日の出山・御岳山・大岳山から瀬音の湯
週末の初アルプスに備え、暑いけど歩いておきたい…。ということで、3連休の最終日、低山ながら木陰と沢沿い歩きが多そうなこちらのコースをチョイス。 大岳山には9年前に奥多摩から鋸山経由で登っていますが、逆回りは初めて。馬頭刈尾根は、なかなかの距離がありました。
武蔵五日市駅発のバスに乗っていたのは私を含め12人ほどでしたが、終点で降りたのは私のみ。
同じバスに乗っていた方々は、全員一つ手前の大岳鍾乳洞入り口で下車。
皆さん直接大岳山に向かうようです。ちょっと寂しい…。
暫く緩い車道を登って行くと、お手洗いがありました。
利用はしていませんが、登山口にトイレがあるのは安心ですねー。
トイレの手前が登山口です。
車道から右手の草の茂った道へ入って行きます。
最近雨が多かったせいか、沢の水も水量が豊富。
木の橋も滑りやすいので要注意!
あんまり人が歩いていないんだろうなぁという感じの道。
でも、割と新しい踏み跡があって一安心。
長い石段が何度か出て来ました。
長い木段も。思ったより、整備されているようです。
落石が多いようで、頭上注意の貼り紙が何度も出て来ます。
落ちてきたら怖いので、そそくさと通過。
急いで通過しようとしたら、岩の下に立派なヤマユリ(山百合)が!
この花粉、服に付いたらなかなか落ちないんですよね〜
全体的にしっとりしていて、苔も綺麗でした。
このキノコは、登山道の一部だけに群生していました。
ここに何か特別な栄養があるんだろうか…。
暫く行くと、急に視界が開けました。
日の出山が近くなって来たのかな?
向こう側の道から親子連れの声もして、漸く安心出来ました。
が、緩やかに続く木段地獄。
更に美しい木段地獄。
どっちを選んでも良いのですが、敢えて地獄を選択するMな私。
お、この石段は見覚えある!
汗だくで約1年振りの日の出山に到着!
アレ?山頂標識、ちゃんと撮れてませんでしたー。
雲が多いので眺望はイマイチ。
もちろん富士山も見えません…前回もこんな感じだった気がする。
昨年来た時に利用したトイレ。
バイオ式で、まあまあ綺麗だったような記憶…
2022年7月7日の落石だそうです(11日前!)。
かなりの大きさのものが沢山転がっていました。
だからあちこちに落石注意の札が貼られているのね…納得。
鳥居がありました。
ここが御岳神社への参道の始まりでしょうか。
木陰で平らで、めちゃくちゃ歩きやすい。
御岳山方面から日の出山へと向かうグループと何組もすれ違いました。
青大将でしょうか?
ニョロニョロと石垣を登って行きました。
かなり大きなヘビでした…それにしても、自由自在に曲がれるのね〜。
花が少ない季節ですが、ガクアジサイ(額紫陽花)が咲き残っていて嬉しい。
神代欅は老木だけあって、あちこち補修されています。
樹齢、推定1千年だそうで…。
御岳山と言えば、この河童の拷問ベンチ!
と、長い石段。今日みたいな暑い日には特に堪える…
御岳神社の前からは、さっきまでいた日の出山が見えます。
天狗の腰掛け杉。
ブランコでも吊るしたいような枝ぶり。
回、唯一利用しましたが、とても綺麗な水洗トイレ。
女性用は3室ありました。
暫くは怠い上り坂が続き、いよいよ鎖場登場です。
大岳山の手前の水場では、なんと今日が23歳の誕生日だというバースデーBOYと言葉を交わし、暫く談笑しながら一緒に山頂へと向かいました。
段々と岩場が増えて来ます。
ここの鎖は、特に無くても歩けるかな…
大岳山と言えば、大岳神社のこの��犬。
つるんとして、口が大きく裂けていて、耳の位置が微妙におかしい…。
何とも愛嬌のある、愛すべき狛犬。
ニホンオオカミがモチーフらしいですが…オオカミ???
さぁ、楽しい岩場をドンドン登って行きましょう♫
スニーカーでガンガン岩場を登るバースデーBOY。
さすが23歳、足取りが軽快です…私の半分以下だもんね〜。
「海の日なのに、山に登ってるんですね?」って、そう言うキミもね!
23歳に数分遅れて山頂に到着。
雲が多くて、やっぱり富士山は見えませんねー。
お昼は豚ねぎそば。
大汗をかいた体に、塩分がちょうど良い♫
バースデーBOYはお昼を食べずに御岳山方面へと下山して行きました。
(律儀に下山前に挨拶をしに来てくれました)
ランチ後は、馬頭刈尾根へ。
出だしは「本当にこの道?」という荒れた急角度の道ですが、少し行けば杉の幹に白ペンキの目印が出て来ます。
この辺は楽しくて、熊よけ鈴を鳴らしながら、ちょっとだけ見晴らしの良いスポットも。ベンチもありました。小走りしました。
ちょっとだけ見晴らしの良いスポットも。
ベンチも何基かありました。
ギンリョウソウ(銀竜草)?それともモドキ?
熊笹ロードの両脇にチョコチョコと顔を出していました。
緩い木段を登って…
富士見台に到着!
