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#牡丹軒
kiyomiya1026 · 2 years
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香港🇭🇰 牡丹軒中菜庁 ディスカバリーベイにあります この時期、冬瓜が美味しい😍 #hk #hkfoodie #hkfood #香港 #香港マイタン日記 #牡丹軒 #牡丹軒peony #ディスカバリーベイ #discoerybay (牡丹軒) https://www.instagram.com/p/ChQ8SvBP2fs/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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ilpiattocacciatra · 2 years
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本日も美味しい食材で心を込めたお料理ご用意ししております! #イルピアットカチャトラ #ilpiattocacciatora #サマーポルチーニ #ジロル #自家製カラスミ #雲丹 #牡蠣 #花ズッキーニ #ホワイトアスパラ #渡り蟹 #金のモッツァレラ #三谷牧場 #中屋敷ファーム の#ジャージ牛 #炭火 #紀州備長炭 #三軒茶屋イタリアン #三茶イタリアン #三軒茶屋ランチ #三茶ランチ (at イルピアットカチャトラil piatto cacciatora) https://www.instagram.com/p/CfgP-p3P45m/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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rnwl99 · 7 months
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2023/10/29
先日の広島旅行で訪れたお店などなど、自分の備忘録もかねて記録してみます。
ちなみに私はご飯屋さんで並ぶの嫌いなので、旅行のときは事前にお店調べて予約していくタイプです。土地勘のない旅先であーでもないこーでもないって調べたり歩き回る時間もったいないなって思っちゃうので…。
1日目ランチ
@宮島口駅 宮島鮨まいもん
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海鮮がおいしい県に旅行いくときはまずお寿司屋さんをチェックします。一日目は宮島に行く予定だったのでそのへんでランチ食べれたら良い動線だな〜と思ってて、ここ良さげでは?と見つけたお店です。
握りのランチコースで3,300円。(お得す��ない?)
前菜もお寿司も美味しくって大満足!撮り忘れちゃったんだけど最後にあおさのお味噌汁も出てきて、これがほんっとうにめちゃくちゃ美味しかった……あおさ苦手だったけど私が今まで食べたあおさはあおさの実力の半分も出てなかったと気付いたよ。
お寿司とイタリアンのお店らしく、他にパスタと握りのコースもあってそちらも美味しそうでした。フェリー乗り口から少し奥まったところにあるからか人通りも落ち着いてて景色もよかったです。
1日目夜
@広電本線八丁堀駅 Oyster bar mabui並木店
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牡蠣大好きなので広島といったら牡蠣でしょ!の勢いで見つけたお店。こじんまりしたカジュアルお洒落なバーで、内装のごちゃっとしてる感じが好みでした。日によっていろんな産地の牡蠣をおろしてるみたいでこの日は5種類?くらいあったかな。
生牡蠣、焼き牡蠣、ワイン蒸し牡蠣、、いろいろ食べたけど初だったのが写真3枚目の「牡蠣のウニホーレン」。ウニホーレンっていうのが広島のB級グルメらしく、名前のとおり雲丹とほうれん草を使った料理で、これに牡蠣が入ってたんだけどもめちゃくちゃおいしかった…濃いめの味付けがお酒に最高にあいました🍷
牡蠣のウニホーレン、ぜひ食べてほしい。私もまた食べたい。
二軒目
@銀山町 RERAYPOINT616
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さっきのオイスターバーからホテル帰るまでの間に良いお店ないかな〜と探しててみつけたお店。お酒もあり、カフェもあり、ケーキも軽食もありのお洒落な夜カフェです。バスクチーズケーキがおいしいという情報だったので頼んでみたんだけど、これがめっっっちゃくちゃ美味しかった…今まで食べたバスクチーズケーキの中でダントツ美味しかったです。トロットロで最高でした。
事前に電話して空いてたのでたまたま入れたけど、タイミング合わず入れない方もいたので事前に予約するか電話で確認してから行くことをおすすめします。
ちなみに、近くにあるcafe moonさんも同じく夜カフェで良さそうでした。
2日目は昼過ぎに大阪移動する予定だったので駅近でさくっと広島焼食べよう!と思い、駅直結のekieに11:30頃着いたんだけど…びっくりするくらい混んでた……4、5店舗広島焼のお店入っててどこもディズニーのアトラクションくらい並んでました。なお11時オープン。
だけど他に食べたいものもなかったのでいちばん混雑がマシそうなところにならんで、それでも1時間弱待ったけども無事おいしい広島焼きをいただけました。
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お腹ぺこぺこだったから足りないんじゃない〜?ておもったけど超おなかいっぱいになりました。欲張ってあれこれ頼んでなくてよかったほんと。やっぱ焼そば入ってるから満足感すごいねえ〜
その後はお土産買って、大阪移動したので記録できるごはんはこれくらいかな。
別件だけども広島といえばのもみじ饅頭、お土産とかで何度もたべたことあるしそんなに期待してなかったんだけども、にしき堂さんの生もみじがもっちもちでおいしかったのでおすすめです。ひとつしか買わなかったからいっぱい買ってきたらよかった〜て後悔した…。
以上、広島旅行の備忘録でした。
今年は尾道にも行ったからまさかの2回目の広島旅だったけど、ぜんぜん違ってどちらもよかったなあ。
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せっかくなので尾道のおすすめも!
