有り余っているのなら入会するけど← せめて広告ミュートのオンオフ機能つけてくれ←
今回も愚痴ばかりでしたがこのへんで終わります😂
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thanatochu · 15 days
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Hydrangea
綾子主ほのぼの日常編 黒い森を抜けたあと、の続き
春の終わりに、出会ったばかりの僕たちが共同生活を始めてしばらく経った。 今ではもう梅雨の季節で毎日雨が降ったり止んだり、じめじめとしたお天気が続く。樹さんに頼んで乾燥機買ってもらえて良かった。 樹さんは割と子煩悩というか叔父馬鹿なところがあって、甥っ子の快適な生活のためなら金と労力は惜しまないと豪語する。 僕としてはそんなに甘やかしちゃ駄目だよとブレーキ役のパターンが多くなってるんだけど、多紀を甘やかしたいのは正直とてもよく分かるので結局甘々な僕たちを多紀本人が諌めてくるという構図。 多紀はこの春から転校して近所の小学校2年生になった。 最初は内気なのもあってポツンとしていたようだけど、僕らと暮らすようになってから笑顔も増えて友達も出来たらしい。お勉強も頑張っていると連絡帳にも書いてあった。 僕は表向き、樹さんたちの遠縁ということにしてもらっている。みんな苗字がバラバラでも辻褄が合うように。ごく普通のママとパパがいる家庭ではないと、多紀が変な噂を立てられないように外面は良くしておくに越したことはない。 同級生のママさんやPTA、ご近所付き合いまで僕が一手に引き受けているけど、若い女の子たちとの会話とはまた違ったスキルが要求されるので、慣れるまで大変だ。 実のところ僕は2009年どころかもっと先の未来のことまで知っているので、2000年代初頭に生きる人たちと話しているとジェネレーションギャップみたいな気分になっちゃうことがよくある。うっかりSDGsが、とか言わないようにしないと。 でも皆さん基本的に良い人たちだ。近所には緑も多い公園があり、曜日によって種類の変わる安売りセールのスーパーと、閑静な住宅街で広々とした居住スペース。子供を育てる生活環境としては今のところ何の問題もなく満足している。 最初にこの環境を整えてくれていた樹さんには頭が上がらない。 多紀の父方の親戚連中に随分とご立腹の様子で、その頃の多紀を見たらそれは無理もないだろうなと推測する。 親戚たらい回しの放置されっぱなし、愛情のお水を貰えずに干涸びて。そんな環境で育ったら他人に期待しなくなるのは当たり前だ。 巌戸台に越してきたばかりの、舞い散る桜も空の青も、綺麗なものを何も映していないような君の灰色に霞んだ瞳を思い出す。 どうでもいいなんて言わせない。そのために僕らは家族になったんだ。
そろそろ多紀が学校から帰ってくる時間だ。 僕は樹さんと多紀が選んでくれた黒のデニム生地のエプロンを締め直して、おやつ作りに取り掛かる。 蒸し暑くなってきたからゼリーとか涼しげなのも良いなあ、なんて考えながら定番のホットケーキだ。休日の朝ご飯にはじゃがいもをすり下ろしたパンケーキが好評だったけど、今回はおやつなのでメープルシロップとバターを多めに。 「ただいまー」 焼き上がったいいタイミングで玄関のドアが開いた。 「おかえり。今日も楽しかった?」 「うん。今度ね、遠足があるみたい。おべんと作ってくれる?」 「へえ!いいねえ〜頑張ってお弁当さん作っちゃうよ」 おやつがあるから手洗ってね、と言うと多紀は素直にランドセルを置いて洗面所に向かった。 冷たい牛乳と一緒にホットケーキを並べると、戻ってきた彼が「いいにおい」と顔をふんわり綻ばせる。もう、うちの子すっごく可愛い。 僕の分は最初に焼いた、あんまり上手い焼き色にならなかった1枚でカフェオレと。やっぱり皆で選びに行ったランチョンマットは色違いの豚さんだ。 「ジュジュの分ある?」 「あるよ、ちゃんと作ってあるから大丈夫」 ジュジュとは樹さんのことだ。音読みで、じゅ。 教えてもらった時は微笑ましいなと思ったけど、最初に言い始めたのは樹さんのお姉さんなんだそうだ。つまり多紀の亡くなったお母さん。 ひと回り近く歳の離れたしっかり者のお姉さんだったそうで、もう姉というより母親が2人いるみたいだったと樹さんが溜息を吐いていた。 「ジュジュ今日も帰り遅いのかなあ。おしごと大変なのかな」 「夏休み取れるように今から頑張ってるんだって。お祖父ちゃんち行くんだもんね」 「うん!」 学校が夏休みになって樹さんも纏まった休みが取れたら、実家のお祖父さんとお祖母さんに会いに行こうと計画している。 長閑な田舎に遊びに行く夏休み、なんて絵日記が捗る子供らしいイベントだ。 多紀は小さい頃に会っただけで記憶も曖昧だけど、電話ではよく話しているので2人に早く会いたいと毎日とても待ち遠しそうだ。 こんな時に、そういえば向こうの多紀もお爺さんお婆さんが好きだったな、なんて考えたりする。文吉さんにクリームパンをポケットに捩じ込まれたと満更でもなさそうに僕に半分くれたことがあって、くすりと思い出し笑いが漏れた。 とても懐かしいし君に会いたいなとは思うけど、その彼を堂々と迎えに行くために此処に来たんだ。ホットケーキを咀嚼して感傷的になってしまった気分を振り払った。
遠足はどこに行くの?お弁当は何食べたい?などと話しながら夕飯を2人で済ませ、お風呂上がりに水分補給していると樹さんがようやく帰宅した。 「あー、つっかれた…」 「ジュジュ、おかえり」 疲労と空腹でよろけている叔父さんを玄関まで多紀がお出迎えする。手には飲みかけの乳酸菌飲料が入ったコップだ。 「ただいま〜。良いもん飲んでるな。ひと口くれよ」 「ええ〜。ひとくちって言ってジュジュいっぱい飲むんだもん」 「この前は喉乾いてて、つい。悪かったよ。それとジュジュじゃなくてたつきって呼べ」 パジャマ姿の甥っ子をハグして謝りながらも文句を言う。 こうしていると本当に雰囲気が似ている叔父と甥だなと思う。樹さんのほうが少し癖っ毛で毛先が跳ねているけど、2人とも青みがかった艶やかな黒髪だ。僕も黒髪だけど、色味が違う。 樹さんはよく見るとアメジストみたいな瞳の色をしていて、仕事中は外しているけど左の耳にピアス穴がある。 多紀と違うところといえば、叔父さんの方が男の色気があるところかな。多紀はもっと中性的だし。 これで大手企業にお勤めなんて、かなりモテるんだろうなあ…とぼんやり思うけど今のところお付き合いしている恋人さんはいなそうだ。普段はできる限り早く帰宅するし、仕事と甥っ子に全振りしている。 そんな叔父さんに渋々ながらも結局自分の飲み物をひと口あげている多紀は偉いなあ、と家族の考え事をしながら樹さんのご飯の支度をした。 「玄関の紫陽花、綺麗だな。買ってきたのか?」 シューズボックスの上に置いた花瓶を見たのだろう、ネクタイを外しながら樹さんが訊いてくる。 「ご近所の榊さんのお庭にたくさん咲いたからって、お裾分けしてもらったんだ」 色とりどり、形も豊富な紫陽花をお世話するの上手ですねって正直に感想を述べたら、少し切ってあげると品の良い老婦人が花束にしてくれた。 バラや百合みたいな派手さはないけど、今の時期しか嗅げない匂い。梅雨も悪くないなって思えて結構好きなんだ。 ドライフラワーにしても綺麗なのよ、とその人は笑っていた。 「ぼくもあじさい好きだよ。雨の雫が似合うよね。あっ、でも遠足の日は晴れて欲しいなあ」 「遠足があるのか。そりゃ雨じゃちょっと残念だもんな」 席に座って、いただきますとお箸を手に取りながら樹さんが頷く。 「近くなったらてるてる坊主作ろうね。すごく大きいのと、小さいのたくさん作るのどっちがいい?」 「小さいのいっぱい!」 「ふふ。布の端切れもいっぱいあるからカラフルなの作ろう」 そんな話をしているともう夜の9時を回っていた。いけない、多紀の寝る時間だ。 「歯磨いて寝る準備出来た?じゃあ昨日の続きから少し絵本読もうか」 「うん、歯みがいた。ばっちり!」 「樹さん、食べ終わったら食器は水につけておいて。お疲れなんだから早くお風呂入って寝てね」 「ふぁい」 夕飯のチキンソテーとおやつのホットケーキを頬張りながら樹さんが返事をする。 「たつきもおやすみなさーい」 「ん、おやすみ」 挨拶のあと子供部屋へと入る。樹さんが用意した多紀の部屋は愛に溢れていて、子供用らしく可愛いパステル色で揃えられた壁紙やラグ、家具と小物に至るまで趣味がいい。おもちゃも温かみのある木が多く使われていて、こういうのお値段結構するんだろうなと思う。 多紀をベッドで待っていたのは小さめのクマちゃん。樹さんが買ってくれたぬいぐるみで、キャメル色の毛並みに水色のリボンを首に巻いている。 多紀はいつも枕元で座っているクマちゃんと、その下に畳んであった柔らかく肌触りのいい木綿のタオルケットを抱きしめる。 青と黄色のチェック柄で、両親と住んでいた昔から愛用している所謂セキュリティブランケットだ。 それらに囲まれてふかふかのお布団に入り、少し絵本を読み聞かせるとすぐに多紀はうとうとし始める。 以前までは寝つきが悪かったようなので、精神的に安定してきたなら何よりだ。 しっかり眠ったのを確認して掛け布団を整えて、僕はキッチンへと戻った。丁度お風呂上がりの樹さんがタオルで髪の毛を拭きながらテレビのリモコンを操作している。 僕が温かいほうじ茶を淹れてテレビ前のテーブルに置くと、「お、ありがと」と笑ってひと口啜った。 樹さんは家ではお茶とコーヒーばかりだ。仕事の付き合い程度にはお酒を飲むけど、プライベートまで飲むほど好きでもないそうだ。 僕もお酒は飲めないのでちょっと親近感。もう半月くらいすると、多紀と一緒に漬けた梅ジュースが飲み頃になるから楽しみなんだ。 「多紀は今日も元気だったか?」 「うん。ジュジュの分のホットケーキはあるの?って心配してた」 「ははっ。無かったら半分くれる気かな」 多分ね、と相槌を打ったら樹さんはしみじみと優しいなあと呟いた。 「さてと。俺もメールチェックして早めに寝るかな。ごちそーさま」 「お疲れさま。おやすみなさい」 樹さんが自室に入る足音を聞きながら残りの洗い物を片付けて、自分も休む。 当然ここでも毎晩影時間はある。多紀が象徴化しないのはもちろんだけど、樹さんもペルソナ使いだからか、それとも適性の問題か、普通に棺桶にならずに寝ている。それでも影時間のことは認識していない。 一応シャドウが2人に悪さをしないように、いつ多紀が影時間に目覚めてパニックを起こしても対処できるように周囲の気配を見守っているつもりだけど、現時点ではそんな心配もいらないようだった。
遠足は今週末の金曜日。天気予報では雨の確率は50%といったところで、今日帰ってきたら多紀と一緒にてるてる坊主を作ろうと約束していた。 本日のおやつはいちごババロアが冷蔵庫に冷えている。お湯と牛乳で作れるもので簡単で美味しい。 布団乾燥機を稼働させながら夕飯の下拵えまで終わったところで、多紀がまだ帰ってこないことに首を傾げた。 奥様方が小学生にも子供用PHSを持たせようか、まだ早いか話題に上がっていたのを思い出す。いざという時に連絡がつく安心感は重要だ。 小雨の降る窓の外を眺め、エントランスまで様子を見に行こうかとヤキモキしていたら多紀が帰ってきた。 「ただいまー」 「あっおかえり。ちょっと遅かったね?何かあったの」 「うん。リサちゃんちでね、子犬が生まれたって聞いたから触らせてもらいにいったの」 レインコートを脱いで傘立ての横にある壁のフックに引っ掛けながら、多紀が早口で説明してくれる。 ふわふわの触り心地を思い出したのか「これぐらいでね、茶色くて」と両手で抱える真似をしながら、かわいかった〜なんて笑うから、心配していた僕のほうまで笑顔になる。 中型犬より大きめの体で、毛が長くフサフサした母犬だと言っていたので数ヶ月もすれば子犬もすぐに大きくなるんだろう。 「りょーじも今度いっしょに見に行こう?」 「うん、僕も出来れば抱っこしてみたいな」 おやつの後にお裁縫道具と端切れを出してきて、てるてる坊主作りに取り掛かった。 そのまま吊るすと頭の重さでひっくり返っちゃうからどうしようか、と2人で相談して体の部分に重りを仕込めばいいんじゃない?という結論に至った。 多紀にビー玉を提供してもらって、いくつか綿と一緒に袋詰めして端切れを縫い合わせたマントの中に仕込んだら、顔を描いて首にリボンを取り付ける。 「ジュジュと、りょーじと、ぼくと、じいじとばあばね」 5体のカラフルなパッチワークてるてるが出来上がり、カーテンレールに並んで吊るされた様子はなかなか可愛い。 「これで金曜日は晴れるね」 「うん!」 「樹さんが帰ってきたら見てもらおう」 「どれがジュジュか分かるかなあ」 「きっと分かるよ、多紀がみんなの顔描いたんだもん」 多紀とは逆に、今日は少し早く帰宅した樹さんが感心したようにカーテンレールを眺める。 「へえ。随分イケメンに描いてくれたな」 「だってジュジュいけめんでしょ」 「望月だってイケメンだろうけど。タレ目と吊り目の違いか?」 樹さんのてるてる坊主はキリッとした印象で、ピアスも忘れずに描かれている。僕の顔はぐりぐりした目の横にホクロが描いてある。ちゃんと黄色いマフラーも多紀が首に巻いてくれた。 久しぶりに皆揃って夕飯を食べながらリサちゃんちの子犬の話になった。 「多紀は犬が好きか。うちの実家にも白い雑種の、ももがいるぞ。覚えてるか?」 「…いぬ?お鼻がピンクの子?ジュジュが撮った写真があった」 「そうそう。もう今年10歳だからおばあちゃんだけどな。まだまだ元気だって聞いてるから夏休みに会えるよ」 「うん。ぼくのこと覚えてるといいな」 「ももちゃんかあ。僕も仲良くなれるかな」 野生の本能なのか、動物全般に僕はあんまり好かれない。そもそも近くに寄り付かないし、威嚇される時もある。怯えさせないようにしたいんだけど。 僕と眼を合わせられるコロマルくんの度胸はすごかったなあ、なんて記憶の中の白い犬を思い浮かべた。 「飼いたいなら…うちでも飼えるんだぞ。ここのマンション中型犬までなら大丈夫だし。猫だっていいけど」 「えっ。…ええと、そっか。でも、もうちょっとちゃんと考えてみる…」 多紀は最初に分かりやすく目を輝かせたけれど、ぐっと踏み止まって大人みたいな対応をした。確かに命を預かる責任が生じることだ。 「ああ。よく考えて、どんなことが必要か勉強しておこう。そうすればきっと出会うのに相応しい時に会えるよ。こういうのも縁だからな」 叔父さんに頭を撫でられて、多紀は嬉しそうに頷いた。
ついに遠足当日。朝のお天気は薄曇りで、念の為の折り畳み傘だけで済みそう。 お弁当は前日から練習してみたけど微妙なヒーホーくんキャラ弁。まだこの時代には100円ショップを探してもそれほど種類豊富なお弁当グッズが売ってないので、ちょっと苦戦した。 海苔とスライスチーズでフロストの顔を作り、体はミニハンバーグ。彩り重視で卵焼きにウィンナー、ブロッコリーとミニトマト。仕上げに保冷剤代わりの、冷凍にした小さいゼリーを添えて。 小さめのおにぎりを2つ入れたら準備完了だ。出来栄えは食べる時のお楽しみね、と多紀には言ってある。 おやつは多紀の好きなお菓子と水筒には麦茶。これだけで小さな体には結構な荷物だ。 「忘れ物はないかな?」 「えーと、うん。みんな入ってる」 「よしよし。じゃあ気をつけていってらっしゃい」 「うん。いってきます」 多紀が靴を履いていると洗面所から樹さんが慌てて玄関までやって来た。 「待て。俺にいってきますのチューは?」 「チューなんていつもしてないよ」 呆れながら多紀は膝をついて屈んだ樹さんにハグをしてあげる。ぽんぽん、とリュックを背負った背中を叩いて樹さんが「楽しんでこいよ」と笑った。 笑い返して頷いた多紀を送り出すと樹さんが身支度に戻る。僕は彼にトーストとコーヒーを用意して、後はお弁当の残りおかずで朝ごはんとする。 「てるてる坊主のご利益があったな」 「そうだね。帰りまで保てばいいけど」 照ってはいないが朝から土砂降り、なんてことにならないだけ御の字だ。 たくさん作った分の効果があったのかな。
金曜日はお肉セールの日。豚コマと鶏挽肉を買ったスーパーの帰り道に「望月くん」と声を掛けられた。声がした生垣の方を見ると、先日の紫陽花の老婦人が手招きしている。 「榊さん。こんにちは、先日は綺麗な紫陽花ありがとうございました」 「いえいえ、どういたしまして。それでね、今日も良かったらなんだけど」 今度はやや小さく、もこもことした可愛い白色の紫陽花をくれた。 「紫陽花の花言葉は移り気なんて言われるけど、てまりの種類には家族や団欒なんていうのもあるの。白い紫陽花は寛容とか一途な愛情。色や形で様々な花言葉があるのも魅力ね」 「そうなんですね…家族か。うちにぴったりです」 「でしょう?それとね、これはお裾分けなんだけど。ちょっと時期はズレちゃったけど美味しいものは変わらないわ」 渡された紙袋の中を見ると柏餅だ。葉っぱが緑のと茶色いのがあって、中身の餡が違うのだそうだ。こし餡と味噌餡。どっちも美味しそう。 「わあ、今年の端午の節句はもう終わっちゃってて、お祝いできなかったので嬉しいです。ありがとうございます」 「よく行く和菓子屋さんのなんだけど、まだ柏餅売ってたから買って来ちゃった。多紀ちゃんによろしくね」 ぺこり、とお辞儀し合ってまた歩き出す。我が家はみんな甘いもの好きだから、洋菓子和菓子関係なく喜ぶ。 空を見上げると雲は厚いものの、まだ雨は降らなそうだ。多紀が遠足から帰ってきたら柏餅でおやつにしよう、なんて考えながら家路を急いだ。
貰った白い紫陽花は壁際のキッチンカウンターに飾った。花瓶も可愛らしく小ぶりな桜色にして、部屋も明るくなったようで見ていると和む。 「ただいまー」 玄関が開く音のあと、すぐ元気な声が続いた。 「おかえり。遠足どうだった?」 「楽しかったけど、ちょっとバス酔っちゃった」 「あれ。酔い止め効かなかったかな」 「帰りは平気だったよ」 「そっか。良かった」 話しながら多紀がリュックからゴソゴソと取り出したのは空のお弁当箱と水筒。それからやっぱり全部空になったお菓子袋。 「おべんと、ごちそうさまでした。みんながねー、すごいってほめてくれた」 「おお!ひとまず安心したけど、個人的にはクオリティがいまいちなので…次に頑張るね」 「そなの?上手だし、おいしかったよ」 「…うちの子って、なんて良い子なんだろ」 首を傾げる愛くるしさにぎゅーっと抱き締めると「わかったわかった」と腕をぽんぽん叩いてあしらわれる。さっさと抜け出した多紀は手を洗いに行ってしまった。 真似してるのか無自覚か、仕種が叔父さんに似てきたなあ。 「お皿のね、絵付けたいけんしてきた。焼いてから学校に送ってくれるんだって」 「へー!なに描いたの?」 「ひみつ!」 笑いながらリビングへ入って、てるてる坊主に「雨ふらなかったよ、ありがとう」なんてお礼を言ってる。それから白い紫陽花に気づいて顔を近づけた。 「あれ?新しいのだ。きれいだね」 「さっき買い物帰りに榊さんに会ってね、また貰ったの。それと多紀にって柏餅も貰ったよ」 「かしわもち!こどもの日に食べるやつだ」 「みんなで住み始めたの大型連休過ぎてたから、お祝いしそびれてたよね。お祝いといえばお誕生日も!来年は盛大にやろう。ケーキ作っちゃおう」 「うん。その前に2人のたんじょうびだと思うけど…ジュジュは夏生まれだって言ってた。りょーじは?」 「僕?うーん僕は…秋生まれかなあ?」 正直、誕生日も歳もよく分からない。どこから数えたらいいのかも曖昧だ。 強いて言うなら、君にファルロスとしてお別れを言った朝の、次の日なのかなと思っている。そこから今の僕が形成された。もう随分昔のことみたいだけど。 「じゃあ、きせつが変わるたびにお祝いできるね。ケーキぼくも手伝う!」 にこにこ笑った多紀が、はたと思い出したように紫陽花を見上げた。 「あじさいのおばあちゃんにお礼したいな」 「そうだね。一緒にお菓子か何か作って持って行こう。ケーキの予行練習でもいいよ」 またひとつ、数日先、1年後までの約束と楽しみが増えた。こんなことの積み重ねで幸せが作られていくんだろうな。 柏餅は、こし餡と味噌餡どっちにする?と訊いたら迷うことなく「どっちも!」と答えるところは子供らしいというより多紀らしい、と笑ってしまったけど。 「ジュジュに半分ずつあげるの。どっちも食べたいでしょ」 「そうだねえ。樹さんも両方食べたかったーってなるよねえ」 樹さんがまた喜んじゃうなあ、と子供特有の猫っ毛でサラサラの髪の毛を撫でた。 柏餅を食べながら、教わった紫陽花の花言葉について話し合う。多紀は興味を持った様子で、今度学校の図書館でお花の図鑑を借りてくると言っていた。 まんまるで、人の心を和ませる。そんな世界一の団欒が作っていけたら良いなあ。 ささやかで壮大なことを願いながらエプロンを付け、夕食の準備に取り掛かった。
