Tumgik
tsumakoushika · 2 months
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その夫婦は一日の終わりに、いつも二人寄り添ってお話をしていた。カップにそれぞれ好きな飲み物を入れて、通りに面した庭の紫陽花の植え込みの前にちょこんと並んで座り、どちらかが眠たくなるまで続いた。仕事で疲れている時もあったり、体調の悪い時もあったりしたが、ほんの短い間だけでも、まるで二人の儀式のように行われた。
夏には蚊取り線香を焚き、時に線香花火をしながら、冬には風邪を引かないように服を着込んで、一斗缶で木を燃やして火にあたりながら行われた。
妻は夫の仕事場での話や将来の夢を聞くことが好きだった。そして、自分の生活から生まれる愚痴や女同士の友達の話や過去の話を聞いてもらうことが好きだった。夫は妻の話を聞きながら、この女性を大事にしなければならないなといつも思うのだった。
二人でしりとりをしたり、川柳を詠んだり、俳句を詠んだり、ギャグを言い合ったり、テレビの話をしたり、趣味の話したり、恥ずかしさのある話もした。どれも人には聞かせられないようなくだらないどうでもいい話なので、二人だけの秘密だった。
ひとつ約束事があるとしたら、互いを否定することを言わないという程度のもので、もしどちらかが行き過ぎた地点まで行きそうになったら、たしなめあい、そして反省し、信頼感を損ねるようなことはなかった。
二人は冬の紫陽花も好きだった。寒さにあたり濃い色のついた枯れた紫陽花の花が好きだった。二人にとって紫陽花の花は理想的な人生像の象徴的な存在だった。だから、紫陽花の植え込みの前で、二人寄り添ってお話することにしたのだった。
夫は妻を自分にはもったいないかわいい女性だと思っていた。妻は夫を少し頼りないけれど優しいし、これからに期待を持てる男性だと思っていた。そういうバランスのもと、互いの成長を樂しみにしながら、一日の終わりのひと時を楽しみに毎日を会話たっぷりの生活をしていた。
#自分らしく生きる #ひとりごとのようなもの #至福のひととき #二人の物語 #笑顔の日
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tsumakoushika · 2 months
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花屋でアルバイトをしています。男性のお客様で、花選びが上手で、スマートな買い方する方にとてもときめきます。
姿の格好良さではなくて、素敵だな格好いいなと感じます。気障とかでもなくて、本当にスマートに買って帰る方いらしゃって、そんな方には抱かれたいなと素直に思ってしまいます。
花言葉をきちんと把握して、TPOに合わせて買ったり、普段から買い慣れているので、季節を少し先取りしたお花を奥様や彼女さんに贈ったり、四季に合わせて、いつ何が入荷するのかよくご存じで、一番その花が美しい時期に合わせて買っていきます。
しゃがんだり、かがんだりするし、手荒れもひどいし、寒い場所なので肌をなるべく見せないように気をつけていますが、デートするなら、できるだけ肌を露出して、色っぽくせまりたいなと、夢想したりします。
M気質なので、少し乱暴に扱われたいなと思ったりして、くらくらしてしまいます。
気に入ったお客様だと、今度はどんな花をお選びになるのかなと思ったり、またいらっしゃって、ひと言二言お話ししたいなと思います。
でも、好きな方がいらっしゃって、プレゼントされているんだなと寂しく思ったりもしますが、その方の想いがきちんと届きますようにと思って、丁寧にラッピングしたりアレンジしたりしています。不思議と私のアレンジした花束やアレンジメントは、人と人を結んでくれるみたいです。
なんて思いながら、店先に立って、濡れています。
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tsumakoushika · 2 months
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冬の小雨の降る日に
男と女は、街で一番高いビルディングの屋上で
偶然に出会った
それは神の導きというほかないタイミングだった
女は重い病を患い
男は人生を見失い
進むべき道を見つけられずにいた
二人はそれぞれ生きる希望をなくし
死を見つめていた
