2023年の活動まとめ
今年はリリース少なかったから余裕で書けるやろ~~~と思っている今日このごろ(2023/12/20現在執筆開始)
~~息をしていない~~ モーメント
モーメント?Twitter?なんですかそれは?
今はイーロン・マスク御大による言論統制型経済社会振興広告の 𝕏 ~EKKUSU~ しか存在しないのだが……?
去年(2022)のは ここ から飛べます
もくじ
01 . シャイノグラフィ (Link Memories Remix) - 2023/04/24
02 . トライアングル (Precious Tri-Vial Days Remix) - 2023/04/24
03 . もっと!モット!ときめき (ZNK Bootleg) - 2023/07/30
04 . Kotatsu (Original Mix) - 2023/09/22
05 . B.B.K.K.B.K.K. [没.某.蹴.公.募.改.曲. Bootleg] - 2023/10/25
後記。
01 . シャイノグラフィ (Link Memories Remix) - 2023/04/24
シャイノグラフィ / シャイニーカラーズ
-『THE IDOLM@STER SHINY COLORS GR@DATE WING 01』より - アイドルマスターシャイニーカラーズ楽曲Bootlegコンピレーション企画『Shiny Colors Recollect Mir@ge 01』参加曲
Kanaze · シャイニーカラーズ - シャイノグラフィ (Link Memories Remix) 【#シャニリミ】
出ましたよ、今年の(自分調べ)一番デカいリリースです。
本当に頑張りました
流石にこの曲について語らないまま自分の中の2023年を終えることは出来ないと思っているのでこの曲についてだけはなんとか間に合わせる勢いで書きます。
この曲は全パート見せ場みたいな勢いで作ったのでかなりのボリュームな長文になる見通しです!御了承頂きたい!
自己満足ライナーノーツだし!
今ココで書いておかないと数年後の自分は忘れてるかもしれないので書かせてください!
製作
作成開始したのは2022年の11月25日、完成したのは2023年の2月25日って書いてますね、間に年末年始挟んだとはいっても3ヶ月近くやってたみたいです。
作業した順序は以下の通りだったと思います。(多分大体の人が同じかと思うので参考にはならないと思いますが…)
1Drop→1サビ→1AB→2AB(1B修正)→ラスDrop→ラスサビ→イントロ/アウトロ→2サビ→Cメロ
後半になるほど難所。
1A
ライブ……に限らずクラブイベントでも良く見られる文化として、全体曲やアンセム曲がかかったときに四分拍に合わせて手を叩くというもの(文化?本能?)があり、それをイメージしています。
なので1Aメロでは始め1ループ目は四分音符がすべて強拍になるようなビートのバンド系編曲、2ループ目はスネアのある裏拍が強拍になるようなハードコア系の編曲になっています。他の細かい音も合わせると厳密ではないかもですがドラムは4ビートと8ビートの感覚です。…かね?(詳しくないので間違ってたらゴメン)
ちなみに、1ループ目は原曲とほぼ同じ楽器構成を意識していますが、原曲のインスト音源ではなくちゃんと自分で再構成した音源なんですよ〜。よく聞くとちゃんと違います(ベースが顕著で分かりやすいと思います)
1B
地味に編曲がハマらなかった難所です。
実は2番のDnBの編曲はラフの段階では1番の予定でした。
オタクハードコアブートあるある、BメロのPPPHがDnB。
2番の作業に入ったタイミングで「これは2番の方をDnBぽいBreakbeatにしたほうがハマるな〜」と切り替え、どうすんねんと色々考えた結果FutureBassのような編曲で落ち着きました。
結果論ですが1番BメロでFutureBass、2番のサビでFutureCoreという風にバラけてバランスが取れたので良かったかもしれません。FutureBass→FutureCoreだと胸焼けしそう(四つ打ち信者)
個人的な縛り(≒タダの自己満足)として、オタクブートレグを作る際は『関連コンテンツ以外の声ネタを入れない』という点をかなり意識しているのですが、ここではGrooveが大きく変化するということも加味して裏拍に小さめの音量でTrap系の「Hey!」という声ネタが入っています。
万が一箱で掛かった際に初めて聞く人でも躓くことなくその曲のノリを掴めるようにしたいという意図によるものです。
1サビ
サビが本当に困ったね〜!
なんか自分がやるブートレグではもうお馴染みになってきたんですけど、サビの小節構成が8小節単位じゃないんですよね…… - 精一杯の先へ〜 : 8小節 - 世界の彩りに〜 : 4小節 ← 困るよ〜(>_<) - 透明から鮮明に〜 : 8小節 - 誰のでもない〜 : 6小節 ← しばくぞ〜〜!!