○みはらし亭(ホテル、カフェ)…登山道?にあるとっても景色のよいホテル。カフェ利用のみもできます。めちゃくちゃサイコーの眺め。
○高原誠吉食堂(居酒屋)…全部おいしかったけども黒ゴマ豆腐と湯葉のお料理(名前忘れた)が特におすすめ。
○笑空(蕎麦)…お友達に教えてもらったこだわりたっぷりのお蕎麦屋さん。予約必須です。
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年内の旅行予定はこれで終了なので来年はどこ行こうかなって今から楽しみ。海外も行けたらいいね。
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bearbench-tokaido · 2 months
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五篇 追加 その二
江戸の太太講(だいだいこう)に参加した弥次郎兵衛、全く別の場所に来てしまってしょげかえっている。
この連中の二、三人が弥次郎兵衛に、 「これこれお前さんは見なれぬ人じゃが、誰じゃいな。」 と、問いかけてきた。 「はいはい。」 と言いながらも人ごみの中から、知っている顔を見つけようと弥次郎兵衛は必死である。 「はて、こいつは何をきょろきょろするんじゃ。誰じゃというのに。」 と連中の一人が言うと弥次郎兵衛は、 「私はいや、米屋の太郎兵衛さんに聞けばすぐ判ります。」 と又言う。 「はて、そないな人はうちの講にはおらんというのに。 なにやら気味の悪い人じゃわいな。」 それを聞いていた御師の使いが、 「はあお前様は、あなたがたのお連れではございませんのかいな。」 と聞くとみな首を振って、 「ああ知らん顔じゃわいな。」 と言う。
それまでおとなしく話していた御師の使いが、急に態度を変えると、 「いやそれは、どういうことじゃ。 とっとと出て行け。ふざけた野郎だ。」 と、弥次郎兵衛に詰め寄ってきた。 「わかった。こいつは泥棒だ。放り出してやらんせ。本当に怪しいやつだ。」 と連中の一人が言うので、弥次郎兵衛が、 「ええ、そんなに言いなさるこたあねえ。 放り出すとはなんのこった。とほうもねえ。」 と言う。 「はあ、お前の喋り方はお江戸の人じゃな。 わかった。 今さっきのお江戸の太太講とひと所で落ち合ったが、その時お前の乗ったかごがこちらの中へ紛れ込んでござんしたのじゃな。」 連中の一人がしたり顔で答える。 そうかと弥次郎兵衛は、 「なるほどそうか。それなら私の行く御師どのは、どこでございます。」 と誰にともなく言うと、 「なにお前の行くところを、誰が知っているものか。」 御師の使いが、不思議そうに言う。 「だいいち自分が行く御師どのを、知らんということがあるかいな。 こりゃ貴様はわざとこちらの中に入り込んで、ただ飯を食うつもりだったな。」 連中は、 「ええ、ふざけた奴じゃ。脳天、殴ってやろうか。」 と皆々言っている。
「いや無茶苦茶言いやがる。お前らの太太講で食い倒したとしてもたかがしれている。あんまり江戸っ子を馬鹿にするなよ。 俺ひとりで太太講をやってやる。」 と弥次郎兵衛が、そこにどっさりと座った。 御師の使いは、さも、あきれたように、 「なにお前がお一人でかいな。こりゃたまげた。おまいが一人で。」 と言うと、 「当たり前だ。これだけありゃ大丈夫だろう。これで、たのみます。」 と筒状で底のない長い袋を腰からはずして、その中から金を二百文取り出す。 それを見て御師の使いはまたまたびっくりする。 「ははは、太太講は安うて金十五両も出さんせんけりゃ、でけんわいな。」 と言うと、弥次郎兵衛が、 「何!にこれでは、出来んのか。」 としょげ返る。
御師の使いは笑いながら、 「さやじゃ、さよじゃ。」 と言うのでつい、弥次郎兵衛が、 「だいだいじゃないなら、ミカンで頼みます。」 と洒落る。 それを聞いた連中の一人が、 「ははは、それならキンカンにしたらどうだ。ははは。」 と、笑っていう。 御師の使いは、 「いや面白い人じゃ。ああ、思い出した。 お前の行く所は、内宮の山荘太夫どのじゃわいの。 さっきの使いが、山荘太夫じゃからな。 ここから妙見町をまっすぐ行って、古市の先へいって尋ねさんせ。」 と御師の使いが教えてやると、 「はあそうか、こりゃ有りがたい。本当に、賑わせました。」 と弥次郎兵衛が出て行くと、連中は、 「えらいあほうじゃ、ははは。」 と、どっと笑う。
弥次郎兵衛は腹が立ったが怒ってもしょうがないと、しょぼしょぼと元気なくここを出ると、御師の使いが教えてくれた通りに歩き出した。
鉢植えの 太太講に あらねども 宙ぶらりんと なりし間違い
それより弥次郎兵衛はすじちがいまで戻ると、妙見町を目指して歩き出した。 道すがら、北八はどうしたかな。 米屋の太郎兵衛らといっしに御師の方へ行ったのか、あるいは上方者と妙見町に泊まったのだろうかと考えながら歩いて広小路に着いた。
ここの旅館の客引きが、 「もし、お泊まりじゃいな。」 と声をかけてきた。 弥次郎兵衛が、 「ちと道を尋ねたいんだが、妙見町はまだだいぶ先だろうか。」 「いや、このすぐ先じゃ。」 と客引きは、そっけなく答えると、別の旅人に声をかけている。
弥次郎兵衛は、また、歩き出すと、 「まてよ。その妙見町で、連れの上方者が泊まるといっていたな。 さて何屋だったか。」 と思い出そうとしたが、『藤屋』というのが出てこない。 もう少しで出てきそうなんだがと、弥次郎兵衛が歩きながら思案していると、ふと、棚からぶらさがっているような名前じゃなかったかなと思い出した。 それで、 「もしもし、妙見町にぶらさがっている宿屋はございませんか。」 と弥次郎兵衛が行き会った人に声をかけると、そこにいた人は、 「なに藪から棒に。ぶら下がっている宿屋とはなんだ。 そんなの知らんわいの。」 と行き過ぎる。 弥次郎兵衛が、 「なるほど、ここらで尋ねても知らないか。 もうちょっと先に行って、妙見町に入ってから尋ねてみよう。」 とここを過ぎて、急いで歩いて行った。
薬の『万金丹』の看板がかかっている所でその看板に妙見町山原七右衛門とかいてあるのをみて、さてここが妙見町なんだなと思い往来の人をよびとめて、 「もしここらにぶらさがっているような名の旅館は、ございやせんかね。」 と言うと、往来の人は不思議そうに、 「なんじゃいな。ぶらさがっている旅館とは。何屋のことじゃ。」 と弥次郎兵衛を見る。 「宿屋さ。」 と言うと、 「で、その宿の名前は。」 と聞いてくるので、 「名前を忘れてしまったんだが確か、ぶら下がったような名だったと。」 と弥次郎兵衛が言う。 「いやそういっても、ぶらさがった宿とはな。」 とその人は、腕組みして考えだした。 「そういえば向こうの角にある、それ、今人が立っているところの宿な。 あそこは去年首くくりがあって、ぶら下がった宿といえるかもしれん。」 「いや、そんなもののぶらさがったのじゃあございやせん。」 と弥次郎兵衛は、否定したのだが、 「はてまあ、行ってみろ。あそこも宿屋じゃ。 そこで聞いてみるのもいいじゃろ。」 とその人が言うので、 「なるほどはい、さようなら。」 と弥次郎兵衛は走って、人が立っていた宿屋に行ったがさっきまでたっていた人がいなくなって、何処だかわからなくなってしまった。 仕方がないのでどこかこの辺だろうと適当な家に入ると、 「もしもしちょっと、ものを尋ねますが、去年首をおくくりになさったはあなたでございやすか。」 と問いかけた。 この家の亭主はいきなりそういわれて、びっくりして、 「いやわしゃ、首つったことはないがな。」 と変な受け答えをする。
弥次郎兵衛が、 「そんなら、どこでございやす。」 とさらに、亭主に聞くと、 「ここらで、首を吊った家など知らんがな。 この二、三軒さきに棚から落ちた牡丹餅を食って咽をつめて死んだ家があるが、もしかするとそれじゃないかいな。」 と真剣に考えて答える。 弥次郎兵衛はやけくそぎみに、 「行って見ましょう。なんでも、棚からさがったような家だ。」 と又、二三軒先に行きある家の前で、 「もし、棚からおちた家はお前さんとこじゃあございやせんか。」 と、とんでもないことを言う。 この家の女房らしき女が出てきて、 「いいえな、私のとこの家は元からここで今だかつて、棚へ上げておいたことはない。」 と言うのを聞いて、 「はあ他には、ございませんか。」 と弥次郎兵衛が、女房に問うと、 「そりゃ、お前さんの、聞き違いじゃあろぞいな。 山から落ちた家じゃおませんかいな。 それじゃと、相の山の与次郎の小屋がこの間の風で谷へふきおとされたということでおますがな。うん、それじゃろいな。」 と勝手に納得してしまう。
弥次郎兵衛は、 「いやそれでもない。こりゃあ、困ったことになった。 何が何だか、さっぱりわからなくなってしまった。 何もかも無くしてしまったようだ。」 と、その場に座り込んでしまった。
つづく。
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innervision-dai · 7 months
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North Korean Pop
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北朝鮮 高校の軽音楽部 (Pyongyang: High school music club -NorthKorea)
北朝鮮の『けいおん!』!! (←©は『大陸ロック漂流記』著者のファンキー末吉さん)
韓国の隣、軍事境界線である”北緯38度線”を隔てた北にある国、北朝鮮。日本からは
1000kmと割と近い距離ながら、国際組織が発表する世界の報道自由度ランキングで
もっとも低い第180位の、『現代の秘境である北朝鮮の都市「平壌」の内部映像を
紹介』するYouTubeチャンネル、『Aramaki Project』の映像です。配信しているのは、
日本人の荒巻正行(Masayuki Aramaki)さん。荒巻さんは、東アジア学の研究者で
記録写真家、1997年から20年以上にも渡って北朝鮮で映像記録による現地調査を
続けているんですって!Superレアな音楽映像が、いくつもアーカイブされていて・・・
さらに、みんな大好き『やよい軒』や『風龍』のおかわり並に無料で提供されているよ。
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北朝鮮 ガールズバンド (Pyongyang: Girls band - North Korea)
北朝鮮の高校の音楽クラブで結成されたガールズバンド、の映像ですって。ではー・・・
JKに続きましては、北朝鮮のJD!
