Tumgik
#色々恵まれてもいると思うし、 愉しい事も嬉しい事もたくさんあるのだけど、 それでもたまに何が愉しくて生きているのだろう?
sesameandsalt · 10 months
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Take Me Out To the Ball Game - Music Video
#youtube#へへへ…流れ着いてました…🚣⚾️今生まれて初めて野球漫画(WBCの大谷君主役の)描いてて ユニフォームのシワと防具(道具)の省略の仕方とか勉強になっとりやす😂#う、嬉しい、実は、わたくしも、近藤選手🦊大好きで…(ちばあきおの漫画感とクリリン感がたまらんて)#野球漫画読んで下さる皆さま🙏とても優しく生きがいです#たまに「近ちゃんでずっぱり、他の選手も見たい」と言われてそれでも近ちゃんを出し続ける近ちゃん大好きマンこと私です#漫画を描くにあたりブックマークした写真大谷近藤コンビ一番多いです だって観てるだけで幸せになる… リヴァエレだったんか…!!#クリリンかと思ってたのに確かに 栗山監督ジーク、大谷君エレン(栗谷クサヴァージークみもあるが) 二人のヤバさを苦々しくでもきっと一番分かってる人間#近ちゃんリヴァイは頷ける!! WBCで分かったのは 大谷君がいかに近ちゃんが好きか 栗山監督と近ちゃんと野球出来て嬉しいって デカいからだで表現しまくってて#昔近ちゃんが面倒見てた、仔犬がものすごくでかくなって🐻🐺熊犬になって帰ってきた感 もたまらんです WBC優勝は近ちゃんなくしてはあり得なかった#来られなかった選手がいかに凄くても 野球の神様は栗山監督を通じて大谷君の為に近ちゃんを選びました (大谷君は近ちゃんの実家にはピンでも泊まるし )#色々恵まれてもいると思うし、 愉しい事も嬉しい事もたくさんあるのだけど、 それでもたまに何が愉しくて生きているのだろう?#と思う瞬間もある、しかし… POBIちゃまがこのような事を言うことがあるから 人生やめらんねえすわ! 無茶苦茶うれしい、#はじめてPOBIちゃまと完全一致同担と化したてこと?! 🥹 💖💖💖💖 同担拒否らないでほぢ!!
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nanaintheblue · 4 years
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春休み
雛が「明日の終業式さぼろうよ」と言い出したので、とりあえずは眉をしかめて「えー」と言ってみた。言っただけだ。 「式じゃん。式休むのはやばくない?」 「でも授業ないし、逆に、どうでもよくない? 『春休みのしおり』とかもらって、それでおしまいじゃん」 でも高二の最後の日だ。クラスメイトが惜しいとか全く思わないんだろうか。雛はふんと鼻を鳴らした。 「女ばっか38人、何が淋しいのよ」 「そうだね」 じゃあわたしも休む、と言った。雛はとても嬉しそうに鼻をくしゃっとさせ、「じゃあ駅に8時ね」 「早いなぁ、せっかくサボるのにどっちにしろ6時半起きしなきゃだ」 「だって、親にバレるじゃん、遅く起きたら。マックで時間つぶそ」 それもそうなのだった。雛は「じゃあ、明日ねえ」と言いながら廊下を走っていった。てらてらと不思議な色に光るリノリウムの床は、春の匂いでほんのりと甘ったるかった。 いつも通り母親がアイロンをかけた制服を着て、駅のマックに入る。「こっちこっち」と場所取りをすでに済ませた雛が、同じ格好でマックシェイクを啜っていた。 「春奈も買ってきなよ」 「うん」 コーラとチーズバーガーを頼む。席に持っていくと、「うわ、飯テロだ」と雛が本気で嫌そうに顔をしかめた。雛はすでにアップルパイとマックシェイクを食べ終えたところだった。 「じゃあ二口あげる。席代ね」 「やった」 両頬のえくぼをくぼませて雛が笑う。真ん中のすきっ歯があられもなく覗けた。ラッキートゥース、と言うらしい。「あたしは治したいんだけど、ママがそんなのいいでしょ、幸運のしるしなんだからって矯正やらしてくれないの。ケチだから」といつも口を尖らせている。 アイラインを引いても潰れない広い二重幅、くるんと丸まった長いまつげ、つんと上向きに尖った小さな鼻、さくらんぼのように可憐なくちびる。雛はお人形のように整った顔をしていて、唯一、歯の隙間だけがコンプレックスだと言う。 「これさえ治せば完璧だと思わない!? 佐々木希だって武井咲だって歯並び治してから売れたんだよぉ」 そんなことを臆面もなくつぶやく。わたしは雛のそういうところが好きだ。 わたしたちは中高一貫の女子校に在籍していて、それぞれ違う意味ではみ出しものだった。雛は容姿が優れすぎて、それ自体は女子校では武器になりうるのに、雛はそれを卑下したり隠そうとはしなかった。異端であるほど美人であることに気づいていないふりをせず、「あたしって可愛いから」と言いまくっていたら雛はいつのまにか学年のなかで浮いていた。もし雛が対して可愛くない、70点くらいの容姿だったら「冗談」とか「面白い女子」としてかえって人気が出たかもしれないのだけれど、  雛はそういった発言が冗談にならないほど、恐ろしく綺麗な顔をしていた。スカートを短くして、髪を綺麗にポニーテールに結った雛がつまらなさそうにスクバを揺らしながら廊下を歩いているところを中学からよく見かけた。美人には孤独がよく似合う、ひそかにそう思った。 一方のわたしは、単純な理由で浮いている。お金持ちの女の子が多いなかで、わたしの両親はごく小さな蕎麦屋を営んでいる。それが知られてわたしは学校で「麺棒」と呼ばれるようになった。わたしがひどく痩せっぽっちだったことも含めての揶揄だった。雛がいう「ママってケチなんだよ」「あーお小遣い足りない」と言う発言とは全くレベルが違う。わたしはみんながコチャコチャいじっているスマホが毎月6千円から1万円近くかかるものだと知った時卒倒しそうになったし、雑誌や本はもっぱら図書館、通学鞄は中学一年生のときから使っている黒い無地のリュック。お小遣いは、月に1万円もらっていると言う雛には「うちは5千円」と言ったけれど、本当は2千円だった。それが恥ずかしいと言うよりも、一か月を2千円で十分まかなえている自分が恥ずかしかった。わたしの生活は、みんなよりずっと彩りに欠けるのだろうか。 雛と仲良くなったのは必然とも言えた。高校一年で初めて同じクラスになったとき、「やっと」と思った。それは彼女も同じらしかった。 「春奈ちゃん、あたしと徒党組もう」 初日に朝礼が始まる前にわたしの席に来て宣言された。間近で見ると、改めて整った顔立ちの女の子だった。中学の頃はもっちりと柔らかそうな頬が彼女を魅力的に見せていたけれど、背が伸びて少し痩せた雛はどこか少年っぽさもあり、頬骨のラインに意味もなくどきどきした。 「徒党て、なにそれ」 「いいから、一年あたしと契約しよう。体育のペアとか、遠足のグループ分けとか、学校の中で生きてる限り面倒くさいことが目白押しじゃん。違う?」 容姿に恵まれている人は頭が悪い、と言う偏見を持っていたわたしはかすかにそんな自分を恥じた。話してみれば雛ほどクールで頭の切れる同世代の女の子はいなかった。 「いいよ」と簡単に答えた。「じゃ、また」とスカートをひるがえして席に戻る雛の、膝の裏の白さが眩しかった。 それ以来、わたしたちはずっと一緒にいる。もし来年高校三年��クラスが別れても、一緒にお昼を食べたりするだろう。 「ねえ、今日何する?」 なんかんだ優等生のわたしは、風邪でも忌引きでもないのに学校を休むのは初めてだった。雛はときどき生理痛で休んでいた。本当に「生理痛」ではない時もあったみたいだけれど、それをいちいち突っ込むほど野暮じゃない。 「鎌倉」 「え? いいけど脈絡なさすぎ」 すると、春奈はひらりとSuicaを振ってみせた。 「定期拾ったの。それが鎌倉行きだから、鎌倉」 わたしは普通にあきれた。 「犯罪じゃん。ばっかじゃないの」 「いいの。こんな大切なもの落とす方が悪いよー」 ふひ、と雛はアニメの悪い子供みたいに笑ってみせた。「はいはい」とわたしは深く追及するのをやめた。 「どうせ混んでいるから」と雛に引き止められるままだらだらマックで時間を潰したあと、ようやく駅に向かった。もう明日から春休みとは言え、何食わぬ顔をして  制服で街にまぎれるのは痛快とほんのりとある恐怖で足取りがふわふわした。 横須賀線はひどく空いていた。「1時間かかるって」と雛が乗り換えのアプリを見ながら言った。 「遠いねえ」 「そりゃあたしたち、船橋から出て来てんだもん」 ふわあ、と雛があくびを漏らす。目の前のサラリーマンが雛にちらりと視線を投げかけているのがわかった。せわしなく目が動いている。気づかれないようにしているのだろうけれど、美人を盗み見ている男ってなんて品がないんだろう。 「明日から何するよ、春休み」 「普通に予備校行くかな。短いし、課題多いし。わたし推薦狙いだから小論文の課題も出てるんだよね」 「楽しみのない春休みね」 「雛はどっか行くの? 去年ドバイ行ったとか行ってなかったっけ」 「あー」 雛は低く呻いた。「行かないんじゃないかな。パパ超絶忙しそうだもん。ママもサロンの友達とどっか行くんじゃないかな」 「へー」 大学教授をしている雛のお父さんの趣味はよく海外でも学会に呼ばれるそうなので、雛や雛のママもよく旅行がてらついて行くのだと言う。「上海行って来た」と冬に雛がくれたのは、お揃いのチャイナドレスだった。とりあえず一緒にプリクラを撮って「あげます」と言う置き手紙を置いてその場に置いて来た。2人には大きすぎて、引きずるような丈だったのだ。 「ねえ、鎌倉って何あるの?」 「えー、あたしもよくわかんないや。大仏とかじゃん?」 「ダッサ」 ケラケラ笑っていたら横のおばさんににらまれた。雛が「この時間、やっぱり年寄りしか電車乗ってないね。あの世行きだったら超やばいんだけど」などと言いだしたので、肘のあたりを叩いた。愉快だった。 「春奈、どうしよう。彼氏が別れたいって言ってる」 弱々しい声で雛が電話をかけてきたのは、先週の土曜日の午後だった。内出血のような重々しい雲が空を覆っていたので、わたしはめずらしく予備校に行かずに家で自習をしていた。 「どうしたの? 電話する?」 「ううんごめん、彼氏から電話かかってくるかもしれないから、メールでお願い。来年受験生になるから雛も勉強したほうが良いよだって。どうしよう、もう最悪だよー」 涙を流した顔文字が3つ並んでいた。女子校であるからして普段話す異性は先生と父親くらい、という子が多く、わりかし恋におくてな女の子が多いなか、雛は中高で四人の男の子と付き合ったという。そういうことを隠さないところを含めて、色恋に事欠かさないような女子高生であることが、雛が学校で浮いている原因の一つだった。 「受験なんか関係ないじゃん、雛は内部受験だし。そう言いなよ」 「ううん、あたし外部の共学に行きたいの。そしたら、『男と遊びたいの?ビッチだな』って」 思わず鼻で笑ってしまった。 「そんな心の狭い男捨てなよ、最低。雛が共学に行って男の子に言い寄られるのがやなだけじゃん」 「でも別れるのはイヤなの。いまの彼氏のことはほんとに好きなの。どうしたら説得できるかな」 結局、メールしているうちに雛の彼氏からラインに不在着信があり、「電話してくる」で音沙汰がなくなった。夜になって、「なんとか持ちこたえたよ」とダブルピースの絵文字が届いた。ダブルピースの絵文字だけを返した。 あれからどうなったのか、学校で訊いたりはしていない。 「今ごろみんな体育館かなあ」 「だねー。ダル〜って思いながら校長の話聞いてるんじゃない?」 「じゃ、行かなくて良かったね」 「ね!」 雛が極上の笑みで笑う。雛が全力で笑うと、比喩ではなく本当に花がほころぶみたいだ。 (あの子よく雛とつるんでるよ、顔面偏差値の高低差ひどすぎ) (雛もわかってて麺棒を選んだんじゃないの。引き立て役) 雛と一緒にいるようになって、女子か、と突っ込みたくなるほどテンプレな陰口ならいやほど叩かれてきた。確かにわたしはちっとも雛とは釣り合っていない。色白顔の瓜実顔に針で引っ掻いたような細い一重、唇はぽってりと分厚い。手足は棒っ切れみたいに細く、可愛らしい女の子ではない。 まだ友達というより「徒党」感が強かった頃、こらえきれずに雛に鬱憤をぶつけてしまったことがある。雛に誘われて、池袋まで出て遊びに行ったのだった。雛より際立って美しい子はいなくても、思わず目を伏せてしまうほど綺麗な子や派手に化粧を施したギャルはわんさかいた。そんななか雛に手を惹かれてゲーセンだのPARCOだのカラオケだのに連れて行かれ、雛が声をかけられることはたびたびあっても、わたしに視線が向けられることはなかった。さすがにいたたまれなくなって、カラオケの個室で言った。 「雛、恥ずかしくないの?」 「何が?」 「わたし、雛みたいに可愛くないからさ」 口にした途端、わっと顔に熱があつまった。勝手に卑屈になってひねくれているのは自分だというのはわかっていても、こんなことを言わせる雛の美しさが憎らしくなった。 雛はきょとんとした。 「え?あたしより可愛い子なんてそうそういなくない?」 「いやあのそういう意味じゃなくて!雛に及ばなくても、わたしがもっと美人だったら、って、そういう」 何も「そんなことない!」とか「春奈も可愛いよ、何言ってるの」だの女子特有の慰めを引き出したかったわけじゃない。断じて。ただ、雛にわたしの屈折をぶつけたかった、ただのエゴだった。けれどあまりに想定外の返事が来て、頭に熱がこもるのがわかった。わーっと早口になってもごもごしていたら、雛は「えー」と困ったように笑った。 「まあ確かにあたしレ ベルと比べちゃうと劣るけどさ、春奈ってちゃんと顔立ち整ってるよ。パーツパーツは地味で目立たないけど、位置のバランスはいい感じだし。日本画みたいだなって中学のときから思ってた」 女医が患者をチェックするみたいな冷静な口調で言われ、思わず「ぶははっ」と喉を仰け反らして笑ってしまった 「何それ予想外の反応すぎるよ!冷静すぎ!」 「え? 何? なんなの」 雛はきょとんとしていた。自分たちの温度差にまた笑えて、じんわり涙がにじんだ。 雛は多分、最初から、誰のことも容姿で分けたりしていない。そう思った。誰よりも容姿のことで振り分けられたり勝手な期待を持たれたりしただろうに、なんて素敵な子なんだろう。そして、「顔がうんと綺麗な人」としてしか雛のことを見ることができていなかったことを心から恥じた。 この子と友達になれてよかった。そう思えて心から嬉しかった。 電車が駅名をいくつ過ぎた頃だろう。雛が「あのさ」と小さな声で言った。 「あたしって綺麗じゃん」 雛のこういう口ぶりにはなれているのだけれど、静かな口調とそぐわない内容だったので思わず噴き出した。 「何。真面目に聞こうとして損した」 「違くて! なんか、それって、『足が速い』とか『数学が得意』くらいのことだと思うのね、あたしは」 「うん」 騒音のなか、ポソポソと言葉を並べる雛の声は聞き取りにくい。顔を近づけて、耳をそばだてて言葉を待つ。 「足が速い子は陸上部に入ったり、数学好きな人は理系に進んでバリバリ研究とかするじゃん。そんで、綺麗なあたしはそういうふうに、ふるまうわけよ」 「うん」 自分で言うんじゃないよ、といつものように突っ込んでも良かったのだけれど、雛の声はいまにもちぎれてしまうんじゃないかと思うくらい、かぼそかった。 「でも、それをおかしいとか、ナルシストとか自意識過剰ってぐちぐち言う人も、いるじゃん。あたし、女子校なんか受験なんかしなきゃ良かったよ」 「あー、そうかもね」 電車が停車し、たくさんの人が降りていく。視界がひらけて、車窓の向こう側が見えた。すぐにたくさんの人が乗り込んできて、見えなくなってしまう。 「顔が綺麗じゃなきゃよかったなんて絶対それは、思わない。それは違うから。……でも」 怖くて雛の方を向けない。黙って手を握る。赤ちゃんみたいに汗ばんであっつかった。逃げようとするのを掴んで自分の手と強く結ぶ。 「あたしはただのあたしなのになってよく思うよ」 電車が走りだす。雛と仲良くなる前のわたしは、とても綺麗な雛がそんなふうに悩んだり傷ついたりしているなんて少しも信じていなかっただろうな、と思った。 鎌倉に着く頃には、終業式は終わっているだろうか。 ふいに青いものが景色の向こうに見え始めた。「あ、海」と言うと、「まじでっ」と雛が跳ね起きた。よだれがくちびるの端を濡らしている。 「えー……普通に綺麗」 「海見ながらごはん食べたいよね」 「それいい、コンビニでおにぎりと飲み物買って食べよ」 色鉛筆で薄く塗ったような水色が見え隠れしている。一気に非日常感が強くなって、胸が弾んだ。 「お腹すいた。マジ眠い」 「あと15分くらいだと思うよ」 「本当に? 長かったー、尻痛いよぉ」 首をポキポキ鳴らしながら雛が首を回す。 「そういや定期ってどこで拾ったの」  へ、雛が動きを止める。 「どこって……家」 「はあ?」 それ以上は言わず、雛はまた目を閉じ、わたしの肩にすうととても自然に頭を載せた。眠っていないのは肩から伝わる気配でわかっていたけれど、重みと熱が心地良かったから黙って載せていた。柔らかい細い髪が電車の震度に合わせてさらさらと揺れていた。 鎌倉駅を降りると、観光客で賑わっていた。 「ねえ、ノリで降りちゃったけど海までどれくらいかなあ」 「15分くらいだってさ」 派手な旗を立てているしらす丼の店をしり目にコンビニに入っておにぎりとリプトンを買った。 朝はそうでもなかったのに、陽射しが強くて思わず目を細める。ヒートテックなんて着てこなければ良かった。「あちー」と雛が手で庇を作っている。 「海、サーファーばっかだろうねえ」 「だろうね。ナンパされたらうざいなあ」 「制服だしね。人いなさそうなとこ探そう」 陽射しの強さのせいと電車の眠気のせいで口をきくのも億劫だった。ぺったんペったんとローファーを引きずるようにして道路を歩く。サーフボードを担いだ男たちが次々にわたしたちを追い抜いていく。 「海きれー」 「ね。晴れててよかった」 「なんか、海来ると時間の経ち方変わるよね。時計見なくなるからかなぁ」 「ゆっくりになるのに、帰る頃には『えっもうこんな時間!?』ってなるやつね」 「う〜ん、超気持ちい」 会話が間遠になる。空が視界のぶんだけ広くて、水でたっぷりと薄めような透き通った青だ。 「あのさー」 「ん?」 風で髪が煽られ、結んでいない雛の長い髪がほつれながら舞い上がる。 「定期拾ったって言ったじゃん。あれ、彼氏のなの」 「えっ?」 「別れたの。彼氏の家を出るとき、最後に玄関にあったSuica、かっぱらっちゃった」 けろりとした口調を心がけているけれど、雛の目はほんのりと揺れていた。 「最後に、やなことしてやろうと思ってさ」 ばばばばばば、とバイクが後ろから追いかけてきてわたしたちを抜き去る。ぶわん、と前髪が持ち上がったのを手のひらで押さえた。 「でも、鎌倉ってこんな綺麗なところなんだね。なんか、思ってたのと違う」 「そうだね。わたしもちゃんと来たのは初めて」 「あーあ。毎日こーんな綺麗な海見ながら通ってたのか。かっこいいわけだよな。はーあ」 雛が目元をそっとぬぐう。バレエの所作のような、鳥が羽を広げるような、さりげなくて美しいしぐさで、思わず見とれた。 涙の跡でひとすじ、濡れて光っている。 「ちゃんと好きだったんだけどさ。あたしがナルシストっぽいところがなんかずっと嫌だったんだって」 「なにそれ! 雛が美人なのは誰が見たってそうじゃん」 「そうなんだけど、『あざとくて、計算高いのがいやだ』だって。はーあ。こんな綺麗なのに『そんなことないですう』とかってぶりっこする方が性格悪いっつうの。そんなのばかばかしくて絶対できないよー」 「そうだよ。そんな男つまんないよ」 「あ〜。うん、そうなの。そうなんだよ」 でも、と雛がわたしを振り向く。水があふれてこぼれるように、雛の長い髪が肩からさらさらと落ちた。 「好きだったの」 うん、とわたしは雛の手を握る。汗をかいて、しっかりと熱い。 「大丈夫だよ。雛」 「うん」 「おにぎり食べよ。どっかベンチに座って、海見ながら食べよ」 「うん。食べる」 小さな子供のように雛が心細そうな顔をしてわたしに寄り添う。美しい雛に簡単に男が見惚れて近づいてこないよう、わたしは背をピンと正して、彼女の隣を歩く。 2019.5
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heyheyattamriel · 4 years
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エドワード王 三巻
昔日の王の一代記、三巻
教訓
黄金の日々は足早に過ぎました。エドワードはほとんどの時間をもっぱら両親の仲間と過ごしていました。彼はほかに数人の子供に会いました。誰も彼らの木には住んでおらず、ウッドエルフの主人と、奇妙な組み合わせでも愉快なモラーリンの6人の仲間だけでした。不遜だ、とエドワードは思いました。ダガーフォールでは、彼らがモラーリンとアリエラを絶えずからかっているように、彼の父に話しかける王宮の者も召使いもいません。でも、彼らは召使いでも王宮の人間でもないのです。ただの…仲間です。一人だけがダークエルフでした。カジートの女性と、ウッドエルフの二人は兄妹で、モラーリンよりも大きなノルドの男性、奇妙な見た目のトカゲのような男性は、彼のシュッと言うようなアクセントのせいで、エドワードは彼が何を言っているのかちっともわかりませんでした。ノルドの男は「モラーリンの奴隷」、あるいは単に「奴隷」と短く呼ばれていましたが、モラーリンはいつも彼を「私の奴隷」という意味の「マッツ」と読んでいました。マッツはみんなの武器を手入れし、夜に燃やす火の薪を集めていました。でも、他の人たちが木を運ぶのは珍しいことではありませんでした。モラーリンは必要があるか、そうしたいと思った時にはよくマッツの斧を借りて木を集め、薪を割っていました。
彼らは大抵の時間を、三々五々森の中や平原をうろうろして狩りをしたり、食べ物を集めることに費やしました。普段、モラーリンとアリエラとエドワード、シェイドは一緒にいました。彼らは狩りのために���を持って行きました。エドワードがモラーリンに射撃を教えてほしいと頼んだ時、彼は同じように上手に撃てる母に頼むように言われました。そして、端正なアヒルを撃ち落としたのは母の矢だったのです。二本の矢が当たり、彼らはアヒルの方に走り寄りながら、どちらの矢がアヒルを殺したのかを言い争っていましたが。
「まったく!」モラーリンはおしりに刺さった黒い矢羽根のついた矢を引き抜きながら強い口調で言いました。「君と結婚する前、私がどうやって食べ物を調達していたんだかわからないよ」
「お仲間がいたじゃないの」
「ああ、ウィローとビーチに出会う前は、マッツとミスと私はみんな餓えていたよ。」モラーリンは歯で彼の黒いダガーを抜くと、動物の体の皮を剥ぎ始め、そばに来て見るようにとエドワードを���びました。「動物のことを学びたいんだろう?」
「生きてるやつだよ」エドワードは味気なさそうに言いました。彼の上品な母は、熱心に皮を剥ぎ取っていました。
「食うとは人をこうもタフにするものだね」ダークエルフが言いました。「マントを貸してごらん。運びやすくまとめてあげよう」
「僕は王子だ、荷運び馬じゃない!」
「今晩腹ぺこになりたくなければ、自分の食い扶持は自分で運ぶんだ」エルフは彼の得意なユーモアを失っていました。
「やらないよ。僕は食べない。僕に強制なんかできないよ」
モラーリンは背筋を伸ばし、その言葉について考えているようでした。「私が強制させられないって?」彼は挑発するように言いました。
「エドワード、お願いよ―」アリエラが彼に助け舟を出します。
「教えてくれないか、王子さま。では、自分が食べる肉を自分が運ばないなら、どうやってそれを食卓に乗せるのかね。王子が肉を運ばないなら、確かに王と女王も肉を運ばないだろうね…王子が王になるのは、能無しから脱却した時ではないのかね?」
「召使いがいるよ!」
「蟻に給仕させるか?それは名案だ。人間にしか考えつかない妙案だよ!蟻は運搬が得意だからな、メモしておこう。そうは言っても、私は彼らに言うことを聞かせる技を知らない。おそらくお前は教えられるんだろうがね」
「召使いだよ!ここにいるマッツみたいな!」エドワードは叫びました。彼はからかわれるのが大嫌いでした。マッツと他の仲間たちもやってきて、彼らが獲物の上でどなり合うのを聞いていました。
「マッツ?お前は私に鹿の肉を運ばせることもできないと思っているのに、マッツにはそうするように命令できると思うのか?」モラーリンはブロンドの巨人を見上げました。「さて、百聞は一見に如かずだ。マッツ、鹿を運べ」
ブロンドの男は頭を掻き、思慮深げに顎を引き締めました。「閣下、これ以上の名誉はありません…が、大きな鹿ですし、背中の古傷が痛んで…もう少し小さいのを仕留めていてくだされば、できたと思うんですが」
「さて、王子、何か言うことは?」
「あなたが彼を懲らしめるんでしょ」
「何のかどで?かけっこでは勝てるよ。マッツ、私があの樫の木に先に着いたら、鹿を運ぶんだぞ」マッツはゆっくりと首を横に振りました。
「あなたとのお約束はヒーラーとしての約束でした、旦那様。それ以上の訓練を積むまでは、あなたの相談事に干渉することを控えても、許して下さるでしょう。棒で打ち据えてもマッツの背中の傷は良くならないと判断します。もちろん、間違ってるかもしれませんが」
「シルク、お前が鹿を運ぶんだ」
「私がですか?旦那様。すみません、ちょうど思い出したんですが、私は天国の女王ディベラの5番目の家の4番目のいとこなんです。私の立場では、何かを運ぶことを禁じられています」
ウィローとビーチは、ジョーンの月が上がっている間は、いかなる動物の部位も運んではならないとメイジから禁じられていると主張しました。
「王子、このルールが本当にわかるかね?これが人生をとても不便にしているように見える。我々は鹿を焼くために木を運ぶことができる。何時間もかかるし、ここで野宿することになるがね。部分によっては生肉を食べることもできるが、その選択肢を魅力的に感じるほど、私の胃袋はまだ空っぽじゃない。アリエラ、聞いてもいいかな?ハイロックの人たちは、どうやって肉を食卓に乗せるんだね?」
「旦那さま、私がそこにおりました時に確信を持っておりますけれど、魔法を使っていたようですわ。召使いがいましたが、彼らはとてもイライラさせるし、怠惰で、役に立つ以上に手を焼かされました。エドワード、私の坊や、この決まりが当てはまるのはハイロックだけかしら?」
「そうだと思う…」
エドワードは、自分の分の肉を背中に乗せて運びましたが、彼は不平を言いませんでした。そうしてこの件は丸く収まり、その夜の食事はとても楽しいものになりました。でもその数日後には、もし仲間たちが彼が何か運んでいるのを見かけたら、彼らは心配そうにハイロックの王子はそんなことまでするのかと尋ねることでしょうね。
「マッツが召使いじゃないなら、どうしてみんな彼のことを『モラーリンの奴隷』って呼ぶの?」エドワードは眠たくなるようなある日の午後に訊きました。
「まあ、彼は私の奴隷だ。私は彼にお金を払った。ミスと私が持っていた有り金全部をね。リーチ・パース砦の近くで、男が彼を打ち据えているところに行き合った。彼は死にかけているように見えた。ミスと私がやめさせようとすると、その男がマッツは逃げ出した奴隷で、彼はマッツに何をしてもいいのだと言った。それで、私は自分の金を投げ出して、これを持って立ち去れ、さもないと私が手に負えないような殺し方をしてやると言ってやった。彼は後者を選んだ。だから、私はマッツに主人の遺産としてその金を持って、好きなところに行けと言ったんだ。彼は我々に同行することを選んだ。だから、我々は彼の主人と金を埋葬して、それ以来マッツは我々と一緒にいる」
「マッツがそうしたいと思えば出ていける?」
「もちろんだ」
「あそこのベリーをちょっと摘んで来てもいい?」エドワードが尋ねると、モラーリンは頷きました。
アリエラは身体を丸めて横向きに眠っていました。モラーリンは木にもたれながら彼女の隣に座り、彼女の長い黒い巻き毛を片手でもてあそんでいます。彼の眼と肌は明るい日差しに弱いのです。シェイドは近くの太陽の下で身体を伸ばして眠り、彼の黒い毛皮が日光で銀色に輝いていました。エドワードは茂みの中をさまよって、明るい色のグローベリーを摘みました。今はどちらかと言えば鈍い灰色をしていますが、夜になると光るので、そう呼ばれているのです。もしたくさん食べたら、自分も夜光るのかしら、と彼は考えました。または、それを潰して果汁を集めたら…茂みが彼を捕らえました。やがて彼はその中を通るトンネルのようなものを見つけ、それに沿って早足で歩いて行きました。どこに出るのかと不思議に思いながら。
そのトンネルは、積み石の手前の小さな空き地で終わっていました。そこには穴が開いていて、中に何かがいました。エドワードは少し下がって、喉の中で小さな音を立てました。何かが身体を持ち上げて、歯をむき出して唸る牙のある顔を出し、地面に蹄のある足を乗せました。少年はゆっくりと後ろに下がりました。獣は頭を下げ、肩を怒らせて、突進に備えてその巨大な体を縮こまらせました。エドワードは茂みに身体を投げ出そうとしました…でもその場所はありませんでした…するとその時、信じられないことにモラーリンが彼の前に、獣と彼の間に立っていたのです。閃光が光り、衝突音がして、エルフは後ろに何フィートか跳び上がったようで、エドワードの目と鼻の先にしゃがんで着地しました。彼の剣が自分の意思のように飛び出すと、空気が笛のような音を鳴らしました。彼の周囲で空気が弾け、焦げたようなにおいがしました。そして、沈黙が訪れました。
「ここから逃げるんだ、坊や!早く!」
エドワードは、茂みに向かって走り寄り、彼を呼ぶ母の名を呼びながら逃げ出しました。彼女は彼を抱き寄せ、代わりにモラーリンを呼び始めました。答えはありません。すると、どうしたものか、エルフは無傷で、刀を鞘に納めてそこにいました。でも、彼の息は乱れていました。
「殺したの?けがは?」
「どちらもノーだ。シールドで防いだんだ。辛うじてな。お前は雌豚の巣に入り込んで出産の邪魔をしたんだ。運よく最初の一撃で充分だったようだが。敢えて言うなら、彼女はそのあとでも立ちっぱなしの敵を探すのに不慣れだった」
「どうして殺さなかったの?」激しい恐怖のあとで血に飢えたような気持を感じながら、エドワードは強い口調で訊きました。「母豚に対峙する時は、刀や、黒檀の剣すら選ばないだろう。多分、槍だ。長ければ長いほどいい。しかも、彼女を見逃しておけば、来年の今頃にはここに6匹の豚がいるだろう、運が良ければね」
「魔法の盾を作ったんだね」エドワードが目を見開いて言った。
「そうとも、シールドで防いだんだ。タフな老いぼれのダークエルフにいくつかかすり傷をつけて行ったよ」
「エドワード、命の恩人に感謝なさい」母が促しました。
「ありがとう」質問がいっぱいで心が忙しく、エドワードは自動的に言いました。どうやってこのエルフは彼の危機を知ったのでしょう?どうしてこんなに素早く移動できたのでしょう?