このお話の時代考証というか、どこまで詳細にやったらいいのか悩みまして、結論。 ファンタジーミレニアムにすることにしました。この時代にまだそれ無いじゃない…? とか色々挙げればキリがないのと、この望月さんは全部体験はしていなくとも 令和まで知識として知ってるという未来人っぽさを醸し出してもらおう!という…。 チートなハウスキーパーというより所帯染みた専業主夫になってますが 子主さんにいろんな体験をさせてあげたいものです。 叔父さんはマキちゃんと友達以上恋人未満のいい感じになってて欲しい もうお前ら早く付き合っちゃえよ!(願望)
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2023年に読んで「オォッ!」と思った本や作品……その2
『中銀カプセルタワービル 最後の記録』(中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト編/装幀:上清涼太/草思社) 『ヒエログリフを解け ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース』(エドワード・ドルニック著/杉田七重訳/東京創元社/Kindle版) 『AXIS August 2023 vol.224 特集シン宇宙時代 The New Space Age』(株式会社アクシス) 『ジブリの立体建造物展 図録〈復刻版〉』(藤森照信監修/コンセプト・デザイナー:種田陽平/編集:株式会社スタジオジブリ/デザイン:細山田デザイン事務所/トゥーヴァージンズ) 『 湖の秘密─川は湖になった』(編集・執筆:前田礼、戸谷莉維裟(市原湖畔美術館)/地図制作:吉田健洋(一般財団法人日本地図センター)/デザイン:大西隆介(direction Q)/写真:田村融市郎、市原市観光協会、『写真集/市原市の昭和史』(千秋社)/市原湖畔美術館発行) 『ジョセフ・アルバースの授業──色と素材の実験室』(執筆:ブレンダ���ダニロウィッツ、永原康史、沢山遼、亀山裕亮/和文英訳:中野勉/欧文和訳:水野俊、林寿美、亀山裕亮/編集:林寿美、亀山裕亮、飛田陽子(水声社)、関根慶(水声社)/ブックデザイン:木村稔将、阿部原己(Tanuki)/水声社) 『相分離生物学の冒険──分子の「あいだ」に生命は宿る』(白木賢太郎著/装丁:細野綾子/みすず書房) 『「生きている」とはどういうことか 生命の境界��域に挑む科学者たち』(カール・ジンマー著/斉藤隆央訳/装幀:大倉真一郎/白揚社) 『食虫植物 多様性と進化』(長谷部光泰著/裳華房) 『What is Tanuki?』(佐伯緑著/題字:森井(藤原)敏惠/表紙イラスト:佐伯緑/装丁:designfolio/佐々木由美/東京大学出版会) 『線虫 1ミリの生命ドラマ』(長谷川浩一著/装丁:鈴木成一デザイン室/dZERO) 『新・動物記8 土の塔に木が生えて シロアリ塚からはじまる小さな森の話』(山科千里著/新・動物記シリーズ編集:黒田末壽、西江仁徳/ブックデザイン・装画:森華/京都大学学術出版会) 『新・動物記7 白黒つけないベニガオザル やられたらやり返すサルの「平和」の秘訣』(豊田有著/新・動物記シリーズ編集:黒田末壽、西江仁徳/ブックデザイン・装画:森華/京都大学学術出版会) 『新・動物記6 アザラシ語入門─水中のふしぎな音に耳を澄ませて』(水口大輔著/ブックデザイン・装画:森華/シリーズ編集:黒田末壽、西江仁徳/京都大学学術出版会) 『フィールドの生物学24 ミツバチの世界へ旅する』(原野健一著/東海大学出版部) 『哺乳類前史:起源と進化をめぐる語られざる物語』(エルサ・パンチローリ著/的場知之訳/青土社/Kindle版) 『招かれた天敵──生物多様性が生んだ夢と罠』(千葉聡著/みすず書房/Kindle版) 『進化のからくり 現代のダーウィンたちの物語』(千葉聡著/講談社ブルーバックス/Kindle版) 『ビーバー:世界を救う可愛すぎる生物』(ベン・ゴールドファーブ著/木高恵子訳/草思社/Kindle版) 『タコの心身問題 頭足類から考える意識の起源』(ピーター・ゴドフリー=スミス著/夏目大訳/みすず書房/Kindle版) 『幻のシロン・チーズを探せ 熟成でダニが活躍するチーズ工房』(島野智之著/デザイン、イラストレーション:佐々木宏/帯文:坂上あき、森節子/八坂書房) 『すごい実験 高校生にもわかる素粒子物理の最前線』(多田将著/イラスト:上路ナオ子/イースト・プレス/Kindle版) 『ビッグコミックススペシャル 藤子・F・不二雄 SF短編コンプリート・ワークス7 ポストの中の明日』『ビッグコミックススペシャル 藤子・F・不二雄 SF短編コンプリート・ワークス1 ミノタウロスの皿』(藤子・F・不二雄著/装幀:佐々木暁/小学館) 『北極百貨店のコンシェルジュさん 1・2巻』(西村ツチカ著/装幀:井上則人(井上則人デザイン事務所)/小学館) 『ぼっち死の館』(齋藤なずな著/小学館ビッグコミックスフロントライン) 『すとまとねことがんけんしん1』(内田春菊著/装画:内田春菊/装丁:秋山具義(Dairy Fresh)/デザイン:横倉清恵(Dairy Fresh)/ぶんか社) 『すとまとねことがんけんしん2』(内田春菊著/装画:内田春菊/装丁:秋山具義(Dairy Fresh)/デザイン:山口百合香(Dairy Fresh)/ぶんか社) 『大金星』(黒田硫黄著/講談社アフタヌーンコミックス/電子書籍版) 『ころぶところがる』(黒田硫黄著/小学館/電子書籍版) 『大日本天狗党絵詞1〜4』(黒田硫黄著/アフタヌーンKC/電子書籍版) 『映像研には手を出すな!1〜8巻』(大童澄瞳著/小学館/電子書籍版)
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haduki-cm-blog · 1 year
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名称付き武器のデータまとめ
◆リーゼ ウィゼ 魔剣(バスターソード?) 振るだけで水魔法発動。魔力注入型(右手魔石感応型)。リーゼは魔力0のため、完全に魔力は魔石に依存している。魔石は時間が経てば魔力が回復する仕様となっているが、空になった状態で魔力を使おうとすると壊れてしまい、壊れると当時に埋め込まれた本人も死んでしまう。魔石はグラン作。
◆シィナ ウィル 魔弓(弓道の弓と同型) 矢(魔矢)は弦を引いた時に自然に出現。矢は魔力次第で無限大だが、本人の並の魔力より魔石の魔力を主に吸い上げているために実質無限大に近い。命中率はあくまで本人の能力値によるものだが、グランからもらったもので、それ以外の魔力方面ではかなりお膳立てをされている。友人のためにという名目でもらい、本人は知る由もないが、詫びの品である。魔石はグラン作。
◆レイメル とげとげくん モーニングスター とげが沢山ついている
◆メティカル フェルシア 天使杖(杖) メティカルの歌声とセットで治癒効果発動。羽根のモチーフを閉じ込めた水晶を填めた杖。
◆東 琥奥(こおう) 薙刀 妖を払う効果がある。妖を払う以外にも儀式の舞などにも使われる。代々伝わる家宝。
◆リアース アピセア 大剣 血を吸えば吸うほど黒光りする(血を落とせば元に戻る)。リアースの髪の血吸いとセットで"漆黒"の二つ名。
◆グラン ガルダ 魔剣 3000年という長き時を共に過ごした大切な剣。振るう時に魔法も発動させることが可能。一番使っている武器。魔石はグラン作。
シルフィスロス 魔剣 使役者以外の他者の魔力を吸収して増強を図ったり、剣を交えた相手の魔力を少しずつ吸い取ろうとする。また、吸い上げた魔力を使役者に委ねることもでき、グランは主にこちらの目的で使役しており、「該当者」の魔力を吸い上げて手元に寄せた後に別の能力へ転換して当人へ戻す際に用いる。存在が非常に危険。シィナはこれの被害に合って魔力が吸い取られたあげく、吸い取る衝撃で当時登っていた木から落ちて一部記憶が欠落した(かろうじて「何らかの命中率」に魔力転換された)。魔石はグラン作。
クラルスフォード 魔弓 魔力の使用量で威力等の微細な調整が可能。本人の意思次第で何本も矢を出すことが可能。あくまで弦を引いた動作で矢が出現するだけなので、矢の位置は自分の周辺であれば好きな位置に好きな数配置できる。5cm程度の誤射は対象物へ追尾する形で修正される(5cmを超えるほど大きく外すと軌道修正されない)。シィナはこの魔弓の派生型。魔石はグラン作。
◆カーフィル フィルカ・リアル 魔剣(クレイモア) カーフィル(160cm)よりも大きい(大剣)。魔石の影響か、多少の重さが軽減されている。(ぶんぶん振り回せるほどの軽減ではない)魔石はグラン作。
◆ヒリト グラッディシリア 魔法杖(杖) 詠唱補助に長けており、短時間での発動を可能にする。ヒリトの為に造られた特注品。錬金術師の為ほぼ未使用だが、式典や儀式などの場面で携えたりしている。フェルミナ学園在学時にも持っていた杖のため、通常の魔法にも使用したことはあるし、今も使えないわけではない。魔石はグラン作。
◆ノット メヒティルト 両手剣(フランベルジュ) ミスリルをも切り裂く切れ味を持ち、決して刃こぼれしない。蒼の姉妹・四女(銀髪・青緑色の瞳・17歳くらい)。 メヒティルトはノットの行動と行く末を心配している。間柄としては友達。
◆コルトハイム グラシエール 剣(レイピア) 所持者に精霊や霊魂と交信できる能力を与える。優美 蒼の姉妹:長女(きつく波打つ銀髪・紫紺の瞳・20代後半)。 グラシエールは人間とあまり仲良くなれず精霊や霊魂と触れ合いがちなコルトハイムを心配しつつやきもきしている。間柄としては親子か姉妹。
◆ネア シャンバリア 剣 一打一打相手に重い一撃を与える割に、軽く扱いやすい。黒騎士時代に愛用していたが、内乱途中で折れた。剣を習うにしても黒騎士入団にしても、家族に反対されていたため、家宝などは譲り受けておらず、家にあった沢山の剣の中から比較的扱いやすいものを譲り受けている。
イシュレイア 剣 シャンバリアの後継として愛用。こちらも家にあった沢山の剣の中から、シャンバリアに近しいものを譲り受けた。性能としては重さは前よりあるなど、劣っている。絶縁の際返還しようとしたが、「裏切者の触ったものなど家に置いておけない」という理由で突っぱねられ、折れたシャンバリアと共に家から持って出た。
◆サーヴァ スブランベルジュ 宝剣(ハンドアンドハーフ) 使用者の魔力を微量吸収することで強度と軽さが増す。主人(家)の預かり物。サーヴァは不使用。大剣。所持者の魔力も多少吸うのか、多少重さを軽減している。サーヴァは持ち運びとしては大きさの割に比較的軽くて楽だなと思っている。魔石はグラン作。
◆アルダ "錆びれた銃" 銃 とある一族の人間にのみ一撃必殺の殺傷能力がある。引き金を引くまで判断不可。普段は撃てず、弾も込められない。 ◆ユルズ リンカーヘル 槍(ハルバード) 衝撃を吸収し、負荷を与えない。次の攻撃に移りやすい。弱視になった片目を補い今まで通り戦えるようにと武器変更。内乱激化の際、反乱軍についた貴族の家の者が見かねて譲ってくれた。
◆伊織 深紅(こきひ) 日本刀(打刀) 師匠がくれた。二刀流の為、基本萌葱と共に扱う、鞘は赤。
萌葱(もえぎ) 日本刀(打刀) 師匠がくれた。二刀流の為、基本深紅と共に扱う、鞘は緑。
◆ヴィンス キュアス・リーベ 剣 装飾が綺麗。高価。ヴィンスの技術的な問題諸々で宝の持ち腐れ状態。
◆ベルリート クロス・ノア 木杖(ルーン・スタッフ) 時魔法の詠唱短縮に特化。一部なら単語のみで発動可。特徴部分は、杖と魔石両方の能力による相乗効果。通常の魔法については膨大な魔力と魔石の魔力によって乱発が可能だが、時魔法の場合、その効果から術者に負荷がかかる。術者負荷の軽減まではできない模様。魔石はグラン作。
◆ロベルティーネ ル=ペリア 治癒杖(ヒーラー・ワンド) 杖と詠唱の両方で治癒効果。詠唱には正確さと緻密さが要求されるが、一定割合詠唱を続けると、以降詠唱妨害を防ぐ効果がある。中央の水晶より発動。使用者に対する負荷軽減は一切ない。親にがんばるから!とねだって買ってもらった。
◆八王 ニーベンゲイア 杖 師匠にもらった。といえば聞こえはいいが、自分で材料集めから何から何までやらされて、やっとの思いで作り上げたら渡された。これを使えば普通に魔法も使えるが、付与魔術師のため使っていない。ある程度魔法については習ったため、付与魔術以外にも魔法は使えるが、緊急事態でもない限り使おうと思っていない。また、詠唱補助などもないため、長々と詠唱しなくては使えず、若干面倒くさいと思っている。
◆ギルタ リビラシュタント 大剣 攻撃を受けた反動で倍の攻撃が可能。カウンターに近い。家宝で代々受け継いでいる。
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cityofglasses · 1 year
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------------------------------------------------------ 『今日から始める射精管理』 ------------------------------------------------------
発端の日(水)
「ぁっ、あんっ、はぁ……ふあぁっ!」  ベッドの上に四つん這いになっている彼女の身体を、後ろから何度も突く。  華奢な腰が抽送のたびに跳ねて、形の良いお尻がぶるんと弾む。  とろとろの膣肉に包まれて、ペニスの快感は高まる一方だ。  最愛の恋人とのセックス。  幸せで気持ちいい。  そのはずなんだけど……。 「あぁぁっ、あぁんっ! イくぅっ、イっちゃうぅ……っ!」  切ない声が鼓膜を震わせる。 「俺もイく……!」 「んっ、んぅっ、一緒に、イってぇ……!」  しなやかな背中に力が入り、肩甲骨が浮き上がる。  膣内が火照り、愛液が満ちていく。 「はぁ、ぁ、あんっ、あぁっ! も……だめぇ……っ!」  ビクッ、ビクビクッ!  彼女の身体が大きく震えて、膣内がひと際強く締まった。それを合図に、腰の動きを止める。 「はぁ……はぁ……はぁ……」  恋人の――みなとの身体から力が抜けた。 「えへ……一緒にイけて、嬉しい……」  うつぶせに寝そべったみなとは、肩越しに俺を見あげた。 「ああ、俺も……」  みなとが余韻に浸っている、今のうちだ。  俺はいそいそと膣内からペニスを引き抜き、ゴムを取って口を結ぼうとする。 「んぅ……?」  みなとの表情がうろんなものになった。 「ねえ、ちょっと待って」  ゆっくり起き上がり、俺の方へと手を伸ばす。  正確には俺が持っているコンドームへ、だ。  とっさに誤魔化す案が浮かばず、身動きが取れない。  みなとはコンドームを手にすると、窓から差し込む光に中を透かした。 「ゴムに白いの入ってない……」  ギクッとする。  今度はゴムをさかさまにして、中身を手のひらに出す。 「透明なのしか入ってない」  手のひらに広がったカウパーを、じっと睨んでみなとが呟く。 「一緒にイってない!」  確信を持ってみなとが叫んだ。 「ご、誤解だって」 「なんで射精したフリするの? いつもはいっぱい射精してくれるのになんで!?」  みなとは俺を押し倒す勢いで詰め寄ってきた。そして、はたと動きを止める。 「……もしかして気持ち良くなかった? わたしのこと、もう飽きちゃったの……?」 「気持ちよかったし飽きてない」 「でもイったフリしてたよね!?」 「それは、その……中折れして……」 「なかおれ?」 「途中でちんこが弱まったというか……」  うう、恥ずかしい。こんな説明しなきゃいけない原因を作った自分が憎い。  そうだ、原因は分かっている。  それは断じて彼女のせいではなく――。 「やっぱりわたしに飽きちゃったんだぁ……!」  うるうる瞳を潤ませているみなとを見ていると、胸が痛む。  小さなプライドのために、コトを隠し通すなんてできない。  正直に言って許してもらおう。  そう決意して、俺は口を開いた。 「実は……最近めちゃくちゃオナニーしてるせいで射精できなかったんだ」
「お、おな……えっ?」  もともとが初心なみなとは怯んだようだった。虚を突かれたようにぽかんとしたあと、ハッとした様子で再び怒り顔になる。 「オナニーしちゃうってことは、やっぱりわたしに飽きちゃったんでしょ? ひどいよ、タカオくん……正直に言ってくれれば、こうなる前に勉強したり努力したりできたのに……」  みなとがしゅんとして肩を落とした。罪悪感で心が痛い。 「違うんだ。オナニーは別枠というか、みなとの存在を揺るがすようなものではないというか……」 「でも精液出なくなっちゃうくらいシてるんでしょ!?」 「ごもっとも……」  ちまちま言い訳するのは明らかに分が悪い。  俺はスマホを手に取り、とあるソシャゲのホーム画面を開いた。 「これを見てくれ」 「え……?」  みなとはスマホの画面を覗きこみ、首を傾げた。 「これって、タカオくんがバイトしてるコンビニとコラボしてるゲームでしょ? この前買い物行った時、教えてくれたよね」 「ああ。俺のオナニーが止まらないのは、このゲームのせいなんだ」 「えっ?」  厳密に言うと、このゲームに先月追加された新キャラのせいだ。  ホーム画面に表示するパートナーキャラとしても設定している『ヒヨリ』ちゃん。  黒髪ロングで、二次元名物長乳完備、恵体すぎるゴスロリシスター。というか、シスターなのにえちぃ衣装なのがマジで罪深い。  このキャラに、俺はすっかりハマってしまったのだった。 「えっと……どういうこと?」  みなとにはいまいちピンときていないらしい。 「こっちを見てくれ」  それならばと、今度は電子書籍のアプリを開いた。  最近ダウンロード購入した、ヒヨリちゃんの同人誌、フルカラーイラスト集、その他諸々のラインナップをみなとへと向ける。 「んぅ……? 何?」  きょとんとするみなとの前で、イラスト集のファイルを開く。 「ひゃっ!?」  みなとが愛らしい悲鳴をあげるのを無視して、次々とページをめくっていく。  ヒヨリちゃんのあられもない姿をまとめた二次創作作品たちだ。  ここ一ヶ月のオカズをどんどんみなとの前に開示する。 「えっえっ? 何これ、どういうこと? ……こういうイラストでオナニーしてるの?」 「ああ」 「絵のテイスト? は違うけど……これ、おんなじキャラ?」 「ああ。色んな人が、色んな性癖のもとに作品を生み出す、二次創作ってものがあるんだ」 「ふーん……」  みなとはスマホの画面と俺の顔を交互に見やった。 「タカオくん、おオタクなのは知ってたけど……変態なオタクだったんだ」  結構心にグサッと来た。 「ごめんなさい……」 「別に謝らなくてもいいけど」  みなとは眉間に寄ったしわを、指先でグリグリと解した。 「……彼女とのセックスで射精できなくなっちゃうくらいオナニーするのはダメだと思う」 「本当に申し訳ない」  正論が突き刺さる。 「そこまでこのキャラに入れこんでオナニーしちゃうなら、浮気判定かなぁ……」  ぼそっとみなとが呟いた。 「マジでごめん!」  土下座する。  みなとに嫌われたくなかった。  それにひとつ言い訳させてもらえるなら、ヒヨリちゃんはみなとにそっくりなのだ。  ちょっと垂れ目で柔和な顔。おっとりとした雰囲気。黒髪ロング、豊かな胸のわりに手足や腰は華奢という抜群のプロポーション。みなとに重なる部分があったからこそ、俺はヒヨリちゃんにハマってしまったのだ。 「むー……」  みなとは小さくうなりながら、俺が購入した同人誌たちを見ている。  許してもらえるかハラハラする気持ちと、性癖博覧会状態のスマホを握られている状態の気恥ずかしさが頭の中で混沌と渦まく。 「……ねえ、この漫画に書いてある『射精管理』って、何?」  不意に、みなとがスマホの画面をこちらへ向けてきた。  表示されているのは、ヒヨリちゃんがシスターとしてパートナーの射精管理をする同人マンガだった。ちょうど昨日買ったばかりの新鮮な作品に目を付けるとは、さすがみなとだ。 「射精管理っていうのは……管理する側とされる側になって、射精をコントロールするプレイというか……」  色々種類はあるらしいが、特殊なプレイの経験がない恋人相手ならこの説明で十分だろう。 「もういいだろ、これ以上は恥ずかしいしさ……」  みなとの手からスマホを取り上げようとする。 「…………」 「えっ?」  ボソッと何か言った気がする。 「…………する」 「なんて?」  耳まで真っ赤にしたみなとが、がばっと顔を上げた。 「今日からわたしも射精管理、する!」  近所に響きそうなくらい高らかな宣言だった。 「…………なんて?」