私がRemixの製作をする際には、まずサビ+Dropから作るのですが……耳コピをしていてシャイノグラフィとかいうドチャクソいい曲、しかもBPM170帯という曲にも関わらずブートが全然ない理由をコレでもかと痛感しましたね。
8+4+8+6て!常人がブートレグ制作してたらここで心が折れるんじゃ!
原曲がもう既に神すぎて弄れないというのも理由の大半としてある気がします、がそれは置いといて。
じゃあコレをどうするかと考えるともうここをBreakにするしかないんですよ……
改めて聞いてみると1番でもそうだし、ラストのサビもBreakになっとるんじゃ。
2番は気合でなんとかした(後述)。
ただこのパートを壮大な編曲にしたのは個人的に大正解だったと思っていて、ブレイクに聴き浸っている所であの歌詞がストレートに突き刺さる、最高〜!デカイ編曲でデカい歌詞が刺さればオタクは絶命する。
製作中、1サビ→Dropの流れを再生して自己満足に浸ってプロジェクトを閉じた日が幾度となくあった。
1Drop
デカイメロディリード最高〜〜ー!!!
Remixの製作を始める前に原曲のメロディーのリフレインと、UK Hardcoreの巨大Leadを組み合わせるアイデアが思いついていて、要するにココが全ての出発点です。
それ言い出したら大体のブート制作はDropのアイデアが出発点なんですけれども。
巨大UKHCのLeadの音作りと空間処理は、Youtubeのチュートリアルや手元のプラグインが共に充実してきたことでナンカチョットワカル❗になってきたのですが、Bassの音作りがホンマに難しかった記憶があります……。
SidechainDuckingを主軸にしたSustainままのBassか、裏拍でアタックがしっかりと乗った裏打ち主体のBassか。
この辺はもう宗教というか、曲の雰囲気に合わせてって感じですよね……。
今回自分は2010年代のJ-core(広義の方)の文脈も拾いたいということで裏打ちを選択しましたが、2020年代ではHardstyleからのノリでKickに張り付くようなDuckingBassが主流な気がします
勘の良いオタクの方々はもうお気付きかと思いますが、一昨年のベストに書いたTechnikoreをはじめとしたその他Oneseventy、同人音楽でいうとDJ NorikenやTatsunoshin,AssertiveのようなクソデカUKHC(Happyhard/HardcoreRave/Hardstyle/広義のJ-Core)に寄せた編曲です。
特にTechnikoreは2022年の秋に来日した際のDJ公演を見に行ってツーショット写真も撮ってもらって本当にパワーとモチベを貰いました。2023年も来日してて日本大好きかよ!ありがとうございます!
Technikoreもオタクだからなんかアニメのブート({出典1}{出典2})書いててウケるので聞いてみてね
2A+2B
一般的に無名なオタクのブートレグ(ここで言う無名とは本人がDJ行為をしていない人間や、DJ行為をしている身内の知り合いが少ない人間を指しています)は、曲そのものを聞いてもらえる機会が少なく、その上DJイベントなどで使用して頂いたとしても皆が知ってるであろう1番までしか掛けられない事が多い。DJさんがたまに作るEdit等でも1番しかないとかあるし。
そんな中で1番を終えて2番以降を掛けようという人間はその曲に対する『意思』が違うんですよね。
何が言いたいかというと、2ABでは、「1番のDropから別の曲に繋いでも問題ないような構成」+「継続して2番以降を掛けてもDropで高まったテンションをキープできるか」ということを意識していました。
このテンションを維持するという観点を考慮した結果、1番BメロのDnBの編曲地帯を2番のBメロに持ってくる事になりました。
2Bでは後の展開の置き石としてFutureっぽい音を少しずつ混ぜています。
2サビ
ここさあ……本当に頭を抱えた………。
1サビのところでも既に書いたのですが、小節構成が本当に勘弁してくださいな状況なのでココをどうするかで筆が止まっていた気がします。
ラスサビでめちゃくちゃデカいLeadから最高のDropに仕上げたかったので、ココはなんとしてもメロディー以外のDropにする必要があると考えていました。
アイデアを色々と悩んでいたとき、風呂で歌い出しの 「一直線の流星を〜」 の所にFillを入れるイメージがなんとか湧いてきたので、そこから頑張ってポムポムと積み上げていった結果がアレです。
そしてこの入口のアイデアが降ってきてからも、大量の一発ネタの音が全然思い付かなくて半泣きになりながらリファレンスを聴き漁っていました。
ジャンルとしてはFutureCoreになる(少なくとも作ってる間は)という意識で作っていたのですが、FutureCoreの複雑なリズムのDropってdigってみると案外少なくて……