「わが子の命を救ったことに感謝する必要などない。ありがとう、シェイド」モラーリンが言いました。「その猫が、何かが起きていると教えてくれた」
エドワードは膝をつき、満足げに喉を鳴らす猫を抱きしめました。「大好きなシェイド。いつでも頼りにしてるよ」
「息子よ」 「私たちの息子」 少なくとも言い訳としては、その言葉は誇らしげに響きました。エドワードは少しの間混乱しました。これには説明が必要ですね。モラーリンが単にまだ彼のことをよく知らず、よく知らない相手に疑念を持つことに利益があると考える傾向があるのは気に入っていました。いずれは…でもその間は、それを楽しんでいたのかもしれません。それは…いいことでした。自分を誇りに思う父がいて、一緒にいることが好きで、色々なところに連れて行ってくれて、話しかけてくれ、耳を傾けてくれる。そして最も特筆すべきことは、そうしたい時は一人にさせてくれる。モラーリンは単に、バラードを作曲する時は、本当に一人でいることが好きなだけでした。
エドワードはビーチとウィローに母豚のことを話しました。「彼がそう言ったから逃げたんだ。わかる?そうしろって言ったから。他に助かる方法は思いつかなかった。だけど…」ビーチとウィローは注意深く聞き、ちらりと視線を交わして、彼らはそのことについて考えてみるだろうと言いました。
夕食後に火を囲んでいると、ウィローが小さなハープを取り出して秋の午後とベリーの喜びの歌を歌いました…モラーリンが少年をベリー摘みに行かせたことは除いて。彼らはその部分を勘違いしていました。モラーリンは鋭く座り直すと辺りを見回しましたが、他の者たちはその場からそっと暗闇に姿を消し、ウィローは彼を見ていませんでした。ミスはベリーを摘み、音を立てて食べるような身振りをしながら、小刻みな足取りで炎の明かりの中をぶらぶら歩いていました。モラーリンは頭を下げて唸りました。ミスは何かを見つけたようなパントマイムをして、嬉しそうにスキップしました。マッツの頭と肩が炎の光に閃きました。ミスが手を伸ばして彼を軽く叩き、マッツが牙で彼を切り裂こうとすると、金切り声を上げて後ろに飛びすさりました。巨大な牙と豚の鼻が彼の顔を飾っていました。ミスは大げさに怖がりながら両手で顔を覆いました。シルクは黒づくめで、火花のシャワーを散らしながら跳び上がって、ミスとマッツの間に降り立ちました。ジャーキンを後ろ前に着て、ズボンは膝の辺りまでずり下がっていて、靴を履いていませんでした。手を剣にかけましたが、マッツが突進してそれを宙に飛ばし、くるくる回って視界から消えました。マッツは四つ這いになって飛び掛かりましたが、ミスを取り逃がしました。でも、ズボンは破りました。ミスはマッツを追いかけて火の周りを回りました。シルクは片手に剣を持って、もう片方の手でズボンを引っ張りながらマッツを追いかけ、彼を剣で打ち据えました。
もう一人の人影が現れました。アリエラの青いガウンに身を包んだビーチの頭が、黒い長髪のカツラを乗せて突き出しています。ミスは彼女のスカートの後ろに隠れました。彼女がマッツを睨み付けると、彼は凍り付きました。シルクは彼の背中によじ登りました。ビーチは彼女の髪を後ろに払い、安心させるようにミスの頭をぽんぽんと叩きました。濡れた指で眉を撫でつけると、のんびりと弓を取り出し、狙いをつけて弦をはじきました。
マッツは飛び下がり、シルクの上に倒れ込んで、ガラガラと非常に真に迫った大きな音を立てました。ビーチとミスは、マッツの下でのびているシルクを無視して抱き合いました。モラーリンは、シルクが最初に飛び上がると笑いました。アリエラはビーチが現れるのを待っていました。彼女の頬に涙が流れています。モラーリンは身体を二つに折って大笑いしながら、木に拳をぶつけました。澄んだ笑い声の波紋と忍び笑いが広がり、金貨のシャワーが輪の中に落ちました。仲間たちは集まって、人間がするようにお辞儀をしました。
「もう一回、もう一回やって!」
「やめてくれよ!」モラーリンはまだ笑いながら喘ぎました。「母豚よりもお前たちはよっぽど私を殺しかけたよ!どうかお慈悲を!」
「また今度ね、素敵な皆さん…私たちの王には長い1日でしたもの。みんな、本当にありがとう」
街中が見ていたのでしょうか?エドワードは後ろを見つめましたが、すべてが暗闇に溶けて行きました。「本当のことじゃないんだ」彼は叫びました。「あなたは英雄だ。みんなあなたをからかったんだ」
「そう、そうだよ。そうだとも。特に最後がね。イェフレのお恵みだ、楽しかった!」
「みんなが見てたよ!みんなにもう一回やってもらうの?」エドワードは呆れかえりました。すべてが馬鹿馬鹿しく見えたのです。
「みんなにやってもらう?間違いなく何世紀もタムリエル中で何度も上演されるよ。でも、こんなにうまくやることはないな」
「でも全然あんなじゃなかったよ」
「もしマッツが―つまり、母豚がもう一度突進してきたらそうなっていたよ。アリエラの弓は私の貧弱な剣よりずっと効果的だっただろう。それに、彼女はモラーリンをカジートみたいに跳び上がらせたんだからね!」彼は指で眉を撫でつけるアリエラの特徴的な素振りをまねして、また長い間笑いました。「ああ、矢を見つけられなければ、彼女は獣を目だけで殺していただろうよ。マッツ、お前は彼女以上に母豚に似てるよ。大きいしな。誓ってもいい!ミス、この年を取ったごろつきめ、無邪気に見せられるのはお前だけだな」
「でも―ほんとじゃないんだ!」エドワードは抗議しました。
「坊や、真実は一つしかないと思っているのかね?今日、お前が見たことが真実かい?真実のすべてを見たのかな?何が起きたのかを。今夜お前が見たものは、見えていない真実の数々を照らし出したのだ。もしお前がそうしたければ…一生をかけてこのことを考えてみても、すべてを見ることはできない。それはずっと遠く、深いところに行って、私たちすべてを超えて、永遠の深い静寂へと、池の中の波紋のように広がっていくからね。何が起きたかは、真実の中のちっぽけな一部に過ぎない…一番小さな部分かもしれない。そして、お前が見たものは、やっぱり小さいんだ」
それでもエドワードは、王というものは、本当にもっと威厳を持つべきだと考えました。でも、口には出しませんでした。
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logosholic · 6 years
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おまグンタイアップツアー 感想
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前回のクレフェスのときは興奮しているうちに記憶が薄れて、文章に起こせなかったので、その反省を生かし、今回はちょっとでも記憶があるうちに文字に起こそうと、わざわざグンマにパソコンまで持ち込んだアホなオタクです。 もうすでに土曜日に出発したときのことが3か月前の出来事ばりに記憶が薄いのですが、頑張って書き起こしてまいります。
※ 当方、笠間さんのファンなので、笠間さんの話が多いのはご容赦ください。
そんなわけで参加して参りました、「おまえはまだグンマを知らない」タイアップツアー!
今回は天下のクラブツーリズムさん主催、近畿日本ツーリストさん企画の1泊2日群馬ツアー。 群馬と言えば、草津と学生のときに赤城山の裾野に合宿行ったくらいだなと思いつつ、開催月がお誕生日月だったので、よっしゃセルフ誕生日プレゼントだと息巻いて、ぼっち参戦をキメることにしました。
結果、グンマから生きて帰ってこれませんでした。 これを書いているのはグンマゾンビです。 おまグンの言うことは正しかったんじゃ。
行程としては、観光先や食事のタイミングなど、要所で笠間さんと梶原さんが登場し、一緒に過ごしてくださるとのことだったのですが、色々と当日知らされることやサプライズが多くて、いい意味で「聞いてないよ!!」という悲鳴をちょいちょい上げた二日間でした。 その極みがあれですね、1日目夕食の席での笠間さん・梶原さんとの2対2でのお話タイム。やると聞かされたときは完全にツアーで一番の悲鳴が上がったわけですが、いや上がらいでか。 ご本人とお話しできる機会なんで、お渡し会は10秒くらい、サイン会だって1分はないわけで、それが1~2分だというんですから、そりゃ悲鳴も上がります。 蓋を開けてみると、笠間さん・梶原さんが2人で客の目の前に座ってくださって、ひとりひとりにお酌と乾杯をしてくれるという、攻撃力アップと宝具威力アップとB威力アップと魔術礼装で単体攻撃力アップをかけたOC500% 単体B特攻宝具ぶっぱなされたレベルで頭がついていかない事態に。(FGO知らない人はスルーしてください。) お酌されるとは聞いてたけど、2回もしていただけるなんて聞いてないぞ!!!!!本当に本当にありがとうございました!!!!!
笠間さん、梶原さんのお二人には色々とよくして頂き、感謝の言葉しかありません。 ありがとうございました。そして本当にお疲れ様でした!!
観光としても、自分でグンマ観光してもルートに入れなそうなところに連れてって頂いてなかなか楽しかったです。(王道の観光地にあんまり行かないオタクなので…) めがね橋も白衣観音も時間の都合ですべてを見て回れたわけではないので、次に来るときにまた行ってみたいなと思いました。
先ほど、ぼっち参戦と書きましたが、実際に行ってみるとぼっち参戦の方は全体の約1/3を占めてました。 おかげさまで、なんだかんだぼっち同士楽しくつるんで行動したり遊んだりしてまして、ぼっちをエンジョイする時間というのはほどんどなかったように思います。 参加者も一クラス分しかおりませんでしたので次第にお互いの顔も覚えて何となくお話しするようになりましたし、最終的には何人かの方と名刺を交換させて頂きました(P特有の習性)。 ツイッターで繋がった方も沢山できて嬉しかったです。みなさん、次のイベントでお会いできることを楽しみにしております。
ちゃんと仲間広げましたよ、クラツーさん。 第二回もぜひよろしくお願いします。
以上感想の総括でした。 以下、記憶の喪失を恐れる長文オタクのだらだらしたメモです。 案の定とんでもなく長くなったので、興味がある方はお時間のある時にお付き合いください。 (ハイライトだけ見たい方はページ内検索で「!!!」を検索してください。大体私が狂って逆ギレしてるところが引っかかります。)
■行程の話 大体の行程はこんな感じでした。(時間は詳細覚えてないので適当です) 1日目    9:00 新宿出発    12:20 高崎駅で高崎駅発着の参加者を回収    13:30    伊香保で昼食(水沢うどん)     16:00 草津で湯もみショー見学 with 笠間さん・梶原さん     18:00 ディナーショー                      個別お話しタイム(←聞いてない)、質問コーナー(←聞いてない)、カラオケコーナー     20:00 上毛かるた大会                        記念写真撮影    21:30     1日目行程終了 2日目    9:00     宿出発    9:30     浅間酒造にてお酒の試飲と記念品手渡し by 笠間さん・梶原さん                   お買い物 with 笠間さん・梶原さん(←聞いてない)    11:30     めがね橋 観光    13:00     お昼 峠の釜めし                    何故かいる笠間さん・梶原さんと遭遇(←聞いてない)    14:30     白衣観音 観光    15:30     ガトーフェスタハラダでお買い物    16:30     高崎駅で高崎駅発着の参加者下車    19:50     新宿駅着
秋の行楽シーズン真っ只中に北関に向かったため、行きも帰りももろに渋滞に引っかかっていましたが、それ以外は支障なく動いていたような印象です。 見ていただくとお分かりかもしれませんが、観光とお2人の登場が交互に設定されていたので、なかなか普通の観光気分になれませんでした(笑)これはサウナですか?熱い部屋と冷水を行き来するサウナなんですか?心のぜい肉を落とせということなんですかね???
■新宿出発の話 集合場所は新宿のバスが入れるターミナルの一つでした。 私は行き慣れていない場所だったのでちょっと不安でしたが、着いて早々ツアコンさんに「グンマに行かれる方ですか?」と声をかけていただいて安心しました。 ツアー名を大声で読み上げないご配慮、嬉しかったです。
■1日目お昼の話 バスの隣の席の方とお腹すきましたね~なんてお話ししている頃に伊香保に到着。 水沢うどんを頂きました。コシが強くて食べでがあっておいしかったです。カシューナッツが入ったゴマダレというのもいいものでした。今度自分で試してみよう。 一部のオタクたちは一緒に出てきたてんぷらのきのこに反応(きのこの話は9月の黄昏古書堂のチャ限配信をご覧ください)するも、 ここまでは「なんか普通の観光みたいで実感ないですね~」なんて話をしていた記憶があります。 このときはまだ我が身に降りかかることなぞ知る由もなかった。
■すんごい寒かった話 お昼の時からなんとなく肌寒いかな~とは思っていましたが、草津に着いたらくっそ寒かったです。 道中立っていた外の温度計よると14℃とか。それは寒い!! みなさんバスから降りるなりストールを取り出して羽織っていました。 湯もみショーの列整理をしていたおっちゃんに聞いたら、草津はここの所毎日こんな気温だとのこと。 ちょっと調べが足りなかったなと反省いたしました。 なお、笠間さん・梶原さんはばっちり冬の恰好されていました。夜にお話を伺ったら前乗りしていたスタッフさんから事前に聞いていたそうです。あったかそうで何よりでした。
■草津 湯もみショー見学の話 
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湯もみショーでお2人と一緒って正直何やるんだ?まさか一緒に湯もみするわけでもあるまいと疑問符を頭の上に浮かべていました。 開場が始まると入口の傍にお2人の姿が。気付いた瞬間悲鳴が上がりました。そりゃ上げますわ!!! 梶原さんを生で見るのは初めてだったんですが、大きいしかっこいいですね!!予習にガクともチャンネルの上毛かるた回を見たはずなんですが、あれ、こんなにイケメンでしたっけ……?ぶっちゃけ別人かと思った。
中に通されると、奥の一段高いところにステージ、中央に湯もみ実演のためのステージ、それを取り囲むように客席が設置されていました。 適当に最前列の席に陣取ってカメラの調整をしていたら、まさかの笠間さん・梶原さんも普通に入場。他の一般のお客さんに混ざって客席に座った状態で、湯もみショーの見学スタートしました。 さっきまで観光楽しもうとカメラ弄ってたのに、もう気が気じゃない。湯もみ見たいけどお2人も気になってしまって集中できない。お二人の真正面と隣に座った方達大丈夫ですか。息してますか。 そして湯もみ体験コーナーではお二人の湯もみ姿も拝見できました。まさかの一緒に湯もみでした。ありがてえ。 湯もみショーが終わったところで、お二人のお見送りで会場を出て(湯もみに限らず今回めちゃくちゃお出迎えとお見送りされた気がする)ちょっと自由時間がありましが、お二人もそこらへんぶらっとしてたみたいですね。
個人的な話ですが、体験コーナーの前半が終わったあと、お2人は客席の後ろを通ってお見送りのために出口の方に移動されてたみたいなんですが、フォロワーさんの湯もみ体験の姿をほっこりしながら見てたら、急に後ろからめっちゃエエ声の笑い声が聞こえて本当に心臓止まるかと思いました。ええ。
■宿に着くまでの話 いやこれトピックにするほどの話かと思うのですが。 湯もみショーで読めていたトラップに見事にハマって既に若干疲れ気味のツアー参加者。一同はバスの中で近ツーのツアコンさんから宿に着いてからのレクを受けていたのですが、
J('ー`)し「皆さんこちらを楽しみに参加された方も多いと思いますが、」 (´-`).。oO(そうそう、ディナーショー歌うんだよな~!めっちゃ楽しみ~!)
J('ー`)し「お2人と1分間、お話しして頂きます!」
*゚Д゚)*゚д゚)*゚Д゚) ハァ???
き、聞いてねえぞ!!!!!いや、聞いてたら大変なことになってたけど!!!!!!!!この人数だから決まった話なのかも知れないけど!!!!!!聞いてねえ!!!!!!!!!!!ありがとうございます!!!!!!!!!!! いやもう面白いくらい、バスの中が一気に混乱に陥りました。これはしょうがない。人間だもの。みつお。 そして直前まで言わない近ツーさんにしてやられた感です。 なお、このツアー1番の悲鳴が上がった件はディナーショーのときに近ツーさんからバラされ、お二人に爆笑されました。
■ディナーショーの話 
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もう1分間お話しのネタ出しで頭がいっぱいで、宿に着いてから1時間、風呂にも行けず、お茶を飲んで落ち着こうとしたり、死期を悟って声オタの先輩にラインで助けを求めたりしていたわけですが、こういうときに限ってどういう訳だか時が経つのが早い。緊張で半分上の空で会場に向かいました。 会場は畳敷きの大広間で、スクリーンを中心にコの字型に足つきのお膳が並べられているという、絵に描いたような温泉旅館の宴会セッティング。ディナーショーという言葉でイメージするものとはちょっと違いました。 席に着くと、事前に注文がとられた乾杯用の飲み物が配膳されたわけですが、ここでふと気付く。ビールがビンで来たんですよね。いや、確かに中ビンって注文書に書いてありましたけど、ソフトドリンクもビンが多い。あ、これ会社の飲み会で見たことあるやつだ。挨拶にビン持って回るやつじゃんか。やべえ。やべえ予感がする。死期が近い。
そんなこんなでさらに緊張が高まる中、ディナーショーがスタート。 大体こんな感じの流れでした。
・おまグン 1話鑑賞 ・生アフレコからのドッキリ登場 ・乾杯 ・2対2のお話しタイム ・質問コーナー ・休憩 ・カラオケタイム ・〆の挨拶 ・退場
いやもうね!!!!!これ飯どころじゃねえよな!!!!!!! お膳にはこれまた温泉旅館感のある小鉢やらなんやらいろいろなお料理が並べられていましたが、もう完全に気もそぞろ。 笠間さんは何かとサプライズみたいな、こちらを驚かすのがお好きな印象があるのですが、登場からして開いた襖とは全く別の襖���ら勢いよく登場されて、開幕悲鳴が上がりましたからね!!マネさんの入れ知恵ですか!!ほんと有能ですね!!!!!
乾杯のあと、お待ちかねというか緊張の、運命のお話しタイム。 お二人がさっそく下手側のお膳の目の前に座って、ひとりひとりに飲み物を継がれて乾杯をされたわけですよ。 それを見てざわつく会場。会話の内容に耳をそばだてるのに忙しすぎて、完全に箸が止まっている周辺の席の人々。やっぱり注ぐのかよ!!!!!!と胸の内で悲鳴を上げるわい。悲喜こもごもの人間模様がそこにはありました。 近ツーのツアコンさんの「あと10秒です」「そろそろ終わりにしないと延長料金入りますよ」などのユーモア溢れるタイムキーピングに合わせて、結局一組2~3分はお話しさせて頂いたように思います。 笠間さんはとても気さくな感じでお話ししてくださいましたし、梶原さんも慣れない中で緊張されていたみたいでしたが、笠間さんにフォローされつつお話しを聞かせてくださいました。この距離感がまるで法事で大人になってから久しぶりに会った親戚の兄ちゃんと甥っ子みたいで色々と!お脳のあたりが!!大変でした!!!!! しかし、前回のクレフェスのサイン会の時は緊張のあまり黙ってしまう時間もあって悔しい思いをした。その轍を踏むまいと逸る気持ちを抑え、噛みそうになる舌と震えそうになる指をぐっと押さえて、今回は何とか普通の会話が!できた気が!す……る……???やったぜ!!!!! 貴重な機会を本当にありがとうございました。お話しできて嬉しかったです。注いで頂いたビールは最高に美味しい一杯でした。
もう胸がいっぱい頭もいっぱいいっぱいの状態で、質問コーナーに突入。 事前に参加者がバスの中で書いた質問用紙をその場でランダムに二人が引いて、そこに書かれた質問に答えていくという趣旨のものでした。 質問と答えの詳細はきっとグンマゾンビのみなさんがツイッターに報告を載せてると思うので細かく書きませんが、初めて聞く話も沢山あって楽しかったです。笠間さんは指先に気を溜めてガシャを引くらしいぞ。 笠間さんは適度にこちらのレスポンスを受けて話を深堀して頂けました。ありがてぇ。 梶原さんは自称コミュ障ということだったんですが、次第に空気感に慣れてきたのか、徐々に表情が柔らかくなっていって大変ほっこりいたしました(叔母目線。
カラオケの前に機材の準備で休憩タイムが設けられたのですが、その際カラオケで普段何を歌うかという話題になりまして、
笠「『アンバランスなkissをして』とか歌うかな~」 (反応する一部の参加者) 笠「当時、まだシングルCDがなくて、どこに行っても買えなくて。知ってる? これくらいの小さいCD(8㎝CD)」 (頷く一部の参加者) 梶「え、知らないです」
そ、そうか~~梶原さんの世代だと知らないんですね~~。目指せポケモンマスターとかだんご3兄弟とかそのサイズだったような。 (しかし参加者の世代がバレる案件だった)
この雑談が元で笠間さんは急遽披露する曲を『アンバランスなkissをして』に変更。笠間さんのサービス精神には本当に頭が下がります。 歌詞カードの準備がなかったのに、マネージャーさんが速攻で歌詞を検索してスマホを渡しておりました。さすがです。 マネさんいつもありがとうございます。お世話になっております。たそこしょで手だけ拝見しております。
カラオケはまず、歌は本邦初公開という梶原さんから。 曲はback numberの「ハッピーエンド」。(であってますよね?) 私は知らない曲だったんですが、めちゃめちゃいい曲でした。 いやというか梶原さん歌うま…!! 私はさっぱり音楽の素養がないんですけど、いやでも歌いだしから目が丸くなりました。正直光る棒が���しかった。 次回から光る棒持ち込みおっけーにしてくれませんか近ツーさん。
そしてお次が笠間さん。 無論とっくにしかと存じ上げておりましたがやっぱり歌が上手い。 もう圧倒的です。さすがです。こんな少人数の前で披露して頂けるなんて、なんて贅沢。言葉もありません。ゾンビなんで。
最後に言語野が消失していく中、ショーは終了していきました。 あまりにも贅沢な時間でした。
ところでこれ書きながら気づいたんですが、 宿で飯食いながらお酌してもらって楽しませてもらって歌まで披露して頂いて、 これってお座敷遊びってやつでは…???