1日目(木)
「おはよ」  宣言の翌朝。  登校すると、みなとがすぐそばまで近寄って来た。 「おはよう」  隣の席なんだから、わざわざ立って来る必要なんてないのに。不思議に思いつつ、挨拶を返す。 「あのね……」  みなとは教室内をきょろきょろと見回した。  俺とみなとが付き合っているのはすでに周知の事実となっていて、ちょっと話しているくらいでは注目されない。クラスメイトたちは各々自由に過ごしている。平和な光景だ。  みなとは誰も聞き耳を立てていないことを確認してから、耳元に唇を寄せて来た。 「昨日はちゃんと、オナニー我慢できた?」  朝の教室に似つかわしくない話題だった。清楚を体現したようなみなとの口からこんなワードが飛び出しているなんて、クラスメイトの誰も想像だにしないだろう。 「……我慢したよ。約束だからな」 「ふふ、よかった」  みなとはほっとした様子で相好を崩した。 「今日ってバイトあったよね? その前に、うちに寄る時間ある?」 「ああ、大丈夫」 「じゃあ、放課後一緒に帰ろうね」  みなとの笑顔はいつも通り可愛い。昨日の一件が夢なんじゃないかと思えてくる。
 放課後、みなとと一緒に下校した。  みなとのご両親は共働きで、夜にならないと帰ってこない。  ふたりでみなとの部屋に直行する。  まさに女の子の部屋、という感じの室内は来るたびにファンタジー世界に迷い込んだような錯覚を起こす。  全体的に白とピンクでまとめられた家具と小物たち。愛らしいぬいぐるみ。主張し過ぎない穏やかな甘い香り。 「タカオくん」  うっとりしていると、みなとが声をかけてきた。 「なんだ?」 「パンツ、脱いで」  愛らしい笑顔を浮かべながら��さあどうぞ」とでも言いたげに両手をこちらへ向けている。 「ごめん、たぶん俺の聞き間違いだと思うんだけど……脱げって言った?」 「聞き間違いじゃないよ。脱いでって言ったもん」  ちょっと頬が赤くなっている。  自分の大胆発言に照れてしまうみなとは可愛い。  可愛いけど……。 「なんで脱ぐ必要が?」  バイトの時間まで、そんなに余裕はない。ゆっくりセックスしている時間もない。今までこんな要求をされたこともない。初心なみなとには、俺から迫るのがいつものセオリーだった。  首を傾げいていると、みなとは床に座って俺の股間の高さへと目線を合わせてきた。 「ちょ……みなと?」 「昨日、家に帰ってから色々調べたの。その……射精管理のこと」 「調べた?」 「うん。だって、ちゃんとしたいし……だから、脱いで?」  上目遣いで見つめられる。  恋人に切実な表情をさせて、ためらっているわけにはいかなかった。 「……分かったよ」  みなとに見守られながら、いそいそと下を脱ぎ始めた。 「あのね、精液は毎日作られてて……禁欲するのって、子作りの時とかに必要みたいなの」  覚えたての知識をなぞるように、みなとが口を開く。 「それでね、適正な禁欲期間は、サイトによってまちまちなんだけど……だいたい5日前後くらいみたい」 「な、なるほど」  真面目なみなとらしい。しっかり調べてきてくれたようだ。 「それでね、10日間我慢してもらおうかなって思ってるの」 「え!?」  ついさっき「5日前後」って言ってたのに!? 「だって……今回は、彼女とのエッチより、オナニー優先しちゃう人へのお仕置きだから」 「うっ」  それを言われるとぐうの音も出ない。 「本当は、一ヶ月以上我慢してもらうやり方もあるみたいなんだけど……器具が必要みたいなの。今回は初めてだし、器具用意する時間もないし……」 「一ヶ月以上!? つか、器具って」  みなとの怒りは想像よりも深かったらしい。 「本当にごめん……」 「ううん、いいよ。これからわたしがちゃんと管理するから」  いい笑顔で言い切る。  どうしよう、みなとが本気だ。 「んしょ……」  みなとは真剣な表情で、水をすくうように両手のひらをそろえる。そして、下からそうっと玉袋を手のひらにのせた。 「おわっ!?」  ためらいがちな手つきがくすぐったい。驚いて腰を引こうとすると、みなとが真剣な顔で俺を見上げてきた。 「動いちゃダメ。今、重さを量ってるから」 「重さ?」 「だから、そのぅ……お、おちんちん袋の重さ……」  恥ずかしそうに頬を赤らめる。 「……重さを量ってどうするの?」 「男の子の精子って、おちんちん袋に溜まるんでしょ? だから、ここの重さを量って、射精管理するの」 「重さを量るって……手で?」  結構ザルな測量方法だ。身構えた分拍子抜けだった。 「趣味のお菓子作りで培った計量スキルを使うの!」  必死な顔をしている。これで押し切ろうとするのはお茶目すぎる。  なんだかんだで、ちょっと抜けているあたりがみなとの可愛いところだ。つい微笑ましくなってしまう。 「……ニヤニヤしてる」 「気のせいだって」 「そんなことないもん。この計量方法なら誤魔化せるって思ってるでしょ」 「思ってない思ってない」  思ってるに決まってる。これなら10日間乗り切るのも余裕だと安心さえしてる。 「たしかにおちんちん袋の重さを量るだけじゃ心もとないかもしれないよ? でも、わたしは彼女だから! 総合的に診断をくだすことができるの! これは彼女にしかできない『射精管理』でしょっ!」 「総合的な診断?」 「教室では隣同士だから、そばで観察できるし……放課後だってバイト前に会えば様子は分かるもん。タカオくんの普段の態度とおちんちん袋の重さで、射精をちゃんと我慢してるかしっかり管理するからっ!」  堂々とした宣言だった。 「んー……と。これが禁欲1日目の重さなんだね」  真剣な顔をしながら、玉袋を載せた手を軽く動かす。  たぷたぷと揺らされる微妙な刺激が気持ちいい。 (う……ヤバい)  みなとに触られている時点で、勃起しないわけがなかった。 「あれ……? なんでおっきくしてるの? 今日はシないよ?」 「分かってるけど、そんな理性的に制御できるものじゃないんだよ」  好きな子を前にして、反応しないわけがない。  顔が近くて吐息がかかるし、熱視線が恥ずかしいのに心地よかったりするし、なにより丁寧に触れてくる手が気持ち良くて……。 「うぅー……なんかどんどんおっきくなってきてる……」  拗ねたような顔をしている。怒っているみなとも可愛くて、甘勃起はだんだんと確かなものになってきてしまう。 「ご、ごめん……」 「先走りにも精子まざってるって言うし……ちょっとくらい出さないと、身体に悪いかなぁ……?」 「出すって……」  いきなり射精管理終了宣言か?  やっぱりみなとは優しいしな……と少し微笑ましくなる。 「カウパーを、だよ」  にっこり微笑んで、みなとが勃起を握った。  そのままゆっくりと上下させ始める。 「射精はダメだよ。カウパーだけ、出させてあげるね」 「いや、そんなの無理だろ」 「大丈夫。射精しそうになったらやめるから」 (全然大丈夫じゃないけど!?)  俺の焦りを知ってか知らずか、みなとは手コキを続けた。 「わっ……すごい。どんどんガチガチになってきたぁ……」  にゅこっ、にゅこっ、にゅこ……っ。  みなとの手に先走りが絡み、水音が鳴り始めた。 「わ、わ、わ……すごい……透明なおつゆ、いっぱい出ちゃってる……」  ペニスが熱い。  細い指に亀頭から根元までを何度も擦られているうちに、血管が浮くほど勃起が強くなってしまっている。 「どくどくって脈打ってる……おつゆ、止まんないね……?」  昨日はやっぱり調子が悪かっただけだったんだろう。  俺くらいの年齢だと、1日射精を我慢しただけでも結構しんどいくらいなんだ。射精管理なんていらないレベルじゃないだろうか。  その証拠に、今日はみなとの手コキで、あっさり昇りつめそうになっている。 「はぁ……はぁ……んん……すごぉい……わたしの手、とろとろになっちゃってるよぉ……」  みなとも発情したように瞳を潤ませていた。  ペニスを見つめながら、物欲しそうに唇をうっすら開けている。  恋人のいやらしい表情を見ているうちに、射精欲がせり上がってくる。 「な、なぁ、もう……」  射精しそうだと告げようとした、その時だった。 「はい、おしまい」  ぱっと手が離れる。  反りかえったペニスが、べちっと下腹部に当たった。 「え……?」  射精寸前まで高められたペニスに意識が全部持ってかれていた。それを突然突き放されて、呆然としてしまう。 「カウパーちょっと出させてあげるだけって言ったじゃない」  みなとは部屋に置いてあるティッシュ箱から数枚引き抜いて、さっさと手を拭きはじめた。本気で射精はさせないつもりのようだ。 「今日から10日間、射精管理頑張るから。ちゃぁんとついてきてね、タカオくん」  みなとはにっこり微笑んだ。 (マジかよ……)  もしかして、俺はみなとの本気を甘くとらえていたのかもしれない。  そんな予感で、少し背筋が寒くなった。
3日目(土)
 今日で射精管理が始まって3日目だ。  朝から夜までバイトが入っているため、みなととは会えない。 「…………」  普段は出発時間のギリギリまで寝ているのだが、今日は早々に目が覚めていた。 (抜きたい……)  ベッドの上をごろごろ転がりながら、なんとか性欲を打ち消そうとするがダメだった。  どうしてもオナニーのことばかり考えてしまう。  たった3日くらいで、こんな状態になるとは思わなかった。 (でも、あれはズルいだろ……)  あれとはもちろん、みなとの「おちんちん袋計量」だ。  玉袋を手のひらに載せて、重さを量られるあのやり方はズルい。あんなのはもう、ほぼほぼプレイだ。  あんなザルな計量で、まともに量れているとは思えない。一回くらい抜いても大丈夫なんじゃないだろうか?  それに今日は、バイトの関係で会えないのがわかっている日だ。なおさらバレる可能性は低い。 「よし……」  卑怯な考えなのは重々分かっているけれど、抑えられない。  俺はスマホを操作して、電子書籍用のアプリを開いた。  オカズはヒヨリちゃんの同人誌一択。罪悪感はあるけれど、やっぱり俺にとっては今一番旬なオカズ。  ベッドに横たわったまま、乱れた布団も直さずにパンツを下ろしてペニスを掴む。  ヒヨリちゃんのいやらしいイラストを見ただけで、すでに軽く勃起してしまっていた。 (我ながら、相当飢えてるんだな……)  若干苦い思いをしつつ、右手を動かし始める。  艶やかな黒髪と、際どいシスター服が白い肌を引き立てている究極の美しさがヒヨリちゃんの魅力だ。二次創作でよりエロさが強調されているけれど、公式のイラストだけでも十分にエロい。 (ヒヨリがコスプレしたら、似合うだろうな……)  そんなことを考えて、また罪悪感が胸をよぎる。  それでも右手は止まらず、ペニスを扱き続けてしまう。 (う……っ、も、もう……!) 「タカオくん、おはよっ。バイト前に会いにきたよー」 「っ!?」  和やかで可愛らしい恋人の声が、扉が開くと同時に聞こえた。 「…………えっ?」  みなとが硬直した。  ベッドで寝ている俺の姿を見止め、俺が握っているモノを見て、目を見張る���  射精寸前だったペニスはあっという間に勢い���無くしていく。 「み、みなと……これは、ちが……」  言い訳する余裕はなかった。  呆然と目を丸くしていたみなとが、すっと息を吸い込む。  そして―― 「きゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」  絶叫が近所中に響きわたった。 「どうしたの、みなとちゃん!?」  母さんが階段を駆け上がってくる音がする。  みなとはハッとした様子で扉を閉めた。 「あっ、だっ、大丈夫ですっ! 虫が出てびっくりしちゃっただけなのでっ」 「む、虫っ!?」 「タカオくんが捕まえてくれたから大丈夫になりました! ねっ?」  必死に目配せしてくる。 「ああ、もう心配いらないから」 「そう……? 本当に?」  扉の向こうで、母さんが不審そうに首を傾げているのがわかる。 「大丈夫、他に隠れてないか探すから、母さんは避難してて」 「えっ!? それならみなとちゃんも一緒に逃げないと……」 「タカオくんが守ってくれるから大丈夫ですよ」  みなとが優しく扉の向こうに声をかける。 「あらあら、相変わらずラブラブねぇ。タカオ、しっかりみなとちゃんを守るのよ」 「分かってる!」  母さんの足音が遠ざかっていく。  みなとは扉に背中を付けたまま、じっと俺を見ている。  もしかしたら、許してくれるかもしれない。  そんな気持ちがじわじわと沸いてくる。  誤魔化すための嘘とはいえ、[俺が守ってくれる』と断言するみなとの姿は胸に来るものがあった。  やっぱりみなとは、俺にとって大切な恋人だ。  だからこそ―― 「なにしてるの!?」  無理やり無視しようとしていた罪悪感が、すっかり膨れ上がっていた。 「ごめん……」  謝るしかない。  ベッドの上で正座した俺の前に、みなとが腰を下ろした。 「……今してたこと、やって見せて」 「えっ?」 「今まで毎日のようにしてたんだもんね。いきなり我慢してって言われても難しいよね」  みなとは思案顔でそう言った。  やっぱり持つべきは理解のある彼女だ。 「ああ、俺……どうしても我慢できなくて」 「それじゃあ、我慢できるようになってもらわないといけないね」 「……うん?」  みなとがにっこり微笑んだ。 「オナニーするのは恥ずかしいことなんだって、タカオくんの心に刻みこんであげれば……もうしなくて済むんじゃないかな」 「な……何言って……」  怒っているならまだマシだったかもしれない。  みなとの瞳には、ほんのりと嗜虐的な喜びが宿っていた。 「ほら、わたしの前でオナニーしてみて?」 「いや、でもバイトの時間が……」 「大丈夫。時間の管理も、わたしがしてあげるから」  有無を言わさぬ口調だった。  俺がオナニーするまで解放する気が無いらしい。 「……分かった」  羞恥心に耐えながら、オナニーを再開した。  すっかり元気がなくなりかけていたペニスを、上下に扱く。 「わ、わ……男の子のオナニーって、そういう感じなんだぁ……」  みなとは珍しいものを見るように、目を見張っている。  初心な反応は可愛らしいけれど、状況は異常だった。  彼女に見守られながらオナニーするはめになるなんて、数日前までは考えたこともなかった。 「ゆっくり触ってるけど……射精しないように手加減してる?」  みなとが不思議そうに首を傾げる。 「オナニーの時はこんな風なの? わたしが手でするときは、いっつももっと強くって言うよね」 「そ、それは、その……」 「いつも通りのオナニーが見たいなぁ」  圧を感じる。  ふんわりと愛らしいみなとの微笑みに、サドっぽい色気が混ざっていた。 「く……っ」  覚悟を決めて、強めにペニスを握る。  勃起は少しずつ硬度を取り戻し、亀頭が赤く充血してきた。 「すごい……おしっこの穴、ぱくぱくしてる……気持ちいいんだね……」  俺のオナニーを見守るみなとの姿が、ヒヨリちゃんの姿と被る。  罪悪感と気持ち良さが混ざり合い、意識を溶かしていく。 「足ピンッってしてる。こうすると射精我慢できるの?」  みなとが指先で太ももをなぞってくる。 「うぅ……っ」  くすぐったくて気持ちいい。  突っ張っていた足の力が緩み、玉袋が引きつるような感覚がしてくる。  久々に射精できるかもしれない。そんな期待で思考が塗りつぶされていく。 「わぁ、すごい……っ、いっぱいシコシコしてる……ガチガチおちんちん一生懸命扱いてぇ……射精したくて必死になっちゃってるんだぁ……」  みなとの視線が絡みついている。それでも我慢はできなかった。  ラストスパートをかけるように、強めに亀頭を扱く。 「あは……彼女の前なのに……必死におちんちんシコシコしちゃって……恥ずかしいね……?」  サドッ気たっぷりの囁き声に、全身がかぁっと熱くなる。 「……っっ」  快感が全身に満ちて、射精感が駆け上ってくる。 「あー……ダメだよ」  みなとがギュゥッと玉袋をつねってくる。 「ぐっ……!?」  反射的に手が止まる。みなとは怯んでいる俺の顔を覗き込み、拗ねたように頬を膨らませた。 「射精しちゃダメ。今は射精管理中だって、忘れちゃったの?」 「で、でも……」  情けないけれど、泣きそうだった。  射精できなくて下腹部が苦しい。 「カウパーだけは出させてあげるけど……射精は絶対ダメなんだよ」  みなとは幼い子どもに言い聞かせるように、玉袋をつねりながら囁いてきた。 「彼女の前で……彼女以外の子でオナニーするなんて……最低だよ?」  ドキッとする。  みなとの視線は、同人誌を表示したままのスマホ画面に向けられていた。 「そんなにこのキャラが好きなんだ……」  拗ねたような表情で、みなとがベッドから降りる。 「射精管理中にオナニーするの、禁止だよ。シたらちゃーんと分かるんだから」  みなとは言って、部屋を出て行こうとする。 「ちょ、ちょっと待ってくれ!」  慌てて引き留めようとする俺を、肩越しに見やる。 「バイト頑張ってね」  それだけ言って、みなとは部屋を出て行ってしまった。 「みなと……」  少しの間の後、階下で母さんとみなとが話している声が聞こえてきた。 「…………」  ひとり部屋に取り残された俺は、射精寸前の状態でピクついているペニスと共に罪悪感を噛みしめる。  ヒヨリちゃんは可愛い。けれどやっぱり、俺にとって一番大事なのはみなとだ。 (残り一週間、絶対にオナニーしない……!)  そう心に誓いつつ、勃起が収まるのを待った。
7日目(水)