Future/Kawaii系の音を使いつつ、四つ打ちをやってる曲というものが結構あるんですよね……
普段の自分なら後者であってほしいと思うのですが、ことこのタイミングにおいては中々アイデアが湧いてこなくて辛かったです
ごちゃまぜでカオスな事になっている地帯ですが、実は歌詞に沿って強拍の音を拾っていれば割と初見でもしっかりとリズムを取れるように作っています。…流石に原曲は知っている前提ですが。
Future系のジャンルはただでさえリズムが複雑なため、初見だと「リズムがわかんねえよ!」になる事が多く(少なくとも自分はなってキメを外しがち)……それは裏を返せば聴き込んでいる人からすれば、キメを覚えて綺麗にハマることが聴き込みの証にもなるので一概に悪いとは言わないのですが、なるべくリスナーフレンドリーにはしたいと思ってはいます。
けどDrop前のFakeは入れるぜ!!!!!(最後)
Cメロ
ある意味手癖かも。
実は、割と最後の段階までCメロの部分はカットするか悩みました。
クラブミュージックとして聞く場合、Dropが来たあとはやはり少しブレイクダウンしたいところ。しかしラスサビ→Dropへの流れを考えるとやや長くなるような。しかしシャイノグラフィの歌詞は全部使いたい(ここだけ私的な理由)。
よくパーティの最後にトリでかけてる曲のMidだけ落としてMC入れるやつあるじゃないですか。
アレを想定してココの地帯は作りました。
単に横揺れ���憩地帯や次の曲への繋��として使っていただいても良いです
ココで繋いでもいいですが!ココまで再生して頂いたのなら是非あと2分伸ばして最後のクソデカDropまでやってください……後生ですから……
ラスサビ
はいエモいですね。正解〜
普段Tranceやってる人間なのでこの手の綺麗に浸れるBreakDownはエモさマシマシで作っていきます。Breakが気持ちいいほどその後のBuildupからDropの流れが最高になるんじゃよ。
上の方で鳴ってるキレイなピアノ、前半のBreakとは少しフレーズが違ってるらしいです
Drop
更に思い出アピールじゃオラァ゙!!!!箱でエモ散らかして昇天しろ!!!!
ゲーム内SEを使う というアイデア、我ながら天才ですよね……
この発想が思い付いたとき自分でエモすぎて悪魔かと思いましたもん……
とはいえこちらはしっかりとした思考のラインがあったうえでこのアイデアに至りました。 - ゲーム内から何らかのサンプリングはしたい - キャラクターのボイスを使うとして、誰のどのセリフを使おうか - イルミネ?各ユニットのセンター? - はづきさんや社長は素材が少なすぎる - そもそも全体曲なので特定のキャラクターのイメージで専有したくない - じゃあ共通の音って…?
ゲーム内のSE、ちゃんと録音したら綺麗に引っ張ってこれるし使い勝手も良くて良いね〜となりました
ゲーム的にはワンショットで鳴らしてるだけなわけで、被ってるところもパーツで拾い集めて逆相にしたら簡単に抜けるので手間をかければオススメです。
同コンピ内でも自動車 原付(gentsuki)さんのbasslineのところでもゲーム内SEが使用されていて、マスタリングのときに「発想が被っとる……」と一人戦慄していたのは内緒だぜ
アウトロ
終わり〜〜〜終わり終わり終わり!!解散!!
ミックス
ちなみにこんだけ展開も目まぐるしく詰め込むとトラック数もえげつねぇな…という数になるわけで、それはもうミックスが大変でした……。
調整して、寝かせて、聞く。
ヘッドホンで、スピーカーで、イヤホンで、スマホで。
何とかなったかな〜と思って完成としたものの、今聞くとKickの鳴りがちょっとハードコアすぎたかも……
ミックスもマスタリングもわかんないよ〜〜
クラブでかけるときはKick/Bassなどの低音がちゃんと鳴ってりゃ盛り上がるみたいな感じはあるもののそれはそれとして気になるという自分の蟠り。
まあ自分以外の人間からすると「完成品」しか届かないのでここで悩むのは無意味かもしれません。
無意味かもしれないけれど、そこに悩み続けるのもまたこだわりです。
当時の「今行ける一番のところを目指さなくちゃね」をやった結果で、「日々進化中」て事で。
アレ!?違う作品にオチてしまった……
全体
ココまで散々書いて来たのでお察しかと思いますが、この曲のブート作ってる時は基本的に全てのパートで常に困っていました。
しかし改めてこうして振り返ってみると「困っていた」……というよりは「考えることがとても多くあった」ということで、それはまさにこの曲に対する思い入れとこの曲を通じて表現したいことの多さが故の苦悩だと思います。
とはいえヒゲドライバー許せね〜〜〜〜(神曲をありがとうございます)!!!!