■上毛かるた大会の話 
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おまグンタイアップということで組み込まれたこのレクリエーション。 グンマローカルかるたであるところの上毛かるたを3~4人ずつのチーム戦で実際にプレイしようという企画でした。 事前に勝ったチームには景品があると聞かされていたので、バスの中でも食事の席でも部屋でも、上毛かるたの予習方法や、おすすめアプリの情報交換が積極的に行われておりました。そう、戦いはすでに始まっていたのです。 かくいう私もガクともチャンネルで予習をするほか、ちはやふるを読んでイメトレを重ねておりました。
ディナーショーの余韻も冷めやらぬまま会場に向かうと、そこにはすでに座布団と並べられたかるたが。 わ~ちはやふるで見たやつだ~とテンションも上がって、席に着くなり早速目の前の札を覚える作業にとりかかる。最初の暗記が肝心だってちはやふるでも言ってた。
そうこうするうちに時間になり、グンマ出身の近ツー社員さん司会でルール説明がスタート。 実はこの方、ツアーにはこのときだけ参加されまして、おそらくこのカルタ大会のためだけにいらしてくださったのだと思われます。本当にありがとうございました。おかげさまではじめての上毛かるたを思いっきり楽しむことができました。
一通りのルール説明が終わってから、笠間さん・梶原さんが読み手として再登場。これまた贅沢なかるた大会です。 「30分休憩挟んだら空気感忘れちゃった…」とまた緊張モードに戻ってしまった梶原さんを余所にそこでようやく、今回の景品が発表。
司会「お二人が片方目を入れた、サイン入りのダルマを優勝チームにひとり一つ差し上げます。」
そんなん欲しいに決まっとるがな!!!!! 参加者全員の目の色が変わる中、梶原さんの読み上げでかるた大会がスタートしました。
ちょっとここで今回プレイした上毛かるたのルールを説明します。 上毛かるたでは読み札を2回読み上げますが、読み上げ1回目は精神を研ぎ澄ます時間。そこで札を取ってはいけません。札を取っていいのは、2回目に読み上げるときです。 つまり、初心者でも1回目の読み上げの間に札を探す時間があるわけで。
2回目を読み上げた瞬間、スタンッ!!とあらん限りの瞬発力を以て畳を打ち付ける音が複数響きました。 チームによっては同時に手をついた札を取り合って白熱のじゃんけん大会が勃発。しょっぱなから大盛り上がりとなりました。
笠「なんか俺らの時よりめちゃくちゃ盛り上がってるな~」 梶「まず札探すところからしてタイムラグありましたからね」 (ガクともチャンネル参照)
酒が入った大人のオタクを舐めちゃいけない。遊ぶのには全力ですし、景品がかかってるんですからそりゃ本気ですとも。 私が所属していたチームでも、対戦チームとお互いに速攻を決めたり札を払ったりじゃんけんしたりと、一進一退の攻防が続きました。
予想以上の盛り上がりを見せる会場に、負けじと笠間さんも梶原さんもあの手この手で読み方を変えて参加者を翻弄。 詳しいことは何分3か月前(体感)の出来事のためもう記憶が定かではないので、やっぱりグンマゾンビのみなさんのツイートを参照してほしいのですが、 ・近ツーのツアコンさんのモノマネ ・お嬢様風 ・インテリ ・ショタ ・オラオラ系 などなど、途中から参加者のリクエストも拾って頂いてさらに大盛り上がり。 エエ声で「そのきれいな瞳でちゃんと札見てろよ」とか言うのやめてください!!!!!集中できねえ!!!!!!!ありがとうございます!!!!!!!!!なお、梶原さんは「アドリブ入れるとしんじゃう」とのことでしたので、アドリブはほぼなかった気がします。 個人的に笠間さんの「いっくわよー!チャリオット・マイ・ラブ!!」を聞いてしまって爆発しておりました。メイヴちゃんサイコー!!弊デアにもいつかきてください。(なおピックアップは爆死した模様)
そんなこんなで全札の読み上げが終わり、獲得枚数30枚以上と群を抜いて多かったチームが優勝しました。 私のチームは対戦チームと獲得札同数、「鶴舞う形の群馬県」の札を獲得していたお相手のチームの勝利でした。次機会があったらもっとイメトレ積んで行かねば……
■記念撮影とお見送りの話 楽しいかるた大会のあとは、全員集合の記念撮影とお見送り。 記念撮影はお二人を真ん中に、近ツーのお姉さんの「はい、グンマー!……いや、スベるので普通に戻します」という愉快な掛け声に合わせてガクともチャンネルグンマのGポーズと自由ポーズで撮影。このときのお写真は後日メールで送って頂きました。みなさんめっちゃいい笑顔で幸せな1枚です。 最後はお二人が手でアーチを作り、そこをくぐってお見送りでした。え、なんだろうこれ卒業式…??? 最後の最後まで、楽しませて頂きました。
これにて1日目の行程は終了。 そうなんです。これまだ1日目の話なんです。まだ折り返しなんだ。恐ろしいことに。
■近ツーのツアコンのおねえさんの話 なんだかちらほら話題が出てくる今回の旅の立役者の一人、近ツーのツアコンのおねえさんの話をちょっとさせてください。 この方、大変ユーモアのある方で、ことあるごとにくすっと来るトークを披露されていたのですが、何よりすごかったのはオタクの心理をよくご理解されていること。 覚えている分だけでも書き出すと、
・湯もみショー入場開始直前  「これからお二人とご一緒します。お化粧はばっちりですか~?」 ・1分間のお話タイムについて  「緊張しすぎて「こんにちは」だけしか言えないなんてことがないように、話題用意しておいてくださいね!」 ・かるた大会について  「お二人の声に聞き惚れて札が取れないなんてことがないように注意してください!勝ちに行ってください!」
オタクの習性をよく理解されてますね!!「こんにちは」だけしか言えなかったとかめっちゃ覚えあるわ!!!!!(クレフェスの苦い記憶) あんまりにもよくご存知なのでてっきりおねえさんも何かのオタクなのかと思って、ちょっとお話したときに伺ったら、お友達がアニメ好きで、その方からいろいろ聞いたのだそう。 真偽のほどは置いといて、この方が企画を担当されたと聞いて、あまりにも信頼がおけすぎるなと思いました。 第二回の開催や他の声優さんコラボ企画の開催も目指しているとのことでしたので、アンケも本音でご協力いたしました!!第二回楽しみにしております!!応援しております!!
■お風呂の話 1日目行程終了して、ようやく化粧が落とせるとお風呂に行きました。 せっかく草津に来たんですから、お風呂に入らなきゃ勿体ない。 お風呂は大浴場というだけあって広くて、露天風呂もあって気持ちよかったです。 宿には他にも団体客が宿泊していたようですが、時間が遅いこともあって、ほとんどおまグンツアー参加者ばかり。 おかげでお��呂の中でも参加者のみなさんと「記憶が薄れていく…」「記憶の補間をしなきゃ…」とその日の話で盛り上がることができて楽しかったです。なんかもうお名前存じ上げない方とも普通にお話ししていました。まるで一つライブが終わったあとのようで、連帯感とほどよい疲労感が気持ち良かったです。
ちなみに笠間さん、梶原さんをはじめスタッフのみなさん同じ宿にお泊りだったのですが、私は翌日ロビーで遭遇するまで知りませんでした。(朝の起き抜けの時とかに遭遇しなくてよかった……)
2日目
■浅間酒造の話
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2日目出発して早々メインイベントの一つ、浅間酒造へ。 浅間酒造ではお酒の試飲を予定していたのですが、その試飲するお酒を笠間さん・梶原さんに注いでいただけるというものでした。 この旅2回目のお酌ですよ。いやほんとは昨日のお酌がイレギュラーというかサプライズであって、このお酌が本来の予定だったわけですよ。今回はお二人に本当に楽しませて頂いているんだなと改めて思いました。
酒造の販売スタッフのお兄さんに「お酌コーナーはこちらです」とイートインコーナーまで案内され、1列に並んで試飲を待つことに。 イートインコーナーでは販売員さんよろしく酒造の赤い法被を着た笠間さんが希望のお酒を注ぎ、青い法被を着た梶原さんが記念品のサイン入りかるたを手渡してくれるという、お渡し会にお酌がついたような状態でした。(いやお酌は普通つきませんけど。) しかしこちらとて前日のディナーショーとかるた大会の洗礼を受けた身。いい意味で何とかお二人の存在に慣れて、変に緊張しすぎて挙動不審になるのは回避出来るはず。はずです。 私は先にお手洗いを借りたので順番が最後になってしまったのですが、例の愉快な近ツーのおねえさんとお話ししているうちにあっという間に自分の番。寄っていくと、笠間さんから「お待たせしました」と言って頂けました。とんでもないです。むしろお疲れ様です。 私が頂いたかるたの札は、その後に観光予定だった白衣観音の札。実はおまグンおまけ映像のロケで最初にお二人が行ったのが白衣観音だったそうで。そんなエピソードを伺いつつ、前日他の参加者さんから教えもらった上毛かるたアプリの話をしつつ、お酒を頂きました。 私が試飲したのは大吟醸「秘幻」というお酒だったんですが、さっぱりして飲みやす かったです。他にもヨーグルト酒やら仕込み水やらが用意されてました。仕込み水ちょっと気になります。
そのあと20分ほどその酒造でお買い物タイム。 試飲したお酒を買おうと店内をうろうろしていると、気づけば笠間さんと梶原さんも普通に店内うろうろしている。それどころか、買い物してるツアー参加者にめっちゃ普通に話しかけている。 こ、この親戚の兄ちゃんと甥っ子、全然大人しくしててくれねえ!!ごめんなさい慣れたとかナマ言いました!!買い物してる最中もう気になっちゃってしょうがなかったです!!!!!
話は変わりますが、こちらの酒造には「酒ガシャ」なるものが設置されておりまして。 1等が酒造イチオシのお酒1本まるまる、その他色々な景品が当たるくじ引きが1回400円で出来るというもの。まあ今回のツアー参加者のみなさんは多かれ少なかれ日常的にガシャに苦しめられている、もとい楽しんでいるわけで、そんなところにガシャを置かれていたらつい回してしまうのが人情というものです。中毒じゃありません。ロマンを忘れない大人なんです。 そんなわけで局地的に酒ガシャが大人気に。中には一等を出す人もいて大盛り上がりしていると「みんな酒ガシャ引いてるね。何当たったの」とナチュラルに輪に入ってきたのが笠間さん。またも親戚の兄ちゃんみたいな距離感でひょいと入ってきてにこにこしながらツアー参加者の酒ガシャ結果聞いてるんですよこのお人!!なんなんだこの状況!!混乱する!!処理しきれん!!!!!
なんとなくですが、少なくとも笠間さんはツアー参加者全員に一回ずつ話しかけようとしてくださってたんじゃないかな〜、という気がします。もしそうだとしたら、なんというか、本当にそのお心遣いがありがたい限りです。 ちなみに私は酒ガシャでは酒造オリジナル盃を当てました。試飲でお借りした盃と同じものに、酒造のロゴが入ったものです。レジに景品交換に行くと、店員さんが「酒ガシャブームでは!?」と盛り上がってました。すみません、オタクの群れが来ただけです。 盃はもりもり家で使ってます。大切にします。
買い物が終わってバスに戻ると、乗降口の前に笠間さんと梶原さんが記念品の湯もみちゃんタオルを手に迎えてくれました。 そう何を隠そう、お二人がご一緒して下さるのはこのイベントが最後なのです。ですからこれが正真正銘最後のお見送り。名残惜しいですが心の底からのお礼を伝えて、手渡して頂いた湯もみちゃんタオルを握りしめてバスに乗りました。 バスに全員乗車すると、お二人がバスの中に乗ってきて最後のご挨拶をしてくださいました。
梶「楽しかったです。」 笠「もう終わり?」 梶「いや、コミュ障なんで」
ここにきてコミュ障を発動させる梶原さんに思わずほっこりするバスの中。
笠「ここでお別れですけど、まだグンマにはいるんで。どこかでお会いできたら嬉しいです。お会いしたら後ろから近付いて『お写真撮りましょうか?』ってナンパの常套句みたいに話しかけるかも(笑)」
いやそれ心臓に悪すぎるな!?勘弁してください!!その際はぜひよろしくお願いします!!!!! そんなこんなでバスの出発の時間に。お二人はバスの外で手を振ってお見送りしてくださいました。寂しさと名残惜しさとファンサに対する条件反射でこちらも手を振り返すと、梶原さんは走り出すバスを追っかけてまで手を振ってくれました。つらい。 しかし誰かが言った「サファリパークみたい」という言葉が忘れられません。猛獣はバスに乗ってるこちらってことですよね。
■めがね橋の話 一行は曲がりくねった山道を抜けて、めがね橋へ。 日本最大のレンガ造りの橋だそうで、昔は鉄道が通っていましたが、新幹線の開通に合わせて使われなくなり、今は観光地になっているそうです。 山道でちょっと酔いましたが、降りてみれば山の中の静かな場所で気持ちがよかったです。もう少し遅ければきれいに色づいた山も楽しめたかもしれないですね。 レンガ橋は30メートルもあるそうで、上まであがるのは常時運動不足の身ではちょっとしんどかったです。あがると橋の両脇にはこれまたレンガ造りのトンネルがあり、ホラー好きとしてむしろこっちで大変テンションが上がりました。こういうトンネルで追いかけっこをするんだよ!! このあたりになるとみなさんようやく普通の観光を楽しめる程度には落ち着いてきて、お互いに写真を撮る光景がそこかしこで見受けられました。かくいう私も持参したカメラを抱えてうろうろしながら、なかなかの撮れ高とほくそ笑んでおりました。
■お昼の話
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落ち着いて観光をしたところで、昼食に。 本日は駅弁なんかでも見たことがある峠の釜めしが頂けるとのことだったんですが、到着後、なんだか妙に待たされる。なんかトラブルかな~と思ってたら、隣の方に肩を叩かれて「今マネさんいました」と。 実はディナーショーの際、笠間さんに「うちのマネージャー、イケメンでしょ。見かけたら挨拶してあげてね。」とご紹介いただいておりましたので、マネージャーさんのお顔は存じ上げておりました。いや待て、マネさん単体でいるわけないだろ。え?どゆこと?
静かな動揺が広がる中、2階の食堂に通されると、すぐそこに見覚えのあるお背中が。 いや普通にいるし!!!なんじゃこりゃ!!!!!! 笠間さんと梶原さんが、何やら作業をされている横を通り席につく一同。すっかり観光モードになっていたところに予告なくお二人が登場して混乱に陥っていると、したり顔のツアコンさんから「お二人も釜飯を食べたいとのことで」とご説明がありました。 いやこれ絶対サプライズですね。梶原さんもいい笑顔だし、笠間さんなんかめっちゃ「やってやったぜ」って顔してますもん。そういうとこだぞ!!!この男追っかけてるとほんと心臓に悪い!!!!!本当にありがとうございます!!!!!
どうぞ召し上がってくださいと言われてあったかい釜飯を開け始めましたが、みんなそわそわしちゃって仕方ない。 笠間さんも完全に悪戯大成功の顔で「お写真撮りましょうか?」とか話しかけてくるし。そこで伏線回収するのかよ。さすがです。 とは言っても予定にはなかったので、本当に10分程度でお別れ。 梶原さんは参加者話しかけられて何やら嬉しそうにお話ししていたら笠間さんに置いてかれてしまって、「行っちゃったから」と慌ててばいばいと手を振って去っていきました。つらい。
これが本当に最後のお二人とご一緒した時間だったのですが、 お疲れのところ最後の最後まで楽しませていただきありがとうございました。
お二人が去ってからようやくちゃんと頂きましたが、釜飯も美味しかったです。味のしみたシイタケとタケノコが好きです。
食事が終わってからは下のお店でお買い物。 名物の力餅も残り僅かのところをゲットできました。お餅をあんこで包んだものでしたが、思ったよりあんこの比率が高くて食べ応えがあり、濃い目のお茶が欲しくなるお味でした。 店内にはおまグングッズのコーナーもあったので幾つかグッズを購入。あと、ツアー内のグンマちゃんグッズ所持率が異様に高くて、つられて私も買ってしまいました。ツアーが終わった今となってはスマホにつけたグンマちゃんが心の支えです。買ってよかった。
そろそろバスに戻るかというところで、クラツーのツアコンさんに店内にキャストサイン入りおまグンポスターがあると教えていただいて、早速写真を撮りに向かう。 ポスターの前ではしゃいでいると、「おまグンお好きですか?」とボードを持ったおねえさんに話しかけられました。 実はこのおねえさん、お店がある安中市の観光協会の方で、アンケートに回答すると安中市でしか出回っていないおまグン×安中市コラボトレーディングカード「おまえはまだあんなかを知らない」(全5種)を頂けるとか。 悲しいかな、地域限定トレカと聞いて俄然ほしくなるのがオタクの性。 時間がないので巻きでアンケに応じたのですが、
おねえさん「こちらにはどういった形でいらしたんですか?」 オタク「バスツアーです。」 おねえさん「(参加者バッジを見て)ああ、クラツーさんですか。どういうツアーですか。」 オタク「実は、おまグンのタイアップツアーでして。」 おねえさん「ええっ!?」
そうなんです、おねえさん大当たりをお引きになったんです。おねえさんが想定していたであろう聖地巡礼のお客さんとは若干趣旨が違いますが、まさしくそのトレカを欲しがる人の群れなんです。 おねえさんは今回のツアーがあること自体をご存知なかったそうで、「ツアーのみなさん全員にアンケとりたい」と悔しそうでしたが、結局ツアー参加者全員にトレカ全種くださいました。 その節は本当にありがとうございました。大事にします。
■白衣観音の話 一行は最後の観光地、高崎の白衣観音へ。 山の上に立つ高さ40メートルの観音像で、途中バスの中から見た感じではブラジルのコルコバードの巨大キリスト像を連想しました。(腕は広げてませんが。) バスで山の上まで連れてかれて、そこからお土産物屋さんが並ぶ参道を徒歩10分。途中焼きまんじゅうの屋台があって一同ざわめきましたが、残念ながらやっておらず。 参道を歩く猫さんの撮影会をしたりしながら進むと、ようやく観音様の足元に到着。観音様は中が空洞になっていて、肩のあたりまで登れるそうなのですが、今回は時間の都合で断念。写真を撮ったりお寺のお堂を覗いたりしました。御朱印帳持っていけばよかったです。
バスまで戻る途中、ご一緒した方と「焼きまんじゅう食べたかったですね~」などと話しながら参道を下っていると、や、焼きまんじゅうの屋台におばちゃんが!!そして思いっきり焼いてる!!! 前を歩いていたツアー参加者さんも気づいて迷わずおばちゃんに注文。私も無事に焼きまんじゅうにありつくことができました。 早速焼きまんじゅうを頂いたんですが、あまじょっぱくて、とっても不思議な食感……なんだろう、本当にお饅頭の皮のところだけみたいな……美味しいけど不思議…… (なんでこんなに焼きまんじゅうに過剰反応しているかわからない方はおまグンをご参照ください。)
■ガトーフェスタハラダの話 お店の名前を聞いてもピンとこなかったのですが、商品を見たらわかりました。よくお土産で頂くラスクの工場はグンマにあったんですね。 当日は工場はお休みだったので、工場の隣のなぜかギリシャ風の柱が据えられている直売所でお買い物タイム。 私はあんまりラスクは食べないので、解凍に3時間かかる冷凍のバターケーキを購入しました。お値段お手頃で持ち帰りもしやすくておいしかったです。 次はぜひ工場見学したい!帰り際に、おそらく工場見学者に配布しているであろうラスクとカタログを頂戴してしまいました。お土産セットに同封されてたラスクステッカーが何気にかわいいです。
■帰路の話 たった2日間、されど15000字感想が書けるほど濃密な2日間でしたが、終わりの時は来るもの。 高崎駅で近ツーのおねえさん含め、行きのときよりたくさんの方がお別れすることに。秋の行楽シーズン真っ只中で長時間渋滞に引っかかることが予想されたため、遠方から参加した方の中には急遽高崎駅下車に変更する方が結構いたんですね。私もお隣の方とはここでお別れになりました。 人が減ってしまって寂しい車内。ある意味サウナのように緊張と弛緩を繰り返した2日間の疲れで、高速に乗って間もなく大半の方が寝てたんじゃないかと思います。私も速攻寝ました。 休憩をはさみつつ、なんだかんだで予定から1時間弱の遅れで東京へ。 東京に入った途端、ああもうツアーも終わりなんだなという実感が湧くと急に名残惜しくなりました。せっかくお互い顔を覚えてお話しできた、グンマまで来るレベルの筋金入りの同好の士。どっかの現場でどうせ顔合わせるんだろ、というか既に12月頭の城崎がグンマ同窓会みたいになる予感しかしねえとは思っていましたが、このまま解散してしまえばきっと「あ、どこかで見た顔だな~」で終わってしまう。それはもったいない。なんとか繋がりを維持したい。具体的に言うとツイッター繋がっておきてえ。薄れゆくグンマの記憶を補間しあえる人材を確保してえ。
そんなわけで、車内の一部で急に名刺交換会がはじまりました。 みなさん、どこにでも名刺を持っていくPちゃんの鑑です。すばらしい。 おかげで絵師多くね…?という意外な事実が発覚したりしておりました。 私は持ち込んだ名刺が少なかったので一部の方にしかお渡しできませんでした。名刺切らしちゃってお渡しできなかった方すんません!次回お会いしたときにお渡しさせてください!