 昼休み後、午後の授業は教室内に気だるい空気が満ちる。  周囲の生徒たちはみんなうとうとと船をこいでいるし、そんな生徒を注意するような熱血系ではない教師は淡々と板書を続けている。  そんなまったりとした空気の中、俺は脂汗をかいていた。 (勃起が収まらない……!)  射精管理も7日目。  ちょっとした刺激でもあっさりペニスが反応するようになっていた。  この勃起の原因はわかっている。  プール授業の時に見た、みなとの水着姿だ。  昼休みの最中も勃起が収まらず、ひとりでこっそり昼飯を食べるはめになった。それにも関わらず、午後の授業がはじまっても勃起が収まらないのだ。 「ねえ、タカオくん」  みなとがこっそりと声をかけて来た。  勃起がバレたのかと一瞬背筋が凍るが、続くみなとの言葉はまったく普通の頼みだった。 「資料集忘れてきちゃったから、見せてくれる?」 「あ……ああ」  頷き、みなとの机に自分の机をくっつける。  椅子を深く引いて、とにかく机の下へ勃起を隠そうとする。  授業中でも節操なく勃起しているのを知られたら、みなとに軽蔑されるかもしれない。そんな恐れもあって、どうしても隠したかったのだった。 「……なんで興奮しちゃってるの?」  教科書を口元にあてて隠しながら、みなとが囁いてきた。 「っ……!」  やっぱりバレていた。  恥ずかしいのに、勃起はいっこうに収まってくれない。 「学校で勃起しちゃうなんて……ふふふっ、ダメなおちんちん」  みなとは先生の方へ目を向けたまま、手探りで勃起へ手を伸ばしてくる。ファスナーに手をかけて、ゆっくりとモノを引き出した。 「お、おい……!?」  小声で抗議すると、みなとはチラッとこちらへ視線を向けた。 「普通にしてて。みんなにバレちゃうよ?」  勃起しているペニスを、みなとが手で包み込む。「タカオくんが……授業中に、おちんちんパンパンにしちゃってる変態さんだって」  亀頭を柔らかく揉まれると、快感で腰が痺れた。  みなとが計量してくれる時以外、禁欲を守っているペニスはあっさりとよだれを垂らし始める。 「おつゆ、いっぱい出ちゃってる……射精したくてたまらないんだぁ」  カウパーを指に絡ませて、竿の方へも手を滑らせてくる。  くにゅ、くにゅ、くにゅ……っ。  小さな水音が鳴っている。  誰かに気付かれないか不安な気持ちと、異常な状況に対する興奮で全身が熱い。  みなとの手つきは、周囲をはばかることなく激しくなってくる。 「ビクン、ビクン……って、お魚みたいに跳ねちゃって……おちんちん、こんなに元気になってるのに……あと3日も射精できないんだよね……」  みなとは敏感な亀頭をぐにぐにと揉みしだいてくる。 「うぁ……っ!?」 「かわいそうなおちんちん……」  ことさら優しい声が耳朶をくすぐった。 「先っぽも腫れちゃってる……よだれいっぱい垂らしながら……わたしにおねだりしてくれてるんだね……もっともっと気持ちよくなりたいよぉって言ってるんだよね……」  甘い期待に胸が躍る。 「……でも」  みなとはぐっと根元を指のリングで締め付けた。 「っぐ……!?」 「まだだーめ……絶対射精させてあげない……」  みなとは根元を締め付けたまま、ペニスの脈動が落ち着くのを待っている。 (ち、チンコ壊れる……!)  これ以上射精を我慢していたら、頭がおかしくなりそうだ。  身もだえている俺をよそに、みなとはあっさり手を離してしまう。カウパーで濡れた手をハンカチで拭っている。 「ぁ……」  情けない、哀願じみた声が漏れる。みなとだけがそれを聞いていた。 「くす……っ」  みなとは目を細めて微笑んでいた。  小悪魔じみた、意地悪な表情――初めてだ。みなとのこんな嗜虐的な表情を見るのは。  近ごろほんのりと漂っていたみなとのサドッ気が、今や完全に露呈していた。  優しいみなとの中に、こんなにも嗜虐的な一面が眠っていたなんて夢にも思わなかった。 「まだまだ、だめだよ。10日間って約束だもん」  小さくみなとが囁くのと同時に、授業終了のチャイムが鳴った。  俺は慌ててペニスをパンツの中へと押し込みつつ、絶望的な気持ちになる。  あと3日もこれが続くのか……。  気が遠くなりそうだった。
10日目(土)
「はぁぁぁぁ……」  コンビニでのバイト中だというのに、股間が痛い。  同僚が休憩中で、店内には俺一人。  客足も鈍い。  雑貨の品出しをしながら、思わず大きなため息をついてしまった。 (今日で最後か……)  射精できないのが、こんなに辛いとは思わなかった。  正直、途中で夢精くらいするだろうと思っていた。どんな形でさえ射精すれば辛さも軽減されるんじゃないかと高をくくっていたのに……。 (みなとにSッ気があるのも予想外だったな)  たぶん、みなとにカウパーを絞られているから夢精すらできないんだろう。 (射精寸前の気持ちよさが、ずっと続いているような感じだ……)  教室で、授業中に扱かれた時からペニスはますます敏感になっていた。今や、着替えで下着が擦れる感覚だけでもモノが反応してしまうほどだ。  時間が空けば、射精のことばかり考えてしまう。  一時期あんなに熱中していた、ヒヨリちゃんが活躍するゲームにも集中できていない。今度ヒヨリちゃんが初水着を披露するゲーム内イベントが開催されるというのに、その情報を見ただけで勃起してしまうのが分かりきっているから詳細を調べることすらできない。  気づけば、みなとのことばかり考えている。  片思いの時より邪で、具体性がある性衝動のままに、みなとの意地悪な煽り言葉や、焦らす手つきのことばかり頭に浮かぶ。  そして、恋人のことを考えるだけでところ構わず勃起してしまうのだ。 (ああ、ヤバい……)  嗜虐的なみなとの目付きを思い出して、ペニスが反応してしまっていた。深呼吸して必死に意識を切り替えようとする。 ーーピンポーン。  入店音が聞こえ、ハッとした。 「いらっしゃいませ」  とりつくろうように言いながら、意識を品出しの方へと向けようとする。 「タカオくん」  しゃがんでいる俺の頭上へ、柔らかな声が降って来た。 「みなと……?」 「こんばんは」  いつも通りの笑顔を浮かべ、みなとが俺の後ろに立っていた。 「どうしたんだ、こんな時間に」  もうすぐ22時。 「今日で10日目だから、どうしても会いたくて……お母さんに、車で送ってもらったの」 「そうか……ありがとな」  立ち上がりかけた俺を、みなとが押しとどめた。俺の肩に膝を載せて、ぐっと体重をかけてくる。 「みなと……?」  不審がる俺を見下ろして、みなとは微笑んだ。 「いっぱい我慢して、偉かったね……」  スカートのすそをつまんで、ゆっくりと持ち上げる。 「……っ!?」  みなとはショーツを履いていなかった。  恥毛の薄い、なめらかな秘所が露わになっている。 「あ、は……すごい。わたしのおまんこ見ただけで、ガチガチに勃起しちゃってる……」  みなとは俺の股間を見下ろして、たまらなくなったように顔をほころばせた。頬を上気させ、悩まし気な吐息を漏らす。 「恋人おまんこ……いつでも好きにセックスできてた彼女のおまんこ見ただけで、そんなに興奮しちゃうんだぁ……」  心底嬉しそうに言う。  嗜虐心に満ちたみなとの瞳に見つめられているだけで、背筋にゾクゾクとした快感が走った。 「ちゃぁんと禁欲してくれてる証だよね……ふふっ。嬉しい」  いつ誰が来るかもわからない場所で、痴女のようにノーパン姿を見せつけてくるなんて。  ノーマルなみなとにしては、少し前までは考えられない行動だった。 「頑張ってるタカオくんに……ごほうび、あげにきたよ」  みなとが手を離すと、スカートがふわりと頭を覆ってきた。スカートの中には女の子の匂いが充満している。 「はぁ、ぁ……息、熱い……ハァハァって……興奮してる息遣い……くすぐったくて、気持ちいいよぉ……」  みなとは腰を震わせた。柔らかな恥毛が、鼻先をくすぐる。 「あなたの息がくすぐったいから……おつゆ、垂れちゃう……」  みなとがふるりと腰をふるわせる。  割れ目がゆがみ、肉の合わせ目から蜜が溢れ出してきた。太ももを一筋、二筋と伝っていく。 「ぺろぺろしても、いいよ……前祝いに、ごちそうしてあげる」  こんな異常な状況に興奮してしまっている自分自身も信じられない。  バイト先でこんな行為、ありえないと分かっているのに……本能に抗えない。 「れる……っ」  気が付けば、みなとの太ももに舌を這わせていた。  伝い落ちてくる愛液を、犬のように舐め取っていく。 「わたしのおつゆ、おいしい?」 「ぅ……お、おいしい……」 「ふふっ、良かった」  スカートの中に熱がこもる。甘酸っぱい女の子の香りが鼻孔いっぱいに広がる。  少し粘ついた愛液を舌ですくうたび、陶酔感が胸に満ちる。  熱い愛液を求めて、必死に舌を伸ばした。 「ひゃ……ぁん……!」  恥丘に舌が触れると、みなとが脚を震わせた。  控えめな割れ目を舌先でなぞると、愛液がとろりと溢れてくる。 「ふぁぁ……ぁ、ぁ……おまんこペロペロしてるぅ……」  舌ですくうだけでは間に合わず、愛液が唇の周りや頬にも垂れてくる。  顔中を愛液でどろどろにしながら、俺は興奮の渦に包まれていた。 「ん……ぁ、ん……くすっ……すごぉい……お仕事中なのに……おまんこに夢中だなんて……エッチな店員さん」  みなとが熱っぽい声音で囁いてくる。 「彼氏専用のおまんこなのに……10日もお預けだったからぁ……わたしも、すっごく疼いちゃってるんだよ……」 「……ッ!」  甘やかな告白に、思わず腰が震えた。 「あは……おまんこペロペロして、気持ち良くなっちゃってるんだぁ……?」  俺の反応を見て、みなとは満足げに笑った。  スカートの幕が離れ、1歩、2歩と距離を取られる。  膝のあたりまで愛液の筋が垂れていて、しっとりと濡れ光っていた。 「お仕事中に、おちんちんおっきくさせちゃうなんて……ダメな彼氏くん」  テントを張ったパンツを見下ろして、陶酔しきった微笑みを浮かべている。  恥ずかしくなって、思わず手で覆う。  そこでやっと、先走りで小さな染みができているのに気付いた。 「おまんこのおつゆ飲んだだけで……おちんちんそんな風になっちゃうんだ……」  みなとはちろりと舌なめずりした。 「明日、ね……お父さんとお母さん、ふたりでデートに行く日なの」  うっとりするような甘い声で囁いてくる。 「だから明日は……わたしの家で、いーっぱいセックスしようね」  そして、みなとはパッと身体を離した。 「……楽しみにしてるね」  妖艶な微笑みを残して、みなとが店を出て行く。 「…………」  ズボンの中で限界まで勃起したペニスが、ズキズキと痛む。 (明日……明日になったら……)  期待と興奮が入り混じって、身体が熱い。  思考が全て、みなとに占められて溶けていく。 『ヒヨリちゃん』を考える余裕なんて、もう無くなっていた。
解禁日(日)
 解禁日当日。  俺はみなとの家へとやってきた。  インターホンを押すと、すぐに家の中から足音が聞こえてくる。 「いらっしゃい、タカオくんっ」  みなとが玄関扉を開ける。 「ああ、お邪魔しま……」  言いかけて、固まった。 「早く入ってはいって! ご近所さんに見られちゃったら困るから!」 「お、おう……」  みなとに言われるまま玄関へ入り、扉の鍵を閉めた。 「……えへへ、改めて。いらっしゃいませ」  恥ずかしそうにミニスカートのすそを掴んでいる。  それもそのはず、ほとんど鼠径部ぎりぎりの長さしかないスカートから、ショーツがチラチラ見えてしまっているからだ。 「みなと、その服……」  呆然としてしまう。 「……『ヒヨリちゃん』のコスプレ?」 「うん。タカオくんにいっぱい我慢させちゃったぶん、ご褒美あげたいなって思って……通販で買っておいたの」  みなとはその場でくるりとターンしてみせた。  短すぎるスカートや、清楚なフリルがふわりと舞う。 「どうかな……? 似合ってる?」 「ああ、最高だ」  素直に本心からの言葉が出ていた。  性欲が限界まで高まっていて、取り繕うような余裕なんてない。禁欲の思わぬ副産物は、プライドを取っ払った本心を出せるところなのかもしれない。 「えへへ……嬉しい。ありがとう」  まっすぐな褒め言葉に驚いたのか、みなとは照れ照れと顔を赤く染めた。  その後は無言で、みなとの部屋へと歩を進めていく。  やっと解禁日。  この日のために高まり切った気持ちで、胸が張り裂けそうだった。  心臓が期待に早鐘を打つ。  みなととの10日ぶりのセックス。  欲望まみれの感情は、みなとの部屋へ辿り着いた途端頂点を迎えた。 「みなと!」  部屋の扉を閉めると同時、襲い掛かるような勢いで彼女を抱きしめる。 「んっ!? ふ、ぁ……んちゅぅ……っ!」  強引に唇を合わせ、舌をねじこむ。  みなとは驚きつつも俺の乱暴なキスに応え、舌を絡ませてきた。 「ちゅっ……ちゅ、んむぅ……ちゅれぅ、ちゅ……」  唾液を交換し合い、飲ませ合う。普段は恥じらってためらうような深いキスを、何度も繰り返す。 「は、ぁぅ……きしゅ、きもちいいよぉ……」  みなとの声が、口内でどんどん甘く蕩けてくる。  キスの水音が脳に直接響いているかのようだ。  快感でクラクラしながら、酸欠状態になった口を離した。 「それじゃあ、ね……これから、10日間の射精禁止を乗り越えたおちんちん、いーっぱい褒めてあげるね」  みなとは笑顔で言って、俺の服を脱がし始めた。  大好きなキャラのコスプレをしてくれている彼女。  健気で、ちょっとSッ気のある彼女。  みなとが愛しくてたまらない。 「はい、全部脱げたね」  脱がせた服を綺麗に畳んで、みなとが微笑む。 「みなと……っ!」  可愛らしい恋人を、思わず抱きしめた。 「あはは、タカオくん。がっつきすぎだよぉ……」 「みなと、脱がすぞ」 「ふぇっ?」  楽しそうに笑っているみなとのコスプレ衣装に手をかける。 「えっ、えっ!? えええぇぇぇぇっ!?」  一心不乱にコスプレ衣装を脱がしていく俺の態度に、みなとが戸惑いの声をあげた。 「どうしたの? わたしのコスプレ、やっぱり似合ってなかった?」 「いや、めちゃくちゃ似合ってた」  最後にパンツを脱がせて、俺は彼女を抱きしめた。 「でもやっぱり、俺にとってはみなとが一番だから」  全て脱がし切って、全裸になったみなとをベッドへと押し倒す。 「ひゃんっ」  小さく悲鳴を上げたみなとは、まんざらでもなさそうに頬を赤らめながら微笑んだ。 「今日は、いーっぱいセックスしようね」  上目遣いで微笑みかけられて、理性の糸がぷっつり切れた。 「みなと……っ!」 「ひゃっ!?」  ベッドへと押し倒し、中心へと怒張を宛がう。 「ん……すぐにシていいよ。わたしも、さっきからずっと……おまんこ濡れちゃってたから……」  恥じらいながらも、自分から秘所を広げてくる。  真っ赤に充血した粘膜がめくれあがり、小さな秘穴までさらけ出される。  目の前の淫靡な光景に、全身が熱くなった。 「ふぁぁぁっ、ぁぁぁ……!」  前置きもなく、一気に膣内を貫く。 「あぁぁっ、すごい……! 一気に、奥、までぇ……っ!」  ペニスが熱い膣肉に包まれる。 「くあぁ……っ」 (やばい、気持ちいい……!)  久しぶりの膣の感触に我慢できない。 「あ、あ、あ……っ!」  あっけなく快感が高まり、膣奥に達した瞬間爆発する。 「ひぁっ!? あ、ぁ……出て、るぅ……!」  膣内で震えるペニスの感触に驚いたのか、みなとが目を丸くしている。 「はやいよぉ……10日も我慢した精子、もうビュッビュッしちゃったの?」 「あ、ああ……」  羞恥心すら射精の快感に塗りつぶされていく。  精液を吐き出すことが、こんなに気持ちいいことだなんて知らなかった。  快感に突き動かされるまま、射精が終わったばかりのペニスで抽送を始める。 「へ? ぁ、んん……! すごい……っ、まだガチガチなんだぁ……っ」  みなとは驚きつつも俺の抽送を受け入れてくれる。 「はぁ、ぁ、あ……ぁんっ……精液たぷたぷのコンドーム、ナカで擦れて……んんぅ……へんな感じ……」  みなとが身をよじると、結合が離れそうになる。  膣肉の熱が離れるのがもどかしくて、腰をしっかり掴みなおした。  ゴムを突き破るような勢いで、激しく抽送を始める。 「ひんっ……!? ぁ、あっ……はげしい……っ!」  ピストン運動に合わせてベッドがギシギシ軋む。  みなとの膣穴は乱暴な抽送も優しく受け止め、受け入れて、肉襞を絡みつかせてくる。 (腰が溶けそうだ……!)  ぬるぬるの膣肉に包まれて、ペニスが痙攣を始める。 「みなと、もう……っ」 「う、んっ……! わたしも……っ! わたしもイくぅ……!」  細腰が浮き、膣内がうねる。 「く……っ!」  射精寸前の肉茎を、最奥まで突き入れた。 「あっあっあっ! イっひゃぁ……んゃぁぁぁぁんっ!!」  ビクビクッ、ビクン!  絶頂している狭穴が激しくペニスを扱きたててくる。 「っ……!!」  びゅるるるっ、びゅくぅぅっ!!  すき間なく肉襞に絡みつかれたペニスから、精液が迸った。 「はぁ、あ、あ、あー……っ! お、奥で……おちんちん、ビクビクしてゆぅ……っ!」  みなとが舌ったらずな嬌声をあげ、再び腰を跳ねさせた。 「んぅぅ……あぁ……はぁ、ぁ……いっぱい、でてるぅ……」  長い射精が終わった後も、肉竿には芯が残ったままだった。  引き抜いたペニスにまとわりついたままのゴムを結んで放り、新たなゴムへと付け替える。 「ひにゃっ!? あぁぁ……っ!」  余韻でぼんやりしているみなとの膣内へと、再び勃起を埋めていく。 「あぁぁん……ま、また、拡げられ、て……っ!」 「ごめん、全然足りない……」  肉竿を根元まで沈め込み、再び引き抜いていく。  興奮は留まるところを知らず、ピストン運動はどんどん加速していく。 「ふゃっ、あっ、あぁ……! おちんちん、おっきい……んぅぅ……! 奥、ずんずん、当たってゆぅぅ……」  抽送に合わせて、みなとが身体を身もだえさせる。  一度絶頂を迎えたおかげで、イきやすくなっているようだった。  エラで膣壁を引っかくたびに腰がカクカク震えている。 「んぅぁっ、あっ、あっ、だめぇ……っ、なか、敏感、で……っ! あぁぁ……かたいおちんちんで、おまんこゴリゴリするの、らめぇぇ……っ!」  腰奥を突くたびに子宮口が亀頭へむしゃぶりついてくる。  どんどん火照っていく膣内を味わい尽くすように、大きく腰を引き抜き、突き入れる。  気持ちいい。  頭の後ろがジンジン痺れる。  永遠に終わらないんじゃないかという快感が全身に満ちている。 「ふぁぁ……あうぅぅん……っ! またイくぅ……イっちゃうよぉ……っ!」  快感で波打つ身体をしっかりとおさえこみ、繰り返し肉杭を打ち付け続けた。 「ひんっ、んっ、んっ、んぁぅぅぅっ! おちんちん、熱いよぉ……っ、おく、コンコンされてぇ……んんぅっ、子宮、しびれひゃぅぅ……!」  みなとの嬌声が鼓膜を震わせるたび、全身に快感の閃光が走る。 「みなと……みなと……っ!」  うわごとのように名前を呼びながら、力強く肉穴を貫き、えぐっていく。 「ひぁっ、あっ、あぁぁっ! おまんこ、とろけちゃう……ぅぅん……っ、も、もぉ、らめぇぇ……っ!」  子宮を揺さぶるようにペニスを突き入れながら、せり上がってくる射精感に身を任せる。 「あぁぁんっ、あっ、イくっ、イっくぅー……っ!!」  ビクビクビクッ! ビクン!  絶頂するみなとの中で、三度目の精を放った。  膣ヒダが、精液を搾り取るように締め付けてくる。  膣口から愛液を漏らしながら、ぐねぐねと膣肉全体がペニスにまとわりついて離れない。 「くぅぅ……!」  本能的な膣の蠕動が、射精中のペニスをもみくちゃにする。  頭の芯が痺れるような強い快感を感じながら、ビクン、ビクンと腰を震わせた。 「ふゃぁぁぁー……あぁぁー……」  みなとは舌をはみ出させ、唇からは唾液を伝わせている。  今までなら、みなとがこんなに派手に乱れることはなかった。 (めちゃくちゃエロい……)  射精したばかりのペニスがズクリと疼く。 「あ、はぁ……すごい……久しぶり、だからぁ……身体、敏感になっちゃってる……」  みなとが身震いすると、少し勃起の緩んだペニスが膣肉に押しだされた。 「んくぅ……!」  