よりもいの『ここから、ここから』のときもやっとるからな(神曲をありがとうございます2)!!!
ツーアウトですよツーアウト!!どうしますコイツ!?処す!??
もっと回レ雪月花みたいなブート作りやすい曲構成のアンセムください!!
あと原曲のBPM測るときにイントロとアウトロのPianoのアタック部分をグリッドに合わせて測ってみたところ、どうやら原曲のBPMが $172$ ではなく $171.99$ と判明した時は大暴れです
L('ω')┘ 三 └('ω')」ウオオオ
しかもベストアルバムに新録された26colors版では更にGW01のインスト音源と合わせてもBPMが合わない謎仕様となっています!!なんでや!!
今回作ったブートレグの方のBPMはしっかりと172ですのでご安心くださいませ。
気持ち
さて…ココまで散々書いて来ましたが、まだもうちょっとだけ、気持ちの話をしていきます。
副題
サブタイトルの「Link Memories Remix」という題について。
曲が出来てからこの名称を考えるだけで1ヶ月近く費やした会心の出来です。キモいね。
色々考えられる事は多くあると思いますし、実際色々考えて欲しいというのを狙っているところもありますので、ココで挙げる事柄はあくまで手掛かりとして参考にして頂きたく思います。
もし「こういう意味もあると思ってたんだけどな〜?」という場合には~~書き忘れた体で書き足すので~~こっそり教えて…(小声)
シャニマスというコンテンツそのものが停滞しながらも時系列が進んでいくという矛盾した構造を孕んでいる
進まない時に対して、現実/我々自身の時は進んでいき、繰り返しながら記憶が蓄積されていく
記録を残す行為(例えば写真のような)と、記憶によって広がる世界についての対比
リンクアピール・思い出アピール、共にシャニマス中に存在する用語
中でも思い出+Link追撃は戦略の根幹とも言えるほどの破壊力を持つ
「Link」の語には「接続/連結」等の意味の他に、別の語源から「松明」という意味がある
(専門外なのであまり詳しくないですが)ヨーロッパ古語の「leuk-:光,輝き」などの語から派生しているようです
松明は古来からある単純な構造をした原初の光の象徴
『Shinography:輝きについての記録』 に対する『原初の光の記憶』という対称性 > 最後のコレだけは普通に考えても絶対思いつかないこじつけ自己満足解釈でココに書いておかないと多分数年後の自分は忘れてそうなレベルなので書いちゃう
一瞬
さてこの曲を語る上でもう一つ大事なファクターがあります。
自分が今後生涯を以てしても超えられないと感じている、本当に好きな楽曲であるところの『虹の行方』。
曲単体としても大変素晴らしいのは勿論なのですが、シャニマスの公式による4周年公式のMV/PVというものがあり、シャニマス生配信でこの映像を見た当時から、本当に深く自分の心に突き刺さっています。
今書くために見返しても普通に泣いてしまったくらいにはすごいです。
1回見てください、絶対に。
【シャニマス】4周年記念MV【アイドルマスター】
見ましたか?
このMV、全体的にものすごい熱量と愛 ~~(と公式だけが持つ元絵のレイヤー←ずる)~~ で構成されているのが伝わると思うのですが、特に好きなポイントとして1:15〜付近で『サビの入りの瞬間にゲーム中の思い出リールが表示される』という演出があり……私はこの表現を見た瞬間、本当に思い出が堰を切ったようにぐわっと感情の波になって溢れ出してきます。
この演出が自分の心の中に 『伝説の一瞬』 として刻み込まれてしまった事で、これに類する演出を何とかして表現したいとずっと考えていました。
この第四の壁をぶち破る行為に類する飛び道具の演出は、本当に一度きり、ここぞというところでしか使えません。
しかし此度は全体曲。
曲目はシャイノグラフィ。
公開予定は5周年当日。
ここで使わずしていつ使うのか。
音声で可能な表現は、映像で可能な表現よりも視覚情報が欠落している分、幾分かは劣化してしまいますが、そこはこちらの編曲でなんとかしましょう。
最後のサビにある、あの一瞬を輝かせるために、他のパートの編曲もバチバチに仕上げる。
他のパートのクオリティが高いからこそ、この一瞬が際立ち、飛び道具としても機能する。
この演出を思い付いた事で、曲全体としてもクオリティの底上げのような…自分の中の作曲における限界を超えた、オーバースペックな曲が作れたような気がしています。
自分はタダでさえ作曲の筆が遅い方なので、制作にかなりの月日を要してしまいましたが、それに見合う価値は生み出せたかと思っています。
好きな事を全力で表現出来て最高でした。
もし刺さった方が居れば、それもまた幸甚です。