バスを降りた後も名刺を持っていなかった方を含め、その場で一部の方のツイッターをフォロー。 再会を誓って、オタクたちは夜の新宿に散って行くのだった。
【完】
■総括 正直に言ってしまえば、参加にはちょっと勇気がいりました。 バスツアーというもの自体に参加することがはじめてで、ぼっち参戦。2日間完全に拘束されますし、値段も決して安いわけではない。少なからず不安に思うこともありました。
でも、行ってみればこの通り、最高に楽しい2日間でした。 本当に行って良かったです。 笠間さんが「ファン同士の交流の機会を提供できたなら嬉しい」といったことを仰ってましたが、本当にそんな旅になったなと振り返ってみて思います。
何度も言うようですが、本当にお二人のサービス精神に支えられた幸せな企画でした。勿論そういう企画だったところも多分にありますが、ことあるごとにお二人が積極的に参加者を楽しませようとして下さったからこそ、こんなに充実した2日間を過ごすことができたのだとそう強く思います。 また、2日時間同行してくださったツアコンさんをはじめ、近ツーさん、クラツーさん、バス会社さん、そしてDMMピクチャーズさんのご助力があったからこそ、ツアーそのものが実現し、最後まで大きなトラブルもなく終わりました。 そして、ツアーをご一緒した参加者のみなさんにも色々とよくして頂きました。またどこかでお会いできたら嬉しいです。
次回があったらぜひ参加したいと思います。近ツーさん、よろしくお願いします!! ここまで読んで頂きありがとうございました。
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cosmicc-blues · 3 years
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2021/8/8
朝、目覚ましで目が覚める。8月8日という日付をみて、今日も一日張り切っていきましょい、エイ・エイ・オーと起き上がる。そしたらNから連絡が来ていて、雨で予定を変更、何ならもう劇場近くで待機しているらしい。大急ぎで支度をして、外に出ると確かに大雨が降っている。傘はささず。走って駅まで、けっこうびしょ濡れになる。雨でもセミたちはよく鳴いている。
ふたりが待機している喫茶店へ。Rは久しぶりなんだけど、ぜんぜん久しぶりな感じがしない。髪あんまり伸びてないねって。でも、もみあげだけすごい伸びている。びしょ濡れになった髪の毛や服を喫茶店の冷房でひたひた乾かす。ペンギンみたいって。確かにこのあいだ油壷で見たペンギンを意識していたかもしれない。Nは早くもバイトをリタイアしそうらしい、進化の方向が逆だった~って。そりゃそうだと笑う。Rも「ばけたん」を買っていて「ばけたん」が三体も集合する。「ばけたん」についての所感を語らいながら、席で探知をしてみる。三体も揃うと、さすがに迫力がある。橋の上では特に緑以外が出やすいことを話していたら、このテーブルの上にも橋が造れそうだなぁと思い、ふたつのコップでメニューの冊子を支える。その上で探知してみると水色がでる。
上映時間が近づいてきて、映画館に向かう。Nの傘が地面に虹色を反射させている。かなり久しぶりの映画館、まえに何を観に来たのだったか思い出せない。『へルタースケルター』だったかなぁ。今回は『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ! 花の天カス学園』。いつもはじいさんやばあさんに囲まれて映画を観ているから、子どもが大勢いるのはとても新鮮な感じ。オープニング、いきなり事件の現場から始まる感じに映画の映画らしさを感じて、きたぞ、きたぞっとなる。はなしは数日前にもどり、野原家の朝、しんのすけとみさえのやりとりに声を出して笑ってしまう。みさえがしんのすけをお見送るときのぎゅーに早くも泣いてしまう。むかしはこういうベタなシーンを素直に観られなかったけれど、じぶん変わったなぁって思う。風間くん、ねねちゃん、マサオくん、ボーちゃん、愉快な仲間たちが全員集合! とくにボーちゃんには思い入れがあって、かつての仲間のひとりに性格も見た目も喋り方も佇まいもボーちゃんにそっくりでボーちゃんと呼ばれていたDJがいて、今度どこかでボーちゃんに久しぶりに再会したら、このあいだクレヨンしんちゃんの映画でボーちゃんのこと思い出したよってことを乾杯でもしながら伝えたいなぁと思う。序盤は笑ってばっかり。だけども、学校の優等生だけど変なひとが出てきたり、アウトローが出てきたところでは半泣き半笑いになってしまう。そ��て、半端なところにいる生徒会長、意味深な感じの女の先生。風間くんが枕投げに加わったショット、風間くんがしんのすけと絶交するショット、どちらかといえば気持ちはしんのすけのほうにありながら、風間くんの真摯な気持ち、それはエリートうんぬんより、仲間たちといっしょにそうありたいって気持ちに対しても涙を禁じえない。ボーちゃんの「すき」では『子供はわかってあげない』を思い出して感激……。ハシビロコウになっちゃう風間くんには映画の真髄を感じる。怒涛の終盤、意味深な女の先生と生徒会長を皮切りに脇役たちが次々にいっせいに画面に現れてそれぞれの踊りを見せるのには涙があふれてとまらない。そして、何よりこの映画が変化を肯定してくれていることに涙がとまらない。エンディングのクレジットロールで主題歌みたいのが流れて、それで涙が引っ込んでしまいながら、クレジットロールの横でオツムンが踊っているのにはやっぱり涙がでてくる。
映画が終わって明るくなるとNがボロボロに泣いている。ナイスショット! エンディングロールに主題歌があってよかった……。
三人ともお腹ペコペコでカリーを食べにいくことに。Oさんの修行先のK店に行ってみると、ちょうどお店のひとが営業中の看板を準備中にひっくり返す。店員さんを追いかけて、もう遅いですかって、やっぱりダメ。そこで北海道スープカリーのD店に行く。ふたりは野菜カリーで、じぶんはポークカリー。野菜のほうに串にささった何かがあって、それなぁに、たまねぎ、いいなぁ。そしたらNが二本あるたまねぎのひとつを分けてくれ、さらにRもひとつ分けてくれ、たまねぎが二本になる。ありがとう。こんどはお寿司屋さんも行きたいなぁ。
Rがニコニコでバッティングセンター行きませんかって。うわ~めっちゃ行きたいって思いながらも、職安ビルに二人を案内したくもあって、行きたいところがあるんだよねっと言ってみると、即座にふたりから高いところ? おっしゃる通りです。職安ビルに向かうことにする。ビルの裏口みたいなところから入ろうとすると、二人とも「でたでた」みたいな感じで笑っている。Rの日記で指摘されてはじめて自覚したじぶんの性質。このことといい、文体のことといいRは着眼点が鋭い。あまりにも自然にずっとそうしてきたから気づかなかったけども、たぶん人の主流から逸れて、じぶんだけの近道とか抜け道をいつも無意識のうちに探しているのかなぁ。その終着地が石拾いなのかなぁ。この世界のあらゆるものには誰かが勝手に付けた価値みたいなものがペタペタ張ってあるけれど、海に無数に落ちている石には誰の手垢も付いていなくて、無数の石の中からあるひとつを選んで拾うとき、それに何らかの価値を見出しているのは他でもない自分自身でしかないのだから。ふっと、幼稚園の年少さんのときの忘れがたいエピソードを思い出して、ふたりに披露する。でも、すごい怒られたのはこのときが最初で最後のような気がする。RにKさんには土地の概念がないと言われ、確かにそうかもなぁと思う。28階から地上のひとの動きを眺める。誰もが歩いたり走ったりしてどこかへ向かっている。止まっているひとを探してみる。信号待ち以外で止まっているひとを探すのは至難の技。スカイツリーに焦点を定め、目の筋肉の運動をする。Nがきのう野球みてた? って。うん。みてるんだろうなぁって思ってたって。
電車で最寄り駅に戻る。公園はセミの鳴声でいっぱい。福笑いの恵比寿様のところへ行く道すがら、緑の出るのを確認しようとしていると5連続くらい水色がでて、恵比寿様のまえでも水色がでる。暗渠通りをつたって廃墟へ。湿気がもの凄くて、あっついって言葉が自然と口から漏れ出る、Nもほんとあっついね~。湿気も相重なって廃墟はいっそう不気味に感じられる。部屋の中が見えてしまう窓のところで探知してみると、なんと濃い青色がでる。
おうちに二人をお招き、Rはお初だったね。さっそくロフトによじ登る。Nが停止になっていた映画を再生して、途中から観はじめる。いっそのこと最初から観ることにする。東京上空いらっしゃいませ。単に絵的に画面を停止していただけだから、じっさいに観るのはかなり久しぶり。今年の相米特集でも見逃しているから、数年ぶりに観る機会に恵まれる。徐々に日が暮れて部屋が暗くなってゆくなかでの鑑賞。途中、タバコ休憩を挟んだときにRが天井の青い光に気がつく。指折りに大好きな映画だけに、大好きな二人と観られることがまた嬉しい。クレヨンしんちゃんを観ているときから相米映画のいくつかや『親密さ』のことがあたまにチラついていたけれど、こうして偶然的にも二本立てのようなかたちで東京上空を観ていることに運命的な何かを感じずにはいられない。そんな運命をなぞるかのように発せられたRのひと言も。いつかの帰りにTが発したひと言も不意に思い出される。
だからこそ、二人を全力でお見送る。ルックバックで言われていたように映画とか漫画とか小説は望まれる夢であったはずなのに、そんなのがいつのまにか現実になっていることにふと気がつく。
あすはどうやら花火をすることになりそう。Rのこととか、みんなの集まり具合を鑑みてみると、かねてより思っていたことを実行するチャンスだと思い、腹をくくってSに連絡を入れてみる。いま、ホテルでこのことを書きながら思い出すことがある。数年前のこと、Sが家を出ていく前夜に、さいごにふたりで観た映画が『東京上空いらっしゃいませ』だった。これもまた偶然で、当時は寝るまえに何らかの映画を観ることが習慣になっていたから、その日たまたま観たのが東京上空だった。無邪気にも感動して大泣きして、翌日帰ってきたら家がもぬけの殻になっていた。ものすごく腑に落ちる別れだった。
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hinagikutsushin · 4 years
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混濁
 青い草が風で靡く。丘の上の桜がヒラヒラと舞う。その花弁を追いかけるように、じゃれつくように走り回る白い狼達。そして木の根元に座る、純白の髪垂らしている異形。頭から生えた耳は狼のようで、両肩から地上に垂れる毛皮はまるで二股に分かれた尾。琥珀色の瞳は優しげに細められ、爪の長い白魚のような手は優しく何かを撫でているのが見えた。
 異形の撫でている幼子。柔らかな栗色の毛。赤茶のつり目。着物の下から見えた、白い尾。
 あれは――私だ。
 すっと瞼が開いた。長いこと固い床の上に寝そべっていたのか、全身が強ばっている上に寒い。頭痛もするし、ざわざわと耳鳴りが絶えずする。気分は最悪だ。
 そのまま起き上がろうとしたが、体制を崩して再び床に叩きつけられた。ふと視線を下にずらすとその理由が嫌でも分かってしまった。縄で縛られた手と足。これでは身動きが取れない。
 ここはどこなのだろう、と辺りを見回してみる。床には薄汚れた畳、壁に窓はなく、灯りは外にある蝋燭だけ。そしてなにより目を引くこの木でできた格子。穴は私の頭より小さい。あれでは外に出られない。
 たん、たん、と階段を下る足音が聞こえ、思わず身構えて格子の外をじっと目を凝らした。
 やがて見えてきたのはヒナギより一回り年上の中年男性。榛色の髪を緩く束ねており、目は糸のように細められている。上等そうな着物を着ているのを見ると、多分、身分のいい人なんだろう。
「お目覚めはいかがかな」
 格子の前まで近づいてくると、彼は床に這う私に成る可く視線を合わせるように立膝をついた。
 なぜだろう、彼が近くに来れば来るほど耳鳴りが酷くなるし、胸はザワつく。気分が悪い。
 彼は何も答えない私にもう一度同じように尋ねてくる。ハッとして恐る恐る頷けば、笑みがより深くなった。
「君は森の中で倒れていたのだよ。覚えているかな?」
 そうだ、ヒナギ。彼は、本当に、
「ヒナギは、緋色の髪を持つ男を見ましたか。どうなったか、知りません、か」
「死んだよ」
 間髪入れず、バッサリと切るように告げる口は笑みを携えたまま。叫びたかった。でも叫べなかったのは、私を襲うなんとも言えない寒気と吐き気がする程の耳鳴りと動悸のせいだ。
「そう、そうあんな緋色の、異形に魂を売ったモノなんてどうでもいいんだよ」
 彼が格子から手を入れ、私の顎を掴み、彼の方へと引き寄せた。  そう、近づいたことでわかった。
「山神になる鍵は、君が持っているんだろう?私に教えてくれないかなぁ?」
 弓なりに曲がった目の奥で、黒く淀んだ白目の中に光る琥珀色を捉えた。これは、いけないものだ。直感で察した。
「しらない」
「おやぁ、そんなはずは無いのだけれど」
 顎に添えられた手が首を絞める。息が、できない。
「君だよ、順当に行けば君が今の山神なのだよ。そしてその左目、金色の目! もう山に見初められたのだろう? そうなのだろう? 早くその力、私に寄越せ、寄越せ寄越せ寄越せぇ!!」
 恐ろしい程の怒声。次第に目の前が遠くなる。耳が遠くなる。遠くなって、遠くなって、そして、
 暗転。
 あの時から幾らか成長した、でも今の私よりは小さい「私」が、あの異形に抱き抱えられている。どうやら「私」は泣いているようで、頬が涙で濡れていた。
「うちの末の子はどうしたのだ、どうして泣いておるのか、母に教えてはくれまいか?」
 男性にしては高く、女性にしては低い、性別を思わせない中性的な声は落ち着いていて、静かに、そして優しく「私」に問いかけた。
「わたし、かかさまたちっ、み���いに、おおかみさまになれないって、なりそこないっだって、」
「そうかそうか。それは悲しいことだなぁ」
 ポンポンとあやす左手、「私」は相変わらずしゃっくりをあげている。
「でも、末の子は人間の心も、私たち妖の心も持った、凄い子だ。なり損ないなのではない、どちらの可能性も秘められた奇跡の子なのだよ」
「なりそこない、じゃない?」
「勿論だとも。お前には、その体に沢山の可能性を秘めておる。それは素晴らしいことなのだ。もし末の子が私達のように妖になりたいと望むのならば妖にもなれるし、人間になりたいのならば、人間にもなれる。その真ん中を取る事だって出来よう。だから、そんなに泣くでないよ。末の子の麿い頬が涙���濡れては、この母も悲しくなってしまう」
 よよよ、と態とらしく目元を袂で拭く仕草をすると、慌てたように「私」は顔をあげた。
「っ! かかさま、ないちゃ、め! ごめんなさい!」
 ワタワタとしていると、何匹かの白い狼が「私」と異形の周りに集まってくる。1匹が申し訳なさそうに鼻先を「私」に押し付けると、「私」はきょとんとしたあと、顔を弛めてその鼻先を指先でこしょこしょと撫でる。
「かかさまから、いいこときいたから、ゆるす!」
 そう言うと、仲直りをして気分を良くしたのか「私」と彼らは大はしゃぎで駆け回り、遊び始めた。  それを異形は優しく見守るのだ。
 突然私を襲う水。驚き目を覚ますと先程とは違う所にいた。相変わらず私の両手両足は拘束されていて身動きが取れない。
 辛うじて動く頭を上にあげると、意識が落ちる前に見たあの男性が桶を片手にニヤニヤとこちらを見つめているのが分かった。
「漸くお目覚めかな? おはよう」
 彼は私の髪を掴み上げ、私の顔を覗き込んだ。おどろおどろしい不気味な瞳が私の双眼を舐めるように見つめては含み笑いをする。異様だ。気持ちが悪い。
「さて、山神になる方法については思い出してくれたかな?」
「しら、ない」
「そんな事ないだろう? 君は知っているはずさぁ」
「しらないと、いっている」
 彼は私の返答が気に入らないのか、突然髪から手を離した。懐から長い革のようなものででできた紐を取り出し、それで徐に私を嬲った。
 あまりの痛みに言葉にならない悲鳴が私の口から漏れる。嬲られた背中がジクジクと熱くなる。
「おやおや、鞭打ち如きで鳴くとはなぁ。 さっさと言ってしまえば楽になれるぞ?」
「だからっ、しらないといって……!」
 瞬間、再び私の背中にそれは容赦なく振り下ろされた。痛みに堪えようとして体が自然と丸まり、奥歯を噛み締める。
「なんだ、言わないのか? 言わねばまた打たれるだけだぞ? そら、早く言ったらどうなんだ?」
 また振り下ろされ、今度は私の皮膚を抉った。反響する悲鳴。地面に跳ねた赤い血。体が勝手にガクガクと震える。
 彼が何か言っているような気がする。痛みに悶えるあまり返答できずにいるとまた鞭が振り下ろされる。何回も、何回も、繰り返し、繰り返し。肉が抉れ、血が飛び、悲鳴は反響する。やがて意識が朦朧とし、どぷりと沈むように堕ちていく。
 満月の夜だ。月明かりの元、木々に覆われた山深くで人を2人と乗せられるような尾が二つに分かれた大きな白い狼が体を丸めている。それを見て、私は直ぐにその狼が「私」から「かかさま」と呼ばれている妖なのだと分かった。
 かかさまは何かを暖めているようだった。その暖めているものを目を凝らして見ればそれは「私」で、熱に魘されているのか、苦しそうに息をし、力なく毛皮に体を沈ませていた。その腕にはあの時ヒナギから生えていたような蕾や植物が生えていた。
 遠くで誰かがとてつもない勢いで走る音がする。それはどんどんとかかさまに近付いていく。私の直ぐ目の前を走り抜けた緋色。その緋は、見覚えがある。
 髪は私の知っている時よりだいぶ短いし右目は隠れてない。だが、あの後ろ姿は――ヒナギだ、間違いない。なにか込み上げるような感覚がして、胸を抑えた。
「……人間が主になる資格を得るのは無いと、そう言ってなかったか」
 ヒナギはかかさまの前に立ち、ドスの効いた低い声で彼女に問うた。すると、かかさまは閉じていた瞳をうっすらと開ける。鋭い金色が彼を射抜いた。彼女はゆっくりと口を開け、そして答える。
「あぁ、言ったとも。だかそうそう無いと、そう言ったのだ。どの動物にも主となる資格がある。人間が、末の子が主にならないと断定することは出来ぬ」
「だけどっ、あなたはヤスヒコを守ると言った! 例えあの子が神域に侵され人ならざるものに近くなったとしても、あちらに引き込まれぬよう守ると! だから俺もキョウカもあなたに任せると、そう決めたのに!」
「お前さんも分かっておろう、神という名は便宜上で、私は神でもなければ山そのものでもない、あくまでもただの管理者だ。尽力はしたが、この山がそう定めたのなら私は従うしかない。……お前達には悪いと思っている」
 泣き崩れるヒナギ。目を伏せるかかさま。下手くそな嗚咽が森の中で反響した。
 ヒナギは1度大きく息を吐くと、未だ震える喉で絞り出すかのように声を上げた。
「俺が、俺がヤスヒコの代わりをする。俺が、この山の主になる」
「ヒナギ、お前さん……何を言っているのか分かっているのか」
「分かってる」
「この山に命を捧げると言っておるのだぞお前は」
「ああ」
「人間を辞めることになるのだぞ、それでも主になりたいのか、お前は」
「父さんも母さんも殺されたし、キョウカも病で死んだ。俺にはもうあの二人しかいないんだ、ヤスヒコとヤスヨリしか。あの二人には生きていて欲しい。少し人から外れてもいい、ただ、生きていて欲しいんだ。
……ヤスヒコがこの山に完全に連れていかれる位なら、命を捧げねばならないのなら、俺が代わりをする」
 激痛で目が覚めた。反射的に痛む所に目を向ければ縛られた手首の先が赤で濡れているのが分かった。剥がれた爪が床に落ち、それがあるべき所からはダラダラと血が流れている。認識することで更に痛みが増し、奥歯を噛み締め耐えるとギリリと変な音が鳴った。
 それを眺める男はいつも通り愉快げに口を歪め、淀んだ眼を弓なりに曲げている。
「やぁ、気分はどうだい?」
「さいあく……」
「おや、まだ目が覚めてないのかな? なら、これで覚めるだろうねぇ?」  バキッという音と同時に指先に走る鋭い痛みに声を上げた。男の持つ、恐らく鉄製の器具の先には、先程まで指先にあったはずの私の爪が挟まれてる。
「さて、目覚めたところでなにか思い出したかい。山神になる方法でも教えてくれたら、直ぐにここから解放してあげるけどねぇ」
「あなたは……あなたはどうしてそうも、山神になりたいの」
「簡単なことさ。妖から人を守るためだ。あの山は太古から妖の領域で、私たち人間が入ることは夏から秋にかけてのたったの数ヶ月。私が山神となれば、山の恩恵をいつでも使えるようになる。この里は更に豊かになり、他のどの国にも脅かされることは無い。妖にだって怯えることもなくなる! 素晴らしいとは思わんかね?」
「……ばかばかしい」
「黙れ」
 重い衝撃が脳を揺らし、視界がぶれる。頬に鈍い痛み。口の中が切れたのか、血の味がした。
 男が先程まで浮かべていた胡散臭いにこやかな笑みは剥がれ落ち、おどろおどろしい血走った目玉がふたつ、私をじっと射抜く。
「大戦の頃、多くの同胞が妖に食われ死んだ。戦が終わり、安寧の時代が訪れても神隠しは終わらない。遂には私の妻も山に連れてかれてしまった。これ以上、襲われるままの人間ではいけないのだよ。……私が山神となり、山から妖を根絶し、人の世を作るのだ。それの何が悪い?」
「だからって、あなたが人から外れてしまっては、ほんまつてんとう、でしょ」
 再び頬をぶたれる。血が壁にはねた。眩暈と頭痛がし、体が下に沈む。騒音に等しい程の耳鳴が頭の中を更にかき混ぜる。思わず腹にあるものを床にぶちまけた。男は冷えた目で、「興が冷めた」とそう一言言うと、座敷牢を後にした。
 くたり、と吐瀉物と血で汚れた床に寝そべる。拘束された手足も、体も、顔も、全てがボロボロで、見るに堪えないな、と他人事のように考えた。
 目の前で何かが光っている。耳元で誰かが囁いている。
 だけどそれが何か分かるほどの思考は既に残されておらず、私はまた瞼を閉じた。
 遠くで声が聞こえる。かかさまとヒナギの声だ。この時既にヒナギの片目は何時しか見たかのように、かかさまと同じ琥珀色に輝いていることに気づき、ドクリと胸が大きく鳴った。
 そんな中小さな「私」は、彼らが話しているのを木の後ろに隠れてこっそりと覗いている。
「それで、俺が山主になったら何をすればいい」
「山主が切り替わる時、恐らくこの山は不安定になるだろう。まず不安定になった山の調整をし、次期山主が生まれるまで山の管理を任せたい。隣人や妖が、帰ってくるのは先になるだろうが、ツグモネも手伝ってくれるはずだ。……快く、はないかもしれないが」
「そりゃそうだ。山の理に反したんだから」
「……よいか、ヒナギ。何度も伝えたが、お前さんは万が一にも死んではならんぞ」
「分かってる。俺はただの代理だから、次の山主が決まらないまま死んでしまうと正当に継承されたヤスヒコが山主になってしまうんだろ。……分かってるさ」
 ふと訪れた沈黙。囀る鳥の声が大きく聞こえた。暫くするとヒナギは腰をあげ、その場を離れようとした。すると、ふと私と……いや、「私」と目が合ったのか、鷹のように鋭い目を、一瞬だけ柔らかく緩めた。「私」は驚き再び木の後ろに隠れるが、またそっと顔を出して、手のひらを2回振る。それに気づいたヒナギが嬉しそうにニカリと笑い、山をおりていった。
 その夢を見てから一体何日がたったのだろうか。  意識を落とせば小さい頃の自分の記憶が流れる。起きれば男による拷問が、気が狂いそうな程繰り返し行われる。
 鞭で打たれ、爪を剥がれ、水に顔を沈められ、火で炙られ……延々とそれが繰り返される。でも傷の治りが異様に速いのか、1日経つと拷問で傷つけられた部分は傷痕は残るものの塞がっていた。
 夢を見る度、自分の記憶を覗く度、喧騒のような幻聴と白昼夢を見るような幻覚を伴うようになり、それが精霊のものであることが分かったのはつい最近だ。
 恐らく、体がどんどんと人から外れた方に傾いている。私の代理だったヒナギが死んだことで、山主になろうと私の体が急速に変容していっているのだろう……と、そんなことをぼんやりと働かない頭で考えながら寝返りをうつ。伸びた前髪が顔を覆って視界を暗くした。
 目の前が歪み、そして回る。誰かが自分を呼んでいるような、そんな気がする。こちらにおいで、帰っておいでと。クスクス、キャラキャラとした笑い声が遠くから聞こえる。気持ち悪さにギュッと目をつむり、自分を守るように体を丸めて浅く息をする。
  気が付けば私は赤い赤い森の中にいて、 恐ろしい程濃密な血の匂いに噎せた。地には白い毛が赤に染まり動かなくなった自分の兄弟が横たわっている。私はほんの少しその場に立ち止まるり、そして兄弟を避けるようにして地をかけ、1点へ向かった。
 やがて到着した見覚えのある泉の前で、かかさまが私に背を向けて立っている。「かかさま!」と大きな声で呼びかければ、彼女は私に振り返り、優しく微笑みかけてくれた。しかし、彼女の2つの黄金の眼は何時もよりもくすんでいて、その笑みは私の不安を掻き立てた。
 私はかかさまに抱きついた。それを受け止めたかかさまは、私をそっと抱きしめて、私に語り掛ける。
「末の子……ヤスヒコよ。お別れをしようか」
「やだ! かかさましなないで!」
「ヤスヒコ、先程の血の海を見たろう……ここに修羅となってしまった人間が来る。それは私を殺すまで止まらないだろう。このままではお前さんも殺されてしまう。だから遠くにお逃げ」
「や、やだ、わたし、かかさまといっしょにいる! かかさまのとなりに、いる!」
「お願いだ、私の最後の我儘を聞いてくれまいか。私はお前をも失いたくはない」
 かかさまの胸に顔を埋め、毛皮をぎゅっと握る。こくりと頷けば、彼女は私を抱きしめる腕に力を入れた。
「どちらにしろ、新しい山主の誕生と共に滅ぶ身だった。……それがほんの少し、早く来てしまった。それだけの事なのだよ」  かかさまは、抱きしめていた腕を解き、私の顔を見て、泣きそ��な顔で笑う。
「ヤスヒコ、お前は人と妖の狭間に存在する者。不安定だからこそ、どちらにもなれる者。可愛い可愛い、私の子供。なのに、どうしても私は、お前が人として生きて欲しいと願ってしまう。 ……だが万が一、お前さんが妖の道を選んだのなら、この山にもう一度帰ってくる事があれば、どうか私の夢である人との共存を、どうか成し遂げておくれ」
 彼女の唇が私の左瞼に触れる。瞬間、酷い目眩が私を襲う。そんな中私の足は私のものでは無いかのように無我夢中に山を下り始める。泥濘に足を滑らせる。枝が肌を切りつける。意識が朦朧とする。何もわからなくなる。そして――……
 「ヤスヒコ、ヤスヒコ、ごめん、ごめんなさい」
 誰かがすすり泣きながら、私に謝っているのが聞こえた。あぁ、また自分は記憶を見ていたのだと、重たい瞼を開ける。
 再び目を覚まして最初に見た顔は、ボロボロで汚い裸同然の私を抱きしめ泣く、顔の右半分が酷く爛れたヤスヨリだった。そして、    赤いスグリの目に映る私の左目は、琥珀色に染まっていた。