ペニスが抜けた膣穴は、ぽっかりと口を開けたままだ。  白っぽく濁った本気汁が、淫らな膣穴から滲んでいる。 「ぁ……おちんちん、抜けちゃったぁ……」  みなとはよろよろと身体を起こして、ペニスに引っ掛かったままのコンドームへと手を伸ばした。 「すごぉい……いっぱい出たね」  嬉しそうに言いながらコンドームの口を結び、枕元に置く。  さっきの使用済みゴムと合わせて、二つの精液袋が並んだ。 「あは……なんかえっちだぁ……セックスした証明が、増えてくみたいで……」 「そうだな。……たぶん、もっと増えるけど」 「へ……?」  俺の言葉に首を傾げたみなとは、視線を下ろして目を見張った。「あ……っ!」  頬を染めつつも、みなとは俺のペニスへと手を伸ばしてくる。 「おちんちん、おっきいままだね……」  手でスリスリと撫でながら、俺の顔を覗き込む。 「もっとする……?」 「当然だろ」  間髪入れずに頷いた。  さすがに疲れていてもおかしくないのに、不思議と身も心も高揚しっぱなしだった。  今まで我慢していた分の反動なのかもしれない。 「えへへ……わたしで興奮してくれて、すっごくうれしい……」  飛びつくように抱きついて、俺を仰向けに押し倒した。  新しいコンドームの封を開ける。勃起へと丁寧にゴムをかぶせた。 「今度はわたしが動くね?」  馬乗りになったみなとが、ペニスに手を添えながら腰を下ろしていく。 「ん……ふ、ぁ……あぁ……ん……」  熱い潤みの中に呑まれていく。  ほぐれきった膣肉は、際限なくペニスを受け入れていく。  ぺたりと俺の腰の上に座ったみなとは、背を仰け反らせてビクビク震えた。 「んくぅぅ……っ! すごいよぉ……奥まで……おちんちんの形に、拡がってるぅぅ……っ」  乳房を突き出しているようなポーズになっている。  下から見上げると、乳肉の豊満さに圧倒された。  華奢なお腹にゆるやかな曲線の陰が落ち、アンバランスなくらい性的な乳房の豊かさが強調されている。 「は、ぁ……あぁん……っ! おちんちん、ナカでおっきくなったぁ……! 早く動いて欲しいって、おねだりしてるみたい……」  みなとは俺の太ももに手をついて、さらに身体を仰け反らせた。 「おちんちん、いっぱいイかせてあげるね……っ」  嬉しそうに言って、みなとは腰を使い始めた。 「ん……ん……っ! はぁ、んぅ……んくぅぅ……っ!」  ばちゅん、ばちゅん、ばちゅん……っ!  大きなストロークで腰を前後に動かし始める。  陰茎が膣穴を巻き込みながらもぐりこみ、秘唇をめくりあげながら姿を現す。  掻き出された愛液が、下腹部や脚へと飛び散っていく。 「んく……ん、ん……はぁ……気持ち、い……?」 「ああっ、めちゃくちゃ気持ちいい……!」 「えへ……うれしいっ。わたしも……んぅぅ……っ、すごくいい、よぉ……んんぅ……!」  無意識に、みなとは自分の感じる場所を擦りつけているようだった。おへそ側にエラが擦れるような角度で、繰り返し腰を弾ませている。 「ぁんっ、あっ、あっあっ……気持ちい……硬いおちんちん、擦れてぇ……おまんこ、喜んじゃってる……っ!」  可憐なみなとの口から、淫靡な言葉が次々に溢れている。  ��とのセックスに没頭して、快感で頭をいっぱいにしている。 (エロくて可愛い彼女なんて……最高すぎるだろ……!)  射精管理前の俺は、みなとの本当の魅力を理解していなかったんだ。 「みなと、好きだ……っ!」 「ふぇぅぅ……っ!?」  驚いたように、みなとが一瞬動きを止めた。 「い、いまそういうこと言うの、ズルいよ……っ」  ただでさえ上気していた顔がさらに赤くなる。肌が白いから、赤くなったのがすぐにわかる。 「好きだっ、大好きだ……!」  腰を掴み、下から身体を突き上げた。 「ひんっ!? あっ、あっ、あぁぁ……っ!」  抽送に合わせて乳房がぶるぶる弾む。  ピストンのたびにお腹が波打ち、艶やかな黒髪が揺れる。  みなとの痴態は、一瞬一瞬がうっとりするほど綺麗だった。 「あぁっ、ぁ、あ、あー……っ! だ、だめぇ……っ、はげしい、よぉ……! こんなの、すぐイっちゃ……ぁ、あぁん……っ!」  みなとは切羽詰まった声を上げ、背を仰け反らせた。 「あぁぁぁぁー……っ!」  ビクンッ! ビクンッ!  膣内が激しくうねり、愛液が飛び出す。  ペニスを押し出すように迫ってくる膣肉をエラでかき分け、強く突き上げる。 「んくぅぅぁぁ!?」  突き上げるごとに、愛液がぴゅっぴゅっと噴き出してくる。 「だ、だめっ、イってる……イってる、の……っ!」  みなとは戸惑いながらも、なすがままに全身を揺さぶられて喘ぐ。 「あぁぁっ、ふゃぁぁぁぁ……んんんっ!!」  恋人の絶頂に感化されるように、俺自身の快感も増してくる。 「みなと、受け止めてくれ……っ」  彼女の身体に自分を刻み付けるように、深く天井を抉った。 「ふぁぁ、あぁぁぁぁぁ……!」  口からよだれを垂らしながら、みなとが悩ましく腰をくねらせる。  痙攣し続けている膣ヒダを激しく擦りたて、抉りまくり、子宮口を穿った。 「出る……ッ!」 「ぁうぅぅんっ、あっ、あぁぁぁぁぁーー……っ!!」  ビュクビュクッ! ビュルルルルッッ!  にゅるにゅるの膣ヒダにくるまれながら吐精した。 「あぁぁ……ぁんっ、あぁ……はぁ……ぅあぁぁ……ん……っ」  ヒクヒクと全身を痙攣させている。  赤く染まった肌には汗が浮き、甘い香りを漂わせていた。 「はぁ……ぁ……んん……」  絶頂後で半開きになった唇から、色っぽい息が漏れている。  秘唇までヒクついたままで、絶頂の余韻が長引いているのが分かった。 「ずるいよぉ……」  ぽつり、とみなとが呟く。 「うん?」 「あんなに好きって言われたらぁ…………おまんこきゅんってして、我慢できなくなっちゃうよぉ……」  余韻が残る身体をもぞつかせながら囁く。  みなとが動くたび、膣内がうねってペニスをやわやわと揉んでくる。 「もっとシよ……? できるよね……?」  今度は俺の上に倒れ込み、身体を密着させてきた。  ゆっくりと全身を擦りつけるようにしながら、膣口でペニスを扱き始める。 「また、いっぱい好きって言ってね……? 好きって言葉だけでイっちゃえるくらい、たくさん言って……」  コンドームを付け替える余裕も無くなっているようだった。  みなとは早くもスイッチが入った様子で腰を動かし続けている。 「ああ、わった……」  俺はみなとを抱きしめて、より身体を密着させた。
――ベッドの周りには、精液入りのコンドームが散乱していた。  そんな淫靡な余韻が残るベッドに二人で横たわり、セックス後の心地よい倦怠感に包まれる。  みなとのご両親が帰ってくるまでの、ささやかで穏やかな時間だ。 「あのね……これ、見てくれる?」 「うん?」  みなとはおもむろに起き上がって、ベッド下をごそごそとまさぐった。 「なんだ?」  気になって半身を起こす。  俺の隣に戻って来たみなとは、禍々しいオーラを放つ筒状の器具を手にしていた。 「そ、それ……」 「コスプレ衣装を買った時に、一緒に注文しておいたんだ」  いわゆるペニス貞操帯――コックロックというやつだ。 「今度はこれ付けて、2週間の射精管理……挑戦してみちゃおっか?」  可愛らしく小首をかしげる。 「…………」  10日で十分辛かったんだ。しかも、オナニーしすぎた罰としての、一回限りの射精管理という約束だったはず。  あんな苦しい思いはしたくない。 (でも……)  苦しみ以上の快感があった。  我慢して我慢して我慢して……焦らされて焦らされて焦らされたうえでの射精は、信じられないくらい気持ちよかったのだ。  積極的に俺を責めるみなとのエロさも忘れがたい。  自分の身体の――性欲の自由を奪われるなんて、苦痛しかないはずだ。  それなのに、俺は頷いていた。 「ああ……また、みなとに管理されたい」 「ふふっ、嬉しい……わたしに任せて」  丁寧な手つきで、みなとが器具をペニスへと装着していく。  これからの2週間を考えただけで、すでに脳が痺れるほどの快感を覚えてしまっていた。 //
>写真をお借りしています。
Photo by Feliphe Schiarolli on Unsplash    
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chishiru61 · 1 year
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2022年に見た展覧会
0102 民藝の100年+MOMATコレクション@MOMAT 0108 ハリーポッターと魔法の歴史@TSG ★0108 白井晟一入門 第二部@渋谷区立松濤美術館 0108 ザ・フィンランドデザイン展―自然が宿るライフスタイル 0110 大英博物館ミイラ展@国立科学博物館 ☆0116 大・立石タイガー展 世界を描きつくせ!@うらわ美術館 ☆0116 大・立石タイガー展 世界を描きつくせ!@MOMAS 0116 梅津庸一展 ポリネーター@ワタリウム美術館 ★0122 久保田成子展 Viva Video!@MOT ★0122 クリスチャン・マークレー トランスレーティング/翻訳する@MOT ☆0122 ユージーン・スタジオ 新しい海@MOT 0128 ミケロ・バルセロ展@東京オペラシティアートギャラリー 0129 矢萩喜從郎 新しく世界に関与する方法@神奈川県立近代美術館 葉山 0129 フィリア―今道子@神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 0206 松岡コレクションの神髄@松岡美術館 0206 奇想のモード@東京都庭園美術館 ★0213 ミロ展 日本を夢見て@Bunkamura ザ・ミュージアム 0213 メトロポリタン美術館展 西洋��画の500年 0227 グランマ・モーゼス展+ART/MUSIC@世田谷美術館 0305 木村伊兵衛と画家たちが見たパリ 色とりどり@目黒区立美術館 0306 ドレスデン国立古典絵画所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展 0306 特別展 ポンペイ@東京国立博物館 0312 建部凌岱展 その生涯、酔たるか醒たるか@板橋区立美術館 0325 兵馬俑と古代中国~秦漢文明の遺産~@京都市京セラ美術館 0325 挑む浮世絵 国芳から芳年へ@京都文化博物館 0326 ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント@名古屋市美術館 0327 GILBERT & GEORGE CLASS WAR, MILITANT, GATEWAY SELECTED WORK FROM THE COLLECTION@エスパス ルイ・ヴィトン東京 0401 はじまりから、いま。1952-2022@アーティゾン美術館 0415 上野リチ ウィーンから来たデザイン・ファンタジー展@三菱一号館美術館 0416 生誕100年 朝倉摂展@神奈川県立近代美術館 葉山 0416 山口蓬春と四季の移ろい@山口蓬春記念館 0416 山口勝弘展―『日記』(1945-1955)に見る@神奈川県立近代美術館 鎌倉別館 0417 日本画トライアングル 画家たちの大阪・京都・東京@泉屋博古館 東京別館 0417 ダミアン・ハースト 桜@国立新美術館 0423 Chim↑Pom展:ハッピースプリング@森美術館 0423 2121年 Futures In-Sight展@21_21 DESIGN SIGHT 0425 Chim↑Pom展:ハッピースプリング ミュージアム+アーティスト共同プロジェクト・スペース 0430 アール・デコの貴重書@東京都庭園美術館 0430 東京の猫たち@目黒区立美術館 ☆0501 カラーフィールド 色の海を泳ぐ@DIC川村記念美術館 0502 没後50年 鏑木清方展+MOMATコレクション@MOMAT ☆0503 ふつうの系譜 京の絵画と敦賀コレクション@府中市美術館 0504 SHIBUYAで仏教美術@渋谷区立松涛美術館 ★0504 カナイフユキ 個展 『ゆっくりと届く祈り』@GALLERY X 0507 空也上人と六波羅蜜寺@東京国立博物館 0508 燕子花図屏風の茶会 昭和12年5月の取り合わせ@根津美術館 0515 シダネルとマルタン展@SOMPO美術館 ★0522 特別展 モディリアーニ―愛と創作に捧げた35年―@中之島美術館 0522 森村泰昌:ワタシの迷宮劇場@京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ 0529 ボテロ展 ふくよかな魔法@Bunkamura ザ・ミュージアム 0604 吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる@MOT 0604 生誕100年 特撮美術監督 井上泰幸展@MOT 0617 特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」@国立科学博物館 0624 スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち 0624 木梨憲武展@上野の森美術館 0625 生誕100年 朝倉摂展@練馬区立美術館 ☆0626 セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策@アーティゾン美術館 0626 Transforamtion 越境から生まれるアート 0630 2022イタリア・ボローニャ国際絵本原画展@板橋区立美術館 0702 牧歌礼讃 / 楽園憧憬 アンドレ・ボーシャン + 藤田龍児@TSG 0702 日本の映画館@国立映画アーカイブ 0707 孤高の高野光正コレクションが語る ただいま やさしき明治@府中市美術館 ☆0713 スイス プチ・パレ美術館展@SOMPO美術館 ☆0715 特別展アリス へんてこりん、へんてこりんな世界@森アーツセンターギャラリー ☆0717 クマのプーさん展@PLAY!MUSEUM ☆0718 蜷川実花 瞬く光の庭@東京都庭園美術館 0718 アヴァンガルド勃興@東京都写真美術館 0718 メメント・モリと写真―死は何を照らし出すのか@東京都写真美術館 0722 ガブリエル・シャネル展 MANIFESTE DE MODE@三菱一号館美術館 0723 自然と人のダイアローグ フリードリヒ、モネ、ゴッホからリヒターまで@NMWA 0725 故宮の世界@東京国立博物館 0727 深堀隆介展 金魚解禁 日本橋@日本橋三越 0803 もしも猫展@名古屋市博物館 0803 国際芸術祭 あいち2022@愛知県美術館 0806 ゲルハルト・リヒター展+MOMATコレクション@MOMAT 0807 津田青楓 図案と、時代と、@渋谷区立松涛美術館 0814 こぐまちゃんとしろくまちゃん 絵本作家・わかやまけんの世界@世田谷美術館 0820 ライアン・ガンダー われらの時代のサイン@東京オペラシティ アートギャラリー 0823 長谷川潔 1891-1980展―日常にひそむ神秘―@町田市立版画美術館 0827 かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと@Bunkamura ザ・ミュージアム 0917 ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡—市民が創った珠玉のコレクション@国立新美術館 0919 日本美術をひも解く@東京藝術大学大学美術館 0919 芸術×力 ボストン美術館展@東京都美術館 0919 キース・ヴァン・ドンゲン展@パナソニック汐留美術館 ★1002 生誕140年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎 @アーティゾン美術館 ★1008 ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展@NMWA 1009 ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで@MOT 1009 MOTアニュアル2022 私の正しさは誰かの悲しみ��るいは憎しみ@MOT 1022 旅と想像/創造 いつかあなたの旅になる@東京都庭園美術館 ★1023 装いの力―異性装の日本史@渋谷区立松濤美術館 1029 イッタラ展@Bunkamura ザ・ミュージアム ☆1029 国立新美術館開館15周年記念 李禹煥@国立新美術館 1029 日本の中のマネ ―出会い、120年のイメージ―@練馬区立美術館 1110 クマのプーさん展@名古屋市美術館 1110 ジブリパークとジブリ展@愛知県美術館 1123 展覧会 岡本太郎@東京都美術館 1124 アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで@府中市美術館 1126 マリー・クワント展@Bunkamura ザ・ミュージアム 1127 国宝 東京国立博物館のすべて@東京国立博物館 1202 つながる琳派スピリット 神坂雪佳展@パナソニック汐留美術館 1204 川内倫子展 M/E@東京オペラシティ アートギャラリー ☆1206 雰囲気のかたち@うらわ美術館 1206 桃源郷通行許可証@MOMAS 1210 響きあう名宝―曜変・琳派のかがやき―@静嘉堂文庫美術館 1217 瞳に映るファンファーレ ―浜口陽三の銅版画と川瀬巴水をはじめとした新版画―@ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション 1217 ヴァロットン 黒と白展@三菱一号館美術館 1218 善本 喜一郎 写真展 東京タイムスリップ 1984 ⇔ 2022@OM SYSTEM GALLERY 1218 おいしいボタニカル・アート@SOMPO美術館
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yuupsychedelic · 1 year
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作品集『Poetry Showcase 03:恩師へ / 大人になるってなんだろう? / 私の十代』
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作品集『Poetry Showcase 03:恩師へ / 大人になるってなんだろう? / 私の十代』
1.恩師へ 2.大人になるってなんだろう? 3.私の十代
1.「恩師へ」
小学時代はあなたのことが嫌いだった あれこれと煩く言ってくるから 中学時代はあなたに媚びを売る人もいた 勉強もしないくせして将来は気にしていた 高校時代のあなたはいつも誠実で 何かある度に言葉で抱きしめてくれた
時が移ろうたびに 大人を見る目線も変わる
まるで転がる石のように 毎日変わる僕たちだけど
いつの時代も帰れる場所があるなら つらい時は縋ってもいいはず でも大人は時に一人でやらなきゃいけない あの頃の思い出を胸に秘めながら
栄光の日々を掴むため 共に走り出した僕らの物語 たとえ錆び付いても この約束だけは守ります
小学時代のことを忘れたフリして いつの間にか黒歴史にしたい僕もいたけど 中学時代に築いた思い出達は かつての積み重ねの先にあると気付いた 高校時代は友と距離を置いて 孤高の人でありたいと気取ってみたが 大学時代にやっと気付けたんだよ 僕の方が間違っていたんだと
黄昏時まで友と言葉を交わした あの日を覚えていますか?