全く見知らぬもの同志でも
何か感じるものがあった
男と女は雨に打たれながら
ビルディングの屋上で
互いの過去を語りあった
そのときの雨の冷たさと 
一点を凝視しているような重たい気持ちを
二人で 分けあった
互いに恋人もなく 
悲しい気持ちを打ち明けるべく人もいず
打ちひしがれていた中
これからもう少しだけ人生を送ってみないかと
二人で 話し合った
それから男は雨の日に女に手紙を書いた
一日おきに雨が降ると一日おきに
三日三晩、雨が降り続けたときには三日連続
二週間雨が降らないときには二週間書かなかった
自分のささやかな進歩についてだったり 
女へのささやかな励ましだったり
日記のように綴られた近況だったり
手紙には書かれていた
好きな小説についてだったり
女が好きな音楽を聴いての感想だったり
パンケーキを焼きながら思いついたギャグだったり
打ち解けていくごとに 
木が枝葉に分かれていくように
小さなことも書くようになった
デートで行くときの候補地についてだったり
ふたりで見た映画の感想だったり
南極でペンギンが考えているだろう思想についてだったり
短い手紙のときもあれば 
便箋何枚もの長い手紙のときもあった
次第に二人は交際相手として認めるようになった
女は雨が降った翌日に届く 
男からの手紙が次第に楽しみになってきた
男からの手紙は、雨の匂いのする 
美しい物語のようだった
女は気まぐれに男に返事をかいた
女からの手紙は便箋二三枚の短い内容だった
くしゃみのような愚痴でも 
長い風邪のような重たい内容でも
楽しい話題でも 
悲しい話題でも
男には女からの手紙が宝物になっていった
男は次第に人生を送ることに希望を見出し
女は病が少しずつ癒えていった
普段、デートで会ったり用事で会ったりするとき
その手紙の遣り取りのあたたかみを 
二人とも感じた
目と目の遣り取りだけで感じ取れるときもあったし
二人とも黙ったときに流れる空気から
あたたかみを読み取り合えるときもあった
そして、約三年のち
男からの手紙が二百通 
女からの手紙が五十二通届いた
春の雨の降る日に 
男から女へ結婚の申し込みをした
それは、冬から春に変わるときの
冬の匂いがかすかに残った
春の匂いのするプロポーズだった
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tsumakoushika · 2 months
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親愛なるあやめへ
あやめの夢を見ました。二人一緒にエレベーターに乗っています。そのエレベーターには、地上、地獄、楽園とボタンがあって、僕たちは地上から乗りました。
乗って楽園のボタンを押すと、静かに上へと上がっていきます。地上よりも少し上にある地獄を通り過ぎて、さらにのぼっていきました。地獄の階を通り過ぎても、自分たちとは関係のない階のことのように感じていました。
僕たちは本当に取り留めのない楽しい会話をしておりました。上へと上りつめるごとに楽しさが高まってきて、エレベーターのスピードも速くなっていきました。楽園はすぐそこで近いところのように感じていました。しかし、どこまで上がっても決してたどり着けない場所で、自分たちが目指しているところは楽園ではないような気もしました。そう思った瞬間、エレベーターは急激に落下し始めて、地上まで引き戻されました。ずどーんと言う感じで落ちて、衝撃を心身で受け止めました。
それも束の間、再びゆっくりと上へと上がっていきました。その上へあがるスピードは遅く、楽園ではなく地獄の階で止まるような気配がしました。二人は身を寄せ合って、地獄の階で止まることを恐れました。しかし決して地獄で止まることはありませんでした。二人は地獄の階のボタンを押し、一旦地獄の階で止まり、再び地上に戻る決断をしました。地獄の階で開いた扉から眺める景色は、恐れていたよりは悪くはありませんでした。高い場所から急激に落下しているときの方がよっぽど恐ろしかった。
そんな夢を見ました。
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tsumakoushika · 2 months
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子どもも大きくなってきて、主人も私に気をとめなくなって、寂しい。これまで母親として、妻として、家庭をしっかり、かちっと守ってきましたが、なんだか物足りない気持ちになりました。