最後に自分だけの話になってしまうのですが、この曲を聞いていただいた方のうち、自分が尊敬する身内の方からもお褒めの言葉を頂いて、このRemixを生み出せてよかったなあとか、音楽やってきて良かったなあとか、ちゃんと成長してたんだなあとか、なんか色々思ってしまいました。
2022年の冬から作り始めて、数ヶ月悩み続けた、4月のリリースにして、2023年だけでなく、人生のマイベストだといいなと思います。
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02 . トライアングル (Precious Tri-Vial Days Remix) - 2023/04/24
トライアングル / イルミネーションスターズ
-『THE IDOLM@STER SHINY COLORS FR@GMENT WING 02』より - アイドルマスターシャイニーカラーズ楽曲Bootlegコンピレーション企画『Shiny Colors Recollect Mir@ge 01』参加曲
Kanaze · イルミネーションスターズ - トライアングル (Precious Tri-Vial Days Remix)【#シャニリミ】
シャイノグラフィとは打って変わって全体的に落ち着いた雰囲気で統一した編曲をしています。
イルミネの良い曲をいい感じにしました。
普段であれば浸れるProgHouseにしたいところですが、今回は原曲が四つ打ちで既にハウス気味ではあったので、あえて四つ打ちを外してAmbient感あるChill目なトラックに仕上げてみました。
いや〜〜。
IlluminationStarsの日常の雰囲気が、好きやねんな…………。。
一生お泊り会でイチャついててくれ……。。。
毎週やれ(メグルハチミヤもそう思います)
本作、実はかなり影響を受けたリファレンスとなっている曲があります。
……というより、最早リファレンスを聞いたあとにコレを流すとモロに丸パクリしたのがバレるレベルなのでこの場においては秘匿させて頂くこととします。
上記のリファレンスにかなり寄せたものの、Ambient,Chill,FutureGarage,辺りのジャンルも広めに漁ってはいます。
タイトルのPrecious Trivial Days 。
こちらは逆に文字通りの意味です。
Precious は「(時間・経験など)大切な,むだにできない,ありがたい」という意味があります。
Trivial は、あまり聞き馴染みの無い語かもしれませんが「取るに足らない,些細な,つまらない」などという意味があります。
語幹でピンとくる方も居られたかもしれませんが、トリビアの泉でお馴染みのムダ知識である「Trivia」と近い語です。
Trivialの語源を辿ってみると…
元々はラテン語「3 本の道が合する所,ありふれたこと」の意から派生
中世15世紀頃の学問で選択できた7科目の内初歩的で重要でないとされた3つ{文法(grammar)、修辞学(rhetoric)、論理学(logic)}をまとめてtriviumと呼んだ → ムダ知識
イルミネの3人(Tri-)が和やかに過ごす、些細な、それでいて尊い時間を表現したかった曲には、これ以上ないワードと言えるのではないでしょうか?
さてシャニリミではこの曲とシャイノグラフィと合わせた2曲で参加していました。
シャニリミ企画では主催として色々やっていたのですが、……こちらはまた別の文章として書くとして(公開するかは未定)、主催+曲をリリースする側の人間としては以下3点の意識がありました。
1. アルバムのコンセプトの維持
自分がクラブカルチャー側の文化にズップリなことも起因して、「Remix/Bootlegといえば箱でかかってナンボ!」みたいな意識が心中にあります。
実際、クラブイベントを通じて大音量で自分の作ったアレンジに出会って/聞いてもらえるというのも大変有難いのですが!
自分がこれまでも幾度となく言及していたように、あくまで二次創作、自分の中の解釈と感情をぶつけられるような作品の場にしたいと思っていて。
箱でかけられるようなものではなくても。
自らの手で演奏したものではなくても。
格好良くなくても。
お洒落じゃなくても。
踊れなくても。
そういう『表現』を受け入れます、というのを示すため。
一曲は箱鳴りや音圧を意識していない曲を(主催が)入れることで、こういうのもやって良いんだなという前例を作りたかったというのがありました。
勿論クラブ側の箱鳴り重視にしたRemixも大歓迎です!
繰り返しになりますが、曲からどのような印象を受けるかは人によって違うので。
⚠ただし自分が中途半端だと思う出来のものは投げないでください!