放課後の教室は無性に切なくて そう遠くない旅立ちを憂いた
いくつになっても心に刻まれてる 子供時代のさまざまな記憶 ただ大人になるだけじゃ見えて来ない だから新しいことを日々始めるんだ
栄光の日々を掴むため 共に走り出した僕らの物語 たとえ錆び付いても この約束だけは守ります
夕暮れ時の教室で あなたと交わした約束を
卒業式に一度も涙は流さなかった 人前で泣くのは柄じゃない すべてが終わって家に帰ってから ふとした時に流れた涙が 本音だと気付いたのは遥か未来
あの日友にさえ言えなかったサヨナラ 僕はこうして独りになった 果てなきエゴとつまらないプライドのせいで 本当に大切なものも掴めないまま
いくつになっても心に刻まれてる 子供時代のさまざまな記憶 ただ大人になるだけじゃ見えて来ない だから新しいことを日々始めるんだ
栄光の日々を掴むため 共に走り出した僕らの物語 たとえ錆び付いても この約束だけは守ります
夕暮れ時の教室で あなたと交わした約束を
そして、いつか愛した場所を 忘れぬよう心に栞を挟む
2.「大人になるってなんだろう?」
まるで熱に浮かされたかのように 親の反対を振り切り上京した 四年前の三月はあまりに寒すぎて 安物のダウンでは凍えそうになってた
東京に来たら何かが変わるかもしれないと 根拠のない期待に浮かれた季節 今の私にあるのはセフレと悪い噂くらいで 愛なき夜に身を委ねてばかり
Think Difference…… それぞれに描く未来があるのに 一方しか見られなかった 私には私の考えがあるからと 意固地になってた十八の頃を恨む 
六大学を出てもガクチカは書けない 怪しげな求人票は届いても 本当に行きたい会社を希望する勇気もなく 私には私の友がいるからと 親にすら本音を話せない自分を憎む
新宿で高校時代の友とばったり逢ったけど 私にはひとつも気付いてくれない マッチングアプリで出逢った男友達には 私だと気付かずに汚された
不細工だと何度中傷されたって もう一人の私には何とも響かない この空っぽな人生は何処へ向かったっていい たとえトイレでも役割があるだけマシだ
何度ナイフで手首を切ろうとしただろう 未だに私には傷ひとつない 危険な綱渡りをひたすら繰り返してきたのに 男も女もやさしかった
Think Difference…… もっと良い未来があったのに 自分から手放してしまった 私には私の努力が出来たはずなのに 頑張ることすら放棄してしまった
「努力は報われる」とある人は言ったけれど 頑張れなかった人は無数にいる まさか私がその一人になるとは思えなくて かつての私に未来を教えられるなら でも同じことの繰り返しになりそうで
大人になるってなんだろう? 今の私にはわからない
キャリーケースを抱えて 夜明け前の街を歩く ある少女と今日もすれ違う 彼女の眼にはまだ光が漲っていた
何よりも私より遥かに美しくて 泣きたくなったよ この人生も私もクソみたいだ 今すぐに死ねるなら死んでしまいたい
これから何処へ向かうかはわからない マッチングアプリの通知を待つだけ 愛する意味も夢見る価値も忘れたままで 夜が明けた後も生きていくんだろう 一生このまま……
Think Difference…… それぞれに描く未来があるのに 一方しか見られなかった 私には私の考えがあるからと 意固地になってた十八の頃を恨む
大人になるってなんだろう? 今もこの先もわかりたくもない
ただ私らしく生きてみたかったんだ 私らしさを知りたかったんだ 私なりに可愛くなりたかったんだ 私も美しくなりたかったんだ
何より…… 私は普通の恋がしたかったんだ
ブロンドの長髪と ストロベリー・スウィッチブレイド風は 疲れた人生を隠すためのメイク
その時…… 誰かが私をぎゅっと抱きしめた
3.「私の十代」
高校卒業してから会えなかった幼馴染と 親戚の集まりで久々に会った 何かが特別変わったわけじゃないが ほんの少しだけ自信を持っているようだった
あなたともう一度逢う前に かつての記憶を何度か振り返ってみた 姉御肌のあなたはいつも傍にいて 決して強くないのに僕を守ってくれた
どうしてそんなにしてくれるのか いつか尋ねたこともある あなたはとっても悲しそうな瞳で 僕の無関心を静かに詰った
こうして日常的に会わなくなったから やっと素直になれた気がする お酒が入っていたからかもしれないが 僕はあの日の話をあなたとした
放課後に二人で会った日のことを かつては忘れたと誤魔化していたけど 本当はちゃんと覚えてた 目の前のあなたと向き合えなかっただけ
あなたに最近の話を聞いていると 付き合っている人がいるという きっと僕はあなたのことが好きだったんだ
素直になったのがあまりに遅すぎて すべてを失った十代の後悔
この日も僕はあ���たから逃げ出してしまった あなたの選んだ人の話を聞きたくなくて でも僕はちゃんと向き合うべきだったんだ 深夜に送られたLINEを見て嗚咽する
あなたと離れて何度か恋もしたものの あなたのことは忘れられなかった 誰よりも長い時間を過ごしてきた友よ なぜ僕は友にさえ素直になれない���だろう
二人で旅に出た夏の日のことを 僕は楽しくなかったと誤魔化したけど 本当は人生で一番楽しかったんだ 目の前のあなたと向き合いたくなかっただけ
あなたに恋人がいると聞いて 僕は何をする気力もなくなった でもこれで良かったんだ
最後の瞬間すら素直になれない すべてを失った十代の後悔
布団に包まり 涙が枯れるほど泣いても もう変わらない現実 好きな人を好きになってはいけない 自分自身の優柔不断のせい
好きになればなるほど距離は遠くなり 僕はいつも遠回りしてばかりで まるでバッドエンドを自分で呼び寄せるように あなたさえも見失いそうだ
僕たちの関係はどこへ向かうのか 答えは僕が決めるんだ たとえ不釣り合いでもやり直せなくても 後悔だけはもうしたくない
僕は不器用なりにこの恋を叶える あなたをもう一度振り向かせてみせる 冬の夜空に夢を描いた あなたと恋仲になると誓った
やっと気付いてくれたんだね 私キミがあまりに鈍感過ぎるから 駆け引きのつもりで恋人を持ち出して もう一度振り向かせようとしたんだ
だけどもう遅すぎるよ 明日には彼と同棲することになった キミと違って余程素直な彼は こんな私さえ抱きしめてくれる
幼馴染のキミへ 私がいなくても幸せになってよ もう私がいなくたってキミは跳べるんだ
Bonus.「恋愛ポートフォリオ」
最初に告白した彼は クラスの人気者でした スポーツも出来て頭も良く 誰もが羨む存在
でも賢いがゆえに影もある 彼には二人目の恋人がいました
二番目に付き合った彼は 図書室が好きでした 静かに見えて冗談がわかる 付き合うほど好きが増していく
四季を重ねたって 少しも飽きずに いつまでも傍にいたいなんて 公園で言葉を交わしたこともある
でも転校してしまった 小学五年の秋 木枯らしが切なすぎて
もう恋なんてこりごりだと 闇雲にスポーツに打ち込んで 気付けば中学に進学し 髪をばっさりと切った夏
同じ部活の先輩に思わず恋をした あっという間に距離は縮まって ふたりは友達以上になり 三番目の恋をした
あなたは私を好きだと言うけど 実は他の女の子が好きだった 気づいてたのです 机の中のプレゼントに
ただ、やりたいことをやればいい! ただ、やるべきことをやればいい! ただ、やれないことをやればいい!
先輩方の背中を追い ここまでやって来たんだ 最後にスリーポイントを決めたら 全国大会への切符を掴む
私たちは跳べると信じていたのに 私のせいで跳べなかった そんな時に慰めてくれたあなたが 四番目の恋人になる
あれほど優しかった人が 付き合った途端に豹変する 言葉も交わしてくれなくなり 身体にアザは増えていく
そんな時に救ってくれたのは 幼馴染でした 男の子は信用ならないと この時心から思ったのです
一本のビデオが運命を変えてしまった 私のことを誰も知らない街へ向かう その音声は偽物であなたの陰謀が蠢く それでも人は人気者のあなたを信じるだろう
桜の咲く季節にひとりでクラスに佇んでた 私に気付いた少年とふと目と目が合う もう恋愛なんて二度としないと決めてたのに あなただけは信用できると恋に堕ちたんだ
最初のキスはあなたから ある放課後のこと 胸がこんなに熱いのは 初夏の陽射しのせいじゃない
あなただけは信用できると思っていたのに また裏切られたのは SNSの通知に気付いてしまったから
リコメンドは人の首を絞めることもある あなたの温もりはすべて嘘でした
六番目の恋は自然発生的なもの 塾で隣の席に座ることが多かった彼と いつの間にか付き合ってた
大した仲じゃなかったけれど 一緒にいて心地よかった でも何かが物足りなくて 大学進学と共に別れた
Evergreen…… すべてが真っ白な季節 同じ学部のあなたに恋に落ちたのは
アイビー・ファッションが似合う シティボーイなアイツよ 颯爽と現れる仕草と同じように 光の速さで浮気された
最初は気づかぬフリしたけど そのままじゃいられない 誤魔化し合うだけの関係は すぐに破綻していった
最後のキスは夏祭りで 私から切り出した 七番目の恋はこれでおしまいと もう開き直っていました
誰もいない街 ヒステリックなニュース 何もすることがなくなった私は マッチングアプリを始めた
最初に出逢った彼とは音信不通になり 次の彼は口を開けば ケ・セラ・セラ
でも八番目の彼は他の彼とは違った カメラが好きなあなたに思わず恋をした だけど良い恋人に限って目の前から消えてく さよならも言えないまま この世界から去っていった
私に一言くらい言ってくれてもいいじゃんか ひとりで死ぬなんて狡すぎるよ
九番目の彼は狡猾だった 元カレの死に落ち込んだ私を まるで飲み込むように恋に堕としたの そんな関係は長続きしない 安らぎも温もりもなく 私たちはどこへも向かえなくなっていた
あなたと出逢うまでは 恋なんか信じられなくて いつかは裏切られると 心に過っていた
何度恋に期待しただろう そして何度裏切られただろう ある時は浮気され ある時は無関心だった
さよならを告げるまでは 恋は終わらないけど 自然に終わった恋を見るたび 胸が痛くなる
それでも誰かを好きになることを あきらめたくはない 誰かを愛していくことを あきらめたくはない
星空にあなたと誓う 幸せな未来を信じて たしかな明日を信じて……
十番目の恋人よ あなただけは信じてもいいですか? 私愛してもいいですか?
作品集『Poetry Showcase 03:恩師へ / 大人になるってなんだろう?/ 私の十代』製作クレジット
Produced by Yuu Sakaoka with the Young Brigade
Written by Yuu Sakaoka, TORIMOMO, Yurine, Bohemian “Kazuma” Scott, Sakura Ogawa Designed by WOMBO Edited by Minoru Ichijo, Yuu Sakaoka
Original Piece / Arrangement by Hori “Fighting Peacock” One, Yuu Sakaoka with the Young Brigade Basic Track - Hori “Fighting Peacock” One, Bohemian “Kazuma” Scott, Yuu Sakaoka Recorded at Hori “Fighting Peacock” One Private Studio(Los Angels), Yuu Sakaoka Studio(Kakogawa)
1.恩師へ Produced / Drafted by Yuu Sakaoka Written by Yuu Sakaoka, Yurine
2.大人になるってなんだろう? Produced by Yuu Sakaoka with the Young Brigade Co-Produced by TORIMOMO, Yurine Written by Yuu Sakaoka, TORIMOMO, Yurine
Original Piece / Arrangement by Hori “Fighting Peacock” One Electric Guitar by Bohemian “Kazuma” Scott Recorded at Hori “Fighting Peacock” One Private Studio
3.私の十代 Produced by Yuu Sakaoka with the Young Brigade Drafted by Bohemian “Kazuma” Scott Written by Yuu Sakaoka, Bohemian “Kazuma” Scott, Sakura Ogawa
Original Piece / Arrangement by Bohemian “Kazuma” Scott Synthesizer by Yuu Sakaoka Recorded at Hori “Fighting Peacock” One Private Studio, Yuu Sakaoka Studio
Bonus. 恋愛ポートフォリオ Produced / Written by Yuu Sakaoka with Sakura Ogawa Drafted by Sakura Ogawa
Original Piece / Arrangement by Yuu Sakaoka Piano by TORIMOMO Synthesizer Guitar, Bass, Drums by Yuu Sakaoka Recorded at Yuu Sakaoka Studio
Respect to KAZUHIKO KATO, KAZUMI YASUI, THE ALFEE, Taylor Swift Dedicated to my Friend, my family, and all my fan!!