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北朝鮮 大学生歌謡 (NorthKorea:College Songs-Pyongyang)
荒巻さんの解説をコピりますと、”北朝鮮において””大学生の音楽隊は特別な位置に
ある。義務教育の子供の舞台音楽とプロの音楽家の間でセミプロ的な立場いわゆる
カレッジフォークのイメージ”らしいです。続いては、ウィキペディアを参考にしますと
北朝鮮において’23年の今、最も人気があるらしいガールズグループ!
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北朝鮮の音楽コンサート (Pyongyang:Concert Hall -NorthKorea) 
現在の北朝鮮の最高指導者、金正恩総書記(39歳)が、2012年に創設したガールズの
エンターテインメント集団『モランボン(牡丹峰)楽団』の、ライブ映像が入っています。
荒巻正行さんによる”北朝鮮あるある早く言いたい”感ある解説によりますと、北朝鮮
”平壌のコンサートホール・・・ みなおしゃれし”がちみたいです!ファンダムの年齢層は
世界一高齢そうですね。ライブを見に北朝鮮へ行きたいな、『愛の不時着』スタイルで!
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kachoushi · 10 months
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各地句会報
花鳥誌 令和5年8月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年5月1日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
葉桜に声まで染まるかと思ふ 雪 葉桜の懐深く観世音 同 葉桜を大天蓋に観世音 同 ふと思ふ椿に匂ひ有りとせば 同 葉桜の濃きに始まる暮色かな 泰俊 葉桜の蔭をゆらして風の音 同 老鶯を聞きつつ巡りゐる故山 かづを 四脚門潜ればそこは花浄土 和子 緑陰を句帳手にして一佳人 清女 卯波寄すランプの宿にかもめ飛ぶ 啓子 蝶二つもつれもつれて若葉風 笑 雪解川見え隠れして沈下橋 天
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月6日 零の会 坊城俊樹選 特選句
五月闇喫茶「乱歩」は準備中 要 だんだんに行こか戻ろか日傘 和子 錻力屋のゆがむ硝子戸白日傘 昌文 空になる途中の空の鯉幟 和子 ラムネ玉胸にこもれる昭和の音 悠紀子 だんだんは夏へ昭和へ下る坂 慶月 だんだん坂麦藁帽子買ひ迷ふ 瑠璃 白シャツのブリキ光らせ道具売る 小鳥 蟻も入れず築地塀の木戸なれば 順子 夕焼はあのアコーディオンで歌ふのか きみよ 谷中銀座の夕焼を待ちて老ゆ 同
岡田順子選 特選句
築地塀崩れながらに若葉光 光子 日傘まづは畳んで谷中路地 和子 ざわめく葉夏の赤子の泣き声を 瑠璃 築地塀さざ波のごと夏めきて 風頭 カフェーの窓私の日傘動くかな 和子 二階より声かけらるる薄暑かな 光子 下闇に下男無言の飯を食ふ 和子 覚えある街角閑かなる立夏 秋尚 谷中銀座の夕焼を待ちて老ゆ きみよ 誰がために頰を染めしや蛇苺 昌文 青嵐売らるる鸚鵡叫びたり きみよ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月6日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
カルデラに世帯一万春ともし たかし 大いなる大地を画布に聖五月 朝子 渚恋ひ騒ぐ厨の浅蜊かな たかし しやぼん玉母の笑顔を包みけり 朝子 乙姫の使者の亀ならきつと鳴く たかし 風に鳴るふらここ風の嗚咽とも 睦子 桜貝拾ひ乙女となりし人 久美子 風船の子の手離れて父の空 朝子 夕牡丹ゆつくりと息ととのふる 美穂 はつなつへ父の書棚を開きけり かおり 鷹鳩と化して能古行き渡航路 修二 風光るクレーンは未来建設中 睦子 人去りて月が客なる花筏 孝子 束ね髪茅花流しの端につづく 愛 悔恨深し鞦韆を漕ぎ出せず 睦子 ひとすぢの道に薔薇の香あることも 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月8日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
戦争は遠くて近しチューリップ 信子 霾や廃屋多き街となり 三四郎 長長と系図ひろげて柏餅 昭子 鞦韆を揺らし母待つ子等の夕 三四郎 代掻くや越の富士山崩しつつ みす枝 氷菓子あれが青春かもしれぬ 昭子 モナリザの如く微妙に山笑ふ 信子 風なくば立ちて眠るや鯉幟 三四郎 観音の瓔珞めいて若葉雨 時江 春といふ名をもつ妻の春日��� 三四郎 もつれては蝶の行く先定まらず 英美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月9日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
金環の眼や神々し鯉幟 実加 テンガロンハットの老夫麦の秋 登美子 筍を運ぶ人夫の太き腕 あけみ 緩やかに青芝を踏み引退馬 登美子 赤き薔薇今咲き誇り絵画展 紀子 自らの影追ひ歩く初夏の昼 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月9日 萩花鳥会
マンションの窓辺で泳ぐ鯉幟 祐子 兜より多産な鯉を子供の日 健雄 山頂に吹き上がるかな春の息 俊文 新緑やバッキンガムの戴冠式 ゆかり 仰向けのベッドに届く風五月 陽子 この日から五類に移行コロナあけ 恒雄 武者人形剣振り回すミニ剣士 美惠子
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令和5年5月10日 立待俳句会 坊城俊樹選 特選句
囀や高鳴く木々の夜明けかな 世詩明 すがりたき女心や花薔薇 同 仏舞面の内側春の闇 ただし 菖蒲湯に老の身沈め合ひにけり 同 うららかや親子三代仏舞 同 花筏寄りつ放れつ沈みけり 輝一 花冷や母手造りのちやんちやんこ 同 機音を聞きつ筍育つなり 洋子 客を呼ぶ鹿みな仏風薫る 同 渓若葉上へ上へと釣師かな 誠 子供の日硬貨握りて駄菓子屋へ 同 白無垢はそよ風薫る境内へ 幸只 春雨は水琴窟に託す朝 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月11日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
里山を大きく見せる若葉かな 喜代子 父母座す永代寺も夏に入る 由季子 三国町祭提灯掛かる頃 同 難解やピカソ、ゲルニカ五月闇 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
ホーエンヤ口上述べて祭舟 史子 暮の春どちの館の椅子机 すみ子 声潜めメーデーの歌通り過ぎ 益恵 手擦れ繰る季寄卯の花腐しかな 美智子 鳥帰る曇天を突き斜張橋 宇太郎 海光も包まん枇杷の袋掛 栄子 葉桜や仏の夫の笑みくれし 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月13日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