後で分かったのですが、ここが大怒田山だったみたいです。
山頂標識はもう少しだけ進んだ先にあったそうで。
東家を出て歩き始めたオジサマ3人組に道を譲っていただき、休まずドンドン進みます。
また巨岩が増えて来ました。
アズマヒキガエルのオスですかね?
今日はヘビとかカエルとか、爬虫類遭遇dayだなぁ。
杉苔も綺麗〜
急角度の鉄階段2連チャン。
慎重に降ります。
暫く行くと大きな岩壁が。
コレが「つづら岩」なんでしょうか?
人の声がすると思ったら、ロッククライミングをする皆さんがいました。
凄いな〜、いつか私も手を出してしまうんだろうか…。
いや、私はまだまだ、この辺の岩場で十分楽しい♫
岩場が終わると、��望スポット!
フーフー言いながら、鶴脚山に到着!
凍らせて来たプラティパスがまだ半分凍っていたので、ザックから出して脇に挟んだり首に当てたりしながら歩きました。
冷たくて気持ち良い♫
この前後の小屋ノ沢山、馬頭刈山は山頂標識を撮り忘れました…。
またまた天狗の腰掛け杉みたいな枝。
これなら何人か並んで腰掛けられちゃいますね。
ここは高明神社の跡地だそうです。
枯損木が、登山道を塞いでいました。
この先、粘土質の坂でツルッとコケること2回。
もう、脚が踏ん張れなくなって来た…。
やったー!瀬音の湯の看板!
待ってたよー、せ・お・と・の・ゆ〜!
この後、下の方から沢の音が聞こえて来たので、疲れた脚に鞭打って、長〜い木段を降って行きました。
道路の上に架かった橋の袂にも「瀬音の湯→」の標識。
もうすぐ?もうすぐなの?
鼻先に温泉という人参をぶら下げて最後の力を振り絞って歩きます。
標高が下がって気温が上がって来たのに、橋の両脇は草が生い茂っていて、日焼け予防のアームカバーを上げたり下げたり…。
少し行くと、眺望スポット。
でも、頭の中はお風呂でいっぱい。
お風呂はまだかな〜、早くサッパリしたいな〜♬
アレ?ここへ来てまさかの登り?
嘘でしょ〜!もう脚が痛いよー!!!
最後のピーク、長岳でした。
名前があって良かった…無駄に登らされた訳じゃなくて少しだけ報われた気分。
長岳を越えたらそろそろかな?と思ったのに…
あれー?瀬音の湯はまだですかー???(発狂寸前)
やっと下山口に着きました〜!
目の前は瀬音の湯の駐車場。
この時間、BBQ帰りの家族連れなどで混雑しており30分近く並びましたが、何とか入浴出来ました。
トレーニングのためとは言え、やっぱり真夏の低山ロングはきついな〜
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『福島県・少し前の秋模様』
福島県猪苗代町でペンションを営む友人と、福島県内の山を少し散策しようと話になり、晩秋に差しかかった県内某所へ出かけました。
(写真は、お酒買う為だけに立ち寄った『大内宿』)
まだ今ほど、紅葉の進んでいない時期。道中寄り道で『観音沼』を散策。まぁ、見事! 派手さがないので、時折見せる美しさが、より引立ちます。
ちょうど、夜間ライトアップさせる準備の最中。いわゆるオフのタイミングで客足も少な目。数歩進む度に、雲の形が変わる度に、陽の加減が変わる度に足を止め、予定時間を大きく超過してしまいました(笑)
この時期、もっとすごい場所は多々あるのですが、人混みが気になり、穏やかで良いから、静かに散策できる場所を目指したくなります。ここは、来年も来ようかな…。
さてその晩は、福島県猪苗代町で友人が営む温泉ペンション『コテージ・シャムロック』にて一泊。翌早朝、山登は得意でない面々で、安達太良山連山の薬師岳付近散策でかつ、ロープウェイを活用する作戦で出発。
が、しかし!
雲は少ないけど強風が吹き、ロープウェイの運転が見合わせ。殆どの人は諦め、健脚なグループは続々と「登山」に変更。流されるままに、私達素人も、片道2時間近くの薬師岳(ロープウェイの頂上口付近)目指して、歩き出すこととなりました。
道中オニギリを食べ、行く人互いに励まし合い、歩き出した事をやや後悔し、下山時にもロープウェイ動いていなかったらどうしようという焦りを巡らせながら、一歩一歩進んでいきます。
ただ不思議なもので、時折見せる、雄大で暖かな自然美には心癒され、不安と疲れが少しだけ癒されます。
また一歩、また一歩と、その先に見えるはずの開けた風景を信じて励まし合いながら歩きました(笑)
トレッキング好きな方からしたら、初心者コースの代表的な場所かもしれません。でも、私達には充分すぎる内容で、薬師岳登頂した時にロープウェイ動いていると聞いた時は、これまた感動��たものです(笑)
薬師岳山頂でお参りして、風景に見惚れていると程なく、雲が厚みを増してきました。この風景を目に焼き付けて、ロープウェイの有り難みに感謝しながら下山しました。
この付近はよく通るドライブコースでもあり、遠目から、土湯温泉付近の山々の美しさは知っていました。ただこうやって自分の足で見た風景は、当然ながら格別ですね♪
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