2022.12.31 坂岡 優
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20kitan · 1 year
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貞本喜久二/エガキナマキナ 追記に詳細設定(テンプレ元)
◆身上調査書
「ダメ!ボツ!やり直し!」 「御託はいいからさっさと描けボケ!」 「てめぇ〜〜この貞本喜久二の前で『こんなもんでいいか』みてぇな原稿あげやがって!!誰が掲載するか!!ケツに生原稿ブチ込むぞコラ!!!」 「だははははは!!!見ろ俺のが一着だ!!」 「何年かかってもいい、俺は描きたいんだ」 「漫画家に社会性なんてあるわけねぇだろ」 「恋人にフラれても親が死んでも親友に泣いて電話もらっても原稿だけは絶対に上げろ!!」 「じゃあてめぇもうページやんねえぞ!!打ち切りでいいんだなァ〜〜!?」 「てめぇではじめた仕事だろうがッ!!」 「感動の前じゃ読者は正直だぜ」 「絵なんて描いてりゃうまくなる。ぐだぐだぬかさずとにかく描け。悩んでないで描け。駄作を30本描いてりゃ一本は傑作になる!」 「面白い!採用!」
姓名:貞本喜久二/さだもときくじ 愛称:貞ちゃん 年齢:35歳 血液型:B型 誕生日:12月2日 星座:射手座 身長:178cm 体重:72kg 髪色:灰みの青系の色 瞳の色:赤 視力:右目失明、左1.0 きき腕:両きき(元は右) 声の質:icvBASARA石田三成のときの関智一 手術経験や虫歯、病気:右目、右腕、両足の没被害による手術 身体の傷、アザ、刺青:顔の右側、腕その他に火傷痕 その他の身体的特徴(鼻や目の形、姿勢、乳房、足、ホクロなど):体脂肪率が低く常に胸を張っている 声と足音がでかい セックス体験、恋愛、結婚観:同性愛者。良いと思ったら単刀直入に誘いワンナイトで終わることもしばしば…… 尊敬する人:今の父、原哲夫、藤田和日郎、荒木飛呂彦 恨んでる人:前の父 出身:富山 将来の夢:自分用の漫画喫茶作る 恐怖:腕が動かなくなること 癖:貧乏ゆすり 酒癖:悪い アル中になったことがあるので控えている
*交流向け 一人称:俺 二人称:お前、てめぇ 呼び方:○○先生(作家)、名前呼び捨て
*概要
 出版社「貞本書房」の社長兼編集長。認可作家。傍若無人で自信過剰な男。「録音して創務省に送られたら即アウト」というほど非常に口が悪い。元漫画家で認可作家だったが、没討伐中の負傷から重い後遺症があり、政府の「非戦闘認可免許」を発行されて没との戦闘を免除されている。  普段は杖をついており短時間の戦闘しかできない。現在は編集業に力を入れ、創務省ともうまく付き合いながら後続の漫画家たちを育てている。
*性格
 傍若無人で自信過剰な男。強引で派手好きで自分勝手。誇り高く気が強く傲慢で非常に口が悪い。直感が鋭い理想主義者。何にでも興味を示しじっとしていられない性質。刺激やチャンスが得られるのなら危険なことにも飛び込む勇敢かつ無謀な性格でもある。熱が入れば入るほど歯に衣着せぬ物言いをし、人をざっくり傷付けることもしばしば。ギャンブラー気質で失敗も多いが当たるとでかい。実際にギャンブルや競馬も好き。自身の作風とは違う色々なジャンルにも手広く手を出している。  根本的に快楽主義なところがあり、人生をおおいに楽しむために生きており、波乱万丈な人生のなかで疲れを知らぬバイタリティを絶やさない。若い頃は飽き性でもあったが、特に漫画に関しては描く・描かせるためのストイックな努力を欠かさない一面も。
*人間関係
 態度と口の悪さを生来の社交性とコミュニケーション能力でカバーしている。大人の落ち着きがあるとは言い難いが、自分が感情をむき出しにすることによって他人の本音と感情を引きずり出す性質がある。他人を振り回し好き勝手に振る舞う一方、組織の中の雰囲気や特に弱っている相手を敏感に察知し、惜しみなく手を差し伸べる。
*家族関係、幼少期体験    子供の頃から漫画が大好きな少年だったが、アル中の父親に母親ともどもよく殴られ、金銭的にも不安定な家庭に育った。だが黙って殴られているような性格ではなかったため反骨精神たっぷりに育ち父親とも殴り合う日々。母親が出会った優しい男性との仲を応援し、元の父を置いて母と母の恋人とともに夜逃げ。新しい父との関係は良好で、安心して漫画家という夢を追いかけるにいたった。  高校卒業間近に雑誌で大賞を取ってから漫画家デビュー。意欲的に作品を書き続けていたが、26歳のころ全身に大怪我を負い連載を断念。父親と同じアル中になって落ちぶれた時期を越え、壮絶なリハビリの果てに漫画家として再始動。もとは自身の作品のために出版社を立ち上げ、今では若い漫画家を育てることにも注力している。父母ともに関係は良好。元父のことはまだ怒っている。
*能力
 すでに大手も多かった出版社業界に現れた超新星。大胆な作戦と優れた経営能力で小さな会社ながら売り上げは好調。そのため誌面に載せるものには厳しく、漫画家や作家たちは編集会議での貞本の「ボツ!」を恐れているが、才能ある美しい作品を作者を含めプロデュースする手腕に長け手塩にかけた作品はよくヒットしている。  
*著作、作品の評価
 ベタと力強い筆致の写実的な絵柄が特徴。漫画家としての実力は画力・物語構成ともに完成度が高く堅実。どんなテーマでも一定のクオリティを保てるが、やはり特に向いているのは戦記ものや大河もの。男性的な話が多いが女性キャラの人気が高い。和洋を問わず骨太な戦記ものを得意とした漫画家。ウィスタリア・サーガの連載中に負傷し、現在は雑誌掲載をせず1〜2年に1冊というゆっくりとしたペースで発行している。
「麒麟御伽草子(貞本版コミカライズ)」  小説「麒麟御伽草子」を原作にし認可基準に直しつつも原作を踏襲し、人気基準を満たしつつも貞本のテイストがふんだんに盛り込まれたコミカライズ版。現在も書店で購入できる。ちなみに貞本の子供の頃にもコミカライズが存在したが、認可基準引き上げにより不認可となった。
「獅子ども獣ども」  戦国時代、山中深くに忍とも山賊ともつかぬ一族が人目を避けながら歴史を重ねていたが、一人の青年が天下統一を目指し国取りを開始する物語。神話をベースにした展開がいくつかあり、コアな歴史ファンがついている。
「往けよ赤き海」  地球が砂漠と化した世界を題材にしたSF作品。過酷な状況で特殊能力が開花した人間たちが唯一残った資源の源「赤き海」を目指して旅をする群像劇。どの陣営が勝つかわからない展開に読者が翻弄された。 「牡丹籠」  初の短編集。デビュー前の読み切りや連載の間に掲載された短編を集めている。異種間、同性間の恋愛もテーマになったものも多く、この短編集に出てくるキャラクターの同人誌がけっこうな数出ているとの噂。
「魔弾」  世界大戦中に銃ひとつで戦場を駆け抜けたスナイパーの物語。明らかに第二次世界大戦をベースにしているあまりにリアルで地味な話であったため、あまり売れず2巻で打ち切り完結した。貞本本人はお気に入り。
「ウィスタリア・サーガ」  西洋ファンタジー大河もの。「ウィスタリア」という半神半人の一族が薄れゆく神の血と能力を嘆きながらも人間として国家を形成していき、世代を変えるごとに国の形を変えていく物語。連載中に貞本が負傷したため10年近くの連載規模となり、現在も1~2年に一冊のペースで刊行されている。
*好きなもの 食べ物:レバー、いくら、白子、数の子、その他魚卵や肝系 飲み物:芋焼酎、コーラ 季節:冬 色:ベージュ、ブラウン 香り:ビュリー/ニンフとさそり 甘みのないムスク、シャボン、温泉のようなかすかな香り 書籍:漫画、雑誌、歴史書 動物:犬 ファッション:上質なスーツ、ピカピカの革靴 場所:編集部、漫画喫茶、古い喫茶店、タバコ屋 愛用:黒い杖 趣味:漫画、映画、音楽鑑賞、演劇、ハングライダー、ダイビング、釣り、フィギュア集め、歴史書集め
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mskdeer · 1 year
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木洩れ日竜
「木洩れ日の竜殿、一筆申し上げます」の概要。
▼タイトル
邦題:木洩れ日の竜殿、一筆申し上げます 英題:The Fragile Afterglow (FA) フラジャイル アフターグロー
「脆き残照」 木洩れ日の国は稀有な恵みを得た黄金郷である。しかし、その煌めきは、大陸となった大いなる竜の遺り火に過ぎない。燦燦と降り注ぐ光は壊れやすく、輝かしき木洩れ日はやがて黄昏へ様変わりするだろう――みたいな意味を込めて。
残照=転生しちゃった竜のこと。転生前は「残照竜」と呼ばれていたことから。
▼概要
間違い転生もの。前世自分が四足動物だったことを思い出した元竜が今世で人間の身体を上手く扱えずに困りめちゃくちゃ捻くれるお話。元竜の若者と師匠、そして魔女のお話。
時代は竜大陸ができあがってすぐの頃。繁栄を誇った金目の国が舞台。当時は「木洩れ日の国」と呼ばれていた国。この頃、金目は神の種族としてあがめられていて、太陽のような瞳を持つことから「木洩れ日の種族」とも呼ばれていた。
▼お師匠について
金目。性格悪い。転生竜の二足歩行の師匠。もとい体術の師匠。怪力発揮する度、転生竜に「俺が竜だった頃よりつよい。こわい。」といわしめる。
とりあえず弟子を雇いたかった訳じゃないし竜が嫌いなので弟子の顔見る度にクソみそに言う。愛は1ミリも込めてないけど、弟子はそこに何か愛を感じ取っているらしい。
お師匠「いやなんで?」
生物学的には女。中身は男性。こちらも転生先を間違った例。大変ラブリーな服を着ても大股で座ったり足蹴にしたりする。態度がゴリラ過ぎて「服が可哀想」などと言われる残念なイケメン(?)。なぜその服を着ようと思った?!と弟子に常々突っ込まれる。見てられないので、上司から男性に好まれる服を支給されるようになる。
専らの目標は、自分に対してだけ敬語が使えない弟子を矯正すること。
▼魔女について
魔女は女性。表立って出てこない。名前だけが師匠を通じて語られていくお伽噺のような人。金目ではない、異邦人の身でありながら「護国の狩人」として活躍する門番。
裏仕事で「還らざるもの」を狩っているが、人手不足なのでお師匠氏に雇用を打診している。
▼転生した竜について
主人公。15歳くらい。オス。お師匠と出会った頃はまだまだ運動音痴だった。むしろ人間的な二足歩行に慣れていないから歩くことも下手。(前世を思い出した途端に不自由になった) 仲間や同世代の子供たちに歩き方がおかしいと虐められるが、頭は回るのでいじめ返して楽しんでいる。こいつも大概である。
師匠に出会い、しごきにしごかれ、かつ踏まれまくって、二足歩行が出来るようになると、竜だった頃の身体能力やらなんやらが目覚めてめちゃくちゃ強くなる。(でも師匠には絶対敵わない)
虐められながらもお師匠の愛を常に肌で感じている。そんなものない、と否定されても深い愛を感じる。普段はネガティブなのにこういう時だけ最強ポジティブ。でも敬語はつかえない。
中身は、大陸竜が天翔けていた神話の時代に「紫爪」と呼ばれた高位存在。竜と言ってるが、竜でも大陸竜のような高貴な「竜」ではなく「獣」と呼ぶほうが正しい。いわば竜モドキ。それが二回くらい転生した姿。
普通、獣たちは最初の転生後、誰かに殺されない限りはそのままずっと過ごす。けれど、紫爪は「死」を司る獣。彼だけは肉体的に何度も転生していく。今回は身体の構造がぜんぜん違う生き物だったので大混乱している。
世界で本物の竜は1体オンリー。それが大陸竜と呼ばれる存在。神話の時代に生きていたが、色々あって今は大陸となってしまっている。
その竜に作られた竜モドキが7体。黒翼、白翼、青腹、金背+銀背、茶首、紫爪、赤尾。彼等は大陸竜の死をきっかけに「角獣」と呼ばれる幻獣へ転生している。
主人公はこの紫角(紫爪)。二回くらい転生した結果が今。
同じ転生系でも、白翼は記憶だけ譲渡。魂は違う。いうなれば「白翼」と名乗っていても全員違う人間として扱える。
一方、紫爪は魂ごと転生していく。違うのは肉体だけ。中身はぜんぶ同一人物。
▼時代背景
大陸竜が天から堕ちたばかりの時代。神話の衰退期を生で見てきた人間たちがまだ存在し、人あらざる者の息吹がすぐそばにあった時代。
神話の終わりに際して大陸竜の身体へ逃げ延びてきた人々は、大陸が出来る前の神話時代をよくよく覚えていた。大陸竜が生きていた「星の落日」という大陸も、外界のことも。だからこそ彼らの生きる場所は「ここ」しか住処がないと理解し、生きていくために大地を豊かにせんと試みている。
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catonoire · 1 year
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2022年に観た展覧会一覧
若干抜けている可能性あり(特別展企画展のついでに観た常設展など)。並びは鑑賞日順。★は特に気に入ったもの。
土田圭介 鉛筆画展 心の灯り(武蔵野市立吉祥寺美術館)
記憶は地に沁み、風を越え 日本の新進作家 vol. 18(東京都写真美術館)
松江泰治 マキエタCC(東京都写真美術館)
特別展 ポンペイ(東京国立博物館)
浜口陽三、ブルーノ・マトン展(ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション)
秀英体111 秀英体ってどんな形?(市谷の杜 本と活字館)
ミケル・バルセロ展(東京オペラシティ アートギャラリー)
生誕110年 香月泰男展(練馬区立美術館)
ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展(東京都美術館)
ミロ展 日本を夢みて(Bunkamura ザ・ミュージアム)
上村松園・松篁 美人画と花鳥画の世界(山種美術館)
没後50年 鏑木清方展(東京国立近代美術館)
ヴァーチャル・ボディ メディアにおける存在と不在(東京藝術大学大学美術館 陳列館)
藝大コレクション展2022 春の名品探訪(東京藝術大学大学美術館)
空也上人と六波羅蜜寺(東京国立博物館)
ふつうの系譜 京の絵画と敦賀コレクション(府中市美術館)
メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年(国立新美術館)
ダミアン・ハースト 桜(国立新美術館)
宝石 地球がうみだすキセキ(国立科学博物館)
スコットランド国立美術館 THE GREATS 美の巨匠たち(東京都美術館)
大英博物館 北斎(サントリー美術館)
香道の世界 志野流香道500年の継承(増上寺 宝物展示室)
ボテロ展 ふくよかな魔法(Bunkamura ザ・ミュージアム)
100年くらい前の本づくり(市谷の杜 本と活字館)
★篠田桃紅展(東京オペラシティ アートギャラリー)
沖縄復帰50年記念 特別展 琉球(東京国立博物館)
色彩への招待(ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション)
佐藤卓 TSDO展 in LIFE(ギンザ・グラフィック・ギャラリー [ggg])
熊谷守一美術館37周年展(豊島区立熊谷守一美術館)
生誕100年 朝倉摂展(練馬区立美術館)
型染 日本の美(文化学園服飾博物館)
ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode(三菱一号館美術館)
芭蕉布 人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事(大倉集古館)(美術展ナビによるプレビュー記事)
篠田桃紅 夢の浮橋(菊池寛実記念 智美術館)
★カラーフィールド 色の海を泳ぐ(DIC川村記念美術館)
津田青楓 図案と、時代と、(渋谷区立松濤美術館)
★よめないけど、いいね! 根津美術館の書の名品(根津美術館)
★ゲルハルト・リヒター展(東京国立近代美術館)
高田唯 混沌とした秩序(ギンザ・グラフィック・ギャラリー [ggg])
「A Quiet Sun」 田口和奈(銀座メゾンエルメス フォーラム)
歌枕 あなたの知らない心の風景(サントリー美術館)
芸術×力 ボストン美術館展(東京都美術館)
フィン・ユールとデンマークの椅子(東京都美術館)
東北へのまなざし 1930-1945(東京ステーションギャラリー)
★LIVE + LIGHT In Praise of Shadows 「陰翳礼讃」現代の光技術と(バッグ ブリリア アート ギャラリー)
this is not a samurai 野口哲哉展(ポーラ ミュージアム アネックス)
探検!雑誌づくり工場 中とじ編(市谷の杜 本と活字館)
ライアン・ガンダー われらの時代のサイン(東京オペラシティ アートギャラリー)
ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展(東京オペラシティ アートギャラリー)
仙厓のすべて(出光美術館)(美術手帖による紹介記事)
日本美術をひも解く 皇室、美の玉手箱(東京藝術大学大学美術館)
ヴォイド・オブ・ニッポン77 戦後美術史 の ある風景 と 反復進行(GYRE GALLERY)
日本語の歴史展(東洋文庫ミュージアム)
秋の風 能楽と日本美術(国立能楽堂 資料展示室)(プレスリリース)
装いの力 異性装の日本史(渋谷区立松濤美術館)
★大勾玉展(大田区立郷土博物館)
国宝 東京国立博物館のすべて(東京国立博物館)
★国立新美術館開館15周年記念 李禹煥(国立新美術館)
美をつくし 大阪市立美術館コレクション(サントリー美術館)
特別展 毒(国立科学博物館)
★しゃべるヒト ことばの不思議を科学する(国立民族学博物館)
チャリティーオークション「Spring is around the corner」展(ポーラ ミュージアム アネックス)
日本のアートディレクション展2022(ギンザ・グラフィック・ギャラリー [ggg])
未来の博物館(東京国立博物館)
★スペイン語でつながる子どもの本 スペインと中南米から(国際子ども図書館)
地図と印刷(印刷博物館)
響きあう名宝 曜変・琳派のかがやき(静嘉堂文庫美術館)
★ヴァロットン 黒と白(三菱一号館美術館)
150年後の国宝展(東京国立博物館)
美をつむぐ源氏物語(東京都美術館)
源氏物語と江戸文化(東京都美術館)
旧江戸川乱歩邸 ミニ展示「乱歩が愛した歌舞伎役者 十七代目中村勘三郎との交流」(大衆文化研究センター)
杜の小さな印刷工房 刷ったり押したり失敗したり(市谷の杜 本と活字館)
川内倫子 M/E 球体の上 無限の連なり(東京オペラシティ アートギャラリー)
収蔵品展074 連作版画の魅力(東京オペラシティ アートギャラリー)
瞳に映るファンファーレ 浜口陽三の銅版画と川瀬巴水をはじめとした新版画(ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション)
大竹伸朗展(東京国立近代美術館)
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保管スペースが足りないので図録はなるべく買わないように心がけているのだが、自制心も足りないので結局じわじわ増えてしまう。上の写真は今年の増加分の一部(いま手元にないものもあるため)。
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naieonu · 2 years
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2022.10.16 12:30 新潟 @朱鷺メッセ
1ネガティブファイター
センステでリフト。知念くんのダンス好きすぎて釘付け。ダンスの余韻、特に足元がいい。
2春玄鳥
隣で「あんまり聞いてない。」って言うてた。要らん情報(笑)目の前でスタッフがアリトロにさすまた風手すりを準備し始めたから、「手すりって着脱式なんだ!?」てなったし、「もうすぐ来るやん!」ってなってた。
3White Love
センステからバクステへ。近づいて来ながらありちね絡んでた記憶。「最初で最後の恋を始めようよLady」辺りで裕翔くんと顔近づけてたような。バクステでやってくれてありがとう。
4ウィークエンダー
バクステからアリトロで戻り。右端(上手端)でさすまたみたいな持ち手に凭れて立ってる知念くんがカッコよくて、「カッコイイ!」って言うたら、隣で「え?(目の前の)裕翔くんがカッコイイ?」って言い出して。「違う!」って言いながらも裕翔くんにファンサうちわ見せてたら、他の子のうさ耳ファンサからの両手バーンしてくれる。すみませんでした、ちゃんとかっこいいです。ウィークエンダーの「今夜僕とのファンキータイム」の知念くんジャンプちゃんと見えました。アリトロの不安定なところでよくやってた。
5DREAMS COME TRUE
メンステに戻り。懐かしい。
6MASTERPIECE
タイトル映像。ドーナツ食べる知念ちゃんの映像可愛い。メンステでバラード。
7OH MY BUDDY
メンステ。キャスター付き椅子ダンス。「OH MY BUDDY」って歌いながらその場で2回転するの、どんどん沼って抜けられなくなっていく感じを表現してて非常に良かった。後ろにメンカラの!が付いてて、ずっと後ろでJr.が持ってくれてるのかと思ってた。移動早すぎて途中で「あ、椅子に付いてるのか!」って気付いた。
8群青ランナウェイ
アルバム同様、OH MY BUDDYからの群青ランナウェイしか勝たん。流れ最高。ダンス好き。
9僕はVampire
山田くんの「僕はVampire」の言い方は桁違いで上手いなってずっと思ってる。
10Fate or Destiny
メンステ。バラード。感動。好き。
11Change the world Y2K
メンステ?アリトロ移動?記憶曖昧。
12業務スーパーマン
アリトロで下手(左手)先頭で移動。アリトロ移動中で足元不安定でも1人だけサビ踊る知念ちゃん。この時が1番知念ちゃん近かった。黄色エプロンが前職のパートさんが着けてるのとめちゃめちゃ似てて勝手に既視感感じてた。MVだとおちび山田くんにセンター持っていかれてるのに、本物のJUMPでやるとセンターなんだって面白かった。「It's show time」の双眼鏡外すみたいな振り付けでカメラ抜かれてて可愛かった。顔が名人芸。
13Come On A My House
真ん中花道でセンステ方面へ戻り。伊野ちゃんお得意の「知念の家に行ってもいいかー?」な下りで「Get Out Of My House」って言ってくるの笑った。
14Get Out Of My House
上記の下りで伊野ちゃんが「お前知念じゃないだろー!」ってずっと言ってて黙らない、全く踊らないのずっと笑ってた。
!MC
オタクへのエゴサ結果報告(主に薮ちゃん)。コンサートのためにネイルするって話で瞳のスクリーンの時、ネイルしたらってメリーさんに言われたけどめんどいからマジックペンで塗りつぶしてたCOされた。山田くんはよくタトゥーシールとかオシャレなことをするって話で、有岡くんにもタトゥーシールさせようとゴリ押しする伊野ちゃん。過去のうちわ持ってくれてる子もいるねーっていうトーク。オタクへのファンサうちわ講座(主にゆやゆと)。文字小さくても見やすい色があるらしい。文字が小さいと見えないらしい。システムを掻い潜るファンサうちわ。「じゃんけんに勝ったら投げキスして」っていうファンサうちわ。「じゃんけんであいこに持ち込まれたら」っていうの笑う。皆に平等にファンサしたい裕翔くんは、不戦敗で投げキス。「私との相性何%?」っていううちわ持ってる子に手を「1」ってする振り付けのタイミングで目が遭ってしまってお互いあわあわしてしまったエピソードめっちゃ笑った。有岡くんがまず青いサングラスで登場。伊野ちゃんリクエストらしい。元々は高木さんのもの。山田さん似合う。誰かメンバーに「知念は?知念も!なあ、知念も!」って知念くんのメガネ姿ゴリ押しするオタク居て笑った。伊野ちゃんの丸メガネでハリーポッター知念やってたのめちゃかわだった。山田さんハグリット(日本版)の声モノマネ。MC真ん中に知念ちゃん居たけど、ちんまく座ってあんまり喋らんかったな。オタクに近い会話だったから、多分あんまり入りたい話題じゃなかったか、話題が分からんかったんだろうな(笑)
15ビターチョコレート
センステ。いい曲なのに、大ちゃんの青サングラスがカメラに抜かれるから皆にクスクス笑われながら始まるの、これじゃない感エグかった。もっとしんみり浸るはずだったのに、話が違う(笑)そこからなるべく大ちゃんを視界に入れないようにして聞いてた。センステが少しリフトされて腰掛ける知念ちゃんめちゃ良かった。その後ろの裕翔くんは足組んで座ってて、脚長えってなった。
16チョコラタ
バクステ手前真ん中花道。知念ちゃんのダンスめちゃ良質。隣が有岡さんだったけど笑っちゃうからなのか、なるべく目合わせないようにしてるのめっちゃおもろかった。
17君がみた一等星
いい曲。天井を天の川みたいなライトがバクステからセンステ方向に走って、そこから全体が満点の星空みたいに照らされるの、幻想的で良きでした。
18恋をするんだ
振り付けが天才的に良い。ドラマのアカウントで大橋くんのダンスは見れてたのに、知念ちゃんのダンスは全く見れてなかったから「ようやく!見れた!」っていう喜びで湧いてた。
19Ride With Me
せっかく皆がメンステからセンステに来るのに、メンステからバクステ方向に照らされるストロボがエグくて目潰しだった。芸能人の記者会見ってこんな感じなのかなって思ってた。途中でもう見るの諦めてうちわで目元隠した(笑)
20狼青年
センステ。暗い証明に花火演出。さっきまでの眩しさから急に暗くなるから目が慣れなくてしょぼしょぼしてた。花火の柱で隠れて、知念ちゃんちょいちょい見失ってた(笑)
21BANGER NIGHT
センステ。青いレーザー。知念ちゃんが1人金色のパンツ履いてたからそれで探してた(笑)
22OVER
シングルメドレー。懐かしさで禿げそうだった。OVERは龍太郎の件で1番JUMP事で病んでたなって思い出した(笑)皆、頑張ってますね。
23真夜中のシャドーボーイ
真ん中花道で踊ってた記憶だけ。多分ぼんやりモニター見ながらフリだけやってた。
24 Sing-along
「さあ、誇りを胸に。」が良い。振り付け知念ちゃんが付けたんだったなあってぼんやり踊りながら見ながら。
25キミアトラクション
「君がNo.1」可愛い。優勝です。ってなって他メン見てなかった。(いつものこと)
26Chau#
センステで踊るのめちゃかわだった。「ポップでハッピーな知念」って脳内変換されてた。キミアト→Chat#は王道の流れだったなあ、懐かしい。
27真剣SUNSHINE
「マジなんだよ、マジ!」って誰か叫んでた記憶があったけど、レポ見たら薮ちゃんらしい。
28瞳のスクリーン
当時ネイルは黒マジックで塗りつぶしてたんかーってさっきされたCOを思い出していた。
29「ありがとう」〜世界のどこにいても〜
「大ちゃん、さっき高木にサングラス借��たんだろー!なんか言うことあるだろー!」と伊野ちゃん。「Thanks」の大ちゃん。何この茶番(笑)
30ファンファーレ!