菖蒲湯の香を纏ひつつ床に就く 多美女 風低く吹きたる社の陰祭 ゆう子 やはらかき色にほぐるる萩若葉 秋尚 すと立てし漢の小指祭笛 三無 深みゆく葉桜の下人憩ふ 和代 朴若葉明るき影を高く積み 秋尚 メモになき穴子丼提げ夫帰る 美枝子 祭笛天を招いて始まれり 幸子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月14日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
植物園脇に馴染みの姫女苑 聰 近づきて見失ひたる山法師 秋尚 母の日の記憶を遠く置き去りに 同 崩れかけたる芍薬の雨細き 同 若葉して柔らかくなる樹々の声 三無 葉桜となりし川辺へ風連れて 秋尚 白映えて幼稚園児の更衣 迪子 くれよんを初めて持つた子供の日 聰
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月17日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
一人逝き村軽くなる麦の秋 世詩明 水琴窟蔵す町屋の軒菖蒲 千代子 三国沖藍深めつつ卯波来る 笑子 母の日や母の草履の小さくて 同 カーネーション戦火の子らに百万本 同 遠ざかる思ひ出ばかり花は葉に 啓子 麦秋の響き合ふごと揺れてをり 千加江 あの世へもカーネーションを届けたし 同 紫陽花やコンペイトウと言ふ可憐 同 人ひとり見えぬ麦秋熟れにうれ 昭子 永き日の噂に尾鰭背鰭つき 清女 更衣命の先があるものと 希子 春愁や逢ひたくなしと云ふは嘘 雪 風知草風の心を風に聞く 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月17日 さきたま花鳥句会
鯉幟あえかな風も見逃さず 月惑 土間で輪に岩魚の骨酒郷の友 八草 背に茜萌黄の茶摘む白き指 裕章 薫風や鐘楼の梵字踊りたる 紀花 潦消えたるあとや夏の蝶 孝江 初夏の日差しじわじわ背中這ふ ふゆ子 水音のして河骨の沼明り ふじ穂 なづな咲く太古の塚の低きこと 康子 竹の子の十二単衣を脱ぎ始め みのり 薔薇園に入ればたちまち香立つ 彩香
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月21日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
野阜に薫風そよぐ母の塔 幸風 突つ伏せる蝶昂然と翅を立て 圭魚 夏めきて観音膝をゆるく曲げ 三無 谷戸深き路傍の石の苔の花 久子 捩花の気まま右巻き左巻き 炳子 人の世を鎮めて森を滴れる 幸子 水音は水を濁さず蜻蛉生る 千種 夏蝶のたはむれ城主墓に罅 慶月 薫風やボールを投げてほしき犬 久
栗林圭魚選 特選句
要害の渓やえご散るばかりなり 千種 恙少し残り見上ぐる桐の花 炳子 十薬の八重に迷へる蟻小さき 秋尚 野いばらの花伸ぶ先に年尾句碑 慶月 忍冬の花の香りの岐れ道 炳子 水音は水を濁さず蜻蛉生る 千種 谷戸闇し帽子にとまる夏の蝶 久子 日曜の子は父を呼び草いきれ 久 ぽとぽとと音立てて落つ柿の花 秋尚 黒南風や甲冑光る団子虫 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年5月28日 月例会 坊城俊樹選 特選句
二度廻る梓渕さんかも黒揚羽 秋尚 夏めきぬ膝に一筋擦過傷 炳子 茶席へと鳥獣戯画の帯涼し 要 万緑を黒靴下の鎮魂す 順子 美しき黴を持ちたる石畳 みもざ 霊もまた老ゆるものかな桜の実 光子 薄き汗白き項の思案中 昌文 黒服の女日傘を弄ぶ 緋路
岡田順子選 特選句
夏草や禁裏を抜ける風の色 月惑 白きもの真つ白にして夏来る 緋路 女こぐ音のきしみや貸しボート 眞理子 蛇もまた神慮なる青まとひけり 光子 風見鶏椎の花の香強すぎる 要 霊もまた老ゆるものかな桜の実 光子 白扇を開き茶室を出る女 佑天 緑陰に点るテーブルクロスかな 緋路 黒服の女日傘を弄ぶ 同 二度廻る梓渕さんかも黒揚羽 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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blue-belta · 2 years
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毎週日曜日は先週の大きなひとこま絵日記です。 1週間を1ページにコツコツ描いていくスタイルで、2021年1月から始めて65週目です。 #ブロッコリー の葉っぱ。 捨てるところですがきれい。 なぜか #ファミリーマート の #スイーツに恵まれた週(笑) #生チョコを使ったチョコケーキのバウム と #バタービスケットサンド のチーズ。 友人のユキさんにいただいた #中央軒煎餅 の #リゾコッティ 。 いとおいし。 線画のパッケージがいいなぁ。 近所で見かけた #アマリリス 。 まだ芽だけど、これからすくすく伸びるはず。 小さくてもつぼみをつけているから、すぐにも咲きそう。 おやつにいただいたのは、 #神戸プリン 。パッケージの文字がかわいい。 松江の水彩クラブの皆さんとスケッチに #大根島 へ。 大根島といえば、 #牡丹 。 ちょうど季節が始まったところで、苗を販売してするお店も出ていました。 子どもの頃は好きではありませんでしたが、今は牡丹の花大好き。 友人が分けてくれた牡丹の花をささっと。 紫の花は、 #写楽 という名前だそう。 実物はもう少し赤みがあり、きれいな紫色です。 この絵日記は、ほぼ毎日描いているのですが、先週は忙しかったので線だけで描き、先程着彩したばかりです。 紙は #マルマン の #スパイラルアート ペンは #タチカワ の #スクールg です。 #art #drawing #pensketch #sketchjournal #watercolor #水彩 #絵日記 #スケッチジャーナル #1日1絵 #イラストグラム #絵を描く暮らし https://www.instagram.com/p/Ccu7NM7pRyp/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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★ Aug. 25, 2017 Shioyoshi-ken, Kyoto: mizu-botan (lit. water-peony) ——– Ball of pink-colored white bean paste ‘shiro-an’ covered with a thin, translucent texture made with kudzu/Japanese arrowroot starch and so on. ——– #wagashi #japanesesweets #sweets #tea #teaceremony #chanoyu #foodpics #sweettooth #foodie #dessert #kyoto #お茶の時間 #お菓子作り #スイーツ #和スイーツ #おかし #お菓子 #和菓子 #お茶 #茶道 #京都 #塩芳軒 #水牡丹