2. 曲のジャンルのバランス感
参加者の方の過去曲を一通り聞いて「あの人はこの辺のジャンルを作りそうだな〜」というのをなんとなく把握して、どこが足りないかというのを認識して補うというイメージでもやっています。
少なくとも主催がほぼ正反対みたいなジャンルを書いていれば幅は保てるはずです。
……が、実際は良くも悪くも予想を少し外していて、多少驚き。
しかし意外性と多様性に溢れたアルバムになっておりこれはこれで良かったなと思ってます。
3. 主催としての信頼性
コンピレーションアルバムを主催してる人の曲のクオリティが著しく低いと、それだけでなんかコンピ/企画全体としてのレベルを低く見積もられるという懸念がありました。
……いえ、他の方がどう感じるかというのは分からないのですが、少なくとも自分の中にはそういう危惧はあって。
少なくとも、主催の曲のクオリティは今後着いていくかどうかを信頼する指標の一つにはなり得ると感じていて。
だってヘボい曲書いてる人間のマスタリングとか…ちょっと怪しいでしょ!(マスタリングに関しては今の自分でも信頼できないですが……)
その為にも初回、1作目のリリースでちゃんと人に、胸を張って自信作だと聞かせられるだけのクオリティの曲をリリースしなければというプレッシャーと共に製作していました。
こういった事を見える所に書くのは甘えなんじゃないの?
と思わない気がしなくもなくもなくも〜。という感じですが、まあこれは単なる自分のチラ裏備忘録ブログみたいなもんやし良いんじゃないの?語るのはeasy
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03 . もっと!モット!ときめき (ZNK Bootleg) - 2023/07/30
もっと!モット!ときめき / 金月真美 featuring 藤崎詩織
-ゲーム「ときめきメモリアル」より
- Nero Chroco様主催 美少女ゲームソング関連楽曲Bootlegコンピレーションアルバム『Hyper Rave03』参加曲
Kanaze · 【HyperRave03】 藤崎詩織(CV:金月真美) - もっと!モット!ときめき (ZNK Bootleg)
DnB(でぃえぬび)って!いいよね!(おむすびくん)
──2023年6月。夏の日差しが暑い中、渋谷の線路沿いを歩く。
Tranceのイベントである『Stratosphere Silicis』に向かっていた。
何度来ても気圧される重厚な「Circus Tokyo」の門扉を開き、地鳴りの響く世界へ足を踏み入れる。
メインフロアではTranceらしい強い低音が鳴り響き、ラウンジで心地よいUpliftingに身体を身を任せ揺れている。
その空間に1人の異物が。
DnBをバキバキと鳴らしているではないか。
いやいやおかしいだろ……
しかしながらベースの鳴り、ドラムのGroove、とても心地が良い……!
HouseやTranceとはまた違う形で、身体が踊る……!
渋谷のCircusで意図せずDnBを浴びたこの体験は、「DnBといえばLiquidFunkくらいしか知ら〜ん!おしゃれできもちくなれるチルいやつがええよね〜」としか思っていなかった自分には思わぬ衝撃であった。
あの日Trance箱なのに急にDnBを浴びせてきたMaozonさん、ありがとうございます。
はやくあの日聞いたぼざろブート公開して。
その後、翌月にあったTHGS10thでMaozonさんに教えを乞いに行き、なんやかんや色々digって調べた結果、このようなJumpup/Rollerのようなものを作り上げるに至った次第です。
ちなみに当時の様子はこんな感じでした
2023.06.17 Stratosphere Silicis パーティフォトを公開しました。#strtsphr #AOTChttps://t.co/8PuNcuux2f
— Stratosphere🌌 (@strtsphr) December 15, 2023
最後の異質なドロップは完全にオマージュ元があって、こちらはKo……じゃない、「Srezcat - Luna Chronicle」が元ネタです。是非2ndDropまで聞いて欲しいです。
これもすごい曲だわね……。Hypertranceとかの文脈で取り上げたほうが良いのかもしれないけど、自分の中で聞いた時はDnBだと思ってたので「こんなDropしてもええんですか!?!!」とひっくり返りました。
UK Dubstepとかの亜種になるんですかね…?当時何を思ってあのDropを思いついたのか本当に知りたい……あの作品にも自分のように何かアイデアの元になった何かがあるのでしょうか……?
今回はギャルゲーの元祖とも言える「ときめきメモリアル」の曲をブートにしてます。
ときメモのこの曲のRemix、某tmaniaⅡDXのシャイ何ング某兄弟feat.何下さんによる歌唱もありますけど、アレとはまた毛色が違う感じに仕上げています。
スピード感与えちゃったかな。(うわ。
コレに関して言えばもう本当に「DnBやりて〜」というモチベと「HR03あるやん!」というタイミングが重なった結果の産物なのでいつも通りタイトルはBootlegとしてます。
遂に謎の力が発生してナンバリング03にして早くもその息の根を止められたHyperRaveシリーズですが、オタク(いろなちゃん)がHR03の曲をまとめてくれていたので追悼しながら他の方の曲も聞いていってあげ��下さい。
Squid_chan · HyperRave03
ひとつだけお願いがあります
いなくなってしまった人たちのこと、時々でいいから…… 思い出してください
【おまけ】 過去一カスみたいな宣伝
フリーダウンロードなので皆さんぜひもらっておきましょう!!!!!