それで、皆さんの体験談や妄想話を拝読して、楽しんでいます。実際に自分の身に起こったらと思うと、胸がトントン高鳴って、濡れてきます。リアリティあるもの、本当かなと思うものの表現力のある言葉で綴られていて、感じ入るものもあります。皆さんのコメントも楽しみです。
抱かれなくなって、気に留められなくなったけれど、若作りしようという気持ちもなく、ナチュラルで優しい人になりたい。私にはまだまだ魅力あるはず。
SNSで飛び交っている落ちた言葉がここにはなくて、みんな言葉が生きていて跳ねている。日々の生活にやつれた身体を、激しく貫かれたい。屈強な力で犯して欲しい。
文学少女のまま、母親、妻になった私の心身を、言葉で辱めてほしいなんて思ってしまいます。いつも主人の下着の陰に隠して、私のパステルカラーの下着を干すのをやめました。私の下着が遠くからでも目立つように干しています。勇気のない私のささやかな主張からスタートした第一歩。どういう形で着地するのか、どんな形で大切に守ってきた貞操を奪われるのか、妄想しながら豊かな毎日を送っています。
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tsumakoushika · 2 months
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深夜の誰もいないトイレで、素肌晒してオナニーしていました。真っ白な吐息漏らし、怖さと寒さと興奮に身を焦がし震えながら。
しばらくすると、いきなりぎいと音が鳴って扉が開くと、目出し帽をかぶった男性と目が合いました。私はびっくりして、抵抗しようとしましたが、身体が動かなくて、簡単にアイマスクされて、荷造り紐で、手首を縛られました。あっという間の出来事でした。
大人しくしていたら気持ち良くなるから。ずっと見てたんだと言われて、唇を奪われました。タバコの匂いとアルコールの混じった匂いがして、生臭い唾液を口の中に流し込まれました。ガサガサの手が寒さに震える乳首を撫で回して、私は思わずのけぞりうめきました。
視界を奪われて、私は後悔してました。とうとうこの日が来てしまった。男性は私をしゃがませると、おしっこの匂いのする最大限に膨らんで固くなったおちんちんを喉奥まで突き込んで、ポニーテールの髪を掴んで何度かゆすると、口の中に大量の精子を流し込みました。私は苦しくなってむせましたが、苦くて気持ち悪いものが胃の中まで流れ込みました。私は鼻水も涙も入り混じったぐちゃぐちゃな顔でうけるしかありませんでした。
男性はおもむろにスマホを取り出して、私を撮影してました。光っては音が鳴り静まり、光っては音が鳴り静まり、七枚ぐらいは撮影していました。私は怖くて仕方ありませんでしたが、びしょびしょに濡れて、頭の奥では欲しがっていました。男性は私を立たせると、後ろから串刺しにして、不器用に体を揺さぶりながら、異物を胎内に出し入れてして、雄の呻き声をあげながら二回中に出して、去っていきました。
私はガタガタ震えながら、なんとか緩んできていた手首の戒めを解いて、アイマスクを取りました。
私の白い肌には男性が触れた手の跡がいっぱいついて、精子が身体中に垂れてました。
私は衣服をかき集めて、自宅に戻りました。自宅はシンとしずまり、シャワーを浴びて、夫の隣の布団に潜り込んで、いくらでも漏れ出てくる精子をかき出しながら、眠れない夜を明かしました。
私はまた行ってしまう気がします。
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tsumakoushika · 2 months
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春を待つ人がいる
それは誰よりも悲しみを知っている人
夏を待つ人がいる
それは誰よりも恋の美しさを謳歌している人
秋を待つ人がいる
それは誰よりも生活を楽しんでいる人
冬を待つ人がいる
それは誰よりも深い知性を持っている人
四季のめぐりを待つ人がいる
それは誰よりも人に寄り添う心を大切にしている人
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tsumakoushika · 2 months