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myonbl · 2 years
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2022年5月22日(日)
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この時期ならではの仕事、梅と山椒である。昨日契約農家から届いた梅はツレアイが処理、私はスーパーで購入した実山椒の軸を取って水に漬けるアク抜き作業だ。明日はこれを塩煮して、<ちりめん山椒>を作る。ご飯がすすむこと間違いなし、おっと、食べ過ぎには十分注意しますよ、はい。
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5時起床。
日誌書く。
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朝食は、冷凍の蕎麦が切れたのでトーストを頂く。
ツレアイは午前8時に電話切り替え、終日緊急電話当番である。
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回覧板を回す、今回から画像に残すことにする。
西大路七条・ライフで買い物、和歌山産の実山椒を購入する。
テレビでカーリング中継見ながら、山椒の軸を外す作業、結局昼近くまでかかってしまった。
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ランチ、息子たちは残りご飯で炒飯、私は出石蕎麦、残っていた司牡丹をいただく。
軽く午睡。
ツレアイはあちこち買い物に走り、戻ってくると、昨日届いた梅と本日購入したラッキョウを漬ける。
昨日の残りの鹿肉の処理、結局シチューにすることにしてまずは野菜の無水煮込み、タマネギ・セロリ・ニンジン・トマト・シメジ、ストウブでコトコト。
軽く塩胡椒して小麦粉をはたいた鹿肉を投入、しばらくして火を止めて余熱調理。
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息子たちにはサラダを添えてスパークリングワイン、私は赤のグラスワインをⅠ杯。
録画番組視聴。
サラメシ シーズン12(5)「新幹線パーサーのランチ▽ユニークな社員食堂」
初回放送日: 2022年5月22日
旅やビジネスなど、東海道新幹線を利用する目的はさまざま。新幹線パーサーは、ワゴン販売、車内巡回など、乗客に近い場所でのサービスなどが仕事。去年4月に入社した、新人パーサーを通じて、新幹線パーサーのきめこまやかな仕事ぶりと手作り弁当のランチタイムを紹介!▽大阪市のオフィス街にあるアパレル資材を扱う専門商社のユニークな社員食堂のサラメシを拝見!
日本の話芸 桂春若 落語「三十石」
初回放送日: 2022年5月22日
桂春若さんの落語「三十石」をお送りします(令和4年4月7日(木)NHK大阪ホールで収録)【あらすじ】上方落語ではおなじみの喜六と清八の物語。伊勢詣りの帰路、京都見物も終えた喜六と清八。大阪の八軒家までは、三十石の夜船で帰ろうと、京都伏見の寺田屋の浜までやって来た。船宿では、いろいろな客が舟が出るのを待っている。宿の主人が宿帳を取りにくるが、みんないい加減な事を言って、主人を困らせるが…。
風呂上がりに体重測定、昨日まで順調に減っていたのだが今日は逆戻り、昼間の🍶のせいだろう。
気持ち切り替えて、明日から減量作戦継続するぞ。
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日曜日なのでこれで良し、水分は1,800ml。
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Peonies, Tokyo, Japan (Apr 2016)
上野・岩崎邸前の牡丹、2016年4月15日
去年と同様に東京都の庭園・植物園が軒並み閉鎖してるもんだから、牡丹が見れない。去年は今だけだと我慢したけど、まさか翌年まで持ち越すとは思ってもいなかったね。今年見た牡丹と言えば、マンションの入口に置かれていた鉢植えの牡丹だけだ。くやしいったらねぇ。F**k you.
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noritama0301 · 5 years
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【閉店】宮口軒@藤岡 2010年10月
チャーシュー麺大盛
先週の孤独のグルメが藤岡だったので思い出した。藤岡ラーメンのお店。佐野ラーメンに野菜をぶち込んだ感じの一癖ある味のラーメン。
TVKで再放送中の牡丹と薔薇、もう誰も愛さないが面白い。2作ともストーリーとか演技力とか関係なくやたら熱量が高いので見てて楽しい。
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bearbench-tokaido · 2 months
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四篇 上 その三
そのまま、このふた川の宿場を通り過ぎ、はやくも大岩小岩を通り過ぎて、岩穴の観音をふしおがみて、一首詠む。
行がけの 駄賃におがむ 観音も 尻くらいとは 岩穴のうち
そんなことを高声に話して、歩いていたが、あくびをしながら北八が言う。 「ああ、退屈だ。しかも、くたびれた。こんな小さな風呂敷包みや紙合羽もどしてこうして、結構、荷物になるものだ。 どうだい、弥次さん。お前の荷と俺の荷を一緒にして、坊主と出会うたびに持ち換えるってのはどうだい。」 弥次郎兵衛は、ポンと手を打ち、 「そりゃいい。ちょうどいいところに、竹が捨ててある。」 と、道端の竹を拾い上げて、二人の荷物を括り付けて、 「さあ、これでいい。北八、お前から先に持っていけ。」 北八が、 「いいや、こういうもんは、年上のものからと決まっている。」 と、首をふる。 「そんなら、ジャンケンで決めよう。」 と、弥次郎兵衛と北八はジャンケンをはじめる。 「ひい、ふう、みい、おっと勝ちだ。」 「ええい、畜生め。」 北八が負けて、荷物を持って歩き出す。
二人が歩き出してまもなく、向こうから旅の僧侶が来た。 どうやら、この僧侶は、法花宗とみえて、 「だぶだぶだぶ、だだだぶだぶだぶ、ふにやふにやふにや、だぶだぶだぶ。」 と、訳のわからない念仏をとなえている。 北八は、弥次郎兵衛の方を見ると、 「そりゃ、弥次さん。お前の番だ。ほれ、受け取りな。」 と、弥次郎兵衛に荷物を渡す。 「あらよっと、どれどれ、次の坊様は、来ないか。早く来ればいいものを。」 と、弥次郎兵衛が道の向こうを見ると、馬にゆられる人が来るのが見えた。 馬につけた鈴の音が「シャンシャンシャン」と鳴っている。 馬方の歌も聞こえてきた。 「たかい~山から~、谷底~、見れば~え、おまん~かわいや~布さらす~なあ~え。」 弥次郎兵衛が、鈴の音や馬方の歌に吊られるように見ていると、 「きたきた。あの馬には、天皇の御祈願なさる寺の絵札が付いてる。 ということは、馬のうえの人物は、これから出家する者だろう。」 北八も、それに気づいて、 「ちくしょう、えらく早いな。」 と、荷物を受け取って行く。