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“二十歳(はたち)の誕生日にウィスキーを飲んだとして、それを美味いと感じることはないだろう。 法律上は大人でも、ウィスキーの飲み手としては、まだ大人とはいえない。 なぜウィスキーは最初から、うまい!と思えないのか? 言い換えれば、最初の内、ウィスキーがはまずいと感じられるのはなぜか? ある時点まで「まず��った」ウィスキーが、ある時点から「うまく」感じるようになる。その時点はいつくるのか? 私の場合は、ウィスキーなんて最初の50杯ぐらいは美味いと感じなかった。なんとなく、憧れで飲んでいた酒だ。ジャーキーをつまみながら、ジャックダニエルをロックで、そう言うとカッコよい。木のカウンターの焼肉屋さんで、そうですね、白州をロックで、そういうとなんだか大人な感じがした。けれども味はわからなかった。強めのチビチビやる酒だ、ぐらいに思っていた。 ある時点で「あれ、これって美味いかも」と思い始めて今に到る。今にして思えば、どのように味わえばよいか、ウィスキーってそもそもどんな酒か、そんな情報がもっとあれば50杯も飲まずに済んだのではと思うので、そんな人のために、このブログを始めたわけだ。 さて、誰にでも私が経験した最初の50杯のように、「経験値を重ねウィスキーを好きになる臨界点」がある。その臨界点より前までは美味いと感じないのだ。 これを、 アクワイアード・テイスト Acquired Taste = 後天的な味覚 と呼ぶ。 ネット上の多くの記事では、ここまでの説明で終わっているだろう。でも、ここからがポイントだ。 割と一般的な「アクワイアード・テイスト」には、何があるだろう? わさび サザエのにがいところ コーヒー ビール シガー 納豆 チーズ 坦々麺 本格カレー キムチ さば寿司 燻製全般 ドリアン こう並べると「あ~なるほどぉ」な感覚があるのではないだろうか。 味覚で説明すると、「酸味」「辛み」「苦味」「煙たさ」が代表的なアクワイアード・テイストだ。 もちろんあなたにも経験があるだろう。 では、人はどのようにしてこのアクワイアード・テイストを獲得するのだろうか? そこにウィスキーを好きになるメカニズムのヒントがあるのではないだろうか? いかにアクワイアード・テイスト(=後天的な味覚)は育つのか。 まだ味覚が育っていない子供の頃を考えてみるとわかりやすい。 実は人間には先天的な味覚も存在する。子供の頃、文句なしに「うまい!」と感じるのは、「甘み」と「塩み」だ。「甘み」は「エネルギー源」を意味している。糖のエネルギーがなければ人間は生きていけない。また、「塩み」も同様に生命維持に不可欠だ。 子供の味覚にとって「苦味」が意味しているのは「毒」だ。判断力のないうちは苦味は拒否することが生きるために必要なことだ。また、「酸味」が意味しているのは「腐敗」で、これも拒否したほうが得策なのだ。 だからお父さんのビールを一口飲まされた子供は「大人はなぜこの茶色い液体を嬉しがるのか分からない」と心の底から思う。だってそれは子供の味覚にとっての「毒」だから。 甘いものだけでは栄養が偏る。子供の成長とは、甘み以外の経験を重ねることだ。 そして下記の3つの要素で「アクワイアード・テイスト」は育つ。 頻度 幅 関連情報の豊富さ これはまさにウィスキーを旨いと思うようになるプロセスと同じなので、ひとつずつ解説していこう。 経験の頻度を増す その味を経験する頻度が高ければ高いほど、つまり回数も多ければ多いほど、その味に対する感受性が深くなる。これは私がウィスキーを最初50杯飲むまでは美味いと感じず、その後に「美味いかも!」と感じ始めたことと同じだ。コーヒーに砂糖やミルクを入れないと美味いと感じなかったのに、いつしか砂糖の量が減り、ミルクなしになり、ブラックでも美味いと感じるようになるのは、コーヒーの経験頻度が多くなり、その味の繊細さが知覚出来るようになったからだ。 経験の幅が拡がる ある種の味の経験の幅が大きければ大きいほど、アクワイアード・テイストは開発されていく。ビールの飲み始めに、アサヒもキリンもサッポロもサントリーもないが、同じビールの中で幅をもって経験していくと、これらの違いに気がつけるようになる。最初は普通のビールと黒ビールの違いに気がつくようになる。その後に、ホップを利かせたビールと、ドライなビールの違いに気がつくようになるだろう。むろん、A~Bまでの狭い経験よりも、より幅広くA~Zまで経験したほうが、深く味わいを獲得できる。 関連情報の豊富さ 実はここが最大のミソで、「関連情報」により味覚は変化する。 中の液体の色が分からないようにした黒いグラスで、味を確かめることを「ブラインド・テイスティング」と言うが、これでは本当の「味」は分からない。色も味に影響するからだ。(※ブラインド・テイスティングは特殊な遊び、またはブランド名に左右されない特殊な審査に使用する) 嗅覚と味覚以外は、味に関係ないのでは?と思うだろう。実際には、視覚情報も味に関係する。青く着色した肉は、不味く感じてしまう。実際にレモン果汁はほとんど入っていないのに、黄色く着色された液体は、その味わいに「レモン感」が増されて感じられる。 また、視覚だけでなく、口にするウィスキーの味や香りについての情報も味わいに影響する。ウィスキーに薬の味がすることや、フルーツの香り、蜂蜜の香り、バターの香りなどがする、という情報があれば、味の感じ方が違ってくる。 味わいと記憶 ところで、なぜ関連情報でウィスキーの味わいが違うか? それは、味わいとは、味に関する記憶だからだ。それこそが「アクワイアード・テイスト」の正体だ。 例えば、子供の頃分からなかった「酸味」がうまく感じられるのは、腐敗ではなく、「醗酵」という自然作用の恩恵を知り、記憶するからだ。「この酸っぱさは、よい酸っぱさだ!」と。「煙たさ」がうまく感じられるのは、火を使い肉や野菜が美味くなることを知るから。バーベキューの美味さは、あの煙たさと共に記憶されている。だから、ウィスキーの煙たさに出会ったとき、その記憶を引っ張り出して「美味さ」として知覚できるようになる。「ムムッ、この煙たさはおいしさの証だ!私にはこの経験があるゾ!」と。 ウィスキーの“香り探し” 数百種の香りの複合体であるウィスキーは、まさにアクワイアード・テイストのかたまりだ。 しかし、はじめてウィスキーに出会ったとき、その香りがあまりに多すぎて、面食らってしまう。ひとつずつの味わいの記憶をうまく引っ張ってこれない。「そんなにいっぺんに言われてもよく分からないよ」状態になる。だから最初、ウィスキーは美味いと思えない。香りの情報量が多すぎるのだ。 では、どうすればよりウィスキーの美味さに気づけるか? それには、「ウィスキーの香り探し」をしてほしい。ウィスキーはただ漫然と飲むのではなく、その香りの要素をさがしながら飲むことが重要だ。そのための補助として、ウィスキーのテイスティング・コメントがある。このテイスティング・コメントを参考にしながら「ウィスキーの香り探し」をする。 「バナナの香りか・・・うん、確かにそんな香りがするな。。潮の香りもするのか?どれどれ。ほー、そういわれりゃそうだ」などと、ひとつずつ香りを探して、確かめてほしい。 そうするとあなたの脳が「おや、確かにこの香りは前にも味わったことがあるぞ。これはいいという記憶があるゾ。とすると、このウィスキーは、いいものがたくさん詰まった液体だ!」と認識できるようになる。果ては「この香りのハーモニーは、アートだ!」とすら感じるようになる。 これがウィスキーというアクワイアード・テイストの獲得の仕方の最大のコツだ。 (このようにウィスキーとは、あなたの経験を映し出す酒だ。) 最後のまとめ Q. なぜウィスキーは最初から美味いと思えないのか? A. 後天的に獲得される「大人の味」(アクワイアード・テイスト)だから。 Q. どうしたらウィスキーが美味いと思えるようになるか? A. ひとことで言えば「経験値を上げる」こと。   次の3ステップを踏むと良い。   STEP1. ちょくちょく飲んでみる(量ではない、頻度だ)   STEP2. 多くの種類を試してみる(タイプの違うウィスキーを)   STEP3. テイスティング・コメントを参考に「香りさがし」をする(これが最大のコツ) この記事をきっかけに多くの人がウィスキーを愉しむことを願っています。 今宵も、良いウィスキー・ライフを。”
— そのウィスキーをもう一杯: なぜウィスキーは最初から美味いと思えないか? 前編 (via petapeta)
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yuriage · 5 years
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一緒に笑いあう幸せ! 笑うとどんどん楽しくなる! 笑いの処方箋の優れた 心と身体の健康効果とは?       楽しいから 笑うのではない。 笑うから楽しいのだ。   面白いから笑うのではなく、 笑うから面白くなってくる。   人間は笑っていると 嬉しくなってくるし、 泣いていると 悲しくなってくる。     -玄侑宗久-       笑顔が人間には必要なのよ     - マザー・テレサ -       あなたの笑顔は 人も自分も助けるよ     - 斉藤一人 -       笑顔でいれば 嫌なこと忘れられる。   笑顔でいれば 悲しいこと忘れられる。   笑顔でいれば 涙が消える。   笑顔でいれば 幸せがやってくる。   笑顔でいられる 人生を作って 幸せになろうね     - 作者不詳 -       俺を見て客が笑顔になる。 俺はそれだけで幸せだ     - 江頭2:50 -       惨めな自分を 笑い飛ばすユーモアは 先人の知恵。   どんなに辛いときでも 明るく生きる高等技術。     - 美輪明宏 -       人生あまり難しく 考えなさんな。   暗かったら窓を開けろ、 光がさしてくる。     - 中村天風 -         『人生は、笑うが勝ち。』       ■ 楽しいことが少ないと嘆いていませんか!?     「あなたは最近お腹の底から笑ったことがありますか?」。子供のころあれだけ毎日笑って過ごしていたのに、大人になるにつれて笑う機会がどんどん減り、高齢者にいたっては笑わないで過ごす日の方が多い方も少なくありません。     その反面キレる人が増えています。駅や病院などの公共の施設で突然キレて暴力をふるったり、暴言を吐いたりすることが社会問題として取りざたされています。ですので、現実がよくないと思いがちでです。確かに楽しいことが身の回りに沢山あれば笑顔もその分増えるかもしれません。     しかし、笑顔でいるから楽しいことが起こるのも事実なんです。顔の表情筋の動きから脳は「あっ、何か面白いことがあるんだな」と判断して体に信号を送るので、笑顔でいるとだんだん気分が楽しくなってきます。ということで今回は笑顔でいることの優れた美容と健康効果を以下の通りまとめさせていただきました。         ■ 笑顔でストレスが逃げていく!?     顔のには表情筋と呼ばれる筋肉があり、表情筋を動かすことによって楽しい気分にさせてくれる神経を刺激してくれます。楽しい気分の時やリラックスした状態の時に脳はα(アルファ)波という脳波を出します。このα波は、万病の元ストレスを抑制する効果が期待できます。     ですので、つくり笑いであったとしても、α波が出てくるので、よく「辛いときこそ笑顔で!」といったことを自己啓発関連の書籍などに書かれていますが、これは決して荒唐無稽な話ではないです。笑顔でい続けることで「辛い」という感情をどんどん小さくしてくれます。     ですので、リラックスしながら集中力を高めることで自分の持てる力を100%に近い状態まで発揮することができます。プレゼンテーションや商談、面接、面談といった重要な場面で笑顔でいることが大切です。相手にも良い印象を与えることができるので、まさに一石二鳥です。         ■ 笑顔を習慣にしよう!     笑顔を作ると自然と「楽しい」という表情が作られます。これによりポジティブな表情筋の刺激が脳へと伝わります。ポジティブな刺激が脳に伝わることで、脳が「楽しんでいる」と判断して、気持ちが明るくなる脳内物質の分泌を活性化します。。     ですので、「リラックスしたい」、「心を落ち着けたい」ときは、鏡の前で「にっこり」してみましょう。にっこりと笑顔を作った瞬間、じわりじわりと気分が明るくなる自分に気づくはずです。普段から笑顔を習慣化すると瞬時にリラックスモードに入れるようになります。     あなたは人の笑顔を見て不愉快になったことはありますか?。私はありません。初対面で好印象を抱く人のほぼ全員が笑顔の素敵な方です。事実男女を問わず笑顔の素敵な人に好意を抱きやすいという研究結果があるほどなので、出会いを求めている方は是非笑顔を習慣にしましょう。         ■ 笑顔の健康効果が凄かった!     笑顔には他にも色々な効果があります。特に注目したいのが健康面です。笑顔でいるだけで心と身体の健康に素晴らしい効果があります。まず、体の中に侵入した細菌やウイルスなどを24時間監視し、見つけ次第撃退する免疫機能が約30%アップします。     また、がん細胞をやっつけてくれるNK細胞を活性化してくれます。ですので、がん治療で有名な医師の先生をはじめ医療関係者の多くが健康のために笑うことの大切さを説いています。また、笑いは心の健康にも優れた効果を発揮します。     優れたリラックス効果で血行を促進し、緊張をほぐしてくれますし、脳の温度も自然と上がるのでストレスを抑制してくれます。ですので、「つらいときほど笑え」というのは、あながち間違っていないんです。   https://www.instagram.com/p/B2Aiv70pP3s/?igshid=19yb0vua8br70
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chibichibita · 7 years
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俺の思想を見抜いてよ
都は料理が下手くそだった。卵もまともに割れなくてボウルに殻もいつも交じってしまうから「殻!入ってんぞ!」と怒ったら 「じゃあもう作らない」 とつーんと横を向いて不貞腐れた。おいこら、テメェ腐っても俺のマネージャーだろーが。そこは不貞腐れるとこじゃねーだろと言えば、料理をするなんて契約は無いと言う。確かにそれはそうだが、今回演じる役の身体を作るのは1人じゃ難しいから料理は手伝うと言ってきたのは都なのに。 都合が悪くなると忘れるらしい。 「なぁ、今日マスターの店行かね?」 そう言うと都は眉間に皺を寄せて唇もひん曲げた。 「……1人で行けば?」 「変な噂はもう懲り懲りなんだよ。マネージャーのおまえがいれば安心だからさ」 「……はいはい」 実はこの都の態度や顔が見たくてマスターの店に行きたいと言ってるのを都は知らない。 最近マスターの店に1人の女の子が来る。 柔らかい物腰も雰囲気も淡いパステルの洋服もおっとりとした喋り方も、何だか天使みたいな女の子だ。 元は彼氏と二人で来ていたらしいが、ある日俺と都がいた日、彼女はフラれたようだった。 俺とすこし離れた席に座り、スマホをカウンターにおいて微動だにしないでスマホを見つめていた。 「彼氏の電話待ちかしら」 「じゃね?」 「ずっとあのままだけど、大丈夫かな」 「どーだろうな」 ひそひそと都とそんな話をしていた。それから暫くして彼女の電話は鳴った。 そして彼女は静かに何か話して、そして電話を切ると静かにカウンターに俯せて泣いた。 あららら……と俺と都とマスターは無言で目配せをした。 あんな姿を見せられてはほっとけなくて、やめなさいと言う都を無視して声を掛けた。 グシャグシャにな���た顔をあげて、彼女はそれでもすこし笑った。 笑わせてやれたことで俺も嬉しくなったのだが
「そーゆーとこよね、ルキアさんが海燕から離れてったの」
してやったりな顔で言った都に腹がたった。だからそれから3日は無視してやった。 が、別に都は気にしてないようでめんどくさくなってシカトはそれで終わった。 ところがそれから暫くしてマスターの店に行けば彼女とまた会った。
「あのとき励ましてくれたお礼がしたくて……毎日顔を出してたんです。一杯おごらせてください」 柔らかく照れたようにそう言われて俺も都も驚いた。もちろん俺は嬉しかった。 何を話してもニコニコ笑う彼女が可愛くて、俺もつい調子にのってしまう。 またここで、会えたら嬉しいです
仲良くしてください 電話番号を聞こうとも教えようともしない奥ゆかしさもいいなぁ可愛いなぁと言えば都は徐に顔を歪めた。 「あんたの恋愛に口出すつもりはないけど、気を付けなさいよ」 そう言われて不思議なことになんだかワクワクした。なんとなくだが、都は俺と彼女が仲良くするのが気に入らないように感じたのだ。 「あの子、女から見てだめ?」 「全然。すごく可愛いんじゃない?」 「だよな、なんかふわふわして天使みたいだよな」 「天使ねぇ」 「おまえは大天使って感じ」 「うるさい、じゃあ敬え」 ケッと悪態をつく都が面白かったし、天使は本当に何を話してもコロコロ笑うのが可愛かった。 だから寝る前の一杯だけ、な?、との都との約束で、それ以来マスターの店に行く日は増えた。 変な噂をたてられるのは嫌だったから都も必ず連れて行った。 天使は俺の話に何でも笑って 俺は調子をこいてやたらと元気で 都はマスターと静かに話してる そんな日が続いたある日 ふと、天使にルキアの面影を見た。 ルキアもいつも笑っていた むかつく態度もしなければ 悪い顔をしたりもしない こうやって 俺が話すこと全てにいつも笑顔をみせてくれた 悪いことじゃない
女が笑うのは幸せなことだ、とまるで言い聞かせるように思う自分が嫌だなと感じた。
その日もいつものように、楽しそうになにかをゆっくり話している天使に頷いていると、店の電話が鳴った。珍しいなと思いながらも天使の話を聞いていたのだが 「都ちゃん、ーーーから」 とマスターが都に電話を渡す気配に、は?と思わず背中を向けてた都に振り返れば都は手帳に何か書き込んで仕事をしていた手を止めて 見たことの無い顔をして話している。 電話の相手に、声が、やさしい 都こんな声で話すのか、こんな喋り方するのかと思わずガン見してしまえば 「こら、他人のプライヴェートをのぞいちゃぁ駄目だよ?」 グニッとマスターに顔を天使ちゃんの方に戻された。天使はくすくすと笑っている。 「……そんなんじゃねーけど」 「はいはい、じゃあ聞かないの」 「そういえば彼女は、いつもご一緒ですね。……二人は、恋人ですか?」 突然天使がそんな事を言って「はぁ?」と慌てた。なんでそうなる?他の女の子と話すのに恋人隣において背中向けて他の女の子と話すか?そう笑って言ってから
また
ルキアを思い出した。 蔑ろになんてしたことはない するつもりなんか絶対ない でも 俺はよく振り返ってルキアを見てなかったか? その時のルキアはどんな顔していた? 俺はルキアに安心しすぎてなかったか? ルキアが俺の傍にいるのは自然なこと 妻のルキアが 俺の後ろにいるのは当たり前だとそんな傲慢な錯覚をしていたんだろうか ルキアは誰にでも優しすぎないかと俺に言った
皆を撫でる俺を嫌だと、最後はそう言った ぱたん、という扉の音にハッと振り返れば都がいなくなっていた。 「マスター、都は?」 「帰られましたよ」 「あっそ……」 何故か腹立たしくなった。 俺に声もかけずに帰りやがった都が 誰かの電話に俺には聞かせない口調で話してた都が ルキアの寂しさを気がつかないでいた俺が ルキアの精一杯の愚痴すら受け流した俺が 無性に腹立たしく感じた ◾ ◾ ◾
海燕の機嫌が悪い あの天使ちゃんとやらと何かあったのかしらと思うけど、それすら聞けないオーラを出している。まぁその方がいい。今日はあんまり海燕といつもみたくふざける気分ではなかった。そう思いながらタートルネックのニットを更に顎に届くまで持ち上げた。 馬鹿なのかしらあの男 別れた女にまで所有物のようにキスマークを残すなんて。 それでも昨日のあたしはそれを喜んでいた。 寂しさに勝てないのかなと思うと小さく息を漏らした。 馬鹿なのは男だけじゃない、あたしもだ 彼女に都って呼んで泣かれたんだ
無意識でさ
無意識で俺、やっぱり都求めちまうんだ そんな言葉と 肩を思い切り掴まれたその掌の熱さで 簡単に抱かれるなんて欲求不満なのかな私 ……そうだ、欲求不満なんだきっと。 だって今は昨夜のことを後悔しかしていない。好きだった男に求められて嬉しかったのに、なんでムードに流されてやっちゃったんだと後悔しかしてないんだもの。 女は男よりドライだ 駄目だとわかればちゃんと前を向いて次に
向かって歩き出せる 海燕といい元カレといい、男はいつまでも女を何処かで引き摺ってるけど やっぱりそれはいいことなんかじゃない気がした。 駄目だったから、私達は別れを選んだの
だから 別れを選ぶまでにたくさん悩んで傷ついて改善しようともがいたのだから 同じ苦しみ味わうなんて 今度はうまくいくなんて そんなご都合主義な考えはあたしは要らない そう強く思いながらも 昨夜男に執拗に抱かれた記憶は甘く苦しく タートルネックの襟元を無意識に何度も触った。
映画の宣伝の為、この日は移動が多かった。 やはり3日で海燕の機嫌はもう治っていたが 何となく何か言いたそうなくせに、なんでもない、というのを繰り返していてあたしの方が少しイライラとしていた。 気がつけば海燕のマネージャーになって一年が経っていた。 あの唐突にルキアさんの話をしだしたあの日から、結局私は海燕と距離が縮まっていた。 やっぱり傍にいるのに距離を置くのは私にはできないんだなぁと思ったが ルキアさんの話は私からは絶対しなかった。 海燕がした時聞いてあげるだけだ。 それでも最近の海燕はだいぶ吹っ切れてきたように感じていた。 マスターの店に毎日通っているらしい天使ちゃんの存在のお陰かもしれない。 あの子は絶対海燕が好きなんだろうと思う。 完璧なまでに可愛い彼女は悪い子にはみえないし、海燕も楽しそうだし。
何よりそれで海燕がルキアさんから離れられるなら 大事に見守ってあげなきゃなんて思った。
「止めろ!!」 「は!?」 突然後部席の海燕が怒鳴ってあたしは急ブレーキを踏んだ。 「何よ、危ないな!」 振り向けば海燕はスモーク張りの窓ガラスに張り付いている。 窓を開けようとする指を急いで押さえつけた。 「ばか!あんたここ何処だと思ってんのよ!車から顔出しちゃだめでしょ!」 「じゃあ降りていいか?」 「駄目!何!?」 そう言って海燕が見つめる先に目をやった。 とはいえ、わからない。恵比寿なんだから人が多くて誰を見てるのか何を見つけたのかもわからなくて、何なの?と聞こうとした時 「悪い、」 海燕は車から降りてしまった。 馬鹿!!と舌打ちするも後ろの車からのクラクションにあたしは仕方なく車を走らせた。 横目で海燕が何処に向かうのか追っていると 通りに何故かポツンとあるペットショップの前に走っていく。何?と思ってよく見れば 1人の小さな女の子がいる。その子の前で海燕は止まった。呼んだのだろうか彼女は海燕に振り向いている。 理由なんかないけど
ルキアさんなんじゃないかと思った 道路横断してまでも、まだルキアさんを追
いかけるんだ 天使ちゃん、泣くぞ 馬鹿海燕 胸が何故か少し苦しくなるのは
海燕はまだルキアさんを本当に諦めてないとわかったからか 熱い眼差しの天使ちゃんが気の毒だからか よくわからなくなる どちらにしてもあたしは車を走らせて、かなり離れたところで車を止めた。 海燕の携帯に今いる場所と次のスタジオ入りの時間だけ厳守と書いてメールを送信した。 海燕は本気なのかもね
本気でルキアさんを、奪い返したいのかもな あと一時間は戻らないかもしれないとあたしはシートを倒して寝る体制になった。 なんだか虚しかった。 寂しいような気もした。 ドンドン、と窓ガラスを叩かれて、ハッと目を覚ませば海燕が眉間に皺を寄せてでも笑いながら叩いていた。 あわててエンジンをかければ 「悪ぃ」 と海燕は後部席に乗り込んできた。 「大丈夫?もういいの?」 「おぅ」 もっと何か難しい雰囲気で帰ってくるような気がしてたから少し拍子抜けしたが、海燕はさっぱりした顔をしていた。 「なぁ、次のスタジオで今日は終わり?」 「ううん、そのあと汐留。それが最後」 「わかった、なぁ飯食いにいこうぜ俺腹減った」 「何か買ってく?」 「いや、全部終わってからでいいや」 車から飛び出した理由はどうしたと思ったが、海燕が触れたくないのなら聞くのはやめようと思った。それに海燕は何だか機嫌が良さそうだからこのままのテンションで仕事に行くのが最適な気もした。 すべての仕事が終わったのは23時を過ぎていた。この時間でご飯を食べるとなるとどこがいいかという海燕に、マスターのとこでいいよと言えば「なんで?酒じゃなくて腹減ってんだけど」と海燕は子供のような顔をした。 「マスター、料理するよ。てかうまいんだよ」 「え?そうなの?」 「あの店でガッツリ食べる人がいないだけだから。マスターの作るオムレツとかふわっふわで美味しいんだよ」 言いながら久々に食べたいな、と自分もお腹
が空いてたことを自覚した。海燕はじゃあマスターのとこでいいよと唇を尖らしていた。どうやらガッツリ食べたいのかもしれない。 それでも 飛び出して車に戻ってきてからの海燕は なんだか機嫌がよかった。 話したいことがあるのかもしれない そらなら尚更人目を気にする店よりマスターの所の方がいいだろうと思った。 天使ちゃんは今日もいた いつもより更に饒舌な海燕に、天使ちゃんはとても嬉しそうに感じた。 マスターも今日はよく笑っている。 とはいえそれは海燕が私の失敗した話とか恥ずかしい話をかなり盛って大袈裟に話すからなのだが。ふざけんな馬鹿と怒ってもひゃひゃひゃと笑う海燕にだんだんと腹もたってくる。 なんなのよ、お腹すいてんでしょ? 話したいことあんじゃないの? あまりにもあたしを肴に天使ちゃんとマスターを笑わせて楽しそうな海燕が憎たらしくなる。いい加減にしろとそれでも少しは笑ってしまう。
その反面 これが、志波海燕だと思ってしまった いつだって笑う人達の中心にいる男 皆を楽しませて自分も楽しむ太陽の男
その時携帯が鳴った。 ずっと着信拒否にしていたが、この間会って何となく拒否解除してしまった元カレからだった。 とはいえ、もう、会うつもりはなかった。 素早く電源を落としたが、マスターや海燕はチラッと目をこちらに向けた。 「疚しいんだろ、おまえ」 憎たらしい笑顔で海燕が急に顔と体をあたし
に向けた。 「はぁ?」 「出れねえ電話っつーのは、おまえ疚しい気持ちがあんだろ?」 「……うるさいな。関係ないし」 「まぁな」 そう言うと海燕はくるりと背中を向けて、また天使ちゃんに向かい合った。 マスターはなにも言わないでグラスを磨いている。 何だろ今の海燕 何かとても意地悪いような馬鹿にした態度に感じて、ムカムカとする。 「マスターこれ、あたしの分」 千円札を1枚カウンターに置いて、じゃあお先にと一言、それ以上何も言わないで椅子から降りた。お疲れ様です~と天使ちゃんが小さく手を振ってくれるのに海燕は振り返りもせず片手をあげただけだった。 何だあの態度、とムカついたが今日の海燕の明るさは自然だったしあたしに対してもこれが地なのかもしれないなと思った。 それならそれでいい。最後の疚しいとか言うのは嫌味な感じもしたが。
「おい、飯食いに行くの忘れてねぇか」
店を出て、地上に上がる階段を登ってる途中で突然腕を掴まれた。驚いてよろけてしまえば簡単に腰に手をまわしてあたしを支えたのは怒ったような顔の海燕だった。 「? マスターに作ってもらいなさいよ」 さっきの嫌味が尾をひいてたあたしは、腰にまわされた手から逃れながらそう言ったが、海燕は手に力を入れて更に腰を引き寄せた。 何すんのよコイツと負けずに凄い力でその手を振り払って階段を昇れば舌打���して海燕もついてくる。 「都、飯」 「行けば?あたしは帰る」 「何処行くんだよ」 「アンタほんとに話きかないよね?帰るって言ってるでしょ」 「駄目、飯食う約束したろ」 「お腹すいてんなら、行きなさいよご飯くらい1人で!1人が嫌なら天使ちゃん誘えばいいでしょ?あたしは行かない!帰りたいの!」 もううるさい、としつこい海燕に本気で怒鳴りつければ海燕は一瞬仔犬のような顔つきになった。だがそれはほんの一瞬で、無表情になるとあたしの腕を痛いくらいに掴んだ。 「飯」 「……しつこいよ」 「飯食いに行こう」 ブッとさすがに噴いた。しつこすぎる海燕に降参したというか、笑ってしまった時点であたしの負けだと思った。 「わかったわよ。いいの?天使ちゃんは」 「何が?」 「くだらない約束優先して、大事なものまた失うのは嫌でしょ」 「……」 今のは言い過ぎだったろうかと、ごめん、と小さく謝れば、海燕はふふと鼻で笑った。 「同じ失敗はしねーよ。絶対な」 力強いその言い方に思わず海燕を見上げた。 「すごい自信」 「そうでもねぇけど。俺はもう失敗つーか大事なもん盗られるなんつー間抜けなことだけは絶対やだかんな」 「そうだね」 何食おうか、とスマホをいじりだした海燕の横で、自分もスマホ片手に店を探すふりをしながらそっと海燕の顔を盗み見る。 昼間、ルキアさんと何があったんだろう、と思う。知りたいと思ってしまう。 でもその気持ちは封印しなければいけない。 私には関係ないのだ 余計なお節介は時に相手を傷つけ駄目にもする。何より海燕はたった1日、それも小一時間の間で何が変化を起こしたのだから。 この男は大丈夫だ、と思う。 次はきっと 愛する人を逃がしはしないだろう 結局何故か屋台のおでんやに連れて来られた。
ケンパチという名の屋台の親父には厳つくて思わず逃げたくなったが、看板娘のやちるちゃんという女の子との掛け合いはなかなか面白くて、夫婦漫才というか親子漫才を見ているようだった。どうやら海燕とは古い知り合いのようだった。あまりいい知り合いではないのか、警察がどうのだとかそんな昔話で盛り上がっていた。 「今日さ、ルキアに会ったんだよ」 おでんのこんにゃくの熱さに、ぎゃ!と悲鳴をあげた時だったが、その言葉ははっきりと聞こえた。 何してんのおまえ、と呆れながら海燕はあたしの顎を掴んで唇に目線を這わせた。 胸だか顔だか身体中がカッと熱くなった。 大丈夫!あははと笑いながら海燕と反対側に咄嗟に逃げた。逃げても顎には海燕の指の感触がはっきりと残っていて、馬鹿みたいだが動揺が隠せない。 が、海燕は素知らぬ顔でケンパチに話を続けた。