【無償配布】美少女ゲームのブートレグ・リミックスを集めたコンピレーションアルバム「HyperRave 03」がリリース!#DTM #DTMer #DTMerと繋がりたい https://t.co/66my6gDBeM
— Zenaka/ぜなか (@Zenaka_) July 30, 2023
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04 . Kotatsu (Original Mix) - 2023/09/22
Original - Release Label : Summer Melody
人生初の(海外)レーベルデビューです!!うれし!!
実は今年の目標の1つに含めていたので本当に喜ばしいです。
曲についてはもう本当にタイトル通り、日本が誇る 焔型人類堕落最終兵器『炬燵』 と冬の情景を表現したProgとなっています。
「Summer Melody」なのにWinterド真ん中の曲が初リリースで……なんか……スイマセ………💦💦
色々な公募に投げては落ちを繰り返している哀れな人生なので、一生ブートを書くことでしか存在証明ができないと思っていたのですが、少し頑張ってデモというやつを拙い英語(DeepLを使用しています)のメールで送ってみた所、なんと自分も以前から聞いていたレーベルのSummerMelodyからデビューする運びとなりました!
自分の始めてのデビューリリースが自分の好きなレーベルから出せるって…本当に嬉しい話ですよ!?
海外のレーベルにDemoの音源を送るという行為は、かなりハードルが高いような気がしてましたが、それなりに必要な事をしっかりと書いていればちゃんと反応はもらえるみたいです。
いざデモを投げてみようかなと思った時にデモの投げ先が無かったり、最近の活動が止まっているレーベルなどがあり、普段のリスナーとしての自分とはまた別の視点でdigするという経験になりました。
けどデモ送ったのにガチでなんの反応もなくリマインドもしたのに再生すらせずにスルーした某レーベルはホンマに覚えとけよという気持ちになりました。
興味を持って貰えるほど実績もなく無名なアテクシが悪いのですが……
そしてデモを送る際に参考にしたブログ等には一切書かれていなかったのですが(コレ書いたらだめなやつなんかな?それとも皆当たり前過ぎて書いてないだけ?)、レーベル側がプロモとして他の有名DJに音源を送った結果や簡易フィードバックなども貰えるということがわかりました。
自分も名を知るDJの方々から好意的な感想(一言レベルです)が貰えるのを見る一方、『聞かれてもない』という自分の様な無名の有象無象は全く見向きもされていないということも分かりぐぬぬ……となった次第です。
とはいえ自分の曲が各種ストリーミングサービスを始めBeatportなどのサイトを通じた『自分以外の導線』から聞いてもらえるという機会を得られる事はとても有難いです。
次はちゃんとしたTranceでデモを送ってみたいな〜
けどMelodic/Progressive系Houseと比べてTranceってレーベルの数と毛色が桁違いなんすよね……
普段はこう、「二次創作」というモチベがあって曲を書いているだけのオタクなので……
オリジナル曲はやっぱ公募で落ちるレベルのしか書いてないわけだし……
手が空けばチマチマとやっていきたい……かな……
突然のCMです
只今お聞き頂いたこちらの楽曲が〜〜?
なんと!
リリース元レーベルであるSummerMelodyの2023 Years Bestのmixに入っております!
パチパチパチ〜(告知動画あるある)
こちら年が明けて2024年、2024/01/04にリリースされます!
→ https://summermelody.lnk.to/BestOf2023
マジ?幻想(ユメ)じゃねえよな……?
Mixed音源なので流石に購入してくださいとは中々言いにくいのですが(Extend尺でしか買いたくない派)、是非ストリーミングサービス等で聞いていただけると幸いです!!
同mixには国内Prog界隈からも2bnsnさんやShion Hinanoさんなどもおり、ウワァオとなりつつも、1人でまだリリースされていない現段階ではほんまかいな(半信半疑)となっているのでリリースされましたら是非とも聞いてくださいまし!
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05 . B.B.K.K.B.K.K. [没.某.蹴.公.募.改.曲. Bootleg] - 2023/10/25
B.B.K.K.B.K.K. / nora2r
- BMS Event「BOF2013」個人戦スコア部門優勝曲
- B.B.K.K.B.K.K. 10TH ANNIVERSARY - Next Reflection & demaescape
- B.B.K.K.B.K.K. 10周年コンピレーションアルバム 募集要項
こちらの公募に提出した楽曲の落選供養です
講和条約 · nora2r - B.B.K.K.B.K.K. [没.某.蹴.公.募.改.曲. Bootleg]
グエ〜〜悔しい!!これに尽きる!