しばらく行くと、道の側にしゃがんでいる男が居る。どうやら、脚が悪いようだ。 その男が話しかけてきた。 「ご覧の通り、足が悪くて、難儀しております。ぜひ、ご奉仕を。」 すると、北八が、 「いやこれは、坊主だ。弥次さん。一文やれや。」 と、言うと、弥次郎兵衛は、懐から一文だしてやる。 「ほれ、とりな。でも北八、前から見ると坊主の様だが、後ろから見ると、ぼんのくぼに毛が残っている。こりゃ、坊主じゃないわ。」 北八は、言い返せなくて、 「はあ。」 と、いったきり、すたすた歩いていく弥次郎兵衛を追いかける。
その後から、尼が三人連れでやってくる。 指に竹の管をつけて、ガチャガチャ鳴らしながら、歌っている。 「身をやつす~、賊が思いと~夢ほど~、あなたに知らせたや~、ああ、そりゃ~、夢ほどさめに~知らせたや~、さあさ、さんがらえ~、さんがらえ~。」 「なんとも、色っぽい声がする。」 と、北八、目をこらして、 「ひゃ、ありゃ、尼だ。尼だ。さあ、弥次さん、これを受けとりな。」 と、弥次郎兵衛に荷物を渡す。 「ええい、いまいましい。」 と、悔しがる弥次郎兵衛の横を澄ました顔で、北八が歩いていく。 「人に、荷物を持たせるのは、なんとも、いいものだ。 これは、まさしく、お供を連たってところだな。ホントにいい気持ちだ。 おっ、弥次さん、見てみろ。さっきの尼さんが、俺を見てる。たまらねえぜ、畜生め。」 弥次郎兵衛は、荷物を持ち替えながら、 「ありゃ、別に、愛嬌があるわけじゃねえ。ただ、顔にしまりがねえんだ。」 「おやおや、悪いことを言うもんだ。」 と、北八は、笑顔で尼を見ている。
さて、その後になり先になり歩いていく尼は、三人連れだ。 二十二三と十一二の尼と、あと一人は、四十過ぎの年増。 その中の二十二三の尼が、北八の側に寄って声をかけてきた。 「もし、あなた、火はおざりませぬか。」 「はいはい。今、点けましょう。」 と、北八は、すり火うちを出してカチカチとやり出す。 火がつくと、北八は、 「さあ、使いなせ。ところで、お前さんがたは、どこまで行きなさる。」 と、いいながら、さしだす。 「はい、名古屋の方に参ります。」 「そうだ、今夜、一所のところに泊ろうじゃねえか。どうだ、赤坂まで行こう。」 と、北八が言うと、尼は、顔を輝かせて、 「それは、ありがとうおざります。ところで、お煙草を一服いただけませんか。 どうやら、買うのを、忘れてしまったようなので。」
尼さんの言いように、北八は、 「さあさあ、煙草入れを出しな。みんなあげよう。」 と、さっさと、入れてしまう。 「それでは、あなたがお困りでおざりましょう。」 北八は、手を顔の前で振りながら、 「なに、いいってことよ。で、お前さんがたのようにうつくしい顔で、なぜ、髪を剃りなさった。なんとも、みるからにおしいことだ。」 と、じっと尼さんの顔を見ている。 尼さんは、 「いやいや、私どもは、例え、髪が有ったとしても、誰もかまってはくれません。」 と、言うのに北八は、 「そんなことはないだろう。俺なら、一番先にかまう。 いや、なんとしてでも、かまわしてくれ。」 と、いう。 尼さんは、妖しいほどの笑みを浮かべている。 それを見て、北八が、 「ああ、早く、一つ所に泊まりたい。弥次さん、この先の宿へ、もう、泊まろうじゃねえか。」 と、いうのに、弥次郎兵衛は、 「馬鹿言え。くそ、坊主がこなくなった。」 と、こごとを言いながら歩いて行った。
火うち坂を過ぎ、二軒茶屋というところに着くと、尼��ちは、急にわき道に折れてしまう。 北八がこれに気づいて、 「これこれ、お前��ちは、どこへ行く。そっちじゃ、あるめえ。」 これに、尼さんが答えて、 「はい、これで、お別れいたします。私共は、この田舎の方を回ってから参りますから。」 と、野路をさっさと行き過ぎる。
北八は、あきれて見おくると、その様子を見ていた弥次郎兵衛が、ふきだし、 「ははは、北八、お前、ついてないな。」 「ええい、だまされた。でも、残念だ。」 と、立ち止まっていると、後ろから来た人が、ぶつかってきた。 北八が振り替えりながら、 「アイタタタ。前を見て歩け。いったい誰だ。」 と、ふりかえり、みれば、旅の僧だ。 「おっと、荷物を渡そう。ほらほら。」 苦りきった顔で、荷物を受け取ると、 「こりゃ、やれん。」 と、いやいや、荷物を受け取ると、とぼとぼと歩いていく。
やがて、吉田(愛知県豊橋市付近)の宿場に着いた。 ここで、弥次郎兵衛が、一首詠む。
旅人を 招くススキの 穂くちかと ここも吉田の 宿の娼(よね)たち (吉田の宿場の遊女をススキの穂が揺れるのにかけた)
この宿場の外れから、遠国の団体を組んで神社仏閣を参詣する輩らといっしょになった。 ただ、どういうわけか、少々シャレた口の利き方をしている。
その中の一人、肩の所に、色あせたつぎあてをしている安物の木綿の縦じまを肩に引っ掛け、風呂敷包みを持て居る男が、後ろ振り返り、声高に話しかける。 「おおい、源九郎義経、やいやい、早く、来んなさいの。」 弥次郎兵衛と北八はそれを聞いて、おかしく思い、この義経と呼ばれる男を見てみれば、これも、安物の木綿の縦じまに、手に風呂敷包みを抱えていて、なんとも、不細工な顔の男。 しかも、髪の毛がうすくなっている。
「かめ井殿や、片岡殿は、たいそう、足が丈夫なようだ。私の踵はあかぎれで、石ころを踏むと、痛くて歩かれない。」 かめ井は、そんな義経をほっておいて、 「そういえば、静御前は、どうしたの。」 と言うと、義経は、チラッと後ろを振り返って、 「ああ、それか。さっきの宿場で、静御前の持病の疝気がおこって、両目を吊り上げて、死ぬの死なぬと、なんだかんだと騒ぎだした。 その上、六代御前が、牡丹餅を三十も食って、お腹が痛いとのたうち回る。 更に、弁慶は、団子のくしで、自分の咽をついたと泣き出し始末。 仕方がないので、俺の親戚の平友盛殿らで、三人を介抱してたから、ぼちぼちとくるだろうて。 まったく、何にも知らずに、突っ走るように歩いて、幸せもんだの。」
弥次郎兵衛は、この話をおかしく聞いていたが、 「お前さん方、いったいどこまで行くんだね。」 と、話しかけた。 すると、義経が、 「はい、お伊勢さまへ参ります。」 と、答える。 「さっきから聞いてると、お前さん方、義経だの、弁慶だのと言ってるが、いったいどう言う事だ。」 弥次郎兵衛は、さっきからの疑問を問いかけてみた。 「ああ、知らん人が聞きなさったら、おかしく思われるじゃろうが、実は、私らが国を出る前に祭礼があって、その時『義経千本桜』という芝居をやりまして、その中で、よしつねだの、べんけいだのと、つけた役名を忘れないようにとたびたび呼んでいたのが、今でも、そのままおどけて言っているので。」 弥次郎兵衛は、その話に納得して、 「なるほど。ということは、お前さんは、義経になったという事だね。」 と、問いかけると、義経は、胸を張るように、 「そうでおざる。 実は、その前に、私らの国に、江戸芝居が来て、『天神さま』の芝居をやったんじゃが、まあ、聞いてくれ、びっくりしたでよ。」 「・・・」 「なにがって、藤原時平(ふじわらしへい)とやら五兵衛とやらいう悪人に騙されて、天神さま(菅原道真)が島流しになるという話で、みこしに乗って出てくると、見物していた女どもが、なんともいとおしい事だと涙をこぼして、まるで、本願寺の法王を通るように米だ銭だと、舞台へ撒き散らしだして。」 「・・・」 「その上、見物の中から、馬を商っている与五左という乱暴者が、舞台に駆け上がって、 『こんな芝居はやらせな。なぜ、天神さまが、島流しになるんだ。 さっき出てきた、長楽寺の閻魔にそっくりな、お公家どのが悪人だ。 天神さまには、なんの罪もない。いかに芝居だといって、人を馬鹿にしたもんだ。』 と、時平をやっつけるといいだした。 なにしろ、御年具米の二俵くらいなら簡単に持ち上げるほどの力もちの男だから、誰もびっくりして、止めるに止められなくなって、見物も口々に、与五左の言うとおりだと言い出した。」 「・・・」 「時平を、引き出してぶちのめせと、村中の若い者たちが楽屋へ怒鳴り込んで、乱暴し出したんだ。そうなると、江戸役者の時平役は、こりゃ、たまらんと、尻に帆をかけて、逃げ出した。 それから名主のところで相談して、もう、この村へ江戸役者は入れないことになったんだ。 その後、私らが、芝居をやり出したんだが、江戸芝居より面白いというんで、何百回もやりました。」 と、勢い込んで、喋っている。