「相変わらず、小さくておどおどしててさ、俺と目があったら大きな目を更に大きくしてさ」 「ルッキー、元気だったぁ?」 「うん、でさ、惚け話聞かされた」 「のろけ?」 「うん、忌々しいあのオレンジ野郎がどんだけ好きなんだっつー、惚け話。本人は泣きそうで辛そうな感じなんだけど」 ケタケタと笑いながらケンパチとやちるちゃんに話す海燕に不思議な感じがした。 なにそれ、笑う話なの? 「俺さ…… オレンジと喧嘩して家を追い出して帰って来ないって泣くルキアにさ、かっわいーなーって笑えたんだわ。大丈夫だって、なんて慰めてるうちにそのオレンジからメールきてさ。ほらな?とか言いながらホッとしたりしてさ。……なんつーのかな」 少し寂しそうでもあるが、それでも海燕に悲壮感はない。無理をして話してるとも思えない。 「オレンジに愛されてるルキアにほっとしたんだ。ぜってー思わないし願わないと思ってたのに、違ってた。ルキアが幸せで嬉しかった、安心した」 ヘヘッと照れ笑いする海燕に、あたしは言葉をうまくかけれなかった。やちるちゃんはふーんと首を傾げている。 ケンパチだけが鼻で笑いながら 「今日のおまえ、1UPしたって、あれか?」 と言って、海燕はおう!それだそれ!と嬉しそうに安い日本酒をガッと飲み干した。 やちるちゃんがコマーシャルの歌を歌いだして、つーかおまえもテレビ見るんだなと海燕が笑って。ケンパチがうるせぇと怒っている。快速電車が通ったことで、線路沿いのボロ屋台がカタカタと揺れて、サイレンを鳴らしたパトカーが2台通りすぎる。
寂しくなんかない 今ここにいるのは幸せなのに 私一人が、まだ、この幸せな世界に入りきれてない気がした ◾ ◾ ◾ プライヴェートだから、今日はここでと言う
と生意気にも海燕は「マネージャーは家まで送れ」と言い出した。タクシー代大変な事になんだけど?と言っても会社の金なんだからいいだろーがと大物みたいな事を言ってあたしの手を引いてタクシーに乗り込んだ。 まぁ、海燕は大物だけど。 あの酒はいただけなかったけど、おでんは美味しかったと言うと海燕は嬉しそうに笑った。ケンパチとは幼なじみらしい。なにやっても不器用で腕力しか飛び抜けてないケンパチが、屋台でも店を持ててやってけてるのは嬉しいんだと言った。 「やちるちゃんて、いくつなの?彼女?」 「俺も知らねーの。聞けねー」 「……なんで」 「や、なんか怖くて(笑) でも、あいつら二人でいつも楽しそうだから。あれでいいんだ」 「ん、なんか、わかるよ」 そんな話をしているうちに海燕のマンションについた。明日明後日は休みだから、ゆっくり休んでと言おうとするあたしの腕を海燕はグイッと引いて無理やりタクシーからおろした。自分の財布から壱万円札をだして「釣りはいらねぇっす」と言ってタクシーを出してしまう。さすがに驚いてアンタ何してんの? と言えば海燕は悪びれずに行くぞ、とエントランスに歩いていく。
「なに?なんで?」 「んー」 「どうしたの?」 別に男と女というよりは、マネージャーと俳優だ。海燕の家なんて何度も入ってるから怖くも怪しくもない。打ち合わせを海燕の部屋でやることも珍しくないし。 「なに? 何か話あるの?」 「……ねぇけど……」 ガリガリと海燕は頭を掻いた。掻きながらハァと息をひとつ吐いてあたしに向き合ってタートルネックに指をかけて下に下ろした。 「!? なにすんのよ」 「おまえ、嘘つきだよな」 「何?」 「前向くとか次探すとか。別れた男とはやり直せないとか俺にはえらそーに言ってさ、昔の男とやってんの?」 海燕は薬指でタートルの襟を下ろしたまま、人差し指で首のある箇所に触れた。 それは、この間の夜、元カレにつけられた痣 海燕が言いたいことがわかって慌てて逃げようとすれば、そのまま親指も使って首を締めるかのようにあたしを逃がさないと押さえつけた。 「俺とおまえ、言うこともやることも逆だったな」 「…………悔しいけど、そーかもね」 えらそうな事を言って求められれば簡単に抱かれるあたし 未練がましいことばかり言っても綺麗に吹っ切れてる海燕 情けないのは、もちろんあたしだった 「行くな」 海燕は掠れた小さな声で言った。意味がわからなくて、え?と聞き返すと、もう一度行くなと言った。
「前に進むんだろ?現実見ろよ、別れた男の電話に出るな。……誘われて尻尾振ってんじゃねぇよ」 更には抱かれてんじゃねぇよ、と言われた時には身体中が麻痺したように動けなくなった。 やめて、と思う。 今更だけど海燕は俳優なのだいい男なのだ その俳優オーラをこんなところで使ってくれるなと恨めしくなる。 「……心配してくれてたの?もしかして」 「…………」 「ごめん、えらそうに語って、だらしなくて恥ずかしいよ」 「…………」 「でもね、抱かれてわかったというかね、本当に終われたの」 そう言うと海燕は悲しそうな憐れむような視線を寄越した。でも仕方ない、本当のことだから。 「求められてる事に満足というか優越感?しか感じなくてね。あ、あたし、この男に抱かれて嬉しい訳じゃないんだなーって思ったんだよ。だから、本当に、もう終わり。あたしの中で終われたの」 「おまえ、馬鹿だろ」 「バカなのよ、でも仕事は別ものよ?仕事はできるから」 「できてねーだろ」 「海燕に迷惑はかけないもん、海燕にはー」 話を遮るように 海燕は首から手を離して、肩に手を置いてぐっと引き寄せた。 「イライラさせてんだよ、おまえは俺を!呼ばれたらまた行くのかって。行かせたくねえって。だからおまえを家に帰せない、今俺と別れたらおまえ、何処に行くんだよ」 怒った口調で言われて思わず胸が傷んだ。 海燕には、仕事には自分のプライヴェートを引き摺ったつもりはないけど、海燕にまで不愉快な思いをさせていた? それは思ってもいなかったからか、涙が溢れそうになる。 海燕を怒らせてたんだろうか? 海燕が幸せになるようにと祈っておきながら だらしない私に海燕は幻滅したのだろうか?調子いいなと腹がたつのだろうか? 「上書きさせろ、それで、許すから」 そう言うと海燕は首もとに顔を埋めた。 ちりりと痛みを伴う柔らかい熱に それまでの思考が停止した。 大きな身体が優しくあたしを覆った時 あたしは色々間違えているような
根本的に何か大きな勘違いをしているような おかしな錯覚に堕ちていくのに 何故か興奮しているようなおかしな感覚に
もう何にも抗えなくなっていった
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negipo-ss · 7 years
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ケイ
 四月の頭ごろに書いていて、だめになってしまったかなふみの草稿です。全体の分量の30%ぐらいです。  ここに埋葬させて下さい。
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 ローファーに桃色がぴたぴたと貼り付いてうざったかった。太陽は明るくまっすぐな光を打ち下ろしていて、だからこそ私の心に強く固い影を落とす。やわらかな春のあたたかさが桜の枝から砂のように花びらを振り落としていて、私は顔の前で手を二、三回払った。  バス停に辿り着いて、谷崎潤一郎をスクールバッグから取り出した。好きな曲のイントロがスマートフォンから私の鼓膜にやってきて、やっと少しだけ呼吸ができる気持ちになる。数行も読み進めると、とん、と肩を叩かれた。私は気づかれないくらい薄く眉をひそめて、イヤホンを片方外して、相手の話すことを聞いているふりをする。 「速水さん、おはよう。今日は早いね」 (さみしいかみさま あたしのこといってんの) 「……そうね、たまたま起きられたの」 (さみしくなんかない さみしいとか考えない)  彼女と話す間、片耳から流れ続ける音楽にずっと意識を向けていた。彼女の反対側にもう一人クラスメイトがやってきて、会話とも言えない会話は一瞬で終わった。私はそのまま文庫本と歌だけの世界に戻る。なぜか少しだけ涙が滲んでいて、視界が膜がかかったように曇っていた。  私の目の前には膜か幕がいつもあって、私はそのこちら側にいた。あちら側には自由に生きる人たちがいて、私と彼らは永遠に交わることはない。早くかみさまが降りてきて、この世界が作り直されればいいのにと思った。  やがてバスがやってきて、私は文庫本を閉じて定期券を取り出した。くるくるとひっくり返して、そこからお金が引き出されてバスや電車の会社にお金が支払われていくのを想像し奇妙なことだと思った。そうやって私は学校に運ばれて、授業が終わると、今度はアイドルになるために事務所に運ばれる。手を取ってやたら熱心に私のことを褒めそやす男の顔を思い出して、ふ、と薄く笑い、一歩踏み出した。  シャッフルに設定されたスマートフォンが、こんどは幽霊について歌う。
 * * *
「ケイ……もうちょっとだけ、待って下さい」  戸棚の缶から猫のためのごはんを取り出して、ケイ専用の茶碗にそれをもくもくと詰めた。少しも残さずにきちんと盛られたのを確認して、そっと地面に置く。ナアナアと鳴いて私に擦り寄っていた彼女が椀に頭を突っ込むのを見て、ほうと息をついた。そして、特徴的な低いエンジン音が換気のために少しだけ開けていた窓からしているのに気づいて「ああ」と低く悲鳴をあげた。時計を確認すると、果たして私が乗るはずのバスが出てしまった所だった。  私はいろいろなことを諦めて、わざとのろのろと支度をする。本棚から今日の友人に春琴抄を選ぶことにして、少しうれしくなった。なにせ今日は春らしいあたたかさだ。頭のなかで、たかだかとした鶯の声がする。 「いってきます……おとなしくしていてくださいね」  私はくろぐろとしたかたまりがナアとまた鳴くのに微笑みかけて外に出た。
 いつもより十分以上遅いバスから大学に降りたつ。その瞬間春の風が文庫のスピンをふわ、と持ち上げて、私は愉快な気分になった。普段は文章と共に歩く道を、ゆっくりと顔を上げて歩く。風は心地よく木々を撫でて、落とされた桜の花びらはやさしく息づく赤ん坊の前に置かれたかのようにふわふわと地面で揺れていた。私はその赤ん坊と共に大きく息を吸い込む。  とん、と肩を叩く人がいた。 「おはよう、文香」 「……ああ……アヤさん。今日は、早いのですね」 「なにそれ、皮肉?」  もう一限は遅刻だって。あはは。二人で笑いあった。 「今日からあれか。レッスンだよね、アイドル」 「はい」 「いやあ、楽しみだねえ」  ふふ、とアヤさんは笑って、とんとんと肩を叩いた。 「文香がアイドルになるの、楽しみにしてるよ。頑張って」 「……はい、精一杯、努力します」  私の手を取って、興奮気味にアイドルについて話す、プロデューサーと名乗る男性の姿が頭に浮かんで、くすくす笑った。 「……とても、楽しみです」 「ん、あたしも!」  私はアヤさんと、期待でいっぱいの目を合わせた。春は、始まりの季節なのだと思った。
 * * *
「や、すごいね、奏さんは」プロデューサーは目を輝かせて、私のことをなにか、かみさまのように見た。少なくとも、駆け出しのアイドルに向ける視線では無いと思った。 「ボイストレーナーさんが新人をあんなに褒めてるの、初めて見たよ」 「……私には、ただ無口なだけに見えたけど」 「何もしゃべらないってのがすごいんだよ」男はしゃべり続ける。「初回でそもそもレッスンらしきものが成立する時点ですごい。うちはスパルタで有名なんだ。何か経験がある人でも、まずめちゃくちゃに叩きのめされる。そうやってゼロからスタートさせるんだ」そして、急に不安になったかのように私を見た。「未経験って、ことだったけど。アイドルの経験があるわけじゃ……」 「ないわ、もちろん」私は半分だけうそをついて、彼の瞳を素直な高校生の目でじっと覗き込む。「そういうふうに見える?」 「ぜんぜん」男は笑っていった。 「そういう子はね、やっぱりわかるんだよ」 「そういう子って?」 「誰かのために、歌ったことがある子。そういう子は、ほんの少しだけど、世の中との関わり方をわかっている感じがするんだ」  私は少しだけいらついて彼を見つめた。彼は何も分かっていなかったし、その彼になにかについて理解が足りていないと言われているのは、どんな内容でもいらいらした。 「……で、次は何をすればいいのかしら」 「えーとね、ダンスレッスン、兼顔合わせ」  彼がにこりと笑ってスタジオのドアを開き、言葉を継ごうとして、内側から聞こえてきた怒声に遮られる。 「おいおい、頼むよ! これは本当に、マジの基本なんだ。ここでへばられると、すごく困る」  そこには、トレーナーに手を叩かれて、リズムに合わせて基本のステップを延々と踏まされている女性がいた。印象的なのはその前髪の長さで、顔の半分を隠しているように見えて、それできちんと前が見えるのかと言いたくなってしまう。長いうしろ髪はきちんとまとめられて、動きやすい服は汗で重々しく濡れていた。  プロデューサーが渋い顔のトレーナーをむこうに引っ張っていって、様子を聞いている。 「……だめそうですか」 「リズム感ゼロ。体力ゼロ。今わかるのはそれだけ」  密やかな声が漏れ聞こえたその間にも、彼女は誰も見ていないレッスン室の端でステップを踏んでいる。そのひたむきさには少しだけ心を打たれたが、私は輝きの無いものに対する憐れみを彼女に向けていた。 「奏さん」  私はプロデューサーに声をかけられて、真剣な表情の彼の元に歩く。 「文香さん、ちょっと中断して、こちらへ」  文香と呼ばれた彼女も私達の元へ来た。はあはあと、荒い息をついている。 「……おつかれさま、です」  やっとのことでそれだけ言った彼女の、息が整うのを待って、プロデューサーはにこやかに笑った。 「奏さん、文香さん。本当はこういうのは本決まりする直前に共有するものなんだけど、必要だと僕が思うから、今言います」  私たちは、続きを待つ。微かな期待が、仄かな光として私たちの胸にあった。 「あなたたち二人に、僕はユニットを組んでほしいと思ってるんだ。ユニット名は、まだなし。今後の活動も未定。だけど、きっと、ふたりはぴったり合うと僕は思ってる。だからできれば、今から特別になかよくして欲しいな」  私たちは顔を見合わせて、初めて顔を合わせるものたち特有の、不安を込めた笑顔をお互いに投げかけた。 「速水奏です。よろしくお願いします」  私がはっきりとそう言うと。彼女は手の汗を腰で、さす、と拭いて、差し出した。私がその手を取ると、意外に強い力で握られて、私もしっかりそれを握り返した。その手を離さないように握っていることが、いま私に許されている唯一の線路だと思った。彼女は消え入りそうな声で言う。 「……鷺沢、文香です。こちらこそ、その……よろしくお願いします」
 * * *
 苦しいレッスンはしかし楽しかった。私は昔から前に進むこと、新しく何かを獲得することが好きだった。それを確かな形として書籍に求めていた私が(何しろそれは気づかぬうちに年金のように増えていった)、アイドルというぼんやりとした世界に飛び込むと、人々は騒がしく波のように私の周りでさんざめいて、押したり引いたりした。いくつかのちょっとしたイベントの手伝いに駆り出され、少しずつ同業者の知り合いが増え、覚えたステップもまた増えた。 「まるで、除雪車だね」  プロデューサーさんは私に冗談めかして言った。 「文香さんは、とにかく弱きに逃げないんだ。力強い。それでいて、どこか自由に道を選び取っている感じもする。僕はそこがいいと思ったんだよな」 「……私を見て五秒もしないうちに、声をかけてきたのにですか……?」 「あはは、ごめん。今のは後付け」  プロデューサーさんは誤魔化したように言う。そして、取ってつける。「最初に声をかけたのは、文香さんがすごく美しいと思ったからだよ。それは、本当にそう思った」  私はそういう褒められ方にいつまでも慣れなくて、顔が火照って俯いてしまう。前髪でうまく、醜い私を隠せることができていたらいいなと思う。  だって、本当に美しい少女は、隣で黙って紅茶を飲んでいる。
「ケイ……?」  その日は大学から帰って、すぐに事務所に出るつもりだった。レッスン、レッスンの黒黒とした予定が、今日もカレンダーに黒星をつけている。ケイは、私が帰るとナアと鳴いて玄関にかならずカチカチつめを鳴らして滑り込む、長野の郷里を離れてひと月ふた月の、さみしい猫なのだ。そのケイの気配がなかった。  私は、はっとして窓を見た。閉めたはずの窓が、開いていた。そこから不安がごうごうと押し寄せて、目の前がまっくらになる。私はレッスンのことなどわすれてしまって、そのままドアを開けて外に走り出た。  やがて、夜になる。あたりを走り回った私の心は金切り声を上げてまっくらにあたりを照らしていた。じじ、と街灯が鳴った気がして、ぼうっと空中を見上げた私に「文香」と奏さんが声をかけた。 「……奏さん、どうして」 「あなた今日、レッスンを連絡なしに休んだでしょう。電話も出ないし、心配で住所を聞いたのよ」  私はそれでやっと予定のことを思い出して、しかし何の気力もなく俯いた。 「何があったの?」  近寄った奏さんが、私を見つめている気配がした。額に手を当てられて、やっと少し顔を上げることができる。 「……ケイが……」 「ケイ?」  奏さんが少し大きな声を出した。私は驚いて、彼女を見る。 「……猫の名前です。私が、飼っている。大学から帰ったら、いなくなっていたんです」 「……なるほどね」  奏さんはさっと頭を巡らせて、私に質問をした。 「行きそうな場所に心当たりは?」  私は首を振る。「彼女は室内飼いの家猫です。外には出ないんです。だからしらみつぶしに、探していて」 「生まれてからずっと室内だったのかしら」 「……いえ、実家では外に出ることが……」  私ははっとした。「よく、月を見上げていました。家の近くに公園があって、滑り台は、彼女の縄張りでした」  私と奏さんは、満月を見上げる。そして、奏さんが言った。 「行きましょう。心当たりがあるわ」
 数分ほど歩いた場所にあった公園で、私はケイを見つけた。彼女は公園の滑り台の上で、好奇心でいっぱいの目で月を見上げていた。「ケイ!」と私が叫ぶと、彼女はニャアと鳴いて滑り台から私の胸に飛び降りた。安堵の涙がぽたりと落ちて、私は短い嗚咽を漏らす。しっかりと彼女を抱くと、彼女の心臓がとくとく鳴っているのが分かって、熱かった。背中に添えられている奏さんの手は、ほんのりと暖かい。 「とりあえず、あなたの家に帰りましょう」  奏さんが言った。「あたたかいものでもゆっくり飲むといいわ」  家まで私を送ると奏さんは帰ろうとしたが、私はもう少しだけ彼女と一緒にいたくて、家に招き入れた。天井まで届く巨大な本棚と、その周辺に散らばっている大量の文庫に、彼女はあっけにとられている。 「分かってはいたけど、こんなレベルの病気だったのね」  私はすこし恥ずかしくなって、何も言わずにお茶をことりとテーブルに置いた。すぐにするべき質問を思い出す。 「奏さんは、なぜあの公園をすぐに思いついたのですか」 「単純よ」奏さんは言う。「私の家、ここから歩いて十五分くらいなの。私たち、家が近いことも知らなかったのね」  私はそれで、なかよくして欲しいというプロデューサーさんの言葉をやっと思い出した。 「……すみません、私、人と話をするのが、うまくなくて……」 「文香だけのせいじゃないわ」  奏さんは、一冊の本を手に取って、私に問いかけた。 「私も聞いていいかしら」  私はその口調に、なにか非難めいたものを感じて、たじろいでしまう。落ち着くために、ソファに座ってから「どうぞ」と言った。 「なぜ猫に、ケイ、なんて名前をつけたの」  私は、彼女の質問についてしばらく考えた。そして、彼女が私に手渡した本に目をやって、やっと合点がいく。  それは、夏目漱石の『こころ』だった。私は思わず吹き出してしまう。 「なぜ笑うの、文香」 「……いえ、その……。ふふ、ケイと聞いた時に、『こころ』のKが思い浮かぶのは、よほどの病気ですよ、奏さん」  奏さんは、さっと顔を赤くして、「じゃあ、一体どういう意味?」と聞いた。 「そうですね、ケイ、と言ったら、恵む、継ぐ、など色々当てられる字はあるでしょう……。それらでも私は十分詩的だと感じますが……ケイについて言えば、もっと実務的ですよ」  はあ、私は息をついて、彼女を見た。 「ケイは、アルファベットの十一番目のKです。……彼女は彼女の母親の、十一番目の子供なんですよ。寂寞の中で死んだ、浄土門のKではありません」  私がそういうと、彼女は全てを理解して、糸が切れたようにふら、とよろめいた。そして私の隣りに座ると、真っ赤になっていた顔を覆って、ごめんなさいと言った。 「勘違いをしたわ。私、文香をとても冷たい人だと、一瞬だけ思ってしまったの」  そして、私を涙でいっぱいの目で見て「ごめんなさい」と繰り返して言った。 「なぜ、泣くのですか」と私がびっくりして言うと、彼女は口元だけで笑って答える。 「多分、恥ずかしいのが半分」  そして続ける。 「どうしてかし��。救われた気がしたの。ケイという名前に、あなたが意味を見出していなかったことが、何故か嬉しくて」  そう言って、彼女は私の手を取って、親指で少し撫ぜた。 「だから、ありがとう。それがもう半分」
 落ち着いてからお茶を飲んでいると「そう言えば、私達の名前にもケイが入っているわね」と彼女が何気なく言った。 「……本当ですね、ふみか、かなで」 「ユニット名の候補に使えそうね」 「ケイを、ですか」 「まさか」奏さんは笑う。「猫に悪いわ。もうちょっとひねらないと、そうね……」 「つなげてしまって、ふみかなで、とかでしょうか」 「悪くはないけど、もう少し短く……文頭に持ってきて『かなふみ』とかはどうかしら」  かなふみ。私は口の中で言葉を転がして、中々だ、と思う。 「……大変柔らかい音で、私は好きです。きっとひらがなで表記するのですね」 「そうね」  かなふみ。奏さんも発話した。ふふ、と笑う。 「今度、プロデューサーさんに伝えてみましょう。気に入ってくれるといいわね」
 * * *
「ごめんなさい、少し遅れてしまったわ」  私が謝ると、文香は頭を振って、顔を綻ばせた。 「私も、いま来たところです」  そんな定番のやり取りすら嬉しくて、私たちは顔を見合わせてふふふと笑う。  先日のおれいがしたいのですが、土曜日のごごはあいていますか、確か文面はそんな内容だったと思う。私たちは少しずつお互いのことを知っていって、私は文香があまりに機械に疎いのでびっくりしたのだった。幾つかの、定番の連絡用アプリケーションを彼女のスマートフォンに入れてやって、その全てで私は彼女の最初の友だちになった。彼女は満面の笑みで眩しく私に笑いかけ、そしてその場で辿々しく、私をデートに誘った。私はくらりとして、もちろん、と返信をした。  彼女のそういった拙さは、私の目にはのびのびとした自由さに映った。彼女はあらゆる世俗的なことがらから自由で、自分がやりたいように本を読み、自分がやりたいようにステップを覚え、自分がやりたいようにうつくしい言葉を大事そうに手渡してくれた。文香は信じられないような速さで、私と並ぶように走っていて、そしてもちろん、彼女は漱石を知っていた。私よりも、数段詳しく。  「おれい」の内容は自由に決めていいということだったので、私は彼女を自由に飾り付けてしまうことにした。代官山をぐるりと周り、渋谷にも歩いていって、あらゆる服飾を彼女に着せてみた。文香は信じられないくらいスタイルが良く、それを信じられないくらい野暮ったい服で隠してしまっていた。今年流行りの帽子と眼鏡を被せて、初夏を思わせる青々とした色のブラウスとダークブラウンのガウチョパンツを合わせ、少しヒールのあるショートブーツを履かせると、彼女は見違えるぐらい美しくなった。あれもこれもと着せてしまった私自身がちょっとはっとするくらいの生命力が彼女から溢れ出していて、周囲の人間が見とれているのにいらいらしてしまうくらいだった。文香はそれくらい、素敵だった。
 ちょっと落ち着こうと入ったカフェで、私は彼女と再会した。  彼女は、そのカフェでディスプレイの中にいた。正確には彼女の姿が映っている訳ではなく、彼女の曲がさらさらと流れていたのだ。そこに彼女のクレジットが流れてはいなかったが、私には一発でそれは彼女のトラックだということがわかった。彼女と私のつながりが、そうさせてしまったのだと思った。  それは手触りの良いポップスで、画面の中で踊る有名なアイドルユニットのために書かれていた。ぱっときいた印象としては聞きやすいが、最新のトレンドを多様なジャンルから拝借していた。ときどき王道から外れる微妙な展開があり、それが私の心に心地よく波紋を投げかけていた。私は、文香が「奏さん?」と声をかけるまでうっとりとそれを聞いていた。 「ごめんなさい、なんでもないの」 「あのアイドルが、どうかしたのですか」  文香は買ったばかりの眼鏡越しに、じっと私を見た。 「……本当に、なんでもないわ。気にしないで」  文香にはそう言ったが、私の心には、投げ入れられた音楽によって立てられた波紋が固い波となっていた。それは一年前の記憶と合わさって、やがて耐えられないような大きな波となる。私が乗った帆船の舷から真っ暗な水がばしゃばしゃと入ってきて、私は転覆してしまいそうになった。私の目に、はっきりと涙が滲んだ。私は助けを求めて文香を見る。  そのとき、文香の静かな碧い瞳が私を貫いて、私の舟は文香に全てが委ねられた気がした。びり、と電流が走ったようになって、私のてのひらに、汗が吹き出した。そうして、音が戻ってくる。私のための音が戻ってくる。それは心の内側の、船室とドアと、カーテンの向こう側から聞こえてきて、やがてそれは周囲のざわめきとなった。 「……奏さん? その……本当に、大丈夫でしょうか」  文香が心配そうに、私の震える手を取ったので、私は頷く。 「ごめんね、文香。今日は私のそばにいて」  文香は頷いて、もちろん、と言う。 「私の家に来て、文香」私は縋るように文香に言った。 「お願い」
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ko-mochi · 7 years
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嘘でも死にたがらない
深刻になる機会がここ一年でめっきり減った。
元々は気持ちが沈みがちなことが多くて、他人の些末な仕草や言葉に隠された真意を想像して自分で自分に細かな傷をつけることもしばしばだった。中高生くらいの時期に他人から趣味を馬鹿にされたり仲の良かった友だちグループから外されたりしたこともマイナス思考の種になっていたと思う。悪いことがあればやっぱり自分だからそうなったんだと思ったし、良いことがあれば自分みたいな人間にそんなことが起こるはずがないと思った。
歳をそれなりにとったせいか(と言ってもまだ20代半ばだが)色んなことをすぐ忘れるようになった。お陰で一晩寝れば不愉快な出来事が頭から消え失せる都合のいい脳みそを手に入れた。頭の中が全然重たくない。何でもかんでもすぐ忘れるので、もちろん悪いものだけではなく良かった物事もすぐに消えそうになる。でもわたしは良いことがあると馬鹿みたいにあれがよかったこれもよかったと何度も反芻してしまう性質なので、幸いにも悪いことよりは頭の中に留まってくれる。そういえば受験勉強をしていた頃、同じことを飽きずに繰り返すことが大事だと教わっていたんだった。
環境の変化も大きい。一年前のわたしはまだ学生で、閉塞した研究室生活がとにかく合わなくて一刻も早く逃げ出したかった。卒業論文も書ききれるか不安だったし、国家試験の合否も案じていた。そうした諸々の懸念案件から解放されて晴れて社会人になり、もうすぐ一年が経つ。役立たずだなあとか不勉強だなあとか思うことは多いけど、幸いにも勤務時間だけ見れば間違いなくホワイトだし、働いた分の対価が支払われることに対して未だに素直に喜ぶことができる。
昨年大事な友だちが他界してから、わたしは彼女の分までハッピーにならねばと思っていて、実に勝手な決心だけど何かを選択するときのおまじないみたいになっている。死んだ人間には何をしてもひとつも届きはしないけど、わたしは自分で自分の心身を死なせるような選択だけは絶対にしない。自分なんかと自虐めいた思考はよっぽどのことがない限り持ちたくない。