まずはBBKK10周年めでたい!
……いや10周年!?10周年は流石にうせやろ?
いうてもまだ5年とか……
でもこないだ $SOUND{\ }VOLTEX$ も10周年いうてたもんな……
ほなそうか……
BBKKの曲の特徴を自分の中で噛み砕いたときに [特徴的な声ネタ] × [印象的なメロディ] × [文字通りのKickとBass] だと思っていて
じゃあこいつらをどう料理しようかと考えたときに - KickとBassが一番活きる編曲ならPsyDropが最高 - UKHCの派手なメロディはTranceでも綺麗に鳴るはず - 170のBPMを140帯まで落とせば曲の印象もガラッと変わってRemixとして美味しい
という思考を経て [Uplifting] × [Psychedelic(Fullon)] × [Trance] に決めた時点でかなりアイデア的な部分では満点だったと思うんですよね…………
ただやっぱり普段聞いてる曲層が違うのもあって、自分の力量では上手く引き込めなかったのかなと思ってます…… 「この世の不利益は当人の能力不足」てなわけでね……
別に悪かったというわけではないのですが、具体的にマッチング的な反省点を挙げるとしたら - Psychedelicの本来の流れをすると8分くらいになる - けど一般的に8分の曲は長い - 音ゲーとかの方面にも分かりやすい"Psychedelic感"としてTripletなどのほうがよかったかも - ココは完全に流派の問題なので…… - 少なくとも自分はFullonやOffbeatのBassが合うと思った - PsytranceのBreakとUpliftingのBreakはやっぱ雰囲気が違う - ピアノいれるとどうしても急に明るくなったな!?となる - 原曲のBreakのピアノのメロを活かしたかった……
公募に投げるに当たって、相も変わらず先達にフィードバックを仰いでおきながらまたも結果が出せず本当に申し訳ない……。
申し訳ない、と、思うけど!
ちょっとは褒められがあったので、自分にしては珍しく割と落ちた事自体はそんなに気にしてない!です!
むしろTrance作ってるマンに褒められてるのであればTranceとしてのクオリティはそれなりに高かったという質の部分は担保して貰えてるのが心の支えになってます
いやもしかしたらそんなに褒めたつもり無いのかもしれんけど。
自分の中では。割と喜んでるから。あの。そんな。訂正しなくていいので。
今回から落選供養用のアカウントを作りました。
なんか皆サブ垢みたいな感じで変な名前のサンクラのアカウント持ってるのいいな~ってなって……
「3級知財管理技能士」とか「超法規的措置」とか「乳首は財産」とか……←良いか????
公募落ちの落選供養→敗戦処理→講和条約ということで。
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後記。 {#後記}
5曲……!?今年のリリース少なっ!!!(七草にちか)
公募に落ちてて公開できない曲があと2曲位あるんですけどそれ含めてもすくな!曲書くのが遅い……
でも安心してください、来年の春に向けてちゃんと曲を書いています。(誰に向けた何のアピール?)
シャニリミ02もやっていくのでシャニマスのオタクはよろしく頼みますぜ!
シャニマス以外のブートもこっそり書いてるぜ!
この記事の半分以上シャイノグラフィで埋まってるじゃねーか
なんなら2/3くらいシャニリミの2曲についての話じゃねーか
それだけ話したい想いがあったんですよ……
なんというか、自分は産業的なタスクやワークとして作曲をしてるわけじゃなくて、あくまで趣味として表現を主たる目的に音楽をやっている状況で(今の所はという話ですが)、作品として作り上げている以上それなりの熱量と期間を費やして発表しているわけです。ありがたいことに。
折角作品の裏側にそれなりの熱情があるのであれば、それをわざわざ見せずに隠して「作品に全て込めたから…。 聞いてもらえれば全て伝わるハズさ…ファサ」みたいな変な格好付けは現実的には単なる怠慢でしかなくて、それならどうせ誰も見てねーレベルのこういうチラ裏のブログにでも書いておくことで、万が一「自分の曲についてもっと理解したい」という人が現れた時に理解する一助になるのではないかと、そういう事を思って、私自身の思い出せる範囲で詳らかに文書として認めているわけです。
また、たとえ数ヵ月であっても未来の自分は他人と同じレベルの解像度でしかないというようなプログラミングの話でもよくある通り、少し先の自分でもこの時はこう感じてたんだなというのを少しでも残していきたい所存です。
ただこの文章量を書くのはドチャクソ疲れたので、今年の少ない曲数だったから出来たみたいなとこはあるな……。
来年もよろしくお願いしますわね
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