義経の自慢話を、聞くとはなしに聞いてい���と、いつのまにか、大雲寺に着いた。
つづく。
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huouting · 2 years
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牡丹亭·遊園 皂羅袍 明 湯顯祖 原來姹紫嫣紅開遍,似這般都付與斷井頽垣。 良辰美景奈何天,賞心樂事誰家院? 朝飛暮卷,雲霞翠軒。 雨絲風片,烟波畫船。 錦屏人忒看得這韶光賤! #南京 #nanjing #nanking #史跡 #古蹟 #chinesegarden #chinesearchitecture #園林 #花園 #胡家花園 #愚園 #qingdynasty #大夫第 #遊園 #牡丹亭 #summer #初夏 #崑曲 #chineseopera #戲文 https://www.instagram.com/p/CdlELCrFRi5/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kachoushi · 2 years
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各地句会報
花鳥誌 令和4年8月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和4年5月7日 零の会 坊城俊樹選 特選句
金剛の粒となりけり薔薇の雨 和子 鍵穴を覗けば明治聖五月 きみよ 薔薇園のクレオパトラはまだ蕾 秋尚 ひざまづく職人の手に朽ちし薔薇 久 華やかに薔薇から離れゆく女 順子 旧家とは黴の匂ひと薔薇の香と 久 ダイアナと言ふ白薔薇にさみだるる きみよ 避雷針錆びて眠りし夏館 いづみ セルを着て館の手すり撫でてをり 季凜 棕櫚の花待つ洋館の灯は昏く 和子 この薔薇も名の幻を抱き続け 順子 罪深き身をつつみたる薔薇の風 和子
岡田順子選 特選句
セピア色かな夏炉の上の写真 光子 父と子の聖霊が触れバラ白に いづみ 緞通の褪せし撞球室に夏 光子 大滝の水のふたつの光る芯 三郎 裏木戸を守る閂とめまとひと 久 黴の世や蔵に遺作の絵が少し 同 薔薇の夜に抱かれて園の鳥となり いづみ いくつもの薔薇の名を呼びゐたりけり 光子 薔薇を売る男はそつと跪く 小鳥 金剛の粒となりけり薔薇の雨 和子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月9日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
観音の慈悲の眼差し春の雨 中山昭子 春愁や逝きたる友と病む友と ミチ子 奥院に鎮もる神や祭果つ 昭中山子 渓水の音も卯の花腐しかな 時江 田植機の通りて泥の日曜日 久子 幾何学も知らず蜘蛛の囲かけてをり 中山昭子 代掻くや鉄塔揺らし雲揺らす みす枝 仏壇の母と語りし母の日よ 信子 無人駅菜の花一輪挿しの卓 英美子 海色の風を運びて夏来る 時江 とりどりの駄菓子買ひ込み昭和の日 上嶋昭子 粽解く香りの中に母の顔 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月9日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
北信の山々を背に鯉幟 貴薫 風を呑む園児手作り鯉のぼり 三無 新茶淹れ母と語らふ京都旅 せつこ そこはかと由緒ある家鯉幟 美貴 嫌なことすうと消えゆく新茶の香 美貴 故郷の新茶届きて長電話 史空 鯉幟男児誕生高らかに せつこ 新茶汲む最後の雫ていねいに 美貴 新茶の香部屋にすつきり立ち昇り せつこ 五人目にたうたう男の子鯉幟 あき子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月9日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
奥越の麻耶姫目覚め山若葉 令子 子どもの日少年その日句を作る 同 書き込みの多き譜面や夏浅し 登美子 駆け足も卯月の雨に追ひつかれ 紀子 肩ぐるま手を伸ばしをり藤の花 実加 二輪車のオイル残香夏に入る 紀子 菓子のやう小さなトマト頰張りし あけみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月10日 萩花鳥句会
句友とも会へぬコロナや夏に入る 祐子 育つ子に未来��風を鯉のぼり 健雄 ひとけなく今は昔の多越の藤 恒雄 葉桜や母と集ひしこのホテル ゆかり 甘夏の里は潮風吹くところ 陽子 葉桜を揺らす影なし廃校舎 明子 葉桜の土手お揃ひのユニホーム 美恵子
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令和4年5月12日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ウクライナいつまで続く五月闇 由季子 母の日に思ふ後に父もゐて ��とみ おしやれする気持ちかき立て更衣 同 麦秋や大河一筋地を分ける 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月12日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
湯の句会 第一回
ご機嫌の鶯老を鳴きにけり かづを 若葉風光となりて消えゆけり 同 雨意去りし故山に鶯老を鳴く 同 問ひかけに長い返事や暮れの春 和子 黄金の麦田後へ三国線 同 絹ずれの音や女将の裾捌き 雪子 群青の海深くして沖朧 希
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月13日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
湯の句会 第二回
境内に浄土思はす白牡丹 希 巫女が舞ふ白きうなじの祭髪 同 日本海見えゐる岬卯波寄す 同 夏立つや虹物語ある町の 匠 雑談に疎き耳なり宿浴衣 清女 宿の名に謂のありて花菖蒲 千代子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月13日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