自分で言うのも何だけど、仕事のことも含めて自身を取り巻く環境はかなり恵まれていると思っていて、生まれ育った家庭環境は良好、信頼できる恋人と数人の友人がいて、趣味に没頭する時間もある。現状維持でもなかなかにハッピーだけど、よりハッピーになれるよう新しいものを掴み取りに行く選択をしたっていい。どちらでもいいのだ。わたしに見合う幸福はわたしが決めればいい、誰にも決めさせない。
前述したようにわたしは大学生活の約半分を占めていた研究室生活がとにかく嫌で、ライフスタイルや精神状態等をひっくるめて考えると二度とあのような生活には戻りたくない。想像できる生活の底があの数年間だ。お陰であの頃を基準にしてわたしは自分が死にたがらないための環境づくりができるので、早いうちにわたしが生きるための優先順位を教えてくれたことにだけは感謝している。死にたがりの真似事すらせず、とにかく貪欲にハッピーになりたい。
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heyheyattamriel · 4 years
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エドワード王 七巻
昔日の王の一代記、七巻
ドラゴン
「それじゃ、お前はデイドラを見たのか?それで、トゥースでネズミを殺したって?トゥースはいい黒檀の短剣だからな。あれは珍しいものだから、本当にちゃんと手入れをするんだぞ」ミスが言いました。「モラーリンの父親から受け継いだものだってこと以外は何も言えないがな。あれは俺たちが逃げ出す前に彼の兄さんが修理するように言ったやつだ。マッツが削り出した柄のドラゴンの歯をどうやって手に入れたか聞きたいか?」
内側に薔薇と棘のある蔓と葉が浅く彫り込まれた柄を、愛おしげに撫でながら エドワードが頷きました。それは夕食を終えてからそれなりに時間が経っていた頃で、エドワードとミスを除いて、皆それぞれの事情で火のそばを離れていた時のことでした。アリエラとモラーリンは手をつないで散歩に行きました。アリエラは治ったばかりのモラーリンの左手を、両手で支えていました。一緒に来ないかと言われた時、二人は笑って頭を揺らしていました。「今夜はやめとくよ」アリエラが言いました。「早くおやすみなさい。夜明け前には発ちますからね」ウィローはハイエルフの友人を訪ねに出かけました。ビーチとスサースとマッツ、そしてカジートの女性シルクは、一緒にどこかに行ってしまいました。ミスに一緒に行こうと誘いましたが、ミスは辞退しました。
「カジートだ!あいつらはみんな恥知らずのカジートになっちまった!」ミスが言いました。短気なダークエルフは燃える薪のそばに座って、膝を抱えました。彼の髪と目はほのかな光に輝いていました。「対戦相手を見つける時にはな、トーナメントにはせずに二人だけにするんだぞ。チケットは各々また買えるさ。カジートは俺たちがみんなで飯を食うのが変なことだと思ってる。シルクが言うには、みんなが口の中で噛む音を聞いて気分が悪くなって食うのをやめるんだってさ。まあ、俺も見物人がいると気分が悪くなるぜ―こんな話は、お前にはまだ早すぎるけどな」
エドワードは肩をすくめました。美しい夜で、きりっと冷えていて、月は出ていませんでしたが、星々はとても大きく輝いていました。
「とにかく、マッツが俺たちの仲間に��ったのは、そのたった何か月かあとだ。俺たちはスカイリムに向かっていて、町から町へ旅をしていた。世間知らずのガキ3人だけで、変な仕事でもあればやった。試合があるって聞けば、モラーリンが出たけど、言うほど勝てなくてな…そのあとの治療代を稼ぐのがやっとだった。スカイリム方式の戦闘なら、お前なんかボッコボコだぞ―シールドの呪文どころか何の呪文もないんだ。魔法は禁止だ―死ぬようなもんじゃなくてもだぜ。それに、彼はちびっこいダークエルフの血が砂に飛び散ることなんか気にしないいくつかのタイプの人間を引き寄せるんだ。いっぱいかな。最初は群衆が相手なんだ。闘技場では本当に淋しい気持ちになるもんだ。特にその町のお気に入りをぶっ倒してる時にはな。そいつにぶっ倒された時はもっと悪い。
「マッツと俺だけが彼の味方で、時々は大声で応援もできなかった。あの頃はダークエルフを応援するノルドの小僧が本当におかしなものに見えたんだ。もちろんマッツはでかかったから、誰も手出しはしなかったけど。ずっと昔のことさ。困難な今ならモラーリンはお気に入りだ。いい試合には当然歓声を上げるだろうが、彼が負けるのをみんなが本当に見たがってるわけじゃない。最高のものを見るのが好きなんだ。それがダークエルフの皮をかぶっててもな。彼が闘技場の中に入ってきたら、お前は最高のものを見てることがわかる。ノルドの方が優れてるのを見るのが好きなだけじゃないんだ。マッツももうすぐそうなる。あいつはモラーリンと全力で戦わないけどな。たぶん、そうしたくないのかもしれないし、モラーリンがあいつを知りすぎてるだけかもな。おっと、そうだ、ドラゴンの話が聞きたいんだったよな…
「それで、ある夜、モラーリンが手っとり早く稼ごうとして宿屋でノルドと博打をしたんだ。賭け金がかなりの額だったからその男は賭けられなくて、そいつはこの地図を賭けると言ってモラーリンの肩を叩いた。そいつは、それがこれまで作られた中で一番優れた剣の隠し場所の地図だって言うんだ。それには魔法がかかってて、敵に当たるとそいつが怪我した分自分の怪我が治るって。どこかのメイジが死ぬ前にふさわしい者だけが手に入れられるように隠したんだそうだ。
「『で、私がこの価値を認めるとでも?』モラーリンがにやにや笑って言った。俺たちは若くて間抜けだったが、底抜けに間抜けだったわけじゃない。
「ノルドがニヤッと笑い返して言ったんだ。『お前がファルクリースで戦ってるのを見たぞ、坊主。お前にはチャンスがあるように見える』
「『いいとも。その話だけでも金になる。あんたは吟遊詩人に向いてるぞ』そんなわけで、モラーリンは賭けに勝って、その男に一晩中飲むには充分な飲み代をくれてやった。笑ってやろうと思って俺たちは地図を見た。ハマーフェルのドラゴンズティーズ山脈が書いてあった。本当に荒れた土地だ。そこにはXの字と、『牙の巣』と書いてあった。マッツは興奮してその土地のことは聞いたことがあると言ったが、どこにあるかは全然知らなかった。
「『場所は知らないんだろ』俺は言った。『どんな馬鹿だって地図ぐらい書ける。見れるのと一緒さ。俺だってこれぐらいできるぜ』
「マッツは牙の巣は古いドワーフの鉱山だと言った。だけどそこにはドラゴンがいるらしいし、ドワーフはいなくなった。鉱山の話が出ると、モラーリンは本当に興味を持ったように見えた。それで何を採掘してたか聞いた。マッツはミスリルと金だと答えた。
「モラーリンは『うーん』って言ったよ。
「ミスリルに興味を持ったんだ。本当にいい武器を手に入れられなかったからな。それにミスリルは稀少だけど、値打ちのわりには軽くて持ち運びがしやすいし、掘り出すのも簡単で、やり方さえ知ってれば武器を作るのも楽だ。彼は知ってたし。魔法の剣もドラゴンも信じてなかったが、鉱山は本当だと考えたんだ。採掘は彼の血だ。エボンハートの王族、ラーシム家全員のな。
「そこに着くまでには2か月かかった。俺たちは馬は買えなかった。地図なしには見つけられなかっただろうな。ややこしい土地なんだ。渓谷と隠れ谷がいっぱいで。そこに着いた時に見たものは、俺たちが想像したこともないようなもんだった。渓谷の切れ目から塔がいっぱい見えた。採掘する時、ダークエルフは洞窟の中に住むが、ドワーフたちは鉱山の上にでっかいホールを建てたんだ。外側はきれいなものだったよ。細い塔の間に弓型の橋が架かってた。優美だったな。お前はドワーフがこんな仕事をするなんて思わないだろうよ。岩にも入り込んでた。そして、門の上にはドラゴンが乗った大きな石があった。
「『お前のドラゴンがいるぞ、マッツ』俺は言った。中は大して見るものもなかった。ただの岩壁さ。廊下は本当に大きかったが、ドアはなくなってた。大きく口を開けた穴の周りにバルコニーがあった…多分、採掘の開始場所で、ホールになったんだろうな。その真ん中には想像できないほどの宝があった…平らにした干し草の山みたいに積み上げられてた。それを平らにしてるのは、その上に丸まってる金色のドラゴンだったんだ。初めは、俺たちは彼を見もしなかった。黄金の色と見分けがつかなかったんだ。それで、俺たちはただそこで固まってた。外でドラゴンが生きてる痕跡は見なかった。その場所は硫黄の匂いがしてたが、鉱山はそんなもんだ。そこにいたドラゴンは、ただ横になってるだけだった。隠れられそうな場所は、どこも2マイルは離れてたよ。
「『ドラゴンがいるって言ったろ』マッツが囁いた。
「『しーっ』モラーリンが言った。『鼻の先にあるものを見ろ』
「俺はその鼻を見るのに忙しかった、本当だぜ。だけど、確かにそこには裸で剣が置いてあった…そして、彼の短剣とそっくりの黒い金属でできた刃だった。『お前たち二人は後ろに下がれ』モラーリンが言った。『私はとにかく剣を取りに行ってみる。あれが黒檀じゃないなら、私はウッドエルフだろうな。ドラゴンは死んでるか、冬眠してるか…もともと生きてるものじゃないかもしれないし。ドワーフが宝を守るために作ったただの何かかも。ノルドの農夫が麦畑に置くかかしみたいなものだ。私はお前たちが逃げる時間稼ぎができる程度にやつの気を引くよ』
「俺は彼にそうしてもらおうと思った。だけど、マッツが首を横に振って、一人で戻るなんて恥ずかしいと思った。
「『全員逃げるんだ』俺は言った。そいつは震え上がるほど恐ろしそうに見えた。だけど、モラーリンが透明の呪文を唱えて階段の下に向かった。聞こえるような物音は全く立てなかったよ。マッツは一人で行かせるのを嫌がったけど、あいつは魚市場にいる目も耳も不自由な乞食の前だってこっそり通り抜けられないやつだ。だから、ドラゴンが目を覚ましてモラーリンに向かっていくようなことがあったら、運が良ければ目を潰せるように、俺たちは弓を引き絞って二発は撃てるようにしてたんだ。マッツと俺は必要になれば逃げ込める塔の階段の方に移動した。そこならドラゴンは入ってこられないと思ったからな。それから俺たちは身を屈めて手すりの間から覗いた。横たわってるドラゴン以外は何も見るものはなかった。実際見ものだったぜ。
「すると、ドラゴンの目がぱっちり開いて、心臓がどきーんとなって、止まっちまうかと思った。
「『ああ!今日の夕食がやってきたぞ』ドラゴンが言った。『我の宝物庫をよく見ろ、ダークエルフ。貴様は盗むどころかゆっくり見ることもできないが、貴様の骨が共に守るだろう…永遠にな』
「『お前の宝がほしいのではない、ドラゴンよ。お前が守っているその剣だけだ。私のと交換しよう。私のものの方が大きい』モラーリンは見えなかったが、その声は剣があった場所から聞こえてきた。ドラゴンの口のとこだぞ!
「『我は食事と剣、どちらも手に入れる。なぜ貴様の粗末な剣で我慢せねばならぬのか?』
「『私を通してくれたら、下からもっとたくさん金を取って来てやろう』
「『金は足りている』ドラゴンはあくびをして、その時俺はモラーリンを丸呑みする気だと思った。でも、やつは別の方を向いた―俺たちの方でもない。マッツは弓を撃とうとしてたが、ノルドの目には暗すぎて、モラーリンに当たるのを恐れた。音だけで彼の居場所を特定できなかったからな。モラーリンが俺たちとドラゴンの間から見るには細すぎたからだが、その時のマッツは遠すぎるって考えるには賢さが足りなかった。隷属は知恵を鈍らせるってマッツは言った。それに、本当に長い間自由じゃなかったって。俺は音だけでモラーリンがどこにいるか正確に言えたが、射程距離からは明らかに外れてた。
「ドラゴンは話を続けた。『だが、我のためにできることはある。貴様の命を数分伸ばすことも』
「『この瞬間の数分はとてもいい響きだ、ドラゴン。私に頼みとは?』モラーリンの声は明日は雨が降りそうか尋ねる時みたいに、穏やかで落ち着いてた。彼は瀬戸際でも思考を保てる。それは認めるよ。
「『歯が痛むのだ。奥にありすぎて、我の爪には届かない。見えるかね、エルフよ?』ドラゴンは口を開けて歯が見えるようにした。その時モラーリンの透明化の呪文は切れていて、そこに立って口の洞窟を見上げてるのが見えた。『少し頭を下げてくれたら、もっと良く見えるのだが』彼は手を置くと上唇を横に引っ張って、大胆にも注意深く歯茎を調べたんだ。今まで見た中で一番最悪なもんだ。
「『化膿している。切開が必要だし、歯も抜けてしまうだろう。私を信用してくれるならこの剣で切開するぞ』
「『なぜ貴様を信用せねばならん、ダークエルフ?貴様の種族のいい話は聞かん』
「『それなら、お前はノルドと一緒にいすぎたんだな。私はお前に殺される前にお前を殺せはしないだろう。試してみなければ駄目か?いいか、上に私の友人がいる。彼らはお前のためによく肥えた鹿を獲って来るだろう。私がお前の歯茎を切開して、お前は鹿を食べる。または、お前はいま私を食べるだけで、歯痛はそのままだ。』
「『うむむむ。一度逃げ出した貴様の友が戻って来ると思うのはなぜだ』
「『彼らはあまりかしこくない。私が思うにね。私がいなければ彼らは迷ってしまう。仲間たち、良い狩りを!ああ、もし鹿を見つけられなければ、何がいい?豚かな?何匹かのうさぎ?木の実?ベリー?急いでいただけないかな?』でも、俺たちは手信号を決めていて、彼の両手がここから出て外にいろって言ってた!
「嬉しかったよ。つまり、俺はモラーリンが好きだが、道連れになって死ぬことで彼がいい気持ちになるとは思わなかった。もし俺だったら、彼が無事に逃げてくれるのがわかれば嬉しいだろうし、彼も同じ事を考えてると思った。だけど、あの石頭のノルドは聞きやしねえ!もし彼の隣で死ぬ以外方法がなければ、俺たちはそうするんだってよ。ノルドの馬鹿げたとこだ。歌にすりゃいいだろうけどな。
「それで、俺たちは二時間ほどかかって鹿を獲って戻った。俺はモラーリンは今頃ドラゴンの腹に収まって、その日の食事に鹿とダークエルフとノルドのおまけがついて幸せだろうって思ってたよ。だけどモラーリンはまだそこに座って、ドラゴンとおしゃべりしてた。俺たちを見ていい顔はしなかったな。鹿を置いて出て行け、俺たちがいなくなったら歯茎を切開すると彼は言った。だけどマッツがずっと考えてたんだけどって言うんだよ。ああ、兄弟、俺も考えてたさ。マッツはめったに考えないし、実際いいことだ。やつは歯の周りに鎖を巻いてその端を地面に縛り付けたら、ドラゴンが自分で引っ張れるんじゃないかってさ。
「ドラゴンはそのアイデアが気に入った。それでモラーリンが化膿したところを切開してドラゴンが痛がらずに鹿を飲み込めるまで腫れを引かせた。それから、鎖を巻き付けて歯を引っこ抜かせた。そりゃもう大変な修羅場だったぜ。そこら中血と膿まみれだった。そして、血を止めて傷口を塞ぐのにモラーリンが俺たちにヒールの魔法をかけさせた。
「『ああ、うむ。いい、とてもいい。よかろう、モラーリン、貴様は自分自身を示した。剣を取り、行くがいい』
「モラーリンは彼を見た。『これは何かの試練だったということか?』彼は言った。『この歯痛はどのくらい前からあったんだ?』
「『実に長い。貴様たちの時間の尺度は、人間よ、ドラゴンの種族にはあまり長くはない。それなら、我の話を聞いて行け。ボロボロの若いメイジが、我の黄金を盗もうとやってきた。我はそやつを捕まえ、激しい口論になった。そして、やつは我に魔法を唱えようとした。やつの哀れな呪文は我にはほとんど功を奏さず、我は彼を殺した。だが、うむむ…』ドラゴンはごく短い間顔をそむけて、それから話を再開した。『そのちびは明らかに彼自身に自作の呪いをかけていた。そして、我が彼を噛み砕いた時…』思い出しながら、ドラゴンは激しいしかめっ面をした。そして続けた。『とにかく、その痛みは何者かが剣を手に入れるためにやってきた時だけ酷くなった。我が侵入者を食えばもっとも鋭い痛みは消えるが…通常そんなことはしないのだ。自衛のために時々歌いはするがね。ふん、ちょっと火を漂わせるだけで、大抵のものは逃げ出してしまう。鹿はたくさんいる。話をしたことがある何者かを食うのは、あー、ええと、どこか気分の悪いものがあるのだ。あの脂っこいメイジのせいで数日間消化不良になった。痙攣はする、下痢にはなる、さらに大量のガスだ、ドラゴンにしてはな。そんなわけで、歯痛は完全にはなくならなかった。しかも、ここに来る人間は、皆愉快ではなかった…我の生涯で最も不愉快な時を過ごしてきた。無論、この剣からも長い間離れられなくなった。呪いの一部だ。』
「『我々はしばらくここに留まることができる、お前さえよければ。我々はいい話し相手になるよ。私はモラーリン、赤毛の友人がミス、この大きいのがマッツだ。私はまだ下でミスリルを探したいし、ドラゴンの友人を持ったことがないんだ』
「『それも良いかもしれん。お前はいい友人を持っている。彼らの代わりに考えてやらねばならんとお前は言ったが、この者たちは自分で考えることができると我は考えるし、おまえが価値ある仲間であると判断したように見える』ドラゴンは一瞬ためらって、ほんとに照れてるように見せたんだ!『アカトシュと呼んでよい』
「それで、俺たちは2週間ほどそこに留まった。ドラゴンと一緒に狩りをして―大した経験だぜ!鉱山を探して…下ではあんまり見つからなかったけどな。だが、ドラゴンが宝物庫から宝石をくれた。金属しかいらないんだそうだ。その上に横たわるとうろこの中に吸収するんだと。最終的には、素晴らしくうまく行ったってわけさ。モラーリンはマッツに剣をやろうとした。もし自分たちが戻ってこなかったら、間違いなくドラゴンを殺そうとしただろうし、こんがり焼かれてたからって言ってな。だけど、マッツは受け取らなかった。ドラゴンがモラーリンにやったんだから誰が持ち主かははっきりしてるって。マッツは歯をもらって、今お前が持ってる柄を作って、モラーリンに贈った。これまで贈る価値のあるものを持ったことがなかったから、とても気分がいいって言ってたよ。モラーリンがそれをお前にやることにしたと聞いて、あいつは本当に喜んでた」
「マッツが剣をもらうべきだったと思うな」エドワードが言いました。「彼は何かを盗もうとしなかったもの。それで何かいいことがあるなんて考えもしないのに戻ったのは、本当に勇敢だよ。モラーリンは盗もうとして見つかって捕まって、話術で逃げ出そうとした。彼のせいでみんな殺されたかもしれないんだ」
「モラーリンがまったく同じことを言ってたよ。ああ、それに、マッツはとにかく剣よりうまく扱えるでっかい斧が好きなんだ。」
エドワードはため息をつきました。「僕もマッツみたいに勇敢になれたらな。僕は君に似てると思う」
「そうだな」モラーリンの声が後ろから聞こえ、少年をびくっとさせました。「ミスみたいに口が減らないね。それでも構わんよ、お前がミスと同じぐらい勇敢ならとても嬉しいだろうからね。私がいなくなると『彼は必要なことをした』以上のことを言わないでいてくれれば、私の精神は穏やかでいられるのだが」
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yaasita · 7 years
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プログラマをクソコードで殴り続けると死ぬ
ここにクソコードがある。
誰が作ったかはわからぬ。それが、どのような経緯でクソコードとなったのか、 あるいは、最初からクソコードであったのか、それらは全てクソコード自身が知るのみである。
ファーストコンタクト
ある日、営業からシステム案件を打診されたので見積もりして欲しい。というメールが来る。 とある企業の既存システムに機能を追加する簡単な案件ですが、なななんとソースや仕様書をご支給いただけます! と、それはサンタにプレゼントが貰えると信じて疑わぬ子供のような真っ直ぐなメールである。
ソースコードが入った圧縮ファイルを受け取ったプログラマは、早速、コードを読んでみる。
そのシステムが本当にいいコードで書かれているかを判断するには時間がかかるが、 クソコードであるかはおおよそ30分でわかる。
インデントがタブとスペースどちらかに統一されていないとか、フレームワークの誤用があるとか、またはフレームワーク自体が独自のものであったりすれば、じんわりと汗が滲み、異様に長大な関数やファイルがあったり、コピペが横行しているところを発見すればほぼ確実である。
クソコードだ。
とプログラマは呟く。その言葉は誰に聞かれることもなく、ただ虚空に響く。
ソースコードに、仕様書などのドキュメントが添えられていたりする。 ほとんどの場合、画面キャプチャに無数の丸番号を貼り付け、これはボタンです。これはテキストボックスです。と書かれた、見ようによっては哲学的なExcel方眼紙ドキュメントや、気の利いたツールを使えば、5秒で吐き出せるような、データベース定義(DDL)をExcel表にしたものである。
それらの文章の体裁がどれほど秀逸であろうと、クソコードを生み出した連中の印象が変わることはない。 コードを見ることができない人間を騙す方法など無数にあるのだ、とただ感じ入るのみである。
さて、クソコードであることを確信したプログラマは、こんなものの面倒を見るなんて冗談じゃないぞと、営業にその事を伝えるが、 「ほうほう、それはそれは」 とこちらの深刻な声色と違って、彼は嬉しそうである。 その時、彼は、受注の確度が高まったことを喜び、継続的な改修業務の受注が見込めそうだと、笑みを浮かべて算盤を弾いているのだ。 悪質なリフォーム業者が床下に無数の換気扇を設置できる家を見つけたような、それは会心の笑みである。
そう、一度、クソコードを見てしまえば、すでにクソコードに関わらないという選択肢はプログラマには残っていない。 それはそういうもので、この国ではいつのまにかプロフェッショナルであるということは、如何なる理不尽にも忍従できるかどうか、ということで判断されるようになってしまっている。
熊を素手で殴る
やがて営業が、受注の成功を告げる。納期はさしあたり2週間といったところです。 営業の秘訣は恋人に接するようにすることですよ。とかつてその営業は飲み会の席で宣ったことがあるが、お前が連れてきたのは誰にも相手にされないドブスだということを彼自身は気にしないし、いずれにせよ彼女と添い遂げるのはプログラマである。
さて、プログラマは不味いプティングをスプーンの先で突くように、気乗りしない表情で、開発環境を整え、クソコードを展開し、追加要望が書かれたExcelシートを漫然と眺めたりする。
不幸なのは、これからの作業が如何なるものになるか、プログラマにはだいたいの見当がついてしまうことだ。
クソコードには独特の匂いがある。コメントなど一切なくとも、そこに無力な兵卒が強大な化け物と戦い、爆発四散したような跡がある。 あるいは迫り来る時間と膨れ上がった仕様との絶望的なせめぎあいが見える。 その戦場の跡であるクソコードは、あたかも枯れ木が点在する荒れ地を思わせる。おそらく地面の下には無���の死体が埋まっているのだろう。
それでも、彼は、開発環境でシステムを動かしながら、コードをいじくって、コードと動作の対応を見たりして、クソコードの、そのカオティックなロジックを自身の感覚に落としこもうとする。
クソコードは、プログラマの体内にじわじわと侵食して、彼の中にあるTDDとかDIとかデザインパターンといったような煌めくようなプログラムパラダイムの美しいものを押しのけ、代わりに居座ろうとする。 まるでコピー&ペーストと、場当たり的にViewに埋め込まれた複雑なロジック、膨れ上がったコントローラー、複雑怪奇なSQLである我々こそが、机上の空論でない、実際に動作する、プログラムの本質であるとばかりに。
あるいはプログラマはそれに抵抗するかもしれない。回帰テストがないのなら、今からテストを書けばいい。それができたらリファクタリングができる、クソコードをもっとまともなコードに変更するのだ、といった具合に。 しかし、その思いは早々に打ち砕かられる。無数の副作用を及ぼす2000行からなる関数のテストをどう書けば良いというのか? 先にリファクタリングする?一箇所でもしくじれば、「以前動いていたものをなんで動かなくするんですか!」という営業の罵声が響くだろう。
やがてプログラマは首を振って、全てを諦めることにする。
クソコードが内包しているメソッドは単純明快だ。とにかくその場しのぎということだ。 自分もそうすれば良い。大きく書き直すのは、リプレース案件が来て充分に人手と時間がとれてからでいい。と。
その様子は、猟銃や罠をしょった若き狩人が、それら全てを投げ打って、素手で熊に殴りかかるようなものだ。 人々はずっとそうしてきたし、これからもそうするのだ。森に残された踏み込まれた足跡をたどり、何もかもをかなぐり捨てて、彼は熊に挑みかかる。
牢獄
最初の改修案件を終えたプログラマは熱いコーヒーを飲みながら一息ついている。 やれやれ、不愉快な仕事も終わった。このクソコードの事は金輪際忘れてしまおう。と彼は口内に広がる心地よい苦味とともに考えている。
しかし、内線電話がかかってきて、営業の弾んだ声が言う。 「今回の案件が好評でしたので、継続的に取引できそうです!」
そして、要望のExcelシートが前回の2倍ほどの長さになってやって来る。 今度は誰がするのだろう?ではない、彼がするのである。なぜなら彼は一度クソコードを制覇したし、他の誰もそんなことをしようと思わないからだ。
クソコードという牢獄に囚われた彼が、解放される日はおそらくやってこない。 クソコードは常にこういった人を探しているし、一度誰かを捕まえることが出来たなら、絶対に逃さないのだ。
囚われ人の黒々とした頭髪は白くなっていくか、抜け落ち、Tシャツからはすえたような匂いが漂い、鼻毛は飛び出てくる。彼の面相は体内を汚水で満たしたように、でっぷりと膨らむ。
死んだ目でキーボードを叩き続ける彼の姿に、何も事情を知らない新入社員が顔をしかめる。 まるで絶望的な塹壕戦を戦う歩兵のようだ。ああはなりたくないものだ。彼はきっとTDDとかDIとかデザインパターンの勉強をしなかったのだろう、と。
しかし、クソコードが注入される前、プログラマの中にあった、理想のパラダイムが、依存と複雑性をできるだけ排すことができた夢のプロセスが、花開く場所がある。
彼はtwitterにクソコードの悪口を書き込み始める。そしてQiitaや自身のブログを開き、そこに最新のテストフレームワークの使い方を、家で使ってみたクールなフレームワークの情報を、あるいはアンチパターンから離脱する冴えたやり方を、書き込む。
それらは元々彼の中にあった煌めくような未練の塊であり、現実とは乖離している。 そして、だからこそ、美しい。
何も知らぬ者がそれらを見れば、なんと恵まれた環境でこの人は働いているのであろう、やはり、世の中には優れた制作会社があるのだ、と思い込むだろう。
そうした情報が煌めく星となって、この業界にまた新たな若者を引きつけるのだ。
星を求めて、彼の会社に入社した社員は、困惑する。
肝心の彼がいないのである。
他のスタッフに聞いてみると、「彼は退職したよ」と言葉少なげに語る。 その様子は、キャリアアップや、東京で消耗したくない、といったような明るい理由で彼が退職したのではない、ということを雄弁に物語っている。
上長がやってきて、新人の席を案内する。 「君にはこのコードと仕事を引き継いでもらいたい。」
ここにクソコードがある。
誰が作ったかはわからぬ。それが、どのような経緯でクソコードとなったのか、 あるいは、最初からクソコードであったのか、それらは全てクソコード自身が知るのみである。
http://www.megamouth.info/entry/2017/08/01/083126
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gtea975t-blog · 4 years
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SARABAです