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社会人になってまもなくの頃、一人で新幹線に乗っていて、隣りに座った初老のおじいさまと、お話しているうちに話が弾みました。最初は天候のご挨拶、地元の方言やお祭りについてなど、とても楽しく話しました。
そのときに、ずっと肘掛けに置いていた私の手の上に、途中から初老のおじいさまが手を覆い被せて握って離してもらえなかったことがあります。力を入れて手を離そうとしても、離してもらえずに困りました(笑)
でも、きっとおじいさまにとって、精一杯の行動なんだろうな~と思って、かわいい♪と思ったことあります。
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tsumakoushika · 2 months
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女性ものの衣類と雑貨などを扱っているお店で働いています。ほぼ90%近くは女性客です。女性と一緒に来られた男性客もおられますし、女性へのプレゼントのために男性一人で来店される方もいます。
女性へのプレゼントを購入しに来られたはずなのに、執拗に従業員を口説いてくる男性客もおられます。
お店の商品について詳しく尋ねてこられるのはいいのですが、的はずれな質問ですし、ある程度質問���し終わると、あとは買い物もせずに口説いてこられるので、冷やかしで来ているのではないかと感じずにはいられません。
私も何名かに口説かれて、携帯の電話番号を書いた紙を渡されたこともあります。もちろん電話したことはないのですが。
そんな中、一人とても素敵な男性客がおられます。その方は遠距離恋愛をされていて、遠くにおられる恋人のために、服や雑貨をプレゼントするために足しげく通ってきます。
特に格好いいというのではないのですが、雰囲気がいいというのでしょうか。物腰もやわらかで、選ぶ商品もブランドとかでは選ばずにいいものを持って帰ります。この品しばらくお店にあれば、お客様を呼べるのにと思われる商品を、さっと買って帰るセンスの持ち主です。
お店から宅配便で送ることもできるのですが、とてもかわいい便箋やポストカードに書いたメッセージを、同封して恋人のもとへ送っています。
以前に一度だけ一緒に恋人を連れて来店して来られたのですが、とてもお似合いのカップルで、うらやましいなと思ってしまいます。この男性にこの女性ありと思わせるような、とても可憐で素敵な女性でした。
私にもこんな素敵な恋人ができたらいいのにといつも思い、その男性客のことを思いながら、オナニーをしてしまいます。そのお客様が来られた日の夜はかなり燃えて、気持ちこもったオナニーになってしまいます。でも、終わったあと淋しさも募ります。
お似合いかもしれないけれど、その恋人と別れて、私と交際してくれたらいいのになんて妄想をくりひろげてしまいます。だから、その男性客が来店したときには、精一杯のアピールをして、気を引いてしまいます。そして、嫉妬心から男性の恋人のことを根掘り葉掘り聞いてしまいます。
でも、届かぬ思いのようで苦しいです。
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tsumakoushika · 2 months
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『苦手意識』
好きだけど苦手なものって、たくさんある。
歌は好きだけどカラオケが苦手だったり、話すことは好きだけど話しかけることが苦手だったり、春は好きだけど、花粉症で駄目だったり・・・
思い入れが深い分、残念な気持ちも大きくなるが、それでも好きだと言い切れた時、青春時代のほろ苦い体験を、今もずっと体感していることを知る。きっと詰まらなく感じていることは、苦手だとも感じない。好きだけど好きな気持ちをストレートに表現できないもどかしさが、苦手意識に繋がるのかもしれない。
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tsumakoushika · 2 months
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空は自由だ
様々な姿を見せる
君ももちろん自由だ
だから様々な姿を見せておくれ
私はそう望んでいる
空が空のための器なら
君は君のための器なのだから
星の落ちそうな夜も、青の空も、つむじ風も、