バクステ到着。流星タイムでめっちゃ山田くん見てしまった。流星タイムって分かる人限られるじゃん(笑)
31我I need you
目の前に高木くんや薮くん?が居るのにガン無視で右(上手)に居る知念ちゃん見てた。釣ってた可愛い。そのままアリトロで戻り。
32TO THE TOP
懐かしいでしかなかった。この曲本当好きだったなあ。JUMPバンド恋しい。
33サンダーソニア
メンステ。この辺から明らかに変な踊りを踊りだす知念ちゃん。本編ラストで元気有り余ってるやんってなってた。今まで割と落ち着いて歌ってたのに(笑)
ENCORE
34Ignition
メンステ。ツアーTシャツ。久しぶりに聞いたらエモかった。
35Jumping Car
多分アリトロで多分右(上手)から来てセンターに来て即帰っていった記憶。今日先陣切ってバクステ来てくれるけど、先陣切って帰っていくイメージあった(笑)
36明日へのYELL
タオル振り回してた。銀テが鬼のように降ってきた。争う暇ないくらい降ってきた。鷲掴んでる間に皆居なくなってて今笑ってる。
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fushigilabyrinth · 2 years
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囚われた竜がいる街
昔々、あるところに囚われの竜がおりました。海の底のような紺碧の瞳を持った、とても大きな黒い竜でした。その竜は城壁に囲われた街の真下にある陽の光も届かぬ地下空洞で、鎖に繋がれて囚われておりました。 どうして囚われているのか、その街の人々にはわかりませんでした。なぜならその竜が囚われてからすでに何千年もの時が過ぎてしまって、誰もが竜を捕らえた理由を忘れてしまったからです。でも一つだけ伝わっていることがありました。それは「この竜を逃がしてはいけない」という言い伝えでした。どうしてなのか、どういう経緯なのか、何一つわからないけれど、この竜を逃すな。それが竜が囚われた街に住む人々の決まり事でした。 ある日、一人の子供が竜に供物を捧げに来ました。竜に供物を捧げることは、この街においては神さまに祈りを捧げることと同義でした。 やって来たその子供は菫色の髪を帽子に押し込めた、黄金の瞳を持った少年でした。見るものすべてを暖かく照らし出すように、少年の瞳は太陽の輝きを内側に宿していました。少年はその瞳で竜を見ると少しだけ悲しそうな顔をして大切に抱えていた一輪の薔薇を、そっと冷たい地下の地面に置いて竜に捧げました。竜はその様子を青い瞳で眺めていましたが、それだけです。もう何千年と松明と蝋燭の灯りだけで照らされる暗くて狭い地下空洞にいるのですから、竜はほとんど眠ったようになっていて反応らしい反応を示すことはなかったのです。少年はそのままじっと竜を見つめていましたが、半刻ほど経つともと来た道を名残り惜しそうに帰っていきました。 竜の前には、ありとあらゆる供物が捧げられていました。世界中から集められた珍しい絹の織物や不可思議な香料に、華美な装飾が施された箱いっぱいに収められた眩い宝物の数々。角と体格が立派な雄々しい闘牛に、どの馬よりも速く戦場を駆ける駿馬。天国に一番近いと謳われる南方の島々から取り寄せた極彩色の鳥と花々。そして極めつけは艶やかに着飾った見目麗しい生きた人間。 竜に捧げるものの価値が高ければ高いほど、願いが叶うと言われていたため竜の前には本当に色々なものが折り重なっておりました。けれど、どれも竜の瞳に映ることはありません。竜は遥か昔からずっと、重い鎖に蝕まれた微睡みの中で何も見ず何も感じず、ただ長い時をこの地下で生きているだけでした。死んだような生。だからこそ、竜の瞳に何かが映ることはなかったのです。 数日後、再びあの少年がやって来ました。今日も胸元に一輪の薔薇を抱え、それをそっと竜の前に置きます。祈ることもなければ、願いを語ることもなく、少年はただただその黄金の瞳で竜を見つめて、そしてまた名残り惜し気に帰っていきました。 そんなことが何度か繰り返されたある日、少年はいつものように薔薇と共に竜のもとへとやって来ました。薔薇を地面に置き、竜を見つめる。それはこれまでと何ら変わりない行動でした。けれど、今日はそのあとに続きがありました。 少年は一歩、踏み出しました。いつもはまるで見えない壁でもあるかのように捧げた薔薇より向こう側には行かなかった少年が、その壁を越えて竜のもとへと歩みます。目も眩むような財宝と、かつてそれはそれは誉れ高い栄誉に浴したであろう何かの死骸の合間を、誘われることもなければ臆することもなく突き進んで少年は竜のそばへと向かいました。そうして、ようやく供物の山々を越えて辿り着いた先で少年は竜に触れました。 触れた掌から、竜のぬくもりが伝わってきました。それはとても低い温度でしたが、確かに生きている温かさでした。滑らかな黒い鱗から伝わる、人間の体温よりも低いそれ。けれど、少年を安心させるには充分なぬくもりでした。 少年は何度も竜の鱗を撫でては、愛おしそうに眼を細めました。そうしていつもよりもずっと長い時間、そうやって竜を撫でて過ごしました。まるで壊れ物に触れるように少年は竜に触れていました。触れるうちに少年の指先は冷たくなってゆきます。少年よりも竜の体が冷たいせいでした。冷え切った鉄に触れると体温が奪われてしまうのと同じ原理です。しかし少年は、自分の体温が冷たい竜の体に奪われて馴染んでゆくことがとても喜ばしく思えました。自分の一部が、それがたとえ体温だとしてもこの美しく雄大な生き物の一部になっている。そう思うと、少年は嬉しくて仕方ありませんでした。 その日以降、少年は薔薇を捧げた後は時間が許す限り竜を撫でました。鱗は黒く艶やかで、けれど透かして見ると限りなく透明な不思議な色合いを持っていました。そんな鱗に覆われた竜の巨体に時には頬を寄せ、時には両手で抱きしめて少年は竜に触れ続けました。 そうして月日は流れ、少年は一人の立派な青年へと成長しました。帽子に押し込めていた菫色の髪は獅子の鬣のように豊かに長く伸び、風に靡くと紫炎が揺れ燃えている様を彷彿とさせます。か細い苗木のようだった体は逞しく育ち、まるで昔の神々を刻んだ彫刻がそのまま生きて歩き出したようでした。顔立ちには幼かったころの面影がありましたが、やはり随分と大人の男の顔になって、所々に酸いも甘いも知った荒々しさが垣間見えます。けれど両の眼窩に納まった黄金の瞳はあのころと同じ太陽の輝きを宿し、優しく暖かにその瞳に映るすべてを包み込んでいました。 少年だった青年は、かつてと同じように一輪の薔薇を胸元に携え竜のもとへとやって来ました。少年だった昔と何一つ変わらずに、青年はずっと竜のもとへ通い続けていたのです。薔薇の花を捧げた数は、もうわかりません。とにかく、たくさんの薔薇を青年は竜のもとへ来るたびに捧げ、そうして愛おしげに竜を撫でては名残り惜し気に去る。その繰り返しを続けてきました。ずっと微睡みのなかで揺蕩っている竜は青年に対して何かしらの反応を示すことは一度もありませんでしたが、それでも青年は構いませんでした。 青年は自分が竜へと向ける感情が愛であることを、このころには理解していました。大人になってようやく自分の感情に名前を付けて整理することを覚えたからです。初めて竜へと供物を捧げたあの日、青年はこの竜に恋をしました。地下へと続く長い長い階段を下りた先、松明と蝋燭の灯りだけで浮かび上がる巨大な何か。重々しい鎖に繋がれ囚われた黒い竜。薄っすらと開いた瞼の合間から海の底の色をした瞳で地下を眺めているのに何も見ていないことがわかるほど微睡みの中にいるその姿に、青年は子供ながらに胸を掻き毟られるような激しい感情を覚えました。 荒れ狂う大波に襲われて溺れてしまう。けれど、怖くもなければ辛くもない。むしろ、その波にのまれて溺れてしまいたい。その感覚が恋だと気づくのはもっとあとになってからでしたが、確かに青年はあのとき竜に恋をしたのでした。 今日も青年は竜のその体を愛おしげに撫で、慈しむように瞳を見つめ、いつまでも飽きることなく竜のそばにいました。一方的だったとしても青年は竜を愛していました。何も返ってこなくてもそれで構わない。愛し続けることさえできるのなら、他のものは何もいらない。そう思えるほどでした。  けれど、もしも何かを願うなら、そう他の人々が竜に供物を捧げて祈り、願うように自分もそのようにするのなら、青年はこの竜に愛を伝えたいと思ました。眠った竜にではなく、目覚めた竜に自分の想いを伝えたいと強く感じました。青年はこれまで竜に供物を捧げても何かを願ったり祈ったりしようという気持ちが起こったことはありませんでした。竜に会って触れることができる。それだけで青年の願いも祈りも満たされていました。 しかし、青年は自分の願いに気づいてしまいました。この竜に愛しているのだと伝えたい。この溢れんばかりの愛で包み込んでやりたいと、そう思いました。だから青年は初めて祈り、初めて願いました。この竜を、この美しい生き物を心の底から愛している。眠り続ける愛おしい命に、自分の愛がどうか届くように。そう願いを込めて、青年は初めて竜に口付けました。 するとどうしたことか、竜の瞳が見開かれて深い海の底をした瞳に鮮やかな光が宿り始めました。青年は驚きながらもその瞳を見つめました。竜も青年を見つめます。竜の意識が、そこに確かにありました。死のような眠りの底に横たわっていた竜が、まるで泡粒が海面を目指すかのように現実へと浮上してくる様子が青年には感じ取れました。 「きみを、愛している」 そう囁いて青年はもう一度、竜に口付けました。それは、世界で一番優しい口付けでした。青年が口付けた場所を発端に、竜の体からまるで花吹雪が舞うように鱗が弾けてゆきます。美しい竜の鱗がまるで雪の結晶のようにも、舞い散る花びらのようにも、そして恵の雨のようにも見えながら青年の視界を覆いつくしてゆきます。 すべてをかき消すように竜の鱗が青年の視界を奪ったのち、霧が晴れたようになるとそこにいたはずの竜の姿が消え、代わりに青年と同じ年頃ほどの男が裸で蹲っておりました。青年は供物の山から適当な織物を見繕って、その男の体にかけてやりました。そうしてまだ覚醒しきっていないのか、ぼんやりと項垂れる男の顔を覗き込みました。美しいつくりの顔の中に、深い海の色がありました。間違いなく、竜の瞳の色でした。この男は、青年が愛した竜でした。 青年は竜が人の姿になったことにも驚きましたが、その姿が竜のときと同様にとても美しいことに感動もしていました。青年が愛した黒い竜。その美しさが人の姿に宿るなど、ありえることなのか。しかし事実、目の前にその人はいる。深い肌の色は上質なチョコレートのそれに似て、しかし手触りは鞣革のように柔らかで張りが��りました。黒い髪は艶やかに光り、耳にかけてやると流れるようにするりとした感触で指の合間をすり抜けます。四肢は長く伸びやかで立てばきっと青年よりも大きいのでしょうが、今はまだ小さく折り畳まれたままです。竜の姿の名残りがそこかしこにありながら、それは紛れもなく人の姿でした。ただ異様なほどに美しいだけです。 「竜が、逃げる」 誰かの声でした。きっと竜が人に変わる様子を見ていたのでしょう。竜が眠る地下空洞はいつ何時でも祈り、願えるように開け放たれていました。だから青年以外の人間がいても不思議ではないのです。その誰かの声を皮切りに、その場に居合わせた人々の疑念や不安が声になって表れ始めました。この街は囚われた竜がいる街。どうして囚われているのか理由は知らずとも、竜を逃すことが許されない街。人々の感情の行き着く先は、決まっていました。 「竜を逃すな!」 また誰かの声でした。もう誰が何を語り、何を悲しみ、何を叫んでいるのかわかりません。青年にわかることは、このままにしておけば人の姿に変わった竜は再び重い鎖に繋がれて地下に囚われることだけでした。竜はもう充分に長い時間この地下に囚われ、他者の祈りと願いを聞き続けてきました。そんな竜を再び捕らえて暗いこの場所に押し込めることが、青年にはできませんでした。たとえそれがこの街の決まり事だとしても、愛しい竜をそんな場所に置き去りにはできません。 青年は竜を抱えて立ち上がりました。竜はお世辞にも軽いとは言えませんでしたが、家業の牧畜を手伝っている青年には重いわけでもありませんでした。牛や羊に比べれば軽く、山羊や鶏に比べれば重い。その程度のことでした。そのまま騒ぎ立てる人々の間を全速力で走り抜けます。青年はこの竜を連れて逃げることをすっかりと心に決めていました。そして竜のために何もかもすべてを打ちやる覚悟もしていました。竜のためになら自らの人生を捧げてしまえる。竜に捧げる供物は自分なのだと、青年はそう思いました。 後ろから人々が追ってきます。罵声が飛び、恐怖に震える嘆きが聞こえ、青年を恨む言葉も聞こえます。憎まれても呪われても構わない。街の人々すべてを敵に回してでも、青年は竜をこの地下から救い出したかった。腕に抱いたぬくもりがあるかぎり青年は追われ続ける道を自ら、選びました。 青年は走り続けました。街は広く、また高く堅牢な城壁に囲まれています。ここから出るには東西南北それぞれに作られた門のどれかをくぐるしかありません。しかし青年が門をくぐるのが早いのか、それとも竜を連れ出して逃げたことが知れ渡り門が閉じられてしまうほうが早いのか、誰にもわかりません。だから青年は走り続けました。竜を抱えて走りました。そして一番近い門に辿り着いたとき、それは閉じられる間際でした。門番たちは皆、一様に興奮していました。竜が逃げ出すという一大事に誰もが浮足立ち、またその事実が本当なのかそれとも嘘なのか、それよりも竜が逃げだすと何が起こるのか、そんな混乱に振り回されていました。 青年は門番たちを薙ぎ払うようにして体ごと、門が閉まるぎりぎりの隙間に体をねじ込みました。失敗すれば青年も竜も門に挟まれて死んでしまいます。それでもその一瞬に賭けました。そしてその賭けに、青年は勝ちました。門番たちは青年の姿が門の向こう側に消えてゆくのを眺めているしかありませんでした。門は、二人を城壁の外へと逃して固く閉ざされてしまいました。壁に作られた見張り塔の上から街の外を監視していた門番だけが、竜を抱えた青年がそのまま広い平野のその先へと駆けてゆくのを見ましたがその姿も地平線の彼方へと消えてゆきました。 それ以来、二人の姿を見た者は誰一人としておりません。また街がどうなったのかも、わからないままです。
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