チューリップ幼き我に連れ戻す 佐代子 海彦へ浜の茅花野風に伏す 都 廃線の駅名標に花菜雨 宇太郎 風を待つ鯉幟眼を天に向け 佐代子 葉がくれに花見つけたり朴散華 すみ子 虞美人の涙のかたち芥子坊主 美智子 配膳車筍飯の香を乗せて 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月14日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
野仏の錫􄼺の錆姫女菀 亜栄子 木陰抜け風の広ごる麦の秋 秋尚 枡形はなべて大樹や寺若葉 百合子 竹林を暗め卯の花腐しかな 秋尚 鯉のぼり色塗り分けて切り抜いて 白陶 母の日は父の寡黙の思ひ出も ゆう子 母の日の遺影の母は凜として 多美女 雨に濡れ向きそれぞれの竹落葉 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月15日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
頰杖の墓美しく新樹光 慶月 木の朽ちて大蛇めきたる翳り沼 文英 あぢさゐの色ととのはず人逝けり 葉月 黒南風や樹霊を浸す水の音 千種 蜘蛛の糸聖観音の背中より 慶月 鎌倉へ羽蟻を運ぶ蟻一つ 久子 青梅の転がる坂の下に句碑 要
栗林圭魚選 特選句
朴の花真白き命天に置き 三無 大空を水馬飛ぶ池の面 軽象 ひとつづつ落つる準備のえごの花 秋尚 稲毛氏の寺門はひそと朴の花 芙佐子 錆びゆくを天へ曝して朴の花 要 母の塔新樹の風に集ふ人 ます江 翡翠の帰りを待たず水流る 久
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
口笛の鳴る子鳴らぬ子揚げ雲雀 清女 一匹の蟻に従ふ千の蟻 英美子 魚釣る女子学生の夏帽子 千代子 三代も待ちし男の子や鯉幟 みす枝 新緑を塗り重ねたる昨夜の雨 かづを 金色の観音像や夏近し 和子 ロシアより卯波来るかと若狭湾 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月18日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
母の日や吾子は二人の母となり 千加江 葉桜や葉室麟よむ木陰あり 令子 早逝の友かと思ふ春の虹 淳子 母と子の二人だけなる鯉幟 同 花衣母の手を借り着たる日も 清女 麦秋の夕陽をあびて波立ちぬ 笑子 ぜんまいの萌ゆのけぞつてのけぞつて 雪 髢草少し癖毛でありし母 同 春日あまねし万葉の流刑地に 同 鶯や万葉の野を席巻す 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
一輪は少し小さく二輪草 雪 咲き倦みし十二単の紫も 同 人淋し二人静の花の名に 同 新しき鋏で薔薇の手入かな 同 人乗せてふらここと云ふ揺れ様に 同 永き日や動かして見る石一つ 同 人の世に二人静の花として 同 花冷と云ふ美しき夜の色 同 蝶知るや初蝶として待たれしを 同 虹立ちぬ私雨に軒借れば 一涓 町中の道に横切る蛇に遇ふ 中山昭子 羅やピアスに及ぶ愁ひあり 上嶋昭子 噴水のみどりの風に穂を揃へ 世詩明 風鈴を吊りて孤独を紛らはし 同 妊れる女片影寄り歩く 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月22日 月例会 坊城俊樹選 特選句
十字架はエルサレムへ向け風光る いづみ 青葉蔭ひそと風神育ちつつ 千種 砲口は二度と開かず夏の雲 月惑 風見鶏よりゆらゆらと夏の蝶 炳子 ジーパンへ真夏の脚をとぢこめる 光子 白鳩は夏雲の綺羅として零れ 小鳥 肩上げて走る少年夏の雲 和子 行く先へ一瞬止まる瑠璃蜥蜴 政江
岡田順子選 特選句
花に棲む木霊らしきへ黒揚羽 俊樹 夏霞海峡の橋空に架く 裕章 ジーパンへ真夏の脚をとぢこめる 光子 磔刑のイエスへ舞はぬ黒揚羽 俊樹 舞殿の鈴の鳴るかにユッカかな 圭魚 蓮の葉はいまだ小人が乗る程度 俊樹 靖国の同期のさくらんぼ揺るる いづみ 􄑰􄑰を緋鯉呑みては金色に 俊樹 衛士は今休めの姿勢木下闇 梓渕 教会や十字架雲の峰を生む 和子
栗林圭魚選 特選句
桜の実踏み研修のバスガイド 順子 病葉を掃き寄せ森に戻しけり 梓渕 炎昼の影を小さく警邏立つ 光子 新樹萌え茶室を闇に誘へり 梓渕 万緑の闇に鎮みし八咫鏡 いづみ 山姥の齧り捨てたる桜の実 要 葉桜や雑念払ひ切れずをり 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
兵の死へ怒濤のごとき冬銀河 佐和 潮の香の茅花流しに出会ふ道 久美子 茅花流しみすゞの海の鯨墓 美穂 捩花や後ろの正面だあれ ひとみ 苺この光沢ベネチアングラス 勝利 夏潮の夕餉にぎあふ漁師飯 喜和 薬玉に風は平城宮より来 愛 茅花流し川向うより蹄音 成子 ビルの窓アルミホイルのやうな夏 ひとみ 離れ難くて飛ばしたる草矢かな 美穂
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年4月6日 立待俳句会 坊城俊樹選 特選句
筍が十二単を纏ひつつ 世詩明 南方に行けば散りたる渡り鳥 同 巣つばめに留守を預けし駐在所 同 風立ちて赤き炎の野火走る ただし 霾るや大名町も片町も 清女 小屋の前若芽探るや茗荷汁 輝一 猫寺に春待ち顔の猫ばかり 洋子 三つ編の少女三人ふらここに 同 蕗の薹仏秘観音在す寺 やす香 乱心の如くさまよひ梅雨の蝶 秋子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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aaikooo · 7 years
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2017.1.4 奈良~大阪
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★ Jul. 25, 2019 Shioyoshi-ken, Kyoto: mizu-botan (lit. water-peony) ——– Ball of pink-colored white bean paste ‘shiro-an’ covered with thin, translucent dough made with kudzu/Japanese arrowroot starch and so on. ——– #wagashi #japanesesweets #sweets #tea #teaceremony #chanoyu #food #foodie #dessert #beautifulcuisines #foodart #patisserie #cuisine #japan #japanese #matcha #kyoto #京都 #和菓子 #お菓子 #スイーツ #お茶 #抹茶 #茶道 #塩芳軒 #水牡丹 https://www.instagram.com/p/B1r8e4VA3TN/?igshid=1ikj0f8da7nnt
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