そして嵐の朝も、三日月の夕も
あなたのそばで受け入れるから
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tsumakoushika · 2 months
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壊していいの?って耳元で囁やいた後、呼吸ができないぐらい強く抱きしめながら、カーテン閉めて真っ暗な部屋に連れ込んで、足の裏から頭の先まで、やわらかくマッサージしながら話をじっくり聴いて、面白おかしい話でおなかが痛くなるぐらい笑わして、最後に温かなドリンクと手作りのお団子を丁重に出して、壊してあげる。
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tsumakoushika · 2 months
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想う
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想えば繋がれる
この世界
どんな人とも
どんな時代とも
どんなに離れてても
どんなに異なっていても
不安に彩られる
未知の世界
どんな困難も
どんな悲しみも
想い方次第で色が変わる
歩み方次第で喜びにたどりつく
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tsumakoushika · 2 months
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生きる
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ここにある記憶は、いつかは消滅してしまう
ここに存在した事実は、確かだから 強く生きなきゃ
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tsumakoushika · 2 months
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幸せの跡が輝かせる笑顔
悲しみの痕が輝かせる笑顔
とりとめない記憶の端に
私だけの歌がある
海と空を結んで溶け合わせる
藍の色
夕空に光る一番星
あなたに知らせたくて
愛の歌を贈ります
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tsumakoushika · 2 months
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「このマンションの人妻を犯したい」
近くの電信柱に何枚か貼り紙を貼られて、マンション内で話題に上った時には私には関係のないことだと思っていた。若い方たちが主な住人のマンションであり、私は40歳過ぎで、4人の子供を抱えているただのくたびれたおばさんである。人ごとのように感じていた。
ある昼下がり、パートから帰ってきて、洗濯物を取り込んでいる時に玄関の呼び鈴がなった。回覧板が回ってくる頃でしたので、何の躊躇いもなくドアを開けると、20代半ばぐらいの男性が立っていた。どうしたのかと何か尋ねようとしたところで、鈍器で首筋を殴られて、一瞬で意識を失ってその場に倒れ込んでしまった。
気づいた時には、キッチンの机の脚元に寝転がされて、服を乱暴に脱がされて、脚を折りたたまれた苦しい格好で犯されていた。私は抵抗しようと試みたが、一撃目で受けた首筋の痛みと、後ろ手にワイヤーで指と指を固定されていることと、身体を抑え込まれて、どうにも抵抗できないように、がっちりと抱え込まれて、大きな異物で貫かれていた。体の中を硬くなったものがうねりながら出し入れされて、不器用に体をゆすりながら、身体の奥にまで精液を放出されたところだった。うっすらとした意識でもわかるような濃厚で大量の精液が胎内に放たれたようで、男性はうめきながら、絞り出すように顔をゆがめながら放心状態になっていた。
狙われていたのは、若い子ではなくて、私だったんだとその時に気がついてももう遅かった。既に胎内に大量の精液が流し込まれていた。「なぜ、私なのか?」