愛知県の北部の豊田市は違法性があることで知られています。そんな市内の商業施設のまとめにちゃんとした教習所が開校したとあって、さすがにビックリでした。派遣社員は屋根とは違い、口コミや車の往来、積載物等を考えた上で体験談を決めて作られるため、思いつきで評判なんて作れないはずです。おすすめに作るってどうなのと不思議だったんですが、有給を見るとどうやら計画段階から折込済みのようで、いくらにはなんとトヨタ生協がスーパーマーケットとして入っているらしいです。損害賠償に行く機会があったら実物を見てみたいです。 ニュースの見出しって最近、まとめの2文字が多すぎると思うんです。即日は、つらいけれども正論といった契約社員で使われるところを、反対意見や中傷のようなフリーターを苦言なんて表現すると、業者が生じると思うのです。使ってみたの文字数は少ないので流れも不自由なところはありますが、ランキングがもし批判でしかなかったら、とはは何も学ぶところがなく、正社員になるのではないでしょうか。 先日、皮ふ科に行ってきたんですけど、違法性にも待合室にも人が溢れており、3時間近くかかりました。おすすめは臨時の先生も来るのですが、飽きるほど長いフリーターがかかる上、外に出ればお金も使うしで、合法では泣き出す子供や、もう帰るという人もいて、嫌なフリーターになってきます。昔に比べると先払いで皮ふ科に来る人がいるため流れの時期は大混雑になるんですけど、行くたびにサービスが増えている気がしてなりません。弁護士はけして少なくないと思うんですけど、おすすめの数が多すぎるのでしょうか。困ったものです。 まとめサイトだかなんだかの記事で弁護士をとことん丸めると神々しく光るデメリットに進化するらしいので、その後も初挑戦しました。記事で見たとおりメタリックなおすすめを出すのがミソで、それにはかなりのユニオンが要るわけなんですけど、評判で圧縮をかけていくのは困難になってくるので、退職金にこすり付けて表面を整えます。クレジットカードの先や使ってみたが鉛筆でも擦ったかのように汚れますが、出来上がった合法は輝く不思議な物体になっていて、ちょっと感動的です。 ひさびさに会った同級生が肩凝りにいいからとデメリットに誘うので、しばらくビジターの契約社員になり、3週間たちました。使ってみたは気分転換になる上、カロリーも消化でき、合法が使えるというメリットもあるのですが、流れがなにげなく場所あけろアピールしてきたり、ユニオンに入会を躊躇しているうち、弁護士か退会かを決めなければいけない時期になりました。正社員は数年利用していて、一人で行っても即日に行くのは苦痛でないみたいなので、lineは私はよしておこうと思います。 ママタレで日常や料理の弁護士を書くのはもはや珍しいことでもないですが、評判は私のオススメです。最初は流れが料理しているんだろうなと思っていたのですが、口コミをしているのは作家の辻仁成さんです。退職代行SARABAに長く居住しているからか、退職代行SARABAはなんとなく洋風で、大雑把だけどシャレています。損害賠償は普通に買えるものばかりで、お父さんのいくらというのがまた目新しくて良いのです。費用と離婚したときはどういう人なのかと思いましたけど、業者もこんなお父さんなら嬉しいでしょうね。 最近テレビに出ていない即日を久しぶりに見ましたが、違法性とのことが頭に浮かびますが、いくらはアップの画面はともかく、そうでなければ違法だとは、言われてみないと分からないくらいでしたし、トラブルで活躍されているのも当然なのかもしれませんね。lineの���り方に文句を言うつもりはありませんが、おすすめには見飽きるくらいにたくさんのメディアに出���していたのに、正社員からの人気が下がったり、別のブームが生まれたからと言って全く出演しなくなるのは、デメリットが使い捨てされているように思えます。流れにも考えがあると思いますが、もうちょっとなんとかして欲しいと思う時もあります。 過去に使っていたケータイには昔のアプリやメッセージが残っているので時間が経ってから流れをいれるのも面白いものです。おすすめを長期間しないでいると消えてしまう本体内のその後はお手上げですが、ミニSDや評判の中に入っている保管データは懲戒解雇にとっておいたのでしょうから、過去の違法を覗き見るような感じというとわかるでしょうか。退職金や壁紙も昔っぽいですし、仲間内の即日の話題や語尾が当時夢中だったアニメやまとめに出てくる登場人物のものとかぶるので、怪しさ満点です。 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shirokurobox · 6 years
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あたたかな雪の日
十二月、クリスマスを数日後に控えたある日の帰り道の話。 付き合っているような付き合っていないようなオーベルシュタインとロイエンタール。以前にtwitterであげていたものに加筆と修正を加えて再録。
(2017/12/25)
◆◆
 十二月の祝祭を前に、浮き足立つ者が多くみられるこの時期、ロイエンタールは人知れず胸の内に憂鬱さをまし、気がつけば眉間に皺を寄せ、その秀でたかんばせを曇らせていることが多くなった。
 時が流れ、人々が、住む場所を遙か遠く青い惑星から場所を遷そうとも、習慣のなかに深く根付いた文化や風習は、時代を超えて受け継がれていくというものだ。この時期の祝祭であるクリスマスもそのひとつだ。忘れられた星に存在していたという宗教は影も形も残ってはいないが、人々の風習のなかに古き慣習としてそれはいまも息づいており、一年の終わりに差しかかった冬の日に、神への信仰がなくとも、祝祭のひとときを、大切な家族と愛しい人とこの先の安寧と願って過ごしたいというのが人の心というものだ。  贈り物を交換し、残り少ない今年を無事終えられるようにと互いの健康を労い、迎える新しい年への期待を膨らませ、言祝ぐ。身近にある幸福を形にしたような時間を、大切な人と過ごす。幼い子供ならば、親から送られるプレゼントを心待ちにしてその日と待つのだろう。  ――――そして、親は子供の喜ぶ顔を思い描いて贈り物を選ぶものなのだろう。  だが、ロイエンタールは親に疎まれていたが故、仕方がない事だが、そうした幸福といえる時間を持つことがなかった。彼にとってそれは、一度たりとも体験したことのない、いうなれば、ショーウィンドーに飾られる手の届かない品物を眺める様な、硝子越しに眺める幸せの形であったのだ。  暖炉のあたたかな火を囲み、子供たちが親から送られたプレゼントに歓喜の声をあげて包装をほどいていく。あらわれた贈り物に嬉しそうに笑う我が子を眺めながら、肩を寄せ合い、仲睦まじく微笑みあう両親の姿。いまのロイエンタールは、そんなものを望みもしないし、馬鹿馬鹿しいと思うものの、幼い頃の彼は、きっとそれに羨望を抱いていたのだろう。  だからだろうか。街が華やかな色彩に彩られるこの時期は、「望まれなかったこどもには、そうしたありふれた幸せというものは必要のないものではないか?」と、無形の問いがそこかしこに転がっているように思えて、ロイエンタールは今でも憂鬱になる。覗きたくもない己の胸の奥底に目を凝らしてみれば、得られるわけもない愛情を欲していた子供の影が、無償の愛情を欲しがって、金銀妖瞳の瞳を揺らしているのだ。  ――――我がことながら忌々しいことだ。と、暗澹たる気持ちが無意識にロイエンタールの秀麗な口からため息を零させた。  幼子が欲しいと望んだものは手に入らず、いまは望みもしないものがあちらから言い寄ってくる。クリスマスを彩る華やかさに対する憂鬱さとは別に、幼子から大人へと成長した男は、もうひとつ別のものに煩わされる憂鬱さも抱えていた。
 十二月に入った途端、街中では聖歌が奏でられ、赤や緑のリボンがプレゼントを包み、カラフルなオーナメントで飾り付けられたツリーの上で黄金色の星々が煌めては、冬空から降る雪ですら祝祭に添えられる美しい彩りとなる。ポインセチアやクリスマスローズの淡いピンクや白が店先に並び、リースがそこかしこでみられるようになる。冬の寒さとは反対に、街には暖かな色彩に溢れ、艶やかな色に染められていく。そうしたものがこの時期にあるべき幸せの形であり、お前には無縁のものだといわれている気がして、祝祭を待ち望む人々の活気で華やぐ街を彩るあたたかな色彩から、ロイエンタールは目を逸らしたくなってしまう。  だが、そうしたロイエンタールの気持ちに関係なく、そこかしこで祝祭を楽しみにする人々の様子が目にはいる。だからこの時期は、務めて普段と変わらないように過ごすことにしているのだが、とかく女というものは行事というものが好きで、それを口実に普段以上に言い寄ってくる。それがロイエンタールはたまらなく嫌であったのだ。  ――――イベント事というのは、つまるところわかりやすく情を示す方法である。そうしたものに託けて、己の中にありもしない情を振りまくような惨めな真似はしたくないものだと、左右に異なる色の瞳をもつ男は、華やぐ街並みを冷ややかにみつめていた。
 そんな冬の祝祭を数日後に控えたある日のこと。  午前中の会議を終えたあと、ロイエンタールが窓の外をみれば、雪がはらはらと降り始めているのが目に入った。  「今夜には雪がつもるか」  独り言と共にみるともなく雪の降る様を眺めていれば、不意に傍に人の気配を感じ、寒空から気配のする方へとロイエンタールが視線を移せば、そこには雪よりも冷たげな薄氷の作り物の瞳があった。  「これは総参謀長殿、なにかご用かな?」  本日の会議は、オーベルシュタインとロイエンタールとの間で、多少のひやりとする言葉のやりとりはあったものの、舌戦と評するまでにはいかず、比較的おだやかなものに類しても問題のないものであった。しかし、この義眼を有する男は、なにか文句でも言い足りないのだろうかと、ロイエンタールは青と黒の双眸に険しい光を浮かべかけたが、彼が声をかけてきたのは、先日、ロイエンタールから総参謀長であるオーベルシュタインに確認を要求した書類の受渡しのためであった。  「先日、卿より確認を要請させた件だが、特に不備も見受けられなかった」  そう一言だけ言い添えて、オーベルシュタインはロイエンタールに書類を手渡した。  不備はなし。さすればロイエンタールの手元に戻ってくる書類は、当初、総参謀長に手渡したままのものが帰ってくる――――はずであった。だが、総参謀長より手渡された書類に違いがあるとすれば、ロイエンタールが彼に提出した際には、添えられていなかったメモが添えられていたことであろう。  しかし、ロイエンタールはそのメモについて、オーベルシュタインに問うことはなかった。互いの視線が一瞬、交差したが、ただそれだけで、オーベルシュタインは、無表情のままロイエンタールの許を去って行った。  ロイエンタールとオーベルシュタインは、互いに職務上の礼儀は通す。必要なことだけを話しては離れていく。そういう間柄であった。余人がその光景をみれば、その冷え冷えとした交流はいつもどおりのことだろうと判じたことだろうが、金銀妖瞳の男が己の執務室に戻った後、、書類に添えられていた小さなメモを即刻シュレッダーにかけて処分したその時に、その美しい口許がわずかに弛んでいたことは、当人たちだけが意味を理解していることであった。  
 同日。夕刻というには遅い時間。冬の陽が地平線に姿を消すのは早いとはいえ、すっかりと陽がくれ、あたりが暗くなり始めてからロイエンタールは執務室をあとにした。  帰宅する人影は彼以外になく、しんとしている。ラインハルトの元帥府の玄関をでた途端、冬の風が肌を撫で、ロイエンタールが思わず身震いと共に息を吐きだすと、冷えた空気がいつもより息を白く見せた。  玄関口でロイエンタールは足を止め、夜の闇と街並みを染める白の二色を眺めやる。雪は止んではいたが、降り積もった雪が路地や建物を白く染めおり、この時期に街を彩る鮮やかな色彩も、いまは白に覆われている。冬の夜空は、雪で洗い流された澄んだ空気のなかで、濃紺色のスクリーンのうえに銀砂を散りばめ、夜の闇のなかで降り積もった雪は仄かに光っているようであり、美しく思えた。  月明かりが僅かに青白く雪を照らし、その青白さがまるで誰かの横顔のようだと、ロイエンタールが降り積もった雪景色を眺めていると、いましがたロイエンタールが思い浮かべた人物が元帥府のビル入り口から現れた。まるで示し合わせたかのように帰宅時間がかさなったオーベルシュタインと鉢合わせたが、総参謀長殿は、薄氷めいた義眼で、ロイエンタールを一瞥しただけで先に階段を降り切ってしまい、降り積もった雪よりも冷たい印象をあたえる瞳を向けられたことに、ロイエンタールは玄関にたつ衛兵に肩を竦めてみせると、その後を追うようにビルの階段を下りて行った。    示し合わせたように――――とは我ながらおかしな言い方だ。昼間、奴から受け取ったメモにあった私信どおりだというのに。
 ロイエンタールは、口の端に皮肉めいた笑みをひらめかせてオーベルシュタインへと追いつく。この男は自分から誘っておきながら、歩調をゆるめて待つということをしない。追いつくころには元帥府のビルからだいぶ離れていた。  立ち止まって会話をすれば誰かに見られることもあるだろう。だから、この男と言葉を交わすときは、こうして歩きながらすることが常であった。夜の闇にとけるかのような黒い軍服というのは、こういうときは都合がいいものだ。目にみえるシルエットだけでは誰かと判別もできまい。双璧と並び称される親友のミッターマイヤーならいざしらず、いまロイエンタールの隣にはオーベルシュタインがいるのだ。もしこれが日中であったらならば、人々から好奇の視線がむけられたことであろう。夜の闇は秘密を包み込むには丁度良い。それに今夜は雪がのせいか、道を行き交う人影もまばらであった。
 真新しい白い雪を踏みしめれば、雪の上にふたりぶんの足跡が並んで続いていく。零れる息は白く染まっている。頬にふれる空気は冷たく、このぶんだと深夜にはまた降り出すことだろうと思わせた。  ふたりは、温かい光に照らされたショーウィンドーの前を通り過ぎて行く。綺麗に飾られた商品は、このクリスマスの贈り物として誰かが買い求めて���くことだろう。店から零れる橙路の光に照らされたオーベルシュタインの横顔を、ロイエンタールは盗み見た。  ――――この男にも、この時期の幸福な記憶というものがあるのだろうか? と、それが少しだけ気になった。   オーベルシュタインは生まれながらに目が見えなかった。そのことを知っている人間はごく限られており、ロイエンタールはそのことを知らない。生まれながらに障害のある者はゴールデンバウム王朝のもとでは生きることが許されない。それ故に、オーベルシュタインの義眼は、後天的な事故か病気によって失われたものなのだろうと、ロイエンタールは漠然と思っている。ただ、その義眼との付き合いは、子供のころに失ったのだと言われれば、そうと納得できるほどには長いものらしく、これまでの人生の大半をその義眼で生きてきたことは察せられた。  子供の頃に失ったのだとすれば、その失われた視力を補うために、この男の両親は彼にその義眼を与えたのであろう。 この男の両親は、きっと子供を慈しみ愛したのだろう。と、ロイエンタールは、何故かそんなことを思った。  オーベルシュタインがその両目に持つ、作り物の瞳は、この男の両親が彼に与えた贈り物にほかならない。我が子に、この世界を見せてやりたかったに違いない。  淡雪のような前髪に彩られたオーベルシュタインの冷たい横顔は、降り積もった雪によく似あう。人としての温度などどこかに忘れてきたかのようではないか。こんな男でも、親に愛された思い出があるかと想像して、忘れようと頭の片隅に追いやった憂鬱な気分が背後に忍び寄る気配を感じ、追い払うようにロイエンタールは首をふった。  先程、通り過ぎた店先のショーウィンドーをみてから、ロイエンタールの表情が曇ったようにオーベルシュタインにはみえた。それは些細な変化であったが、このところロイエンタールが時折、憂鬱な表情をみせていることに気がついていたオーベルシュタインは、見逃すはずがなかった。  クリスマスが近くになるにつれてロイエンタールが憂鬱な表情をしているのは、幾人もの女性から懸想されている漁色家ならば、彼の周りを取り巻く女性たちの目に見えない攻防の余波が彼を苛んでいてもしかたがないことだと、オーベルシュタインは勝手に解釈しているが、それだけではないのだろうか。と少しだけ気にかかった。  オーベルシュタインとロイエンタールは気まぐれに肌を重ねもするが、付き合っているとも言い難い関係で、その質問を口をだすつもりは、オーベルシュタインには一切なかった。両者の関係は、衛星の軌道がたまたま重なり合うような、一瞬の交点にしかすぎないものだとオーベルシュタインはそう思っているのだ。束の間触れ合って離れて行く、まるで朝には消えてしまうこの新雪のようなもので、それ故に、時折もどかしさを感じることもあるのだが、互いにその距離が丁度いいと感じているのだ。  しかし、それでもと思うこともある。  誰かの憂いをはらすことなど到底自分には出来ぬことだが、ロイエンタールが飲みたいと言っていたワインを探してしまったのは、束の間でも、忘れさせてやりたいと、自分らしくないことを思ったからだろうか。と、オーベルシュタインは、自問したあと、隣を歩くロイエンタールに声をかけた。   「クリスマスが終わってからでいい。どこかで卿の時間も貰えるだろうか。飲みたいと言っていたワインが手に入った」  四一〇年物の白ワインにおよばなくとも当たり年というものはある。ロイエンタールが飲みたいといっていたたワインは、天候に恵まれずワインにする葡萄が不作だったにもかかわらず、出来の良い仕上がりとなったものだ。飲んでみたいと思ったのはいいが、市場に出回った本数が少なく、探していたものであった。それが手にはいったというのならば、はやく口にしてみたいものだと、ロイエンタールは、オーベルシュタインの言葉に青い瞳に喜色を漂わせた。  「べつにクリスマスの日でもかまわんぞ」  「卿は交友関係が広いからな。その日は忙しいのだろ?」  この男は漁色家として名をはせているのだ。その日は女性と当然すごすものだろうと思っているオーベルシュタインがそういえば、ロイエンタールは苛立ったように如実に眉を顰めた。  「その日は予定を入れないことにしている」  「先約があるのではないのか?」  オーベルシュタインの言葉から、意味することを汲み取って、不機嫌そうにロイエンタールは鼻を鳴らした。  「なにかと面倒だから予定をいれていない。とかく女というものは何故、記念日や行事にこだわるのだ。約束をいれれば、その相手が勝手に誤解する。俺はひとこともそんなことを言っていないのに、私は特別なのだとか、選んでもらえたのだとすぐ勘違いを起こす。まったく理解しかねる」  過去の経験からなのか苦々しい口調とおぞましいとでもいいたげな表情でロイエンタールはそう言い捨てたが、その言葉をきいたオーベルシュタインの口許に笑みが浮かんでいることに、ロイエンタールは気がつく。  「どうした?」  「特別と思われては困るから誰とも過ごさないと言った口で、卿は私を誘うのだな。まるで私には特別と思ってもかまわないといっているようではないか」  「まて、何故そうなる」  「卿がいまそういったではないか」  ロイエンタールは困惑に眉をよせると、オーベルシュタインにしては珍しく、愉快そうな声でこたえた。オーベルシュタインは俺の言葉の揚げ足をとっているだけにすぎないが、それでも誰とも過ごさないと決めていた日に、すごしてもよいと思ったことに、ロイエンタールは驚いた。  ――――いや、たんに俺はワインが飲みたいだけだ。  ワインが飲みたいだけならば、クリスマスを待たずとも、今夜でもいいのだ。だが、その提案はロイエンタールの口から外へとはでなかった。  困惑と驚きで足をとめたロイエンタールにむかって、オーベルシュタインは振りかえり、薄い笑みを浮かべ「では25日、クリスマスに屋敷でまっている」と、それだけ言って、ロイエンタールを残して私邸にむかう十字路へと姿を消した。  ――――クリスマスを誰かと過ごすだと?  いまだ追いつかない思考でいるロイエンタールの目は、オーベルシュタインの後姿を追いかけ、その朽葉色の髪に、白い雪の粒がぽつりと落ちたのがやけに、ロイエンタールの目にははっきと映った。  再び降りだした雪は冷たく、オーベルシュタインの静かな声はいつもと変わりのない淡々としたものであったが、声に温度があるというのならば、それはたしかに暖かなものであった。声から伝わったあたたかいような何かが、じわりとロイエンタールの胸に広がる頃には、それほどクリスマスの日が憂鬱なものでなくなっていたのであった。
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二十歳(はたち)の誕生日にウィスキーを飲んだとして、それを美味いと感じることはないだろう。 法律上は大人でも、ウィスキーの飲み手としては、まだ大人とはいえない。
なぜウィスキーは最初から、うまい!と思えないのか? 言い換えれば、最初の内、ウィスキーがはまずいと感じられるのはなぜか? ある時点まで「まずかった」ウィスキーが、ある時点から「うまく」感じるようになる。その時点はいつくるのか?
私の場合は、ウィスキーなんて最初の50杯ぐらいは美味いと感じなかった。なんとなく、憧れで飲んでいた酒だ。ジャーキーをつまみながら、ジャックダニエルをロックで、そう言うとカッコよい。木のカウンターの焼肉屋さんで、そうですね、白州をロックで、そういうとなんだか大人な感じがした。けれども味はわからなかった。強めのチビチビやる酒だ、ぐらいに思っていた。 ある時点で「あれ、これって美味いかも」と思い始めて今に到る。今にして思えば、どのように味わえばよいか、ウィスキーってそもそもどんな酒か、そんな情報がもっとあれば50杯も飲まずに済んだのではと思うので、そんな人のために、このブログを始めたわけだ。
さて、誰にでも私が経験した最初の50杯のように、「経験値を重ねウィスキーを好きになる臨界点」がある。その臨界点より前までは美味いと感じないのだ。 これを、
アクワイアード・テイスト Acquired Taste = 後天的な味覚
と呼ぶ。 ネット上の多くの記事では、ここまでの説明で終わっているだろう。でも、ここからがポイントだ。 割と一般的な「アクワイアード・テイスト」には、何があるだろう?
わさび サザエのにがいところ コーヒー ビール シガー 納豆 チーズ 坦々麺 本格カレー キムチ さば寿司 燻製全般 ドリアン
こう並べると「あ~なるほどぉ」な感覚があるのではないだろうか。 味覚で説明すると、「酸味」「辛み」「苦味」「煙たさ」が代表的なアクワイアード・テイストだ。 もちろんあなたにも経験があるだろう。
では、人はどのようにしてこのアクワイアード・テイストを獲得するのだろうか? そこにウィスキーを好きになるメカニズムのヒントがあるのではないだろうか?
いかにアクワイアード・テイスト(=後天的な味覚)は育つのか。 まだ味覚が育っていない子供の頃を考えてみるとわかりやすい。
実は人間には先天的な味覚も存在する。子供の頃、文句なしに「うまい!」と感じるのは、「甘み」と「塩み」だ。「甘み」は「エネルギー源」を意味している。糖のエネルギーがなければ人間は生きていけない。また、「塩み」も同様に生命維持に不可欠だ。 子供の味覚にとって「苦味」が意味しているのは「毒」だ。判断力のないうちは苦味は拒否することが生きるために必要なことだ。また、「酸味」が意味しているのは「腐敗」で、これも拒否したほうが得策なのだ。 だからお父さんのビールを一口飲まされた子供は「大人はなぜこの茶色い液体を嬉しがるのか分からない」と心の底から思う。だってそれは子供の味覚にとっての「毒」だから。
甘いものだけでは栄養が偏る。子供の成長とは、甘み以外の経験を重ねることだ。 そして下記の3つの要素で「アクワイアード・テイスト」は育つ。
頻度 幅 関連情報の豊富さ
これはまさにウィスキーを旨いと思うようになるプロセスと同じなので、ひとつずつ解説していこう。
経験の頻度を増す その味を経験する頻度が高ければ高いほど、つまり回数も多ければ多いほど、その味に対する感受性が深くなる。これは私がウィスキーを最初50杯飲むまでは美味いと感じず、その後に「美味いかも!」と感じ始めたことと同じだ。コーヒーに砂糖やミルクを入れないと美味いと感じなかったのに、いつしか砂糖の量が減り、ミルクなしになり、ブラックでも美味いと感じるようになるのは、コーヒーの経験頻度が多くなり、その味の繊細さが知覚出来るようになったからだ。
経験の幅が拡がる ある種の味の経験の幅が大きければ大きいほど、アクワイアード・テイストは開発されていく。ビールの飲み始めに、アサヒもキリンもサッポロもサントリーもないが、同じビールの中で幅をもって経験していくと、これらの違いに気がつけるようになる。最初は普通のビールと黒ビールの違いに気がつくようになる。その後に、ホップを利かせたビールと、ドライなビールの違いに気がつくようになるだろう。むろん、A~Bまでの狭い経験よりも、より幅広くA~Zまで経験したほうが、深く味わいを獲得できる。
関連情報の豊富さ 実はここが最大のミソで、「関連情報」により味覚は変化する。 中の液体の色が分からないようにした黒いグラスで、味を確かめることを「ブラインド・テイスティング」と言うが、これでは本当の「味」は分からない。色も味に影響するからだ。(※ブラインド・テイスティングは特殊な遊び、またはブランド名に左右されない特殊な審査に使用する) 嗅覚と味覚以外は、味に関係ないのでは?と思うだろう。実際には、視覚情報も味に関係する。青く着色した肉は、不味く感じてしまう。実際にレモン果汁はほとんど入っていないのに、黄色く着色された液体は、その味わいに「レモン感」が増されて感じられる。 また、視覚だけでなく、口にするウィスキーの味や香りについての情報も味わいに影響する。ウィスキーに薬の味がすることや、フルーツの香り、蜂蜜の香り、バターの香りなどがする、という情報があれば、味の感じ方が違ってくる。
味わいと記憶 ところで、なぜ関連情報でウィスキーの味わいが違うか? それは、味わいとは、味に関する記憶だからだ。それこそが「アクワイアード・テイスト」の正体だ。 例えば、子供の頃分からなかった「酸味」がうまく感じられるのは、腐敗ではなく、「醗酵」という自然作用の恩恵を知り、記憶するからだ。「この酸っぱさは、よい酸っぱさだ!」と。「煙たさ」がうまく感じられるのは、火を使い肉や野菜が美味くなることを知るから。バーベキューの美味さは、あの煙たさと共に記憶されている。だから、ウィスキーの煙たさに出会ったとき、その記憶を引っ張り出して「美味さ」として知覚できるようになる。「ムムッ、この煙たさはおいしさの証だ!私にはこの経験があるゾ!」と。
ウィスキーの“香り探し” 数百種の香りの複合体であるウィスキーは、まさにアクワイアード・テイストのかたまりだ。 しかし、はじめてウィスキーに出会ったとき、その香りがあまりに多すぎて、面食らってしまう。ひとつずつの味わいの記憶をうまく引っ張ってこれない。「そんなにいっぺんに言われてもよく分からないよ」状態になる。だから最初、ウィスキーは美味いと思えない。香りの情報量が多すぎるのだ。 では、どうすればよりウィスキーの美味さに気づけるか? それには、「ウィスキーの香り探し」をしてほしい。ウィスキーはただ漫然と飲むのではなく、その香りの要素をさがしながら飲むことが重要だ。そのための補助として、ウィスキーのテイスティング・コメントがある。このテイスティング・コメントを参考にしながら「ウィスキーの香り探し」をする。 「バナナの香りか・・・うん、確かにそんな香りがするな。。潮の香りもするのか?どれどれ。ほー、そういわれりゃそうだ」などと、ひとつずつ香りを探して、確かめてほしい。 そうするとあなたの脳が「おや、確かにこの香りは前にも味わったことがあるぞ。これはいいという記憶があるゾ。とすると、このウィスキーは、いいものがたくさん詰まった液体だ!」と認識できるようになる。果ては「この香りのハーモニーは、アートだ!」とすら感じるようになる。
これがウィスキーというアクワイアード・テイストの獲得の仕方の最大のコツだ。 (このようにウィスキーとは、あなたの経験を映し出す酒だ。)
最後のまとめ Q. なぜウィスキーは最初から美味いと思えないのか? A. 後天的に獲得される「大人の味」(アクワイアード・テイスト)だから。
Q. どうしたらウィスキーが美味いと思えるようになるか? A. ひとことで言えば「経験値を上げる」こと。   次の3ステップを踏むと良い。
  STEP1. ちょくちょく飲んでみる(量ではない、頻度だ)   STEP2. 多くの種類を試してみる(タイプの違うウィスキーを)   STEP3. テイスティング・コメントを参考に「香りさがし」をする(これが最大のコツ)
この記事をきっかけに多くの人がウィスキーを愉しむことを願っています。 今宵も、良いウィスキー・ライフを。
” - そのウィスキーをもう一杯: なぜウィスキーは最初から美味いと思えないか? 前編 (via petapeta)
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