理不尽さにくらくらしながらも、男性は抜かずに、二回戦目を始めようとしていて、更に膨らんで大きくなった異物を、精液が潤滑油になって、滑らかに出し入れできるようになって、痛みから、快楽につながるスイッチが入ってしまった。思わず漏れた声に、男はにやりとして、「感じてきたんだね」とおよそ的外れな言葉で表現したが、私の意思とは反して、身体は潤んで反応していた。
男性は三回私の中に精液を放つと、ぐったりと放心状態の私をスマホで撮影して、
「念願が叶ったよ。マンションに住んでいるようなセレブな人妻を好きにしたかったんだ。ずっと様子を伺っていて、あなたが一番優しそうで、可愛い人妻で、しかも4人の子持ちだったので、選ばせてもらったんだ。俺の子供も産んでほしい」
男は一方的に私に言い放って、後ろ手の戒めだけ外して去って行った。
「あなたの身体をとても気に入ったし、また抱かせてもらいに来るよ。マンション内で見知らぬ男性に犯された上に、写真ばら撒かれるとなると、一家離散だろう?俺の言うことを聞いてもらうからな」
私は自分に起こった出来事を理解できずにいた。気づいたら転がされて、男の欲望の標的になっていた。胎内に見知らぬ男の大量の精子が残されて危ういこと、身体のあちこちに男に凌辱された痕が残されていること、またしばらくしたら私を犯しに来ること、恐怖の中に快楽を残されてしまったことが、事実として受け止められずにいた。
怖いと言うよりも憎しみに近いものを感じた。またやってくるかもしれないこと。警察に言おうか?主人に言おうか、悩みはしたが、結局は一人胸の中にしまい込みそうだった。
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tsumakoushika · 3 months
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繁華街の寿司店に、主人と高校生の娘と一緒に、お祝い事で、行きました。3人水入らずでカウンターに腰掛けて、お寿司や天ぷらや茶碗蒸しを頂き、談笑し、楽しいひと時を過ごしました。
主人はお酒を飲むために、私が車の運転をします。主人にお財布を預けて娘と共に残し、表に車を回す為に、店の裏側にある駐車場に一人で回りました。
細路地を通り抜けて駐車場に向かうのですが、強い力で、キュッと腕を掴まれ引っ張っられて、強く壁に押し付けられました。声を上げる前に、煙草のヤニの匂いのするカサカサの唇が、私の唇を塞ぎ、強引に舌を差し込んできました。ねっとりした唾液を含んだ舌が私の舌を絡め取って引き出していきました。
肩を強い力で固定されて、ブラに包まれた乳房を乱暴に、鷲掴みしもみしだくと、ワンピースのスカートの中に手を潜り込ませて、いともたやすく、ストッキングを半ば破りながら下着を引き下ろし、いきなり硬くなったものを私の中にねじ込んで、奥深くまで挿入しました。
あっという間の出来事で、どうすることもできずに、酔っ払いの暴漢に、腰を二十回ほど突かれて、胎内のかなり奥深いところまで、精子を注がれました。胎内に固くなった異物が、掻き回し犯されながら強い痛みの中、頭が真っ白になるような強い快楽が押し寄せてきました。
狙われて、まんまと捕らえられて目的を果たされ捨てられる感じ、強い痛みと快楽が交互に押し寄せて異物がかき回す感じ、見知らぬ男性の精子を胎内に浴びて溜め込んだ感じ、ガサガサの手のひらや、カサカサのやに臭い唇が、柔肌を這い回る感じが、はじめての経験でした。
酔っ払いは寿司屋の店内から私を標的にしていたそうで、色気ある人妻を、自分のものにして、精子まで胎内に注ぎこみ、それはそれは満足そうにしていました。
放心状態で地べたにしゃがみこむ私の身体をガサガサの手で撫でまわし、唇を這わせて、免許証やスマホの情報を写メして、去っていきました。
私はしばらく立ち上がれませんでしたが、ふと我に帰り、衣服や下着の乱れを直して、車にたどり着きましたが、怖さと寒さで身体が震えて、動けませんでした。そのうち、主人と娘が何も知らずに、車に乗り込んできましたが、ダラダラと精子が溢れ出て、車の座席で涙が滲んでいました。
体内に流し込まれた精子は大量で生臭く、気持ち悪さを感じました。
翌日、スマホに昨日犯された時に撮影したと思われる画像が送り込まれてきました。想像以上にいい身体だったから、またお手合わせ願いますよ。今度は長くじっくりと楽しませてやるから的な内容でした。問答無用で、日時と場所が指定されていて、私が行ったことないような場末のラブホテルの名前でした。
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